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2014/12/25

1件〜100件

  • 転んでもただでは起きるな:その後

    2020年2月26日、「新型コロナ」がいよいよ大事になるかもしれないという危惧が一般的になってきたころです。「転んでもただでは起きるな」と願いを込めて書きました。論点は、日本人はもともと「転んでもただでは起きない根性」を持っているはずだという前提です。その上で、きっと、個人個人の感染防止対策の実行といった基本的な問題から、政府の感染対策への取り組み、そして企業では、まだ数少ない特定企業だけでしたが、テレワークというかたちを日本のホワイトカラーの生産性向上につなげられるかといった問題まで、何か新しい進歩につながるのではないかなどと期待したのでした。その後2年と4カ月ですが、新型コロナについての総括はまだ少し早そうです。その中でも、政府の対応については、ワクチン、治療薬の外国頼みに終始といった問題点から、アベ...転んでもただでは起きるな:その後

  • アメリカと日本、物価上昇の比較

    昨日、アメリカFRBのパウエルさんが、アメリカの金利引き上げについて、インフレ抑制に効果を発揮してきているという発言をしていました。勿論、金利引き上げは、折角上がって来ている景気を下押しする効果も持つのでしょうが、アメリカの景気の状況はかなり強いという判断でしょうか、金利引き上げの結果、ドル高になっているので、輸入物価が引き下げられることになり、その分物価上昇にブレーキがかかるという効果もあるとの説明でした。確かにその通りですが、日本にとっては、逆に円安が続くという事で、輸出産業にとっては有利ですが、輸入物価は上昇し、物価上昇を刺激するという効果があるわけです。日本は折しも参院選で、その中で最大の争点は、物価上昇対策をどうするかという事ですから、ある意味では深刻な問題でしょう。そこで今回は前回との関連にも...アメリカと日本、物価上昇の比較

  • 2022年5月消費者物価の動向

    今朝、5月分の消費者物価統計が発表になりました。先日までの国会でも、今度の参院選でも物価問題は一番大きな争点ですが、さてどんなことになっているのでしょうか。先ず、消費者物価の原指数を見てみましょう。これは2020年の年平均の物価を100にして、その後物価がどう動いているかを示すものです。マスコミでは「総合」(2.5%)か「生鮮食品を除く総合」(2.1%)の数字(対前年上昇率)を見出しにすることが多いようですが、今の物価上昇は主にエネルギー価格の上昇によるものですから、「生鮮食品とエネルギーを除く総合」も加えて3種類の物価を比較してみると今の状況が解り易くなります。消費者物価指数の原系列の動き(2020年=100)消費者物価の調査品目の全部が入っている「総合」が最も上がっていて、2020年つまり2年前に比べ...2022年5月消費者物価の動向

  • 核兵器禁止条約と日本

    核兵器を持たない国の思いを集めた核兵器禁止条約第1回締約国会議が昨日終わりました。批准国50か国で第1回会合という目標が達成され(批准国65か国、署名86か国)、オブザーバー国も含めて開かれた第1回の会合です。核兵器を保有しない国が描く、核兵器のない人類社会への具体的な道を検討するという意味で、今後ますます重要な意味を持つものになるのではないでしょうか。日本は核兵器を持たない国です。非核3原則も持っています。しかし、残念ながら、今回の会議にはオブザーバー参加もしない国になり、世界中から広島、長崎の経験を持つのに参加しないのは残念という声があったようです。しかし同時に、核兵器禁止踏み切れないという意味で、残念という声と共に、一抹の不信感を持たれる立場になったような気がします。今、世界では、核兵器を持つ国と核...核兵器禁止条約と日本

  • こんなに沢山政党があるのですね!

    いよいよ参院選が始まります。昨日は日本記者クラブに各政党の代表が出席され、党首討論会が行われ、壇上に横一線に並んだ各党代表の写真がマスコミで紹介されていました。一見して吃驚したのは、「え!こんなに沢山政党があるのだ」という事でした、きちんと数えないと一見では解らないので数えましたら9人でした。先ず感じたのは、日本にはこんなに沢山の政党が本当に必要なのだろうかという事でした。マスコミが要約されたそれぞれの党の意見を拝見しますと大きな問題は「物価問題」と「憲法問題」です。物価問題ですと、それぞれ主張は少しずつ違うのですが、一通り読んでどの党が何を主張しているか正確には覚えきれません。もう少し整理してほしいと感じましたが、論点を整理のためには政党そのものを整理しなければならないようです。しかも、殆どが対策の羅列...こんなに沢山政党があるのですね!

  • 「半夏生」か「半化粧」か?

    毎年この時期になると、我が家の狭い庭の塀際の辺りに半夏生が伸びてきて、一番上のよく見えるところに真白な葉をつけます。暦の上の半夏生と言うのは、七夕の前の数日ののことを言うのだそうですが、丁度その頃に元気に伸びる半夏生は、その先端に2~3枚の真白な葉をつけて「いよいよ暑い夏が来ますよ」と教えてくれるのが役割のようです。雨上りのせいかもしれませんが、今年はどういうわけか白い葉の白さが目立つような気がしてそばに行ってつくずく眺めてみました。半夏生というのが一般的な書き方のようですが、半化粧と書いていある場合もあります。何と無く気が付いていたのは、1枚の葉が全部真白になっているのではなくて、半分ほどはみどりで半分ほどが白くなっているのが普通だから「半化粧」というのだろうなどと思っていましたが、よく見ると何か、今年...「半夏生」か「半化粧」か?

  • 民主主義の「トリセツ」 第3回

    民主主義の「トリセツ」も第3回になりました。過去2回にも、何故、こんなテーマで書くのかという理由を書いています。理由は大体こんなものです。民主主義というのは優れた哲学であり、思想であり、政治システムでありますが、優れた道具や機械装置と同じように、使い方を間違うと、怪我をしたり、感電したり、燃え出したり、爆発したり大変なことになる可能性があるので、誰にも解り易い「トリセツ」つまり『取扱説明書』を用意した方がいいと考えたからです。ロシアも中国も、それなりに民主主義の形を取っています。しかし。現状は、独裁国家になってしまっているようです。民主主義の「トリセツ」として、解り易く、みんなの役に立つものが出来れば、国民のより多くが望まない戦争といった事は起きなくなるのではないかと思っているのです。そんなことで、今回も...民主主義の「トリセツ」第3回

  • 円安の進行と「成長と分配の好循環」

    この表題の意味がピンと来るかどうかですが、あまりピンと来ないのが一般的な状況ではないかと感じています。なぜこんな事を考えたのかと言いますと昨日、日銀の政策決定会合の後、黒田総裁が、「円安で利益が出るところは(賃金などへの)分配を考えてくれるといいのではないか」といった趣旨の発言を歩きながらされたように聞き取れたからです。瞬間的なテレビの画面の中の発言ですから、正確性は保証できませんが、そう受け取った時、これが問題の本質だなといった感じを受けたので、今日はその点の深堀りです。円レートが変わりますと、日本経済の中で損するところと得するところが出ます。黒田さんは就任以来一途に円安が日本経済の為と考えておられるようで、現状でも「まだその方が日本経済にとって良いはずだ」と考えての緩和継続でしょう。黒田さん以前は、プ...円安の進行と「成長と分配の好循環」

  • 金融政策の限界:スタグフレーションの懸念

    アメリカの中央銀行であるFRBが日本の公定歩合に相当する「ffレート」を0.75%の引き上げを決めました。3月0.25%引き上げ、5月0.5%引き上げ、これは倍速の引き上げと言われましたが、今回は3倍速という異例の引き上げになりました。これで結局金利そのものは1.50~1.75%という水準になりました、パウエルFRB議長は物価上昇の状況によっては、更なる大幅引き上げを示唆するといった様子で、何が何でも「インフレ退治」といった思いが感じられます。これに対して日本は、今日の日銀の政策決定会合終了後黒田総裁から説明があると思いますが、異次元金融緩和継続の予想で、金利引き上げについて何か触れるかどうかといった程度の予想のようです。日本の消費者物価はまだまだ上昇率は低く4月の段階で、2.5%これから上がるとの予想で...金融政策の限界:スタグフレーションの懸念

  • 参院選モードへ、与野党、国民の意識は

    通常国会は順調に閉幕、法案通過も上々のようで、与党にとってはこのまま順調に参院選に入っていけると過半数獲得に着々と狙いを定め、出発進行でしょうか。当面する問題点は、やはり1にコロナの終息、2に物価対策、3に子供(貧困家庭)政策委というところでしょうか。与党にしてみればコロナには「感染症危機管理庁」を作ったし、物価問題には「物価賃金総合生活本部」構想を準備したし、子供問題には「こども庁」の発足を決めたし、国民の要請にはきちんと答えたから、後は、国民にポピュラーな(人気者)を集めて参院選勝利に邁進というところでしょう。国民は大人しいし、野党は俺が俺がの分裂専門家が多くて結束などは夢の夢ですから、まあほぼ安心というのが本音でしょう。その意味では岸田政権はこの難局をなんとかスマートにこなしてきたようです。後の問題...参院選モードへ、与野党、国民の意識は

  • ゲンジボタルの羽化累計7匹でした

    5月の24日にゲンジボタルの羽化を待っていると書きました。その後の状況は5月27日に2匹羽化、30日に3匹、31日に1匹、それで終わりかと思っていましたら、大幅に遅れて6月12に1匹、多分これで終わりでしょう。写真もうまく撮れず、庭の草叢で数日、淡い光を明滅させてくれましたが、羽化率は1割、思いなしか元気がなく、寿命も3~4日で、本来の1週間とはいかず、やはりまだ一昨年の殺虫剤による土壌汚染が消えていないようです。そんなことで残念な報告になってしまいました。今年も幼虫に謝らなければならないようです。ゲンジは成虫の光は大きいのですが、土中で繭を作るために何メートルも移動するので、土壌汚染の影響が大きいわけです。ヘイケは発泡スチロールの箱の中でもOKなので、来年はヘイケにしようかなどと考えていますが、鬼に笑わ...ゲンジボタルの羽化累計7匹でした

  • アメリカ経済の問題点、日本を走らす

    週明けの今日、円レートは135円7銭を記録、これは24年ぶりの円安だそうです。原因は言わずと知れたアメリカのインフレ急伸を抑える金融引き締めと、日本銀行の異次元緩和継続のギャップです。しかもこれが一過性のものではなく、アメリカのインフレ退治には時間がかかり、インフレと金融引き締めの戦いが長期に亘るのではないかという見方が出、これにマネーマーケットが反応、先週金曜日のダウ平均は880ドルの値下がりとなり、連続3日の下げで計1700ドルの下落という惨状です。アメリカの動きを追って東京市場も今日は830円ほど下げて、円安なのに輸出産業の自動車も大幅下げが多いようです。これから少しづつ良くなるのだろうかと、コロナの終息を望みつつある国民は、何か新しい不安な感じを強くしているのではないでしょうか。マネーマーケットは...アメリカ経済の問題点、日本を走らす

  • キュウリの収穫と消費者物価

    今日は日曜日です。退職高齢者には、曜日などはどうでもいいのですが、やっぱり日曜は楽しい方がいいなどと思っていますたら、都下国分寺も朝から晴れて、雨上りの日ざしと爽やかな風で、良い日になりました。”Sundaymorningwakewithelark”と歌ってみたり、「今日は日曜楽しき日」と口ずさんだりして、昨日草取りをした庭に出ました。ミニ菜園の3本のキュウリの株は、順調に大きくなって、数日前から毎日棘の痛いキュウリが1本とれ始め、昨日は2本、今日は3本取れるのです。その3本を写真にとって並べてみようという事で、結果がこの写真です。キュウリ3本揃い踏み昨日は、1週間前に生協の配達に家内が注文したキュウリが3本来て、そろそろ食べきれなくなるのですが、午後、丁度旅行の土産を持って来訪した長男夫妻に「朝どりキュ...キュウリの収穫と消費者物価

  • 欧米はインフレ、日本は?

