chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
rock_et_nothing https://blog.goo.ne.jp/rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

rock_et_nothing
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2014/12/01

arrow_drop_down
  • コウノトリに出会う

    6月6日、コウノトリに出会った。家人と二人で出かける途中の田園地帯で、シラサギやアオサギに混じって、コウノトリが餌を無心に探していた。たまたま家人が望遠の利くコンデジを持っていたという幸運にも恵まれて、その姿を記録することができた。コウノトリに出会えたことで極度に興奮していた私は、視線が一羽のコウノトリに固定されてしまい、近くに居たもう一羽が飛び立つまで、その存在に気がつけなかった。私の気配に驚いて飛び立ったコウノトリは、ゆったりとその大きな翼をはためかせ、違う場所に移動していく。ゆっくりとその姿を見て痛かったが、車を停めるスペースがなかったのと、用事の途中だったために、出会えたことが幸運なのだと自分をなだめた。そして、6時間後の帰り道、コウノトリが居た辺りの田園地帯を注意してみていると、午前中に居たとこ...コウノトリに出会う

  • ブログを引っ越すか、いや続けるのかを思案中

    このプラットフォームが閉鎖されるまでに、自分とブログの向き合い方を決めかねている。日記として、その時々の経験や気持ちなどを記し、備忘録の役割で続けることにメリットはある。流れて霧散する気持ちや思考をとどめることは、自分を振り返る時にあるとよい。ならば、何もアナログにノートに書き付ければ事足りるが、人の目に曝させる緊張感で、より内容を熟考し言葉を吟味したりすることで、意識を鮮明にすることができる利点は捨てがたい。できれば、続けるのが望ましいだろう。では、どのプラットフォームに移行したらよいのかだ。「アメーバ」「はてな」「note」この3つが候補。そこが決まらないと、データ作成に取り掛かれない。まだ時間はあるし・・・でもまだ、ブログを書き続けたいのか迷いがあるし・・・当面、ふらふらぐらぐらした気持ちを抱えるよ...ブログを引っ越すか、いや続けるのかを思案中

  • コゲラ再び

    コゲラちゃんが、今年は庭のど真ん中に巣を作った。毎年、敷地のどこかで木をつつく音が聞こえて、「またコゲラがやってきたのだな」と感じていた。それが今年は、人がよく通る目立つ場所に巣を構えている。時には、土地の所有者にサービスしてくれるのだろうか。おかげで、家族みんな微笑みながらコゲラの様子を見守れる恩恵を受けている。もう十年以上になるだろうか、やはり人の目に付きやすいところに巣を作った時があった。そのときは、ニコンのコンデジで写真を撮っていたが、今ではスマホと時の流れを感じる。今回のコゲラたちも、無事にヒナを孵して巣立ちができることを願いながら、見守っていこう。コゲラ再び

  • 今年は・・・ミツバチの姿が激減

    今年の変異、それはミツバチが少なすぎること。例年ならば、ミモザの花が咲くと、その周りにはニホンミツバチが飛び交って、ブーンという音が途切れることが鳴くにぎやかだった。けれど、今年は不気味なほど静まり返って、不安感がぐっと心の中に湧き上がっていた。その後に続く、辛夷、桜、グミの花にも、ミツバチの姿が増えていく様子は見られない。この数日、やっと熊蜂が賑やかな羽音を響かせてきた。このミツバチの少なさは、我が家付近だけかと思いきや、約25km離れたところにある桜の名所?ともなっている職場にも、ミツバチの姿を見かけることは少ない。先週の後半に行ってきた箱根でも、桜や石楠花、椿が咲いているというのに、ミツバチの羽音は聞こえなかった。所がかわっても見かけないミツバチの姿に、ものすごく危機感を持っているのは私だけなのだろ...今年は・・・ミツバチの姿が激減

  • 2025年4月4日 ヒルマ・アフ・クリント展と「行く春」

    ヒルマ・アフ・クリント《10の最大物、グループⅣ、No.3、青年期》ヒルマ・アフ・クリント《祭壇画、グループⅤ、No.1》桜が咲き誇る麗らかな日に、絵を見に行った。皇居に面した場所にある東京国立近代美術館では、「ヒルマ・アフ・クリント展」と桜に因んだ収蔵品を展示していた。ヒルマ・アフ・クリント(1862年~1944年)は、スウェーデン出身の女性の画家で、抽象画家の先駆者と言われている。彼女は知る人ぞ知る画家だった期間が長く、脚光を浴びたのは2018年グッゲンハイム美術館での大回顧展だったようだ。美術の世界においても、女性はマイノリティーな立ち位置の場合が多く、近年のジェンダー運動によって発掘されたものではないかと思われる。もちろん、作品としてクオリティーが高くなければならないことは必然だ。私自身の判断とし...2025年4月4日ヒルマ・アフ・クリント展と「行く春」

  • 河津桜とメジロ

    タイトル詐欺になってしまうが、満開になった河津桜にメジロたちが蜜を吸いに来ていた。私が桜の写真を撮ろうと木に近づいていくと、まずちょっと大きめの鳥が飛び立った。その後に、メジロが数羽近くにある杉の木へと飛び移っていった。なんとも絵になる組み合わせだったのだと惜しい気持ちになったけれど、鳥を写す機材を持っていないし、じっと待ち続ける気合も持ち合わせていないから、そもそもが過ぎた望みなのだ。けれど、メジロを見れただけで十分ラッキーと言えよう。きょうは、家に咲く花々の写真を撮って、「花便り」として親しい人にメールを送った。なんとも暢気な行いだが、春の美しさを分かち合いたいだけ。私ができる、ささやかな贈り物だから。河津桜とメジロ

  • 輝くミモザ 清廉な辛夷

    数日前は雪が降るほど寒かったのに、今日はきらめく春の温もりに溢れる変わりようだった。これから一週間ほど気温が高く、しかも夏日の予報も出ている。いろいろ心が荒む流れの中で、地球は、自然は美しいとお届けして、これを目にした皆さんの心を明るくしたいと願っている。輝くミモザ清廉な辛夷

  • 蒸かしサツマイモでスウィートポテト

    最近、二度にわたり蒸かしたサツマイモを大量に頂いた。初回分、まずはそのまま食べてみる。大きさは、一般的なバナナの大きさで、水分と糖分が多くてねっとりとしたタイプ。甘いものは好きだけれど、焼き芋はあまり好まないため、一本食べたらもう十分満足した。さて、この1.5kgほどもあろうかという蒸かしたサツマイモをどうしたらよいだろうと考える。冷凍してても、おそらく食べることはなさそうだ・・・そこで、冷蔵庫に生クリームがあるのを思い出し、スウィートポテトに変身させることにした。いい加減な私は、材料の分量はフィーリングまかせ。たぶん750gと思われる量のサツマイモの皮をむき、溶かしバターと生クリームを適当量を加えてひたすらマッシャーでつぶし混ぜる。それをアルミカップに分けて、オーブントースターで表面にうっすら焼きめがつ...蒸かしサツマイモでスウィートポテト

  • 2025/3/10 ミモザ開花

    やっとミモザは咲いた。でも、ちゃんとポンポンのように弾け開いたのは、たった枝の一振りだけれど。昨年よりも、3週間以上遅い開花だ。今年は梅の花も遅かったから、これから一斉に花の饗宴が始まるだろうか。自然が与えてくれる、この命の輝きを浴びて、生きている実感とうちに宿る生命力を思い返したくなる。2025/3/10ミモザ開花

  • 待望の雨 そして霙

    4月中旬並みのの暖かさから一転して、今日は気温をぐんぐん下げて雨から霙へと変わっていった。恵みの雨だと、家人とちょっと激しめの雨音を聞いていた。これで開花をこらえていたミモザに勢いがつきそうだ。また、水がなさ過ぎて芽吹けなかったホトケノザやツクシなどの植物も、待っていましたとばかりに育つだろう。こらえ切れなかったのは、スギ花粉で、一昨日から爆発的に花粉を撒き散らし始めた。加齢で体質が変わり、花粉アレルギーの反応が出にくくなったかもと喜んでいた私だったが、さすがに一昨日にはアレルギー反応が酷くでて内服薬のお世話になった。雨が上がり気温が高くなったら、杉の木からもわもわと煙が立ち上るような花粉の飛散を目撃しそうで恐ろしい。つまり、一気に春が進みそうとうことだ。うれしいような、恐いような、複雑な気分。とりあえず...待望の雨そして霙

  • 異常乾燥注意報

    毎日天気予報をチェックする。今のところ雨の予報は、3月に入ってから雨と雪が降るらしい。でもその前の一週間ほどは、晴天が続き、最高気温が4月下旬くらいまで上がり続けるようだ。おまけに今日は昼ごろから風が強く吹き出して、お察しの通り土埃がもうもうと上がっては、時折茶色の塊となって景色を覆い隠している。先週、仕事を終えて帰宅すると、井戸の水位が下がって水の出が悪くなっているから、水道の蛇口を前回にして使用しないよう工夫して欲しいと家人が話していた。特に昼間は、農作物の出荷のために水が大量に使われているため空気が入り込んで、ポンプに負荷が掛かるようだ。たしかに、昨年の12月ごろより、まとまった雨が降っていない。だから、暖冬のせいばかりでもなく、霜柱ができないのだ。おかげで、新品のスタッドレスタイヤが、本領を発揮す...異常乾燥注意報

  • 別れを惜しみ、DIC川村記念美術館

    何事も不変であるわけにはいかない。しかし、人間の素晴らしい営みの結晶を保持して公開する美術館が終わりを告げるのは、なんとも心が痛く寂しいものだ。古典から現代美術まで幅広く、しかも良質なものをコレクションしているDIC川村記念美術館は、私設美術館とは思えない充実振りを誇る。そして、私の好きな美術館では、日本国内において最も好きなところだ。コレクションの量と質、展示の仕方、環境的に静かで手入れの行き届いた庭園など、総合して非の打ち所がない。けれども、時代がこれを許さないのだろう。国立博物館でさえ、資金難でクラウドファウンディングを立ち上げて資金を集めているのだ。どうやら、人類は人類を否定したいのではないかと思えるほど、嘆かわしい行いだ。何かを作り出し、昇華させることができるという、人間に与えられた行為の中でも...別れを惜しみ、DIC川村記念美術館

