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2014/10/06

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  • 「2025年5月31日 北海道日本ハムファイターズ対埼玉ロッテマリーンズ」(1/2)

    2025/5/31・本当なら母親と兄と一緒に観戦予定だったが、諸事情で親と兄が来られなくなって一人観戦。残念。・だからというわけではないが、新札幌から間違えて特急に乗ってしまい、千歳までオーバーランしてしまう。・駅員さんと相談しつつ、北広島に戻る。大幅なロス。駅から球場まで歩く。結構暑い。・「遠軽から来ました」タオルでテレビに映ったら実家の人たちが喜んでくれるかなとオフィシャルショップを覗いてみるが、遠軽が見つからず。ネットショップにはあったのに。・過去二回の現地観戦はいずれも敗北。首位とは言え、今の日ハムの調子はあまりよくない。特に打線がひどい。・ただ、昨日は珍しく良い流れで加点していたので復調の兆しはある。今日は勝つものとだと思い込む。・席はおなじみの内野一塁側三階席。同じブロック内の中では前のほうな...「2025年5月31日北海道日本ハムファイターズ対埼玉ロッテマリーンズ」(1/2)

  • 紋別旅行[3](アザラシランドなど)

    2025/5/26・頃合いを見てアザラシランドに移動。・こちらは餌やりタイムの見学のみ。餌やり体験なし。・実際間違える人が多いのか、入口のところに「餌やり体験はシーパラ」という貼り紙。実際まぎらわしい。・ランドのほうにはアザラシが20頭いる。にぎやか。晴れてきたので、多くのアザラシがプールの端にのぼって日向ぼっこをしている。そして、後ろの鰭を地面のつけないように持ち上げている。腹筋が疲れそう。・鰭部分は暑さ寒さに敏感だろうから、アザラシでも冷たいコンクリ部分には触りたくないのかも。・柵越しとは言え、すぐ近くにアザラシを見られるのはうれしい。向こうも慣れているのかそんなに気にした様子もなく、まどろんでいる。・総選挙企画があったようで、飼育されているアザラシの顔写真の一覧がキャッチコピーとともに貼りだされてい...紋別旅行[3](アザラシランドなど)

  • 紋別旅行[2](アザラシシーパラダイスなど)

    2025/5/26・雨も落ち着いてきたのでカニの爪のところまで行く。写真では見たことあるけど、あれを海に浮かべていたのは本当にどうかしていると思う。だからこそ紋別のシンボルとして機能している。・人工海水浴場ホワイトビーチを横目に移動。堤防で仕切られているように見えるのに波はある。風なのかな。・各施設の名称の関係性がよくわかっていなかった。・たぶん「とっかりセンター」は「アザラシシーパラダイス」と「アザラシランド」の二か所に分かれている。・どちらもアザラシの保護や飼育のための施設だが、どちらかと言うとシーパラのほうが展示、ランドは保護の比重が高い…ような気がする。違ったら修正するかも。・餌やり体験ができるのはシーパラ。役割的にはエンタメ寄りなのに、思いのほか敷地が狭く、アザラシは三頭のみ。プールも雄雌ひとつ...紋別旅行[2](アザラシシーパラダイスなど)

  • 紋別旅行[1](北海道立オホーツク流氷科学センターGIZAなど)

    2025/5/26・とっかりセンターが気になって帰省ついでに紋別。・中心部からはやや離れているものの、オホーツクタワー近辺は観光スポットが集まっていて一度で見られる。・早めに到着したし、小雨が降っていたので、予定になかったオホーツク流氷科学センターGIZAに入ってみる。・立ち上がる巨大シロクマの剥製に迎えられる。後ろのレリーフが迫力を強く後押ししている。・常設展とドームシアターのチケットで750円。高いのか安いのかよくわからない。・なぜか入ってすぐのところにメガネを乾かす機械があったので、雨でぬれたメガネに使ってみる。・流氷関連の展示が中心。流氷とは何か、流氷のできかた、ガリンコ号の仕組み、北極と南極の探索の歴史、マイナス20度の極寒体験。・稚内の時は南極だけだったし、南極に比べて北極はあまり意識してこな...紋別旅行[1](北海道立オホーツク流氷科学センターGIZAなど)