    世界的にインフレの時代に入って来たようです。つい先頃まで物価安定の時代に入ったなどと言われ、MMT論者などは、赤字財政でもインフレの心配はないなどと言っていました。所が物価の安定していたアメリカもEUもこのところ急激なインフレ模様です。5月のアメリカの消費者物価の対前年同月上昇率は8.6%に達したようで、EUも4月同7.5%の上昇という事のようです。日本も4月からの値上げ宣言を行った企業の製品、サービスがマスコミで大きく取り上げられるなど、インフレムードが高まっています。恐らくこの夏にかけて、消費者物価の上昇率は高まると言われています。確かに日本でも世間のムードはインフレで、国会でも政府の対応が出来ていないなどの理由で内閣不信任案が出たりしていますが(これは否決されました)、それでは消費者物価の上昇率はと...欧米はインフレ、日本は?

  • 2022年5月主要3物価指数の推移

    今日、日本銀行から、輸入物価、輸出物価、企業物価の2022年5月分が発表になりました。国会では、政府の物価対応が駄目という事も含めて、内閣の不信任案が出たり、紛糾していますが、国会という所は国民のためにある所ですから物価を政争の具にするより、与野党ともによく考えて、本当に国民のためになる政策を考えるようにしてほしいと思います。そのためには、今の物価上昇の要因を政治的にではなく、経済現象として分析し、何が国民のために最もいいのかを議論してほしいと思います。ところで今のインフレに関して重要な「主要3物価指数の5月速報」が出そろいました。先日消費者物価の東京都区部の5月分、今日輸入物価指数、企業物価指数が出たわけです。輸入物価が上がり始めた2021年1月を基準にした三者のグラフを下に示します。輸入物価指数、企業...2022年5月主要3物価指数の推移

  • 「力による現状変更は認められない」を現実に

    ロシアのウクライナ侵攻問題で、最近よく目にする言葉に「力による現状変更は認められない」があります。ざっと見てみましても、この通りの言葉が国際法にも国連憲章にも書いてあるわけではないようです。しかしこの言葉は、今や世界の「まともな」国では多分ほとんど例外なく受け入れられているのではないでしょうか。今現実にこの言葉を認めない国はロシアであり、また、認めない事を実証しそうな国は中国という事になっているようですが、この2国は国連の常任理事国5か国のうちの2国で、国連の常任理事国は拒否権を持っているので、この言葉を正式なものにしようとしても多分できないでしょう。という事になると、やっぱりこの二国に「それが良い事なのだ」と思ってもらったうえで、この言葉を世界共通のルールとして正式なものにして、今後そうしたとたらブルが...「力による現状変更は認められない」を現実に

  • 家計消費支出の行方を占う

    昨日家計調査の今年の4月分が発表になりました。そろそろ何か変わった動きが出るかなとも思わせるところもあります。コロナウィルスも、なんとかオミクロンで終わりになってくれるでしょうか。国内に関する限り新規感染者数はかなりの減少を示してきていますが、問題はインバウンドの受け入れの積極化が予期せぬ影響を持つか持たなくて済むかでしょう。これまでも毎月書いて来ていますが、家計の消費支出はコロナウィルスの跳梁とほぼ逆相関という形で動いて来ています。この2年間の消費支出の動きを実額でグラフにしますとこんなことになります。消費支出(月額)の推移(単位:千円)(勤労者世帯の方が高いのは、平均家族数の違いで、1人当たりにするとほぼ同じ水準です)少しでも増えていると言えば言えない事はありませんが、グラフの始まりは2020年4月で...家計消費支出の行方を占う

  • 物価問題には冷静な議論を

    本当に久しぶりに消費者物価上昇の議論が活発になっています。1980年代まで、日本経済がまだ元気で、物価はいつも多少は上がっているものといった中で生活しているときには、その時代の物価感覚がありました。しかし、あまり長い間、物価が上がらない時代が続いたので、この所、物価が上がるという事についての消費者の感覚も、評論家の分析も、国会の先生方の感覚も、何か怪物でも来たような感じでインフレについての議論がされているようです。今は「悪いインフレ」とか「良いインフレ」とか呼んだりして、何かよく解らないものを見るような、困った事、大変なことといった感情的な感覚が先に出て来るような気がしていますし、新聞では野党が「岸田インフレ」といったなどという、インフレを政争の具にするようなラべリングの材料にする話まで出ています。インフ...物価問題には冷静な議論を

  • 梅雨のはしり、花3題

    岸田政権の掲げた「新しい資本主義」と「成長と分配の好循環」が、何か自民党内の議論の中で色褪せてきそうです。それでは日本経済も我々国民も困るので、何とか確り持ち応えて初志貫徹に進んでくれますようにと願って、何か梅雨のはしりの様な天気の中でも色鮮やかに咲いている身近な花3つの写真を載せました。先ず、今年はこんなに元気に咲いているのは初めてではないかと思われるほど元気なスカシユリです。これはもう20年以上前でしょうか、家内が親しい仲間と佐渡に行って、球根を買ってきたものです。色と模様は数種類あったというのですが、いま残っているのはこの橙色一色だけです。一緒に買ってきた仲間の家でも、いま残っているのはこの一色だけだそうですから、これがもともとの色なのでしょう。毎年3本ほど伸びてくるのですが、今年は写真の1本が特別...梅雨のはしり、花3題

  • 成長と分配の好循環:再論 4、分配における政府の役割

    経済は基本的に消費と投資(=貯蓄)で成り立っています。どちらが多すぎても少なすぎても経済成長は上手く行きません。適切な分配を維持して「均衡成長」を実現するのが理想ですが、自由経済に任せておいては必ずしも適切な分配にはなりません。そこで、政府が、成長の目標を決めて、その実現のために「将来に向けて」適切な分配を維持するための「再分配」を行います。使う手段は、税制と社会保障で、これが財政政策の基本です。ここで一番重要なことは「将来志向」という事です。岸田政権が「新しい資本主義」を掲げ「成長と分配の好循環」と言った時、これは素晴らしい、これで日本は立ち直ると思いました。資本主義にはアメリカ型の「自由重視」から北欧流の「福祉(平等)重視」まで幅があります。岸田構想はその幅のどのあたりに日本を位置づけるか(新しい資本...成長と分配の好循環:再論4、分配における政府の役割

  • 成長と分配の好循環:再論 3、分配の中身の問題( 続)

    前々回は、労働と資本への分配と成長の関係、前回は労働への分配の中身の在り方と成長の関係でした。今回は資本への分配の中身の在り方と成長の関係です。資本への分配の源泉は基本的に企業の利益です。企業の利益は2013~14年の日銀の異次元金融緩和によって国際競争力の回復に加えて円安差益もあり、随分増えてきました。経済学ではこのほかに地代家賃、利子配当といった、いわゆる不労所得(unearnedincome)がありますが、庶民にとっては地代賃は払う側、金利はゼロ金利、配当は投資家や親企業や金持ちのもので、日本経済に不足の個人消費にはあまり関係がないようです。ということで、順に見て行ってみますと。まず企業利益は確かに増えました。これは企業の自己資本比率が高まっていることからも解ります。通常、利益が増えればそれが新しい...成長と分配の好循環:再論3、分配の中身の問題(続)

  • 成長と分配の好循環:再論 2、分配の中身の問題

    前回は成長と分配の基本について見てきました。賃金と利益の分配(労働分配率と資本分配率)消費と投資の分配(GDPの支出面:所得分配の結果)と分けて見たた場合、賃金や消費でみんな使ってしまわないで、利益や投資の分を増やせばそれだけ成長が高くなるという事でした。基本は、米や麦の収穫のうち、今年の食用と来年への種籾をどう分けるかという事です。今回は、食用と種籾に分けたその中身の問題です。種籾を多く残せば、来年の収量は増え、その分、来年の食用も増え、再来年の種籾も増やせます。来年再来年とより豊かになるのが経済成長ですという事で、ここで言う今年の食用とは経済全体では賃金や消費です。国民経済計算でいれば、雇用者報酬の中身で、その分け方の問題です。(種籾は経営では利益であり、経済では貯蓄=投資で、この分は次回に取り上げよ...成長と分配の好循環:再論2、分配の中身の問題

  • 成長と分配の好循環:再論 1

    前回、岸田政権の経済ビジョンが、何かアベノミクスに似て来たようだという事を書きました。8年ほど前、鳴り物入りで登場したアベノミクスも、結局はゼロ成長時代を続けただけ、という事に終わったことを考えれば、新しい資本主義、成長と分配の好循環を掲げた岸田構想も、その先行きが心配になって来てしまうのでは、日本経済も救いがないことになりそうです。その原因としては、安倍さんがまだ院政を振るっていることもありそうですし、何よりも、政権の構想を肉付けする役割を担う関係省庁のスタッフの能力不足ではないかというのが心配されるところです。このブログでもすでに「新しい資本主義に命を吹き込め」、「成長と分配の好循環」:4つの課題」で、指摘しましたように、こうしたスローガンの具体化のために必世と思われることを指摘して来ました。しかし残...成長と分配の好循環:再論1

  • 岸田構想、アベノミクス化の様相

    新しい資本主義、成長と分配の好循環で分厚い中間層を復活させようといった「これは何かありそうだ」と感じられる岸田構想が打ち出され、これで低迷ばかりのアベノミクスから抜け出せるかと国民に期待感を持たせた岸田内閣です。その誠実な態度、物言いから支持率も上がって来ている岸田内閣ですが、この所の動きを見ていますと、なにか次第に精彩を欠いて来ているように思われます。政府の経済政策の根幹をなす財政の問題について、5月31日の経済財政諮問会議の動きを見ますと、結局財政再建を目標に掲げる岸田構想は消え、財政再建は目標だが、2025年に基礎収支の均衡といった具体的目標はなくなったようです。補正予算でも予備費が増え、アベノミクスがやってきた財政で景気を支えるという形に変えるようです。アベノミクスの3本の矢、円安の実現、財政の出動、民...岸田構想、アベノミクス化の様相

  • 習近平と民主主義の「トリセツ」

    今朝の朝日新聞に、中国の習近平国家主席が「領袖」と言う称号にこだわっているのではないかといった記事がありました。日本でも「自民党の領袖」などと使われる言葉ですが、中国では、生前から領袖という称号を得ていたのは、今は毛沢東1人だという事です。今年秋の党大会で「領袖」の称号を狙う事はすでに国内の一部でその称号をつけて習主席を礼賛する文書が出されている所から明らかなようですが、秋の党大会での最大の問題は、習国家主席が10年の任期を延長して終身制に踏み込むかどうかでしょう。鄧小平が国家主席の任期制を定めてから、江沢民、胡錦濤と2期10年の任期で退任していますが、習近平は、混乱の時代には自分のような強力なリーダーが必要という事で、すでに3期目を当然のこととするような体制を固めているようです。中國は、共産党一党独裁体制です...習近平と民主主義の「トリセツ」