  • 超乾燥注意報

    とくに今年になってから、雨がほとんど降らない。カッラカラのパッサパサ!そこに先週の木曜日のような強風が吹き荒れると、作付けが成されていない畑の土が舞い上がって土埃・・・というより、景色が茶色に染まってしまうほどになる。しかも、この間の土埃は、我が地域だけではなかった。仕事で北に約50kmのところへ出向いた時、そこに行くまでの間も我が地域のような有様だった。そして、その日は火事も多かった。とにかくヤバイの一言に尽きる。このままでは、作付けに支障が出て、また野菜が高騰しそうだ。天候は人の力が及ばない領域ではあるけれど、食糧生産を磐石にしないと国が滅びかねない。国外から買い付けすればいいと考えるのは、お花畑もいいところだ。国を滅ぼそうとしたなら、兵糧攻めが一番コスパ、タイパがいいではないか。買えなくして、資源も...超乾燥注意報

  • シルエットMt.FUJI

    昨日の夕方、毎月一回は食べようと決めているスリランカカレーを目指して家人とドライブをしていた。日中は強い西よりの風が吹いていたため、空にはほとんど雲が浮いていない状態だ。もしかすると夕焼けをバックにしたシルエットの富士山が見られるかもと期待して、南のほうを注意してみていると、その姿はあった。ちょっとだれたプリンのようではあるが、紛れもなく富士山の特徴を出している。家人は運転をしていたため、それを見ることはできなかったが、「富士山が見えると、訳もなくうれしくなってしまうのは、日本人だからなのだろうか」と富士山に対する思いを話していた。さすがにDNAにその気持ちが刻み込まれているとまではいかなくても、日本の価値観として刷り込まれているように思える。直線距離にして100km近く離れていても、その姿の特長的なとこ...シルエットMt.FUJI

  • 2025年の冬は暖かい そして百舌の速贄

    今年の冬は、心配になるくらいの暖かさ。寒いのは嫌だけれど、ちょっと心配になる。降水量も激減して、霜柱のザクザクと立派なものもしばらくお目にかかっていない。だから、育苗しているポットたちを露天においたものへの水遣りが、気を抜けないでいる。ふと視線を上に向けると、見事なまでに鈴なりな杉の花に圧倒されて、今年のスギ花粉の飛散は多いのだろうと覚悟した。すでに、スギ花粉の飛散が始まっており、花粉に反応してむずむずとクシャミを連発する。いつまでも同じ状態が続かないとわかっていても、せめて自然のサイクルやあり方の変動は、人を根本から不安にさせるのだろう。先週、ブルーベリーたちへの声かけをしていた時、小さなトカゲが枝に刺してあるのを発見した。モズの速贄だ。そして昨日、ブルーベリーの木にまとわりつく枯葉とクモの糸が絡み合っ...2025年の冬は暖かいそして百舌の速贄

  • 2025年1月3日 初虹

    今年の初虹。3日の正午に近い時、雨だったはずが陽が射して外は明るい。雨が上がったのだと思い、家人と二人で外に出ると、粉雪かと思うほど白く輝く雨が降っていた。二人で示し合わせたように、北側の空を振り返ってみた。すると、濃くて幅の広い虹が、北の空の低い位置に大きくゆるい弧を描いている。「写真だ!」と叫ぶや否や、二人はそれぞれのスマホを撮りに走り出した。そして、スマホを手に取ると、虹は待ってくれない、障害物が入り込まないところへと向かって進みながら、写真を撮る。虹は、うっすらではあるが、三重になっている部分もあった。北の空に虹がかかることは、滅多に出会わない。そのことに二人とも非常に興奮しながら、早々と消えかかる虹を眺めては、感想を言い合う。まずは、新年のスタートに虹を見られたことを、吉兆としたい。その吉兆のお...2025年1月3日初虹

  • 2025年 年賀

    皆様にとって、健やかに安寧な一年となりますように、心からお祈り申し上げます。無事に新年を迎えられた。巳年のデザインは、毎年苦労する。個人的にヘビが苦手なせいだ。それでもどうにか形にすることだできたので、ここに貼ってみる。色違いで2025年年賀

  • 「ゆらぎ」が存在を顕にする

    「ゆらぎ」のなかに、存在や意識が顕在化するのではないだろうか?「ゆらぐ」ことで、自分の立脚点が意識でき、自分の存在と外界および他者が立ち現れる。「ゆらぐ」とは、自分と外界を干渉する作用のことで、これが起こらなければ、すべれはただの無なのだ。「ゆらぎ」が存在を顕にする

  • コールドムーン 2024年12月15日

    今年のふたご座流星群は、月明かりの元、ベストな観測条件ではなかったが、月はとても美しかった。そこで昨夜の12月15日は、今年最後の満月であり、コールドムーンという別名も与えられているものだった。そのことに関してSNSの記事で、今回のコールドムーンの高度が82.61度とほぼ天頂に近いほど高い位置を通過し、この100年で1969年の82.69度以来二度目の高さになるとあった。たしかに、一昨日に月を見たときには、月明かりがずいぶんと真上から照らしているなと感じたし、さらに北も西も空全体のトーンが明るかったと思った。また、朝6時前のもうそろそろ朝焼けの赤色が東の地平線部分ににじみ始めたころ、思ったよりも北よりの西の低い位置にまだ煌々とした月がドンと居座っているのを見て、まるで違う星にいるかのような違和感を持った。...コールドムーン2024年12月15日

  • コールドムーン

    今年のふたご座流星群は、月明かりの元、ベストな観測条件ではなかったが、月はとても美しかった。そこで昨夜の12月15日は、今年最後の満月であり、コールドムーンという別名も与えられているものだった。そのことに関してSNSの記事で、今回のコールドムーンの高度が82.61度とほぼ天頂に近いほど高い位置を通過し、この100年で1969年の82.69度以来二度目の高さになるとあった。たしかに、一昨日に月を見たときには、月明かりがずいぶんと真上から照らしているなと感じたし、さらに北も西も空全体のトーンが明るかったと思った。また、朝6時前のもうそろそろ朝焼けの赤色が東の地平線部分ににじみ始めたころ、思ったよりも北よりの西の低い位置にまだ煌々とした月がドンと居座っているのを見て、まるで違う星にいるかのような違和感を持った。...コールドムーン

  • 2024年12月14日 ふたご座流星群

    待ちに待ったふたご座流星群がやってきた。しばらく前から天気予報のチェックを欠かさずして、ワクワクした気持ちを楽しんでいた。ところが、いよいよ13日から14日にかけて極大期と思ったなら、雲が夜空を遮り朧に月の場所がわかるくらいだった。仕事の疲れもあいまって、意気消沈してその夜は就寝した。さて、次の日の夜、前日とは打って変わっての空模様、満月前の月は煌々と月影を成すほど輝いていた。諦めの悪い私は、21時に外へ出た。青白い光に満たされた外は、冷えた空気にピリリとしていて、眩しいくらいの月の近くには木星が存在感を誇示していた。わかりやすく馴染み深い星の他は、月の光にかき消されていたけれど、つきと木星のあたりから、オリオン座に向かって光が走った。条件がよければ、かなり強い光を放つ流星だったことが伺われた。その後、3...2024年12月14日ふたご座流星群

  • スピッツ / 水色の街、スカーレット センシティブな少女マンガのような世界

    スピッツ/水色の街スピッツ/スカーレット今、六本木においてスピッツのエキシビジョンが開催されているようだ。残念ながら、足を運べていないし、コンサートにも行ったことがない。私にとっては、リアルを共有したいという欲求はないから、是が非でもと言う気持ちではないけれど、その場に存在する雰囲気の体感に否定はない。このところ、仕事に行く時は洋楽を聴きながら運転し、帰りはスピッツの曲を聴いたり歌ったりして気持ちを保ちながら家に帰り着いている。その聴いている曲の中に、「水色の街」と「スカーレット」がある。この2曲が流れてくると、なぜか少女マンガのオザキアキラ作「ふしぎの国の有栖川さん」に登場する主人公の一人「野宮宗介」が、すっと現れるのだ。完璧すぎて浮世離れしている男子高校生が、世間知らずの深窓の令嬢に恋をする物語。繊細...スピッツ/水色の街、スカーレットセンシティブな少女マンガのような世界

  • ゆず湯ってホント温まる

    我が家には、庭に柚子の木が二本あり、今年も黄色い実を鈴なりに生らせてくれた。義父母は、この時期になるとゆず湯を楽しんでいる。もったいない男である家人は、義父母のところでお風呂に入る。それは、義父母たちは湯船に並々と湯を張るため、そのお湯がもったいないからだというのが理由らしい。以前は、長湯ができないタイプだった家人だけれど、今年あたりからは体を温めることを好むようになった。そこで、家人が気がついのは、「ゆず湯」は体の芯まで温める効果が高いということだ。毎晩のように、私に「ゆず湯は体が温まるから、柚子がたくさん生っているし、柚子をお風呂にいれて入ったほうがいい」とアピールしてきた。一昨日、家人が育ちすぎて暴れている柚子の木の剪定をしていて落ちた柚子を回収したため、せっかくだからとお風呂に入れてみた。たしかに...ゆず湯ってホント温まる

  • 繰り返し訪れ振り返る場所、茨城県立歴史館

    数年おきに訪れている、茨城県立歴史館。子供のころより散歩で、学校の行事で幾度となく来ては、手入れの行き届いた庭を楽しんでいた。ここには、美しく紅葉する多くの樹木が植えられており、晩秋から初冬にかけて来館者の目を癒す。今回は、イチョウの黄葉は最盛期を過ぎていたけれど、地面に隙間なく落ちた葉はさながら黄金の絨毯のようで、そこに樹幹のとその陰があたかも古代遺跡の神殿を思わせて、どのタイミングでもいいのだと思われた。蓮池に向かう道にあるもみじは、これ以上鮮やかになれないだろうという発色で、歩く人を魅了する。冬枯れの渋い色合いで変化をもたらす蓮池は、安定の美しさを保持して、変わらぬ存在を控えめに主張していた。水車小屋から古民家、茶室に導く裏道には、様々な楓が植えられていて、紅葉のグラデーションを織り成している。まさ...繰り返し訪れ振り返る場所、茨城県立歴史館

