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tnlabo’s blog   「付加価値」概念を https://blog.goo.ne.jp/tnlabo

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

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2014/12/25

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  • 主役だれ? 明日の経済 年の暮れ

    政治の泥沼を這いまわっているニュースの中ですが、経済面では、昨日今日のニュースは、「2023年、日経平均は28%上昇」というのがトップのようです。確かに株は上がりました。しかし株価が上ってもGDPが増えなければ日本人の生活はよくなりません。ウォーレン・バフェットが日本株を囃して海外の日本株買いがあったり、アメリカの金利引き上げで円安になり為替差益で潤ったりしましたが、来年は円高のようです。日本の実体経済は相変わらず停滞のまま年を越すことになりますが、過ぎたことは仕方がないとして、その中から学ぶべきことを学び、来年に生かしてこそが発展のプロセスでしょう。その意味で大事なのは、アベノミクス以来の、何でも政府が主導し、政治分野では、野党はその欠陥を突くことでけに専念し、自分たちが政権を取ったらどんな日本にするか...主役だれ?明日の経済年の暮れ

  • 混沌の 政治の中で 年は暮れ

    令和5年、2023年も暮れようとしています。新聞の紙面にも、テレビのニュースにも、新しい年は来るけれども、来年の日本はどうなるのかなと気に懸る事の多い年の暮れです。国会の解散があるのか、総選挙になるのかなどという声もあった中で、岸田政権は、日本は平穏無事であるがごとくに、国債を発行して、岸田流経済対策を掲げて内政、外交に忙しいようです。しかし今年の日本経済はあまり良いものではありませんでした。春闘の賃上げが少し高かったという事で、日本経済も元気が出るかと思いましたが、政府の意に反して物価が上がり、実質賃金の対前年マイナス記録が連続19カ月に伸びています。良いことを探せば、円安が急進、輸出関連企業の為替差益が拡大、日経平均3万4千円なに達したりしましたが、これはマネーゲームの世界で、先行きは不透明です。良く...混沌の政治の中で年は暮れ

  • 賃金雑感-労働とおカネの接点-

    今年から来年にかけて、来春闘と中心に、賃金に関わる議論が活発になりそうです。普通なら、金融政策で金利水準や金利や通貨の量的調節、それに絡んで国債発行の問題などが専門の日本銀行さえも、来年の賃上げがどうなるかに強い関心を持っているのです。このブログは、実は賃金というのは大変大事で、経済社会の安定的な発展の基本的部分に深く関係していると考えています。経済社会は基本的に、人間とカネの関係、そのバランスで動いているというのは、昔から経済学者の研究のベースになっていたようです。経済原論では、生産の3要素として、土地、労働、資本と教えてくれましたが、今は土地は資本の中に含まれ、産業活動は「人間と資本」で成り立っていると言われます。このブログでは企業というのは「人間が資本を使って付加価値の生産をするシステム」と定義して...賃金雑感-労働とおカネの接点-

  • 2024年度政府経済見通しを見る

    12月21日に来年度の政府経済見通しが発表されています。来年度予算が未確定ですから閣議了解の段階で閣議決定は年が明けてからですが、多分大きく変わらないと思いますので要点を見ておきたいと思います。数字は22年度(実績)、23年度(実績見込み)、24年度(見通し)という形ですが、一番大事な経済成長率について見ますと2022年度2023年度2024年度(単位:%)名目成長率2.35.53.0実質成長率1.51.61.3という事で、来年度は名目でも実質でも今年度より下がることになっています。今年はインフレがひどい年ですから名目が5.5%と高いのは当然ですが、実質成長率も高くなるようです。それに引き換え、来年は過去2年と較べても0.1~0.2ポイント下がるというのは意外というか、残念な感じです。去年から今年にかけて...2024年度政府経済見通しを見る

  • 製造業の付加価値率の推移と春闘展望

    来春闘に向けて、金属労協や基幹労連が本気でこれまでの停滞した春闘の殻を破るような賃上げの要求基準を打ち出したことは、日本経済の沈滞からの脱出を、賃金決定の面から牽引しようという意気込みと読んで応援するところです。しかし、本気の賃上げ要求に応える企業の方の状況はどうかという事で企業経営に関連する統計指標を見てみました。重要なものを1つだけグラフにしましたが、それは「付加価値率」です。付加価値率というのは「付加価値/売上高」(%表示)で企業がより効率的に付加価値を作り出しているかを示す数字です。日本中で生産された付加価値の合計がGDPですから経済成長のためには、まず企業の売上高が増えること、そして付加価値率が向上することが大事です。付加価値率の向上は、基本的には技術革新を始めとした多様な新機軸の開発が支えます...製造業の付加価値率の推移と春闘展望

