昨日、東京の友人に無沙汰を詫びるメールを送ったら、直後に返信メールが届いた。書き出しは、「今、新幹線で金沢へ向かう途中」とあったが、実兄の葬儀に参列するためだったので、懐かしさが消し飛んでしまった。今年の1月、私の姉が逝ったが、今度は友人の兄が亡くなった。自分の年齢を考えれば、想定内の出来事だが、やはり訃報に接すると気が重くなる。ともに、来年は喜寿を迎える。残りの時間を大切に過ごしたいと思いつつ、今年一年の来し方を振り返っている。★ゆく年(逝く→行く)・くる年
一部地方を除き、一般的には、大晦日に「そば」を食べるが、そのいわれとなると諸説ある。通説は、そばは「切れやすい」「のびやすい」ので、一年の厄を切り、寿命が延びるのを願うだとか。金沢では、昔、金箔職人が仕事を片付ける時、散らかった金箔をかき集める際、そば粉を撒いたことから、「金を集める→金運を呼ぶ」と、縁起を担いだと言う人もいる。理屈はどうでもよく、一年の締めくくりに、うどんであれ、そばであれ、美味しく食べることが出来れば健康の証しだと感謝したい。★年越しは「うどんorそば」
大阪にIR設置が内定したことで、政府の真の狙いが「地方創生」ではなく、カジノで外貨を獲得することにあると露呈した。3カ所の一つが決まれば、残り2枠を争うことになるが、候補地は、すでに大型レジャー施設や宿泊施設を備えた東京・横浜・福岡・千葉等の大都市ばかりだ。富裕層の外国人が日本に求めるものは、一過性のカジノや都市型高級ホテルではなく、自然環境に恵まれた中で暮らすように長期間滞在し、スポーツや温泉と美味しい料理を楽しむ居心地の良さに尽きる。休暇村の魅力は、すべて国立・国定公園内にあり、広大な敷地を有しているので、再開発によって、近隣住民の生活問題が出ないし、雇用吸収面でも有効なので、まさに「地方再生」のポテンシャルが大きい。全国36カ所にある「休暇村」をコアとして、長期滞在型の施設環境を充実させれば、地方再生や建...★今年最後の毒づき:IRの嘘
今朝、「IRの大阪内定」のニュースを聴き、秋元議員の逮捕で、安倍総理の任命責任を問う声も上がる中だけに、嘘だろうと怒りに震えた。報道によれば、昨夜、都内の某ホテルで安倍総理と菅官房長官が、維新の会の松井大阪市長に橋本元大阪市長とで憲法改正や大阪万博、IRについて意見交換した際、IRの大阪設置の方針を伝えたという。仮に、内定報道が放送局側の勇み足だったとしても、他の候補地が乱立している中で、選考過程の透明性・公平性を欠き、憲法改正協力要請の裏取引かと疑心暗鬼に陥る。さらに、同じ27日、もっと重大な海上自衛隊の中東海域への派遣を閣議決定した。国会閉会中に、重要事項をさっさと決定する政治手法は、国会軽視のそしりを免れない。★寝耳に水!