  • イノシシの脅威 害獣駆除について

    私の住まう地域におけるイノシシの被害が顕著になったのは、2011年東日本大震災以降と記憶する。原子力発電からサスティナブルな自然エネルギーを利用しての発電に大きく舵を切って、ものすごい勢いで太陽光パネルが乱立しだしたのに同期している。雑木林や山が切り開かれて、そこを生息地としていたイノシシたちが農地や人家近くへと居場所を移さざるを得なかったのだろう。また、20年前は、飼い犬の放し飼いが通常であったのだが、ペットに対する扱いの変化と野犬がほぼいなくなったことも、イノシシが人間の活動圏に進出したことも要因の一つと思われる。もっとも、ハクビシンやアライグマ、まだこのあたりでの被害を聞かないけれど、キョンなど、外来動物が繁殖して、農作物への被害も出ている。以前このブログに記したかもしれないが、北海道の市街地付近に...イノシシの脅威害獣駆除について

  • 2024年11月19日~20日 日光旅行

    華厳の滝付近駐車場より男体山に向かって戦場ヶ原から男体山を望む写真撮影スポット(記念写真的な)竜頭の滝上流から下流へ向かう遊歩道より竜頭の滝中禅寺湖遊歩道近くの見晴台より強い寒気がちょうど到来していた時、日光に行った。紅葉の見ごろは過ぎたものの、まだ人の目を楽しませるくらいの状態を保っていた。青く澄み渡った空に、男体山が映える。長年行ってみたいと思っていた竜頭の滝は、遅い台風の影響により水量が多く、イメージよりも豪快に飛沫をあげて水が流れていた。もちろん、中禅寺湖もたっぷりと水をたたえて、やや強い風に湖面を撫でられながら、太陽の光をきらきら撒き散らす。これらの名勝は、SNSやYOUTUBEなどで世界に知れ渡っているのか、多くの地域から来ている観光客の姿がある。平日だったこともあってなのか、日本人の観光客と...2024年11月19日~20日日光旅行

  • 黄色い玉簾 初冬のミモザ

    ミモザは春に咲くものだけではなく、秋や冬に咲くものがある。花の少ないこの時期に、黄色いポンポン状の花をたくさん咲かせて庭を明るくしてくれるミモザは、日々の癒し。ささやかだけど、皆さんにも気分が和むお裾分けをどうぞ。黄色い玉簾初冬のミモザ

  • 2024年11月13日 田中一村展

    晴れて暖かな11月の平日、家人と美術館デートをした。12月1日まで上野の東京都美術館にて「田中一村展」を開催されており、ずいぶんと盛況のようだが、平日ならばふらりと訪れるのも悪くなかろうと、気軽な気持ちで出かけたのだ。ところが、JR上野駅公園口を出たとたんに広場には多くの人々がいて、日ごろ視界に入る人間は10人未満の田舎暮らしにとっては、目が眩む光景だった。しかし、平日とはいえ絶好のお出かけ日和だから、これも自然なことと受け入れて美術館へ歩みを進める。上野の公園に聳え立つ立派な樹木を眺め、人がよりよく過ごすにはゆったりとした自然を持つ公園が不可欠だと家人と語り合いながら東京都美術館に着いた。時刻は10時45分ごろで、早すぎはしない期間だが、当日券売り場には長蛇の列ができていた。ネットでチケットを購入してい...2024年11月13日田中一村展

  • 2024年11月12日 おうし座北流星群

    昨日の夕方の光は、淡い桜色から薄紫色を帯びて、景色をくまなく包み込んでいた。今様の表現ならば、「エモい」というのだろう。私は、薄暮手前からのこの時間帯の光がとても気に入っている。夕焼けの光もギラつきがなく、草木のトーンを落とした葉の色にうまく馴染んでいた。いつかはこの色合いを自分で再現してみたい気持ちがあり、どのように画面に定着しようかと、頭の中でシミュレーションをする。また、その色合いで描いた画家たちの作品を思い浮かべ、それとは違う表現を模索してみる。そして、車を走らせながら、今夜の空の具合を推し測った。おうし座北流星群の極大期が、明日にかけてあるからだ。日付が変わるころまでは月明かりが強そうなので、運よく夜半過ぎに目覚めたら、暖かくして空を見てみようと決めた。諦めの悪い私は、ひとまず寝る前の23時ごろ...2024年11月12日おうし座北流星群

  • やっと出会えた、おもしろ断面

    SNSなどに時折流れてくる、ぷっと吹き出したりほっこりした気持ちになれる断面画像に、やっと遭遇できた。調理をしている時に、長ネギやピーマンなどを切っていると、人の顔に見えたりする断面にならないか期待しながら作業する。毎日のように調理していても、なかなかそんなことに出くわさない。意外とそのような偶然は少ないようだ。または、気持ちに余裕がなくて、見逃している場合も多いのだろう。いろいろな偶然が重なって、この機会を運よくつかめたということか。しかし、さくっとパプリカを半分に切っただけでこれになったのではなく、目に当たる部分はもう片割れの部分から零れ落ちた種を目と思しき場所にくっつけたひと加工がある。それでも、十分ワクワクできたから、それをみんなに知らせたい気持ちが今、溢れている。やっと出会えた、おもしろ断面

  • 2024年10月20日 紫金山・アトラス彗星と流れ星

    紫金山・アトラス彗星を、しっかりとこの眼と記憶に刻み込めた一週間だった。結局、13日と15日、20日の3回にわたりアトラス彗星を見ることができた。肉眼で捉えられたのは13日で、あとは双眼鏡の力を借りなければ、西側にある街明かりに阻まれて肉眼では無理だった。蚊に悩まされたり、冷たい北風に震えながらと、気温は激しく変動する中での観測も、思い出のいいスパイスになったと思う。20日の観測では、2個の流れ星のおまけがついて、お得感も得られた。その2個の流れ星は、オリオン座流星群ではないと思うけれど、流れ星はいつだって心をワクワクさせてくれるきらめきだろう。私の住んでいるところは田舎だけれど、大気圏外の高さから見れば、日本のうちでも光の海に埋没するような場所にあたる。だから、夜でも街の明かりが宙に満ちて、月明かりのな...2024年10月20日紫金山・アトラス彗星と流れ星

  • 2024年10月13日 紫金山・アトラス彗星

    今年の春ごろから天文界隈で話題に上っていた、紫金山・アトラス彗星が最後の見ごろを迎えている。今月初頭ごろまでは東側の低い位置で見えていたものが、10日あたりから西側の低い位置へと出現位置を変えた。9月から先週末まで天気に恵まれず、彗星を見るのを断念していた。けれど、昨夜あたりから雲が切れて、彗星観測に期待が膨らんだ。そして今日、ネットで下調べをして日没前後に西の空金星より北側の低い位置に出現すると知り、夕食の準備を中断して、なるべく街灯などの光の邪魔が入らないところへ双眼鏡を持って行った。木々のシルエットに邪魔されないかとひやひやしながら彗星を探す。感覚的にはほぼ真西に当たる空の低いところに、彗星はあった。核となる光の粒を下にして、すうっと長い尾が上へと伸びている。こんなに尾がはっきりと長く、いかにも彗星...2024年10月13日紫金山・アトラス彗星

  • 夏と冬が入れ替わり立ち代り どういうことですか?

    このところ、夏と冬が2~3日で入れ替わっている。一昨日からは、11月並の気温で、強風付きだと体感は10度を軽く下回り、もはや冬。ぶるぶる凍えて、気分はマッチ売りの少女!先週末から週はじめには、半そで着用、何ならエアコンか扇風機を使うほどの夏だったのに、どういうこと?いやマジ、体がついていかないんですけど?気温の乱高下にしてもほどがある。また今週末から、夏日の気温の日が続く予報。なんですか?こう激しいと、何かシャッフルしたい見えざる力が働いているんですか?人間界隈も、そんな機会が今月末にあるそうですが、どうなんですかね~何か変化が起こるんですかね~?深海の水も、海面で波が起こればゆっくりと対流して、変化が起こる。強すぎる力によっての変化は、反動も大きいので望むところではないけれど、今の閉塞した社会システムの...夏と冬が入れ替わり立ち代りどういうことですか?

  • 喪失と獲得 パワーポイント

    目の前に還暦が視野に入ってきた今日この頃、また新しいことに挑んでいる。万年就活、転がる石を実践しているロックな生き方しかできないためだけど、ホント、苔が付く間なんてありゃしない。体はきちんと加齢していて、いろんなところにガタがきているのにだ!いまだ諦め悪く絵描きになりたい承認欲求の権化といっても、それは作品を作り、あわよくば人に見てもらい程度のもので、極々控えめだと思っている。ところが今、人前でなにやら話さなくてはならない状況になっている。もちろん、生きていくためのお金を稼ぐ仕事の一環で、成人している社会人ならば至極当然のことだ。その仕事ために、パワーポイントでレジュメを作る作業を、先月からぼちぼち始めていた。基本、一人で何かを考えて作ることはむしろ楽しく、使ったことのないパワーポイントを効率度外視でいじ...喪失と獲得パワーポイント

  • 昨日の味方は今日の敵のリアル体験

    今年は、常時キチョウが庭に舞い飛んでいる。8種類のミモザの鉢植えが置かれているところに、数匹のチョウが乱舞するのだ。3月から時期をずらして咲くミモザの黄色の花とキチョウの取り合わせは、穏やかで幸せな光景だった。だから、ほほえましく見守っていたのだが、酷暑が一息つき、ゆったりとした気持ちでミモザを見ていたら、ミモザの葉が乏しく貧相かつ枝先が棒状になり枯れていることに気がついた。どうしたものかと注意深く観察すると、枝に添うように青虫の大小が至る所についている。葉の形状にしては違和感を感じると、それはさなぎで、これも枝にたくさん付いていた。なんと、ミモザたちはキチョウのコロニーとなっていて、食料と住居を提供させられていたのだ。このままでは枯れてしまうと察知して、一気にキチョウとその幼虫駆除に舵を切った。ミモザに...昨日の味方は今日の敵のリアル体験

  • 秋の使者 コスモスと彼岸花

    今日は秋雨、しとしとと降る雨と肌寒い空気が夏の終わりを告げる。コスモスと彼岸花の写真は、昨日写したもの。北よりの強く乾いた冷たい風が、一日中吹き続けていた。長袖一枚でも肌寒かったけれど、肌に刻み込まれた夏の猛烈な暑さを吹き払いたくて、あえて肌寒さを感じていたかった。家の土手に彼岸花が咲きだしてのを思い出し、スマホを手にして外を歩く。そして、畑の際にコスモスも咲いていることを、やっと意識できた。風で揺さぶられるコスモスが、真っ青な空に伸び上がる姿が好きだ。彼岸花の繊細なしべが、勢いよく外側に向かって突き出しせり上がる清廉さに見惚れる。もっと人間は、外に出て自然の中に浸るといい。すべての命あるものが、生きるために絶妙な適応を果たしているのを目の当たりにしよう。謙虚になって、過ぎる領域侵犯を慎めたなら、人間は幸...秋の使者コスモスと彼岸花

  • 秋、秋の気配がやってきましたよと…灼熱ダンジョン終了か?

