セミもきつい高温地獄
連日、命の危険を感じる酷暑が続いている。先ほど、15時をまわったあたりから、突然外が賑やかになった。セミが、堰を切ったようにいっせいに鳴き出したのだ。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミたちが、競い合っているみたいに。あの不快な蚊も、今年は少ない。35度を超える日が続くと、生存率が落ちるせいらしい。セミにおいても、35度を越えると熱中症になる危険が増して鳴かなくなるという。この両者からしても、35度というのはデッドラインの指標になりそうだ。それなのに人間ときたら、35度を越えて炎天下の中、アスファルトの照り返しと蓄熱による熱射地獄の中でも、さまざまな耐暑グッズを駆使しながら活動を強いられている。ちょっとでも活動を停止したら経済が崩壊するという、強迫観念に取り付かれているかのようだ。そうだ...セミもきつい高温地獄
2024/07/29 16:07