  • 日本は国連を大事にしよう

    この何年かリーダーが独裁的な傾向を帯びる国が増えてきました。そのことは大変気になっており、折に触れて取り上げてきました。こうした傾向の国が増えることが、世界の雰囲気としては何か伝染病のように広がる恐れがあるような気すらします。第二次世界大戦の前も、ドイツ、イタリア、日本といった国が次第に独裁制を強め、そうした動きが互いに影響し合って枢軸国を形成し、更に互いに刺激し合って開戦に至るというという伝染性が見られるような気がします。第二次大戦後は、その世界的な大惨禍の経験から、もうこんな馬鹿げたことはしないと枢軸国ドイツ、イタリア。日本は、多分もう戦争を仕掛けかけるようなことはしないだろうと誰もが考える国になり、中でも日本は国際紛争を解決する手段としては、永久にこれ(戦争)を放棄すると憲法に書く国となりました。そうして...日本は国連を大事にしよう

  • 今年はソラマメを収穫しました

    今日は真夏日になるそうで、朝から暑い日ざしです。昨晩も朝までの雨で、湿度が高く蒸し暑い感じでしたので、もしホタルの羽化があるとすればこんな晩なのにと思いながら夜の9時ごろU字溝の周囲を見に行きました。毎晩、今年も失敗かなと思いながら見に行くのも面白くないけれど、未だ可能性ゼロではないから、もしかしたら今晩あたり・・・、と思いながら行くのですが。昨晩はその「今晩あたり」が「今晩、当たり」ということになりました。2匹羽化していたのです。まだ予断は許しませんが、連続羽化するようでしたら、良い写真が撮れた時に、状況をご報告します。ところで今回は、昨日の続き、ミニミニ家庭菜園の片隅のソラマメのことです。昨年末、チューリップの球根を植える時に手伝いに来た長男が、ソラマメの苗を3本持ってきまして、花壇の一番東側の端に植えてい...今年はソラマメを収穫しました

  • 小さな家庭菜園を楽しむ季節に

    コロナ・ウィルスの方は何となく「なんとかなりそう」な感じもありますが、ロシアのウクライナ侵攻問題は先が見えません。ロシアが豊富な石油・ガス資源を有効に使い、資源大国として順調な経済発展をベストと考えるような国であれば、ユーラシア大陸は、人々が皆笑顔で暮らせる平和で快適な大陸になるのでしょうが、何で好んで破壊と殺戮をするのでしょうか。考えるだけで疲れます。時に人間の愚かさに愛想が尽きて、小さな家庭菜園を楽しむ平穏な生活に没入したくなるのも歳のせいでしょうか。我家の狭い花壇も例年通り5月の連休にはチューリップを整理し、胡瓜と茄子を3本ずつ、それにミニトマト2本の家庭菜園になりました。胡瓜はもう弦を伸ばして、支柱に伸び上がり、それぞれ低い所の雌花は黄色い花を開いています。最初の実は育てない方がいいというので、花が凋ん...小さな家庭菜園を楽しむ季節に

  • ロシア国内プーチン批判の声続く

    ロシア国内で、プーチンのウクライナ侵攻に反対の声が上がったことがまた報道されています。今回の発言の主は、レオニード・イワショフさんという、かつてはロシア国防省で国際局長を務めた軍の重鎮で、現在は全ロシア将校の会の会長だそうです。そのイワショフさんが、国内のマスコミのインタビューに応じ、プーチンのウクライナ侵攻政策の誤りを指摘し、プーチンは知恵と経験のある人の意見を聞くべきだと語り、国民に謝罪し、政府の要職には軍事作戦に反対の人を据えるべきだと言っているとのことです。インタビューでのイワショフさんの発言は、随分いろいろなことに触れているようですが、やはりプロの軍人だったことから、戦略の失敗について鋭く追及し、もともとNATOがロシアに直接的に危害を与えるような状態ではないに関わらず事を起こし、世界の中で孤立し、未...ロシア国内プーチン批判の声続く

  • ロシア内部の「声」を支援:情報戦争の重要性

    ロシアのスイス駐在の外交官、ボリス・ボンダレフさんが、「プーチン(大統領)が引き起こしたウクライナ、そして全ての西側諸国に対する侵略戦争は、ウクライナ人、そしてロシア国民に対する犯罪でもある」との声明を発表して辞任しました。スイス駐在であれば、世界の情報を自由に入手できるでしょうから、プーチンの起こした時代錯誤の残虐な戦争についての客観的な判断は当然可能でしょう。そして、「今回の侵攻ほど恥ずかしいと感じたことはない」と自分の気持ちを率直に表明しています。しかし、ウクライナ侵攻が始まってから3か月、その間、そうした思いを次第に強くしながらも、ボンダレフさんがこうした意見を率直に表明するまでには、それだけの時間がかかっているという事でしょう。国家公務員、外交官としての教育を受け、キャリアを積んできたのですから、国の...ロシア内部の「声」を支援:情報戦争の重要性

  • 我家のホタルその後、今年は期待していますが

    我家のホタルの飼育については、毎年報告していますので、今年も、今のうちに経過報告をしておきたいと思います。というのも、実は、今年も昨年に続き失敗の可能性が高いようなので、ホタルの光をお届け出来ない事を考えているからです。(予防線を張っているという事でしょか)一昨年の秋に、我が家の山茶花にチャドクガが大派生し、何とかしなければと殺虫剤を使いました。後から「しまった、ちょっとやりすぎたかな」と思ったのですが、残念ながら残留殺虫剤のせいでしょう、羽化したのはゲンジボタルが僅か1匹、ヘイケボタルは全滅という惨状でした。不注意で、ホタルの幼虫には申し訳ないと思いましたが、後の祭でした。そんなことで今年はゲンジの種ボタルだけを改めて仕入れ、終齢までは発泡スチロールの中、4月上旬に上陸しそうな様子になってにわのU字溝に放しま...我家のホタルその後、今年は期待していますが

  • 民主主義の「トリセツ」 第2回

    4月9日に「民主主義の「トリセツ」が必要な時代」を書きました。何故そんなことを書いたかと言いますと、ロシアがウクライナに侵攻し、事態がますます深刻になって来ているからです。これはロシアとウクライナの戦いではなく、民主主義と独裁主義の戦いだという人もいます。民主主義国は大多数がウクライナを支持し、一部の独裁国がロシアに理解を示しています。多くの国、多くの人達が、民主主義国は戦争など仕掛けない、独裁国がこういう国際法に違反するようなことをやるのだと言っています。私もそうだと思っています。しかし、問題は、ロシア自身が、形式上は民主主義国なのです。ロシアを支持している中国も、国のリーダーは多数決で決めているという事のようです。しかし誰が見ても、ロシアはプーチン大統領の独裁の下にありますし、中国も、共産党一党独裁で、習近...民主主義の「トリセツ」第2回

  • デジタル化の流れは何処で滞留

    昨年、「デジタル国家に近づくには」と書きました。デジタル庁が出来、デジタル大臣がおかれ、事務方のトップのデジタル監には大学教授(女性)が就いて、菅総理はニコニコ顔でした。デジタル化推進役として、大臣と大学教授出身のデジタル監のコンビで、いよいよ日本のデジタル地代の幕開けかと期待したのですが、差し当たってマイナカードの普及などの動きはあったものの、その後格別な動きはなかったという印象でした。岸田内閣になって、大臣は新進の女性政治家が付き、デジタル監には内部昇進の、今度は男性が付きました。男性か女性かはどうでもいいのですが、デジタル化は進んで行かなくてはならない事ですから,しっかり構想を練り上げて、世界に恥ずかしくないデジタル日本に向けて精力的に動いてほしいと思っています。そういう意味では、国の政策としては、折角作...デジタル化の流れは何処で滞留

  • デジタル化の流れは何処で滞留

    昨年、「デジタル国家に近づくには」と書きました。デジタル庁が出来、デジタル大臣がおかれ、事務方のトップのデジタル監には大学教授(女性)が就いて、菅総理はニコニコ顔でした。デジタル化推進役として、大臣と大学教授出身のデジタル監のコンビで、いよいよ日本のデジタル地代の幕開けかと期待したのですが、差し当たってマイナカードの普及などの動きはあったものの、その後格別な動きはなかったという印象でした。岸田内閣になって、大臣は新進の女性政治家が付き、デジタル監には内部昇進の、今度は男性が付きました。男性か女性かはどうでもいいのですが、デジタル化は進んで行かなくてはならない事ですから,しっかり構想を練り上げて、世界に恥ずかしくないデジタル日本に向けて精力的に動いてほしいと思っています。そういう意味では、国の政策としては、折角作...デジタル化の流れは何処で滞留

  • 2022年4月消費者物価2.5%上昇

    今日、総務省から4月の消費者物価指数が発表になりました。このブログでは、4月には消費者物価の上昇は2%を越えるとみて来ていましたが、2.5%とは予想外の大幅という感じです。これから日本でも消費者物価の上昇がいろいろ問題になりそうなので、消費者物価の種々の問題も、取り上げてきたいと思います。消費者物価の総合指数にはご承知のように3種類ありまして、全てをカバーする「総合」、不規則の動きが多い生鮮食品を除いた「生鮮食品を除く総合」、海外の変動に影響されるエネルギーも除いた「生鮮食品とえねるぎーを除く総合」の3つです。生鮮食品とエネルギーを除く総合は、日本経済そのものの基本的な状態を表すので、アメリカでは、は「コアコア(核心部分の意)」と呼ばれ、その国の経済の在りかたが物価に反映する部分と理解されています。(政府のイン...2022年4月消費者物価2.5%上昇

  • IPEFとは何か、日本の役割は?

    明日から5日間、アメリカのバイデン大統領が、日本と韓国を歴訪ということだそうで、その中で、IPEF(インド太平洋経済枠組み)の設立を提唱するということだそうです。アメリカは今、民主主義諸国の盟主として、大変大きな役割を担うことになっているようです。というのも、ロシアのウクライナ侵攻という、歴史が100年近く巻き戻されたような事件が起き、ウクライナは勿論、ヨーロッパ諸国からも、更に広い意味では、世界の民主主義の国々から、やはり頼りになるのはアメリカ、と言うことになって来てしまったからでしょう.民主主義諸国がそう考えるのも当然で、ウクライナに進行したロシアは、典型的な専制主義国家で、プーチンという独裁者の下でその意のままに動くという恐ろしい国であることが明らかになったのです。改めて独裁国の恐ろしさを見せつけられ、ロ...IPEFとは何か、日本の役割は?

