宅地建物取引士試験・管理業務主任者試験の科目の内容(過去問の解説等)を中心に情報を発信します。
最近の宅建試験・管業試験は、単に法律の条文を暗記するだけでは解けない問題が多くなっています。事例を解決するために条文の解釈が求められています。そのため長文の問題が増えています。このことは受験者の国語力・文章の理解力が試されているということです。日頃から長文の問題・解説を読んで、慣れる必要があります。そのための力になればと思い、このブログを作成しています。
2021年1月
【問 6】 マンションの管理組合Aとマンション管理業者Bとの間の管理委託契約が、Aの責めに帰する事由がなく、Bの債務不履行を理由として解除された場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。1 Aは、この解除の意思表示を撤回することができない。2 AB間の管理委託契約の解除により、Bが、Aに対して、受領した金銭を返還する 義務を負う場合は、Bは受領した金額を返還すればよく...
【問 5】 Aがマンション管理業者Bの代理人と称して、マンション甲の管理組合Cとの間で管理委託契約(以下、本問において「本件契約」という。)を締結したが、Aは代理権を有していなかった場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。1 CがBに対し、相当の期間を定めて、その期間内に本件契約を追認するかどうかを 確答すべき旨の催告をしたが、当該期間内にBから確答を得られなかった...
【問 4】 マンションにおいて不法行為が発生した場合に関する次の記述のうち、民法及び区分所有法の規定並びに判例によれば、正しいものはどれか。1 マンション甲の管理組合法人でない管理組合Aから甲の外壁の修繕工事を依頼され た施工会社Bの従業員Cが、建物の周囲に足場を組んでいたところ、その部品が外れ て落下し、通行人Dが負傷した場合には、Aが損害賠償責任を負う。2 マンション乙の外壁のタイルが落下し、...
【問 3】 Aが所有するマンションの一住戸甲の売却に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。1 成年被後見人であるAが、甲を第三者に売却した場合に、Aが成年後見人Bの事前 の同意を得ていたときは、Aは、甲の売買を取り消すことができない。2 行為能力者であるAが、Cを代理人として甲を第三者に売却した場合に、代理行為 の時にCが被保佐人であったときは、Aは、Cの制限行為能力を理由...
【問 2】 マンションの区分所有者Aは、リフォーム会社Bとの間で、住戸内の浴室をリフォームする内容の請負契約(以下、本問において「本件契約」という。)を締結したが、この場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。1 Bの施工ミスにより浴室から水漏れが生じていても、修補が可能な場合には、Aは Bに対して、直ちに代金減額請求をすることはできない。2 Bの工事完成前に、Aが破...
令和3年1月22日(金)に、令和2年度の管業試験の合格発表がある。あと1週間に迫っている。そこで、民法の問題(問1~問6)について解説をします。それは民法の問題についてもミス問題(問5)があるので、昨年管業の講義をした者として黙って見過ごすことはできないからである。私の知る限りこのミスを指摘している人は知らない。だから、ミスはなかったものとして採点されているのではないかと危惧している。そこで、発表の前に...
2021年1月
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