東京都が、10月下旬をめどに、政府のGoToトラベルに独自施策を追加すると発表したのを受け、業界は準備やPRに躍起だが、ぼけ老人には不可解だ。都民を対象に、旅行業者が企画する都内観光に補助するものだが、「比率ではなく固定額」なので、単純計算すると、非現実的なケースが発生する。一泊40,000円のホテルに宿泊すると、35%引きで26,000円だが、都民は21,000円で済むので、お得感満載だ!(^_-)-☆また、一泊10,000の場合だと、1,500円の支払いなので、85%もの割引になる(^^♪しかし、一泊7,000円のホテルに泊まったら、マイナス450円になる。泊まって、お金を貰えるバカげた話で、GoTo=強盗みたいだ、、"(-""-)"。損得勘定が先走ると、人間を卑しくする。妄想老人は、キャンペーンと違う道を...★ひま老人の妄想(前編):GoTo=強盗
私は、日ごろの無事を感謝する気持ちを忘れないように心掛けているが、本格的なお遍路旅をするほど、信心深くない。すべての札所を回る覚悟が持てない横着者は、一計を案じ、1番札所と88番札所をお参りして、中抜きの「お遍路旅」を完成することにした。金沢から88番札所の大窪寺へ行くには、かなり時間を要するうえ、マラソンへの未練が残る小豆島まで渡ろうとすると、かなりタイトな旅程になる。妻は、素案を見て、好き勝手な注文をつけるが、旅行代理店の私は、行程を組むのに苦労する。私が、中抜きお遍路で、3倍のご利益を得ようと欲張るので、弘法大師が与えた罰なのかも知れない。「うるう年」に免じて許しを乞いたい。(^_-)-☆★結願の旅(後編):中抜き遍路
毎年、11月の最終日曜日に開催される「小豆島マラソン」が中止され、連続出場回数が11回で途絶える。昨年は、白内障手術の1か月後だったが、完走できたので、1番札所(霊山寺)にお礼参りをし、向こう一年の無事を祈り、次は88番札所と誓った。ついては、今年は、うるう年なので、四国お遍路の「逆打ち」年にあたる。1番札所から2番、3番と回る「順打ち」に対して、88番から87番、86番と回るのを「逆打ち」と呼ぶ。お遍路さんの間では、弘法大師が順打ちしたので、逆打ちすれば、必ず、どこかで出会えるので、3倍のご利益と功徳を得られると信じられている。旅行会社も、GoToトラベルを追い風にして、「逆打ちツアー」でご利益にあずかろうとに力が入る。(^_-)-☆★結願の旅(前編):逆打ち
私は、糖尿病のほかに、不整脈や無呼吸症候群、血行不良等の厄介な持病を抱えているが、健常者と変わらぬ生活をしている。いまの私の楽しみは、夫婦で旅行を兼ねて、全国各地のマラソン大会に参加することで、70歳を過ぎてからは、レースよりも旅行がメインになった。しかし、新型コロナの影響で、3月以降、一切のマラソン大会が中止になり、一つの支えを失った。どんな些細なことであれ、目標を失うと、怠惰に陥る。週5日のジョギングが4日に減り、3日になった。走る時間も1時間から40分になり、30分に減った。このままでは、老化を早めるので、ウォーキングと自転車で補っているが、ランニングの爽快さはない。目下の悩みは、このまま、レースを走れなくなることで、ブログタイトルを変更する必要がありそうだ。★アンチ・エージング(後編):病いは気から
昨日、某健康食品メーカーから届いたDMは、TV-CMでもお馴染みのサプリメントの勧誘で、愛用者の感想を読んでも、購入する気にならなかった。世間では、アンチ・エージングの方法論が喧伝されるが、私は、「運動と食事」に細心の注意を払い、特保と言われる健康食品類は、一切、使用しない。体のいたる箇所に不都合が生じているが、「年齢相応」と割り切り、「今の生活を極力、維持したい」と、心がけている。これは、58歳になる時、旅先で倒れ、車いす生活を送った経験から導き出した哲学で、人間の自然治癒力は常識を超えて驚異的だと確信している。医学と次元が異なる領域かも知れないが、人間は、「自分が納得しない限り、行動しない動物」なので、我が道に徹したい。★アンチ・エージング(前編):自然体がベスト