  • Al Loubher『ザ・ドールメーカー』

    2025/5/26死んだ人の魂を人形の移す仕事の人が、子供を失ったとある夫婦からの依頼を受ける話。ジャンルは、『笑ゥせえるすまん』や『アウターゾーン』あたりが近い。そのあたりの定型を利用にして、たった10分でうまくインパクトある展開を作っている。お約束と思われている要素が伏線にもなっていらところがうまい。生々しい人体と人形が瞬時に切り替わるシーンは、映像作品らしい効果を発揮している。マンガや演劇だと、抽象が多めに入ってくるのでたぶんここまで生々しくはならない。人形自体もいい感じに不快で、不快感をあおる食事シーンも効いている。一番頭のおかしいい人は誰なのか。二回見るとその人の頭のおかしいっぷりがいっそう際立ってくる話だった。AlLoubher『ザ・ドールメーカー』

  • College Humor『スカイプCEO』

    2025/5/26SkypeのCEOが自ら出演し、プロモーション映像を撮ろうとするが、後発の類似サービスにキレ散らかす話。話なんだろうかこれ。たぶん同型の似たようなコントはたくさんあるけど、題材の採り方がセンスなんだと思う。全然詳しくない自分でも、言われてみればたしかにコロナ禍の前後でskypeという言葉を聞かなくなったような気がするし、zoomやteamsのほうがより浸透している。あとで確認したらskypeもteamsも両方マイクロソフトだったので、そこまでいがみ合うような関係性でもないような。唐突に「ディカプリオ!」を連呼したり、諦めきったように「オレオだってパクリだった」とつぶやいたり、全体的にわりとテンション芸だった。いちいちやり直すBGMが意地悪。これくらいならニヤニヤしてみることができるんだけ...CollegeHumor『スカイプCEO』

  • 演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に 第七話『おばあちゃんへ』」

    演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に第七話『おばあちゃんへ』」2025/5/22おばあちゃんへ手紙を書く女の子が母親に内容をチェックしてもらう話。一応、登場人物は二人。おそらく姉妹。手紙を書いた女の子がずっと喋っている。フレームの外に母親がいる設定なので、今までに比べ、実際に声を出すことへの不自然さがだいぶん目立たない。手書きで一通り書いたあとに、一番最初のところで間違えてたら凹むよね、というのもよくわかる。ちょっとだけ先生の話題が出てきたので二話の先生かなと思ったけど、そうではなかった。もう一人、妹と思われる画面の奥のほうで何やら手遊びをしている女の子がいる。話に一切絡んでくる気配がない。ほぼ舞台装置みたいな状態だったが、最後に「やだ」と言っているのがおもしろい。労力をかけずにいいところだけ持っていく。...演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に第七話『おばあちゃんへ』」

  • 演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に 第六話『ウクレレパラダイス』」

    演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に第六話『ウクレレパラダイス』」2025/5/18売れないミュージシャンが作曲の仕事を請け負うが、うまくオーダーどおりの曲が作れず悩む話。独り言が多かったり、その独り言と同じ内容が書いてある依頼書を音読したり、ウクレレの扱いが何気に雑だったり、だいぶ煮詰まっている様子。これから売れていくという感じでもなさそうで、それでも頑張って生きている感じの人というバランスに見える。コンスタントに何か作っているような人でも、ごく短いスパンで見れば、こういうことを繰り返しながら、なんだかんだで形にしていくんだろうなと思う。ウクレレでプログレの難易度が全く分からないので、検索してみたけど、やっぱりよくわからなかった。コロナ感は全くなく、結婚式もやるようなので、方向性をつかみかそこねている。...演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に第六話『ウクレレパラダイス』」

