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大竹道哉 日々雑感
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2014/10/20

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  • わからない曲が、どうやってわかるようになるの? 大竹美穂

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。わからない曲が、どうやってわかるようになるの?大竹美穂わからない曲が、どうやってわかるようになるの?大竹美穂 明石市魚住の大竹ピアノ教室今日は、大竹美穂先生が「自分がはじめての楽譜を読むときのことを、自己観察した」ときの文章です。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆「わからない曲が...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室わからない曲が、どうやってわかるようになるの?大竹美穂

  • シューマンとリスト・・演奏会に寄せて

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。シューマンとリスト・・演奏会に寄せてシューマンとリスト・・演奏会に寄せて 明石市魚住の大竹ピアノ教室4月25日新大阪B-techJapanでコンサートを行いますシューマンとリスト、1810年、11年生まれと、ほとんど同世代なのですが...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室シューマンとリスト・・演奏会に寄せて

  • 個人レッスン・出張レッスンの継続について

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。個人レッスン・出張レッスンの継続について個人レッスン・出張レッスンの継続について 明石市魚住の大竹ピアノ教室明石市魚住の大竹ピアノ教室大竹道哉です。本日もブログを発信していきます。コロナウィルスで大変なことになっています。多くの演奏会や、講習、講座...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室個人レッスン・出張レッスンの継続について

  • 準備・・・・・ピアノ指導者として

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。準備・・・・・ピアノ指導者として準備・・・・・ピアノ指導者として 明石市魚住の大竹ピアノ教室こんにちは。明石市魚住の大竹ピアノ教室大竹道哉です。本日もブログを発信していきます。コロナウィルスで大変なことになっています。かくいう私...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室 準備・・・・・ピアノ指導者として

  • 3つのアラベスク・シューマンとドビュッシー

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。3つのアラベスク・シューマンとドビュッシー3つのアラベスク・シューマンとドビュッシー 明石市魚住の大竹ピアノ教室こんにちは。明石市魚住の大竹ピアノ教室大竹道哉です。本日もブログを発信していきます。https://youtu.be/SKb2_zjK...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室3つのアラベスク・シューマンとドビュッシー

  • バッハ:イタリア協奏曲

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。バッハ:イタリア協奏曲バッハ:イタリア協奏曲 明石市魚住の大竹ピアノ教室こんにちは。明石市魚住の大竹ピアノ教室大竹道哉です。本日もブログを発信していきます。ここのところ、新型コロナ肺炎の影響で、多くの演奏会...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室バッハ:イタリア協奏曲

  • 2月23日 シューマンとドビュッシー演奏会

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。2月23日シューマンとドビュッシー演奏会2月23日シューマンとドビュッシー演奏会 明石市魚住の大竹ピアノ教室こんにちは。明石市魚住の大竹ピアノ教室の大竹道哉です。本日もブログを発信していきます。先日は、京都の「アメリカヤ楽器店」で「シューマン...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室2月23日シューマンとドビュッシー演奏会

  • 自分の音を聴くためのエクササイズ

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。自分の音を聴くためのエクササイズ自分の音を聴くためのエクササイズ 明石市魚住の大竹ピアノ教室ピアノ演奏時に「自分の音が聞こえる」ではなく「聴く」つまり「意識してそこにある音を認識する」ためのエクササイズを、考えてみました。https...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室自分の音を聴くためのエクササイズ

  • 4月25日・新大阪で演奏会

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。4月25日・新大阪で演奏会4月25日・新大阪で演奏会 明石市魚住の大竹ピアノ教室大竹道哉・ピアノ演奏会2020年4月25日(土)第1部:午後2時・第2部:午後4時会場:新大阪B-techjapan大阪市淀川区...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室4月25日・新大阪で演奏会

  • 「ソナタの会2020を終えて」

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。「ソナタの会2020を終えて」「ソナタの会2020を終えて」-明石市の大竹ピアノ教室今年も、恒例の「ソナタの会」を終えました。生徒全員出演する発表会とは違って、やる気のある生徒が、より大きな課題、また「芸術作品」に触れていく...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室「ソナタの会2020を終えて」

  • はじめてのレッスンでよくやること

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。はじめてのレッスンでよくやることはじめてのレッスンでよくやること-【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室ピアノの中に小さなオルゴールを入れて、鳴らしてみます。ダンパーペダルを踏むと、音が共鳴して豊かに広がっていきます。ピアノの下にもぐって、声を...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室はじめてのレッスンでよくやること

  • ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その4

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その4ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その4-【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室さて、私が気になるのは、出だしです。この踏み方だったら、いきなり響きが広がりすぎて、何だかそぐわなかったのです。かといってだと響きが薄い...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その4

  • ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その3

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その3ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その3-【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室先日は、ベートーヴェンのピアノソナタ第12番をレッスンしていました。おそらく「はじめてペダル記号が作曲者の手によって書かれた」のは、この曲の...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その3

  • ピアノ指導者へのレッスン

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。ピアノ指導者へのレッスンピアノ指導者へのレッスン-【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室ピアノ指導者へのレッスンも行っています。このようなレッスンは、特に責任を感じています。レッスンをするときにいつも「後ろにいる生徒たち」のこと...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室ピアノ指導者へのレッスン

  • シンフォニア11番

    ブログを更新しました。新しいホームページよりご覧ください。ブログ記事はこちらです。シンフォニア11番 大竹道哉『日々雑感』シンフォニア11番-【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室ここで気になるのは「中声部の明確性」だと思う。なぜならタイによってリズムが複雑である。また、このタイによって伸ばされた音が、他声部との「ぶつ...【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室シンフォニア11番

  • 2020/02/05

    ホームページとブログ引っ越しましたホームページ大竹ピアノ教室 明石市魚住駅徒歩3分のピアノ音楽教室明石市魚住駅近くのピアノ・音楽教室なら大竹ピアノ教室へお越しください。幼児・子ども~大人の方が対象です。講師は大竹道哉、大竹美穂。趣味でピアノを弾きたい方、音高・音大・教育学部・海外留学・保育科希望の方、本格的な演奏を目指す方、コンクール対策の特別レッスンや大人になって本気でピアノに向きたい方におすすめです。大竹ピアノ教室 明石市魚住駅徒歩3分のピアノ音楽教室ブログ大竹道哉『日々雑感』 【明石市魚住のピアノ・音楽教室】大竹ピアノ教室2020/02/05

