いつもご来訪有難うございますございます。この度「はてなブログ」への引っ越しが、完了致しました。明日からは「はてなブログ」に完全移行させていただきます。今後のアドレスはhttp://tnlaboratory.hatenablog.comになります。tnlaboratory’sblogでも出てくるようです。引き続き、ご愛顧、ご来訪いただけえれば幸甚です。tnlaboはてなブログへの引っ越しが完了しました
AIという領域は、まだ始まったばかりでAI自体が、今後の在り方を模索している状態でしょう。といってもAIが模索しているのではなく、AIを設定する人たちが模索しているといったほうが正確かもしれません。あらゆる学問の分野、研究の分野でも問題が複雑であればある程その発展には時間がかかります。これからも、AIの進化は長い間続き、人間の役に立つものに進化していくのでしょう。期待して待ちたいと思います。例えば自動車というシステムを考えてみれば、はじめは、歩くより、馬に乗るより、具合よく移動するだけだったのでしょう。しかし今は交通インフラ通信インフラの発展もあり、自動車の用途は大変広くなりましたAIは、人間が情報を集めて整理して、それからいろいろなことを読み取って今後の役に立てるというのが基本システムのように思えます。...<土曜随想>急速に進化するAIとどう付き合うか
トランプさんが再度アメリカの大統領になってまだ半年にもなりません。しかし、アメリカは世界最大のトラブルメーカーになってしまったようです。この短い期間に、トランプさんの当初の発言によれば、ロシアのウクライナ侵攻の問題も、パレスチナとイスラエルの紛争もキレイに片ついて、あとは貿易不均衡の問題だけになるはずだったのです。アメリカ国民も、世界の多くに人達も、トランプさんが何か他の人ではできないような事をやってくれる(かもしれない)と思ったのでしょうか。しかし現実は、そんなに簡単ではありませんでしたそんな神通力や魔法のようなことはないのです。トランプさんは、自分の思ったようにいかなければ、相手が悪いといって済ませます。結果、ウクライナとも、ロシアとも、ヨーロッパとも関係にひびが入り世界中がぎくしゃくしてきています。...これからの日米関係の基本をどう考えるか
おコメの価格が1年で2倍以上になりました。こんなことは経済現象としては、大凶作の場合しか考えられません。それが平年作以上の中で、白昼堂々と行われ、消費者は「何だか分からないけれど仕方がない」と泣き寝入りかと思っていたところに、大臣交代で「なんだ、やれば出来るんだ」と知らされました。大変良かったと思います。事の起こりは、農協が農家からの買い入れ価格を3割ほど上げました。限界農家は救われて様です。そしたら、小売価格は急上昇して1年で2倍になりました。小売価格も3割上昇なら、これほどの騒ぎにはならなかったでしょう。小泉新大臣は、何はともあれ消費者の味方になって安いコメを供給するというのが自民党としても正義感からしても大事と考えたのでしょう。備蓄米なら、流通の儲けを減らして、2000円でも売れると計算しました。と...おコメの価格:問題点の理解が進みました
何年か前にも「そらまめ」の収穫を書きましたが、あの時はそらまめの苗は3本でした。苗は長男の家庭菜園のおすそ分けですが、昨年の暮れは我が家でチューリップの球根を植えるのを手伝ってくれる時、7本も持ってきていくれたので、チューリップの花壇の端に7本植え、チューリップの球根何個かと交換でした。チューリップの花が開き始めるころ、そらまめの花も咲き始めます。写真は撮っておきましたが、今年は、3月の終わりから4月の始めにかけて、トランプ/タリフマンの関税騒ぎで、関心はそちらの方ばかりでした。それでも花はしっかり咲いていくれていましたので、今年も5月から6月にかけて新鮮な「そらまめ」が頂けるなと思っていました。今年は運悪く5月の連休開始とともに咳と痰がひどくなり、さてはコロナの再来か、あるいは高齢者にも感染するという百...今年も「そらまめ」を収穫しました
前回は、最近のアメリカは格差社会化がひどく、大変心配ですが、日本の保守政権はどうもそのまねをしているような気がしていることを書きました。人間の作る社会としては、節度ある自由思想をベースに、自由経済主義、賢明な民主主義といった社会の運営システムが最も適切と考えられているように思います。理由は、そうした社会システムを努力して運営していくことが社会の安定と発展に適しているからでしょう。適しているというのは、長い目で見て「サステイナブル」つまり安定して続いていくことができるということなのでしょう。では、サステイナブルであるためには何が必要かといいますと「あの時代はよかった」といわれる大衆の多くが中間層に属する時代、「分厚い中間層の時代」が続くような心地よい生活実態の安定継続でしょう。しかし、人間には欲望があり、競...格差拡大阻止の二筋道と政治家(続)
トランプさんは、アメリカは損ばかりしているといっていますが、アメリカは覇権国で、基軸通貨国で、その特権を利用して、あらゆるものをアメリカン・スタンダードにし、とくにIT関係の新技術などは、こうしてパソコンを使っていてもロヤリティーをMSやGoogleに払っているのです。結果的にアメリカは、最も豊かな大国です。その一方でアメリカは大変に格差が大きい国です。アメリカの連邦最低賃金は7.25ドルです。(1ドル=130円なら日本より安いですね)良く言われますように「アメリカの下位50%の世帯は、国全体の富の2%しか持たない…上位1%が3分の1を保有」というのが現状のようです。(所得ではなく資産すからそうかもしれませんね)結果的に「偉大なアメリカを取り戻す」というトランプさんが支持を集めるのですが、もしアメリカを格...格差拡大阻止の二筋道と政治家
昨日総務省統計局より2025年4月分の消費者物価指数が発表になりました。すでにマスコミで報道されていますが対前年に3.5%上昇という見出しが多いようです。3.5%というのは「生鮮食品を除く総合」の数字で、政府は最近この数字を使うようですが、お天気などによる生鮮食品の乱高下の影響を受けないからということでしょう。「総合」の上昇率は3月の3.6%と同じです。4月の場合は下のグラフのように青・赤・緑の線が揃って上昇ですが、最も急角度は赤で、生鮮は除いても、おコメなど生鮮以外の食料が急騰しているからでしょうか。小泉農水相が、英断をもってコメ5㎏2000円台と言いました。素晴らしいことです、自民党にもこうした大臣がいるのです。大声援を送ります。物価が安定すれば、国民は安心しますし、日本経済としても金利や経済構造の正...消費者物価上昇、問題は米・電気・ガス
