『ぶらっとヒマラヤ』藤原章生(毎日新聞出版)週刊誌の書評でこの本の存在を知った。著者は毎日新聞の記者。勤務地が長野であった時にはシリーズの山岳記事を書き、その後海外特派員として南アフリカ、メキシコ、イタリアに赴いているが、その土地土地で現地に根差した情報を集め記事を書いた。帰国後は夕刊の特集面を希望して担当するなど、根っからの自由人であり、足で稼ぐをモットーとするような猪突猛進タイプの傑物だ。タイトルにあるようにヒマラヤ(ダウラギリ)に誘われて、ぶらっと行ってしまうバイタリティと思い切りの良さをもっている。ただ安易に行ってしまっているわけではなく、周到な準備をしているのがすごい。高所での自らの体のコンディションを調べるために、三浦雄一郎氏の活動拠点、ミウラ・ドルフィンズを訪れ、低酸素室に入って睡眠中のリスクが高...疾走するアラカンの「ぶらっとヒマラヤ」
横谷峡標高1200~1500m長野県2021年7月24日晴れのち曇り→メンバー山の神と私コースタイム横谷峡駐車場9:40--乙女滝--霧降の滝--鷲岩--一枚岩--10:46東屋(王滝展望台)--11:08おしどり隠しの滝11:18--12:30駐車場前泊は横谷温泉旅館。フロントで一言断って車を旅館の駐車場に停めたまま、散策に出発しようかとも思ったが、時間を気にしながら歩くのもなと思い返して、前日に見つけていた横谷峡散策用の駐車場に車を置くことに決めた。左:横谷峡駐車場右:木戸口神社を越えていく9:30頃宿をチェックアウトし、横谷峡駐車場に移動する。すでに何台も車は停まっていて、それなりに人気のスポットであることがわかる。山の神と登山靴にはきかえ、9:40出発した。左:横谷温泉旅館側へ下る右:乙女滝への分岐横谷...滝めぐり~横谷峡トレッキング
『北極探検隊の謎を追って』ベア・ウースマ著/ヘレンハルメ美穂訳(青土社)久々にひどい本を読んだ。当然だけれど、面白いんだろうと思って読み始めて次々に裏切られ、最後の著者の探検隊遭難死の原因はこれだという裏付けに乏しい陳腐な推測で、深い失望と怒りすら感じた。話の概要はこうだ。1897年7月11日スウェーデンとノルウェーの連合王国の3人の探検家、サロモン・アウグスト・アンドレー(42歳)、クヌート・フレンケル(27歳)、ニルス・ストリンドベリ(24歳)が北極点を気球で目指した。まだ北極点は人類にとって未踏の地であったときだ。この時代は探検の時代といってもいいくらい、世界の未踏の地に次々に人類が足跡を残していた。北極点も例外ではなく、列強といわれる国々が国の威信をかけて北極点一番乗りに力を注いでいた。そんな中、民間で...あっけにとられる陳腐な結論「北極探検隊の謎を追って」
「ブログリーダー」を活用して、満月さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。