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2014/10/06

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  • カミュ『異邦人(窪田啓作訳)』第一部/4

    2025/6/27レエモンは恋人への暴力沙汰により警察に出頭することになる。彼はムルソーに証言を頼む。まだ序盤なのに、ムルソーが彼女と海でイチャイチャしているシーンが二回目。念入り。マリイに「愛しているか」と聞かれて、「愛していない」とそのまま答えているし、もしレエモンから「俺たち仲間だよな」と聞かれたら、彼は「仲間ではない」と答えるんだと思う。ドライ。興味がないあまり、レエモンの主張を鵜呑みにしているところは危うい。警察にろくに確かめもせずに証言をするのは、トラブルになる気しかしない。そんななか、サンテス老人の犬が行方不明になっている。悪態付きながら裏で泣いている。老人はかわいそうだけど、話が発展しそうにない。何がおもしろいのかよくわからないまま、四分の一が経過している。やはり短い。カミュ『異邦人(窪田啓作訳)』第一部/4

  • カミュ『異邦人(窪田啓作訳)』第一部/3

    2025/6/26レエモンは貢いでいた女に騙されたので懲らしめたいとムルソーに協力を願う。ムルソーは彼のリクエストに応じて手紙を代筆する。彼の周辺の人間が色々出てくる。既出の上司、レストランを経営するセレスト、同じ職場で喪服一式を借りたエマニュエル。本パートでは更に、犬を飼っているサラマノ老人と、職業が倉庫係というレエモン・サンテスが登場する。老人は老人で犬を振り回しているのか振り回されているのかよくわからない。本人もだいぶんくたびれているので、犬が可哀そうとも思いにくい。この後、話に関わっていくんだろうか。レエモンははっきりと乱暴者で理由があるとはいえ、女に暴力をふるうだけでは飽きたらず、より精神的に追い詰めようとしている。「仲間」を強調するレエモンと、冷めた態度のムルソーとの関係性も気になる。12時過...カミュ『異邦人(窪田啓作訳)』第一部/3

  • カミュ『異邦人(窪田啓作訳)』第一部/2

    2025/6/26ムルソーは街に戻って残りの休暇を過ごす。海でマリイと会ってそのまま一晩を過ごす。母親が死んでも普段通りの日曜日だった。思ったより1章が短かった。とりあえず日本でいう昭和初期~中期くらいの時期で、場所はフランス(アンジェ)。主人公が男性だとわかった。海でブイと戯れる男女。球状のガラス玉を想像したけど、たぶん違う。わざわざ検索してしまった。ねばねばしている歩道も気になる。暑いからアスファルトが溶けているのかな。映画館で時間を過ごしたり、駅から何かの競技場帰りの観客や選手も出てきたり、活気のある街並みの描写。現代と比較して、すごく古くも新しくもない時期なので、かえって想像しにくい部分をたっぷり描写してくれる。どんなに大きな出来事があっても時間は経つし、生きている以上、生活は続くし、仕事もしなけ...カミュ『異邦人(窪田啓作訳)』第一部/2

  • ジュリアン・ジャロルド監督『キンキーブーツ』(2005年)

    2025/6/26・倒産寸前の靴工場を父から引き継いだ若き社長が、ドラァグクイーン仕様のブーツ開発で起死回生を狙う話。・舞台作品のイメージが強いけど映画が先だった。・古い文化と新しい社会の対立。色んな作品で描かれている根源的なテーマ。・ドラァグクイーンのローラ。体が大きくて舞台映えする。同時に靴選びに苦労しそうなのもすぐに伝わる。・チャーリーのローラに対する態度は、最初から最後のほうまでだいぶ失礼だったので、時代が進むと受け入れにくくなりそう。・20年前の映画だから今とは価値観も違うだろうし、近年の舞台版はバランスが変わっているはず。いつか見てみたい。札幌に来ないかな。・リストラは映画だとわかっていても見ていて辛い。・腕力が最善かどうかは状況次第。ちょっと調子に乗っているだけの力自慢ならそのまま勝ったんだ...ジュリアン・ジャロルド監督『キンキーブーツ』(2005年)