    昨今、世界中で巻き起こる異常気象で、多くの人が被災している。9月中旬なのに2cmを積雪したオーストリアのチロル地方。ルーマニアからポーランドにかけての豪雨による大洪水。日本の能登半島にかかった線状降水帯によってもたらされた豪雨で、洪水や土砂災害の甚大な被害に見舞われている方々。これ以外にも、まだ多くの地域で災害が起きている。この自然のとてつもない力に、人々は翻弄されるしかないのだろうか。被災した方々の、明日の無事を祈るしかできない。ただひたすら幸運ながらも、我が家は難を逃れている。昨日あたりから涼しめの北よりの風が強く吹き続けて、ちょっと肌寒く感じるほどだ。だからエアコンを稼動しないで過ごすことができている。待望の秋の気配がしているのだろう、白と赤の彼岸花も咲いていた。これから35度を越す日はないにしても...秋、秋の気配がやってきましたよと…灼熱ダンジョン終了か?

  • 2024年9月17日 中秋の名月ほぼ満月

    昨日は、中秋の名月だった。日中の気温は34度と秋を微塵も感じさせないけれど、稲刈りを終わった田園風景が日に日に増してきて、景色が秋を先取りしている。仕事を終えて向かった立体駐車場の五階から見えた西の空には、ほおずきの赤く熟れた実のような夕日がぽっかりと浮かんでた。もはや退勤時のBGMとなっているセレクトしたスピッツの曲をかけて、家路へと車を進ませ始める。街路樹や商業施設、集合住宅が立ち並ぶところを抜けた場所での進路前方には、橙色がかった大きな月が、灰色みを帯びたセルリアンブルーの空に貼り付いている。そういえば、職場でお月見の話が交わされていたことを思い出し、この光景に合点がいった。寂しく切ないくらい綺麗な色の組み合わせに、写真を撮りたい気持ちが溢れたものの、退勤時間とあって道が混み、タイミングがいいころま...2024年9月17日中秋の名月ほぼ満月

  • 積読が進行中

    積読歴は、玄人の域だと自認している。それでも、文庫、新書、単行本等合わせて、おそらくその高さは1mを超えるのではないかと睨んでいる。いやいや、ただの収集癖でしょう、本があれば賢い気になっているインテリア感覚と突っ込みたい自分もいたりいなかったり。知識の薫陶効果で、自分の能力アップを夢見ないと言えないけれど、それでもちょっとは数冊をちょこちょこと齧っては置きまた齧りはしている。過去の自分にはまだ、一冊を通して読みきる体力気力があったけれど、今は青息吐息で本に向き合うていたらくだ。言い訳をするならば、少しずつ摂取して、それを反芻し、ゆっくりと自分に落とし込んでいるやり方に変わったと感じている。自分の人生が何を成せるかなど野望も成果もないけれど、知覚できるすべてのものが美しくかつ醜悪で驚異に満ちていることを味わ...積読が進行中

  • 秀逸なリモコンのデザイン 東芝製

    昨年の7月19日の落雷の影響で新しくなった我が家のエアコンは、とても調子よく役に立ってくれている。そのエアコンのリモコンのデザインが、とてもいい。液晶ディスプレーの下にある機能ボタンの配置だけではない、冷暖除湿の区別を付けやすくする色分けだけでもなく、実は日本語とデザインのマッチングが見事なところだ。硬すぎず柔らかすぎないゴシック調のフォントは、液晶のデジタル数字との相性もよい。白の本体に操作ボタンのつや消しシリコンを使い操作性を確保しながら、微妙なトーンの違いで差別化を図って、全体的な統一感を醸しだしている。色分けの青・黄・赤にしてもハーフトーンを選ぶところも憎らしいほどのセンスを感じる。そこへ馴染みやすく明度差を抑えたグレーのフォントが、全体を引き締めかつ決定的操作指示を与えて完成の極みへと導くのだ。...秀逸なリモコンのデザイン東芝製

  • 2024年のリコリス「夏水仙」とぼやき

    今年も美しい姿を現してくれました、リコリス「夏水仙」でございます。暑さで体力気力共に尽き果てた私へ、庭にすっくと立ち咲く薄紅色の花が、優しい息吹を寄せてくれました。おかげさまで、ここにこうして文字を書き連ねられています。さて、芸術に興味をお持ちの方々には、衝撃的なニュースが届いたと思います。千葉県佐倉市にある私設美術館DIC川村記念美術館が、来年の一月に休館するというものです。美術館を運営している企業の業績が思わしくなく、経営効率化の選択を迫られたのでしょう。とても惜しいことです。印刷インクなどを主に扱う企業が美術館を設営し運営するその姿勢に、とてもリスペクトしていました。芸術は余裕の産物であり、その源泉でもあります。広大な敷地によく手入れされた庭園、ミニマムによりながらクラシカルな建物にゆったりと展示さ...2024年のリコリス「夏水仙」とぼやき

  • ししとうチャンプルー

    今日も、地上を焼き尽くさんばかりの苛烈な暑さが、我々を挫こうとしている。畑の野菜を収穫するにも、暑さ対策の装備を怠ってはならない。直射日光を素肌に当てないよう長袖長ズボンを着用し、顔には日焼け止めを丁寧に塗布するのを忘れずに、首には保冷剤を巻き込んだ日本手拭で冷却するスタイルで挑む。三本の鈴なりなのししとうの木からをボウルに山ほど収穫するうちには、目に入り込むほどの滝のような発汗を体験する。日照りと乾燥に負けない生命力の塊であるししとうを無駄にしないで利用する必要に迫られた私。冷蔵庫には、豆腐と卵、長ネギがある。必要は発明の母とはよく言ったものだ、同じ緑担当としてゴーヤの代わりにししとうを使って見ようと思いつく。【材料】・ししとう一人10本以上で2人前分・豆腐半丁・卵3個~4個・長ネギ1/2本・削り節1パ...ししとうチャンプルー

  • 2024年8月12日 ペルセウス座流星群と・・・

    ペルセウス座流星群の極大期が、23時ごろと月明かりもなく好条件だった。しかし今は夏、日中に蓄えられた熱で夜になっても田舎なのに30度近く、加えて活動温度になって生存を賭けた蚊の猛攻があるため、とても屋外で観測するのが厳しい。特に近頃は、イノシシやハクビシンなどの動物と治安悪化に伴う人的災難の恐れも高く、没頭して空を見上げてはいられない。だから、いつものキッチンの窓から北東の空を眺めることにした。23時15分からほぼ東よりの空を見ること5分、低い位置で左から右へと流れる光を発見。1時間に40個ほど流れるらしい情報で、期待はぐっと高まってきた。それからまた5分後あたりに先ほどの光の位置よりやや左側の上から下にかけて、一つ星が流れた。日中、照りつける陽射しの中でブルーベリー摘みをしたため、疲労が襲ってきて集中力...2024年8月12日ペルセウス座流星群と・・・

  • スリランカカレーにド嵌り

    3年位前より、スリランカカレーに嵌っている。鮮烈な辛さ、野菜とスパイスの絶妙なバランス、食後に口の中に残る後味がすっきりとして胃がもたれないなど、体によい刺激と滋養を与えてくれる食べ物だ。行きつけのお店は、スリランカ出身の女性が丁寧にカレーを作っているところだ。そこの定番のカレーは、季節の野菜を使い、5種類以上のカレーがライスを取り囲んで、同じ組み合わせに出会ったことがない。あまりにも好き過ぎて、自分で作るカレーも、市販のカレールウを使わなくなっている。画像は、かぼちゃのカレーを好む元小さい人のために、ココナツミルクを使いまろやかな味に仕立てたものと、ししとうと赤ピーマンのカレーはややほろ苦く爽やかにしてみたものだ。スリランカカレーは、お皿に乗せた何種類ものカレーをすべてよく混ぜ合わせて食べるスタイル。で...スリランカカレーにド嵌り

  • セミもきつい高温地獄

    連日、命の危険を感じる酷暑が続いている。先ほど、15時をまわったあたりから、突然外が賑やかになった。セミが、堰を切ったようにいっせいに鳴き出したのだ。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミたちが、競い合っているみたいに。あの不快な蚊も、今年は少ない。35度を超える日が続くと、生存率が落ちるせいらしい。セミにおいても、35度を越えると熱中症になる危険が増して鳴かなくなるという。この両者からしても、35度というのはデッドラインの指標になりそうだ。それなのに人間ときたら、35度を越えて炎天下の中、アスファルトの照り返しと蓄熱による熱射地獄の中でも、さまざまな耐暑グッズを駆使しながら活動を強いられている。ちょっとでも活動を停止したら経済が崩壊するという、強迫観念に取り付かれているかのようだ。そうだ...セミもきつい高温地獄

  • ししとうに目ざめる

    昨年から、ししとうのよさをしみじみ感じている。ししとうは、豊産性で味に強い癖がなくて使いやすい夏野菜の代表格だとすら思っている。野菜炒め、ナスの煮浸し、中華風炒め物など、彩を添えながら幅広く毎日食卓に上っても飽きがこない。常備菜としてのご飯のお供を作る時にも欠かせない食材でもある。夏野菜のご飯のお供、【材料】ししとう15本ナス2本しいたけ4枚長ネギ1本かつお節小袋1パックゴマ大匙2杯砂糖味噌サラダ油ごま油みりん好みで一味唐辛子【作り方】ししとう、ナス、しいたけ、長ネギを細かく刻むフライパンにサラダ油をひいて、ナスとしいたけを炒めてしんなりとしてきたら、ししとうと長ネギを加え炒め続ける砂糖を加えて混ぜ全体に絡んだなら、好みの味になるよう味噌とみりん、好みで一味唐辛子を加えて全体に馴染ませるゴマとかつお節を加...ししとうに目ざめる