昨日、東京都知事が、国のGoToトラベルに加えて、都独自の追加施策として、「1泊5,000円、日帰り2,500円」を支援すると発表したので、愕然とした。東京都の新型コロナ新規感染者数は、三日連続100人以下で、落ち着いて来たのかと思っていたら、昨日は、195人と上昇に転じた。しかも、不安視されていた4連休期間中に感染した人数が判明するのは、10月初旬になる。発表のタイミングとしても、首をかしげる。内容的にも、同じ人が何度でも利用出来るので、貴重な税金を投入して、一部の利用者だけが、恩恵を受ける政策は公平感を欠く。いかに経済再生策といえども、税金の無駄遣い。ポピュリズムもここまでくれば、前任者の作品「狂った果実」ではないが、嘆かわしい。★「GoTo2.5」の愚
4連休中、GoToトラベルを利用して旅行した人が多いようだが、旅行者が、「新型コロナで、旅行を控えていた」とコメントすると、何か、割り切れない。去年のGWやお盆、或いは、シルバー・ウイークの時期は、金銭的補助が無くても、混雑していた。今年は、新型コロナで旅行を控えさせられただけのことで、そのタガが外れたら、昨年と同じ状況だ。GoToトラベルは、形を変えた公共事業で、全国民が利益を享受出来るものではなく、素直に喜べない。趣味が、「マラソンと旅行」以外にない夫婦にとって、マラソン大会が全て中止になったので、残る楽しみは、旅行しか無く、キャンペーンと無関係に旅行するつもりでいる。(^_-)-☆★GoToが無くても、、、
金沢から小諸へ行くコースには、幾通りかある。私達は、「3蜜」を避けるため、北陸新幹線「かがやき」に乗り、長野で下車し、昼食後、すいている時間帯を見計らって、しなの鉄道で小諸に向かった。急ぐなら、「かがやき」で長野まで行き、「はくたか」に乗り換えて、上田で、もう一度、しなの鉄道「軽井沢行き」に乗り継げば、約2時間で着く。また、金沢から「はくたか」に乗れば、上田で停車するので、乗換え1回で済むが、2時間30分程かかる。ほかにも、「はくたか」で佐久平まで行き、小海線で小諸まで行くルートもある。ただ、「小海線」は、JRだが、「しなの鉄道」は、第三セクターなので、切符の買い方に注意を要する。旅の目的次第で、アクセス方法を自由に組むのも、老人の気まぐれ・ぶらり旅の楽しみだと思う。★旅の深み(番外編):気まぐれ
東京が、「GoToトラベル」に追加が決まった途端、マスメディアが、お得感満載の番組で、視聴者の歓心をあおり、4連休の観光地は、どこも大混雑の光景を呈している。旅行の目的は、人それぞれに異なるので、否定しないが、私の欲求とは相容れない。さて、懐古園にある藤村記念館の設計者が、金沢出身の谷口吉郎と分かり、同郷と言うだけで、誇らしく感じ、生家を訪ねたい新たな目標が芽生えた。また、坂本九の「上を向いて歩こう」は、永六輔が、戦時中に疎開していた小諸時代の悲しい思い出から、作詞したと知ったのも、新鮮な驚きだった。「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」に、この世の無常を感じつつ、3密を避け、静かに楽しむ旅に相応しい発見が多く、満足した。★旅の深み(後編):喜び
8月に、小諸の懐古園を訪ねた時、藤村記念館のすぐ横に、横山粗道の草笛の音源再生装置を見つけた。笹薮の元で、毎日、集まってきた人たちに、草笛を吹いて聞かせていたそうで、その澄んだ音色に聞き入っていたら、藤村の「暮れ行けば浅間も見えず歌哀し佐久の草笛」が思い浮かんだ。園内を一周して、三の門に戻り、「懐古園」の扁額を見上げていたら、通りがかりの老人が、「正二位家達書」と記されている由縁を教えてくれた。徳川家達は、慶喜の大政奉還により、幻の将軍になったが、新政府が、徳川宗家の家督相続を認め、駿府藩主として、70万石を与えたと知った。老人にお礼を言い、すぐ近くにある「草笛」で、名物のクルミそばを注文し、人の世の縁をかみしめた。★旅の深み(前編):えにし
マスクに抵抗感が無い日本ですら、トラブルが発生するのだから、マスク習慣が無い外国人に強制すれば、反感を招くのは必至だ。来年は、オリンピック・イヤー。外国人観光客の受け入れ解禁前に、マスク・トラブル回避策を打ち出さないと、大混乱する。交通機関や観光地の諸施設を含め、ルールを明確化し、国内で徹底しないと、無作法な日本人を真似る外国人を責めるわけにはいかない。オリンピック開催の考え方を変えないなら、政府は、ソフト面の対策に本腰を入れないと、不測のトラブルを招き、国際問題に発展しかねない。前任者が、「万全な形で開催する」と言っておきながら、放り出した政権を引き継いだ新総理の両肩に重くのしかかる。★マスク・トラブル(番外編)