  • 1-3月GDP、コロナ、国際情勢、物価

    1-3月GDP、コロナ、国際情勢、物価昨日、2022年1-3月のGDP速報が内閣府から発表になりました。この所の四半期の実質GDPの対前期の動きを見ますとコロナ次第で、昨年の1-3月が-0.3%、4-6月が+0.5%、7-9月が-0.7%、10-12月が+0.9%で今年の1-3がつが-0.2%と毎期+と-を行き来しています。この1-3月のマイナスは勿論オミクロン株感染急拡大のせいもあるでしょうが、次第に国際情勢の多様な影響が出て来そうです。これはまず、原油を中心にした国際的な原材料価格の上昇問題、3月からはウクライナ関連で、対ロシア経済制裁問題をはじめ国際関係の諸問題、金融性Sカウ格差による為替レートなどが影響して来そうです。これからますます波乱含みの国際情勢がGDP統計に影響するのは典型的にGDPデフレータな...1-3月GDP、コロナ、国際情勢、物価

  • 企業物価指数(4月)が発表になりました

    昨日、日本銀行から、2022年4月の輸入物価指数と企業物価質が発表になりました。主要3物価の動き(2021年1月=100)消費者物価の2022年4月は「全国」が未発表だので「東京都区部」の数字で代替マスコミの報道では。企業物価指数は10%の上昇、輸入物価指数は44.6%もの上昇塗料物価と、上昇基調が続いていることが報道されていました。今の物価上昇は、殆どが世界的な原油などの資源価格の上昇と、円安による輸入品の価格上昇ですから、そのすべての影響が輸入物価指数の上昇になって、まず輸入物価が上がり、その影響が企業物価に出て、最終的には消費者物価に及んでくるという形になっています。輸入物価から企業物価へ、そして消費者物価へという価格上昇の波及が目に見えるように、ここではグラフにしています。輸入物価が上がり始めたのが20...企業物価指数(4月)が発表になりました

  • 今がチャンス、非正規の正規化と産業訓練の徹底を

    先行きのことは誰にも解りませんが、ロシアのウクライナ侵攻の問題は長引きそうだという見方が多くなってきました。それだけではなく、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟問題に対する独裁国ロシアの反応が懸念されるという新たな問題が起き、世界の情勢は、何か不安定の度を増しているようです。ロシアの様な独裁国は、独裁者の異常な意思決定ですべてが動きますから状況が複雑化すと世界中が先行きの判断が難しくなり、大変困るわけです。そして予防的に走る方向は、防衛力、具体的には戦力の強化という事になります。これは大変恐ろしく悲しい無駄かもしれない出費ですが、それが当面の経済活動に対しては活発化の効果を持つようです。恐らく日本も例外ではないでしょう、そしてそれは日本の場合、これまでの産業政策の失敗で弱体化した技術開発力の再建という形で...今がチャンス、非正規の正規化と産業訓練の徹底を

  • 上がり始めた消費者物価、4月2%越えへ

    いよいよ消費者物価の値上がりが始まる気配です。日用品、生活必需品などは、これまで値上げすれば売れなくなるというので、5年も10年も値上げをしないで来た商品やサービスも沢山あります。賃金も上がらないし、消費意欲も低い状態が続き、経済評論家も「世界的に物価の上がらない時代に入った」などと解説していたのが半年か1年前までの状況でした。それでも一般的には年に2=3%は物価が上がっている国も多かったのですが、日本は本当に物価が上がらない国でした。今の消費者物価指数(2020年基準)は、「生鮮食品とエネルギーを除く総合」で見ますと2008年が97.9で2021年が99.2、その間2000年が一番高くて100.0ということです。ところが昨年後半あたりから世界中で物価が上がり始めアメリカやEUでは今や年率8%前後となり、日本で...上がり始めた消費者物価、4月2%越えへ

  • 2022年3月期大手決算好調ですが

    コロナ禍で深刻、原油等資源価格上昇で痛手、悪い円安が心配、ロシア経済制裁でビジネス停滞・・・、何か八方塞がりの日本経済のようですが、3月期決算の数字が出てきました。トヨタをはじめ自動車関連は円安で大幅増益、史上最高利益もありです。輸入原材料高・エネルギー価格上昇で、大変なはずの日本製鉄、JFEは黒字転換、石油元売り企業も資源高に加え政府補助金で過去最高益企業もといった決算報告を見ていますと、原油高、運安で日本経済は大変と言っている経済専門家の意見が「あれ一体何なの?」といった感じではないでしょうか。確かに自動車産業の様な輸出産業は円安にあればその分利益が増えることは知られています。では鉄鉱石やエネルギーを輸入する鉄鋼産業は何で黒字転換したり最高益が出たりするのでしょうか。日本製鉄はトヨタとの鋼板などの値上げ交渉...2022年3月期大手決算好調ですが

  • カルミヤも過労だった?

    玄関わきのカルミヤについては道行く人も時にきれいですねと言ってくれます。カルミヤが綺麗に花をつけるのは1年おきと言われ、我が家のカルミヤも綺麗に咲いた翌年は、去年咲かなかった枝に少し花をつける程度でっした。一昨年の花の後、「花がらを取ってやれば毎年咲きますよ」と言うアドバイスを聞きました。そうか、実がなるのに養分を使うので、翌年は花目が出来ないのか、ということで、花がらをきれいに取ってみました。これは当たりで、お陰様で昨年も沢山の花をくけてくれ、やっぱり教えてくれた通りだと喜んで、昨年も、花がらをしっかり取りました。ところが、その後、木全体が、何か元気がなくなり、今年は新しい葉も少なくなって、数本に分かれている枝のうち、2本が枯れてしまいました。「これはもう老木になって枯れるのか、残念だな」と思いましたが、考え...カルミヤも過労だった?

  • カルミヤも過労だった?

    玄関わきのカルミヤについては道行く人も時にきれいですねと言ってくれます。カルミヤが綺麗に花をつけるのは1年おきと言われ、我が家のカルミヤも綺麗に咲いた翌年は、去年咲かなかった枝に少し花をつける程度でっした。一昨年の花の後、「花がらを取ってやれば毎年咲きますよ」と言うアドバイスを聞きました。そうか、実がなるのに養分を使うので、翌年は花目が出来ないのか、ということで、花がらをきれいに取ってみました。これは当たりで、お陰様で昨年も沢山の花をくけてくれ、やっぱり教えてくれた通りだと喜んで、昨年も、花がらをしっかり取りました。ところが、その後、木全体が、何か元気がなくなり、今年は新しい葉も少なくなって、数本に分かれている枝のうち、2本が枯れてしまいました。「これはもう老木になって枯れるのか、残念だな」と思いましたが、考え...カルミヤも過労だった?

  • 経済安全保暲と国内生産、人材活用

    経済安全保暲法案は今日、成立の予定だそうです。コロなというパンデミック、米中経済摩擦、そしてロシアの暴挙で対ロシア経済制裁と世界経済が混乱する中で、世界の平和と安定を前提に進行していた経済活動の国際分業、具体的にはサプライチェーンの国際化が、あちこちで不具合を生じています。日本の場合も、安価な労働力や、自前の技術開発の手間を省こうなどなど、より安いコストと安易な経済運営を狙ったサプライチェーンの海外展開は、一転して生産の停滞を引き起こす事になったのです。こうして状況変化により、出来るだけ国内で生産が完結するように心掛けようというのが経済安全保障の趣旨でしょう。サプライチェーン強化、サイバー攻撃防御、官民協力で高度技術、高度な武器の特許非公開が4本柱だそうですが、要するに「自国で出来るだけ」というのが基本精神です...経済安全保暲と国内生産、人材活用

  • 家計調査(2022年3月)消費不振続く

    今日、総務省より標記3月の家計調査が発表になりました。3月、オミクロン株の感染状況もいくらか鎮静化してきたこともあり、春闘も政府、連合、それに経団連も賃上げに積極的という状況の中で、家計の財布の紐もいくらか緩むのではないかと期待しながら数字をみましたが、現実は期待通りにはいきませんでした。消費動向を少し長い目で見ますと2人以上所帯の消費支出はコロナの初期、2020年の3月にはまだ29万円台でしたが、4月、5月には26万円台、25万円台と急落、6月以降は26万円から28万円と低迷し年末消費でやっと31万円台という状況でした。2021年に入っても、改めて低迷状態は続き、3月、4月と年末だけが30万円に載せましたが、それ以外の月は25万円台から28万円台と振るわず、結局この2年、消費支出は殆ど増えていないのです。今年...家計調査(2022年3月)消費不振続く

  • 当面する課題、コロナとロシア

    いま世界の多くの人々が考えているのは、コロナが何とか早く収まってくれないかという問題とロシアのウクライナ侵攻がなんとか早く収まってくれないかの2つではないでしょうか。この2つが片付けば、世界中はぱっと明るくなり、みんなが「この世に生まれて来てよかった」と思うと言っては言い過ぎかもしれませんが、地球人類の国際関係、政治、経済、社会、毎日の生活も、大きな心配や制約やわだかまりはなくなるのでしょう。コロナについては、多くの国々が次第に制限を見直しつつあります。平常に戻した国もあります。日本でも、今年のゴールデンウィークは「十分気を付けてください」と言うだけで、交通手段の制限はありませんでした。問題はそれで新規感染者がどうかという一点で、確かに東京では昨日は前週比600人の増の3011人、昨日の全国は42500人で2週...当面する課題、コロナとロシア

  • 岸田首相、シティーで「岸田に投資を!」

    岸田総理は今回の海外歴訪の最後の訪問国イギリスで、国内では発表していない「資産所得倍増プラン」を発表し、「InvestinKISHIDA」と呼びかけたとマスコミが報じています。場所はロンドンの「シティー」、世界で最も伝統ある金融市場です。何せ、2000兆円の個人金融資産を持つ国の総理大臣の講演ですから、聴衆も熱心だったと思われますが、中身もかなりいい事が詰まっていたようです。岸田総理の基本認識は、現在2000兆円の個人金融資産の半分を占める預貯金はゼロ金利で眠っているようなものだから、これをNISAなどの拡充・活用で、貯蓄から投資に振り向け、経済活動の活性化を推進する。投資を進める分野は「人」「イノベーション」「スタートアップ」「グリーン・デジタル」の4本柱で、具体的項目として脱炭素化に10年で150兆円を充て...岸田首相、シティーで「岸田に投資を!」

  • オオムラサキ満開に、昨年より4日遅れ

    今年のゴールデンウィークはどう数えるのかとネットで見てみましたら、.4/29~5/5までの7連休.4/29~5/8までの10連休という2通りの見方が出ていました。私の様な、毎日が日曜日の老人には、そんな事はどうでもいいのかもしれませんが、やっぱり長い方がいいので、今日も休みにして10連休という事にしました。広がり過ぎたオオムラサキ実は、これは多分にオオムラサキの開花状況が気になってのことでもあります。昨年は5月2日に満開の写真をブログ載せていますが、今年は一昨日まで頂上の辺りには蕾があって満開ではないのです。ちょうどGWの初めのころ気温の低い日があったからかも知れません。そしてやっと「こどもの日」端午の節句の昨日満開になりました。早速、撮ったのが上の写真です。写真にしてみてやはり気になるのが、この角度だと電線が...オオムラサキ満開に、昨年より4日遅れ

  • 米国金利、円レート、実体経済

    アメリカの中央銀行FRBのパウエル議長は、前回の0.25%の金利引き上げに続いて今日5月5日、0.5%の大幅引き上げを決めたとのことです。アメリカの消費者物価の上昇が年率で、1月には7%を越え、2月には8%に近づき、3月には8%を越えるという状況を何とか鎮静させようと、思い切った金融引き締め政策を取るという事でしょう。アメリカの場合は産業界の性質そのものが、マーケットメカニズムの信奉者のようで、値上げできる時には値上げしようという行動様式になるようで、消費者もそれにある程度容認的なのでしょう。一方、労働市場の方も、労働組合も、それなら賃金の引き上げで対抗しようという思考回路が明確なようで、賃金の引き上げが目立ち、GAFAの一角Amazonで労働組合が結成されるといった状況が見られます。一方アメリカ政府の方は、世...米国金利、円レート、実体経済

  • 人の心を和らげる『みどり』の日

    今年もまた「みどりの日」が来ました。我家の狭い庭も新緑でいっぱいです。ゴールデンウィークの特定の休日に挟まって「みどりの日」があることは大変良い事だと思っています。もともとは昭和天皇の誕生日が「みどりの日」でしたが、これが「昭和の日」になったのも大変良かったと思っていますし、「みどりの日」が祝日として5月4日に残されたことも、この祝日をここに残した人の知恵に敬意を表するところです。「グリーン」という言葉は、公害などがない綺麗な空気(環境)を表す言葉として使われてきていますが、これは葉緑素の生み出す緑色が、人間だけで得なく、あらゆる動物にとって、最も大切なものだからでしょう..。実生のけやき以前もこんなことを書いた記憶がありますが、炭酸ガスが充満していた地球大気の下で、植物が発生し、植物の持つ葉緑素が、光合成によ...人の心を和らげる『みどり』の日

  • 憲法記念日と戦争

    日本は世界でも平和憲法を掲げる数少ない国の一つです。憲法記念日ですから、マスコミも平和憲法の是非についていろいろな立場からの意見を取り上げ、それぞれに主張や解説、論評など特集しています。特に今年の場合はウクライナ問題があるので、平和憲法を掲げる日本でも、改憲についての議論が盛んです。改憲の議論が出るたびに、特に賛成、反対の世論調査などの場合に、何時もはっきりしないのは改憲の中身が平和憲法をやめて戦争する国になろうという意見なのか、平和憲法については変えることは考えず、それ以外の点で、改正した方がいいという事なのか、必ずしもはっきりしない事でしょう。平和憲法は、今は日本の立国の基本と考え、ついでにそれ以外の点も絶対に現状維持と言うのもおかしな話ですし、直接に戦争の出来る国にしようとは言わないけれども、そこに持って...憲法記念日と戦争

  • 頑張る日銀、円安を試すのも一策?

