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2014/10/06

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  • 「ウポポイ(民族共生象徴空間 ウアイヌコㇿ コタン)」

    2024/8/30・そのうち行こうと思っているうちにかなり時間が経ってしまう。・青春18きっぷを使うのにちょうどいい距離だとわかって、急に思い立つ。・各種プログラムが充実していることは知っていたものの、ほぼ下調べなし、極度の寝不足で挑んでしまう。・東博のときもそうだったけど、博物館はエンタメ施設ではないので、こちらの体調は結構重要。・そういう意味でまた失敗してしまった。・午前10時半ごろ白老駅を降りて歩く。平日の昼間なのに同じような人が結構いる。・施設入口前にフードコートやカフェがあるが、とりあえず中に入ってみる。オハウ(アイヌの具沢山スープ)がちょっと気になる。・パンフを渡される。表面の半分と裏面全部がプログラムのタイムテーブルになっている。・わかりやすいけど、数が多すぎるし、寝不足で頭が動かない。・ま...「ウポポイ(民族共生象徴空間ウアイヌコㇿコタン)」

  • ラボチプロデュース のと☆えれき『葉桜とセレナーデ』

    2024/8/29・娘が出産する病院の駐車場で、実の父親と育ての父親がやり場のない感情を発散しあう話。・初演も見ているので二回目。・正直、見た演劇の内容はすぐ忘れてしまうので、細かいことはわからないけど、だいぶ印象が変わった。・たぶん情報の出し方の調整が効いていて、かなり見やすくなっていたと思う。・具体的には実の父親が警察を名乗るウソの回収と、育ての親夫婦に子供ができなかったくだり。・初演時には、身分を偽ることによるハラハラが軸になりそうなところを途中で方向転換した感じだったけど、今回は自然に展開、着地させていたと思う。・出産に立ち会うシミュレーションをしている時に、バレる前の段階なのに「お父さん」って言っちゃってるけど、能登くんの役が瞬時にそれらしい設定を考えたのか、うすうす気づいていたのか、どちらも可...ラボチプロデュースのと☆えれき『葉桜とセレナーデ』

  • ニットキャップシアター『チェーホフも鳥の名前』

    2014/8/21・サハリンにある、かつて劇作家チェーホフが訪れた家を中心に、1890年から1980年代頃に至るまでの間に起きた出来事を四幕に分けて見せていく話。・戯曲は北海道戯曲賞の大賞作品。・縁あってご招待いただく。上演直前で指定席だと気付いてあわててしまう。申し訳ない。・大きく分けて4幕。1890年、1945年8月、1945年12月1980年代および戦中の回想。・ある地域の長期間の歴史を追うにあたって、単に網羅的ではなく、どのポイントをどう区切ってどのくらい膨らませるのかという加減はとても難しい。・チェーホフ本人は一幕に出てくるだけ。・それでも本作では、チェーホフが著書を通して時代を超えた登場人物たちにほんの少し影響を与え続けている、としている。ほんの少しだけど、大事な何か。・こういうところは、戯曲...ニットキャップシアター『チェーホフも鳥の名前』

  • 室蘭民報みんなの水族館(室蘭市立水族館)

    2014/8/25・実は北海道で最も早く営業を開始した水族館。・前々から気になっていたが、青春18きっぷで日帰りができるらしいことが分かって行ってみる。・入場チケットは400円。購入して敷地内に入ると、メリーゴーランド、コーヒーカップ、観覧車などの遊具が目に入る。初めて来たのに懐かしい感じがする。・少し奥に行くと、ペンギン、アザラシのオスとメスで三つに分けられたプールがある。・フンボルトペンギン。比較的温かい地域に生息している種類で、屋外かつ暑い日でも元気そうだった。・建物内にはシンボルキャラクターであるアブラボウズをはじめとする近海の生き物など。数は少なめ。・調理法と味に関する飼育員の方の解説がおもしろい。・目つきが危なっかしいボウズギンポは全身大トロ。・ペンギンウォークは所定のコースを往復する。・ハー...室蘭民報みんなの水族館(室蘭市立水族館)

