夫婦ともに補聴器を着用しての生活は、お互い聞き返しながらの日々である。この頃はとみに聞こえが悪くなり、週二回の仲間(9人)との集いでも、みんなの声が聞き取れなくなった。時々、爺の足で歩いて10分程のコンビニとスーパーへ買い物に出かけるが、このところ、歩幅が短くなり、足の運びが遅くなったのを痛感している。高齢の御婦人方も追い越して行く。台所の炊事は91歳の家内と共同作業であり、食前の準備と食後の後片付けは爺の役割であるが、体の動きが遅くなり、腰の痛みで途中で一休みしながらの作業になった。老夫婦での外出は、三日に一度のスーパーと、爺は40日毎、家内は2か月毎の通院だけ、健康状態に異常なく、3度の食事も欠かさず美味しく食べられるだけで満足している。92才のこの頃