    この所の様子を見ていますと、日銀はの為替政策は,,かなり徹底しているようです。黒田総裁は、この程度の円安であれば、日本経済にとってはマイナスよりプラス効果の方が大きいと、今の所では、見ているのでしょう。もうひとつは、2%インフレターゲットが明確になるまで円安を見極めてもいいということもあるのかもしれません。その場合、目指したインフレの意味が、輸入インフレを含むものか、それとも、アメリカでいう「コアコア」、日本でいえば、「生鮮食品とエネルギー除く総合」を指しているのかという見方の違いがあります。消費者物価の総合であれば、4月の数字が出ればほぼ確実に2%を達成しますが、「生鮮食品とエネルギーを除く総合」であれば、まだ1%に届くかどうかでしょう。表面的な現象としては、海外価格と値上がりと円安で消費者物価が2%を突破し...頑張る日銀、円安を試すのも一策?

  • 釣鐘水仙と白雪芥子のせめぎ合い

    アケボノは花が落ち始め、一方オオムラサキは、今日は5~7分咲きです。昨年はコロナのデルタ型で外出まかりならぬという事でGWも「花を愛でて過ごします」と書きましたが、今年も高齢者は巣篭りです。昨年は5月2日に満開のオオムラサキの写真を載せましたが、あと3日、やはり同じように満開になるのでしょう。今日はオオムラサキの下のホタル上陸・羽化用の藪の様子です。ハナニラや黄水仙、貝母、アリストロメリア、キスゲ、ジャーマンアイリス、ウラシマソウ、シラユキゲシなどを家内が植えていたのですが、ここ何年かシラユキゲシ(白雪芥子)が塀際から進出して、一面に葉を広げるようになりました。花も良く咲いて真白な綺麗な花なので自然のままにしていました。ところが、今年はツリガネズイセン(釣鐘水仙)がシラユキゲシの中に随分たくさん伸びてきました。...釣鐘水仙と白雪芥子のせめぎ合い

  • ウクライナ問題の中の昭和の日

    今年も「昭和の日」が来ました。ゴールデンウィークの始まりです。昨年の昭和の日に、昭和天皇の誕生日と明治天皇の誕生日だけが何故「国民の祝日」になって残っているのかの理由を考えることになったいきさつを書きました。政府が決めたことですから、決めた時の経緯を知っている人に聞いてみなければ本当の理由は解らないのですが、去年の今日は、家内の質問でしたから、私なりの答えを考えて答えました。1年前のブログをお読みになった方には、蒸し返しになって恐縮ですが、答えは、明治の時代から日本は内戦をしなくなった。昭和の時代から日本は戦争をしない国になった」この画期的な変化を記念するためでしょう、というものでした。本当の理由と同じかどうかは別として、だれもが知っている現実にぴったり合っているのですから、また世界の誰が聞いても、それなりに納...ウクライナ問題の中の昭和の日

  • 地球人類社会の意思決定機関は「国連総会」でしょう

    ロシアのウクライナ侵攻は、ロシア、中国のこれからの態度次第で、第三次世界大戦につながる可能性もあるといわれています。そんなことを地球人類は許していいのでしょうか。ごく自然に考えれば、地球人類の大部分がそんな事は望んでいないといと解っていながら、人類社会の中の数えるほどの人間でしかない独裁者と、そうした人たちを信仰する極く少数の取り巻き、そして独裁者の恣意的な誤情報に騙されている人々、煎じ詰めれば、数えるほどの独裁者のために、人類のほとんどが望んでいない世界戦争という野蛮な行為に曝されるということが「起きるかもしれない」と言われているのです。こんな事、人間が戦争をしなければならないといった事は、国際関係がどうとか思想や主義の違いとかいった難しい事を持ち出さなくても、「人間の自然な心情として」、おかしな事、あるべき...地球人類社会の意思決定機関は「国連総会」でしょう

  • 「アメニモマケズ」自然は元気です

    この所お天気は日替わりで、降ったり照ったり。今朝の都下国分寺の気温は21℃で20度を超えていました。曇りかと思ったら雨で、先程は強く降っていましたが、今は急に強い日差しに変わっています。チューリップは殆ど散ってしまいましたが久留米ツツジ、アケボノ、玄関先のフェンスに這うモッコウ薔薇が順繰りに咲いてくれています。アケボノが年々伸びて、その下になってしまった久留米ツツジが最初に満開になり、モッコウ薔薇アケボノが開き始めてからもう一週間ぐらいでしょうか。満開のアケボノツツジ、右下が久留米ツツジ急に夏日が来たり、また好天と雨が1日交替の様な天気が続き、綺麗に開いた花も雨に打たれて、大丈夫かなと気になったりしたのですが、天気が回復すると花弁をしっかり伸ばして「満開ですよ、どうぞ御覧下さい」と言っているように、確りした姿を...「アメニモマケズ」自然は元気です

  • 格差社会化の阻止と年金問題

    コロナ禍の影響でしょうか、合計特殊出生率の低下が見られるようです。一時的なものであってほしいと思っていますが心配です。いま日本で、社会保障関係で最も心配されているのが年金問題でしょうか。政府自体がまったく定見を持てていないのでしょう。麻生さんの、審議会の答申受け取り拒否(老後生活に2千万円の準備が必要という答申)についての説明もありませんし、積立金の運用をマネーゲームで稼ごうという事で何とかなるのかどうか誰にも解りません。基本的にはマクロ経済スライド方式で、つまりは日本経済の動向次第ですという事で、理屈はその通りでしょうが、現実はどうなるかが国民の心配なのです。老後が心配の国民は、自力で老後資金を準備しようと、現実の生活は「貯金貧乏」になっています。「貯金貧乏」とは、老後のために頑張って貯金をするのですがゼロ金...格差社会化の阻止と年金問題

  • 格差社会化の早期是正を(国の政策編)

    前回は、雇用や賃金を中心に、産業界や企業労使が考える、いわば企業の経営理念や人為制度における日本企業の伝統的な活動について見てきました。しかし現在の世界の潮流を考えれば、放置すれば進行する格差社会化を阻止し、国として適切な平等度の実現を目指す手段は、基本的には国の役割というのが正常な姿でしょう。今回は、国としてのいかなる政策が望まれるのか、何が間違っていたから、急速な格差社会化が進んでしまったのかを見ていきたいと思います。問題を大きく分ければ、所得税制、企業税制、社会保障制度、中でも児童手当制度、それに今後問題になるキャピタルゲイン税制といったことになるのではないでしょうか。<個人所得税の累進度の問題>日本の高度成長期には、個人所得税の最高税率は、国税・地方税合わせて80%を越えていました。そこまで高いのがいい...格差社会化の早期是正を(国の政策編)

  • 当面する経済問題を整理する:格差社会化の早期是正を

    現在わが国が直面している社会・経済的問題は、世界的な混乱による部分もありますが、日本の社会経済自体の構造に問題が在る部分が大きい事もこれまでの検討で見えてきました。そしてその主要なものは、格差社会化の深刻化にあることもはっきりしてきました。格差社会化の最大の要因は非正規雇用の拡大にある事は前々回指摘しましたが、格差社会化の是正には、まず雇用構造の正常化が必要でしょう。戦後、日本の経営者は、従業員の身分制を廃止し、全員「社員」とい事で統一しました。賃金体系なども全従業員共通の企業も多かったようです。これは、格差拡大を進めないうえで大きな効果があったと考えられています。ところが、プラザ合意で、円レートが2倍になってからの円高不況の中で計算上は賃金を半分にしなければならないのですが、そんなことは不可能です。2割、3割...当面する経済問題を整理する:格差社会化の早期是正を

  • 3月の消費者物価を追加しました

    主要3物価の推移資料:日本銀行、総務省今日、総務省から2022年3月の全国の消費者物価が発表になりました。2020年=100の指数は101.1で先月発表の先行指標、東京都区部の3月分の速報値101.1と同じでした。結果、上のグラフ2021年1月基準でも、2月の0.9%上昇から0.4ポイント増え、1.3%になりました。じりじり上昇が続きそうですが、グラフで確り追跡します。3月の消費者物価を追加しました

  • 3月の消費者物価が発表に

    グラフ準備中今日、総務省から2022年3月の全国の消費者物価が発表になりました。2020年=100の指数は101.1で先月発表の先行指標、東京都区部の3月分の速報値101.1と同じでした。結果、上のグラフ2021年1月基準でも、2月の0.9%上昇から0.4ポイント増え、1.3%になりました。じりじり上昇が続きそうですが、グラフで確り追跡します。3月の消費者物価が発表に

  • 当面する経済問題を整理する:対策の基本は所得構造

    この4回ほど「当面する経済問題を整理する」という事で書いてきましたが、きっかけは、やっと2%インフレ目標が達成されたのに、政府は大慌てで低所得層への給付金のバラマキの仕方の摺合せに走るだけという奇妙な事態でした。懸案の目標達成ならば、何かいい事があるはずが、実はなんもないのだという事が、国民に広く知れ渡ってしまったという事は、政府の目標はとんだ見当違いだったという事でしょう。(言い訳はあるでしょう。それならそうと最初から・・・)今は、そんなことになった原因を確り整理して、説明できるようにすることが政府の仕事でしょうが、そんな事はそっちのけで、参院選のための人気取りに、インフレで困っている人により手厚い給付金のバラマキをと与野党ともに競っているのです。何とも情けない構図ですが、それも我々が選挙で選んだ人たちがやっ...当面する経済問題を整理する:対策の基本は所得構造

  • 当面する経済問題を整理する:輸入インフレ対策は?