  • シューマンとドビュッシー

    まだ残席あります‼️シューマンとドビュッシー2020年2月23日(日)午後2時(1時半開場)会場:アメリカヤ楽器店・京都市北区小山上総町14-16烏丸線「北大路駅」2番入場料:1,500円1.3つのアラベスクシューマンSchumann,RobertAlexander1810-1856・アラベスクハ長調作品18ArabeskeドビュッシーDebussy,ClaudeAchille1862-1918・2つのアラベスクDeuxArabesques2.子供の情景と領分シューマンSchumann,RobertAlexander1810-1856・子供の情景作品15KinderszenenドビュッシーDebussy,ClaudeAchille1862-1918・子供の領分Children'sCorner3.コメディア・デラ...シューマンとドビュッシー

  • 「あがる」問題をどう考えるか?補遺

    「○×だったのであがった」ということに関する考察私も、本番で、特定のことが原因であがったことは、何度もあります。「だれだれが来ている、見ているから」「場の空気が違っていたから」「ライトが明るかった」「手が冷たかった」「普段と違う音が聞こえた」「響きが違っていた」他にも、個人個人で違う「あがる原因」があったりします。もう一度、この図を使って考えてみます。あがった時は、この「社長」がオーバーワークをする。また、あがった時は社長が「外部の刺激に対して敏感になっている」と考えられる。外部からの刺激があるとする。この外部の刺激は、普段何もなかったら感じなかったりすることも多い。感じても、それに対する対策や反応をとらなかったりすることも多い。また、対策として単純に何かをする「のどが渇いた⇒お茶を飲む」「手が冷たい⇒カイロで...「あがる」問題をどう考えるか?補遺

  • 「あがる」問題をどう考えるか?その3

    さてもう一度、この図を使って考える。1.椅子に座って、目の前の机にある鉛筆を手に取る、2.この時、腕やひじをどのぐらい曲げたか、手のひらはどのようであったか、できる限り細かく書く。(そもそも不可能だけれど)3.その細かく書かれた通りに動いてみる。1は左図、3は右図ということがわかる。そして3の動きは「ギクシャクして動きが分断されている」といえる。あがった時の動きの特徴は「一つ一つの動きがバラバラで、流れのない動き」である。ピアノの場合は「横の流れ」がなくなり「縦の動作」が普段より目立ってくる。これは「特定の部位が自然に打鍵」しているのではなく「社長が全員に指令をだし、全員が打鍵の動きを行う」からだと考えられる。また「一人で全員に指令を出すので、時間的に追いつけなくなる」ということ。また、「個々の動きの関連性が構...「あがる」問題をどう考えるか?その3

  • 「あがる」問題をどう考えるか?その2

    さて、このようなことから、普段から「あがりにくい」練習の考え方ができると思います。譜読みのときに「適材適所」をよく考える。熟練者は「ある課題」に対して「この部分をこのように使えばいい」ということをいわば「切り離して」考えます。「その部分に教えて任せる」という態度です。ところが、初心者は「ある課題」を「全員でやろうとしてしまう」ということがあげられます。ちょうど、子供がサッカーをするときに、全員がボールを追っていくような感じです。プロのサッカーは、各自役割が定まっていて、ボールが他の場所に行っても受ける人がいる状態です。Ⅰ.左の図・ある課題に対して、だれが担当するかを知っているので、そこにダイレクトにタイミングよく指令を出す。右の図・本来★が担当すべきことを、全員に指令を出してしまう。全員が「一つの動き」をする。...「あがる」問題をどう考えるか?その2

  • 「あがる」問題をどう考えるか?その1

    ①楽譜を見る。暗譜の場合は②から始まる。②情報を整理し、手指(ペダルの足も)演奏の運動指令を出す。③動きが楽器に伝えられる。④その動きが発音機構に伝達される。⑤音として発せられる。⑥またそれは演奏者にフィードバックされる。実際に多くのレッスン現場で注意を受けることは③が圧倒的に多いです。しかし②についてはもっと様々に変える可能性があります。また、④と⑤については、演奏者が作り変えることはできませんが、仕組みを知って②③に生かすべきです。③ばかりが先行すると②との兼ね合いがうまくいかずに、ズレや摩擦、軋轢が生じます。もう一度整理して考えます。すみません、またこの図です。いわゆる「あがる」はどこの問題か、ということです。いうまでもなく②から③にかけておこることです。本番で「練習、リハーサルと違うから」つまり④~⑥が...「あがる」問題をどう考えるか?その1

  • ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その2

    複数の声部がついついこのような意識の移し方をしてしまいます。2つの声が鳴り続けている、歌い続けている感覚。また、相手の音に呼応するということが大切だと思います。①の認識だと「上声、下声」のぶつかり合いや緊張がなくなります。②のようにそれぞれの音と他声とのぶつかり、が必要です。バッハ、インベンション6番BWV777(またこれかぁ、といわないでくださいね)当のドビュッシーは、アラベスクという言葉をJ.S.バッハの作品に対して使っています。このことは、アラベスクを弾く時のヒントの一つになると思います。ドビュッシーは、音楽院でその当時練習曲のように思われていたバッハの作品を、心をこめて弾いた、と伝えられています。「どちらかがメロディーで、どちらかが伴奏」というよりも、複数の線や模様が織りなす「風景」を楽しむ。ということ...ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その2

  • ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その1

    先日は、ベートーヴェンのピアノソナタ第12番をレッスンしていました。おそらく「はじめてペダル記号が作曲者の手によって書かれた」のは、この曲の第1楽章だと思います。初版を見ると「senzasordini」(ダンパーなしで、と訳します。sordino弱音器と訳されてしまうので注意)という表現で、上下に書かれています。この当時は「ひざペダル」の楽器だったので、いわゆる「ペダル」という表現ではなかったのだと考えられます。おそらく、上半分、下半分でダンパーが別れていたのだと思います。現代の「原典版」では、Ped.になっています。もっと初期のソナタを見ると、この上下別々のダンパーペダルがほしくなります。(ピアノソナタ第2番作品2-3第2楽章)右手はダンパーを上げて、左手はダンパーをおろして弾きたいです。そののちの、ロマン派...ドビュッシーのアラベスクについてもうちょっと・その1

  • 2020年 本年もよろしくお願いいたします。

    CD好評発売中:大竹道哉バッハ・リサイタル「主よ人の望みの喜びよ」シューマン「子供の情景・トロイメライ」お問い合わせはm-ohtake☆iris.ocn.ne.jpまで2020年本年もよろしくお願いいたします。