  • カミュ『異邦人(窪田啓作訳)』第一部/1

    異邦人(新潮文庫)カミュ新潮社2025/6/26ムルソーは、母親が死んだので主人に休暇を願い養老院に行った。話好きの院長や守衛や入居者たちとともに時間を過ごし、お通夜と埋葬を終えて帰ってきた。二十年以上前に買ってずっと放置していた作品。短いのでいつでも読めると思って文庫を開いたら文字が小さい。目が疲れている夜にはもう読めない。それでも「罪と罰」ほど大変ではないので、章ごとに読んでみるつもり。1942年刊行の作品で、自分が読んでいるのは新潮文庫。こちらの初版は1953年。主人公「私」の一人称視点。今の時点では男性か女性かもわからない。母親が亡くなるというはじまり。自分も離れて暮らしているので、なんとも不快な共感を抱いてしまう。冒頭から人生の中の想像したくない部分を持ってきている。主人公は養老院で、親は親で交...カミュ『異邦人(窪田啓作訳)』第一部/1

  • Will Kindrick『ストーム』

    WillKindrick『ストーム』2025/6/25男性がマッチングアプリ的な端末を使って、なぜか瞬間移動を繰り返しながら、高相性のパートナーと対面する話。短編作品特有の甘めの世界設計で、マッチング機能の精度の怪しさとか、エラーと瞬間移動の関係とか、繰り返し時の人々の行動に無理があるとか、考えると色々気になるけど、11分しかないのでギリギリ逃げきっているのかもしれない。瞬間移動の理屈は全く分からない。水がきっかけになるところは『テルマエ・ロマエ』と同じで、こちらは時間も場所も遠く離れた風呂文化を強引につなげるおもしろさがあるけど、本作では男女が出会うだけなのでもう一押しほしくなってしまう。女性のほうはなんで裸だったんだろう。たまだま風呂に入っていたんだろうか。でも、裸であることで、同じ経緯をたどってきた...WillKindrick『ストーム』

  • 演者unit炊込飯『as i am』

    演者unit炊込飯『asiam』2025/6/23生まれ変わりのある世界で、生まれ変わろうとする男と、生まれ変わりを放棄しようとする男が語らう話。狭い演技スペースで動きのない二人。それを補うように雨やノイズ音のような音響演出がかなり凝っている。たまたまヘッドホンで聞いていたこともあって印象に残る。具体的な場所は名言されてないけど、バス停の小さな小屋の中で時間をつぶしている学生同士に見える。生まれ変わりのルールやこの世界における死の概念など、30分ずっと話をしているわりによくわからないところが多い。ただ、何かしらの感情が動いているのはたしかで、言葉ではなく感情のキャッチボールはできていたように感じる。ちょっと熱量は高すぎるけど。物語を見せるというよりも、お互いの感情をしっかりぶつけあうことを優先しようという...演者unit炊込飯『asiam』

  • シャロン・マグワイア監督『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年)

    2025/6/23・酒にタバコに行きずりの恋にだらしない生活を送る32歳の独身ブリジット・ジョーンズが、心機一転して本当にベストなパートナーと結ばれようとする話。・タイトルになるだけあって、ヒロインのブリジット・ジョーンズの存在感がそのまま本作の魅力になっている。・演じているのはレネー・ゼルウィガー。・女優という人から見られる仕事をしている以上、どうしても小ぎれいに見えがちだけど、本作のヒロインは全体的に鍛えられてない感じの生々しい体型。・かと言って完全に見た目をあきらめている感じでもない。・変顔みたいな「あえてやってます」感のない、本当に追い詰められて顔が崩れる感じの表情。・心機一転と言いつつくじけがちで、見た目から行動からすごく身近にいそう。・英語だからよくわからないけど、そういうノリの人にしては日記...シャロン・マグワイア監督『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001年)

  • Ben Brand『リ・エントリー』

    2025/6/22事故で死んでしまった男性が、神のような存在と対話する話。対話している最中は、彼の回想と、彼の前世の記憶が断片的に並べられる。前世の記憶については、主人公の男性とのつながりがあまり感じられず、何かの資料映像を見ているような気持ちになる。やがて死後の世界のルールと、世界の真実が提示される。たぶん本作のポイントになるのはこの部分。言い方を変えると、この部分をネタバレしたら本作は別に見なくてよくなるような気がする。独特の宗教観でそういう考え方もあるよねとは思えないけど、思考実験的にいったん世界はそういうものだと考えることができれば、対人関係のストレスは微減するのかも。もう少し長い話だったら、具体例を挙げたり反証を入れたりして説得力を出せるのかもしれないけど、短編であることで、かえって薄味に感じて...BenBrand『リ・エントリー』

