4月の日光街道に続いて奥州街道を歩く旅をした。五街道の最後を飾る旅である。日光街道の旅では、スマホの画像を誤ってすべて削除してしまい、特にホーロー看板の画像を無くしたことがものすごいショックで、落ち込んでしまった。今回は一日を割いて宇都宮までのルートを再度トレースしながら、ホーロー看板を撮影しリベンジした。奥州街道のスタートは5月18日。栃木県の宇都宮駅から福島県の須賀川までの約115㎞を歩く旅である。...
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 2020年に日本列島を北海道から鹿児島まで徒歩で縦断しました。
★全国を歩いて探した9000種類、1万枚を超える画像を収録した、ホーロー看板の別サイトも開いています。
雨になった。予報が外れてくれたらと思っていたが、きっちりと当たった。雨具上下と傘を差す、完全防水スタイルで7時に出発。通勤ラッシュが始まった国道11号線を屋島に向かう。琴電潟元駅から84番屋島寺に続く坂を登っていくが、雨が激しくなってきた。住宅街を過ぎ、遍路道は石畳のように整備された道となった。弘法大師ゆかりの「屋島御加持水」や「食わずの梨」といったポイントを通過するが、雨が激しく、立ち止まって写真を...
雨の朝となった今日、四国が梅雨入りした。結願まで天気は大丈夫と踏んで、5月18日に愛媛県の内子を出発したお遍路だったが、想定外の梅雨入りに掴まった日となった。朝7時30分にホテルを出発し、JR高松駅から昨日ゴールした国分駅に向かう。下車すると、同じ電車からSさんが降りてきた。彼と会うのは二日ぶり。昨日は79番を打って、国分駅まで歩いたという。今日は80番国分寺から81→82と回り、高松に出るということだ。連れだって...
76番金倉寺近くのゲストハウスを6時に出発。宿泊客は宿の規定により室内では食事ができないので、玄関脇に置かれた小さなテーブルがある狭いスペースで食べることになっている。前日に買っておいたパンを食べようと思って部屋を出ると、女性二人がお化粧の真っ最中。とても食事どころではなく、仕方がないので、チェックアウトをしてから近くのコンビニで食べた。しばらく県道25線を歩き、脇道から77番道隆寺に向かうが、化膿して...
右足の小指にできたマメの痛みにもだえながら、午前7時に出発。この痛み、もう三日も苦しんでいる。今日は痛みを我慢できず、ほんの100メートルも歩かぬうちに、ロキソニンを飲んだ。観音寺駅前を通過し、財田川に沿って70番本山寺に向かう。昨日、雲辺寺で会った年配のお遍路さんに追いつき、しばらく話をしながら歩く。千葉県の人で、野宿をメインに宿泊まりを交えて通し打ちをしているという。お遍路は3回目。一見するとホーム...
「民宿岡田」の名物おじいちゃんは95才。夕食後のひととき、宿泊客の5人は翌日に打つ雲辺寺のルートについて、おじいちゃんからレクチャーを受けた。 背筋をピンと伸ばしたかくしゃくとした姿、歯切れの良い話かたはとても1928年(昭和3年)生まれとは見えない。テレビ番組でも取り上げられたという四国遍路では有名人で、まさしく生き字引のような人だった。6時30分にエプロンをしたおじいちゃんに見送られて出発。お接待でいただい...
ビジネスホテルで昼食のおにぎりのお接待を受け、6時30分に出発。おにぎりには、私の名前と「道中、お気をつけて!」の付箋が付けられていた。お遍路を始めてから、多くの人たちの優しさに触れている。ありがたいことだ。国道11号線と松山自動車道を横切り、65番三角寺に向かう遍路道に入った。遅い田植えが始まった棚田の風景が目に和む。遍路道は車道から山道になるが、クモの巣を払いながら緩やかな勾配をずんずん行く。右足の...
朝6時に西条駅前のビジネスホテルを出発。今日は札所の参拝はないので、予約した宿がある四国中央市の伊予三島までひたすら歩く行程となる。国道11号線に出ると、早朝にも関わらず、交通量が多い。疾走する大型トラックの騒音が半端ではないので、できるだけ国道を避けたい。野口の交差点から旧街道に続く遍路道に入る。しばらく行くと、民家の前で「お遍路さん、お接待」と、小柄なおばあちゃんから呼び止められた。昭和時代から...