  • 日本も再び独裁国家への道を辿るのか

    今朝の報道でかつてはソ連邦の機関紙だったイズべスチア紙が、ロシアの主要産業で人手不足が深刻と報じているというのがありました。一方で、プーチンは政府の会合で、ロシアの失業率は記録的な低水準にあり、実質賃金も増加している、と自讃しているという報道もありました。端から見れば、皆ウクライナ戦のせいで若者に動員令を出せば人手不足は当然で、若者の戦争の犠牲者や国外脱出が増えて人手不足で賃金上昇も当前と解ります。正にロシアの悲劇の中の喜劇という感じですが、恐らくロシアではプーチンの発言を良い事と肯定する人が大勢いるのでしょう。小学校6年生の夏まで、軍部独裁国日本の教育を受け、大本営発表が正しいと信じていた自分を省みる独裁性の恐ろしさを経験してきた世代としては、ロシア国民の多くがプーチンのいうように、賃金上昇で結構せすと...日本も再び独裁国家への道を辿るのか

  • 連合、最低賃金を2035年1600円超に

    連合、最低賃金を2035年1600円超に来春闘で、連合が今春の要求の定昇込み5%に「定昇込み5%以上」と「以上」を付けただけの要求を掲げたところ、金属労協が今年の6000円要求を10000円に、基幹労連が今年の3500円要求を12000円に引き上げて、来春闘に向けての強力な賃上げ意欲を示しました。労組のナショナルセンターである連合としては些かモデストに過ぎる要求基準という雰囲気になってしまったかなという感じを受けていたところに、今度は連合が、今年時給1000円という目標を達成した最低賃金について、2035年までに1600円以上に引き上げるという目標を固めたという報道がありました。連合の意識としては大企業の賃上げで中小企業との賃金格差が拡大しないよう、最低賃金の引き上げで格差是正をという意識が強いと思われま...連合、最低賃金を2035年1600円超に

  • 2023年11月、消費者物価沈静化進む

    2023年11月、消費者物価沈静化進む今朝、総務省統計局から11月の消費者物価指数が発表されました。10月には千数百品目の一斉値上げがあり、未だ、生活必需品等の値上げ圧力は続くかと懸念していたところですが、11月は一転して沈静傾向になっています。具体的な動きは下図の通りですが、鎮静傾向と3本の線が1%ほどの範囲内にまとまって来ていることが解ります。物価を取り巻く情勢が平穏になって来たという事でしょう。消費者物価主要3指数の推移資料:総務省統計局「消費者物価指数」「総合」、「生鮮食品を除く総合」の指数は下降に転じています。「生鮮食品とエネルギーを除く総合」はまだいくらか上昇傾向ですが11月は105.8から105.9への0.1ポイントの上昇です。この指数(いわゆるコアコア指数)がこの所一貫して消費者物価を押し...2023年11月、消費者物価沈静化進む

  • 日銀は目指す日本経済の具体的イメージを

    先日の記者会見で日銀の植田総裁は、年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると発言されました。確かに、我々もいろいろなニュースから、これから少し変化の時期なるような印象を受けています。10年以上も金融緩和一本でほとんど動かなかった日銀も、何かしなければならない時期になると感じられ、出口政策論気が賑やかな中で、日銀総裁が「チャレンジング」といわれる気持ちもわかります。所がマスコミでは、この「チャレンジング」という言葉ばかりが大きく取り上げられ、これは出口に向けて動くことの示唆だという意見から、ただ難しくなるという意味での自覚も含めての発言といい意見までいろいろです。その結果、その筋の専門家からはそれぞれに多様な解釈や解説が示され、問題を益々コンガラガラせているような感じです。円レートは140円と150円...日銀は目指す日本経済の具体的イメージを