官房長官は、2030年までに訪日外国人旅行者を6,000万人とする政府目標を巡り、「世界レベル」の高級ホテルを50カ所程度、新設する方針を打ち上げた。しかも、「財政投融資を活用し、日本政策投資銀行による資金援助で全国各地に整備する」という。これをアベノミクスの柱の一つの「地方再生策」だとする以上、業界が利権を巡り、議員と自治体にすり寄るのは目に見えている。さて、年末が押し迫ったタイミングで、「IR」を巡る贈収賄事件が勃発した。メディアが飛びつく格好のスキャンダル材料だが、議員の逮捕だけで終わる事件ではなさそうだ。無責任を承知で、推理小説好きのぼけ老人が、退屈しのぎに「点」を並べると、「線」になる。★IRの点と線
クリスマスの過ごし方は、人それぞれだが、私には、格別の感慨がある。次女が、11年前にニュージーランドのダニーデンで挙式した前日は、クリスマスにあたり、新郎の実家に招待され、先方の家族・親戚一同と初対面の挨拶を交わしたあと、クリスマス・パーティに加わった。文化や風習の違いに戸惑い、かつて経験したことがない緊張の連続だったが、フレンドリーな家族の接待で一気にうちとけ、幸せな思い出を一杯貰った。今年の金沢は、グリーン・クリスマスだったが、酔った勢いで教わったクリケットをする機会はないのが残念だ。親戚同士でも、日本から約9,000kmも離れているので、その後、一度も会っていないし、今後もその機会がなさそうだ。facebookを通じての交流に不思議な因縁を感じている。★我が家のX'mas2008年、クリスマスを挟む12月...★クリスマスの思い出
クリスマスは、日本の年末の風物詩としてすっかり定着し、外国文化だという違和感が無くなった。しかし、今年のクリスマスは、今までとは違う様相を呈し、洋菓子店では、大きなホールケーキを完全予約制にしたり、ショートケーキ・ミックスを並べたりしている。また、大きなツリーをやめて、壁につるしたパテストリーにLEDといった風に、こぢんまりと祝う人が増えているそうで、大いに結構だと喜んでいる。日本人は、外国文化に寛容だが、バレンタインやクリスマス程度ならまだしも、ハローゥインやオクトーバー・フェストまで登場し、元祖顔負けの派手なイベントにアレンジしてしまった。宗教色のない楽しいイベントを否定する気は毛頭ないが、天皇誕生日が平日になった理由で、こぢんまりクリスマスでは、ご都合主義でしかない。★クリスマスの楽しみ方の変化
JTBの旅行動向調査によると、年末始の9連休を利用して、旅行に出かける人が3,000万人を突破し、過去最大になる模様だ(国内2,927万、海外76万)。JTBの予約状況では、旅行先の1位ハワイ、2位グアム・サイパン、3位台湾で、やはり避寒旅行派が多いようだ。それにしても、ハワイが断トツで根強い人気を誇る理由が解せないでいる。また、旅行日数は、1~3泊が約76%を占め、一人当たりの費用の平均は、海外では202,000円、国内は32,000円だそうだ。まとまった休日をどう過ごすかは、人それぞれの価値観と事情で異なるが、マクロ数字から日本人の行動意識をどう読み取るかを楽しんでいる。★年末始の過ごし方
世の中、忘年会真っ盛りだが、巷間では「忘年会スルー」なる新語が囁かれているそうで、時代の変化を感じる。職場での飲み会の賛否は、年代によって違って当然で、自分のお金で飲む以上、楽しくなければ無意味だ。LINEで開催通知を送ったら「既読スルー」では洒落にもならない。"(-""-)"私は、会社の忘年会と無縁な生活を送っているが、夫婦二人きりの忘年会は、今年も続けている。時間的制約が無い身なので、急に思い立って、福井で蟹、富山で鰤を堪能する二泊三日の忘年会旅行に出かけ、昨日、帰沢した。年に数回の精一杯の贅沢が出来るのも、健康であればこそで、今年一年、大過なく過ごせたことに感謝している。★忘年会スルー
今年の年賀状の発行枚数は、23.5億枚で、9年連続で減少し、ピークの2004年(44.6億枚)の半数近くになったとのニュースに時代の変遷を感じる。日本郵便では、一等賞品に現金30万円を用意するなど歯止め策に懸命だが、社会生活の変化には対抗できそうにない。とりわけ、SNSの普及によって活字よりもリアルな新年の挨拶が可能になったので、この傾向はさらに顕著になるに違いない。最近では、「終活年賀状」の注文が増えているそうだが、私は、5年前に自作の生前葬儀とともに親戚関係以外の年賀状を一切止めた。今年からは、親戚関係のものも止めることにした。いささか抵抗感があったが、姉の死が背を押した。★年賀状の移ろい