ゲストハウス「BEKKU」の泊まり客は、自転車でお遍路をしている26才フリーターのR君と、私の二人。オーナーの女将さんと3人で夕食を取りながら、話がはずんだ。公然とお接待や送迎を要求してくる客や、予約もせずにいきなりやってくる客、連絡なしのキャンセルなど、同じお遍路とも思えない傍若無人ぶりの話に驚く。これでは人としての常識が疑われる。お遍路をするに値しない人がいることで、四国遍路の価値を下げていると言って...
大西駅前のビジネスホテルを朝6時に出発。泊まり客は私一人だというのに、85才のオーナーの女将さんが、玄関まで見送ってくれた。別れ際に今治タオルのハンカチをお接待でいただいた。思えば、私が到着するのを見計らって、風呂を沸かしてくれていたし、洗濯も手伝ってくれた。ホテルは古く、決してきれいとはいえないが、女将さんのその気持ちに感謝したい。さて、今日は54番延命寺から59番国分寺までの6つの寺を打つ、忙しい一日...
四国歩きお遍路(30) 52番太山寺~53番圓明寺~今治市大西
女将さんの見送りを受けて、朝6時に旅館を出発。リポビタンDのお接待もいただいた。道後温泉街から松山大学のキャンパスを抜け、52番太山寺に向かう。日曜日とあって、多くのウォーキングの人たちとすれ違った。白衣を着て金剛杖の姿の私は、ここでは珍しくもないようで、皆さんが「お気をつけて」と声をかけてくれた。お遍路さんが歩いているのは、松山では当たり前の風景のようだ。太山寺の山門を潜ってから、更に250メートル進...
6時30分に、一夜を過ごした「遍路宿 桃李庵」のご主人に見送られて出発。私が寝ている間に、濡れたシューズを薪ストーブで乾かしてくれた、さりげない気遣いに感動。標高650メートルの宿から国道33号線を更に登り、登りきったところで遍路道に入った。霧が立ち込める三坂峠は標高710メートル。かつては、伊予と土佐を結ぶ重要な街道だったという。所々に石畳も残っており、古道としての雰囲気は抜群である。しかし、歴史は残酷でも...
昨夜は宿での豪華な夕食に舌鼓を打ったまではよかったが、酒に酔った同宿のオヤジに絡まれて、どっと疲れてしまった。それがあってか熟睡できず、浅い眠りのまま朝を迎えた。宿での楽しみは、同宿のお遍路さんたちとの交流にもあるが、皆がみな紳士とは限らない。そこには得てして、鬱陶しい人も混ざってくる。昨夜のオヤジはまさにそれ。歩き遍路を10数回やっていることを自慢し、宿の批判や寺の対応に対して鬱憤をかます。更に、...
今日から区切り打ち3回目の歩きお遍路をスタートする。結願を目指す2週間の旅である。6時から始まるホテルの朝食サービスを、急いで流し込んで出発。国道56号線をしばらく直進し、「道の駅内子フレッシュパークからり」を横目に、久万高原町に向かう国道379号線に入った。歩き始めから体が重い。数日前から右足裏に鈍い痛みがあり、昨日の7時間の電車移動が堪えたのか、腰痛も出てきたので、ロキソニンを飲んで歩いている。今日は4...
朝自宅を出発して、新幹線と在来線を乗り継いで、愛媛県の内子に来ました。前回4月24日に中断してから、3週間ぶりの内子駅です。それにしても暑いですね。まだまだ5月というのに、気温は29度です。この季節外れの暑さ、明日からのお遍路が心配です。と言いながら、天気は崩れるようです。今日はウォーミングアップとして、内子の町並みを歩いてみました。大正時代に造られたという内子座や、白壁が軒を並べる町並みは、見所たくさ...
明日から四国お遍路を再開します。今年3月から始めた区切り打ちの3回目で、今回は愛媛県の内子から歩き、久万高原にある44番大宝寺からのスタートとなります。体調に問題なければ、2週間後の結願を目指す予定です。さて、このところ夢中になって読んでいた遍路本。森哲志著『男は遍路に立ち向かえ』(長崎出版2009年)ですが、正直言って、最後まで読まなきゃよかったと後悔しています。前回中断した43番明石寺までのくだりで止め...
