花より男子二次小説、類つくです。 類とつくしの恋物語。 悲哀、ほのぼの、でも最後はハピエンで!
縁(えにし)& 命短し恋せよ乙女を投稿中です。
「はな枝、つくしの様子はどうだった?」 「はい、奥様いえ・・つくし様はあのお部屋をお気に召したようでございます。」 「そう・・。」 「類様?」 「悪いね、暫くつくしの事頼むよ。・・・他の使用人達にも言っておいてくれる? それと来客には気を付...
薫はつくしが、花沢の邸に行く事を拒むかも知れないと 内心案じていたのには、理由がある。 2度目の記憶を失くしたつくしはあまり心を許していない人間を避ける傾向があるのだ。 だが記憶を失くしていても、 自分の夫である類と娘である、りんに対しては...
お風呂上りに、つくしにドライヤーで髪を乾かして貰い りんはおさげの三つ編みに編んで貰った。 自分の髪もりんと同じおさげの三つ編みにしてみた。 「わあっ、おそろい、おそろい。」 昔もこうしてりんに強請られて、同じように髪を編んだ事がある。 二...
久我の別荘に戻った頃には すっかり、りんとつくしは仲良くなっていた。 いや、りんは別としてつくしの方はすっかり、りんを気に入っていたのだ。 「あし、だいじょうぶ?」 こんな小さな子供が自分を心配してくれる事が何故かつくしには嬉しい事だった。...
月の砂漠の銅像を見て それから、歌碑がある場所まで歩き りんに約束の歌碑を見せた。 今日は歩き疲れたのか、つくしもどうやら足が痛んできた。 「つくしさん、顔色悪いけど大丈夫?」 「ええ・・。」 「無理しなくていいよ、足痛いの?」 「えっ?」...
料理が運ばれて来ると、つくしが取り皿にサラダを入れて それぞれに配り、パスタが来るとそれをお皿に取り分ける。 りんのミートソースも、りんが食べやすいように取り皿に分けて りんの前に置いた。 「さあ、いただきましょうか?ではいただきます〜。」...
つくしが案内するイタリアンレストランは、 そんなに遠くはなかった。 ルークが一緒だが、屋内の個室のお部屋に通された。 「へえーいいお店だね?」 「そうでしょう?犬連れは外の処が多いんですけど ここはちゃんと屋内で、ちゃんとペット用の食事もあ...
りんはつくしの胸の中で泣き疲れたのか 眠たいようだ。 海岸の石段に腰掛けて、りんを抱っこしたつくし。 最初はヒックヒックと泣きじゃくってたりんが 静かに寝息を立て始めた。 ルークはつくしの足元に伏せをして、まるでりんとつくしを守るように 二...
ルークと楽しくボール投げをした後に喉が渇いたので 近くにあった自動販売機で飲み物を買う事にした。 「りんちゃん、どれがいい?」 「うーん・・・あっいちごみるく。」 「アッ本当だ、これでいい?」 「うん。」 お金を入れて苺ミルクのボタンを押す...
海岸に着いた。 砂浜に降り立つ、りんとつくしとルーク 薫と類は、砂浜には行かずに 海岸近くのオープンカフェで休憩をすることにした。 「疲れたでしょう?」 「いいや、類君こそ悪かったね?」 「これくらい、なんでもないです。」 「類君も皆と砂浜...
お茶の時間を終えて、類が薫の希望通りに リビングにルークを連れて来る。 「ルーク元気だったか?」 薫が尋ねるとルークは「ウオン!」と吠えた。 尻尾をゆさゆさ揺らしながら、薫の傍に行き 頭を撫でられて嬉しそうだ。 そしてルークはつくしが自分を...
りんが美味しそうに苺ミルクを飲むのを満足そうにつくしは 見た後、類が持ってきた、マカロンを眺めていた。 「これ、手作りですか?お友達は凄くお上手なんですね?」 「どうぞ、召し上がってみてください。」 「ええ、でもこんなに種類があると目移りし...
小百合と紀恵がリビングに飲み物とマカロンや他の焼き菓子を一緒に持ってきた。 類が珈琲が好きな事は分かっていたので、類には珈琲を出して りんにはオレンジジュースが出された。 つくしと薫は紅茶である。 「どうぞ、召し上がってください。花沢さんは...
花沢の車が静かに久我の別荘に入って来た。 「お客様がいらしたわ。小百合さん旦那様にお知らせして頂戴。」 「はい、承知しました紀恵さん。」 「お嬢様はどこかかしらね?」 「お庭のバラを切りに行っています。お客様の為に お泊りになるお部屋にバラ...