  • 例えばこのようなこと

    もう一度この図をご覧ください。以前も、問題にしたことがありますが、例えば生徒が臨時記号を落として、楽曲を弾いてきた。その臨時記号♯をつける。そのときに、例えばそこで転調が行われていて、臨時記号は「導音」だった。ハ長調の響きやハーモニーからト長調の響きやハーモニーに移ったことを、感じて弾く。「その臨時記号♯をつける」というのは③で行われます。「ハ長調の響き」から「ト長調の響き」に移ったことを感じるのは②でのことです。②感じることがあると「ト長調の響きの中に入れよう」として弾きます。感じないと、ただ♯をつけられただけ、前後関係や響きの構築が聴こえない音を、ぶっきらぼうに出します。③だけ直すのではなく、②がきちんとしているかどうかを考えていくのは「指導者の責務」です。これは「現場で聴かないとわからない」ことです。また...例えばこのようなこと

  • もう一度、この図を使って考えてみたい

    もう一度、この図を使って考えてみたい①楽譜を見る。暗譜の場合は②から始まる。②情報を整理し、手指(ペダルの足も)演奏の運動指令を出す。③動きが楽器に伝えられる。④その動きが発音機構に伝達される。⑤音として発せられる。⑥またそれは演奏者にフィードバックされる。レッスンの時に指摘していることが、どこのことなのか?を考えてみる。手の力を抜く。音の間違いや指使いをなおす。そこはcrescendoそこは指を立てすぎない。等々。③で起きることに集中していることがわかる。③を動かすのは②でどのようなことが行われているか。である。ピアノの先生に質問「生徒の演奏時に②で起こることについて、注意を向けていますか?」「今日のレッスンで②についての注意を生徒にしましたか?」もし②について注意が向けられていなかったら「大問題」です。③ば...もう一度、この図を使って考えてみたい

  • ブルーメンシュタインコンクールを聴いて

    アマチュアの大人の人のコンクールは、最近盛んになっていて、私もよく審査等で聴きに行くことも多いです。今回は、関西予選を審査させていただきました。いくつか感じたことです。私の生徒でも、趣味でピアノを弾き、このようなコンクールなどにも挑戦している人もいます。これらのことは、普段のレッスンの先生と相談しながら、できる範囲でやっていけるといいです。1.楽譜の「読み」は?楽譜の「音」を読んで、その音を「ただ並べる」のは、どうだろうか?作曲家は「演奏者が音を読んで、その表情や,まとまり、ハーモニーの変化などによる表情の変化を「わかっていてやってくれる」ものとして楽譜を書いています。それを「わかっていてやってくれる」ではなかったら、どうなるか?「手紙」に置き換えて考えればいいと思います。私は、Aさんが「こう書けば分かってくれ...ブルーメンシュタインコンクールを聴いて

  • 先日の記事から

    さて、先日のブログ記事→こちらですを書いて、自分で感じたことですけれど、今まで私が書いてきた記事の多くは「頭の中での問題」だと思います。何か、目的のために行動するには、そのプロセスをすべて埋めていかなければいけないわけです。どこか一か所でも「不通区間」があると、目的は達成できない。また、その「プロセス」によって「目的」の質は様々になりえます。「楽譜を読んでピアノを弾く」という場合、目から入った「音符」の情報は、どのように組み合わされ、どのように「運動」へと変化するか、その区間はいわば「見えない区間」です。この「見えない区間」で、何がどのようにやり取りされているかは「プロの見る目」=「指導者」が見ていく必要があります。また「見えない部分」を「可視化」して「考えたり工夫したりできる」ことも必要だとおもいます。生徒が...先日の記事から

  • 見えない部分・頭の中でどのようなことが行われているか?

    見えない部分・頭の中でどのようなことが行われているか?ピアノのレッスンの中で、今まで多く言われてきたことは「目に見える、外側のこと」が多かったと思います。私はそれに対し「頭の中のこと」を多くいってきました。図を使って整理したいと思います。過去の多くの記事と合わせてお読みいただけると幸いです。①私は、人間の脳の中は、①のようになっていると考えている。ここで「社長」としたのは、唯一、言葉で考えるセクションである。各セクション□には、身体の様々な部位がついていると考えられる。人間の「脳」と「各部位」は各部分必要に応じて、様々なネットワークを作るものと思われる。②「社長は言葉で命令する」ここでは「指使いを12345から1234123に変える」ということを、現場に命令する。③すると、社長と各部署がそれぞれ相談しながら、「...見えない部分・頭の中でどのようなことが行われているか?

  • ソルフェージュを使って

    いままで問題にした「ジグザグ読み」や、「ぶら下がり読み」です。これを防いで、より音楽的に正しく理解し、弾くためのエクササイズを考えてみました。「歌う」ことが使えないだろうか?ピアノという楽器はどうしても「音を出す瞬間」に気が行きがちで、音を出したらそのあと音の最後まで「聴く」ことがおろそかになりやすいです。上記の「ジグザグ読み」や、「ぶら下がり読み」も、出した音を最後まで聴き、次につなげる、という発想がありません。それによって「線」がズタズタになってしまう。さて、そこで「歌う」を入れてみる「歌う」場合青、赤の線どちらかしか歌えない。また、①~③のように、ジグザグに行ったり来たりできない。①~③のようにジグザグ読みしてしまったものを、特に左手パートを暗譜で(思い出しながら)歌ってみるといいです。これは、「読んだ音...ソルフェージュを使って

  • ピアノを弾くときに、ついつい次のような思考になりやすい

    ピアノを弾くときに、ついつい次のような思考になりやすいです。このような思考の流れは、ピアノを最初に弾いたときに、どうしても起きることのように思われます。この表に「ドドソソララソ」という「横の流れ」は入りにくい。これを「意味のある横の読み方」に促すのは「指導者の役割」といえます。つまり「ドドソソララソ」というまとまりを作ってから「一連の動きで繋げる」これが常態化すると、もう最後です。解決方法としてはつまり、ひとつひとつの音符を「弾く」という行為を「まとめる」努力が要ります。また、個々の動作を「まとめる」努力もいります。ここにどうしても「飛躍」が必要なのです。※は「ルートA」です。では、つながりを感じるためには、どのような方法があるか?です。1.歌ってみる2.音の上下に従って、膨らみをつけるこの二つは、有効だと思い...ピアノを弾くときに、ついつい次のような思考になりやすい