  • 大人の事情協議会『屋根の上の白い猫』

    2025/6/21・老人と二人の孫が、ヘンゼルとグレーテルの話の中に呼び寄せられ、それぞれの苦い過去と向き合う話。・「ヘンゼルとグレーテル」の知識は断片的にしかなかったので、青空文庫にて後追い。Wikiには子供の口減らしの話だと書いてあった。そうだったんだ。・席はほぼ満席。上手側の通路がないくらいの盛況。前説から温かい雰囲気でよく笑いが起こる。・ところどころのくすぐりは、おもしろいものでもそうでもないものでも、とにかく演者さんがやり切っている感がある。腕がしっかり振れている。・最初に猫が出てくる。猫の動き、特に足音の感じが非常に猫っぽく、期待感をあおる。・「異世界転生(転移)」に該当する作品は山ほど出ているし、今ではすっかり大喜利化しているので、今やるにはむしろハードルが高い。・本作では、転生、転移先の世...大人の事情協議会『屋根の上の白い猫』

  • ジョブキタ北八劇場『病は気から』

    2025/6/19・病気と地震におびえる男が、長女の結婚話をきっかけに孤独感を強めていく話。・道新プレイガイドでチケットを購入。指定席。・自動割り当てだったのか前後を間違えて指定したのか覚えてないけど、まさかの最前列。しかも色々あって真ん中。・出演者にリアクションを見られるのはイヤだなとマスクをする。たぶん自意識過剰。・花道もほぼ真横で、シーンによっては演者さんが前と横にいたりする。動きの多い芝居なので、フィールドレベルの野球観戦みたいな臨場感があった。・せっかくの古典なので、事前に戯曲を読んで臨む。・前説的なパートで、戯曲を読んだ人はいるか聞かれたけど、手を挙げる勇気はなかった。・原作をちょっと調整したくらいではしんどい話だと思うので、翻案の自由度は高い。実際、だいぶん違う話になっていた。・鈴木力衛によ...ジョブキタ北八劇場『病は気から』

  • モリエール『病は気から』(鈴木力衛訳)

    病は気からモリエールグーテンベルク212025/6/19自らを病気だと思い込んでいる男が、自分の面倒を見させるために、娘の婚約者に医者をあてがおうとする話。鈴木力衛(すずきりきえ)訳。最初から薬が高いだの原価だの値切ろうだの言っているし、内容も横暴な父親が子供の恋愛を邪魔する構造なので、『守銭奴』とまったく同じ印象を受ける。医者を筆頭に知識人とされる人たち全般に対する皮肉がテーマだと思われるけど、個人的には今の風潮と逆行していると感じる。どちらかと言うと、医者だって一生懸命やってるでしょという気持ち。こういうのは程度問題なので、上演する場合は提供側の価値観がわりと表に出やすい気がする。前に見たSPACの守銭奴では、原作を踏まえつつ、「今の価値観ではダメだよね、こいつ」みたいなまとめ方をしていたと思う。古典...モリエール『病は気から』(鈴木力衛訳)

  • Tamar Glezerman『フラれた女とフライドポテト』

    TamarGlezerman『フラれた女とフライドポテト』2025/6/17恋人にフラれた女性が家に帰りたくなくて、ちょくちょくフライドポテトを注文しつつ、ずっとファストフードのお店に居座る話。失恋はライトに危機的状況を作れるから便利な設定。ほんとによく出てくる。モラルのない連中が彼女を隠し撮りしてSNSにアップしていたりする。発端は店員。店員ほんとダメ。日本だったら店が炎上している。一方で、いくら注文していると言っても迷惑には違いない。映像だと気にならないけど、体を洗ってないから臭いもありそうだし。色んな人がかかわろうとしてくる。彼女がどうのこうのというより、彼女の存在を通してこのコミュニティにはどんな考え方の人たちが存在するのかが可視化される。どうやってまとめるのかなと思っていたら、ちゃんと優しくして...TamarGlezerman『フラれた女とフライドポテト』