    この問題はすでに何回触れているので簡略に整理したいと思います。前2回で円安対応について整理しましたが、円安の場合も輸入価格が上がりますので、現実には、今回のように現象としては輸入インフレと一緒になります。しかし、理論的には全く違うので、一緒に起きても、海外価格が上がる部分と円安の部分は分けて考えなければ本当の姿は解りません。今回取り上げるのは海外価格が上がって輸入物価が上がる部分のことです。典型的には今起きている原油の値上がりです。これは世界でほぼ一律に起きます。産油国でもガソリンは値上がりします。国内で安く売るより海外に高く売った方が得ですから、政府が介入しない限り国内価格も上がり値上がりは世界共通です。当然日本でも原油輸入価格が上がりガソリンの価格が上がります。それで困る人がいるのという事で政府は補助金を出...当面する経済問題を整理する:輸入インフレ対策は?

  • 当面する経済問題を整理する:円の安定が最善

    前回は円安になった場合に、日本経済にはどんな影響がどのくらい出るのかといった基本的な問題について見てきました。答えは、日本の場合10円、15円の円安では、そのまま消費者物価に影響してもせいぜい1~1.5%ぐらいということが解りました。それなら、なんでアメリカでは7%とか9%とか消費者物価が上がるのかと言えば、それは便乗値上げとか、流通混乱で商品が足りなくなるとか、物価が上がったからとすぐに賃金も上がるとかいったことが重なるからでしょう。日本の経済社会はもう少しお行儀がいいので、そういう部分は少ないようです。ところで、問題は、もともとの原因である円レートの問題、円レートがなんで急にそんなに動くのかという事です。今回の直接の原因は、お行儀の悪いアメリカなどで、物価が上昇し、インフレ抑制のために金融の引き締め、金利の...当面する経済問題を整理する:円の安定が最善

  • 当面する経済問題を整理する:円安の分析

    政府はインフレ対策に熱心で、来週には方針が出るようです。今迄の様子では、多分に後追い政策の範囲と予想されますが、今の日本経済の状況を考えれば、より本格的な対策が必要で、当面のインフレ対策もその一部として、それに整合するものでなければならないでしょう。多分に選挙との関連が考えらえる時期ですが、そういう事は別にして、こうした多様な問題が重なってインフレが起きている現状についての対応策を考えてみたいと思います。当面する問題はさし当たって大きく3つあるように思います。①為替変動によって起きる問題への対処の仕方②資源価格等の上昇による輸入インフレへの対処の仕方③こうしたインフレ要因を受ける日本経済社会の構造問題今回は先ず、為替変動に関わる問題を考えてみます。今日のニュースで、鈴木財務相が「今の円安は悪い円安だ」といったよ...当面する経済問題を整理する:円安の分析

  • 世界的インフレ状態、対策の方向は

    政府・日銀の長年の目標であった2%のインフレがようやく達成される段階になって、政府は慌てて与党内のインフレ対策のすり合わせに奔走しています。後追いの給付金で問題が解決するとは誰も思っていませんが、参院選もあり、民主政治の「人気取り」という悪い面が確り出ているというのが実態でしょう。政府は赤字財政を受持ち、日銀はゼロ金利を受け持ちと分業で、繋いでいるのは国債の日銀引き受けという一点。日本経済はどこへいくのでしょう。世界経済は容易でない事態です。もともと気候変動という重大問題が在るところに、コロナウィルスが闖入、そしてこれでもかというように独裁国ロシアが自由世界に戦争を仕掛けてきているのです。問題を担当するのは、政府。日銀だけではありません。産業界の労使、生活者であり、同時に、政権担当者を決める権利を持つ一般庶民、...世界的インフレ状態、対策の方向は

  • 「ウラシマソウ」今年は早め

    例年5月のゴールデンウィークあたりに載せているウラシマソウ(浦島草)ですが、今年は育ちが早いようです。先週あたりから立派になって、特徴である、浦島太郎の釣竿を思わせつる「弦」も随分長く伸びています。オオムラサキの下の一本拡大すれば(立派な弦が)毎年元気に生えて来てくれるのですが、なかなか増えてはくれません。狭い庭の東側のオオムラサキの下、ホタルとメダカを育てるU字溝に沿った藪に1本、西側のアケボノの下に、こちらは、毎年向き合うような形で2本出てきます。アケボノの下の2本(それぞれに弦が)大分前に、家内が近所の仲良しの奥さんから分けてもらって植えたのですが、春にはきちんと伸びてきて、秋になると小さなトウモロコシの様な実がつきます。それが緑から真っ赤になり、最後には崩れて、直径5mmぐらいの赤い実がいっぱい散らばる...「ウラシマソウ」今年は早め

  • インフレ対策と格差社会の是正

    政府・日銀が安倍政権時代から目指していた2%インフレターゲットがようやく達成される時が来た様です。まだ元気らしい安倍さんは、「2%インフレ達成お芽出とう」のメッセージを出すのかと思っていますが、もうそんな目標はお忘れなのでしょうか。一方、マスコミの報道によれば、与党は、何とか庶民をインフレから守る方法を考えなければならないと慌てているようです。その方法というのは、低所得の人達に何かの形で給付金を出すという事のようですが、その財源をめぐって、自民党は早い対策が重要と予備費からの支出を考え、公明党は長くなるかもしれないので確り補正予算を組むべきだという意見で、急いで両者の調整をするとの事のようです。いずれにしても、こういう時に低所得層に対するバラマキの議論ばかりがされているというのは、何かお寒い感じがします。もとも...インフレ対策と格差社会の是正

  • 2%インフレ目標は達成ですね。それで?

    このたびの物価上昇は「悪いインフレ」だと言われるようですが、ともかく、政府・日銀の懸案のインフレ目標「2%」達成されることになるようです。試しに計算してみますと昨年4月の消費者物価指数は99.1、今年の3月の東京都区部の速報値は101.1です。割り算をしますと102.0です。来月4月の東京都区部の数字が出、再来月に全国の数字が出て確定ということにあるのでしょうが、4月の数字が上記の101.1を上回ることはほぼ確実ですから、多分4月段階でインフレ目標2%は達成ということになるのでしょう。思い出すのは昨年の2月、日経平均が3万円を記録したとき、当時の菅総理が「3万円は目標のまた目標だった」大変素直に喜んでいたことです。今はまた26.000円台に落ちて来ていますが、日本経済をどうするかを考える立場の総理大臣が、3万円...2%インフレ目標は達成ですね。それで?

  • 鵜入物価指数、企業物価指数の3月分発表

    主要3物価須数の動き(2021年1月基準、表示は上昇分%)資料;;総務省、日本銀行いよいよインフレが始まるのではないかという見方が多くなっています。このブログでは、物価問題についての多少正確な理解をしてみたいと考えました。そこで、今一番インフレ要因として心配されている海外物価の上昇と円安とを直接受ける輸入物価指数、それが消費者に届く途中の製造加工段階の物価である企業物価指数、消費者に届いた時の値段を調べている消費者物価指数という3つの物価指数がどういう動きをするのかをグラフにすることにしました。4月5日のブログで、それをやってみる事に決め、海外の資源価格などが上がり始めた2021年の1月からのグラグをつくりました。そしてそれを毎月新しく発表される数字で伸ばしていけば、海外で物価が上がった場合、消費者物価にどんな...鵜入物価指数、企業物価指数の3月分発表

  • あと1年、黒田日銀の政策は?

    2発のバズーカ砲、異次元金融緩和で30年にわたる円高時代からの脱出で出発した黒田日銀の目の覚めるような活躍から9年、期待された日本経済の活性化は思うように実現しないという不本意な状況の中で、黒田日銀もあと1年になりました。金融専門家の間でも、この所の異常な円安、下げ止まらない日経平均といった状況の中で、政策転換をの声もあるようですが、黒田総裁はまだ、円安のメリットの方が大きいとのご意見のようです。確かに当面の安全を考えれば、円安に振れても大きな間違いはないでしょうし、政策転換と言っても、では具体的のどうすると言われて即答される方もないようです。ただ、10年ゼロ金利というのは30年の円高不況に比べれば未だましかもしれませんが、正常な経済状態ではないことも確かでしょう。ゼロ金利というのは、カネの(希少)価値がないと...あと1年、黒田日銀の政策は?

  • ウクライナ問題、世界のこれからを決める戦い

    当初はあまり長いものにはならないだろうと言われていたロシアのウクライナ侵攻問題が、長期戦になりそうといった見方が強くなっています。ロシアは当初、ウクライナを早期に全面降伏させ、NATOの東漸を阻止できると考えていたのでしょう。プーチンもウクライナがロシアの援助を求めていると国民に言い聞かせながら自分も多少そう思っていたのではないでしょうか。然し現実は、かつてのソ連邦から独立して国々はロシアの圧政に強い反感を持っていたという事に次第に気付いているのではないでしょう。しかし誤った情報と誤った信念で、築き上げたロシアの世論、自分の権威を否定するわけにはいきません。権威を失う事はプーチンの最も恐れる所でしょう。情報操作の結果と考えられる80%を超える支持率に応えなければ、プーチン自身の権威が失われます。それはプーチンに...ウクライナ問題、世界のこれからを決める戦い

  • 花壇のチューリップ満開に

    今日は日曜日です。もう長らく「毎日が日曜日」の生活ですが。やっぱり土曜日、日曜日というと何となくのんびりした気分になってくるのも長いサラリーマン生活の結果の習性でしょうか。コロナで、人の来訪もないので、全くのんびりというのもあるのかもしれませんが、テレビをつければ二ュースはウクライナの惨状を写してくれます。心のどこかに痛みを感じながらも、やっぱりせっかくの日曜日、天気もいいので、少し世界情勢は忘れてと、申し訳ありませんが、自己都合が先に出ます。先日は玄関横の原種のチューリップにホッとする自然を感じましたが、我が家の狭い庭の最もいい場所を占める花壇では、100球2000円のチューリップが満開になりました。昨年暮れ、例年通り球根を買おうとネットで探しましたが、コロナのせいか入荷が遅れるし入荷量が少ない様子で、一昨年...花壇のチューリップ満開に

  • 民主主義の「トリセツ」が必要な時代

    最近は何事によらず「トリセツ」という言葉か聞かれます。もともとは家電製品などを買うとついてくる「取扱説明書」というのが一般的だったのですが、今は略して「トリセツ」というようです。昔から「取扱説明書」というのは解りにくいというのが一般的で、恐らくは、それを解り易くしようという事で、まず名前を「トリセツ」にして、中身も読めばすぐわかるようにしようというのが「トリセツ」の意図だったのではないかと思っています。そういうものが出来るのだったら、是非作って頂きたいと思うのが「民主主義のトリセツ」です。民主主義というのはいい物だと思っている人が人類のほとんどでしょうけれども、それでは民主主義という事で世界中がうまくいっているかと言うとなかなか上手く行かないのが現実でしょう。それなら、みんなに簡単によく解るような民主主義の「ト...民主主義の「トリセツ」が必要な時代

  • 原種のチューリップ咲く

    わが家の玄関脇、窓の下の狭いスペースに毎年原種のチューリップの生えるレンガの囲いがあります。その先は隣家との塀で、その塀際には毎年早春にリュウキンカが咲き、今年もこのブログに載せました。窓の下のレンガの囲いの中は、リュウキンカの咲き始める頃に薄緑のとがった芽が出て来て、次第にびっしりと延びて来ます。そして3月の中旬ぐらいに気が付くと細いけれども確りとした花茎が伸びてきて、先には細筆のような蕾がついています。今年は3本伸びて来ました昨年は5本でしたがばらばらという感じでした。今年はたまたま右端の方に3本が並んで伸び、左側の方は一面の葉っぱだけということになりました。昨日までは30㎝ほど伸びた細い花茎の先に、これまた細い直径5=6㎜の蕾が3~4cmの長さになっていました。未だ咲きそうにないなと思っていたのですが、今...原種のチューリップ咲く