安全性・快適性で高い評価を受ける日本の航空会社で、マスク・トラブルが起きるのは、残念だ。乗客を降機させるのは、行き過ぎで、健康上の理由があれば、診断書の提出による事前申告で、特定ゾーンに着席させる等、次善の策を検討して欲しい。さて、私は、毎月のように長野方面へ旅行しているが、2月以降、北陸新幹線の乗車率が10%程度なので、周囲に人がいない時、マスクを外している。今まで、JRの車内で、マスク着用の協力アナウンスが流れても、乗務員に強要されたことはない。10月に、松前方面へ行くにあたり、飛行機のマスク・トラブルを避けるため、時間がかかるが、新幹線を乗り継いで行くルートに変更した。しかし、離島へ行く場合、断念するしかなく、マスク着用の是非で片付けて欲しくない。★マスク・トラブル(後編):次善の策
新型コロナに対する過剰な反応は、「偏見・差別」を生み、社会問題化しているが、飛行機の乗客が、マスク着用を拒否して、降ろされた事件は、深刻だ。市井の意見は、賛否に分かれるが、個人の事情を勘案して、不測のトラブルを回避する方法はある筈だ。私には、呼吸器系の持病があるので、マスクをしたくないのが本音で、飛行機の場合、陸上交通機関と違い、十分な空間を確保出来ず、周囲に気を使う。7月に、小松から羽田経由で帯広まで、航空便を利用した時、我慢して咳き込むと、返って不興を買うと思い、息苦しくなると、マスクを外した。「マスクが嫌なら飛行機に乗るな」では、「コロナ同調圧力」で、決して、許されない。★マスク・トラブル(前編):同調圧力
ある旅行会社が、旅行需要の底上げを図る策として、「PCR検査付きツアー」の募集を開始した。「コロナに感染したまま旅行し、周囲に迷惑かけたくない」との不安を解消でき、旅行者と観光地双方の安心につながると言うが、果たしてそうだろうか。そのスキームは、旅行の予約後、届けられる検体採取用のプラスチック容器に唾液を採取し、返送すると、2日程度で結果が通知される。また、希望すれば、旅行後にもう一度、検査を受けることも出来る。陽性の場合、病院側から保健所へ報告する仕組みだが、検査費用は、1件当たり、約18,000円ほどかかる。「安心」を担保する旅行商品の一種だが、旅行中の感染リスクを防止できるものではないし、感染した場合の補償保険でもない。★GoToトラベルの怪(番外編):PCR検査付き
東京都が、GoToトラベルに追加されることについて、妻と見解が分かれたが、複雑な思いは共通だ。妻は、東京から多くの観光客が、北陸へ来るのを不安がっているが、私は、逆で、北陸から東京へ行く人が増えることを警戒している。東京都の新規感染者数が減少に転じたと言っても、1日当たり200人前後で推移しており、しかも、感染経路不明者が、全国ベースで見ると、突出している。TDLやスカイツリー、浅草、秋葉原、歌舞伎町等々に、全国から観光客が集まれば、さらに、感染経路不明者が増えることを否定できない。石川県の第1号感染者が、東京出張者で、次々と同様のケースで、拡大して行った過去の経過が、私の脳裏に焼き付いており、上京して、感染リスクを持ち帰らないかと、心配している。★GoToトラベルの怪(後編):感染拡大のリスク
東京都が、GOToトラベルの対象となるのは、10月からだが、先に予約済みの場合であっても、手続きをすれば、適用される優遇措置が採られる。しかも、キャンペーン期間は、来年1月末までだが、東京都の場合、対象期間の延長も可能になる。どうして、遅れたハンディをクリア出来るのかは、政府が、予算総額1兆3,500億円を13エリアに分けて管理している点にある。47都道府県を、北海道・千葉・東京・大阪・沖縄の5つを別格にし、ほかの42府県を8つにくくり、予算配分しているので、予算額に達したエリアは、早く終わる道理で、東京には、何の実害も発生しない。メディアが、「東京外しは不公平だ」と大騒ぎしたので、私も同調したが、自分の不勉強を恥じている。改めて、正確な情報発信の重要性を肝に銘じたい。★GOToトラベルの怪(前編):東京にハンディなし