昨日、赤澤大臣はワシントンに出発、いよいよ、日米間の関税交渉が本価格という様相です。ただ、アメリカのベッセント財務長官が欠席ということで、理由は解かりませんが、アメリカが対日交渉ではかなり慎重になっているのかとも思わせます。これまでのいろいろな日米の関係要人の話し合いの中で、為替レートの問題は出なかったとか、米国国債(日本は1兆ドル以上保有し世界一)の話も出なかったといった報告もあるようですが、本番になれば、アメリカが何を言ってくるかは予断を許しません。アメリカがTPPのような多国間交渉を嫌い、二国間に持ち込むのは、そのほうが絶対有利という意識があるからでしょう。先日のウォールマートの問題から見えてくるのは、アメリカ政府が関税をかけてその結果ウォールマートが商品の値上をするのは当然なのに、関税がかかったか...日米関税交渉いよいよ本格化へ
世界が危険を感じつつも、何かやってくれるかもしれないと、その強烈な言動に何らかの期待を持って迎えたトランプさんの第二次政権ですが、発足半年を前にして、世界の失望と心配が次第に高まってきているようです。トランプ政権が何をするか地べたから高見の見物をきめこんいるこのブログですが、色々と勉強になることが多いですね。振り返れば、第一次のトランプ政権の時もそうでしたが、派手なスタンドプレーはありましたが、何か良い結果が出たかというと、トランプさんからみればよい結果、成果と自賛するかもしれませんが、我々普通の人間から見れば、結局何だったの?ということが多いのです。まずTPPから離脱しました。理由は解かりませんが自由貿易は嫌いだったのでしょう。イランの核開発問題からは勝手に離脱でした。アメリカが離脱したことで、何か世界...世界が心配、これからのトランプ第二次政権
「病は口より入り、禍は口より出づ」の諺どおりの顛末で農林水産大臣が代りました。新大臣は小泉進次郎氏です。お父上は「自民党をぶっ壊す」と発言し、そのうえで選ばれて総理となり小泉時代を作った小泉純一郎さんですから、この混迷した日本の農政を本気で改革してくれと心底頼みたいところです。小泉純一郎総理は自民党の改革、日本社会の改革もやられましたが、今、際立っているのは、自ら北朝鮮に赴き拉致被害者5人を連れ帰られたことです。こうした実行力のあるお父上の薫陶を受けているのでしょうから、今、混迷しているコメ問題を、一刀両断にし、こんな事になっていたんですよと国民に説明してくれるのではないかと期待するところです。今、日本国内市場に、コメは随分余っているはずです、昨年産のコメが不作という話は聞きません。平年作あるいはそれ以上...小泉農水大臣誕生:これでお米がどこまで下がるか
今日は東京の都下も30℃になろうかという暑さで、高齢者は戸外に出るのも躊躇するような暑さですが、一昨日あたりから気になっていることが1つありました。それは玄関わきの「なんてん」の木です。今年は葉が元気に茂って緑のグラデーションが奇麗なので「みどりの日」に緑いっぱいの写真を撮ってご紹介したところです。その「なんてん」の木に、この所、驚く速さで花房になる芯が何本も伸びてきたのです。思い出せば、昨年も初夏に白い花が咲き、年末には真っ赤ななんてんのみの房が見られたのですが、残念ながら写真を撮りませんでした。今年は蕾から赤い実まで折々の写真を撮っておきたいと思っていました。気がついたらもう大きく伸びている、昨年よりだいぶ立派な感じですので、まずは蕾からと炎天の下を帽子をかぶり外に出て、伸びてきたドクダミにに足を取ら...「なんてん」の蕾が伸びてきました
マスコミ報道を集めてきただけですが、1年間で2倍以上の値上がりが実現した米価問題の原因がどのあたりのもので、なぜそれがこんなにすんなり実現したのかの理由、納得しないが、しょうがないといっているような民意といった、ある意味では日本らしい現状が何となく見えてきたような気がしますので、今後のために一応まとめておきたいように思います。事の起こりは、昨年産米の農協の買取価格が、前年より3割上がって17,000円近くになったので、限界農家お方が、それなら何とかもう少し米作を続けようかと考えているという声でした。その後農協の買取価格についての報道などでは高値の買取が多くなったのでしょうか、農協は60キロ24,000円ほどで買っているといった記事もあります。備蓄米は60㎏21,000だそうで、値上がり前のコメでしょうから...米価問題の現実と政府の妄信、国民の従順さ
昨日、内閣府より今年1~3月期のGDP速報が発表になりました。マスコミの報道のように1~3月期は対前期比-0.2%のマイナス成長で、年率換算マイナス0.7%という情けない姿になってしまっています。昨年以来、政府が狙っているのは、春闘の賃上げを加速してサラリーマン家計の所得を増やし、それを消費拡大につなげ、消費不況からぬの脱出です。企業収益の改善の割に、賃金が上がらず消費需要が増えず、内需が拡大しない日本経済の中で、企業は輸出で稼いできましたが、経団連も漸く内需拡大の重要性に気づき、トランプ関税も出て春闘賃上げに注力してきました。賃上げ要求に臆病だった連合も漸く、5%以上を掲げ、傘下の単産も待ってましたと頑張り始め、昨年今年と春闘の賃上げ率は上がり始めました。しかし実質賃金がなかなか上がらないのです。統計数...2025年1~3月期GDP速報を見る
プーチン大統領が、自分から言い出した「ウクライナとの停戦交渉」を欠席しました。「停戦交渉」ですからプーチンさんが出なくても構わないのでしょうか、ゼレンスキー大統領は「トルコで待つ」と宣言し、トランプさんも都合がつけば行ってみたいような発言をしていました。結局、首脳同士でない停戦交渉になったようで、ニュースもほとんどありません。プーチンさんにしてみれば、停戦交渉の間もウクライナ侵攻を続け、戦況を有利にということなのでしょうが、このあたりも含め、国際情勢の動きに、なんとなく微妙な変化の兆しが見えるようにも感じられます。もちろんマスコミ情報だけで、判断の出来るものではないでしょうが、このところ、ロシアの国際世論なども無視したあまりに身勝手な行動が目立つからでしょうか。それに、これまで、ロシア側に相当有利と感じら...ロシア、次第に孤立化の可能性?