  • 2022年2月「平均消費性向」微増

    4月5日、「家計調査報告」の2月分が発表になりました。1月の家計調査が年末までの鬱憤を晴らすような動きを見せたので、続いて2月も消費の活発化が続くかと注目していましたが、些か当て外れで、落ち込みとまではいかないまでも低調に終わったようです。1月から一部に予想されていたオミクロン株の感染増加で、いわゆる第6波の襲来が影響したのでしょうか。2人以上所帯の消費支出は対前年同月比で名目値2.2%の増加、一方物価にはインフレ傾向が表れ始めたようで実質値は1.1%の増加にとどまっています。伸びているのは原油価格上昇の影響が出て来ている水道光熱費、自動車関係費のガソリン代が入る交通通信費、教養娯楽関係費(宿泊代等)ぐらいでガソリン代、灯油代の上昇に名目値が押し上げられたもの中心です。それ以外のほとんどの費目では1月は増加、2...2022年2月「平均消費性向」微増

  • 日本では出来た、世界でも出来るのでは

    ロシアのウクライナ侵攻はまだ続いています。テレビの映し出すウクライナの惨状はますます恐ろしいものになっています。キーウの近郊、ロシア軍の撤退した後の惨状は、テレビ画面では映し得ない残虐ものでしょう。これ以上酷くならないことを願うばかりですが、東部、南東部では、一層激しくなるのではないかと言われています。ロシアの侵攻が始まって都市の無差別の破壊が起きてから、多くのウクライナの人達から同じ言葉を聞いています。「21世紀の今になって、何でこんな事が起こるのでしょう」「21世紀になってもこんなことが起きるなんて考えもしなかった」もし日本でもこんなことが起きたら、我々も異口同音にそういうのではないでしょうか。宮澤賢治は「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」(『農民芸術概論』序論)と言っています。その...日本では出来た、世界でも出来るのでは

  • 主要3物価指数の動きを見ていきましょう

    前回、輸入物価が上がった場合の「どうなるか」と「どうするか」についてざっと見てみました。政府は物価動向が大変気になっているようで、ガソリン価格を中心にトリガー条項で対応するか補助金で対応するかそれとも・・・、いろいろお考えのようです確かに高齢者、年金生活者の中では、年金はこのところ2年続いて(小幅ながら)減って来るし、後期高齢者の場合は、医療費の自己負担額が倍増するし(高額療養費での歯止めはありますが)いろいろ大変だという声もあり、種々ご検討のようです。前回も、また、もう少し以前ガソリン170円の問題が出たときも書きましたが、一時しのぎのパッチワークというのは、結局は税金か国債かを使うわけで、いずれ国民負担になるっものです。また、ガソリンを使う人が大変だからとってもほかにも輸入品はいろいろありますし、輸入品の値...主要3物価指数の動きを見ていきましょう

  • 物価上昇:諦めと監視と生産性向上

    消費者物価が上がっています。最も速報性のある東京都区部の3月の消費者物価の対前年同月上昇率は消費者物価総合:1.3%生鮮食品を除く総合:0.8%生鮮食品とエネルギーを除く総合:-0.4%という事ですから、上がっているのはエネルギーと生鮮食品で、それ以外は少し下がっているという事でしょう。生鮮食品も冬場ですから、灯油暖房で栽培の野菜も多いので、エネルギー代が嵩んでいるのかもしれません。しかし今後は「生鮮食品とエネルギーを除く総合」も上昇してきそうな気配ですから消費者物価総合ももう少し上って来る可能性があります。それに対して必要になるのが「諦め」と「監視」と「生産性向上」です。「諦め」原油やその他の資源や穀物の価格が上がってガソリンやティッシュやお豆腐やパンが値上がりするのは、諦めるしかありません。政府に補助金を出...物価上昇:諦めと監視と生産性向上

  • 領土問題流行の兆し? 解決は合理性で!

    アルゼンチンのフェルナンデス大統領がフォークランド紛争の40周年を受けてか、ウクライナ問題からの影響があってか、はたまた来年の大統領選挙の思惑からか、如何なるお気持ちの発露かは我々には知る由もありませんンが、イギリスに、フォークランドはアルゼンチンの領土である旨の主張をされ、イギリスに返還を求めたとのことです。勿論「対話を通じて」という事で平和裏の話し合いという事ですから、いろいろな可能性もあり、そうした話し合いも話し合いの仕方によっては前向きの発展に繋がる可能性もあることで「それも良いでしょう」という感じもします。そういえば、日本政府も、ウクライナ問題の刺激を受けたのでしょうか「北方四島は日本の固有の領土」に表現を変えて、原則的立場を訴える姿勢に戻ったようで、この様子だと、領土問題、国境線問題があちこちで起き...領土問題流行の兆し?解決は合理性で!

  • 日銀「短観」で見る企業の想定円レート

    前回、昨日発表された2022年3月時点の日銀「短観」主要部分についてご報告致したところです。昨年12月時点までは、コロナもそろそろ征圧の可能性も見えて来て、先行き明るいという見方が大勢でしたが、2月下旬からはロシアのウクライナ侵攻による国際経済の混乱と、オミクロン株の意外に強い感染力で、世界的に経済情勢が変わり、企業は当面容易でない状態が続くのではないかといった見方に変わっていました。前回は、円レートの部分については触ませんでしたいので、今回補足したいと思います。項目の表題は「事業計画の前提になっている想定為替レート」という事で。2022年3月期の発表資料(ネット)で出ているのは全産業全規模の想定の平均だけです。後から詳細のデータが発表になりますが、その時は産業中分類の業種別の回答も発表されますから、2021年...日銀「短観」で見る企業の想定円レート

  • 2022年3月度「日銀短観」、世界情勢反映

    今朝、日本銀行から、3月調査の「日銀企業短期経済観測」が発表されました。年初までは、回復基調の世界経済を受けて比較的強気だった企業の景気判断ですが、コロナのオミクロン株の予想外の感染力に加えて2月末に突発したロシアのウクライナ侵攻問題で混乱する世界経済を受け、日本企業も些か弱気に転じているようです。代表的な景気指標である大企業全産業の景気判断を見ますと、DI(調査企業を100として景気が良いという企業の割合から悪いという企業割合を引いた数字)は、昨年12月期は14、今3月期は11、3か月後は8という事で今年に入っての景気は強気が凋んでいく状況です。マスコミでは大企業製造業の数字の見出しが多いですが、大企業製造業では上の数字は前12月期が17、「今3月期が14」、3か月後が9で、この14が見出しになっています。勿...2022年3月度「日銀短観」、世界情勢反映

  • 経済政策はどちらを向いているのか

    春闘は、政府の関心を持って発言していた集中回答日までの段階を過ぎて、中堅中小の交渉に進んでいる所でしょう。中小の賃上げにも関心を持っていたはずの政府も、もうインフレ対策にかまけて春闘は忘れられているのでしょうか。しかし、インフレ問題については、海外物価や円安の影響もありますが、一番影響のあるのは賃上げなのです。大手だけではなく、賃金コスト総額の高い中小企業の賃上げを含めて、日本経済の賃金コストがどれだけ上がるかが、最も大きいインフレ要因です。今、アメリカをはじめヨーロッパでも、長らくおとなしかった労働組合が元気を取り戻し、大幅賃上げ要求を掲げてスト戦略も用いながら、賃上げ獲得に一生懸命のようです。アメリカは既にそうですが、資源価格など国際価格の上昇に上乗せして賃金上昇の「賃金コストプッシュインフレ」が急速に進み...経済政策はどちらを向いているのか

  • 悪いのは、プーチンか ロシアか

    バイデン大統領の発言が物議をかもしています。事の起こりは、バイデン大統領のポーランドでの「プーチンに権力を握らせてはいけない」という発言です。ロシアのペスコフ大統領報道官はバイデン氏の発言に対し、バイデンが決めることではないと反発。「選ぶのはロシア国民だ」と強調したとマスコミは書いています。米ロ間でも日本の国会のように、スレ違いの「ごはん論争」があるようです。バイデンさんは、世界人類(ロシアの国民も含めて)のためにも、という意味の発言をしていると思われます。これは、国連総会でのプーチンの独裁的行動反対の票数を見れば明らかで、世界の輿論は明確です。これに対してロシアの報道官の発言は、大統領を選ぶ手続きについての話で、そんなことは誰にでも解っている事です。そしてこれは、今回の暴挙は、プーチンを選んだロシア国民が悪い...悪いのは、プーチンかロシアか

  • プーチンの戦争

    今回のロシアのウクライナ侵攻問題につては「プーチンの戦争」と言う人が多いようです。恐らく、ロシアがウクライナの併合を目指して侵略の始めたというのは形式上の問題で、問題の本質(真の原因)を端的に言ってしまえば、プーチンという人間が、旧ソ連かロマノフ王朝の様な大きな国の「皇帝」になりたいという時代錯誤の野望みを持って、その個人的な夢を少しでも実現したいと思ったことから起きたもの、と認識する人が多いからではないでしょうか。侵攻の始まった初期段階から、ロシア国内のほとんどの都市で「戦争反対」のデモが繰り広げられたという事がその実態を示しているように思われます。プーチンは自分の思いを押し通すために、デモをする人々を何千人、何万人と逮捕して、国内での自分の意見に反対する行動を抑え、国民が皆この戦争に賛成しているという形を整...プーチンの戦争

  • 取引と贈与、再論:合理性と人の心

    取引と贈与、再論:合理性と人の心随分昔ですが「おカネの役割と限界」という事で「取引と贈与」について書きました。このブログでも主要なテーマの一つの「経済」は取引が中心の世界です。勘定はいい加減の事では済まない訳で、キッチリと最後まで詰めてルールに合うようにしなければいけません。ルールというのは、本来合理性の塊で、合理的でないルールは必ず問題を起こしますから、そうした場合は改められて徹底して合理的になることで作られています。ビジネスの取引というのは、そうしたルールに基づいて行われなければならないというのが基本原則でしょう。取引が合理的に行われて初めて「公正な取引」として認められ、当事者も第三者もみんな納得して、世の中は正常に動き、誰もが安心してビジネスができるのでしょう。貨幣はその中で、価値の基準として重要な役割を...取引と贈与、再論:合理性と人の心

  • 円安はまだ進む? 日本の対応は

    長い間円高に悩まされてきた日本ですが、この所は急に円安が進んで、1ドルが120円になった吃驚していましたら、122台まで安くなりました。今は121円台になっていますが、最近は「悪い円安」などという言葉も出来て「インフレになる」とか、「日本の評価が下がっていて危険」などといった意見もあり、判断に迷う所です。2013、14年には日銀が2回の大幅金融緩和をやって円レートを1ドル80円から1ドル120円の円安にして日本経済は息を吹き返したと言われました。あの時は「良い円安」だったのでしょう。このブログで、アクセスがコンスタントにあるものに「為替レートとゴルフのハンディ」がありますが、ゴルフのハンディは、実力に見合ったものがベストなはずで、為替レートもそれと同じです。日本の実力より円高になると日本は物価は高くて競争力が無...円安はまだ進む?日本の対応は