今日、自民党の新総裁が決まり、新政権が誕生するが、基本政策は、従来路線を踏襲する。経済再生策の柱は、「GoToキャンペーン」になるが、正体は、公共事業と同じ財政出動で、アベノミクスの発想方法から脱却できず、新総理には、早い時期に「第三の矢」を示してほしい。しかし、短期政権の宿命を背負う新総理が、自分のカラーを打ち出そうとすれば、解散・総選挙で国民の信を問う以外、選択肢はなく、政局が焦点になる。一方、新立憲民主党が誕生したが、長期政権を担ってきた麻生・菅・二階のトライアングルは、打算に裏打ちされ、崩れそうもない。安倍政権で、政府が人事権を一元的に掌握してしまったので、霞が関では「忖度」が死語になり、平目官僚が、天下泰平を謳歌している。(^^)/★GOToは何処へ?(番外編):無風
「GoToイベント」の対象に、「マラソン大会」があったので、開催予定を検索してみた。コロナ禍で、年内のマラソン大会は、軒並み中止になっていたので、無駄だと思っていたら、参加者募集中の大会が幾つかあり、意外だった。しかし、種目や参加条件が厳しく、私には無理と諦めかけた時、ユニークな大会を見つけた。それは、中止した大会の代替として復活させ、コロナに負けない意気を示す趣旨で、距離を「5670m」(コロナゼロ)に設定していた。ネーミングが気に入り、距離・制限時間とも、私向きだと喜んだのも束の間。「自県内在住者限定」を見落としており、コロナの壁の厚さ・高さを痛感した。"(-""-)"★GOToは何処へ?(後編):コロナの呪縛
政府が、「GOTOトラベルに東京都を追加する」と発表した時期と、都知事が、感染警戒レベルを「赤からオレンジ」へ緩和すると発表したタイミングが、奇妙に符合し、違和感を感じる。「新型コロナは、東京問題」と切り捨てた候補が、9月14日の自民党総裁選で当選しても、既定路線になるので、メンツを保てる。さて、先行したGoToトラベルに続き、イート・キャンペーンが、早ければ、9月中に始まる。経産省主管事業の「イベント」と「商店街」を加えて、合計4つのキャンペーンが展開される予定だが、時期や細則が曖昧で、関係業界の準備が整わない。トラベルでトラブルを生じたように、中央で決めて、下におろすシステムが混乱を招くことを思い知ったはずだが、外堀を埋めてしまえば、新総裁の課題が減る忖度(?)か、、、。(^_-)-☆★GOToは何処へ?(前編):既定路線
台風9&10号が沖縄・九州地方に大きな被害を与えたが、9月は台風シーズンで、去年も一昨年も、同様の災害が日本列島を直撃している。今年は、新型コロナと猛暑が加わり、老身には、一段と厳しさを増している。2011年以降の自然災害の発生頻度や被害状況をみると、もはや「異常」ではなく、「常態」化したと受け止め、対策を講じておく方が賢明なようだ。ついては、洪水ハザードマップで確認したら、我が家周辺は、「1000年に一度」の発生確率で、生活実感通りだが、これとて、気休めで何の保証もない。避難所まで、自力で避難できない年齢域になったので、最悪の場合の覚悟をしておく必要を感じている。★もはや異常気象ではない今朝の首都圏は、台風15号上陸で大混乱しているが、金沢では熱中症に厳重警戒を呼びかけているように、自然の脅威は人智が及ばない...★災害は、異常から常態へ
8月の金沢は、猛暑日こそ4日だけだったが、真夏日25日、熱帯夜24日で、寝苦しい夜が続いた。9月に入っても、2&3日と猛暑日が続き、エアコン嫌いが、エアコン無しで寝付けなくなった。台風10号の接近で、沖縄・九州地方では災対本部が早めの避難を促す一方で、自民党では、各派閥が選対本部を設置し、総裁選活動に熱心だ。結果が明白でも、札集めが手柄になる永田町には、一般社会とは違う風が吹いている。ならば、一市民が熱中症対策として、世俗と隔絶して、秘湯で静養しても罰が当たるまい。コロナ対策万全で、GoToキャンペーンに登録しないポリシーの宿を見つけたので、9月10日までブログを休止することにした。(^_-)-☆★猛暑&コロナからの逃避行