  • 基幹労連12000円要求方針、鉄鋼隔年春闘方式見直しも

    来春闘に向けて基幹労連は、月12000円以上という要求方針案を示したという報道がありました。12000円以上というのは今春闘の3500円に較べれば3倍以上、過日取り上げました金属労協の10000円を超える大幅なものです。基幹労連は、鉄鋼、造船重機、非鉄金属を中心に、建設、航空宇宙、産業機械などの分野を要する基幹産業の産別労組です。鉄鋼労連はかつては春闘のリーダーで、鉄鋼産業の賃金決定は春闘の全体に大きな影響を持つ存在でした。第一次石油危機の際には、当時の宮田義二委員長(のちの松下政経塾長)が経済整合性理論を提唱、年率22%のインフレの克服を可能にし、「ジャパンアズナンバーワン」の基礎づくりにも貢献しています。あの年、急激なインフレの中で、更なる大幅賃上げを求める労組が殆どだった中で、敢えて賃金インフレ抑制...基幹労連12000円要求方針、鉄鋼隔年春闘方式見直しも

  • 「独裁者」:人類社会の最大の問題を考える(続)

    民主主義のつもりでいたらいつの間にか独裁主義的になっていた。これは良くあることです。例えばアメリカではトランプ政権が独裁的な色彩を強め、アメリカ社会を分断することになりました。日本でも、安倍政権の政治姿勢は官邸独裁などと言われましたし、今の岸田政権も支持率23%になっても自分の主張を曲げず、国民の心配を無視しています。民主主義というのは病気に罹り易いのです。国民が真剣に政権の行動を監視していないと政府の行動は国民の意識とずれてきます。独裁者になる人は、往々魅力的で、カリスマ性もあり、頼りになるように見え、言葉も巧みです。「頼りになりそう」、「任せれば確りやってくれそう」などと安心しているうちに、独裁者は権力を固めていきます。独裁者は人々の被害者意識を巧みに利用します。プーチンはNATOがロシアを滅ぼそうと...「独裁者」:人類社会の最大の問題を考える(続)

  • 「独裁者」:人類社会の最大の問題を考える(続)

    民主主義のつもりでいたらいつの間にか独裁主義的になっていた。これは良くあることです。例えばアメリカではトランプ政権が独裁的な色彩を強め、アメリカ社会を分断することになりました。日本でも、安倍政権の政治姿勢は官邸独裁などと言われましたし、今の岸田政権も支持率23%になっても自分の主張を曲げず、国民の心配を無視しています。民主主義というのは病気に罹り易いのです。国民が真剣に政権の行動を監視していないと政府の行動は国民の意識とずれてきます。独裁者になる人は、往々魅力的で、カリスマ性もあり、頼りになるように見え、言葉も巧みです。「頼りになりそう」、「任せれば確りやってくれそう」などと安心しているうちに、独裁者は権力を固めていきます。独裁者は人々の被害者意識を巧みに利用します。プーチンはNATOがロシアを滅ぼそうと...「独裁者」:人類社会の最大の問題を考える(続)

  • 「独裁者」:人類社会の最大の問題を考える(続)

    民主主義のつもりでいたらいつの間にか独裁主義的になっていた。これは良くあることです。例えばアメリカではトランプ政権が独裁的な色彩を強め、アメリカ社会を分断することになりました。日本でも、安倍政権の政治姿勢は官邸独裁などと言われましたし、今の岸田政権も支持率23%になっても自分の主張を曲げず、国民の心配を無視しています。民主主義というのは病気に罹り易いのです。国民が真剣に政権の行動を監視していないと政府の行動は国民の意識とずれてきます。独裁者になる人は、往々魅力的で、カリスマ性もあり、頼りになるように見え、言葉も巧みです。「頼りになりそう」、「任せれば確りやってくれそう」などと安心しているうちに、独裁者は権力を固めていきます。独裁者は人々の被害者意識を巧みに利用します。プーチンはNATOがロシアを滅ぼそうと...「独裁者」:人類社会の最大の問題を考える(続)

  • 「独裁者」:人類社会の最大の問題を考える

    ユネスコ憲章前文の冒頭に「戦争は人の心の中で始まるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という故アトリー英国首相の言葉があることは、このブログでは何回か書いています。最近の世界の大混乱を見るにつけ、また地球人類の将来を考える時、この大切な言葉をさらに具体的に進めて行かなければならないとつくづく感じていました。そんなことを考え続けている中で、気づいて来た事を言葉にしてみましたら、こんな言葉になりました。「戦争や多くの紛争は、独裁者の意思決定によるものであるから、人類社会の持続的な平和のためには、独裁者を生み出さないようにしなければならない」考えてみれば当然のことですが、地球上の人間のほとんどは平和で平穏な社会の持続的な発展を願っているのです。この希望を無視・蹂躙し、破壊と殺戮、人類社会...「独裁者」:人類社会の最大の問題を考える

  • 大幅賃上げで経済は 繁栄?/衰退? 日本はどちら!