  • ギンツ・ジルバロディス監督『Away』(2019年)

    2025/6/16たぶん飛行機事故で、ある島に不時着した少年が、巨人に追われながら人里を目指す話。木の枝にパラシュートが引っかかって宙づり状態の少年から始まる。絵としてきれいだし、巨人が現れて少年に迫ってくるところもよくわからない迫力がある。先に同じ監督の最新作『FLOW』を見ているので個人製作の本作はかなり絵がシンプルに感じる。セリフなし。少年の行動と表情のみ。人里を目指しているのはわかるけど、そんな目的とその過程を見せるような話ではなさそうで、74分の作品でも結構長く感じる。公式HPを見ると、巨人は「黒い影」と表現されている。影と言うからには、単に少年にとっての脅威というより、少年の中にある何かなのかななど考える。たぶんそうやって能動的に考えることを楽しむ話なんだと思うけど、白い鳥と黒い猫がtwitt...ギンツ・ジルバロディス監督『Away』(2019年)

  • ドストエフスキー『罪と罰 上(角川文庫)』(上巻・第三篇/五)

    罪と罰上(角川文庫)ドストエフスキーKADOKAWA2025/6/16《あらすじ》ラスコは質入品のことでポルフィーリイに相談する。ラスコはラズをからかうことで真実味のある陽気さを演出する。ポルの家にはザミョートフもいた。ポルはラスコを歓迎する。最初にポルとラズの議論の話。社会における犯罪を引き起こすものという見地から二人の考え方は対立する。ポルの意見は、究極的に犯罪は環境が引き起こすというもの。ラズは人間の自然性が勘定に入っていないと反論。話題はラスコの論文に移る。ポルは人間を凡人と非凡人を大別するラスコの考え方に疑問を持つ。ラズは社会に進歩をもたらす人間であったとしても、流血を許すラスコの論旨を怖いと感じる。そして、ポルはラスコが自分のことをどう考えているのか質問する。ラスコは否定するものの、ザミョート...ドストエフスキー『罪と罰上(角川文庫)』(上巻・第三篇/五)

  • 805『最初で最後のリクエスト』

    2025/6/14ファッションビルの空きフロアにラジオのサテライトスタジオを作って公開放送する話。たぶん50分強の中編。ルトロワ7階のイベントスペースで上演。他とパテーションで区切っているだけなので、基本外の音が入ってくることが前提の設定。公開放送を行うシーン。各役割ごとのキャラクターがしっかりしているし、放送の中の細かい作業を再現したり、目線だけの会話からも現場の緊張感が伝わる。チームの団結力も感じる。なので、『ラジオの時間』よりも『王様のレストラン』のほうが近い。演劇作品として、お客さんにどの言葉を聞かせ、何を聞かせないかのバランスが難しいところだけど、うまくいっていたと思う。困り顔の若手エンジニア、名物プロデューサーの非常にクセの強いキューもそれっぽい。幽霊もラジオやりたすぎて戻ってきてもおかしくな...805『最初で最後のリクエスト』

  • Wong Fu Productions『僕が大人になった方法』

    WongFuProductions『僕が大人になった方法』2025/6/14ある青年が、別れた彼女の今カレから刺激を受けて自己研鑽に励む話。最初にそのスタイリッシュな今カレがスタイリッシュなセンサー式の高性能のゴミ箱を使うところを見る。そのあと自分の家の薄ら汚いゴミ箱を思い出す。いい導入。「21歳みたいな生活を9年間も続けている」という、他人事でありたかった言葉。それから身だしなみを整えたり、食事に気を遣ったり、何度落とされても面接に挑んだり、どんどんステップアップしていく。短編にしても紆余曲線がなく、一直線に成長していくので、何かの自己啓発用のCMかと思った。素直に見ると、そんなにうまくいくわけないだろとは思ってしまうが、人間が成長するときというのは、必ずしも劇的な何かがあるわけでもない。彼にとっては、...WongFuProductions『僕が大人になった方法』