週末になった。 前日に桜子からマカロンが奇麗な箱に収められ届けられていた。 車には、ルークも乗せられてりんもお気に入りのサクランボ色のワンピースを着ている。 類はりんに酷だとは思ったが、ママに逢ってもママだと言っては駄目だと りんに言い聞か...
千葉にある御宿海岸ここは外房の中でも 人気のエリアで月の砂漠で有名な町である。 ここの日の出はとても美しく恋人達のデートスポットでもあった。 この海沿いの町につくしは今暮らしている。 何故ここなのか・・・。それには色々と込み合った事情があっ...
赤毛のアンの部屋を気に入っているりんは いつもならなかなか部屋から出ようとしないが 今日はママに逢えると聞いて、少し名残惜しそうにしたが すぐに類と美作の皆がいるリビングへと戻ってきた。 「類、話は出来たのか?」 あきらが心配そうにりんを見...
美作家での食事を終えて、類はあきらに頼んで庭にある 温室の奥にある赤毛のアンの部屋を借りる事にした。 グリーンゲイブルスのアンの部屋を参考に 夢乃が考えた部屋である。 淡いグリーンのカーテンに白家具が置いてある部屋。 ベッドカバーや壁紙は小...
りんが生まれた日も、こんな雨の日だった。 朝は良く晴れた青空だったのに、 つくしが産気づいた、午後には雨が降り出した。 そして、夕方りんが生まれた頃、大きな虹が出た。 つくしが入院した産婦人科は分娩を個室の部屋で出来る部屋で 母子が一緒に過...
皆のいるリビングに碧斗一人だけがしょんぼりと 目から涙を零し乍ら戻って来た事に 夢乃は気付いた。 「あら、碧斗くんママとりんちゃんはどうしたの?」 「ゆめちゃん、りんちゃんが泣いちゃった。」 「まあ、喧嘩しちゃったの?」 「ちがうの、りんち...
碧斗はりんが急に泣き出して、おろおろするばかり。 早くりんに泣き止んで欲しくて、りんのほっぺにチューをした。 泣いてたりんは突然のキスに驚くが、何故かもっと悲しくなった。 頬にあたる、唇がママに似ていたからかも知れない。 「ふえぇ・・・・ん...
類が食事を済ませると、りんが類の傍にやって来た。 お皿に残った野菜を見て、りんがまるでつくしのように 「だめでしょう?おやさいもちゃんとたべなさい。」 まるで小さなつくしみたいだ。 類は苦笑いしながら、お皿に残った野菜を食べた。 満足そうな...
翌朝、りんは朝早くからそわそわしていた。 美作のお邸に行けるのが嬉しいようだ。 昨日の夜遅くまで、類は溜ってた書類に目を通していた為 まだ起きてこない。 「お嬢様、お出掛けのお時間はまだですよ?」 「パパはまだおきてこないの?」 「はい、類...
祐一郎と碧斗は、何処も異常はなく数日すれば怪我も治る事が 分かった。 「あゝ・・うん・・分かった・・えっ?あゝ・・うん・・・。 じゃあ。また・・。」 「りん、祐一郎と碧斗は大丈夫だったって・・。」 「今のでんわはだれから?」 「あきらおじさ...
道明寺邸を後にした、類とりんは花沢家の車の中で話をした。 「ねぇ、パパどうしてかな?たくまはいつもらんぼうだよね?」 「そうなの?」 「そうよ、きょうだって・・・。あっ、ゆうくんとあおとだいじょうぶかな?」 わるくちはだめって‥ママがいった...
祐一郎と碧斗の額には、看護師が白いガーゼと絆創膏を貼った。 自分の息子逞が二人の怪我の原因だと言うのを知り 司が休日なのに、自分の主治医のいる大学病院から 整形外科の医師と看護師を皆が止めるのも聞かずに呼んだのだ。 「どうなんだ?」 「頭部...
道明寺邸の庭はだだっ広い。 まだ小さな子供が、かくれんぼしてたら、鬼はいつまでもずっと鬼のまま 隠れていた子を捜せずにいつまでも終わらない。 飽きてしまって、いつの間にかかくれんぼうしてる事さえ忘れてしまう。 追いかけっこしても、広すぎて必...
お気に入りのさくらんぼ色したワンピースを着て お気に入りのおひさま色した傘を差した3歳になる 女の子がスキップしながら雨の中を歌いながら踊っている。 「かえるのりんちゃんおでかけ さくらんぼいろのワンピース おひさまいろした かさもってさ ...
皆が心配するなか、つくしはもう一度目を覚ました。 「牧野」 類が心配そうにのぞき込み 「つくし」 優紀が眉毛を八の字にして心配している。 「先輩・・。」桜子もつくしをじっと見守っている。 「「大丈夫か?」」あきらと総二郎が声を揃えてつくしに...
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