    このブログでは、平均賃金水準の10%引き上げで日本経済の活性化を、と論じて来ていますが、常識的には「そんなの無理」という感覚が大勢なのかと思います。しかし現状の日本経済を考えればそうかなと思う方もおられるでしょう。多分その理由は「今までの賃上げで景気は良くならなかった」「企業業績と賃金のアンバランス」といった、状況観測からの合理的な判断でしょう。そのあたりを少し具体的に考えてみましょう。先日、公正取引委員会が、賃上げでコストが上ったら、その分を「価格転嫁する際の指針」を出しました。このブログでも取り上げ、この指針は素晴らしいと述べました。今の日本経済の中身を見ますと(2022年度)GDP:566兆円、雇用者報酬:296兆円(労働分配率(52.3%)です。雇用者報酬というのは、皆様ご存じのように現金給与だけ...大幅賃上げで経済は繁栄?/衰退?日本はどちら!

  • 米国の金利政策の転換と円レートそして春闘

    岸田さんは記者会見で「先の事など考えられない」と言っていました。どんな場合でも総理がそんなことでは、一国の将来は危ないですね。本当に、国・国民の事を考える政治家が出て来てほしいとつくづく思います。経済政策は、常に先の事を考えないと出来ません。今、アメリカ経済はFRBの金利政策に大きく依存していますが、アメリカは、今、金利政策の転換点にあるようです。アメリカの金利政策の舵を取る会議FOMCでパウエル議長は相変わらずインフレ懸念を指摘、政策金利引き下げ一辺倒ではない姿勢を示していますが、メンバーの雰囲気からすれば、金利は今がピークで来年、再来年、3年後にかけての予測のドット・チャートが示されました。マーケットの方はすでに政策金利引き下げを見越して、ダウ平均は大幅高、為替市場では円レートが142円台前半といった...米国の金利政策の転換と円レートそして春闘

  • 日銀短観(2023年12月)企業好調、問題は今後

    ブログの枕は毎日「政治」です。今日は:岸田派のキックバックは金額が少ない。(単に集金能力がないだけ)政治家は悪いことだと思っていない。(みんなやってりゃ悪くない)民間人と違った倫理観に洗脳されている人たちに真面な政治が出来るわけはない。民間人は真面な感覚を持っているので、企業活動はまともに動いているというのが今回の日銀短観に現れているという事でしょうか、マスコミが指摘していますように、この所、連続3四半期改善です。主要な原因はコロナの終息、欧米のインフレ気味の好景気、円安で輸出もインバウンドも好調という所でしょうか。勿論日本企業の懸命な努力あってのことです。さて、「日銀短観」ですが、製造業だけでなく、非製造業も好調な部門が目立ちます。一寸数字を見てみますと、「現在」とありますが、調査の時点は11月が中心と...日銀短観(2023年12月)企業好調、問題は今後

  • 輸入物価上昇、国内物価鎮静、2023年11月

    政治の泥沼は底なしの気配ですが、今日は日本銀行から11月の輸入物価、企業物価が発表になりましたので、例月通り、東京都区部の消費者物価11月速報を加え、主要3物価の動きを見ておきたいと思います。マスコミの報道は企業物価の上昇が僅か0.3%になったという沈静ぶりを指摘しています。ところが、企業物価に影響を与える輸入物価を並べてみますと、輸入物価はこの所上昇に転じています。勿論ここで見ている輸入物価は円建てすから円安になると上昇することになり、このところの円安の影響は出ているのですが、契約通貨建ての指数もこの所上昇の気配もあります。国際紛争激化の中で、国際資源価格の上昇などが起きれば、また世界経済が混乱する可能性が大きいので、何とか安定してほしいと思うところです。日本では円高の気配もあり、円高になれば日本への影...輸入物価上昇、国内物価鎮静、2023年11月