  • ドストエフスキー『罪と罰 上(角川文庫)』(上巻・第三篇/三・四)

    罪と罰上(角川文庫)ドストエフスキーKADOKAWA2025/5/19《あらすじ》母娘とラズはラスコの部屋に入る。ラスコは意外にも穏やかに三人を迎え入れる。部屋にはすでにズシーモフもいたが、経過が良好であることを伝えて早々に退室する。最初穏やかだったラスコだが、母娘が自分に対して緊張していること、昔の婚約者のこと、ルージンのことを話しているうちに徐々に情緒が不安定になる。あらためてルージンとの結婚を認めないとことを伝え、その根拠を彼の手紙から読み解いて説明する。ラスコはドーチャの望みに応じて、ルージンと同席することを了承する。ラスも同席することになる。マルメの娘ソフィアがおずおずと訪ねてくる。マルメの法事にラスコを招待する。ラスコがソフィアを紹介すると、母娘はそれぞれに彼女を見定める。母はソフィアのことを...ドストエフスキー『罪と罰上(角川文庫)』(上巻・第三篇/三・四)

  • 演劇/微熱少年「第五話『メイクを落とすその前に』」

    演劇/微熱少年「第五話『メイクを落とすその前に』」2025/5/14若手の官僚が鏡の前でカラ元気を出す話。第三話と第四話は見つからず。話は繋がってないようだから気にせず続ける。ほぼ後ろ向きで顔の表情は鏡で見せる。解釈の余地もあっておもしろい構図。映像作品でも、少しフィルターがかかるので生々しさが減って、比較的演劇的な言葉遣いや演技が馴染みやすい。最初の半分の時間を使って泣いて見せる。シンプルな感情表現は簡単なようでしっかり見せようとすると難しいし、フィジカルに直結するので、うまくできればそれなりにリターンもある。「ひどい顔」の連呼も色々想像させるし、全体的に、もっと言葉の数が少なくても成立しそう。コロナ禍に関する直接的な表現は出てこなかったけど、五話まで進んでるんだから、あとは観ている側が補足していけばい...演劇/微熱少年「第五話『メイクを落とすその前に』」

  • Julia Aks & Steve Pnder『ジェーン・オースティンの生理ドラマ』

    2025/5/18プロポーズを受けている最中に生理で服を汚してしまった女性が、大怪我をしたと勘違いして大騒ぎする無知な相手に、きちんと説明するかごまかすか選択に迫られる話。年代的には中世というか近世というか、日本でいうと時代劇のような距離感で描かれているので、生々しさがだいぶ薄まっている。加えて姉妹それぞれやっていることが極端で、後ろめたい気持ちなく、笑うことができる。生理について語るのがタブー視されてきた歴史があることと、生理がどのようなものかある程度は理解しないと男性も女性も幸せになれないということを、短い時間でシンプルに楽しく描いている。肩の力の抜けた話だけど、意外とバランス取りが巧み。意味はわからなくても最初のステップとして子供に見せても大丈夫そう。慣れは大事。女性から見たら同じような感じで見られ...JuliaAks&StevePnder『ジェーン・オースティンの生理ドラマ』

  • 劇団WAO!『磯部家「ツリーハウス」』

    劇団WAO!『磯部家「ツリーハウス」』(観劇三昧)2025/5/16脚本家と作曲家が淡々と世間話をしているうちに少しだけ二人の間に距離ができる話。ふたりとも思い思いに本を読んでいる。ちょっとひとやすみ感覚で世間話が始まる。自分も小さい頃、裏山と言えるような場所で遊んだこともあるし、秘密基地にも心当たりがあるけど、今の人も同じように共感できるんだろうか。世間話の温度感そのままで、派手なことは何もなく、たった10分弱の会話でちゃんとおもしろいと思えるところまで持っていける。「山と丘の違いは何か」という、心底どうでもいいけど答えは知っておきたいというくらいの設問もいいところをついている。後々の展開から振り返ると、よくこんな設問を二つもひねり出したなと時間差で驚く。表面的な問いかけとその返しを繰り返していくうちに...劇団WAO!『磯部家「ツリーハウス」』