災害のように予期せぬ事故に見舞われた場合、同情を集めるが、自らの不用心な行為で事件に巻き込まれた時には、あざけりの対象になりかねない。青梅市で起きた一人暮らし老人が殺害された事件等は好例で、日頃、億単位の現金を周囲の人たちに見せびらかしていたと聞くと、私のような貧乏人には思いつかない愚行だ。自ら招いた不幸な事件だが、殺人事件なので警察が捜査しないわけにはいかず、めいわく極まりない。これから冬山登山に出かける人たちは、招かざる事故を回避できるように、万全の備えを心掛けて貰いたいと思う。★招かざる客を招く愚
昨日、東京地裁が下した長男殺害事件の判決は、求刑8年に対して「懲役6年」の実刑判決だった。執行猶予がつかなかった理由として、第三者機関への相談や他の解決策が望めたことが挙げられた。指摘されればその通りだが、私も、「身内の恥を晒すことになる」と躊躇する部類に属する気がする。家庭内暴力問題は、はたから見る以上に複雑で難しいが、結果が殺人事件を引き起こしたのでは悲劇で、誰も救われない。しかし、誰にでも何処にでも起こり得ることであり、家庭内暴力の経験が無いことを感謝している。★裁判結果に、、、
パースに住む娘から、子供の夢を乗せた郵便物が届き、老夫婦にとって楽しいプレゼントになった。中身は、孫の足型と写真にじぃじ・ばぁばの絵が添えられていた。足型は、クリスマス・プレゼントにランニング・シューズをと思い立ち、頼んでいたもの。毎年、何を贈ろうかと頭を悩ましているが、今年は、9月に孫が「パース・ランニング・フェスティバル」に参加して、4kmを46分で見事に完走したので、簡単に決まった。日本なら、大人に混じって8歳の子供に4kmを走らせないが、お国柄の違いを垣間見る思いだ。孫がゴールする写真を額に入れて居間に飾りながら、「とうとう孫に勝てなくなったねぇ!」と、嬉しさと寂しさで複雑な感慨を味わった。★孫がライバル?
元高級官僚が、長男を殺害した事件は、その背景や事情を知れば知るほど、他人事で済まされず、SNS上には「無罪」の極論までみられた。被告人の悔悟の弁を聴けば、大いに同情するが「殺人は殺人」なので、量刑の軽重の範囲を逸脱してはならない。検察側が、殺人罪で「懲役8年」を求刑したのも事情を斟酌したと推察するので、あとは裁判員の見識に委ねられる。私は、被告人が事件の数日前に、殺人をほのめかすメモを妻に残したと知り、漠然とした計画性を否定できなくなり、久しぶりに正当防衛と緊急避難、さらには過剰防衛の構成要件を復習した。いずれにせよ、中立・公平であるべき裁判員に予見を与えるようなマスコミ報道を慎んで貰いたい。★裁判員裁判(後編)
昨日は、大きなニュースが相次いだ中で、私の関心事は、米中貿易交渉やイギリスの選挙結果よりも、二つの裁判に向けられた。一つは、元警察官の妻子殺人事件の判決。もう一つは、元高級官僚の長男殺人事件の量刑で、ともに裁判員裁判の対象だった。裁判員制度は、平成21年から導入されたが、個人的には実施に反対だったので、当時、選ばれた場合の辞退理由ばかり考えていた。さて、前者は、状況証拠だけで殺人罪か無罪かを争った事件だったので、裁判員の心労の重さを察するに余りある。判決は、死刑だったが、被告側が即日控訴したので、今後の裁判の帰趨を注目したいと思っている。★裁判員裁判(前編)
去年の漢字一文字は「災」だったが、今年も引き続き「災」としたいほど、自然災害が多かったが、2年連続同じ字が選ばれると考えにくいので、我流の一文字を考えてみた。新元号にちなみ、「令」や「和」が思い浮かんだが、ノーベル賞授賞式に臨む吉野さんの笑顔や、ラグビーW杯ベスト8記念パレードの選手たちの笑顔に「華」を感じたので、一ひねりして「華」とした。一方、「桜を見る会」騒動で、日本の華を散らし、あだ花にした不愉快極まる年でもあった。なお、漢字一文字の発表日は、今日12月12日で「漢字の日」だそうだが、しっくりこない。★花と華
無言の帰国をすることになった中村哲さんが残したメッセージは、同年代の私にとって強烈だった。以前、「100万発の銃弾より、1本の用水路の方がはるかに治安回復に役立つ。日本政府は、米欧の軍事行動と一体と見なされない独自の民生支援を長期的に進めるべきだ」と語った言葉が、彼の生きざまとだぶって、印象深く思い出される。安倍総理は、彼の貢献を称たたが、現実に進めている政策は、海外派兵の拡大であり、憲法改正だ。パワーバランスの行きつく先は、「戦争」しかない。また、アフガニスタンの人が望むことは、「三度の食事とふるさとで家族と一緒に生活すること」とも語った。日本人には、当たり前のことがとても貴重な国が、地球上に多く見られる現実。無為に過ごす自分を恥じるばかりで、軽い自己嫌悪に陥っていたが、私には、極力、周囲の人に迷惑をかけない...★無為に過ごす幸せ?