  • 「忘却バッテリー」とJustin Bieber & benny blanco - Lonely

    JustinBieber&bennyblanco-Lonely(OfficialMusicVideo)「忘却バッテリー」と「ジャスティン・ビーバーLonely」どうしてこの二つを併記するのか?それは、共に深い孤独感がある。何かを極めようとする者には、等価交換で大切な何かを差し出さなくてはならない宿命がありそうだ。自分が望んでそこへ赴く者、他者の働きかけで考える暇もなく押されていく者の差こそあれ、どちらも容赦ない孤独を感じなければならない。そうなれば、精神が崩壊、または分裂したり、鈍磨することを免れないだろう。名声や栄光、富を得られたとしても、心の安寧を手放すことになる。何をもって至高とするかは、価値基準によるけれど、常に何かを提供し続けねければならない名声や栄光と富は、提供が止まったり、提供するものが大衆...「忘却バッテリー」とJustinBieber&bennyblanco-Lonely

  • 日本の北端へGO その4 旅の終わり、想いかえして

    風力発電の風車が立つ丘アカシア早朝の雨の礼文島を後にして、フェリーで稚内へ戻る。辛うじて見えた利尻島も遠くになるころ、船体が起こす白波を見ていると、時折波しぶきとは違う飛沫が起こるのが見えた。その飛沫が起こるのを注意してみていると、飛沫が上がってまもなく黒っぽい何かか海面を下からなぞる様子があった。一回だけでは眼の錯覚もあるだろうと、しばらく海面を注視する。それは、その後も幾度となく起こり、同時に何箇所で起こることもあった。おそらく、イルカが船に併走していたのだろう。曇天の船旅が、ちょっと楽しくなった時間だった。到着した稚内も、やはり重く暗い雲が垂れ込めていて肌寒い。これから札幌へ向かって、また道路をひた走っていく。稚内市街地を抜けると、丘陵地帯の尾根沿いに、大きな風力発電の風車が連なり立つ風景が続く。風...日本の北端へGOその4旅の終わり、想いかえして

  • 日本の北端へGO その3 レブンアツモリソウ

    レブンアツモリソウレブンアツモリソウは、この島の固有植物。一ヶ月にも満たない開花時期の終盤に間に合い、この花を見ることができた。寒冷地を好むラン科の植物で、このレブンアツモリソウは、特定の虫でしか受粉ができないことと、その発芽から生育も時間がかなるなど幾多の条件をクリアしなければならないとかで、絶滅危惧種となっているようだ。保護育成活動がなされているのはもちろんのこと、花を観察する時に花を揺らしたりしないなど、注意を払う必要がある。レブンアツモリソウ群生地を後にして向かったのは、島の西北端にあるスコトン岬。やはり霧雨と強い風が吹きつけてくる、厳しい自然環境があった。それしか、体感できない状況だった。また来た道を南下して、島の南の西側にある、桃のような形状の桃岩と猫の後姿のような猫岩が見える桃台猫台へと移動...日本の北端へGOその3レブンアツモリソウ

  • 木漏れ日マニア または〇は正義!

    先日、夏至の日の2日前に、また鹿島詣でをした。しっかりと踏み固められた地面が心地よい広く長い参道を歩いている時、ふと足元に目をやると、そこには木漏れ日が光の模様を描いていた。遠くの隙間を抜けてきた光は丸く、近くの葉にさえぎられたものは葉の形を成していて、様々な光の強さと影の形が織り成す世界は、静かで美しかった。木漏れ日の描く地上絵に魅せられて、幾久しく。このブログでも時々取り上げている。今回は、夏至も近いということで、太陽が地面に垂直近くに光を落とすことから、丸の形がとてもきれいだったような気がして、一人ではしゃぎ写真を撮ったのだった。木漏れ日マニアまたは〇は正義!

  • 日本の北端へGO その2 礼文島澄海岬

    稚内から礼文島へ向かうフェリーより、利尻島の利尻富士を臨む幸運に開けた青空雨雲が覆う稚内から、朝一のフェリーで礼文島に向かう。稚内のノシャップ岬を遥か後方にするころ、フェリーの上空には青空が広がってきた。天気予報では曇り時々雨だったから、この束の間の青空は、北端に向かう旅行者へのちょっとした贈り物のように思われた。そうこうするうちに、前方左手に島影が水平線上に現れた。利尻富士を頂く利尻島だ。30年以上前に、行ったことのある島だ。山の右側に、白い筋があることから、残雪の可能性がある。ここにあげた写真の前のもののほうが、山頂までよく見えて、白い筋もくっきりしていたが、全体のバランスがいいものを選んだので山頂に雲がかかり始めたものとなっている。海上の風は強く、しかも冷たい。時々船内へ戻って体を温めてから甲板へ出...日本の北端へGOその2礼文島澄海岬

  • 日本の北端へGO その1

    6月8日から13日にかけて、北海道へ行っていた。そのうち4日間、北端の稚内と礼文島へ足を延ばす。あいにくと、曇って肌寒い天気だったが、それもまたよし。稚内へ行く途中の名寄に泊まった。北海道は、温泉がとにかく多い。ここ名寄も優しい泉質の温泉で、ホテルでは日帰り温泉も行なっており、近隣の人々が利用しているのが伺えた。さて、「名寄」とはどこかで馴染んだ地名と思っていると、観光案内の小冊子を見て気がついた。天文台があるのだ。先月は、太陽フレアの影響で、低緯度オーロラが世界各地で目撃されていた。そのなかで、名寄天文台「きたすばる」がSNSで発信する情報を見ているということから、初耳ではなかった。行った日は生憎と月曜日で、概観を拝むだけではあったが、よりリアルさを増してこれからの情報を受け取れそうだ。そして、古生物の...日本の北端へGOその1

  • 今年は芽が出て葉が茂る

    まったく内容に関係のない絵なのは、日課のブルーベリーの見回りをしていた時の、空の色と雲が綺麗だったから。今年のブルーベリーの様子は、例年とはちょっと違う。とにかく葉が茂り、新芽がどんどん出てきている。ノーザンハイブッシュ系は、枝があまりでにくく、したがって葉の量も少ないタイプなのに、株元からも、古木の様相を呈した幹からも、新芽が出てきて成長が早い。だから、生育旺盛なラビットアイ系と、互角なほど葉が茂っている。植物は、毎年同じように成長しない。たくさん実を付けた翌年は、実りが少なめになる。発生する虫の種類や量も、毎年同じではない。気温や雨量など様々な条件で、それらは変化するのだ。そこで、今年の状況は、とにかく新芽と葉が爆誕しているのだ。想像するに、光合成をして力を蓄え、根を十分に張って、環境の変化に適応しよ...今年は芽が出て葉が茂る

  • 朝はキジ 夜フクロウで おもわれる 聞き耳頭巾 何処に在らん

    まったくなっていないけれど、実際良く思うことを歌にしたためてみた。昨夜の9時過ぎ、洗面所の北窓から、すぐ近くで鳴くフクロウの声が聞こえた。「ホウホッホウ」3月のころよりは、声が野太くなっていて、違う個体かもしれないけれど、成長を感じ取れた。たぶん、家のすぐ横にある杉の大木あたりで鳴いていて、音がしだいに小さくなることから、遠くに移動する様子がわかる。フクロウが我が家あたりを縄張りとしだしている昨年の夏ごろから、ブルーベリーを啄ばむ鳥たちの姿が減ったような気がしていたが、この春は鳥たちのいたずらで小枝を折られる被害がないことから、フクロウが鳥たちの勢力図を変えているのではという確信に変わりつつある。いくら我が家の敷地内で起こっていることとはいえ、制空権は鳥たちのものなのでいたし方あるまい。今朝は、家の北側に...朝はキジ夜フクロウでおもわれる聞き耳頭巾何処に在らん

  • 緑の威力が増し、ツバメが宙に翻る

    本当ならば、のんびりしていては困る経済状況。なのに、いまだ週一回勤務のままにいる。その通勤は、片道1時間ほどかかり、ほぼ田舎道、田園風景の中、車を走らせる。晴れた日などは、エンジンもよくまわり、少し開けた窓から花の甘い香りを含んだ初夏の空気が流れ込む。水鏡だった田んぼに緑の苗が植えられ、苗の隙間には空が映り込んでいて、今だけの特別感が切ないくらい凄い。木々の緑も、やわらかでバリエーションに富んでいたものが、鮮やかさを増して原色味を帯び、既に色の幅が狭くなって夏を先取りだ。ツバメたちは、晴れた日は高いところを舞うように、雨が近くなると低空を切り裂くように飛び回っている。通勤路沿いにおける季節の移ろいを、週一回という間隔が感じさせてくれるようだ。緑の威力が増し、ツバメが宙に翻る

  • 2024年5月11日 オーロラ祭りに乗りたかったー!

    先日、太陽フレアに伴う猛烈な磁気嵐が地球に到来し、世界各地でオーロラが出現した。北半球では、ロンドンにおいてはっきりと目視できたり、フランスのモンサンミッシェルでは幻想的な光景が現れ、スイスにおいても確認できたそうだ。また、日本においても、北海道はもとより、福島県や兵庫県、愛知県でも高感度カメラにおいて捉えることができたという。そんな祭り状態をSNSでリアルタイムに受け取り、自分も体験したいものだと居ても立ってもいられずに北窓を開けて空を眺めた。もちろん空が赤く染まってなど居ない。それよりは、遠い街の光が空をぼんやりと照らしているのを認められるくらいだ。確かに、田舎とはいっても関東圏なので、光の密集度が高いのだ。よほどのオーロラだ出現しない限り、肉眼では見ることができない。もっとも、ネットが普及した恩恵で...2024年5月11日オーロラ祭りに乗りたかったー!

  • 2024年5月5日 みずがめ座η流星群

    みずがめ座η流星群の極大期は6日の未明だというので、到底起きていられる自信がなく、23時ごろにいつもの二階の東向きの窓から空を眺めてみた。大気に冬の透明感がないのでクリアさに欠けるけれども、月明かりに邪魔されず、星を見ることができる。まだ、蚊などの嫌な虫はいないにもかかわらず、網戸を開けるのを面倒がって、そのまま眺めていると、目の高さで右から左へと水平に流れる光を見た。ああ、これはきっと流星群の流れ星だと嬉しさ反面、自分の怠惰さを呪っていた。網戸がなければ、もうちょっと綺麗に見られただろうに。それでも、予想で最大1時間に10個程度の流星だとすれば、見られたのはとてもラッキーといえる。その後、午前2時ごろを目安に起きると念じながら、ひとまず就寝した。はっと目を覚ますと、既に午前4時。うっすらと東の空は白み始...2024年5月5日みずがめ座η流星群

  • ブルーベリーは完全無欠!