政府は2029年までの5年間で、毎年実質賃金を1%ずつ引き上げる方針を昨日の「新しい資本主義実現会議」で示したようですが、まだ中身ははっきりしません。しかし、今までの来年度の系譜経済見通しだけではなく、1%と目標は低くとも具体的な数字で中期計画のようなものが出てきたことは大変結構なことと思います。実質賃金の数字といえば、基準は毎月勤労統計の実質賃金指数で、昨年の5月まで25か月対前年同月比マイナスという不名誉な記録を作り、その後についても調べてみればボーナス関連月は何とかプラスでしたが年間平均ではやっぱりマイナス、さらに今年に入っても3か月もマイナス続きという惨状です。春闘のほうは満額回答が並んでマスコミを賑わす所ですが、なかなかプラスになってくれません。というのは、昨年夏まで日本の基本的な物価動向は、い...政府、年1%の実質賃金上昇実現を
第二次トランプ政権が「アメリカを再び偉大に(MAGA)」というスローガンを掲げて出発した際に、このブログでは、アメリカの繁栄を支えてきたマネー経済中心の新自由主義経済がうまくいくものかどうか高見の見物をしましょうと書きました。その後世界中が混乱する中で、日々生起する事象、その顛末を見ていますが今回の中国との関税交渉を見て「やっぱり」という感じが強くなりました。トランプさんは、「世界の警察」は、間尺に合わないから、やめると言っていましたが、アメリカの威光を着てのスタンドプレーは大好きなようで、とても止めそうにありません。もともとトランプさんの発想は、不動産業界育ちですから、いい土地を沢山手に入れて、開発し、事業を拡大するということでしょうか。カナダもグリーンランドもアメリカにしたいとはっきり言っています。ウ...トランプさんと一緒に、社会・経済の勉強です
カシミール地方で時にいざこざのあるインドとパキスタンですが、インド地域のカシミール地方のリゾートでパキスタンのテロで観光客26人の死亡事件が4月に起き、5月7日、インドのがテロリストの拠点にミサイル攻撃を行うころで、インドとパキスタンの間で戦争が始まってしまいました。インドとパキスタンは、対立はあっても、歴史的にも文化や経済分野の交流のほうがずっと大きい国ですから,そんな酷い事にはならないかと思っていましたが、案に相違してお互いの軍事基地をミサイルで攻撃するような状態に急激に発展、パキスタンが核に言及するまでにエスカレーとしたようです。地上軍が動かなくても、ミサイルのボタン1つで敵基地攻撃ができるという時代です、中東でも時々交戦状態に入らないまでもミサイル攻撃が見られます。しかし、インドもパキスタンも核保...インド・パキスタンの即時全面停戦に思う
2025年3月の家計調査の結果がさる9日に発表されました。同じ日に3月の毎月勤労統計が発表になり3月の実質賃金指数が、前年同期比マイナス1.5%で、これが今年に入ってから3か月連続というニュースのほうが大きく、家計調査のほうは余りニュースにならなかったようです。そんな訳で、ここでは、賃上げは進んでいるのに、家計の実質消費支出がマイナスを続けるという困った状態の原因も探ってみることにします。まず二人以上の世帯の実質消費支出の対前年同月の増減を見ますと、年末の12月に2.7%と大幅に増えた後1月0.8%、2月は-0.5%とマイナスでしたが、3月は2.1%とプラスです。3月の名目消費支出の対前年の伸びは6.4%でしたから家計はかなり頑張ってお金を使ったということです。毎月勤労統計の現金給与総額は2.1%の伸びで...3月「家計調査」に見るインフレ傾向に注意
政府が国を運営(経営)するために必要なコストを国民から徴収するのが税金で、課税の対象になるのは、基本的には、その年(実際には前年)に生産された付加価値であるということを書いてきました。つまり、その国が1年間に生産した付加価値P(国内総生産)から減価償却を差し引いた国民所得(NI=国内純生産)に課税するという形で、税金は徴収されるのです。「所得あれば課税あり」というのが原則ですから、ことのついでに考えてみれば、所得があるのに課税しない扶養控除制度は原則と矛盾するので、本当は103万円を引き上げるのはなく、基礎控除を共通に決め、それを超える所得については自動的に課税されるというのが、よりまともな課税でしょうと指摘しました。ところで、今回は、最近、税率の引き上げが問題になっている金融課税について考えてみたいと思...株式売買益と株主配当の課税:同じ20%はなぜ?
人間はsocialanimalで集団生活をしますから、そこには「ルールと管理」が必要になります。それは酋長や王様、今は政府ということになります。ルールを決め、それに従って管理をするのが「政府」の役割です。その役割を果たすためにはコストがかかります。そのコストを領民(国民)から集めるのが税金です。政治というのは、「社会資本」のようなもので、誰でも必要に応じて使えるのが一番いいということで、基幹的な公共財、公共サービスは、利用は平等、負担は応能ということになっています。この「応能」というのは「支払能力」に応じてということでしょう。では支払能力」とはなにかといいますと、それはその人の「稼ぎ」という事です。稼ぎとはその人の生み出した「付加価値」ということになります。「私の生みだした付加価値がわかるのですか?」とい...付加価値と税金の話:稼いだら税金を払う
昨日「マネー経済」と「実体経済」をどんぶり勘定にしてしまうのは、あまり合理的ではないのでは?という趣旨のことを書きました。今朝10時過ぎにアクセス解析を見ましたら、ヒストグラムが600に届きそうになっていたのでびっくりしました。理由が何かは解かりませんが、私が以前から気にしているこの問題に、賛否はともあれアクセスしていただいたことに御礼を申し上げます。この問題についての関心は、いろいろな面からのアプローチがありますが、最も大きな立場からはGDPやGNPであらわさる国全体の経済活動規模の問題でしょう。企業経営の面では、企業の活動の成果を表す専門用語「付加価値」にかかわる問題として取り上げられます。もちろんGDPやGNPは国レベルの付加価値ですから、経済そのものが付加価値の問題だということでもあるでしょう。も...「マネー経済」と「実体経済」の違いは
1月に「新自由主義経済を高みの見物」と書きました。トランプさんのアメリカ経済復活の政策が始まるので、その中身をゆっくり見物しようというつもりでした。100日を過ぎてみて、これはとても高みの見物とはいきそうもないなという感じになってきました。世界中が大混乱になって、その混乱の余波で日本経済も低成長になり年金底上げも困難だと日本の一隅に住む老人にまで影響が及びそうです。「老人はあまり食わねど高楊枝」と行きましょうか。アメリカの新自由経済とはこんなものかと驚くのは、物事の金額の大きさです。イーロン・マスク氏がトランプ選挙資金に出したのが2億4000万ドル、トランプ氏当選でテスラの時価総額が70%上がって1兆4000億ドルだったそうで十分元は取れたのでしょう。ところが、マスクさんは政治家ではないのに政府効率化局の...マネー経済と実体経済を分けて考えたら
歳を取ったせいか、最近はあまり「しゃっくり」が出ません。然し「しゃっくり」というのは困ったもので、出始めると、どうにも止まらないことがあります。ネットでもいろいろと「しゃっくり」の止め方の解説がありますが、分かりにくかったり、うまく効かない場合もあります。サラリーマンになったばかりの頃、時々「しゃっくり」で困ったことがあって、その時親切な友人が、「多分これ大丈夫だと思うよ。やってごらん。」と言います。という事でやってみたのが、この方法です。・コップに半分ほどに水を入れて持ちます。・ほんのちょっとだけ水を飲んで、ゆっくり「ひとーつ」と数えます。・またほんのちょっとだけ水を飲んで、ゆっくり「ふたーつ」と数えます。・あとは繰り返しで「とー」まで行きます。多分、「とー」まで行かないうちに「しゃっくり」は止まってい...連休の終わりに「しゃっくり」を止める方法
「みどりの日」をもっと大事にしましょうというのはこのブログの1つの重要なテーマです。日本人は「鎮守の森」に象徴されるように、昔から緑を大切にしてきました。世界でも国土の70%を森林にしている国は、フィンランドと日本ぐらいではないでしょうか。実語教には「山、高きをもって貴からず。木あるをもって貴しとなす」とあります。鬱蒼とした林や森は「青巒を盛る」などと表現されるように、深い緑に覆われた大事な自然環境を作っていますぅ。人間は緑の中にいると気持ちが休まり、元気が回復するようです。それなのに、地球上では木の伐採が進み、緑が少なくなるので、これを人類の危機として世界中で緑化運動が起き、「グリーン」がいろいろな標語に使われるようになっています。もう大分前ですが、紅葉狩りで有名な奥只見に、「山笑う」この時期に「みどり...「みどりの日」動物が植物に感謝する日
今日は「憲法記念日」国民の祝日です。4月29日の「昭和の日」から5月5日の「こどもの日」までの期間はゴールデンウィークの中心です。その年の「土・日曜日」が何処に嵌るか、新しいカレダ―が出ると、先ず最初に見る人も多いでしょう。今年は、今日の「憲法記念日」から、振替休日も含めて4連休です。世の中いろいろですから4連休を楽しむ人、その人達が楽しめるように忙しく働いて支える人それぞれです。そうしたそれぞれの人達に、日本国憲法は等しく日本国民であることの幸せを感じてもらおうと作られているのでしょう。そろそろ憲法もAIになって、AI憲法に「あなたの目的は何ですか」と質問すれば「国民の皆さんの幸せを保障しようと頑張ることです」などと答えるかもしれません。その憲法を変えていこうという動きがあります。今の政権党である自民党...憲法記念日:今日の世界と日本を考える
日本銀行は今回の政策決定会合でも政策金利(0.5%程度)の据え置きを決定しました。アベノミクスの異次元金融緩和からずっとゼロ金利で、1000兆円もの預金を持つ日本の家計は「銀行に預金をしても利息は付かないもの」というのが当たり前という感覚になっています。住宅ローンを借りている人は低金利で有難いと思っていますが、個人の住宅ローンの残高は200兆円ぐらいだそうですから、日本の家計全体としては、少し金利がついてくれれば、それだけ助かるということになるのでしょう。政府は貯蓄より投資ですよと言ってNISAなどを推奨していますが、政府は1400兆円も国民から借金をしていますから金利上昇は何とか避けたいと思っているのでしょう。もし銀行預金に2%の利息がつけば、家計には、家計には年間20兆円の利息が入ることになって、家計...「経済→金利」か「金利→経済」か?