  • ドストエフスキー『罪と罰 上(角川文庫)』(上巻・第三篇/一・二)

    2025/5/5《あらすじ》ラスコは母のプリヘーリヤと妹のドーチャを歓迎しない。更にドーチャとルージンの結婚を反対すると宣言する。ラスコは三人を追い出そうとするが、息子の拒絶にショックを受けたプリヘーリヤはここに残ると言い張る。その場にいたラズは、自分と医師のズシーモフがラスコを見張って都度報告すると言って説得する。母娘は承諾し宿に戻る。まだ酔いが残っているラズはドーチャに夢中になっている。彼は宣言通りズシーモフに協力してもらいながら、宿とラスコの家を行き来し、母娘の信頼を得る。ラズはズシーモフが恋敵にならないか心配する。翌朝、ラズは母娘のところへ行く。彼はドーチャの婚約者に敵対的だったことを後悔しているが、二人とも歓迎する。ラズは二人がラスコの話を聞きたがるので自説を展開する。さらにルージンがラスコとの...ドストエフスキー『罪と罰上(角川文庫)』(上巻・第三篇/一・二)

  • 演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に 第ニ話『みんなのイエーッ』」

    演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に第ニ話『みんなのイエーッ』」(観劇三昧)2025/5/11中学校の教師が、(おそらく)自宅で生徒から届いた暑中見舞いの手紙を音読する話。自分は年賀状すら中学校の先生には送ったような送っていないようなという有様なので、暑中見舞いの文化がよくわからない。地域差なのか、コロナ禍のリモート環境ではそういう授業があったのか。よく見るとハガキに住所書いてない。一人芝居には、どうして登場人物が声を出すのかという問題が付きまとうけど、映像作品だと更に顕著になる。実際、どうして彼女は音読しているんだろう。たまには音読したい気持ちになることもあるだろうけど、どの程度、人に聞かせることを前提に話しているのかがよくわからない。教師が手紙をとても丁寧に音読しているので、見た感じ一話目のラジオパー...演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に第ニ話『みんなのイエーッ』」

  • Rhys Chapman『文盲のライアン』

    2025/5/12労働意欲なく、福祉も止まりそうになっている文盲の青年ライアンが、友人の助けを借りながら更生しようとする話。ライアンのまったく絞られていない大きな体が生々しい。運動せず、栄養を気にする余裕もなく、カロリーだけ摂取している感じ。そんなキャスティングが謎。たった19分の短編に肉体改造もないだろうし。普通に観たら、皿洗いの仕事すら渋るどうしようもないニートなんだろうけど、自分も学生時代からこの年まで一貫して増量が続いているし、郵便物を雑に扱いがちなところも他人とは思えない。彼の友人が重要な役割を果たす。彼にとってトクなことは何もないのに、ライアンに付き合って色々世話を焼いてくれる。一言で言うと「いいやつ」。確かにそういうタイプの人は実社会にもいるけど、どういうモチベーションで応援しているのか自分...RhysChapman『文盲のライアン』

  • 演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に 第一話『ラジ子の時間』」

    演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に第一話『ラジ子の時間』」(観劇三昧)2025/5/10ラジオパーソナリティーの女性が番組内でポール・マッカートニーの妻とのエピソードを紹介する話。3分から6分の作品が9話まであるようだ。そのうちの第一話。コロナ禍で公演中止になった作品の前日譚として製作されたとのこと。あんなに大変なコロナ自粛期だったのに、説明がないとどうしてこういう作品ができたのかがわかりにくくなっている。映像作品として作られているので、一人芝居と銘打たれているけど、あんまり演劇っぽさがない。カメラの切り取り方で見た目の印象がだいぶん変わる。たぶん背景との兼ね合いなんだろうけど、斜め下から見上げるようなアングルはちょっと高圧的な印象を受ける。色々手探りの状況で作られたであろうことは想像できる。大きな話の...演劇/微熱少年「縁側アロハ、その前に第一話『ラジ子の時間』」