カミさんの実家がある飛騨高山に帰省する際に立ち寄りました。国道41号線沿いにある店ですが、店内は意外に広く(68席)、テーブル席は満席。小上がりの座敷に案内されました。平日のランチタイムとあって、お客はガテン系の人が多かったですね。それもそのはず、この店のボリュームは半端ではないです。私が注文した叉焼炒飯セット(950円)は、炒飯の量がほぼ2~3人前。さらに大きな唐揚げ3個。えっさえっさと、お腹に納めていく...
高知県南国市の29番札所国分寺の隣にあるカフェです。外観はカントリー風で、見るからにおしゃれ。人気があるんでしょうか。駐車場も満杯です。国分寺を打ち終わるまで、飲食店もなく空腹を抱えて寺を回っていたが、お遍路で知り合い4日間を一緒に歩いている長野県のSさんと、白装束を着たジジイ二人組には似つかわしくないが意を決して突入することにした。日替りのカレーランチ(980円)を注文。野菜と目玉焼きがトッピングされ...
四国遍路で立ち寄りました。安芸川を渡り、安芸漁港に向かう遍路道がちょうどこの店の前を通っていることもあり、11時の開店前に到着し、ほぼ一番乗りで並びました。安芸といえばしらすというほど、人気グルメのようですが、残念ながらこの日は生しらすのどろめの水揚げがなく、釜あげ丼を注文(かき揚げセット1020円)。元気が良い店員さんから食べ方を教えてもらい、いざ。卓上の二種類のちりめん丼のタレ(柚子入りポン酢・柚子...
退職した会社のOB会支部の打ち合わせに行ってきました。参加者は、私を含め幹事に選ばれた4名と前期の事務局担当1名。ちなみに、任期は3年です。久しぶりに会社の会議室に入り、2時間ほどの打ち合わせをしました。その後、場所を移して居酒屋で懇親会を。いろんな話題が出ましたが、名簿を整理するにあたり、もっぱら気になるのは会員の動向。露骨ですが、「あの人、生きてるの?」「亡くなったんでは?」少ない情報を持ち寄って、...
岐阜県御嵩町の山の中にある蕎麦店です。『千風』と書いて『ゆきかぜ』と読みます。2018年にオープンしてから、知る人ぞ知る人気店となったようです。予約必至の店なので、11時30分の開店と同時に席を取りました。眺めが良いウッドデッキの窓際が人気のようですが、こちらはすでに埋まっており、奥のテーブル席となりました。注文は、平日限定の千風セット(いなり付き1600円)を。蕎麦が茹で上がるまで、だしまき玉子、野菜の煮浸...
二度目の訪店です。中央自動車道多治見インター近くにある天ぷら専門店。この手の店にありがちな、店内に入ると油の匂いが鼻をつきますが、それに慣れないままテーブル席に座ることになります。注文は、満天天丼(990円)を。出てきた天丼は、キス、海老、ししとう、舞茸、サツマイモ、ナスの6品。揚げたてホクホクの天ぷらがとにかく美味い!特にボリュームある大きな舞茸が絶品です。ご飯になじんだ甘めのタレもよくマッチしてい...
能登半島の地震で被災された方にお見舞い申し上げます。私が住む岐阜県でも震度1久しぶりに揺れを感じる地震でした。能登半島へは、酒蔵めぐりとホーロー看板の撮影で近いうちに訪ねる計画をしていただけに、しばらくは見送るしかありません。早く平穏な日々が戻ることを願いたいと思います。さて、好天に恵まれたこの連休ですが、ひとり暮らす義母の顔を見に、飛騨高山に行ってきました。残雪の乗鞍岳が目にまぶしく、いつのまに...
最近になって、訃報が相次ぎ、人の死が身近なものになったと思えるこの頃です。ショックだったのは、元会社の同僚。同じ年なので、尚更です。退職してから同僚たちと会うこともなく、疎遠をいいことにひたすら隠遁生活を続けている私なので、人の生き死にも分かりません。訃報を知らせてくれる人もなく、ずいぶん経ってから風の便りに、元上司や同僚が亡くなったことを聞いています。退職してからほんの3年でこれですから、これか...
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4月の日光街道に続いて奥州街道を歩く旅をした。五街道の最後を飾る旅である。日光街道の旅では、スマホの画像を誤ってすべて削除してしまい、特にホーロー看板の画像を無くしたことがものすごいショックで、落ち込んでしまった。今回は一日を割いて宇都宮までのルートを再度トレースしながら、ホーロー看板を撮影しリベンジした。奥州街道のスタートは5月18日。栃木県の宇都宮駅から福島県の須賀川までの約115㎞を歩く旅である。...