    ブルーベリーの花が、たくさん咲いている。釣鐘状の形で、細長いものふっくら丸いもの、白から濃いピンクにいたるまで色味も多く、そこはメルヘンな景色となる。花の時期から紅葉の時期まで、ブルーベリーはその姿全体で目を愉しませてくれ、なおかつその実はとても美味しいパーフェクトな存在だ。毎日のように見回りして声をかけ、愛しんでいこうか!ブルーベリーは完全無欠!

  • 桜を心行くまで堪能する「桜活」

    タイトルに「桜」とあっても、画像がない矛盾。しかし、私の心の中には、ソメイヨシノに枝垂桜、山桜や大島桜など、たくさんの桜が納まっている。家の庭にも数本の桜があるけれど、どこかへ出かけるときは、あえて桜のある道を通ったり、雑木に混ざって咲いている桜を見つけてみたりと、ことさら桜を意識する。今年から行くことになった職場の周りに見事な桜が植えられていて、さらに「桜活」がはかどった。もし順調に生きていたとしても、あと桜を見られるのは20回もあるかどうか。そもそも、記憶に残る物心ついてからだとすると、人は80回桜を見られたならば、とても幸せなことだ。その歳年、同じ感じで桜が咲くわけではないから、毎回新鮮な思いで桜を見ることだろう。実に当たり前の平凡なことであるが、それに気づき、大切にすることは難しい。実際私は、この...桜を心行くまで堪能する「桜活」

  • 老いと読書 「物語」の豊かさ

    先週、中学時代よりの長年の友人とおしゃべりをしてきた。ランチを兼ねながら、行ったことのないカフェを探し、非日常を愉しんで、リフレッシュとリラックスをしようという、女子ならではの欲張り放題だ。レトロなアメリカンタイプなカフェの雰囲気の中で、パスタランチに舌鼓を打ちながらの近況報告はいつもの流れ。家族のこと、仕事のこと、自身の体調のことを伝え合うと、3時間近く経過した。他の客もみんな店を後にするころだったから、自分たちも気分を変えようと、他のカフェへ移動する。数年前から気になっていた、コーヒー専門店へ車を走らせる。あまり運転を好まなく、はっきり言って苦手な私としては、初めて走る道ばかりを行くので、「もうこれっきりの道かもしれない。本当に今日は探検の日だ。」と、同じく免許は持っていても運転をしない友人と笑いあっ...老いと読書「物語」の豊かさ

  • 春は花 ミモザ椿に 桜かな

    今年、やっと花を咲かせたミモザ二種類。他にも咲きかけのミモザが3種類あって、ワクワクしている。この椿は、TsubakiWallツバキウォールの南端にあるもの。毎年凄い数の花を咲かせるけれど、今年は木全体が赤くなるほど花をつけた。桜は、あっという間に満開となり、今日は久しぶりに日が差して気温が上がったので、さらに加速したようだった。家にいながら、この花盛りを堪能できるとは、なんとありがたいことか。春は花ミモザ椿に桜かな

  • 切り取られた風景 写真

    水戸芸術館のタワー夕方の淡いオレンジ色の光を受けて聳え立つ塔の姿が、薄雲の空を押し上げている。どこかセンチメンタルな景色に、ちょっと心を動かされた。切り取られた風景写真

  • 年度末は変化の時期、余生への所信表明

    笠間稲荷年度末は、いろいろと変化の多い時期。元小さい人は、大学を卒業して就職へ。私は、そこそこ勤めた職場を離れ、新天地へ。私は飽き性なのか、どうも同じ所に勤め続けることができない。良く言えば、好奇心旺盛、探究心の塊なのだろうか。カッコよく言い換えたら、ROCKな生き方。当たり前だが、いつもよいことばかりと限らないけれど、無駄になったり、負の歴史になっているとも思わない。そう思えるようになってきたのは、歳をとったこと、周りの人に恵まれたことを実感したからなのだ。今回も、その前の国家試験受験合格も、周りの人の言葉掛けがあり、一歩踏み出せたのも家族が応援してくれたことが大きい。今を遡ること35年前、絵の個展を勧めてくれた人、フランスに遊学を押してくれた両親、ブログを勧めてくれた家人、受験を勧めてくれた職場の同僚...年度末は変化の時期、余生への所信表明

  • 萎んでも可愛いミモザ

    ミモザは萎んでも可愛い。だから、ふわふわな花が付いた枝に変えられない。そんなことを思っていたら、元小さい人が帰省して、新たな枝に取り替えてあった。しかも、花瓶を一つ増やし、おかげで台所は黄色い花で明るく賑やかだ。たしかに、外のミモザの木には、まだたわわに花が咲き誇っているから、家の中でもそのふわかわな花を思い切り堪能するほうがいい。しかし、その花の変容を愛でるのも、大きな愛なのではないだろうか。萎んでも可愛いミモザ

  • 三月三日、春の陽射しに咲く花は

    ビルベリーの蕾ミモザ快晴、青空、光に満ちた一日。ミモザの花に、ニホンミツバチとセイヨウミツバチが、蜜を集めに忙しそう。ブンブーンという羽音が、ミモザから鳴り響いているようだ。ビルベリーのほの赤い花芽がたくさんついていて、花が咲いているかのように見える。河津桜も濃いピンクの花を咲かせ、空の青に映えている。やり過ごせるかと期待を持っていた花粉への反応は、とうとう昨日からクシャミだけではなく目も痒くなってしまい、クスリに手を出してしまった。それでもまだ鼻は利くので、ほのかに漂ってくる梅の香りを楽しめた。自然はいい。穏やかな自然に触れていると、心が癒され気力が満ちてくる。わざわざ自然を求めて足を運ばなくてもいい環境にいられる私は、なんて恵まれているのだろう。おかげで、楽しく絵を描くことができた。今日一日を、こんな...三月三日、春の陽射しに咲く花は

  • 珍しく二連投、ミモザの精が舞い降りた?

    ミモザにインスパイアされた?いやいや、これはミモザの精。丸は絶対正義!丸は完璧な癒し。ミモザは、ポンポンした丸の集合体。集合体だけれど、その形状が気持ち悪さを感じさせない。黄色の色からして神々しさを醸しだしている。誰もがその姿に見とれ、思わず純粋な感嘆の声をあげる。ーいいね珍しく二連投、ミモザの精が舞い降りた?

  • 2024年のミモザ

    今年は、季節はずれの暖かさが、一気にミモザの開花を促した。一目でわかるほど花を開かせたのは、2月19日で、昨年よりも10日ほど早かった。その後は、寒気がまたやってきて、冷たい雨に雪などの試練に曝されても健気に黄色の花を咲かせている。今日は北西からの強風に煽られて、根が持ち上がったり折れたりしないかと、ひやひやしながら見守るしかできない。このミモザがいろいろな人に愛でられていることから、家人が、「花のかわいらしさを褒め称える人の言葉には、純粋に感動だけが詰まっていて聞く者に心地よい」と感想を話していた。まさにそうなのだが、そう感じる家人はいったい何に心削られているのかと思え、素直に同意だけできなかった自分も相当なひねくれ具合だ。ミモザの明るい黄色とポンポンのような花の形を持ってしても、心に立ち込める不穏な空...2024年のミモザ

  • 誕プレに作ったストラップ

    もう立派な成人である元小さい人の誕生日プレゼントに、プラ板で作ったストラップを贈った。われながらこのようなものを贈ることに笑いがこみ上げてきたけれど、ユーモアと想いを込めた物に遜色はないはずと胸を張って臨んだ。そして、これを受け取った元小さい人は、結構気に入ってくれたようだ。私の思う本質的な贈り物を受け入れてくれたことは、なによりの返礼として、私の心に収まったのである。誕プレに作ったストラップ

  • やっぱ温泉でしょ!全部お湯で流したい~?

    酷い疲れ、絶望とも表せるほどのものを癒せるのは、やっぱ温泉でしょ!いやいや、数ヶ月前に新潟で温泉浸かったはずなんだけど、数年ぶりに那須へ行って温泉を愉しんだのさ。外は風が強く吹いて、体が瞬時にカチコチに凍る気分の日、熱すぎないお湯でじっくり解凍すると、心の中まで温かさが伝わって、少しだけ生きているのも悪くないと思えちゃったりするんだよね。まあ、動物だからね、安全安心な環境で、温かくしていられて美味しい食べ物があれば、結構そのときは幸せを感じられるんだ。束の間でもそう思えれば、明日に繋げられるはず。温泉まで行けなくてもさ、全人類温かいお湯にゆったり浸かれることができれば、もうちょっと世界はよくなるんじゃないかと思ったわけさ。愚痴になるけれど、マジでホント世界も日本も身近な人間が集まるところに、いいところを見...やっぱ温泉でしょ!全部お湯で流したい~?

  • 自分では、久々の洗車

    今日は、空気が暖かだった。明日の天気は晴れらしいから、気になる鳥のフンがついていることもあり洗車を決行した。だいたい家人が洗車をしてくれていて、自分でするのは一年ぶりに近いかもしれない。家人がかけてくれたワックスが効いていると、汚れは水だけでスッと落ちる。檜やヒバの枯葉がドアの隙間に入り込んだものを取り除いて、泥などの汚れをふき取ったり、車内の細かなほこりも丁寧に掃除する。もちろん掃除しながら、故障しないで走ってくれることへ感謝を声に出して語りかけた。人の生活を便利で豊かにする道具であっても、それを考え出し作り上げ改良を重ねていくあまたの人の努力の結晶であり、有限な資源を使っていることを忘れてはいけない。すべては当たり前ではなく、モノはその在りようで人の手元に出現しているのではない。豊かな物質に囲まれて生...自分では、久々の洗車

  • ささやかな楽しみで心を癒す、それは甘酒

    最近のささやかな楽しみは、仕事から帰ってきてからの家人と味わう甘酒だ。親類からよい酒かすを頂いた。冬ならではの飲み物の一つに甘酒があるから、早速作って飲んでみた。麹で作るアルコールを含まない甘酒が主流のこの地域で、酒かすの甘酒を飲むのは久しぶりだ。ほのかなアルコールの香りと、白くどろっととした口当たり、優しい甘さが、冷えた体に染み渡る。猫舌な私は、しばらく目で眺めてから飲み始めるのに、そのころにはやけどしそうなほど熱い甘酒を家人は飲み干してしまう。各々自分のペースで甘酒を飲むけれど、一緒に同じものを味わうことは、とてもほっとして落ち着くものだ。それぞれが一日過ごす中で心に沈んだ不純物を、同じ時に同じことをすることで互いに取り除きあう。甘酒を飲むことが、心を癒す儀礼の一つとなっている。酒かすが来る前は、「ほ...ささやかな楽しみで心を癒す、それは甘酒