  • 渡邊祐介監督『なにはなくとも全員集合!!』(1964年)

    2025/5/15・草津の駅員と新規参入してきたバス会社の社員たちがいがみ合いながら距離を縮めていく話。・ドリフターズ映画は初めて。シリーズが続いたということは一作目が良かったんだろうと最初の作品を選ぶ。・彼らはドリフターズとしてではなく、作中世界で生活する一般人として登場する。名前だけほぼ一緒。・今見るとコントのノリそのままで特に違和感はない。・1967年の作品なので、『8時だヨ!全員集合』が始まる前。当たり前だけど、みんなとても若い。・動きや喋り方にかなりクセはあるものの、加藤茶の顔が特にきれい。つるつるしている。・いかりやとハナ肇はバス会社側、加藤と仲本は鉄道側、高木ブーは中立的な立場の旅館職員と、各陣営にメンバーが分かれている。メンバー間で敵対関係ができているのがドリフっぽい。・ただし、話の中心は...渡邊祐介監督『なにはなくとも全員集合!!』(1964年)

  • Susan Bejar『ディスタンス』

    2025/5/9窮屈なバスの車内に不穏な雰囲気の男が乗り込んでくる話。スペインの作品。バスの車内は列車を狭くしたような感じで日本のバスより車内で多少動けるレイアウト。とは言え、それなりに人は密集していて息苦しい。その不快な雰囲気と、そんな車内に乗り込んでくる不穏な男。日本に住んでいる自分の日常の延長線上にもありそうシチュエーション。この空気を作れているのが大きい。不穏な男は精神的にだいぶんまいっているようで、一人で暴言を吐いたり挙動がおかしい。映し方も肌が無機質っぽく見えて、まともにコミュニケーションが取れそうにない。そんな彼に対して、誰がどう対応するのかが見どころ。そんなに凝った構成ではないけど、演者の演技と映し方を最大限に活かした作りだった。限定空間の作話としても参考になる。あと、13分と短い話のわり...SusanBejar『ディスタンス』

  • ダダ・センプチータ『海に流れるぼんやりの記憶』

    ダダ・センプチータ『(全景映像)海に流れるぼんやりの記憶』(観劇三昧)2025/5/9ペットの亡骸を抱えて海にやってきた二人がぎくしゃくした会話をする話。4分の掌編。ペットの亡骸は、二人が幸せだった頃の象徴と言えるのかもしれない。亡骸を海に流せば二人の関係性は終わるんだろうけど、流すところまでは見せない。もう死んだペットが生き返ることはないのに、それでも躊躇しているのは、合理的に割り切れない男女の関係と重なる。ただ、付き合うにしても別れるにしても、お互いそんなに執着はなさそうな会話。ペットの水葬自体はやりようがあるけど、死体をそのまま抱えてきたようだから不法投棄になりかねない。この二人はちゃんと調べてないっぽいし、実際そうなのかな。二人の関係はどうしてこんなに冷え切っているんだろうとか、なんで海に流そうと...ダダ・センプチータ『海に流れるぼんやりの記憶』

  • Devon Avery『1分間タイムマシン』

    DevonAvery『1分間タイムマシン』(SAMANSA)2025/5/10タイムマシンを発明した男が、公園にいる女性を口説くため、何度も時間を戻してチャレンジを繰り返す話。場所は公園のベンチ、目的はナンパという、舞台装置も登場人物の動機もごくシンプル。好みの女性がいたから仲良くなりたいだけ。ただ、いくら5分の話と言っても、単に女性を口説いて終わりということはない。途中から時間を戻すことに関する秘密が明らかになる。その秘密もそのあとの展開にしてもそこまで斬新な感じはしないけど、テンポの良さで押し切っている。彼はタイムマシンをずっと両手で抱えていて、ボタンを押せばいつでも時間を戻すことができる。ポンポン押すとポンポン戻る。ナンパから肉体関係まで進展が早い。なんでこの人たちはこんなにガッついているのかはよく...DevonAvery『1分間タイムマシン』