相差の民宿で一泊し、近鉄電車で伊勢市に向かいました。雨はすっかり上がり、天気は上々。風も爽やかで、ウォーキング日和です。近鉄五十鈴川駅から伊勢神宮までの3㎞を歩きます。朝のウォーキングにはちょうどいい距離でしょうか。伊勢神宮の参道であるおはらい町は、平日の朝とあって人も少なかったです。これが週末となればまっすぐ歩けないくらいの混雑となるそうですが、想像したくもありません。おはらい町を抜け、大鳥居か...
忌明けもしたし、伊勢神宮に参拝がてら美味しい魚料理を食べようとなりました。雨の平日の午後、カミさんと向かったのは、三重県の鳥羽市。近鉄鳥羽駅からの送迎をお願いした民宿のクルマで、相差へ。女性の願いを叶えると言われる石神社近くの『民宿おくのせこ』さんで厄介になりました。ここは料理自慢の人気の民宿ですが、平日ということもあり泊り客は私たちのみ。大浴場も露天風呂も貸し切りでした。そして、お待ちかねの夕食...
朝からぐんぐん気温が上がり、快晴に恵まれた子供の日。岐阜県と愛知県の県境にまたがる旧国鉄中央西線の廃線ウォーキングに行ってきました。ここには明治33年(1900年)に開通し、昭和41年に廃線となったトンネル群がそのままに保存されており、春と秋の年二回一般公開されています。自宅からは至近ですが、公開期間はいつも凄い人出になるので10年ほど前の秋に訪れてからは足を運んでいません。付近に駐車場がないのも理由ですが...
昨年亡くなった元同僚を偲んで飲み会をしました。定年再雇用でそのまま会社に残り、赴任先の大阪で持病のために亡くなりました。64歳、早すぎる一生でした。彼とは生年も同じで、在職中に同じ部署だったこともあり、会社帰りに連れだってよく飲みに行ってきました。今回は連休で帰省していた現役後輩の声かけで、気の抜けない仲間4名が集まりました。私は61歳で再雇用をリタイヤしましたが、他のメンバーは65歳まで勤め上げ、昨年...
連休明けから昨年に続いて二度目の歩き遍路に行こうと思い、着々と準備をしていましたが、延期することにしました。2019年の膵臓の手術によって持病となってしまった、糖尿病の血糖値が悪いのがその理由です。今年からHa1cの数値が7.0を切ることがなくなり、あえなく投薬開始となりましたが、運動や食事に気を使っていても数値は改善せず。直近の数値は空腹時血糖134、ha1c7.9になってしまいました。主治医の見立てでは加齢もある...
旅を終えて帰宅してレポを書いてます。実は、どんくさいことに、スマホの画像データを誤って削除してしまいました。なので、旅の4日目の画像はありません(泣)。帰宅してからデータ復活ソフトなどを使って試してみましたが、復元できず。スマホのゴミ箱から削除したことがすべての過ちでした。日光街道の画像よりも、道中で撮影した50枚余りのホーロー看板の画像のほうが自分にとっては重要で残念です。いつの日にかリベンジしなく...
昭和レトロな宿は親切な女将さんのおかげでゆったりと過ごすことができた。今日は石橋までの32㎞の行程となるので、女将さんに見送られて6時30分に出発。強風に翻弄された昨日とは、うって変わって穏やかな晴天となった。早朝の古河宿は、朝日が古い民家に反射して美しい。古河の町を抜け、国道4号線を歩く。いつの間にか栃木県に突入し、野木、間々田、小山までは見るべきものもなく黙々と歩いた。小山市内に入り、須賀神社に参拝...
強風に翻弄された一日となった。ほうほうの体で宿にたどり着き、ようやく一息ついてこのレポを書いている。早速風呂に入ったら、頭から耳の穴まで砂でジャリジャリだった。黄砂と花粉のダブルパンチ。今日は記憶に残る日となるかもしれない。南千住から電車で昨日ゴールした北越谷駅まで戻る。6時30分に出発。今日は38㎞の行程なので、早朝スタートである。北越谷から粕壁宿まではとくに見所もないまま歩道もない県道を歩いた。春...