今朝の朝日新聞の朝日川柳に「飛び石が敷石となる定年後」というのがあり「選者の一言に「毎日が日曜日?」とありました。今年のゴールデン・ウィークは、一昨日の「昭和の日」から3日飛んで、5月2日からの4連休という形で、なんとなく使い勝手の悪い飛び石連休ですが、当方はずっと毎日が日曜日で「そうか、飛び石でなく敷石の上を歩いているんだ」と川柳を見て実感した次第です。昨日も今日も明日も敷石ですから、家の窓から真っ青な空を見上げて、混乱した世界の中で、我が家の狭い庭の平穏を有難いと感じるところです。狭い庭でも見渡せば、東のフェンス際に「おおむらさき」があり、西の塀際に「あけぼの」があって、この時期になると、毎年、このブログで取り上げています。ともに「つつじ」で、いわば親戚同士という間柄のようですが「あけぼの」が10日ほ...今年は寂しい我が家の「つつじ」
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いつもご来訪有難うございますございます。この度「はてなブログ」への引っ越しが、完了致しました。明日からは「はてなブログ」に完全移行させていただきます。今後のアドレスはhttp://tnlaboratory.hatenablog.comになります。tnlaboratory’sblogでも出てくるようです。引き続き、ご愛顧、ご来訪いただけえれば幸甚です。tnlaboはてなブログへの引っ越しが完了しました
5月まで上がり続けた米価ですが、6月に入ってやっと変化が出てきました。昨日、総務省から発表になった消費者物価指数は5月分ですから、小泉農水相の登場で状況変化が起きる直前の月の実態がそのまま反映されています。このブログでは毎月の消費者物価の動きを追跡してきていますが、その中から見えてきたのは、政府の米価政策の失敗が、日本経済再生を目指す努力に対し、マーフィーの法則ではありませんが、最も悪いタイミングで露呈し、その収拾策がまた大変な難事になってしまったようです。まず、消費者物価指数の原指数の動きを見てみましょう。エネルギー価格の動きに対しての政府の補助金などで、時々折れ曲がった線ですが、傾向的に昨年夏あたりから総合、生鮮を除く総合、生鮮とエネルギーを除く総合が揃って上昇の角度を上げているようです。中でも生鮮を...5月の消費者物価指数:コメ政策の転換の契機
日鉄の強い買収意欲とUSスチール側の売却希望で、順調に事が運ぶかと思われていた最初の段階から、全米鉄鋼労組の反対への対応、USスチールという名前にこだわるトランプ大統領(当時は立候補者)の横車などいろいろな難問を解決、最終的に成功に持ち込んだ日鉄の頑張りに敬意を表したいと思います。トランプさんの発想は単純で、2兆円を超える巨額の投資は咽喉から手が出るほど欲しいのですが、アメリカの発展のシンボルでもあった「USスチール」という名前が消えることは、「アメリカの栄光を再び」を掲げるトランプさんとしては絶対許せないというメンツへの拘り、選挙結果にも影響するという意識も含めて、何が何でも「金とメンツ」の両立だったのでしょう。結局、「黄金株」という異様な名前の株式1株ですべて解決、まずは目出度し、目出度しというところ...日鉄のUSスチール子会社化:日米協力成功のモデルに
「私が何をするかは誰にも判らない」このタイトルは、トランプ大統領の発言です。原文は'NooneknowswhatI'mgoingtodo'ということのようで、何か威張っているようです。大変解かりやすい英語ですが、それを聞いても、誰も、何にもわからない言葉です。多分、本人も判っていないのでしょう。こういうことを平気でいうリーダーは、典型的な「独裁者」でしょう。リーダーは人々をリードする信念をもって、人々が安心するために発言し、良い結果を出して、人々の信頼を得るのです。それと正反対の発言が表題の発言です。もしトランプさんが、大統領選挙戦の時にこの発言をしたら、大統領にはなれなかったでしょう。大統領になった今、こうした発言をするということは、大統領になれば何でも許されるという意識を持ったからでしょう。何を言って...「私が何をするかは誰にも判らない」
頭に血が上っている困ったリーダーたちが国際情勢を混乱させていますが、日本はあくまで平和維持の道を行きたいと思います。5月の20日に南天の蕾が伸びてきたことを書きましたが、今日はその続きです。先週の雨の中で、南天の蕾が開き始めました。まずは萼の部分でしょうか、茶色の殻が割れて、そのの中から純白の花弁が見えるようになりました。雨に打たれて、重くなった花房が横向きに傾がっていましたが、今週になって晴天の下、白い花弁が開いて、浅緑・深緑の葉の中に白い花の取り合わせになってきました。隣家の海棠の緑も背景に、狭い塀際に随分多くの花房が見え隠れです。この辺りは塀際に南天を植える家は良くありますが、昔、田舎では、トイレは母屋と別棟になっていて、トイレの脇には必ず南天が伸びていたという記憶があります。南天の木はしなやかです...南天の花が咲きました
「戦争は人の心の中で始まるものだから、平和の砦は人の心の中に作らなければならない」とユネスコ憲章の前文の冒頭に書いてあります。然し、今、改めてイスラエルとイランの戦争が始まったようです。人類は「国連」という組織を作りながら、その国連組織の中で人類の文化を高めていこうという組織であるユネスコの憲章にはそう書いてありながら、世界では戦争が絶えません。もうすでに第三次世界大戦は始まっているのだという意見すらあります.そしてそれらはすべて人の心の中で始まっているのです。このブログではその「人の心」を敢えて「独裁者の心」と言い換えて、独裁者の生まれることへの警戒感を訴えてきていますが、やはり戦争は独裁者の心の中で始まるようです。そして、戦争の始まる理由は、相手を倒さなければ自分が倒されるかもしれないという危機感にあ...戦争は人の心の中で始まるものだから
gooblogは閉鎖になりますので、その手続きをしている所ですが、「はてな・ブログ」に新たなブログを登録しておかなければならないということで登録しました。これまで書いたものが「はてな・ブログ」に移るので、それから続ければいいかと思っていましたが、「はてな・ブログ」を開設しましたら。記事を書きませんかという勧めが来るので、どうせ書くなら「はてな」の方でも何か書かなければと思い、ましたが、両方に書くのも大変ですので、ほぼ同じものを「はてな」の方にも載せることにしました。ご訪問いただいている皆様には、当面の間、従来通りgooでも、「はてな」でもご覧いただけます。「はてな」の方は、tnlaboratory’sblogかhatenablog.ne.jp/tnlaboratoryで呼び出して頂ければ、すぐに出て参りま...はてなブログにお引っ越しをします