  • 春日太一『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』

    鬼の筆戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折(文春e-book)春日太一文藝春秋2024/8/21・脚本家の橋本忍の生涯を様々な資料や本人への聞き込みをもとにまとめたノンフィクション。・橋本忍は『七人の侍』『切腹』をはじめとする数々の代表作があり、日本で最も偉大な脚本家のひとり。・ただ、黒澤明という大きすぎる存在の陰に隠れがちで、一般的な知名度はそれほどでもないように感じる。・自分も作品自体はそんなに観ていないので、本書を読むまでは人となりが想像もできなかった。・幼少期の父親との関係、戦時の療養所で若くして余命宣告を受けていること、会社員と修業時代、七人の侍と黒澤明との関係性、松本清張作品、自身のプロダクション設立とその後、最晩年の様子まで。・著者が製作エピソードにまつわる事実確認をしていくくだり、考古学者...春日太一『鬼の筆戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』

  • 福島県立福島南高校『放課後クエストーセノオモエ彷徨編ー』(春フェス2023年度)

    福島県立福島南高校『放課後クエストーセノオモエ彷徨編ー』2024/8/15たった一人で活動する文芸部生徒が、文化部の最大派閥である合唱部に活動教室を奪われ、あちこち彷徨っているうちにいろんな人とその思いに触れて気づきを得る話。「滅びる(た)存在に価値はないのか」という、高校生があまり好きそうではない迂遠なテーマ設定に味わいがある。歴史の栄枯盛衰に、休部になっていく文化部を重ねている。「演劇部、つぶれた」という、肉声で聴くと悲しすぎるフレーズ。生物部あたりを追加して、長篇にしたほうが題材的にあっているような気がする。先生がOGだったとかで、元イモリヤモリ部が活躍するのもアリだと思う。最後の方、急にみんないい人になってしまって唐突に感じる。合唱部、色んな意味でゲス過ぎて改心していても飲み込みにくい。1時間の制...福島県立福島南高校『放課後クエストーセノオモエ彷徨編ー』(春フェス2023年度)

  • 群馬県立伊勢崎清明高校『(株)カンパネラ工業』

    群馬県立伊勢崎清明高校『(株)カンパネラ工業』2024/8/13職場体験中の高校生女子二人が控室で愚痴を言い続ける話。会社の変な慣習イジリが楽しい。「大谷のことばっかり言っているぴちぴちのスーツを着たソフトモヒカン野郎」という作中には出てこない社長。描写力が強い。裏ではぐちぐち言っていても、社員の人が来ると機械的に姿勢を正す。古典的なリズムだけどおもしろい。まさか朝の体操を見せてくれるとは。実際見てみると、踊りに限っては意外と悪くないのかなと思ったりした。似たもの同士の二人ではあるけど、温度差はある。それに対して、ギスギスすることなくその違いを受け入れるのはよかった。大人。お笑いのコントのような軽いノリの話ではあるけど、生き方を選べない就職間際の高校生の悲哀と重ねているところが本作の個性になっていた。群馬県立伊勢崎清明高校『(株)カンパネラ工業』

  • 「プチ鹿島&春日太一の気ままに昭和トーク21」

    2024/8/12・時代劇・映画史研究科の春日太一さんと、時事芸人のプチ鹿島さんが、昭和から今に至るまでの政治、プロ野球、プロレスなどを語るトークショー。・ポンセという人名を久しぶりに聞いた。・最近買った春日さんの著書が面白かったので、ツイキャスのチケットを購入。・最初は春日さんの大矢壮一賞のパーティの話。「猪瀬スルー」が最高。・猪瀬さんのそういう人となりは、こういう場でないとなかなか聞くことができない。・思ったよりひどかった。・迎合すべきでないところは毅然と対応する。こういうことができるから信頼できる。あやかりたい。・「わかりやすいとおもしろいものは危ない」「世の中、そんなにエンタメ性は高くない」。・星野仙一さんのNHK解説員時代の話。「星野はずっと人を殴っていたわけではない」。・星野の政治家としての資...「プチ鹿島&春日太一の気ままに昭和トーク21」