  • 「2025年6月12日 北海道日本ハムファイターズ対ヤクルトスワローズ」

    2025/6/12・今年からプロ野球観戦を再開して四回目のエスコン。・ユニフォームのプレゼント公募に当選。現地で受け取るシステムなので指定期間のエスコン観戦が条件になる。・過去三回が一塁側内野席三階だったので、そろそろ別の席で観たい&安い席でもいいかで、三階外野席ライト側。ホームラン飛んでくることをほのかに期待する。・チェックインチャレンジでヤクルト1000をもらう。・つば九郎神社が盛況だった。入場整理用の柵にかかっているエスコンコラボバージョンの幕も楽しい。・ユニフォームはフリーサイズだったので着てみる。・親の注文で田宮キーホルダーを購入。ついでにモスで田宮コラボのサングリアとチーズバーガーを購入。田宮の旗を入手。水谷の旗ももらったので頼まれてないけど一緒に送ることにする。・エスコンは何でも高いけど、田...「2025年6月12日北海道日本ハムファイターズ対ヤクルトスワローズ」

  • Tom Levinge『ミスター・ビスケット』

    2025/6/11失恋傷心中のおじさんが、知り合いからペットの犬おじさんの世話を任される話。ペットの犬をおじさんが演じる。たぶん演劇だったらこういう擬人化は珍しくないし、それなりに違和感なく観ることができるんだけど、映像作品特有の生々しさで絶妙に気持ち悪い。犬をおじさんが演じていると書いたけど、本当に犬っぽいおじさんが飼われているという解釈もできてしまう。この気持ち悪さをきちんと作品のなかに落とし込んで、笑いに変えている。犬おじさんはちゃんと人語を話すんだけど、その内容が犬っぽい。「今日は人生で最高の1日だ」と連呼しすぎて意味が解っているように思えない。役者の演技としてはすごいんだと思う。短編だからこそできる実験的な作品だった。たぶん撮影現場は笑い絶えなかったのではと想像した。TomLevinge『ミスター・ビスケット』

  • ビジネス能力検定サーティファイ「ビジネス著作権検定 上級」

    ビジネス能力検定サーティファイ「ビジネス著作権検定上級」2025/6/11・知財3級よりピンポイントの知識を得るべく、ビジネス著作権検定の上級を受ける。・初級と上級の二種類あって、過去問やサンプル問題を参照して上級を選択。・全40問の四択問題で合格ラインは70%。・結果、75%で合格。わりとギリギリだった。・公式テキストの『ビジネス著作権検定公式テキスト[初級・上級]第3版』と、『ビジネス著作権検定テキスト初級・上級瞬解テキストシリーズ改正著作権法(R2改正)対応版』を購入。・公式テキストは電子版を購入。ページの切り替えが思いのほか不便だったので、書籍版を買えばよかった。・そのあたりを差し引いても、解説は瞬解シリーズのほうがわかりやすく感じた。・他にもサイト上からサンプル試験のDLができたり、過去問を購入...ビジネス能力検定サーティファイ「ビジネス著作権検定上級」

  • 栃木県立真岡高等学校『伝説の脚本』

    栃木県立真岡高等学校『伝説の脚本』(OpenREC)2025/6/9弱小演劇部員たちが、部の存続のため、大会で好成績を狙う話。話の構造はテンプレそのもの。定型の強さで設定の荒っぽさを抑えこもうとしている感じ。最初から、すがすがしいくらいの説明ゼリフで、ものすごくわかりやすい。ギャグがうまくはまっていて、よく客席から笑いが起きる。おかしな声色、動き、どこかで見たようなギャグをリズムよく並べる。たぶん全員同じようなギャグだったので、演出の趣味なんだろうなと思う。安西先生がいまだにウケているのがすごい。そんななかでも主役の男子生徒の演技が頭一つ抜けている。言葉も聞き取りやすいし、動きのキレもある。見得を切るところも堂々としている。抜群の安定感だった。ツッコミどころは山ほどある作品だったけど、上演している側もそん...栃木県立真岡高等学校『伝説の脚本』

  • 岡崎雅子『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』(実業之日本社)