地方選挙、参議院選挙、東京では都議選もあって,政党も、立候補者、立候補予定者の動きも活発です。選挙というのは、民主主義の基本中の基本をなすものです。民主主義というのは「より多くの人の支持を得た人がリーダーになる」という原則で成り立っているからです。今では世界のどこの国を見ても、リーダーを選ぶ方法というのは選挙です。王政の名残の世襲制は、北朝鮮ぐらいですが、選挙でリーダーを選びながら失敗だったという例は後を絶ちません。選挙が終わってから「残念!失敗だった」という例はいろいろあるようです。原因ははっきりしていて、直接知らない人間を的確に見定めるのは大変難しい事だからです。ということで、民主主義を確りしたものにするためには、有権者一人ひとりが人を見る目を磨くしかないのです。では、どうやって磨くかですが、このブロ...選挙の季節です「民主主義のトリセツ」の出番
前回は日本経済の労働分配率は、コロナ禍の経済停滞で異常な上昇を示しましたが、その後次第にコロナ禍からの正常化で下がってきたことと、2024年に至ってそれが上昇に転じる気配が出てきた状況を見てきました。コロナ前の日本経済が少し元気だったころの水準に戻り、2023年には国民総所得の順調な増加もあって下がり続ける状態でしたが、2024年に連合が春闘に少しづつ力を入れるようになり、経営側も収益状況の改善で、いささか余裕も出たのでしょうか、消費需要の活発化のためは賃上げも必要という意見も出たことが大きな要因だったと思います。その背後には、いくら賃上げをしても物価の上昇で、実質賃金は2年以上にわたり毎月前年を下回り続けたという生活者サイド、家計サイドの不満がマスコミの大きなテーマに上った事もあったようです。コロナ禍か...労働分配率の上昇が経済を引っ張る?
ネットでも印刷物でも、大方の表現は、日本場合、労働分配率は低下傾向といった表現が多いようです。昨年今年と、春闘の賃金上昇率は高まってきたようですし、この状況なら労働分配率も上がってきているのではという感じもするのですが、労働分配率が上がってきたというニュースはあまり聞かれません。調べてみればそれなりに解かることですが、労働分配率には大きく分けて2つの指標があります。1つはマクロレベル、日本経済全体の労働分配率で、これは国民経済計算の中で算出されるものです。もう1つは大変複雑で詳細な企業統計の、財務省の「法人企業年報」です。産業別、企業規模別といった企業レベルの労働分配率の基本的なデータです。経営分析の立場からは法人企業年報のデータが最も頼りになるのですが、四半期ごとに発表される「法人企業統計季報」では、付...労働分配率は上がってきているのか
コ市場原理は何でしょうか?経済活動が自由化さていれば、価格は需給関係で決まるという「価格機構」が正常に働いているということです。アダムスミスはその著書『国富論』で国を豊かにするためには「レッセ・フェール(レッツ・ゴー・フリー)が上策で、そこでは「神の見えざる手」が働いて、最善の結果が出るといっていますが、スミスの言う「神の見えざる手」こそが価格機構(プライス・メカニズム)なのです。このブログで最初にコメの価格の上昇が行き過ぎだと言ったのは昨年12月です。2月には、これはもう異常事態だと書きました。そして世論は次第に大きくなり、前農水大臣の失言もあって、小泉農水大臣が誕生、局面は大きく変わりました。小泉農水大臣は、おコメの政策に「価格機構」や「市場原理」が働くようにしたのです。話が横道にそれますが、自民党の...コメ価格に市場原理が!政府の政策変更は重要ですね
先週金曜日の6月6日、総務省から「家計調査」の家計収支編が発表になりました.新年度のスタート月ですから何か変化があったかなと思っていましたが、相変わらずのようで、マスコミもあまり取り上げていませんでした。このブログでは、消費支出の活発化が日本経済を救う、という視点から、2人以上世帯の消費支出をはじめとして、特に、勤労者世帯の平均消費性向を毎月追っていますので、4月の動向も確り見てみました。まず、平均消費性向のグラフを載せておきます。後ほど説明しますが4月は前年比0.2ポイントの上昇でした。3月は、年度末ということもあったのでしょう。またコメの値段が前年の2倍を超えて上がってきているといった状況の中で、否応なしに消費支出は増えていましたが、4月は、新年度早々、賃金上昇のあった家計も結構あったかと思いますが、...物価上昇が消費支出を押し上げる?
昨日の毎月勤労統計の実質賃金指数の検討で、今春闘での賃上げが、昨年に続けてかなり活発だったことから、今年あたり何とか実質賃金がプラスになる可能性はありそうかという点を見てきました。見当がつくには、もう少し時間は必要で、つまり春闘の結果が出つくして、名目賃金指数の上昇率が、どこまで行くかはっきりする。もう一つは、この所コメの価格上昇などを中心に消費者物価の上昇が顕著でしたが、これが何とか落ち着くかどうか、その辺りにかかっています。具体的な数字でいえば、今春闘の結果が平均の「月例給」(きまって支給する賃金)の上昇をもたらすのが、多分順調にいっても名目値で3%程度まで(昨年は2.5%程度)でしょうから、消費者物価の上昇が3%を切れば切った分だけ実質賃金の大前年比はプラスということです。しかし消費者物価の上昇率を...実質賃金をプラスにする方法
昨日、厚生労働省から4月の毎月勤労統計が発表になりました。この統計について特に4月分の関心は、春闘結果が賃金水準の上昇にどの程度の影響を与えているかというところですが、4月の所定内賃金の上昇率は、対前年比2.2%でした。昨年は1.8%でしたので、昨年よりいくらか高めかなという感じです。もちろん、四月から昇給というのは大手が中心で、実際の春闘は6月ごろにほぼ終了ということですから、春闘の影響は6月あたりで確定するということでしょう。昨年で見ますと4月の1.8から次第に上がって2.5ほどになっています。今年はどうでしょうか。ところで、この統計についての関心はこの所もっぱら実質賃金の上昇で、昨日の発表を受けてのマスコミの報道は「4か月連続のマイナス」といった指摘が多いようです。実質賃金の推移は通常、総額人件費で...実質賃金:対前年増加の見通しはあるか?