  • 岡山学芸館高等学校『ゴリコン』(春フェス2023年度)

    岡山学芸館高等学校『ゴリコン』2024/8/13数名の大学生が、渓流キャンプをしつつ、普段の研究対象であるヨシノボリを捕まえて調理したり、酒を飲んだりして親睦を深める話。演じているのは高校生なので、自分たちのちょっと未来の姿を演じている。大学生なのでお酒を飲むシーンや、ちょっと突っ込んだ恋愛のシーンもある。同じ大学生でも研究対象によってふんわりした派閥ができているところがいいアクセントになっている。どういう経緯でできた作品なのかは分からないけど、異性間の距離感覚や、専門用語を世間話に流用している感じが、ちゃんと等身大の大学生らしく見える。あんまり飲み会のシーンをリアルにやられても困るけど。大きな事件が起きるような話ではなく、人間関係のちょっとした変化を表現するような細部が見せ場になる作品だった。あと、擬人...岡山学芸館高等学校『ゴリコン』(春フェス2023年度)

  • 福岡県立戸畑高校『私こしひかり』

    福岡県立戸畑高校『私こしひかり』2024/8/12美術の授業の補修で、学校祭の映像作品を作ることになった高校生四人が、一人しか部員のいない合唱部を題材に撮影を始める話。タイトルは米米CLUBの曲名。普段は無口、その無口に一目ぼれする生徒、映画好き、それらをテキパキと仕切る主人公。わりとステレオタイプで個性のわかりやすい四人。クライマックス一歩手前をプロローグに使う構成、嘘と恋愛を推進力にした進行で、ストレスなく見ることができる。特に合唱部米田の独唱は、わちゃわちゃしていた周りの人間を急に静かにさせるだけの説得力がある。設定の甘さや自分語り、状況説明でテンポを損なっていた印象はあるが、最後の合唱シーンで全部解決している感じ。シーン単体で強い。最終的には創作の喜びみたいなものに着地して後味の良い作品だった。福岡県立戸畑高校『私こしひかり』

  • ハイバイ『ワレワレのモロモロ2024』

    2024/8/9・四人の俳優がそれぞれ自分を題材にした脚本を書いてできた四本の短編を構成した作品。・ご縁あって招待していただく。・北八劇場は初めて。駐輪場が分散して設置されている。・納谷真大『恵比寿駅発札幌、仕方なき弁』。・出張先で便意とウンコに翻弄される話。・どんな創作でも自分を晒す要素が含まれているものけど、そこまで晒さなきゃダメなのかとしみじみする。・誰にでもわかる極めて敷居の低い話であり、企画趣旨をよく体現している、導入に最適な話だった。・こんなノリかと油断していたら、次の滝沢めぐみ『クローゼットのほとけさま』は、宗教三世の経験談。・西沢さんの演技は朗らかで屈託ない表情が魅力的なんだけど、自身の経験をもとにしている以上、安心できるような着地があるとは限らない。それが怖い。・新興宗教は必ずしも悪しき...ハイバイ『ワレワレのモロモロ2024』

  • 千葉県立松戸高等学校『ある海が見える丘の物語』

    2023上演⑧千葉県立松戸高等学校「ある海が見える丘の物語」2024/8/9精神科医が不調気味の患者に自身の学生時代の体験談を語る話。物語の大部分は医師の回想。1980年前後。前時代的な不良が他校に嫌がらせしたり、コンビニ普及以前の個人経営店を舞台に選んだり、令和の高校生が全力で昭和後期の田舎の片隅を再現している。不良チームのナンバー2が、今まで見た春フェス動画内で最も高校生に見えない。見た目もそうだし声質も迫力がある。今の感覚では非現実的なことでも、舞台を40年前に設定すれば組み込める。聞き手が犬として回想に参加するのもスマート。笑えるシーンも多く、娯楽作品としての完成度が高い。2023年の動画は総じて音質が悪いが、本作は安定している。本作から大会3日目なので何かセッティングに修正があったのかも。騒動の...千葉県立松戸高等学校『ある海が見える丘の物語』