アフガニスタンで、NGOの中村医師が銃撃され亡くなった。痛ましく悲しい事件だが、タリバンかISによるテロに矮小化して見るのは避けたい。中東の紛争や、香港の暴動等の背景には、他国の関与が潜んでいるのを看過できない。自国の利益のために、他国の紛争に介入すれば、かつての東西冷戦の再来を招く。トランプ迎合主義の安倍外交を続ける限り、拉致問題や北方4島の解決はないし、諸外国の日本を見る目も冷たくなると危惧する。★痛ましい中村医師の死の教訓
昨日の午後、白内障の術後2回目(2&6週間)の診察を受けたら、担当医から「順調に回復したので、もうこれで白内障の治療を終える」と告げられた。残りの点眼薬を使い切れば、元通りの生活を送れると嬉しかった。しかも、乱視の矯正が出来たので、視力が劇的に回復した。手術前の視力検査では、右目が0.6、左目が0.3だったが、術後2週間では右目0.9、左目0.6になった。そして昨日、両眼共1.2と言われて、思わず「本当ですか?」と訊き直した。「術後、4~6週間で安定期に入る」との説明に、内心、もうこれでランニング中に躓くことは無いと、快哉を叫びたい気分だった。(^_-)-☆</font>★視力回復の快心
「新語・流行語大賞」は、ユー・キャン主宰のほかにもある。国語辞典「大辞泉」の編集部が発表した「新語大賞2019」は、「イートイン脱税」で、次点は「闇営業」。これ位までは、世相を反映した言葉だと納得したが、「JC・JK流行語大賞」の「びえん」「べぴたっぴ」「SODA」などと言われてもピンとこない。女子中高生向けのマーケティング支援などを手がける「AMF」社によるものだそうだが、何を意味するかさえ、想像もできない。そこで、私は「悪政大賞」として、「3K地獄」=軽減税・還元ポイント・カード詐欺」を考えた。しかし、COP25で、温暖化ガスを多く排出する石炭火力発電所の建設を続けるとして、我が国が指摘されたことを加えて、「4K地獄」としたい。★2019年流行語大賞(後編)
今年のユーキャン新語・流行語大賞は、「ワン・チーム」と決まり、ラグビーW杯での日本チームの躍進が思い浮かぶ。新語・流行語大賞の沿革は、自由国民社が、『現代用語の基礎知識』の読者アンケートに基づき、編集部がノミネートした作品を審査委員が選定したもので、創設当初は、新語部門と流行語部門に分かれていた。1994年(平成6年)からは両部門を合わせて選定されるようになり、2004年から現代用語の基礎知識選「ユーキャン新語・流行語大賞」に改称され、現在のスタイルになった。以前、興味が無かったが、すっかり定着した今では、一年を総括する風物詩として楽しみにしている。★2019年流行語大賞(前編)
11月24日の小豆島マラソンが終わると、我が家の話題の中心は、2020年のレース&旅行計画に移る。年々、走力の減退が顕著になって来たので、今年参加した大会の中から楽しかったものをピックアップすることにした。最初に、1月26日の「武豊町ゆめたろうスマイルマラソン」(2マイル)と2月16日「浜町シティマラソン」(5㎞)で意見の一致をみた。3月以降を決めかねていたら、4月5日の新潟10㎞ロードレースの案内書が届き、妻が「弥彦神社へ行きたい」と言うので、4月も決定した。そうなると、調整を兼ねて、3月は、福井の足羽川になりそうだが、距離を5kmor10㎞で迷っている。結果的には、来年の上半期のレースは、今年と全く同じことになりそうだ。★2019年のランニング計画これからが本格的なマラソンシーズンになる時期に、来年のランニ...★2020年のランニング計画
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