もう長い間仕事はしていません。でも日曜以外は毎日ブログを書いています。家事は家内と分担して、なるべく負担は平等になるように、楽しくやれるように工夫します。「WorkandLife」という言葉がありますが。年金生活者の毎日は、すべて「Life」で「Work」は無いということになるのでしょう。多分、こうした考え方は欧米流の「働く」のは所得を得るためで、人生(生活・Life)の一部を犠牲にしなければならないという二分論から来るのでしょう。これは旧約聖書の、アダムとイブがリンゴを食べるという原罪を犯し、その罰として永遠の命を失い、男は生活を支えるために働き、女は子孫を得るために分娩をしなければならない、(英語のlabourは労働と分娩の意味を持つ)という記述に由来するのでしょう。今の欧米人に聞けば、大体、そんなの...楽しくなければ仕事じゃない:仕事と人間」
今振り返ってみれば、第二次大戦後のアメリカは立派でした。戦禍で破壊されたヨーロッパにはマーシャルプランで援助し、無条件降伏した日本にはガリオア、エロア資金で援助し復興に協力しました。日本に駐留した駐留軍(占領軍)も、色々問題はあったとしても、日本の自由主義圏の民主主義国として一本立ちできるように、アメリカなりの理想をもって真剣に指導してくれたと思っています。日本が復興を急ぎ過ぎ、戦後のインフレを起こした時も、銀行家のドッジ氏を派遣、健全経済を取り戻す指導をしています。その結果、日本ではアメリカを信頼し、アメリカに頼り、アメリカから学ぶ姿勢が一般化しました。多くの国民は、アメリカの菓子は美味しい、ハリウッドの映画は面白い、アメリカの文化は素晴らしいと感じるようになりました。戦後の日本のリーダーの多くはフルブ...アメリカの変容とトランプの夢想と迷走
福島の原発事故の後遺症のような処理水の海洋放出問題を受けて中国がつづけていた日本産水産物の輸入停止がこの程、福島・宮城などの10都府県を除いて、輸入再開という中国からの話のようで、大変結構なことだと評価したいと思います。もともとこうした問題は、現実の健康上の問題というよりも、政治的な問題という意味合いが強いものなのでしょう。問題の中身は違いますが、尖閣周辺に中国が設置したブイが撤去されたというニュースもあり、それらが中国の対日関係の正常化への動きだとすれば、日本としては、望ましい日中関係構築へのチャンスではないでしょうか。政府には、これを機会に、日中関係の改善・正常化に向けて一層積極的な行動をとるようお願いしたいと思うところです。民間レベルで考えれば、インバウンドでも中国は最大手の一角ですし、日本へ来ても...中国 日本産水産物の輸入10都県を除き再開
真夏日が来たと思ったたら、この所は涼しい日が続きます。また暑くなるのでしょう。人間の世界はごたごたばかりですが、自然は着実に、整然と季節の営みを続けています。我が家の狭い庭も、花は咲き、木の枝のどんどん伸び、色々な草も伸び、雑草といわれるような草にも、よく見ると奇麗な花が咲き、それぞれに季節を楽しんでいるようです。見ている人間にとっては、やっぱり自然はエネルギーを与えてくれたり、美しさに感動させてくれたり、素晴らしいなと思いながら、「伸び過ぎたら何とか手入れしなければ」と、だんだん落ちる体力とのバランスを心配したりします。ところで、先ずご紹介は奇麗な花です。百合の花ですが。これは佐渡が島の土産に家内が20年以上前に買ってきた球根が原点です。幸い東京都下の関東ローム層にもなじんで、年々確りと沢山の花を咲かせ...狭い庭にも自然の溢れる季節です
AIという領域は、まだ始まったばかりでAI自体が、今後の在り方を模索している状態でしょう。といってもAIが模索しているのではなく、AIを設定する人たちが模索しているといったほうが正確かもしれません。あらゆる学問の分野、研究の分野でも問題が複雑であればある程その発展には時間がかかります。これからも、AIの進化は長い間続き、人間の役に立つものに進化していくのでしょう。期待して待ちたいと思います。例えば自動車というシステムを考えてみれば、はじめは、歩くより、馬に乗るより、具合よく移動するだけだったのでしょう。しかし今は交通インフラ通信インフラの発展もあり、自動車の用途は大変広くなりましたAIは、人間が情報を集めて整理して、それからいろいろなことを読み取って今後の役に立てるというのが基本システムのように思えます。...<土曜随想>急速に進化するAIとどう付き合うか
ロシアとウクライナ、パレスチナとイスラエル、2つの深刻な戦争という事態が解決いない中で、「パリ・オリンピック」が開催されます。古代ギリシャのリンピックでは、オリンピックの期間中は戦争を中止するという取り決めがあったとのことです。普通の人間の常識で考えれば、それなら戦争なんかしないで、オリンピックで競争すればいいと考えるのではないでしょうか。古代オリンピックはもう2000年以上も前のことですが、今21世紀の世界では、古代ギリシャのオリンピックが近代オリンピックとして復活し、4年に一度世界人類が楽しんでいるのです。人類の文化が順調に進歩していれば、世界中が楽しむオリンピックは復活しても、同じ人間同士が殺しあう戦争などはとっくになくなっているはずだと考えて当然でしょう。ところが2000年以上たった21世紀でも、...「オリンピックと戦争」「競いと争い」:人類の課題
今朝。総務省統計局から家計調査の2004年5月の「家計収支編」が発表になりました。5月、6月は新年度の賃上げが家計に反映される月なので、特に今年は賃上げ幅が大きかったことが労使の調査でも確認されているので、特に勤労者世帯について注目したいと思っていたところです。統計表で最初に出てくるのは2人以上の全世帯の消費動向ですが、これはマスコミの見出しのように対前年比実質マイナス1.8%で消費支出減速という状況です。今年の1月は異常な落ち込みでしたが、2月から対前年比マイナス幅を縮小し4月には前年比実質0.5%のプラスでした。しかし5月は名目で1.4%の伸びでしたから消費者物価指数が生鮮食品を中心2.8%も上がったので残念ながら、実質消費は前年比マイナスに転落です。実質消費支出のマイナス1.8%に最も大きく寄与して...5月、平均消費性向急落、要因・今後は?