    寝ても覚めてもアザラシ救助隊岡崎雅子実業之日本社2025/6/9・紋別市のオホーツクとっかりセンターに勤務する飼育員がその仕事内容を紹介する本。・世の中に動物園や水族館はたくさんあるけど、アザラシに限定した施設は日本でここだけ。・紋別で実際に見たときに色々疑問に思ったこともあり、中の人の本を読んでみる。・もともとは1987年、民家の庭先に作られた小さなプールでアザラシを飼育したのが始まりだという。・現在、施設の職員は紋別市から業務委託を受けている民間会社の社員という立場になる。・アザラシの保護はもちろん、調査研究の場であるとともに、紋別の貴重な観光資源にもなっている。・予想はしていたけど、保護したアザラシは個体によって野生復帰か飼育継続かが異なる。飼育方法も違う。・このあたり、全て野生復帰させようとするオ...岡崎雅子『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』(実業之日本社)

  • Jorge Yudice『クロコダイル』

    2025/6/8ある中年女性がこそこそとゲーム実況者の動画を見続ける話。5分の短編。パソコンを起動して、チャンネルを開いて見ているだけ。動画(というかライブ配信)視聴中の出来事というのがちょっと新鮮なくらい。話の起伏もごくシンプル。自意識から動画にコメントができるタイプの人とそうでない人がいると思うけど、たぶんこの女性は後者のタイプ。それでも、どうしてもコメントをしたい。そんな葛藤をほぼ彼女の表情だけで見せる。細かい演技が巧い人なんだと思うし、人間の表情は思いのほか情報量が多いということもわかる。ほとんど語られてない(匂わせはある)けど、おそらく色んな事情があってこういう関係性になったんだろうということがわかる。たぶん彼女の夫も無関係ではない。人生や人間関係を劇的に変える5分間を無駄なく切り取った短編だっ...JorgeYudice『クロコダイル』

  • 『スティック』

    2025/6/6すごく犬を飼いたい女の子が、父親から2週間枝を世話すれば飼ってやると言われる話。いきなり生き物だと責任があるから、そのへんの枝を犬に見立てる。わかるようなわからないような条件だが、娘は真に受けて枝にひもをつけて毎日散歩に出る。不思議なもので、女の子が散歩を繰り返すほど、枝がかわいらしく見えてくる。枝なのに。散歩中に出会った少年もいい感じの距離感で好ましい。反面、大人は姑息。ただ、共感できる姑息さでもある。日常の雑務と、子育てのバランスの悪さ。子育てはしたことないけど、そんな自分でも想像できる難しさではある。終盤の汚物を見るかのような娘の顔。自業自得だけど、かわいそう。最後の落としどころも納得で、チャーミングな短編だった。『スティック』

  • 「歌川国芳展」

    2025/6/6・江戸末期の浮世絵師である歌川国芳の作品が、物語、歴史、美人画、役者絵、風刺画など、ジャンルごとに作品が展示されている。・水滸伝の武者絵が評判になって世に出てきた人。・水滸伝は横山光輝のあっさりした絵柄でしか知らないので、野性味のギャップがすごい。・これらの作品に影響されて刺青を入れる人も多かったよう。当時の職人が作業中肌を見せる機会が多かったり、身分証明など実用的な意味もあったらしい。・海外も普通に刺青文化あるし、タブー視されるのは今の日本くらいか。反社会的な人たちの影響力は強い。・巨大な髑髏に立ち向かう武者たちを描いた「相馬の古内裏」や、人間の体を組み合わせて大きな人の顔を形どる「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」など、知っている作品もちらほら。・平清盛討伐に失敗し斬首となった悪源太吉平...「歌川国芳展」

  • Eros V『ミート・パペット』

    ErosV『ミート・パペット』(SAMANSA)2025/6/4卒業式をサボっていたオタクの青年が、配送ミスで届いた呪いのパペット人形に人格を吸い取られてしまう話。海外は海外の文脈があるんだろうけど、日本人の感覚だと、オタク=アニメ=ドラゴンボールというのが、直線的すぎてピンと来ない。英語字幕だと「Gopufigurine」になってたけど、「Goku」でいいのかな。どこに取り柄があるのかわからないオタクなのに、しっかりと彼女はいる。ダメなオタクが考えたような設定。最終的な目的は自明でも、彼女と合流してから何がどうなってそういう行動をしているのかよくわからず、短い作品なのにうまく話に入り込めない。社会に適応できないオタクが成長する話なのかなと思ったら、全然そんな話でもなかった。最後のレントゲンは笑ったので、...ErosV『ミート・パペット』