  • 譜読みのレッスンの必要性

    1日目「わ・・・がは・・いわね・・・・こであるな・・・まえ・・・はま・・だな・・・い」2日目「わが・・・はいわね・・・こ・・・・であるな・・・まえはま・・・だない」3日目「わがは・・・・いわねこ・・・・で・・・あ・・・るな・・・まえ・・・・はま・・だな・・い」いつになったら、読めるようになるのでしょうか?つぎのように弾いているかのようです。で、左手はこう弾いていたりして私は生徒たちが「ピアノの楽譜をこのように読んでいないか?」ということを危惧しています。このような「まとまりを欠いた」弾き方は「頭に入らない」「心に響かない」ので、上記の「1日目、2日目、3日目・・・」と同じことになっていきます。本を読むときに、「字が読めたら(発音がわかったら)本が読めた」と考える人は、ほとんどいないでしょう。つまり、「音を読んだ...譜読みのレッスンの必要性

  • 暗譜と譜読み=集中力のある練習につなげるためにも

    私は、レッスンの時に生徒が暗譜をしていなくても「楽譜を閉じて」弾くことを要求することがあります。これは「暗譜しているかどうか」よりも「生徒が何に気を付けているか?また、何に気を付けていないか」をはっきりさせるためです。普通、1カ月も同じ本を毎日最初から読んでいれば、最初の文章ぐらいは覚えていると思います。この読者の中には「平家物語」や「吾輩は猫である」「草枕」「雪国」なんかだったら、最初の一節ぐらいは言える人も多いと思います。さて、楽譜を閉じて最初の数小節のまとまりを弾いたときに「何を忘れるか?」です。例えば、最初の1,2小節は弾けても、まとまりのある終止形までたどり着かない。といった場合、曲を始めるときの「ひとまとまり、ここまで歌おう」という長いフレーズが、考えられていないときに起きます。また、内声を忘れる、...暗譜と譜読み=集中力のある練習につなげるためにも

  • チャイコフスキー:四季4月松雪草です

    チャイコフスキー:四季4月松雪草です。これは、音楽的には独奏楽器(Celloとか)とピアノの伴奏パートと考えるといいと思います。ついつい、一本の線で何とかしようとすると、譜例③のように考えてしまう。これで、メロディーの赤い音だけ大きく弾く、というのはどんなもんだろう?私は疑問を感じます。これは以前から指摘している「ジグザグ読み」「ぶら下がり読み」の一種です。「いくつかの異なった音のグループが同時に様々に存在する」ということを無視しています。「ピアノは合奏である」という発想そのものにも反します。メロディーは音から音へ膨らんでつながっていく。音が伸びている間の意識がなくなってしまう上記の譜面では、「メロディーの音」は出せても「豊かに歌う」ということにはならないです。譜例②を使ってCelloパートを歌いながらピアノ伴...チャイコフスキー:四季4月松雪草です

  • ショパン幻想曲 ヘ短調 作品49の一部です

    ショパン幻想曲ヘ短調作品49の一部ですよく見ると①と②ではペダルの位置が違います。これが、単なる「響きの違い」だけでなく、ショパンの音楽のかなり本質的な問題まで含んでいるように感じました。どちらが正しいか?ショパンは次のように記しています。この楽譜からは②が正しいということです。さて、ここでお話を止めてはいけないと思います。ショパンはなぜこのようなペダルを書いたのか?です。ここで、楽譜を4段にして、グループ分けをしてみます。②の楽譜のペダルは、以下のような楽譜を考えていたのでは?つまりショパンは「別のところから来る声」を考えていたのでは?ということです。実際は、次のように記されると思います以前、私が指摘したのは「ショパンの音符は、指(と足)が何を行っているかを楽譜に記した」です。(ただ、これを全面的に受け入れる...ショパン幻想曲ヘ短調作品49の一部です

  • メトロノームを使った特別な練習について

    様々な意見があるが、私は「一定の拍動」というものは、人間に自然に備わったものであると考えている。脈拍や、歩くこと、走ることなど、一定の拍動を思わせる事項は多い。さて、実際に楽曲でのメトロノームの使用についてですが、演奏されるよりもゆっくりのテンポで行うと良いです。実際に演奏されるテンポは「間や動き」が微妙にあり、一定のテンポに聞こえても、そうではないことがあります。演奏時のテンポよりも幾分ゆっくりすると、その微妙な間や動きは少なくなります。メトロノームを使った特別な練習についてメトロノームを使って①②③をやってみます。①=60、②=30、③=15でやってみました。②③はテンポをとるのが難しくなってきます。特に③は、よほど自分の中に正確なテンポがなければいけなくなってきます。(1分間15という数値を持つメトロノー...メトロノームを使った特別な練習について

  • 音に気持ちが乗っていない

    今年も、コンクールの審査をさせていただきました。以前より格段にレベルが上がってきたと思います。特に「極端に何かができていない」という参加者は、ほとんど見受けなかったです。さてそれで、今年何度も講評用紙に書いた文言に「音に気持ちが乗っていない」というのがありました。これは、多くの方に共通の問題をはらんでいて、私自身も気をつけなければいけないし、反省もあるので書いておきたいと思います。このようなことが起きるのは、だいたい小3ぐらいから小6あるいは中学生までも、です。特に古典派のソナタなどに多く聴かれました。1.いわゆる「伴奏」部分が単にのっぺりしていて、ハーモニーの変化に対応していない。2.1にも通じるが、左手のハーモニーを作る和音などが、おざなりにただ弾かれている3.スケールやアルペジオが、ただ「タカタカ」弾かれ...音に気持ちが乗っていない

  • 演奏をどう直していくか?

    楽曲の旋律線が、本来Aのような形であったとする。しかし、Bのように演奏されていた。そこでCの赤線のように、つながらないところをつなげて、低い部分を持ち上げる。このような方法が考えられます・しかし、それは対処法であり、場当たり的な直し方であると思います。もし、短い曲で音の数そのものが少なかったら、Cのような方法で全部を直していくことも考えられます。また、ある特定の部分など、一部分でしたらできないこともないでしょう。しかし、それが全体となるとどうでしょうか?私が「これは問題だな」と思うのは、いつでも生徒はBをやってきて、先生がCのように隅から隅まで直す場合です。生徒のほうは「Aの形にする」ということを理解しないまま、Cをやっていく。これはいわば「福笑い」です。形を作っていく張本人(生徒)が全体の形Aを把握しないまま...演奏をどう直していくか?