公的年金の所得代替率が50%を切らないというのが政府の方針という事で公的年金の財政収支試算が5年ごとに行われています。今年がその年に当たるという事で、先日厚労省から社会保障審議会の年金部会の検証結果が発表になりました。結果は4つのケースのシミュレーションの最悪の条件設定のケース(一人当たらいゼロ成)経済)以外は、50%以上の確保が可能という事で、まあ良かったという事になったようです。多様な条件を組み合わせてのシミュレーションですから、結果はそれなりのものになるとおもっていますが、最初から気になっていたのは「ケースの設定」のしかたでした。2024年年金試算の主な前提(伸び、利回り:%、資料は厚労省)岸田さんが、今後6年の経済計画を発表した際GDPの実質成長率を1%以上としていたので、このブログでも,それでは...公的年金の2024年財政検証の「諸前提」について
コロナ不況からの回復以来、賃金インフレも経験しながらも一本調子で堅調を維持してきたアメリカ経済ですが、このところ変調の兆しが見えて来たのではないかという意見も出て来たようです。今、アメリカ経済の先行指標としての主要な判断材料が雇用です。経済学の本来の見方では雇用というのは経済が良くなると、企業がそろそろ人を増やそうかと考えるという事で、景気の遅行指標ということになっているのです。しかし今のアメリかでは、非農業の雇用者数をしらべて、これが増えるという事は、好況の先行指標という事になっています。雇用を増やすのは、企業が売り上げを増やそうと考えているという事ですし、多くの企業が採用を増やしますと求人競争で賃金も上げなければなりません。賃金を上げれば物価も上がりますし、企業にとっては物価が上がれば売り上げも増える...アメリカ経済に変調の兆し?
アメリカで、バイデンさん、トランプさんという大統領候補のテレビでの公開討論がありました。見ていてつくづく感じたのは、これが世界の覇権国の大統領候補の討論でいいのかといった感覚でした。トランプさんの言っていることは「インフレがアメリカを殺す」といった発言に象徴される様に、理屈も説明もなく、バイデンさんは駄目だという相手のこき下ろしが多すぎますし、バイデンさんの方は、真面目な発言が多いのですが、発言がスムーズでなかったりしたことが大失点と捉えられるといった状態で、流石アメリカの大統領候補と感じるようなものではなかったように思います。にも拘らず、アメリカではそれでいいようで、討論が終わってみると、アメリカ中がこの討論で先行きが決まるような熱狂ぶりです。有権者自体が、あの相手を攻撃するばかりのような討論に満足して...アメリカの行動パターンと日本の選択
今日から7月、今年も半分過ぎました。そして、日銀から全国企業短期経済観測(6月調査)が発表になりました。政府は内部のごたごたもあり、そのせいで経済運営に統一性を欠き、岸田総理だけが、定額減税、電気・ガスに補助金といったバラマキ政策に猪突猛進ですが、経済見通しは相変わらず今年度実質1.3%の低成長の見通しが放置されています。アメリカの利下げが遅れることで円安が進み、円レートは160円を超えて、国際投機資本は、日本の消費者物価が上がるかどうかなどにはお構いなくキャピタルゲイン獲得に邁進でしょう。その結果のマネーゲームに翻弄される日本企業ですが、基本的には円安は日本企業には有利という事もあり、今朝発表の6月度の「短観」でも企業経営のほうは順調推移の期間が延びる気配です。為替レートの関しては、3月度調査では今年度...2024年6月度「日銀短観」は当面順調
遅い梅雨入りでしたが、やっぱり梅雨ですから雨の日が多くなりました。しかし、梅雨の様子も以前とは違うようです。以前の梅雨は、降る雨はしとしとで、この梅雨が明ければ熱くなって雷雨の季節などと思っていました。所近年は梅雨と言っても、気象情報では線状降水帯発生の危険性がありますと警報が出て、テレビに映るのは川のようになった道路を車が水しぶきをあげながら走っているといった光景です。海水の表面温度が高くなったせいかとかで、海水の蒸発が激しくなり、積乱雲が出来やすくなったようで。豪雨が多くなり、突風や以前はあまり聞かなかった竜巻の警報なども出たりします。線状降水帯という言葉が一般的になったのも、ここ何年かの事かと思いますが、そのうちに「線状」ではなくて「面状降水帯」になるのではないかなどという恐ろしい話もあるようです。...梅雨の晴れ間、アガパンサスが元気
アメリカの大統領選挙はこの秋です。日本の総選挙は決まってはいませんが、いずれそう遠くないうちだと言われています。アメリカの大統領候補はお二人ともご高齢です。お二人には失礼ですが、もっと若くて優秀な人材はいないのかなどと思ってしまいます。アメリカならいくらでもいそうですが。日本では、長年政権を担ってきた自民党が自分たちの選挙で選んだ岸田総理に不満のようです。元気はいいのですが自民党自体の評判を下げてしまったようで、自民党内で岸田下ろしが始まっているという惨状です。アメリカも日本も民主主義の国ですから、リーダーを決めるのは選挙によるのですが、その結果がうまくいかないというのは何故でしょうかと考えてしまいます。なぜか?なぜか?と考えて達した結論は「人が育っていない」というところに行きつくのではないでしょうか。そ...人・後継者を育てない組織は・・・
我が家の狭い庭には「だいだい」の木があります。昨年からは年間何回も取り上げていますのでご覧になった方もおられるかと思いますが、これが、ただの「だいだい」ではなく「縞だいだい」、別名「地球柑」です。地球儀のように縦じまが入っています。この木の話はずっとリンクしてあります。もし宜しかったらご覧ください。ところで今日のテーマは、地球柑の方ではなくて「だいだい」の方です。だいだいというのは漢字で書けば「橙」ですが、これはもともと「代々」からきている縁起のいい名前という事になっています。正月にお供え餅の上に橙を飾るのも、この家が代々続きますように、栄えますようにとの願いを込めたものだそうです。日本流SDGsの文化ですね。同じ意味で「こどもの日」、旧端午の節句の柏餅の柏の葉の意味も説明されていますが、新しい葉が出てき...だいだい(橙)の語源を実証の写真
最近いろいろなハラスメントが増えてきて、きちんと説明を受けないと中身がわからなようなこともあります。記憶を辿れば、大分前の話になってしまっていますが最初にデビューしたのは「セクシャル・ハラスメント」だったでしょうか。それまではジェンダーに関わることでも気軽に口にしていたり、挨拶代わりにポンと異性の肩を叩いたりでしたが、それが相手に不快感を与えれば、それは「セクシャル・ハラスメント」といってこれからは許されなくなるんだそうだなどといわれて、「こりゃ大変な世の中になったかな」と思うと同時に「まあね、親しき中にも礼儀ありだから、気を付けるべきですね」と思ったりしたものでした。ハラスメントというのはもともと「相手を困らせる」という意味ですから、人間関係の常識として、相手を困られるようなことはしない方がいいのだと考...いろいろと「ハラスメント」が気になる日本ですが
最近いろいろなハラスメントが増えてきて、きちんと説明を受けないと中身がわからなようなこともあります。記憶を辿れば、大分前の話になってしまっていますが最初にデビューしたのは「セクシャル・ハラスメント」だったでしょうか。それまではジェンダーに関わることでも気軽に口にしていたり、挨拶代わりにポンと異性の肩を叩いたりでしたが、それが相手に不快感を与えれば、それは「セクシャル・ハラスメント」といってこれからは許されなくなるんだそうだなどといわれて、「こりゃ大変な世の中になったかな」と思うと同時に「まあね、親しき中にも礼儀ありだから、気を付けるべきですね」と思ったりしたものでした。ハラスメントというのはもともと「相手を困らせる」という意味ですから、人間関係の常識として、相手を困られるようなことはしない方がいいのだと考...いろいろと「ハラスメント」が気になる日本ですが