  • Joost Reijmers『ポニープレイス』

    2025/5/26孫から馬の育成ゲームを預かった老夫婦が悪戦苦闘する話。小さな女の子がハマる程度のゲームなのに、おばあちゃんが操作すると馬がすぐ死ぬ。いくらゲームとは言え、だいぶアホ面気味にデフォルメされた馬たちがアホみたいな死に方で死ぬ。理不尽過ぎて笑ってしまう。このエスカレートぶりに既視感がある。だぶん、こち亀に似たような構造のエピソードがある。孫に嫌われたくないおばあちゃんというのは、万人に通じるシチュエーション。極端な状況でなくても、それなりに切迫感を醸し出すことができる。おばあちゃんがゲームに集中していく過程で夫との関係を描くのも巧い。やがて孫が帰ってくる。孫が何を見てどう思うのか、そしておばあちゃんは何を得るのか失うのかが見どころ。9分強と短いなかでしっかり前振りと回収がうまく機能した良作だっ...JoostReijmers『ポニープレイス』

  • 「温根湯旅行(北の大地の水族館ほか)」

    2025/6/2・札幌に戻る前に温根湯に寄り道する。・遠軽からJRで留辺蘂、バスで温根湯。小回りは聞かないが公共交通機関でも何とかなる。・世界最大級のハト時計「果夢林」に迎えられる。実際に見るとほんと大きい。中にも入れる。・道の駅に北の大地の水族館が併設されている。・淡水魚専門の水族館で小規模ながら評判がいい。・期待値をどのあたりに設定して良いのかわからず、妙に緊張する。・入口の前に小さな池があって(たぶん)ヤマメやオショロコマなどがいる。雰囲気がいい。・受付後、いきなり本館のシンボル的な滝つぼ水槽。頭の上を魚が泳いでいる。なるほど没入感がある。・屋外の池を横から見る展示。冬になると凍るらしい。たしかに他ではあまり見られなそう。・水量を一定間隔で増減させることでヤマメの遡上を再現しようとする展示。魚にも機...「温根湯旅行(北の大地の水族館ほか)」

  • 紋別旅行[4](氷海展望塔 オホーツクタワー)

    2025/5/26・長い堤防の上を歩いてオホーツクタワーに向かう。・両サイドは青と緑と灰色がまざったような濃い色の海面。見晴らしはいいがやや怖い。・近づくにつれ、タワーの巨大さが伝わってくる。よくこんなもの作ったなと感動する。・受付で海底階のミニ水族館のチケットを購入。なぜかシール形式。目立つところに貼るよう言われたが、どこが適切なのかわからず。半信半疑でスマホケースに貼る。・受付があるところが一階で、二階、三階、地下がある。・まずは海中観察窓だと、エレベーターで海面下7.5メートルのミニ水族館に移動する。階段もあるけど、一般的な建物で5~6階ぶんくらいあるらしい。・地下はブルーがかった照明で海底感を演出。・海底窓も並んでいる。この窓、清掃するのかなと思っていたら、ちゃんと清掃していない窓も用意されていた...紋別旅行[4](氷海展望塔オホーツクタワー)

  • 「2025年5月31日 北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ」[2/2]

    2025/5/31・先発山崎福也は4回までノーヒットで文句なし。打線も初回2回と連打で1点を先制。残塁の多さは気になるものの、投打ともに良い立ち上がり。・勝つと思い込んでいたし、実際わりと打っていたので、1点しかリードしていないという実感がなかった。・5回にエラー、不運な打球が続き、一気に3点を失う。・この日の山崎福也で勝てないならもう現地で勝ち試合は見られないのではないかとしょんぼりする。・守備の乱れ、打線も淡泊、客席はお通夜状態。応援団の訓練された声援だけが響く。ちょっと眠くなる。・これなら来なくて正解だったのかもと思いつつ、家族のグループラインで現場の雰囲気を報告する。・ロッテ応援団の声援が妙に響く。というか、ロッテ応援団の声援は滑舌が良くてすごく聞きやすい。・もちろん安全なんだろうけど、あの構造の...「2025年5月31日北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ」[2/2]

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