  • 押山清高監督『ルックバック』

    2024/8/6・マンガ好きの藤野が、小学校の学級新聞から、商業誌に掲載される現在に至るまでマンガを描き続ける話。・藤野と相棒の京本が、直接的に間接的にお互いの背中を追い続ける話でもある。・原作も映画も絶賛している人が多いが、自分には原作があんまり刺さらず、ちょっと身構えながら見始める。・小学生藤野の描いた支離滅裂なマンガから始まる。・原作はもっと内省的な話だと記憶していたので、シュールでポップな絵柄と動きに、警戒心が解かれる。・とにかく背中を見せ続ける話。背中という主題への作り手の自信というか、信頼が伝わってくる。・たぶん作者お気に入りの背中のフォルムがあって、それは男子よりも女子のそれなんだろうなと思ったりする。・単純に絵を描き続ける描写が何度も繰り返される。・同じことの繰り返しに見えて、少しずつ遠い...押山清高監督『ルックバック』

  • 山形県立置賜農業高校『獅子は踊る』

    山形県立置賜農業高校『獅子は踊る』2024/8/5郷土特有の舞踏「獅子踊」に携わっている高校生がどのように伝統を継承していくか思い悩む話。主人公は郷土芸能に携わる一方、演劇部にも所属している。部員が少なく、他の文化系部活が統合されて総合文化部になってしまう。そして、それぞれの技能を生かして、各活動を助け合ったり、演劇作品を作ったりする。最初に少しだけ衝突はあるが、テンプレ的に文化伝統をバカにするような描写がなく、テンポがいい。セリフや転換演出、話の展開では取っ散らかっている感が否めないが、伝統芸能ベースと思われる個々の体の使い方が他とは一線を画している。見ていてずっと心地よい。郷土芸能という他では見ることのできない武器を活かして、唯一無二の作品を作っているのは確か。主人公が最終的にどう折り合いをつけたのか...山形県立置賜農業高校『獅子は踊る』

  • 愛知県立松蔭高等学校『フートボールの時間』

    2023上演⑤愛知県立松蔭高等学校「フートボールの時間」2024/8/2大正時代、フートボールに夢中になる女学生たちが、周囲の否定的な反応に苦しみつつ、遠い未来に思いをはせる話。2018年の総文祭で最優秀賞になった演目。そのときの上演映像を一度観ているので、話の内容は大体わかるものの、例によって録音環境から聞き取りにくいセリフが多い。そのせいもあって舞台美術と衣裳の華やかさに目が行く。高校生がこの規模で準備を整えるのはとても大変そう。袴姿の女学生たちがフットボールを楽しむ絵面のキャッチーさと、大正時代の露骨な女性差別。表面的な楽しさと重いテーマが両立している。根本的に題材が強い。差別克服の象徴としてのサッカーという捉え方もできるし、サッカーできるようになったくらいで差別を克服した気になるなよとという見方も...愛知県立松蔭高等学校『フートボールの時間』

  • 西山ももこ『インティマシー・コーディネーター 正義の味方じゃないけれど』

    インティマシー・コーディネーター--正義の味方じゃないけれど(論創ノンフィクション)西山ももこ論創社2024/8/1・筆者がインティマシー・コーディネーター(主に映像作品で、性行為のシーンなど、センシティブな撮影が行われる際に、各役割間の調整を行う人)として仕事するまでの過程と、その仕事内容などを記録した本。・本屋で見つけて、即買い即読み。・そもそも著者の来歴がおもしろい。・高2でアイルランド、二十代前半でチェコ。チェコの大学を卒業して日本でロケ・コーディネーターとしての経験を積む。主な守備範囲はアフリカ。・アイルランドで彼氏ができたこと、別れたこと、次の彼氏と結婚して離婚したこともさらっと書いてある。・仕事の見切り方。違うと思ったら辞める。そういう書き方をしているだけかもしれないけど、切れ味がいい。・必...西山ももこ『インティマシー・コーディネーター正義の味方じゃないけれど』

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