  • Dane Clark & Linsey Stewart『ロングブランチの街角で』

    『ロングブランチの街角で』(SAMANSA)2025/5/8若い女がワンナイトラブを決め込もうと男と出会うが、思いのほか彼の家が遠かった話。やろうと思えばもう少し極端にできただろうに、そこまでは遠くない。わりと現実にありうるかもしれないという範囲。今なら何やってるんだとは思うけど、彼らがおかしいと言えるほど、若い頃の自分が合理的に生きてきたかと言われると自信がない。そういう意味で、人生のテンプレというか、本作に描かれているようなおかしな行動は実生活でたくさんありそう。倫理的にはちょっと問題があるし、人に話すほど大したエピソードではないからみんな言わないだけで。愛や恋より性欲を上位に置くことで生まれる感覚のズレが楽しい。たぶん彼女が求めていたのは性欲でもないんだけど。少しだけ雪のなかバスが走るシーンが映る。...DaneClark&LinseyStewart『ロングブランチの街角で』

  • 「ザ・ドリフターズ展 発掘!5人の笑いと秘宝たち」

    2025/5/8ドリフターズ結成60周年の展示。最初の無音のモニタを眺めているだけですでに楽しい。こういう展示でお客さんがみんなニコニコしているのは珍しい。自分は、全員集合→ひょうきん族世代で、ドリフ大爆笑以降はそれほど熱心に見ていたわけじゃないけど、いま映像で見返すとほんと無茶苦茶やっていて面白い。リーダーのいかりや長介が風呂屋のセットで他のメンバーにモミクチャにされている。後輩たちが全く遠慮していない。たしかに親世代が眉をひそめていたというのもわかる。あの五人が横並びで前進してくるオープニングも久しぶりに見ると素直にかっこいい。ドリフ関連曲のジュークボックスがあったり、三人の雷様と一緒に写れるフォトスポットがあったり、思いのほか退屈しなかった。一番度肝を抜かれたのはバカ殿のほぼ実寸大人形。皮膚感までリ...「ザ・ドリフターズ展発掘!5人の笑いと秘宝たち」

  • 坪川拓史監督『ハーメルン(坪川拓史全作品上映)』(2013年)

    2025/5/8・文化施設として利用されてきた元小学校の校舎が取り壊されることになり、ゆかりのある人々がそれぞれの距離感で残りの時間を過ごしていく話。・実際にはもう少しはっきりしたあらすじがあるのかもしれないけど、うまく読み取れなかった。・シアターZOOで映画を観るのは初めてかも。・本当に全く前知識がない状態で映画を観るのは久しぶり。・監督も会場にいらして最初に挨拶。小劇場っぽい空気感。監督自ら機械を操作して上映を開始する。邪道ではあるけど裏話は素直に楽しい。・わかりやすいエンタメ作品としては作られていないし、時系列も結構前後している。・わりと難しいなと思いながら見ていたけど、他のお客さんはどんな風に楽しんだんだろう。・きれいに黄色に染まったイチョウの木をはじめ山々の紅葉が美しい。・監督によると気まぐれな...坪川拓史監督『ハーメルン(坪川拓史全作品上映)』(2013年)