  • 「左手がうるさい!」

    ピアノのレッスンで、左右のバランスがよく取れていないことがあります。そこでどのように考えればいいのか。です。いろいろ考えられます。「左手がうるさい」「左手をもっと静かに」「左手を小さく」・・・など、言われると思います。さて、ここで気を付けなければいけないことは「楽曲の中でその左手も役割を担っているということ」です。つまり、作曲家は「左手のパートがいらないのだったら、その左手は書いていない」はずです。これはいつもいつもの答えではないのですが、わりと私が多く使う言葉は「左手は、右手を聴いてあげて」ということがあります。つまり「左手が独立した人格を持った奏者」とみなして「その楽曲に積極的に参加する上での弱音」であり、また「ただ小さいだけでなくそのハーモニーや音形、進行や役割などに応じて変化する」ということ。また「左手...「左手がうるさい!」

  • シンフォニアのソルフェージュ・続編

    続き←前回はこちらです。前回のようなエクササイズを行った後に、例えばフランス組曲5番アルマンドを弾いてみる。ここで、例のエクササイズを行ったことにより、演奏者自身の中に「この曲の内声を歌うとどうなるだろうか?」という「気にする」気持ちが起きつつ、譜読みをしていることが多い。すると、下声と、内声をはっきり分けて認識しようとする。今までどうしてものようにとらえがちだったのが、「内声の歌い方」をちょっと気にすることにより、分離し独立する。また、この「分離、独立」は「自由」をもたらすことになる。このような発想、またこれを受け入れる読み方だけが正しい。下声は、長いゆったりした歌を歌おうとしている。内声は、シンコペーションをはさみながら、行ったり来たりしている。それぞれのパートの「音が行きたい」方向が、この認識によって表現...シンフォニアのソルフェージュ・続編

  • 先日のレッスンで

    小6の生徒のレッスンで、私はこのようなことを言った・「ここの箇所、あなたの弾いているのはテンポは正確なんだけれど、あえて「テンポを正確に弾こう」と思って弾いてみて!」そうすると、そこの箇所の音の緊張感が、見違えるように変わって、思い通りの音になりました。さて、ここで考えてみます。1.ただ何となく○○である音。2.○○にしようと強く思った音。なんとなくここにある音。絶対ここに置こうと思った音1と2とは、音の持つ緊張感が違います。その曲のシチュエーションのなかで、どの程度の緊張感が必要か?そこまで指導者が聴き取る必要があります。もちろん、1も必要だと思います。このようなことは、強弱でもよくあります。「ここ、あなたの演奏はピアノになっていたけれど、ここであえて『ピアノにしなくちゃ』と思って弾いてみて!」それによって「...先日のレッスンで

  • バッハ:シンフォニアのソルフェージュ

    シンフォニアを使って、ソルフェージュをしてみました。その考察です。上声、下声をピアノで弾いて、内声を階名で歌う。というのをやってみました。まず、次のようなことが考えられます。1.ピアノの音は「音を出す瞬間」に最も注意が向けられる。往々にして音の最後まで演奏者は注意を払わないことが多い。2.声は、継続的に出さなければいけないので、音の長さ、その音の最後まで、さらに次の音へのつながり、受け渡し方などを意識しないと歌うことができない。例えば、次のような場合、ピアノで弾く場合、「音を出す瞬間」に注意が向くことが多いです。その結果、思考は赤〇を順に追っていくようになってしまいます。ついつい、以下のように考えてしまいます。これはいつも私が批判している「ジグザグ読み」や「ぶら下がり読み」だといえます。本来「書かれていない形」...バッハ:シンフォニアのソルフェージュ

  • 梅の会 主催 公開レッスン

    ♯東京♯ピアノ♯レッスン東京で、7月6日(土)公開レッスンをします。"大阪音楽大学講師の大竹道哉先生をお迎えして、公開レッスンを行います。コンペ前にいかがでしょうか。【日時】2019年7月6日(土)①10:00~11:00②11:00~12:00(休憩40分)③12:40~13:40④13:40~14:40(休憩10分)⑤14:50~15:50⑥15:50~16:50【受講料】レッスン生:10,000円/枠(スタジオ利用料含む、他のレッスン聴講無料)。聴講生:500円(全時間帯通じて聴講可)【会場】※ピアノ1台です。ヤマハC3X。門前仲町駅から徒歩5分個人運営サロン※住宅街の中の個人の方の運営施設につき、お申込みの方に詳細な場所をご連絡いたします。【お申込み方法】①レッスン生(全6枠)以下の内容をumenoka...梅の会主催公開レッスン

  • ピアノリサイタル・ベートーヴェンの午後

    大竹道哉ピアノリサイタル2019年6月1日(土)午後3時日本基督教団飯盛野教会兵庫県加西市段下町880TEL/FAX(0790)48-3326駐車場あり入場料:大人2,000円高校生以下1,000円♯ベートーヴェン♯熱情♯ワルトシュタインベートーヴェン1770-1827Beethoven,Ludwigvan・創作主題による6つの変奏曲Op.34ヘ長調(1802)・プロメテウスの創造物の主題による15の変奏曲とフーガ(エロイカ変奏曲)Op.35変ホ長調(1802)・ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」Op.53ハ長調(1803)・ピアノ・ソナタ第23番「熱情」Op.57ヘ短調(1804)お問い合わせ:TEL(080)3038-8671・FAX(078)938-1005メールm-ohtake@iris.ocn...ピアノリサイタル・ベートーヴェンの午後

  • 魔法?

    先日、北陸のN先生のお宅に行き、子供たちと先生のレッスン、それと、ミニコンサート(にしてはずいぶん弾いたなぁ)をしてきました。N先生にはレッスンで行ったことが「魔法魔法」と書かれて言われたしまいましたが、決して魔法ではありません。魔法が使えるぐらいだったら「世界中から貧困と飢餓、戦争内乱等」をなくしていると思います。f((+_+))さて、まずは「ブルグミュラー:25の練習曲狩」についてこれは、馬の走る描写と、狩りのホルンの模倣だということは知られています。特に8分の6拍子。馬が走るのは「跳ね上がります」拍子をとるときよく「下向きに」手をたたきますが、それは西洋音楽にはあまり合わない。騎馬民族の表紙の取り方は、跳ね上がる、放り上げる感じです。手を上に向けて、紙風船を上に「ポーンポーン」と飛ばすように拍子をイメージ...魔法?