  • 日本経済の活性化:消費需要の拡大に注力を

    日本の政権が立派そうに見えながら、内実が解って、あきれ果てたところです。そんな政権に国の経済政策などやらせられないですね。やっぱり民間が頑張らなければどうにもならないという事になるようです。。民間の企業労使、消費者、国民が確りしないと、日本は堕ちるばかりでしょう。という気持ちで、家計調査の分析を、来月を待たずに早目にやっておくことにしました。さてどうするかですが、現状、最も不足しているのは政治家の倫理感、その次が、個人(家計)消費支出だというのがここでの視点です。実質賃金が19カ月連続で実質前年比割れ、というのはマスコミの報道で皆様ご承知です。賃金の上昇が少し、しかし物価が上がっているというのがその原因ですが、生活の現場の「家計」の動きを見てみたのが下の図です。2人以上世帯の消費支出の推移:名目と実質(2...日本経済の活性化:消費需要の拡大に注力を

  • 10月家計調査:勤労者世帯は収入減、平均消費性向上昇

    政治の行方は混乱と混沌で「日本の政治はこんな事になってしまっているいのか」と国民は皆嘆いています。しかし、経済の方は、来年は何とか「自家製デフレ」を脱出しなければという重要な節目にあります。「自家製デフレ」脱出には、政府はあまり関係がないので、民間が確りして、民間企業の労使、それと家計の関係が順調に回り始めれば上手く行くのです。「自家製デフレ」の原因は、企業活動と家計をつなぐ「賃金」の流れの停滞ですから、鍵は「賃金決定」、賃金水準をどこまで引き上げるかです。今年の春闘は、掛け声はかかったけれど賃金への流れは余り増えず、物価上昇もあって、結果的には不十分なものに終わってしまいました。しかし、もう少し賃金への流れを確り増やさなければという意識は労使の頭に強く残っていますから、この意識が来春闘でどこまで実行され...10月家計調査:勤労者世帯は収入減、平均消費性向上昇

  • 1941年12月8日から今日までを想う

    今日は12月8日ですね」と言っても、「え、何かの記念日ですか?」という答えしか返ってこない事が多くなりましたが、今日は太平洋戦争の開戦、1941年、日本がハワイの真珠湾にアメリカの太平洋艦隊の撃滅を目指して奇襲作戦を敢行した日です。明治で大政奉還が成って以来、日本は「富国強兵」を合言葉に列強に追いつくことが悲願だったのでしょう。戦争を繰り返す中で、日本は軍の独裁の国になって来ていました。「殖産興業」という言葉もあって、これは民間産業界のスローガンでしたが、軍の独裁は、産業も軍事力増強のためという独裁国に猛進したようです。その最終結果が太平洋戦争突入という暴挙となり、82年前の今日が、軍国主義の軍独裁国家日本の「終わりの始まり」の日となったのです。1945年の8月15日、日本の国土は廃墟となり、列強の連合軍...1941年12月8日から今日までを想う

  • 連合は時代認識に遅れをとるな

    11月28日に、「金属労協、ベア10,000円以上の要求へ」を書きました。これは正式決定になりましたが、今春闘の6000円を大きく上回る要求基準です。連合の場合は、今年の「定昇込み5%」に「以上」を付けただけのモデストなものですが、この来春闘についての要求基準の判断の差はどこから来るのでしょうか。金属産業は輸出企業が多く、円安で潤っているから要求基準を引き上げても良いが、連合は全産業をカバーする組織だからそうはいかないといった説明で済むのでしょうか。労働組合のナショナルセンターの役割というのは、あらゆる産業、あらゆる企業、あらゆる職務についている人々(労働者)がそれぞれに社会の中で果たす役割に相応しい処遇を受けられるよう配慮するという事ではないでしょうか。余り指摘したくはない事ですが、金属産業の中でも正規...連合は時代認識に遅れをとるな