  • Jobie Nam『ジェリーの庭』

    『ジェリーの庭』(SAMANSA)2025/5/8部屋の中に閉じ込められた「男」が、庭に現れた「不審者」と窓越しに対峙する話。4分弱の小品。ジャンルはお笑いコント。海外のコントは日本に比べて良くも悪くも距離を感じる。演者の人間性にあまり注目が行かないので、個人的には見やすい。現れた不審者が、不審者のサンプルとして辞書に載せたいくらいわかりやすい不審者で、ちょっと怖いくらい、ものすごく怖いわけではない塩梅が絶妙。視聴者として安全な立場で不審者を楽しむことができる。部屋から出られないという変な制約もあるし、短いわりにその後の展開が読みにくい。終わってみると「ああそういうことね」と理解できるんだけど、思い返してみるとやっぱり納得できないものも残る。下品だし。歴史に残るような傑作ではないし、作っているほうもそんな...JobieNam『ジェリーの庭』

  • Doug Roland『フィーリング・スルー』

    『フィーリング・スルー』(SAMANSA)2025/5/7今夜の寝床もままならないホームレスの若者が街中で盲目かつろう者の男をサポートする話。まだ4作品しか見ていないのに、また盲目の人と貧しい黒人若者の組み合わせ。欧米では定番の組み合わせなのかな。貧乏ゆえの問題はあるけど、基本的に優しい若者による人情噺。落語っぽさを感じる。日本と比べて治安が悪いと言われがちだけど、たまにびっくりするくらい無防備な人がいるようだ。ちゃんと現地の人が見ても説得力あるのかな。盲目くらいなら逆に話を作りやすいくらいだけど、耳も聞こえないとなると、急に作話の難易度が上がる。手のひらに文字を書くというのは言われてみれば。こういう作品を見ることで、実生活でもいざという時に戸惑わないようにしたい。短編らしく、こまごまと出てきた要素を全部...DougRoland『フィーリング・スルー』

  • 伊勢湾西岸水族館めぐり[1]

    ※不定期更新(もうだいぶん時間が経っているのでたぶん完走はできないと思います)2025年1月26日から29日まで、札幌から名古屋、伊勢、鳥羽をまわってきた。目的は水族館。最近、スタンプラリー感覚で水族館に行っている。道内で水族館と名の付く場所は大体行った。残るのは「北の大地の水族館」だが、冬場に札幌から留辺蘂にアクセスしたくない。暖かくなったら「北きつね牧場」とセットで行くつもり。それはともかく、今はラッコだ。現在、国内で飼育されているのは「鳥羽水族館」の雌の二頭のみ。その二頭もまあまあ高齢だし、ワシントン条約の規制が強化されて今後増える見込みがない。ラッコ自体はかなり前に札幌の「サンピアザ水族館」で見たことはあるものの、ずっと狭いプールで八の字遊泳を繰り返しているだけ。端的に窮屈そうだった。鳥羽水族館の...伊勢湾西岸水族館めぐり[1]

  • Emmanuel Tenenbaum『フリー・フォール』

    『フリー・フォール』(SAMANSA)2025/5/5911事件直後のアメリカ、緊急事態を目の当たりにしてトレーダーたちが勝負に出る話。19分。株価がどうなると良いのか悪いのかが素人目にはよくわからないけんだど、スタッフのリアクションや変化していくモニタを繰り返し見せるなど、最低限の説明でわかるようになっている。トレーダーという職業は、お金を右に左に動かして利益を得ている人なので、本質的にはコンビニの店員より社会への貢献度は低い仕事だと思っている。銀行みたいな金融業ともちょっと違うし。なので、彼らが成功しようが破滅しようがあまり興味はないけど、ちょっとした人間関係の変化、物語が盛り上がりやすいテンプレ要素を組み込んで感情移入させようとしてくる。だまされないぞと思いながら見ていると、そういう捻くれた視聴者を...EmmanuelTenenbaum『フリー・フォール』