  • より良い譜読みのためのエクササイズ・追記

    ところで、なぜ、歌うことによって「ジグザグ読み」が解消されるのか?たとえば、ペッツォルトのメヌエットを、次のように読んだとします。典型的な「ジグザグ読み」「ぶら下がり読み」だといえます。これでは、左手の横の流れが消えてしまいます。歌うには、声を出し続けなけばならないので、この線のような集中力ができる。右手はもともと「メロディー」として線を認識しいやすいので「左手を歌う」「右手を弾く」ことが最も「ジグザグ読み」からの決別になりやすいと思います。左手の「線」を意識しないと、左手は歌えないからです。上級のエクササイズとしては、3声・シンフォニア上声・下声を弾きながら、中声を歌う。これを暗譜で行うと、格段に頭脳の整理がはかれます。ここで書かれたものの応用や、他の方法も考えられます。人間は「同時に複数の考えが持てる」能力...より良い譜読みのためのエクササイズ・追記

  • より良い譜読みのためのエクササイズ

    いままで「ジグザグ読み」や「ぶら下がり読み」をかなり批判してきました。これには相応の理由があり「楽曲の解釈以前の大問題」だからです。今、皆さんは私の文章を「横に、左から右に」読んでいらっしゃると思います。楽譜も「横書き、左から右」に進んでいきます。ところが「ジグザグ読み」や「ぶら下がり読み」は、これをぶち壊してしまいます。私のこの文章を「右から左」や「縦」に読んで、理解できる人は、おそらくいないと思います。「ジグザグ読み」や「ぶら下がり読み」は、特定の「横書き」パートを「横に読まずにズタズタに切り刻んでしまう」読み方です。ではなぜ、「ジグザグ読み」や「ぶら下がり読み」が起きるのか?それは、ピアノ(鍵盤楽器全般)は、複数の音を同時に出せるからです。その「複数の音をどのように整理し、理解するか」が、本当の「譜読み」...より良い譜読みのためのエクササイズ

  • 大竹美穂クラス・開講

    大竹美穂クラスが、開講します。月曜日・木曜日・土曜日にレッスンします。レッスン場所は、JR魚住駅から徒歩3分こちらです初心者から、大人まで一人一人と向き合ったレッスンをモットーにしています。「ほんものに触れてみたい」「基本になることをきちんとしておきたい」「長くピアノを続けたい」長くピアノを続けていく生徒が多いです。お問い合わせはm-ohtake☆iris.ocn.ne.jp080-3038-8671まで大竹美穂クラス・開講

  • ピアノの楽譜は

    ・シューマンの場合:まず、次の楽譜をご覧ください。交響的練習曲作品13第2版※ピアノソナタ第3番第2楽章第2版シューマンは、全音符ひとつにを書いています。音量的には実現不可能です。さて、私はレッスンで「矛盾した指示」を出すことがあります。その一つに「長い音にを感じる」ということがあります。ピアノという楽器は「音を出したら減衰していきます」これは、オーケストラの構成楽器を見てみると、打楽器とハープぐらいなものです。ですからこの特性はいわば「楽器の中では少数派」であるといえます。さて、ピアノを弾いている人に多く見られるのが「伸ばしている音に対する注意力がなくなる」ということ、よくバッハなどでは「オルガン点」と呼ばれる長い音がある。これを伸ばして和声の支えにしてなおかつ、次の和声の変化につなげなければならない、このよ...ピアノの楽譜は

  • できない原因

    私がレッスンをやっていると、生徒が「できない部分や事項」があったりします。すると、こちらが何か言う前に生徒が「もっと練習して出直してきます」といわれてしまうことがあります。特にピアノの先生をされている年配の方に多いです。おそらく、若いころのレッスンでは「できない」→「だめ」→「練習不足」→「出直し」これが延々と・・・・・・・。という紋切り型のレッスンであったのだと思います。「できない」のは「練習不足」ではなく「方法や考え方」がうまくいっていないから。このまま出直されても「前と同じ方法」で「できない状態」を繰り返してしまう。また、特定の原因『指が動かない』『脱力ができていない)』などの『いつもの理由』にしてしまうことも多いようです。これは「日本の一般的な過去のレッスンの形態」の弊害だと思っています。詳しくは岡田暁...できない原因

  • よくない作品は・・・

    これは、難しい問題だとおもう。なにが「よくない作品」かを見極めるのは、主観が入ってしまう。しかし、いくつかは上げることができる。・特定のパート(伴奏部分)などが、延々と変化しない、また和声上の工夫がない。・伴奏だけ弾くと、和音展開が唐突だったりおざなりにⅠ-Ⅴだけだったりする。・また、それらを補佐する音楽上の意味がなかったり、リズムが単調だったりするなど、指導者はこれらのことに用心しなければいけないと思う。というのもこれらの作品で「楽に考えずに弾ける」傾向のあるものが多いからである。つまり「考えたり工夫しなくても弾けるパート」があり、それを繰り返すと「考える必要がある曲を弾いても、考えたり工夫したりしなくなる」からである。これらを延々と弾いていると「特定のパートを、ただ無表情で弾く」ことに陥る。これは、ベートー...よくない作品は・・・

  • ショパン:バラード第1番

    ショパン:バラード第1番以前から気になっていた、伸ばされた音。(譜例1)この赤○は、バッハの平均律第1巻第1番前奏曲(譜例2)からヒントを得たのではないのだろうか、と私は考えている。ところで、バラード第1番の上声を取り除いた楽譜を書いてみた。すると、以下のような空白ができる。(譜例3)その空白を以下のように埋め合わせてみた。(譜例4)つまり、この「伸ばされた音」は、内声の一部であるということ。以下のようなつながりが見える。(譜例5)(譜例6)のようなとらえ方ができるのではないだろうか?譜例6の下2段を弾いてみる。その表情の変化は、やはりショパンのものだと思う。「ハーモニーを歌う」ことを忘れてはいけない。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆生徒募集のお知らせ兵庫県明石市JR魚住駅徒歩3分今まで「日々雑感」で書いているこ...ショパン:バラード第1番

  • 二分の二拍子、四分の四拍子ではない!

