低能率のDilphinが管球アンプで上手く鳴る?というご質問を時々頂戴しますので、今日はその話題です。どの様なクラスのアンプを組み合わせるのかでも話が違ってきますが、今日は久しぶりに球アンプに繋いで聴いてみました。実は、Dolphinはまだ球アンプで鳴らしていませんでした。写真↑の奥のラックに収まっているのが管球プリとパワーのセットです。クライナ社(旧クリプトン社)のハイエンド品になります。プリはセパレートの左右独立電源です。パワーはモノラル構成の6L6プッシュプルで、約20Wの出力。球アンプは何となく面倒くさくて、何カ月も火を入れていませんでしたが、贅沢パーツでグレードアップしてあるご利益で、寝起きでも何も問題なし。ソースはアルゲリッチの「2016年ルガーノフェスティバル(ライヴ録音)」から、ラヴェルのピアノ...Dolphinは管球アンプで鳴るのか
コロナ禍で悶々とする日々が続きますが、遅ればせながら昨日ワクチン接種を受けまして、本日は力仕事抜きのデスクワークという事で、ブログ更新をしております。さてところで、いわゆるオーディオ・テストソースというものは、高品位録音である事が前提かと思います。しかし、敢えて古くて良くない録音を再生して、装置のダメだしをする場合もありますね。そして、写真(↑)のアルバム「パガニーニ&シュポア:ヴァイオリン協奏曲ヒラリー・ハーン大植英次」は、独特の録音であるがゆえに、装置のボロが出やすいソースであると思います。※パガニーニのヴァイオリン協奏曲1番の第三楽章はお馴染みの曲なので、クラシックファンでなくともお聴きになった事があるのではないかと思います。私の見立てでは、この録音は典型的なマルチマイク録音であり、ヒラリー・ハーンのソロ...解像度と位相まわりの悪さを暴く迷録音
新型Dolphinの受注も落ち着いて参りまして、ストップしていた17cmDSSダイアフラムの開発の方も近々再開できそうになって来ました。未完成の17cmユニットではありますが、仕事の後は音楽を愉しませてくれます。昨日、久しぶりに波多野睦美さんのアルバム「アルフォンシーナと海」を聴いて、そうだ、この話はしなければ、と思い立ちました。今日は、DSSダイアフラムによるヴォーカルの表現力について話題にしてみたいと思います。波多野睦美さんは、クラシックジャンルのメゾソプラノに分類される歌手です。小さな声でも浸透力があり、渋口の味のある歌唱が特長だと思います。オペラもそうですが、単に声量が大きいという事ではなく、大声でなくともよく通る声が重要と言われますね。ストラディバリの音がホール後席まで良く届くというのと同様で、音力が...ヴォーカルの表現力
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