  • 愛情布団干し

    家人が、こまめに布団を干している。特に冬の寒いとき、よくお日様で干された布団は。極上の眠りをもたらしてくれる魔法のアイテムとなる。けれど、晴天の時ではない薄曇の日にも布団を干している家人の姿に、懐かしい狂気を覚えた。もう10年位前になるだろうか、私は心疲れて仕事をしていない時があった。そのとき、狂ったように少しでも空気が乾いている時には、薄曇であっても布団を干さずにはいられないでいた。その動機としては、ほんのちょっとの労力で快適な眠りを確保できるならば、どうしてやらずにおられようかといったもの。お金も迷惑も掛からないから、好きなだけやってかまわないと思うが、晴れて時間にゆとりのあるときならいざ知らず、1時間でも、薄曇でも、となってくると常軌を逸していよう。自分でも、これはいささか度が過ぎると思っていても止...愛情布団干し

  • My Favorite Gallery - Second

    どこに飾ろうか考えていた中くらいの人のチョウの絵を飾る。その右隣に在る作品は、私と家人に共通の知人の作品。このコーナーも、これでうまく納まり、とてもいい空間になった。これを機会に、ずっと飾りっぱなしだった額縁のほこりを落とし、ガラスを磨き、つり紐が劣化していないかを確かめた。ここ数年、気にしながらも余裕がなさ過ぎて、放置していたのだ。自分のお気に入りの空間といいながら、なんとも情けない話。作品たちに詫びを入れながら、丁寧に掃除ができたと思う。やっと後ろめたい気持ちもなくなって、このギャラリーを満喫しようではないか。MyFavoriteGallery-Second

  • My Favorite Gallery

    我が家の階段は、ちょっとしたギャラリーとなっている。私のお気に入りの絵画やオブジェが、飾ってあるのだ。右にある黒い絵は、ルーブル美術館監修のマティスのリトグラフ。真ん中の風景画は、知人の油絵。左上の小さな絵は、中くらいの人の描いたペン画。毎日階段の昇り降りのたびに目に触れて、私の心は癒される。今も、新しくやってきた中くらいの人の絵と私のドラゴンを、どこに飾ろうかと考え中。こうして好きなものに囲まれ暮らす幸せ気分を、ありがたく享受している。MyFavoriteGallery

  • 餅つき機

    今年も家族全員で、お正月を過ごすことができた。違ったことは、お供え餅が自家製ではなかったこと。昨年の終盤、自宅に住まう者たち皆、体調が優れなかった。そこで、年末恒例の餅つきをあえなく見送ることにした。もち米を大量に研ぐことと、半日以上にわたり寒い中外でもち米を蒸かしつく作業は、結構体力勝負だ。また、半世紀以上にわたり稼動してきた餅つき機のご機嫌を伺いながら餅をつくのも骨が折れる。餅が大のご馳走という世代の義母にとって、餅をつけないということは一大事であるが、家族の体調が復活したなら餅をつこうということで気持ちを収めたようだ。今日は、生活の基盤を東京に持つ中くらいの人を最寄の駅まで送ったあと、ふらりとリサイクルショップに立ち寄った。いつもは見ないカテゴリーのところを巡っていると、餅つき機が置いてある。なんと...餅つき機

  • 2024年1月1日 謹賀新年

    どうぞ皆様が、健やかで穏やかにお過ごしなさいますよう、心よりお祈り申し上げます。2024年1月1日謹賀新年

  • クリスマスに最適化?

    いかにも落書きといった感じではあるけれど、こんなのを描いてみた。駄洒落でリラックスしてもらえたなら、それは最高。みんなの幸せを願って。クリスマスに最適化?

  • 2023年12月13日~14日 ふたご座流星群

    とにかくたくさん流れて楽しい、ふたご座流星群の時期がやってきました。しかし、月明かりのない好条件にもかかわらず、今年の極大期の14日~15日は、曇りと観測不能なコンディションと予報されていました。そこで、極大期の前夜13日~14日にかけて夜空を仰ぎ見ることにしたのです。例年より冷え込みは弱いもののさすがに冬なので、一回目の観測は13日の22時15分から35分間見ました。放射点は、東から45度くらいの高さでしょうか、そこから2つ同時に東南東に流れていきました。そして東北東に1つ、カシオペア座と北極星の間を時間差で2つ、東南東に間をおいて2つです。そのうちに家人も合流してみていると、なんと南の空に東から西へとものすごく明るく太い光の帯を引いて流れ星が走りました。かつてのしし座流星群を髣髴させるほどのものです。...2023年12月13日~14日ふたご座流星群

  • メロウでエモくチルな風景

    人によって、心に響くポイントは様々。私にとってこのメロウなトーンの景色は、感受性を直に刺激してくる。そして、心がゆったりとくつろぐのだ。エモくてチルな感じ。今日の日没前後の、トワイライトと表現されるころの風景の色合いも同様に。しかし、これを目にできるのは、人工の光が席巻していない場合に限るだろう。人工の光は、安心して暮らすのにとても必要だが、控えめな光の美しさを掠めてしまう。より刺激のあるものに注意を向かされてしまうのは致し方がないにしても、目が眩んで大切なものを見落としてしまう反面もある。私は、そんな控えめな美しさを愛でる心を大切にしていきたい。メロウでエモくチルな風景

  • 国吉康雄展 不安と孤独

    安眠を妨げる夢イチョウの黄葉も終わりそうな抜けるような青空の日、茨城県立近代美術館で開催されている「国吉康雄展」に行ってきた。国吉の代表作がほぼ集まった、見応えのある展覧会だ。中期までの茶系を多用したアンニュイな表情の女性やプリミティブな雰囲気の風景から、後期の鮮やかな色調で不気味で幻想的な作品へと、画家の変遷を辿れる。二つの世界大戦をアメリカで過ごし、様々な経験から紡ぎだされたこれらの作品には、人物を描きながらも人間嫌いではないかと思わせるものが漂いだしている。そう思ってしまうのは、私が勝手にうがった見方をしているにしても、人が登場しない作品のほうに、強い集中力を感じるからだ。しかし、平日だったためもあって、人の気配に乱されずじっくりと作品と向き合うことができ、贅沢な時間を過ごせた。地方の美術館ならでは...国吉康雄展不安と孤独

  • 新潟の旅

    日本海へ沈む夕日にぎりぎり間に合った。この日の天気は晴れて暖かく、海は凪いでいた。冬へ切り替わる直前の恵まれた2日間、新潟への旅。寺泊に宿泊して海の幸を堪能し、翌朝には日本海を眺めながらの露天風呂と、なんとも豪勢な過ごし方。2日目は、寺泊のお魚市場でお土産の海産物を買ってから、観光しながら帰路に着く。燕市に向かったところにある弥彦神社のロープウェイに乗ろうとしたけれど、ちょうど菊祭りが催されているとかで、酷い渋滞に音を上げて引き返た。そこで、道の駅国上のすぐ近くにある酒吞童子神社の五重塔が気になり立ち寄った。この神社の上の小高い山にはハイキングコースがあるようで、熊除けの鈴をつけたハイカーが登山道を降りてくるのを見た。山歩きには絶好の日だから、昨今熊出没の危惧はあっても、装備を整えて歩きたくなるのはとても...新潟の旅

  • 11月の夏日

    もう少しで立冬だというのに、夏日が続く。空にはうっすらベールがかかっているようで、それは黄砂の影響もあるかもしれない。日ごろの運動不足を軽減するために、散歩に出かけた。湖畔のサイクリングロードは、祭日もあいまって自転車を乗る人の姿が多い。風はなく陽射しが降り注ぐので、20分ほど歩くと額に汗が流れるほどだ。目に入る景色を構成するのは、青と黄色で占められて、大画面の抽象画の世界にいるようだった。水辺で釣りを愉しむ人、公園で走る子供たちの姿が、その抽象画の世界に精気を盛り込み、ほのぼのとした休日感をあたえてくれていた。11月の夏日

  • ちょっとシュールでファンタジー

    土曜日の午後、家人と散歩に出かけた。この日は、午前中に激しい雷雨があり、落雷はごめん被りたいけれど、雨が上がった後の大気はひんやりと澄んで光が輝いていた。霞ヶ浦湖畔を散歩していると、船を係留するドックがあり、そこは完璧に凪いで水面は鏡のようになっていた。めったにそのような場面に出会わないので、ドックの近くへ行って見た。水面にぽっかり草が茂っている。その形からすると、沈み加減の舟に何らかの条件がそろい草が生い茂ったのだろう。ちょっとシュールな光景。また鏡面効果で杭や他のボートの姿がくっきりと水面に伸び、水面と空の青が溶け合って、天地の区別が曖昧となり、幻想的でもある。思いがけない不思議な美しさを見つけられて、とても心が満たされた日となった。ちょっとシュールでファンタジー

  • 2023年10月22日 オリオン座流星群

    オリオン座流星群が、極大期を迎えた22日の4時50分ごろ、天頂近くを南から北へかけて流れる星を2つ見ることができた。15日の新月を迎えたあたりから、毎晩のように夜空を見ていた。乾燥して澄んだ空気のおかげで星がことのほかよく見えて、流星群に関わらず楽しめる。特に未明のころの東の空には、ひときわ明るく木星が輝いている。朝の冷え込みを気にしないほど、うっとりと空を眺めてしまう。そして今晩も、幾度となく空を仰ぎ見ては、星の瞬きに心奪われるのだ。2023年10月22日オリオン座流星群

  • 余白もまた好きかな

    ボールペンで思いついたときに描けるのがいい。今まで余白なしに描いていたけれど、必要な余白は、余白であって余白でない。「抜け」があってこその「密」なのだ。たしかに、木々の様子を見ていると、密すぎる夏よりも、ある程度疎である春や秋のほうが、枝ぶり、幹からの線の流れが見えて美しい。何もないように思える余白は、実のところとても豊かなのだとあらためて感じたのであった。余白もまた好きかな

  • 青空に映える

    青空に映える

  • 軽やかな秋

    昨日は、とても気分のいい爽やかな秋の一日だった。自己研鑽の研修に行くため車を走らせているときは、車のエンジンがとてもよく回って走りがスムーズで、運転があまり好きではない私だが、楽しみつつも安全運転ができた。研修会場に到着すると、どうしたことか駐車場が満車で、少し離れたところに車を停めなくてはならなかった。けれど、空は澄んで青く、風は心地よく吹いている絶好の散歩日和だから、かえって好都合と思えた。会場までの徒歩10分程度を満喫しつつ歩き、写真も撮った。研修が終わるころには、夕日がかっているだろうと思い、そのときの光も愉しめるだろうと嬉しくなった。予想通り、研修が終わり外に出てみるとやや光が黄みがかってる。できるならば、ゆっくりと光の移り変わりを待ちたかったけれど、明るいうちに帰途につきたいので足掻いた写真が...軽やかな秋