  • 人類の残念、ハマスとイスラエルの争い

    今回の戦争の発端はハマスが仕掛けたものでしょう。ハマスは、初戦で、これまでにない打撃をイスラエルに与えたと自らの行動を喧伝したようです。マスコミ報道ですが、この攻撃で、イスラエル側に1200人といわれる犠牲者があったようです。勿論軍事力では圧倒的に勝るイスラエルは黙っていません。こうしたことが起きるのであれば、この際ハマスを殲滅し、こん後、こういう事が起きないようにしなければならないと考えたのでしょう。これは、同じパレスチナという地域に住んでいる人たちの中での喧嘩です。しかし今やこの隣人同士の争いが、世界中の人々を嘆かせ、悲しませています。この相互の破壊と殺戮を早く終わらせてほしい、それには即時停戦しかないというのが、世界の多くの人の声でしょう。しかし、イスラエルは、ハマスの掃蕩、殲滅を目指して、ガザの北...人類の残念、ハマスとイスラエルの争い

  • 三題噺:政治家の世襲、鞄、赤字財政

    <政治家の世襲>自民党には世襲の政治家が多いですね。名前を上げればきりがないので、ここでは上げませんが、特に大臣クラスになると総理大臣を始め世襲が多いようです。昔から、地盤、鞄、看板などという三題噺のテーマのような言い方がありますが、確かに世襲であれば、名前(苗字ですね)は聞き慣れていますし、選挙区では「親御さんは偉い人だった」というイメージは広く定着しています。大体政治家は地元には親切ですで、悪い印象を与えないようにしているようですから、名前も知らない人より親近感があるような気がしているというのは、一般的でしょう。「親の七光り」という言葉は、場合によっては揶揄のような場合もありますが、日本人には素直に受け入れるという面もあるようです。多分これは、藩幕政治からの伝統で、やっぱりお殿様は偉くて、その血筋なら...三題噺:政治家の世襲、鞄、赤字財政

  • AIとの付き合い方

    AIとの付き合い方「カーテンに日足も細く師走かな」(AI?/tnlabo?)最近、AI俳句というのがはやっているようです。結構名句も生まれるようで、人気のようですが、今のAIでは、多くの俳句をAIに教え、このキーワードを入れて俳句を作れと命令し、出てきた5・7・5を点検して、これは物になりそうとか「いいね」が付きそうなのを投句するという事のようです。勿論、人間が俳句を詠んだり詩を作ったりするのは、自然の景色や、生き物の動きや、自然と人間の交流などから自分の感じたもの、それが自分の心に映った心象を、何らかの形式の決まった言葉という枠の中で表現するという事でしょう。日本語の場合は字数、5・7・5とか5・7・5・7・7、あるいは7・5調の詩などにすることが多いし、中国語や欧米の言葉では約束に従って足韻を踏むこと...AIとの付き合い方

  • 景気は「自家製デフレ」に後退の兆候

    今日の経済ニュースの中で2つほど気になるものがありました。どちらも、日本経済の回復に懸念を持たせるもので、このブログが気にしている「このままで行ったら、また「自家製デフレ」に逆戻りという予測につながるものです。1つはFRBのパウエル議長が「金融緩和の推測は時期尚早」と改めて発言している事、もう1つは内閣府から、今年の7-9月期の需給ギャップがマイナスになったと発表されたことです。パウエル議長の発言については、パウエル議長のインフレ嫌いは知られていますが、現在の3.2%程度インフレをアメリカにとっては低過ぎる感じの「2%インフレ目標」に下げることは結構難しいでしょいう。それに固執すると金利が下がらない事になります。アメリカの金利が下がらないと円安が続くという事で、それは日本にとっては具合が悪い事です。理由は...景気は「自家製デフレ」に後退の兆候

  • 自由享受には知恵と努力が必要

    歴史的に見れば、人類社会は自由を求める方向に進んで来ているのでしょう。その理由は、人間は本来、不自由は嫌いで、自由の方がいいと思っているからでしょう。不自由から抜け出すために、人間は人間に与えられた発達した大脳組織を活用し、様々な努力をし、より自由な生活が出来るように生活環境を改善してきました。マズローの「欲求5段階」に従えば、食物を得られるように努力し、安全な暮らしが出来る様に考え、人間同士の交流を楽しめるような環境を作り、その中で自分を認めてもらうように努力し、最後は自分の望むように人生を充実させたいという事になるようです。人類全体としてもそういう方向に進んでいて、(地球環境問題はありますが)生活を豊かで快適にして、自分の望む人生を選択出来るようになって来てはいるのですが、そこで問題になるのが、自分の...自由享受には知恵と努力が必要

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