  • 今日は春らしい良い日です

    此の3日ほど、天気も良くなく真冬のように寒い日があったりしましたが、今日は春らしい良い天気になりました。天気が良くなると、気分も明るくなります。朝方大幅に下がっていた日経平均も午後になって持ち直して、これで気分がさらに明るくなった人もいるのではないでしょうか。これでロシアの暴走問題がなければ、もっと明るい気持ちになれるのでしょうが、人間というのはまだまだ未熟なようです。今の人間は「新人」、ホモ・サピエンスで、30万年ほど前にアフリカで生まれ、10万年ほど前に一部がアフリカから出て、世界に広まったようです。原人やネアンデルタール人は絶滅して人類はホモ・サピエンスだけが生き延びて地球を支配するに至っているのですからホモ・サピエンスは環境適応能力がそれだけ優れているという事でしょう。それでも、宇宙の歴史138億年(ビ...今日は春らしい良い日です

  • 輸入インフレへの対応策を整理する

    企業物価がこの2月は、対前年同月比で9.3%上がりました。原因は原油などの国際価格が上昇したからで、輸入物価指数を見ますと昨年11月には(同)45.3%も上がり、この2月には原油価格が少し下がって34.0%の上昇になっています。輸入物価が上がれば、企業物価が上がり、いずれ消費者物価も上がると誰もが考えます。消費者物価はこの2月で、未だ0.9%の上昇です。政府は、輸入価格が上がったたら、その分は価格を引き上げなさいと言っていますが、ガソリンが1ℓ=160~170円になって困っているようです。円安も進んでいます。去年の2月は$1=105円台でしたが今日は121円になっています。輸入するものは殆どドル建てですから円安になると円安の分値段が上がることになります。輸入価格が上がっている上に円安になりますと、ダブルパンチで...輸入インフレへの対応策を整理する

  • 世界経済混乱と日本経済の立ち位置

    コロナから始まり、原油価格の高騰、そしてロシアのウクライナ侵攻問題と、世界経済に異常事態が重なってきてしまいました。最も心痛むウクライナ問題の早期の解決を願いながら、混乱する世界情勢の中で不透明化する日本経済の立ち位置と今後について選択肢の予備的考察しておきたいと思います。絶対条件はウクライナ問題が破局的な状況に発展しないという事です、プーチンのロシアが自らの異常な時代錯誤に終止符を打つ日を待ちながらです。コロナ問題は本来景気下押し要因でしょう。しかしこの所、そろそろコロナも征圧がされそうだという事で、欧米諸国も日本も経済対策に力を入れ始めているようです。これが予想通りいって、コロナ終息が本物になれば、経済は回復基調に入り、本来ならば経済急回復というところでしょう。しかし、現状は原油高、ロシア制裁問題で多様な混...世界経済混乱と日本経済の立ち位置

  • 民主主義は時に独裁者に弱い?

    皆さんご承知のように、ロシアも形は民主主義です。しかし現在は明らかに専制政治、プーチンの独裁です。どうしてこういう事になるのでしょうか。理由はいくつかあるように思います。まず第一に、長い間同じ人が政権についていると、その国の社会体制が、その一人の人の思い通りに作り変えられる可能性があるということでしょう。第2には、国民の方が、何が良いか自分で考え、判断し行動するより、「良さそうな人」についていった方が安易で、楽な生き方が出来るだろうと考える事でしょう。今のロシアは、実体的にプーチンが20年も政権を担当し、政党組織も、官僚組織も軍隊組織も、情報システムも、プーチンの思い通りになるよう作り変えられているようです。今日のように、世界に同じ情報が同時に伝わる世界では・・・、と我われは考えますが、ロシアの国営放送は、ナチ...民主主義は時に独裁者に弱い?

  • 円安119円台へ、円評価に変化か?

    円レートが118円台になってビックリしていましたら、今日は119円台です。2013年、14年の二回の黒田バズーカで120円までの円安を実現したのですが、その後も「万年経常黒字」を背景に「有事のドル」に代る「安全通貨の円」で105円から110円辺りの上下でした。こうした円への評価、安全通貨という認識が、黒田日銀の円安メリットの一貫した認識に繋がり、異次元金融緩和の長期継続となっていたのでしょう。しかし、このところの状況を見て、何か基調的な変化があるのではないかといった見方もあるようで、このまま120円を切り上げると円の暴落につながる恐れすらあるといった意見まであるようです。そこで気が付くのが、昨年12月、今年1月と経常収支が赤字になっていることです。このブログでは、「万年赤字のアメリカ」と「万年黒字の日本」と対照...円安119円台へ、円評価に変化か?

  • アメリカにスタグフレーションの恐れ、日本は?

    ウクライナ問題の深刻化で、世界からそのリーダーシップが注目されていつアメリカです。現状、バイデン大統領は冷静に、そして適切にその役割を果たしつつあるように思います。こうした国際的な危機への対応は、流石にアメリカという所でしょう。残念ながら日本などとはその情報も諜報も、判断力も、実行力も桁が何桁も違うようです。しかし、経済について見ますと、我々から見ても、何か危うく見えて来ていて心配です。今、アメリカ経済で起きていることの要点を整理しますと、1原油価格上昇などで、物価が急激に上がっている2景気回復で企業の求人意欲が高い3物価と景気の上昇で賃金上昇率が高まっている4FRBが景気過熱防止のために金利の引き上げを行うといった所でしょうか。順番に問題点を見ていきますと、物価が急激に上がっていることは確かでしょう。2月の7...アメリカにスタグフレーションの恐れ、日本は?

  • 2022春闘、出足快調、労使関係の復活

    今春闘の集中回答日3月16日、水曜日、昨日からニュースで回答速報があいつでいますが、出足は快調のようです。パターンセッター的な位置にあるトヨタは要求自体平均額は出していませんが、回答はボーナスを含め満額回答という形で、役割を果たしたのでしょう。企業側の説明も、グループ企業の大手から中小まで出来るだけのことをしようという気持ちが出ているように感じられました。個別のデータは、専門のところにお明背して、全体的に見ますと、自動車総連、電機労連、JAMなどでリーダー的な企業は、出来るだけ満額内藤で妥結という労使の姿勢を経営サイドも見せたいという意識の出た春闘といった感じがします。経団連の十倉会長の発言も、S九年までの春闘の雰囲気を変える効果があったような気もしますし、日本の賃金が韓国に追い越され、特に大卒初任給などに日本...2022春闘、出足快調、労使関係の復活

  • 本質はロシアの国内問題

    ロシアがウクライナに軍事進攻してから3週間になろうとしています。21世紀の今日、こんな形の地上戦を展開するような戦争が現実に起きるとは殆どの人が予想もしなかったのですが、ロシアは夥しい数の戦車とミサイル砲を使ってウクライナに攻め入りました。恐らく、基本的には、ロシアのプーチン大統領という人間の個人的な欲望とその裏返しの故なき恐怖感、それを形作ることになった偏った情報の集積といった事が、時代錯誤の戦争によって自分の思いが実現するという誤った判断(錯覚?)に至る思考過程を齎したのでしょう。当然、事は思うように運びません。プーチン大統領は、既に激しい焦りを感じているのではないでしょうか。それがまた惨禍を増幅するのです。「プーチンは、2日ほどでキエフは陥落と予想していたが、15kmから30kmほど手前からほとんど進めな...本質はロシアの国内問題

  • 円安が進んでいますね

    今日、円レートを見たら118円台になっていてビックしりしました。去年の桜の咲くころは107円台だったといった記憶ですが、1年たって10円の円安です。昨秋から円安傾向が出て、またこのところ何やら不安定な感じで円安が進んでいる感じです。事の起こりは、アメリカの中央銀行に当たるFRBが、金利の引き上げを言い出してからのことと思われます。それに加えて、この所のインフレ昂進に対応の金融引き締めでしょう。FRBが15,16両日の会合で多分0.25%の引き上げで0.5%にするであろうという予測が118円に繋がっているのでしょうが、日本としてはどう考えたらいいのでしょうか。アメリカは物価の上がりやすい国のようですし、日本は物価の上がりにくい国の代表のような存在です。原油や穀物、各種資源などの国際価格の高騰で、アメリカの消費者物...円安が進んでいますね

  • 人類社会と独裁者の存在:SDGsの視点から

    今、地球人類は1人の独裁者に振り回されています。過日「独裁者の傾向ある人を見分ける方法」書きました。しかし、油断すると独裁者は生まれてくるようです。王朝制が続いている場合は独裁政治は王朝の継続とともに続くこともありますが、民主主義国家では独裁者は個人ですから本人の寿命以上には続かない様です。ですから、その独裁者が君臨する期間は国の命運が痛ましいことになりますが、独裁者が死亡すれば、後継者がその経験から学び、良い国造りをして、再び国は発展するという事になるよう、国民は考え努力しなければならないのでしょう。ところで、今、地球人類にとって大事な問題になっているSDGs(持続可能な開発目標)の立場から見ますと、独裁者の存在は、その国という単位で、SDGsの阻害要因になるのが一般的で、例えば、中国の文化大革命、カンボディ...人類社会と独裁者の存在:SDGsの視点から

  • 豊後梅漸く開花

    天気予報通り今日は随分暖かい良い日にになりました。、遅咲きの我が家の豊後梅の蕾も、一昨日、ようやく開き始めたと思いましたら、今日、夕方西日を受けるころには写真にとってもいいほどになりました。遅咲きというのは、梅の木の種類や性質によるのではなく、単に日当たりが良くないからです。4メートルの道路を隔てたお向かいのお宅に、やはり豊後梅の木があって、毎年我が家より数日早く開花して、家内が「うちの豊後もそろそろですね」などと言っていたのですが、そのお宅が引っ越され、家は建て替えられて豊後梅の木はなくなってしまいました。先行指標がなくなったようなもので、何と無く寂しいのですが、当の梅の木はそんなことには関係なく、季節が来ればきちんと遅めに咲いてくれるという事のようです。今年は再来週にはもう桜も咲こうという事のようで、やっぱ...豊後梅漸く開花

  • 2022年1月 家計調査、消費動くか

    今日、総務省より「家計調査」の今年1月分が発表になりました。毎度書いていますように、今の日本経済の問題点は、政府が財政で支援しても、日銀が異次元金融緩和を続けても、個人消費支出が伸びて来ないということにあるようです。ご承知のように、個人消費支出、活計調査では所帯単位の消費支出が調査対象ですが、いずれにしても、GDP統計をみれば、GDPの半分以上が家計最終消費支出ですから、これが伸びない事には経済成長率は高くなりません。しかも、これが伸びないのは、今はコロナのせいもありますが、コロナがなかったアベノミクス時代もそうだったわけで、日本経済の痼疾のようになっているものですから、このブログでも長期にわたって、勤労者世帯の「平均消費性向」を中心にずっと追いかけているところです。ところで、昨年の年末商戦もあまり盛り上がらず...2022年1月家計調査、消費動くか

  • 「新しい資本主義」に命を吹き込め(続)

    岸田総理の掲げる「新しい資本主義」の「新しい」の意味を本気で考えてみようという事で、前回書き始めました。岸田総理が、この言葉がいいなと思われて「新しい」と名付けたことを考えれば、その総理の直観を、多分総理はこんな意識だったのではないかと考えながら敷衍していこうという事です。資本主義がおかしくなってきていることは多くの人が気付いていると思います。典型的なのがリーマンショックで、資本主義経済がいいと言っているうちに、資本の暴走であのようなことが起き、世界中が何年も苦労することになりました。あの時は資本主義の終焉などとも言われました。端的に言ってしまえば、資本主義と言っているうちに、それが「資本中心主義」になっていたのではないでしょうか。人間が主人公ではなく、人間が資本に使われるようなことになると、資本主義は人間に災...「新しい資本主義」に命を吹き込め(続)

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