    ベートーヴェンのピアノソナタ、第1番、第9番それぞれの終楽章です。ここで、ベートーヴェンは「二分の二拍子」を使っています。四分の四拍子と、何が違うのか、実際の演奏では、その音にはっきりした違いがどのように出るのか、考察していきたいです。また、この考察が、他の様々な音楽の場面で、応用できるかもしれないです。さて、出だしの四分音符二つに注目、四分の四拍子で弾いた場合と、二分の二拍子で弾いた場合と、違って聞こえます。これはなぜか考察してみます。右手はどちらも、「1と」が休みで「2と」から入ります。右手の四分音符は「1と」の「と」に準備されます。ここが重要で、もしこれが4分の4拍子だったら「1234」の「2」に準備されます。「と」のほうが「不安定」です。このために「と」で準備されるほうが「緊張感・緊迫感」があります。こ...二分の二拍子、四分の四拍子ではない!

  • 「哲学的な音」―言葉と音楽を結びつけるために―

    だいぶ昔のネタで申し訳ないと思っていますが、あるピアニストの本に「ある時レッスンである先生が「バッハは哲学的な音で弾かなければならない云々・・・」と言った。そこで生徒が「では哲学的な音とは?」と聞いたら、先生は怒って生徒を36回?叩いた」という話。「ピアニストという蛮族がいる」中村紘子より━━━━恐るべきことは、今日でもこうした「お師匠さん」タイプのピアノの先生が、決して絶滅したわけではないことだ。ついこの間も、関西のある高名な先生の弟子だった女性が、その先生のところをやめたきっかけは、レッスンでバッハを聴いて貰ったところ、「あんたはもっと哲学的な音を出さなくてはいけない」と評するので、思い切って「ではどうやったら、そのような哲学的な音を出せるのでしょうか、弾いてみて下さいますか」と言ったところ、なんとたて続け...「哲学的な音」―言葉と音楽を結びつけるために―

  • またこの曲か?

    またこの曲か?と思われるかもしれませんが、この曲は、構造上説明がしやすい。他の曲には応用してこのアイデアを使っていただくということで、ご容赦ください。さて、メトロノームを出して「付点4分音符=30」※に合わせます。機械式のメトロノームでは40までしかないので、電子メトロノーム、もしお持ちでなければ、スマホでアプリをダウンロードすればできます。Facebookに動画を掲載します。→こちらそして、片手ずつ弾いてみます。どちらかといえば、左手から弾かれることをお勧めします。そのとき、どの瞬間にどのようなことを考え、どのような動きをしているか、という自己観察をするといいです。まず、30のテンポを正確に三等分することだけでも難しい。つまり、赤□の部分だけでも、結構テンポにはまらない。そして「正確なテンポに集中」その精度を...またこの曲か?

  • ピアノの教則本を選びに楽譜屋へ行った

    教則本を問題にするときに、いつもその「入り口」が問題になっているように思う。でも「教則本の出口」についてもっとよく考えられてもいいのではないだろうか?初めてピアノに触れる生徒が、その教材を有効に使っていく。そして勉強していく。それから「教則本」を卒業する時に「次につながって」行くだろうか?また、このような「次へつながる」視点で教則本が点検されているか、また私たち指導者が「次につながるように」意識して指導しているだろうか?とふと考えた。常識的に見て「いつまでも教則本」というわけにはいかない。様々な様式や楽曲をより深く見ていくための準備になりえるだろうか?ただ「漫然と順番に教則本を弾いていく」のではなく、レッスン中にその「先を見る」ことを必ず心の隅に置きたいと思う。先日、勉強会を行った「ソナタの会」この会に参加する...ピアノの教則本を選びに楽譜屋へ行った

  • 子供のころのピアノのレッスンの中で「自分の音を聴き、自分で考え工夫する」ということがされているだろうか?

    先日、大阪音楽大学「ピアノ×未来」の中で、仲道郁代先生は、初めてベートーヴェンと向き合うピアノ学習者、小学生や中学生に「指導者と一緒に一つ一つのことを考えていくこと」を提言されておりました。でも、初めてベートーヴェンを弾くことになって「じゃあ、一緒に考えましょう」などと、いきなり切り出すわけにもいかないでしょう。そもそも、指導者が演奏や練習、指導のときに「生徒とともに考える習慣や方法」を持ち合わせているのか、ということだって言えます。「子供のための曲」ということにも、ある種の問題があります。「子供のための曲」や「ソナチネ」の中には、作曲者によって「このようなことを書くと、子供の演奏では難しいから易しくしておこう」という配慮があることがあります。そうすると「考えなくてもある程度の形にはなる」こともあります。しかし...子供のころのピアノのレッスンの中で「自分の音を聴き、自分で考え工夫する」ということがされているだろうか?

  • 2019年3月3日ベートーヴェンの午後・101年目のドビュッシー

    2019年3月3日コンサートをします会場:B-techJapan新大阪大阪市淀川区宮原2丁目14-4MF新大阪ビル1F第1部午後2時「ベートーヴェンの午後」第2部午後4時「101年目のドビュッシー」各部2000円通し3000円25名限定なので必ず予約をしてくださいm-ohtake☆iris.ocn.ne.jp携帯:080-3038-8671出演:大竹道哉奧谷圭子(連弾)Ⅰ.ベートーヴェンの午後午後2時開演ベートーヴェン:ワルトシュタイン伯爵の主題による4手のための8つの変奏曲WoO.67ハ長調Beethoven,Ludwigvan:8Variationenfur4HandenubereinThemadesGrafvonWaldsteinC-DurWoO.67ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲Op.34ヘ...2019年3月3日ベートーヴェンの午後・101年目のドビュッシー

  • 東京・吉祥寺でミニコンサートとレッスン

    ミニコンサート【日時】2019年2月23日(土)10時00分開場10時30分開演(終了11時45分見込)【会場】ピアノスタジオノア吉祥寺武蔵野市吉祥寺本町2-5-10B1Fコンサートサロン【入場料】2,000円※30席限定、予約制当日、主催者あてお支払ください。【内容】・バッハ:イタリア協奏曲・ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番ハ長調(ワルトシュタイン)・ドビュッシー:前奏曲第1巻他13時から公開レッスンもあります【お問合せ・ご予約先】Facebookの方は、大竹道哉メッセンジャーでお願いいたしますお持ちでない方はm-ohtake☆iris.ocn.ne.jpまで☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆生徒募集のお知らせ兵庫県明石市JR魚住駅徒歩3分今まで「日々雑感」で書いていることを応用したレッスンを行っています。ま...東京・吉祥寺でミニコンサートとレッスン