故池田勇人は、過激な発言が多く、発言の一部を切り取られ、反発をかったが、経済通だった。「所得倍増論」をぶち上げ、第一回東京五輪を成功裏に導き、高度経済成長路線を築いた。最近では、「自民党をぶっ壊す」と言って、憚らなかった小泉純一郎は、「郵政・道路公団民営化、不良債権処理」等、社会の変革を実現した。続投を望む声にも、「総裁任期」を理由に固辞した点で、党則を変更してまで、延命を図った御仁の引き際と雲泥の差だ。ついては、歴史に名を残す総理は、「任期中に何をするか」だけでなく、「辞めた後、日本がどうなるか」も視野に入れて、構想を練ったように思う。これこそが、国のトップの重要な責務で、次々と看板を塗り替えて、選挙で勝利を収めるようでは、偉業を達成しえない。今の永田町に、はたして、、、?★「虎は死して、、、」(後編)
「虎は死して皮をとどめ人は死して名を残す」は、生き方の教訓だが、総理大臣の業績は、歴史舞台で評価される。日本の政治家で、ただ一人のノーベル平和賞受賞者故佐藤栄作は、「日韓基本条約批准、非核三原則提唱、沖縄返還」を成し遂げた。故田中角栄は、金権政治の権化のように揶揄されたが、政治家としての発想力や実行力は、卓越していた。「日本列島改造論」は、壮大なスケールで、国の土台骨を築いた。また、「日中国交正常化」の合意を結び、その友好の証として贈られたのが、動物園の人気者パンダだ。故中曽根康弘は、「電電・国鉄・専売3公社の民営化」という大改革を断行した。良い意味での風見鶏で、レーガン大統領が来日し際、日の出山荘でもてなしたエピソードは、「ロン・ヤス会談」として語り草になっている。私の印象に残る総理を並べたが、その業績は、現...★「虎は死して、、、」(前編)
政界で「風見鶏」と言えば、故中曽根元総理大臣の代名詞だったが、今の自民党は「政局風見鶏」だ。中曽根さんは、自民党の派閥全盛時、小派閥の領袖にすぎず、政権に就く過程で見せた変わり身の早さから、政界の「風見鶏」とやゆされたが、同時に、決断力や実行力に優れていた。一方、安倍総理の辞任を受け、菅官房長官は、二階・麻生・細田などの大派閥の支援を取り付け、大勢はあっという間に決した。無派閥の菅氏支持に回った派閥の領袖の思惑は、「政局風見鶏」で、糸が切れた凧のようだ。いずれ、内閣改造時の大臣の所属派閥を見れば、狙いが透けて見える筈だ。それにしても、麻生副総理や菅官房長官に代理執行させて、病気治療する選択肢を捨て、”投げ出し辞任””したのは無責任すぎる。新総理大臣は、当面、大きな政策変更を出来ず、解散して、国民の信を問う時期だ...★政局風見鶏
安倍総理を支持する人たちの多くは、アベノミクスと称された経済対策を挙げるが、私は、アベノミクスそのものに反対の立場だったので、苦痛だった。財政規律を無視した政権運営は、孫子の代に負の遺産を引き継ぐからで、「負債」こそが、安倍政権のレガシーではないのだろうか。また、安倍総理が、「あの悪夢のような民主党政権時代」と、吐き捨てるような発言を繰り返した時、総理の品格を疑い、嫌悪感を覚えた。2009年からの3年間の民主党政権は、「脱官僚支配・政治主導」を掲げたが、政治手法の未熟さが命取りになった。しかし、政策面では、子ども手当の導入、事業仕分けの実施、更には、「社会保障と税の一体改革」等、現政権の教科書になった。今は、交代可能な野党が誕生し、緊張感を欠けない内閣が誕生することを願っているが、難しいようだ。★安倍総理のレガシー(後編)
安倍総理は、8月28日の辞任会見で、「政権のレガシー」を問われて、「これは国民の皆様が御判断いただけるのかなと、また歴史が判断していくのかなと、、、」と答えた。そこで、国民の一人として、安倍政権のレガシーを評価すると、「長期政権を維持したこと」以外に思い浮かばない。歴代の首相が、持てる能力や力を発揮出来なかったうえでの最大のハードルは「時間不足」だった。どんなに高邁なビジョンや政策を掲げても、実現するまでには、長い年月が必要で、その構想が高ければ高いほど、クリアすべき問題が山積する。健康の問題以外で、閣僚の不祥事や官僚の不始末で、引責辞任した例が多い中で、歴代一位の在任記録を更新した点で、歴史に名を残した。★安倍総理のレガシー(前編)
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