  • Taso Alexander『スパディナハウス』

    『スパディナハウス』(SAMANSA)2025/5/4超能力家族のそれぞれの能力を開示していく話。わずか2分なので、話というより架空の映画のプロモみたいな感じ。各人それぞれの顔が持つ絵力と、音楽の合わせ方が好き。誰がどうやってもある程度おもしろくはなるんだろうけど、演出にしても演者にしてもプロが集まって真面目に作ったからこその面白さが生まれている。SAMANSAは月額490円だけど、この2分に50円くらいなら払ってもいいと思える。何を書いてもネタバレになるのでとりあえず見たらいいと思うけど、得体の知れない薄気味の悪い家族が、たった2分で妙に親しみやすく色んな想像を掻き立てさせる一家に変貌していくスピード感が見どころ。出オチのように見えて、悲哀に満ちたおじさんの表情も印象的で、うまくリメイクしたら長編映画に...TasoAlexander『スパディナハウス』

  • ドストエフスキー『罪と罰 上(角川文庫)』(上巻・第ニ篇/七)

    罪と罰上(角川文庫)ドストエフスキーKADOKAWA2025/5/5ラスコが人だかりに近づくと、マルメラードフが馬車に轢かれて瀕死の状態だった。ラスコは手持ちの金をはたいて身元を引き取り、家族のもとに連れて行く。家では娘のポーレンカが他の子供たちの寝支度をしているところだった。妻のカチェリーナは咳き込みながら裕福だったころの思い出に浸っていたが、夫が瀕死という非常事態に直面すると、容体をチェックし、見物人を追い払うなどテキパキと動き出す。娼婦として離れて暮らしていた長女のソーニャも帰ってくる。マルメは娘の腕の中で死ぬ。絶望的な様子の妻を見かねて、ラスコは残りのお金をほとんど置いて立ち去る。ラスコはそのままウラズーミンの引っ越し祝いに出向く。喜んだラズはすぐに帰ろうとするラスコに同行して会を抜け出す。彼の部...ドストエフスキー『罪と罰上(角川文庫)』(上巻・第ニ篇/七)

  • Tj O'Grady Peyton『空いている部屋』

    空いている部屋(SAMANSA)2025/5/2盲目の女性の家に路上生活者が忍び込む話。短編動画作品の配信サイトSAMANSA初視聴。「定番作品」ジャンルの一番最初に出ていた作品。たった20分で一話完結。実際、家で見るならこのくらいの作品がちょうどいい。裕福な白人と貧しい黒人、かなりしっかりした一戸建てと路上生活。過去に浸りながら疑うことを知らないかのような不用心な女性と、今まさに厳しい現実に晒されている男性。現実の厳しさを描こうと思えばいくらでも描ける対比ではある。ただ、現実とメルヘンがかなり高いところで拮抗していたりもする。サスペンスかなと思ったら、だんだん小人さんが出てくるタイプの作品に見えてくる。最後の会話もあえて聞かせないことで良い余韻を残す作品だった。TjO'GradyPeyton『空いている部屋』

  • ドストエフスキー『罪と罰 上(角川文庫)』(上巻・第ニ篇/六)

    罪と罰上(角川文庫)ドストエフスキーKADOKAWA2025/4/25部屋から人々を追い出したラスコは、老婆殺しの決着を望んで外出する。前にリザヴェータを見かけた広場に行く。老婆殺しの事件について、酒場にいた役人のザミョートフを挑発する。偶然、ラズーミヒンとも出会う。彼は半病人のラスコが出歩いていることに腹を立てる。激しい言い合いになるが、最終的に自分の引っ越し祝いに来るように求める。一人になったラスコは橋の上から女が身投げしている現場に遭遇する。続けて、犯行現場の建物、部屋に戻ってリフォーム中の職人たちと話をする。往来に戻ると、馬車の近くに人だかりができている。・身綺麗にするとちょっと落ち着くのはわかる。・怒ったり、笑ったり、人と話をしたくなったり、相変わらずのラスコの情緒。・「僕はね、寒くて暗い湿っぽ...ドストエフスキー『罪と罰上(角川文庫)』(上巻・第ニ篇/六)

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