ショパン幻想曲ヘ短調作品49の一部ですよく見ると①と②ではペダルの位置が違います。これが、単なる「響きの違い」だけでなく、ショパンの音楽のかなり本質的な問題まで含んでいるように感じました。どちらが正しいか?ショパンは次のように記しています。この楽譜からは②が正しいということです。さて、ここでお話を止めてはいけないと思います。ショパンはなぜこのようなペダルを書いたのか?です。ここで、楽譜を4段にして、グループ分けをしてみます。②の楽譜のペダルは、以下のような楽譜を考えていたのでは?つまりショパンは「別のところから来る声」を考えていたのでは?ということです。実際は、次のように記されると思います以前、私が指摘したのは「ショパンの音符は、指(と足)が何を行っているかを楽譜に記した」です。(ただ、これを全面的に受け入れる...ショパン幻想曲ヘ短調作品49の一部です
様々な意見があるが、私は「一定の拍動」というものは、人間に自然に備わったものであると考えている。脈拍や、歩くこと、走ることなど、一定の拍動を思わせる事項は多い。さて、実際に楽曲でのメトロノームの使用についてですが、演奏されるよりもゆっくりのテンポで行うと良いです。実際に演奏されるテンポは「間や動き」が微妙にあり、一定のテンポに聞こえても、そうではないことがあります。演奏時のテンポよりも幾分ゆっくりすると、その微妙な間や動きは少なくなります。メトロノームを使った特別な練習についてメトロノームを使って①②③をやってみます。①=60、②=30、③=15でやってみました。②③はテンポをとるのが難しくなってきます。特に③は、よほど自分の中に正確なテンポがなければいけなくなってきます。(1分間15という数値を持つメトロノー...メトロノームを使った特別な練習について
今年も、コンクールの審査をさせていただきました。以前より格段にレベルが上がってきたと思います。特に「極端に何かができていない」という参加者は、ほとんど見受けなかったです。さてそれで、今年何度も講評用紙に書いた文言に「音に気持ちが乗っていない」というのがありました。これは、多くの方に共通の問題をはらんでいて、私自身も気をつけなければいけないし、反省もあるので書いておきたいと思います。このようなことが起きるのは、だいたい小3ぐらいから小6あるいは中学生までも、です。特に古典派のソナタなどに多く聴かれました。1.いわゆる「伴奏」部分が単にのっぺりしていて、ハーモニーの変化に対応していない。2.1にも通じるが、左手のハーモニーを作る和音などが、おざなりにただ弾かれている3.スケールやアルペジオが、ただ「タカタカ」弾かれ...音に気持ちが乗っていない
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