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最近いろいろなハラスメントが増えてきて、きちんと説明を受けないと中身がわからなようなこともあります。記憶を辿れば、大分前の話になってしまっていますが最初にデビューしたのは「セクシャル・ハラスメント」だったでしょうか。それまではジェンダーに関わることでも気軽に口にしていたり、挨拶代わりにポンと異性の肩を叩いたりでしたが、それが相手に不快感を与えれば、それは「セクシャル・ハラスメント」といってこれからは許されなくなるんだそうだなどといわれて、「こりゃ大変な世の中になったかな」と思うと同時に「まあね、親しき中にも礼儀ありだから、気を付けるべきですね」と思ったりしたものでした。ハラスメントというのはもともと「相手を困らせる」という意味ですから、人間関係の常識として、相手を困られるようなことはしない方がいいのだと考...いろいろと「ハラスメント」が気になる日本ですが
最近いろいろなハラスメントが増えてきて、きちんと説明を受けないと中身がわからなようなこともあります。記憶を辿れば、大分前の話になってしまっていますが最初にデビューしたのは「セクシャル・ハラスメント」だったでしょうか。それまではジェンダーに関わることでも気軽に口にしていたり、挨拶代わりにポンと異性の肩を叩いたりでしたが、それが相手に不快感を与えれば、それは「セクシャル・ハラスメント」といってこれからは許されなくなるんだそうだなどといわれて、「こりゃ大変な世の中になったかな」と思うと同時に「まあね、親しき中にも礼儀ありだから、気を付けるべきですね」と思ったりしたものでした。ハラスメントというのはもともと「相手を困らせる」という意味ですから、人間関係の常識として、相手を困られるようなことはしない方がいいのだと考...いろいろと「ハラスメント」が気になる日本ですが
このブログではこのところ、アメリカの金利政策のおかげで苦労する日本経済の姿に触れてきています。今回は少しはっきりとさせてみようと思います。アメリカが賃金インフレを起こし、インフレの進行を懸念したFRBが政策金利の引き上げを行いました。政策金利を引き上げますと、マネーは金利の高い所に動きますからドルが買われ、ゼロ金利の日本ではドル債などの投資が増えて、円は売られ円安になります。アメリカは、これは金融政策の結果で、「為替介入ではない」という立場で、円安は日本の事情と意に介しません。日本では、輸出産業は円安差益で利益が増えますからいいですし、今まで海外に売れなかったものも競争力がついて、海外に売れるようになるというメリットもありますが、日本は無資源国ですから海外から買う資源や穀物などの値段が上がって、それが消費...マネー市場の活躍に追いつかない経済政策
日本では、近年、インバウンド(外国人観光客)の急激な増加の結果、いろいろな議論が起きています。もともと日本は外国人観光客の誘致には積極的でした。今はインバウンドという言葉が一般的になったので、このブログでも「インバウンドの盛況」といった言い方をしていますが、観光客も含めて外国人が日本に来ることについては、基本的に賛成です。日本は極東のさらに最東端にあって、かつては行きにくい国だったかもしれません。しかし、日本の伝統的な文化や社会の在り方を知って「日本というのはいい国だね」と言ってもらうには、実際に来て日本の人や文化、自然に触れてもらうという草の根の交流が最も大事でしょう。ですから今日のようなインバウンドの大盛況は大いに歓迎すべきだと思っています。もちろんインバウンドの増加は日本経済にも貢献します。我々自身...<月曜随想>オーバーツーリズム考
昨日、総務省統計局から2024年5月度の消費者物価指数が発表になりました。マスコミの見出しは「消費者物価指数上昇5月は2.5%」といったものでしたが。これは「生鮮食品を除く総合」の数字で、消費者物価指数全体を示す「総合」の上昇は2.8%、「生鮮食品とエネルギーを除く総合」の上昇は2.1%です。ご承知のように、「生鮮食品」は天候による出来不出来などで価格が変動しますし、「エネルギー」は、石油やLNGなどですから海外価格次第という事です。「総合」はこうしたものをすべて含みますが、干ばつで野菜の価格が上がっても一時的ですし、OPECのせいで原油価格が上がっても、そのうち下がるかもしれないという特定の変動要因を除いて、日本経済自体の状態で動く部分を見ておこうというのが「生鮮食品とエネルギーを除く総合」、いわゆるコ...消費者物価指数は内外要因逆転
1929年に始まった世界恐慌の際、イギリスのポンド切り下げから始まった為替切り下げ競争は、為替ダンピングとか近隣窮乏化政策とか言われ、恐慌をひどくしたといわれました。今は、為替レートは変動相場制ですから、その国の経済力が弱くなると、マーケットの力でその国の通貨は安くなり自動的に国際競争力を回復します。固定相場制のとき1008円だった英ポンドは200円前後になり、360円だったドルは100円台になりました。為替レートはマーケットによって決まるという事で、これが経済合理性だという事になっているようです。もちろん、マーケットが常に正しいとは言えませんから、いろいろ問題もありますが、この所もアメリカの財務長官、前FRB議長のイエレンさんが言っているように、為替介入はあまりやらないようにが原則ですところでこのところ...「金利水準と為替レート」が経済政策の手法に?
先日の党首討論でも岸田総理は「政治には金がかかる」といっていました。マスコミにもネットにも政治資金規正法の議論の中でこの言葉は常につかわれ、それに疑問を差し挟むコメントはありませんでした。それでもこのブログでは、その言葉は使い方が間違っているのではないかとしてきしました。政治というのは、日本という国の安定と発展を目指し国民がより豊かで幸せな国になるように運営していくことですから、それには膨大な金がかかるのは当然です。くりかえしますが、しかしそのお金は国民が税金や社会保険料として全額負担しているのです。その上に政府は国民から借金をしてまで政治に使っています。国民はそれも一応認めていますから、赤字財政の問題はここでは置くとして、そのほかに何に金がかかるのですかということです。政治資金規正法の関係で議論している...「政治には金がかかる」を公認するのか!
このブログでは経済活動の主人公は人間で、人間が資本を使って付加価値を作るのが経済活動だと言ってきています。人間がいなければ経済もないわけです。人間がもっといい暮らしをしようと考えていろいろと活動するのが経済活動です。経済活動をしている中で、資本という概念も生れて来たのです。資本は、昔は自然環境だけだったのでしょう。土地がなければ作物は育ちませんから、最も基本的な資本は土地でしょう。水がなければいけませんということで川のあるところが良いわけで、さらに日の当たるところが作物はよく育つので日照時間の長い所がいいといったことだったのでしょう。そういうところに人は住みついています。貨幣経済になると、そうした自然資本もすべて金額に換算され、地価などの形で決まってきます。そして資本の概念はどんどん進んで、お金そのものを...「人本主義経営」のほうが健全なのでは