  • これから星の綺麗な季節ですね

    Stellar藍色の紙に白のボールペンで、カリカリ描きました。途中でペン先が潰れてしまったので、ちょっと調整不足なところがありますが、ペンを買い換え忘れて今に至ります。夜の気温がぐっと下がってきて、星が綺麗に見えるようになってきました。どうぞ皆様、お風邪を召しませんようにご自愛くださいませ。これから星の綺麗な季節ですね

  • おばけかぼちゃ~

    これが今年のおばけかぼちゃ。これを階段の踊り場から吊るしたり、廊下の壁の上に付けてみたりと遊んでいる。他にも、魔女の帽子、どくろ、魔女御用達の箒、ウィスパーの数々を作ったのだけれど、余計な情報が移りこんでここに載せられないのだ。魔女グッズは、もちろん実物大なので、被ってまたがって遊ぶことができる。材料は、日に焼けてしまった模造紙とか、印刷済みのコピー用紙、終わったカレンダー、ゴミ袋などの不用品を有効活用した。ちょっとした工夫、視点の転換で楽しめることはたくさんある。そしてそれがうまくいったときのうれしさといったら、純粋に心が弾んで満ち足りるのだった。おばけかぼちゃ~

  • 2023年9月29日 十五夜と満月、中秋の名月

    2023年9月29日は、中秋の名月、十五夜でありそして満月だった。今更ながら十五夜が必ずしも満月ではないと、はっきり意識した。次に十五夜と満月が重なるのは、7年後の2030年という。そのときも、多くの人々が、こうして月を眺めて秋を愉しめる世の中であって欲しいと願うのだった。2023年9月29日十五夜と満月、中秋の名月

  • 麻婆レンコン的な

    頂いたレンコンがあったから、ひき肉とししとうで麻婆レンコンを作った。濃い味でおかずになる一品。諦めきれない夏が居座るためになかなか回復しない食欲も、ピリ辛でたんぱく質豊富な麻婆レンコンで、どうにか箸を進めることができた。片栗粉でつけるとろみを控えめにしたほうが美味しいだろう。それにしても、今年ほどししとうをこんなに食べたことはなかったし、彩を添えてくれてかつ主張しない味が、意外と使い勝手がよいと知った。麻婆レンコン的な

  • 心待ちにしていた秋の日は、園芸日和でもある

    漸く秋を感じられる一日だった。ならばドライブに散歩と満喫するだろうけれど、ずっと目の端に映り込んでもスルーしてきたプランター栽培のベリー類の手入れが急務と判断し、家人と話をしながら行なった。今年の暑さを耐え切れなかったワイルドベリーがほぼ全滅し、クランベリーも半分ほど枯れてしまった。カシスも何とか命を繋いでくれていて、丈夫の代名詞的なラズベリーも哀れな状態だ。ブルーベリーの鉢植えは、今までになく枯れた物もあり、過酷過ぎた夏の爪あとを刻み込んでいる。雑草と枯れた枝や葉を取り除いて、生き残っているものたちに労わりと感謝の言葉をかけた。このところ、蚊の活動気温でしかも風が弱かったため、屋外での作業が酷く不快だったと家人がこぼしていた。しかし、今日は北よりの風が強く吹き蚊の襲撃を阻んでくれたことで、快適な作業を行...心待ちにしていた秋の日は、園芸日和でもある

  • サバイバル・サマーの救世主

    ナスししとうでご飯のお供みなさま、お元気でいられましたでしょうか?私はというと生き抜いておりました、息も絶え絶えに。さすがに夕方になると息ができるほどの外気温になってきましたが、そうなると緊張の糸が緩んでかえって危険です。この夏は、植物さえも生き抜くのが大変な状況でした。スーパーの生鮮野菜コーナーは品薄で種類も少なく、もちろん価格も目玉が飛び出るほどです。よって、手に取れる野菜は、計画生産しやすく価格が安定している”もやし”と"きのこ類"がほとんどでした。あとは、義母が心をこめて育ててくれた”ナス”と"ピーマン"に”ししとう”で、野菜をカバーできました。そこで作ったのが、この「ナスししとうでご飯のお供」です。材料:ナス・ししとう・しそ・長ネギ・かつお節・ゴマ・砂糖・味噌・みりん・一味唐辛子・ごま油作り方:...サバイバル・サマーの救世主

  • 秋の月 今日はブルームーン

    秋を感じさせるお題での、月にほえるよりも中秋の名月のような絵で、今日完成したものだ。この絵を描き出したのは、7月終わりごろだったのだが、どんなタッチで絵を構成していこうか定まらなく、線描だけでしばらく放ってあった。それが今日は、トントンとペンが進み、上出来とはいえないけれども仕上がってしまった。う~む、引き寄せられているのだろうか。元中くらいの人も、月を写した画像を送ってきた。そういえば、夕食時に見ていた動画も、ロシアの月探査ロケットが惜しくも月面着陸に失敗してしまったことを取り上げたものだった。今日は、強烈に月に導かれる日なのだろう。かぐや姫とかセーラームーンなんかじゃないけれどね。秋の月今日はブルームーン

  • 我が家の食事、食べ物が鍵となる記憶

    五穀米入りご飯・チンジャオロースー・とき卵入りコーンスープチリビーンズ・全粒粉バゲットチンジャオロースーは、我が家では定番のおかず。とき卵入りコーンスープは、今年から作り出した。義母が茹でてくれるトウモロコシを食べきれない場合の利用法だ。チリビーンズは、家人の大好物。全粒粉バゲットと食べているときは、目をつぶって舌に神経を集中させている。そして、15年位前にヨーロッパに行った時に食べたサンドイッチと、そのときの状況を事細かに思い出していた。おそらく、我々夫婦と子供たちにとって、チンジャオロースーやチリビーンズが、おふくろの味となるし、これを食べている時の出来事を思い出す鍵となるのだろう。我が家の食事、食べ物が鍵となる記憶

  • 羽を休める場所はどこですか?

    とあるフライヤーのために描いた猫元小さい人が、週末帰省していた。どうやら、就活でエネルギー切れをおこしたようだ。不器用なうえ人一倍緊張するタイプである元小さい人は、おおかたの就活生のバイタリティーに遠く及ばないため、ことさら堪えているという。そこで元小さい人は実家に帰り、心の武装を解除し休養と、慣れ親しんだ料理で栄養を摂るのだ。元中くらいの人の時折帰省する動機は、ほぼ似たり寄ったり。親の庇護から巣立ったならば、自分の羽で飛び続けなくてはならない。だから、巣立ちから日が浅いほど、巣に戻るスパンは短い。そのうちに、自分の拠点となる居場所を拵えられたなら、古巣は遠くなるのだろう。できれば羽を休める場所は、もうひとつあると心強い。場合によっては、拠点がいつも安全な場所とは限らないし、二つあると心に余裕が生まれやす...羽を休める場所はどこですか?

  • すぐ近くを通過する雨雲、そして虹

    湿度が高く、息苦しいような蒸し暑い日。雷鳴だけ聞こえても、近くを通過するだけの積乱雲。程遠くないところでは、雨が降っているのだ。それでも、盆入りのころからスコールのような雨が時々降り、植物たちはどうにか生き長らえることができた。ふと東の空を窓越しで見ると、虹がかかっている。すぐさまスマホを持って外へ駆け出す。青空が広がりつつある中、虹がぐっとそそり立つ。暑さで息も絶え絶えではあるけれど、割り込んでいた体力気力がややプラスに転じてきたことが、このささやかな行動につながっている。余裕がなければ、身近にある素晴らしさに気がつけないし、それを受け取り行動に移せない。自分に余裕があるかの目安として、「写真を撮る」「音楽を聴く」「LINEを送る」「ブログを書く」「夜空を眺める」などいくつかある。余裕とは、感性が働くこ...すぐ近くを通過する雨雲、そして虹

  • えっ?流れ星!

    今夜の空には、雲がかかっていない。ブルーベリーの仕分けのために、離れへ行く時に空を仰いだ。「流れ星、見たいなぁ~」雨のあとには蚊が猛烈に発生するから、ゆっくり空を見ることができずにすたすたと移動だ。21時30分ごろに仕分けが終わり、空を仰ぎながら母屋へと向かいながら、また心の中でつぶやく。「流れ星、見えたらな~」ドアを閉めながらも諦め悪く南東の空に視線を送っていると、「スッ」っと黄色っぽい一筋の光が現れた。そのときの驚きと嬉しさは、掛け値なく高純度の感動だった。あまりにも嬉しくて、すぐさま家人に伝えずにはいられない。これはたぶん、ペルセウス座流星群の名残ではなく、散在流星の一つだと思うけれど、ほんの数秒目を向けていただけで見られた流れ星に、どうして特別な思いれを持たずにいられようか。だから、今夜は幸せな気...えっ?流れ星!

  • ここでは待望の雨だった

    まとまったとはいえないけれど、スコールのような雨が一昨日の夜から時折降っている。もう瀕死のような状態のサツマイモの葉が少し生気を取り戻し、ブルーベリーの実も若干張りがでて、どうにか生き長らえた気がする。しかし、雨と同時に湿度が爆上がりして、人間にとってはまだまだ危険な状態だ。この数日は、三大流星群の一つであるペルセウス座流星群が極大期を迎えて心躍らせるところだったが、夜になると空には雲が広がり雨を降らせ、一ヶ月以上続いている酷暑で尽きかけている体力もあいまって、観測どころではなかった。ネットにおいて、情熱的に観測をしておられる方々の成果をありがたく拝見させていただきながら、流れる星に思いをはせている。今はこうして条件が満たされないからといって、諦めなくてもかなえられることがあるのはとてもいい。けれども、作...ここでは待望の雨だった

  • 稔りのある風景

    今年は何でも実りが早い。稲穂もかなり垂れてきている。どうか無事に収穫できて欲しいものだ。稔りのある風景

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、rock_et_nothingさんをフォローしませんか?

ハンドル名
rock_et_nothingさん
ブログタイトル
rock_et_nothing
フォロー
rock_et_nothing

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用