  • 芸術へ結びつかなくなる

    バッハ・ピアノリサイタル「主よ・人の望みの喜びよ」好評発売中CDのお問い合わせはm-ohtake☆iris.ocn.ne.jpまで「何が芸術であるか?」を語るのは難しいけれど「これをすると、確実に芸術ではなくなる・芸術へは結び付かなくなる」ということは、言うことができると思います。演奏の場合、「作曲家がこだわって書いたであろう」ことを「安易に無視する」ことによって「芸術ではなくなる・芸術へは結び付かなくなる」ということは言えます。そのようなことは、普段のレッスンの中で「極力、避けなければいけない」ことだと思いますし、少なくとも「指導者はそのことを熟知する。やむを得ない、たとえば生徒の理解力や演奏力、総合力が足りないなどの理由で安易な方法をとる場合も、指導者はそのことを自覚すべきだ」ということが言えます。「これこ...芸術へ結びつかなくなる

  • 数えること

    「数える」というのはとても重要なことだと考えられる。普通「拍子を数える」ということに終始しがちだが、「小節数を数える」ことを考えてみる。拍子は、「各小節で拍子の最後の数字まで行く」つまり「1,2,3,」や「1,2,3,4」だったりする。そこで、人間の心理は「3の次は1」「4の次は1」ではないので、どうしても「小節ごとに止まってしまう」ことが起きる。「小節数を数える」と「フレーズの最後までをひとまとまりにできる」するとさらに新しいまとまりを数えることができる。次の譜例のようにそれぞれのパートで数えることも、考えられる。「鍵盤楽器」で「一人で弾く」という考えに固執すると、このような考えは出てこないが、ヴァイオリンとチェロの二重奏のような場合では、当然このようなことは普通に行われている。どちらが音楽として豊かになる可...数えること

  • メトロノームと依存問題

    「一定のテンポ」を保つことは、音楽にとって必要であると思います。「一定のテンポ」は「歩く」「走る」「心臓・脈の鼓動」など、自然な私たちの身体に結びついていて「人間的、自然的」だといえると思います。踊りのステップなどにも「一定のテンポ」があります。この「一定のテンポ」は、以前書いたように「安心感、安定感」とともにあり、場合によっては「強迫感」を呼び起こすこともあります。つまり、表現の上で必要なものです。また「一定のテンポ」があってこそ「そこから速くなる、遅くなる」が出てくるわけです。さて、よく「一定のテンポ」がとれない場合があります。ここで「メトロノームを使うか使わないか」様々に論争されていると思いますが、一つ、大事な点を逃しているのではないでしょうか?メトロノームをかけて練習します。さてそこで、メトロノームは必...メトロノームと依存問題

  • 「左手の緊張感・休符が入っても続いていく」

    先日、チャイコフスキーの「新しいお人形」左手パートにこだわってみた。そのほかにもここ数日、レッスンで気になったパートがある。この左手のパートだけを取り出してみる。休符で緊張感を失わずに、フェルマータまでを一つのまとまりに聞かせるのは難しい。しかし、この左手が機能しないと、曲の持つ緊張感の持続が崩壊してしまう。これなども、左手だけを取り出してみると、正しいリズムとタイミングだけでなく、和音の位置関係や、Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ-Ⅰといったカデンツの緊張と弛緩を正確に表して、8小節目の頭にたどり着くのが難しい。どちらのケースも、左手が「右手のここに合わす」という感じで弾いてしまうと、緊張感のない、たるんだ表現になる。つまり、左手は左手で「準備をするタイミング」を知っておかないといけない、ということである。「片手練習」では、このよ...「左手の緊張感・休符が入っても続いていく」

  • してはいけない「ぶら下がり読み」

    多くのピアノ学習者がポリフォニーで躓くのはなぜだろう?と考えたときに「これだ!」というのがあります。それは「ぶら下がり読み」これについては、以前にも書きましたが・・・たとえばこの曲をこのように考えます「右手レのとき、左手シの♭、右手ラのとき、左手ド」と読んでしまう。これは、初歩の人に「あるある」かもしれません。これは「二つの声部」を一つの頭で処理する、ということです。この曲はいわばViolinとCelloの二重奏なわけで、上図のような考え方でCelloの人が弾くと、タイミングも悪く、つながりやまとまりがなくなってしまいます。一人で弾いても複数の頭で考えることが必要「初歩のぶら下がり読み」は、その楽曲そのものの上達も限度があり、そのままいろいろな曲をやっていくと、必ずあるところではっきりした弊害が出ます。たとえ、...してはいけない「ぶら下がり読み」

  • 「ハイフィンガーがいけない」といわれたところで・・・

    「昨日までこれが正しかった」というのを、今日になって「それは間違っています」明日からぱっと変えられるものだろうか?また、自分ができなくてもやってみなくても、セミナーなんかに通って、人から聞いた話だけで、生徒に自信を持って指導できるだろうか?単に、ハイフィンガーを直すだけでなく、新たに得たタッチで、様々な音色や様々なパッセージを豊かな表現とともに弾けることを証明できなければ、何もできない。ハイフィンガーやっていてそれいけないからって、指を伸ばして弾いてみれば「ハイできました」というほど簡単だったら、そもそも「ハイフィンガー」がそんなに根深い問題だとは思わない。立てる指を伸ばしたところで、伸ばした指先の感覚は、「ハイフィンガーをしている間に潰してしまっている」と思われる。ちょっとみでさえ「ピアノと自分がここで切り離...「ハイフィンガーがいけない」といわれたところで・・・

  • 2018年10月14日 大竹道哉公開レッスン 主催者: 梅の会

    10月14日大竹道哉公開レッスン主催者:梅の会2018年10月14日(日)11:00〜21:00ピアノスタジオノア吉祥寺店〒180-0004東京都武蔵野市吉祥寺本町2−5−10JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩10分詳細【本欄をタップして全てお読みください】【概要】大阪音楽大学でピアノを教えていらっしゃる大竹先生によるマスタークラス(公開レッスン)を開催致します。聴講のみも可能ですが、会場があまり広くないため2名程度とさせていただきます。(レッスン生は他の聴講自由。)【受講料】レッスン60分12,000円(スタジオ代含む)聴講のみ500円で全レッスン聴講可能※受講料には会場費が含まれます※聴講は入退場自由※レッスン生は他の全てのレッスンを聴講可能【会場】ピアノスタジオノア吉祥寺店(2台ピアノスタジオ)【募...2018年10月14日大竹道哉公開レッスン主催者:梅の会

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