花粉症の悪化で延期していた、日光街道の歩き旅を本日からスタートした。高速夜行バスで東京駅に着いたのは早朝5時18分。定刻通りの到着だったが、思った通りまったく眠れなかった。東京駅から日本橋の五街道の起点に向かう。天気は良さそうだ。昨年の甲州街道以来の麒麟像を前に、日本橋三越に向かって日光街道を歩きだす。日光までは約150㎞。今日から5日間の行程である。日光街道は平坦な道を歩くので、他の街道と違って峠越え...
一夜明けて全身が筋肉痛です。夏のような暑さに見舞われた昨日、退職した会社のOB会のイベントで、タケノコ堀りに行ってきました。場所は先輩社員が所有する三重県の竹林。着いてみて驚いたのは、その広さ。半端じゃないくらいの規模で竹林が広がっていました。訊くと、収穫の今の季節は毎日のように掘っているそうです。タケノコ堀り専用の重い鍬を借りて、いざ。10センチほど頭が出ているタケノコを探して鍬を入れる。鍬の入れ方...
青春18キップの旅で、偶然立ち寄った店です。地元では人気店のようで、ランチタイムとあって店内は混んでました。カウンターに座って注文したのは、定番のラーメン(650円)。はなから替え玉(150円)を頼むつもりなので、ここは単品勝負です。麺はふつうとカタメの中間を。出てきたラーメンはいたってシンプルです。スープは久留米ラーメンらしい少し粘り気があるとんこつ。飲んでみると、思った以上にさっぱりした味わいです。細...
岐阜県恵那市の山里にあるしだれ桃が見頃を迎えたということで、今年も出かけてきました。ここは知る人ぞ知る隠れお花見スポットですが、つい二日前に新聞の地方欄で取り上げられたこともあり、多くの人で賑わっていました。山里は、まさに百花繚乱。昨年よりも10日も遅い満開となりました。帰路に立ち寄った同じ恵那市にある樹齢300年の「ひよものしだれ桜」(岐阜県指定天然記念物)は、ちょっとばかし時期が遅かったのか、落花...
花粉症が少しばかし良くなったので、三重県へホーロー看板を探しに行ってきました。名二環の通行止めと東名阪の集中工事に阻まれて、国道はとんでもない渋滞。木曾三川を渡るのに、一時間くらいかかりました。自宅を出てから2時間以上かけてようやく三重県に入って、山里へ。桜は散り始めでしょうか。今年は桜の名所も行けなかったし、花見に関してはどうにも中途半端で終わっしまいました。真珠漬の大きな看板が貼られた建物を見...
九州の旅で立ち寄った北九州市若松区にあるお店です。冷たい雨に打たれながらホーロー看板を探し、なにか温かいものを食べなきゃ体が持たないと思い、ぽつんと一軒だけあったのれんをくぐったのがこの店です。年配のおかみさんが一人できりもみしている、厨房と向かえるテーブル席へ。注文は定番のらぁめん(大盛650円)にしました。スープは豚骨のねばりもなく、さっぱりしています。臭みもありませんね。細麺はツルツルで喉ごし...
振り返ってみると一週間の九州の旅では麺類ばかり食べていました。肉ごぼう天うどんから始まり、博多ラーメン、久留米ラーメン、そして焼うどん。小倉で食べた焼うどんは、もちろん小倉名物だとは知る由もなし。雨に煙る小倉駅前を歩いて、ついふらふらと入ってしまった店です。午後5時を回ったばかりの中途半端な時間とあって、客は私一人のみ。居酒屋のような店内なので、酒を飲まない(中断中の)私としてはなんだか落ち着かな...
桜が満開になりました。なのに、ここ数日はほとんど自宅から出ずに過ごしています。九州の旅で発症した花粉症が改善せず、苦しんでいます。クリニックでもらったアレルギー薬を飲んでも治りません。鼻水、くしゃみ、せき、頭痛。ここ数年来でも一番ひどい状態ですね。いつまで続くんだろう。そんななかインスタで偶然見つけたホーロー看板。ボンカレーの看板がなんと私が住んでる町の近くにあるじゃないか。こっちに越して30年近く...
一週間の九州の旅は雨、雨、雨の四日連続。うっとうしく、憂鬱になりそうな天気の中、レンタカーを転がして立ち寄ったのが『三井うどん』さん。なんの情報もなしで、期待もせずに飛び込んだ店。ところがどっこい、この店は大当たりでした。後から調べてみると、知る人ぞ知る超人気店のようでした。さて、注文は小倉に続いて肉ごぼう天うどん(710円)を。しつこいですが、もっと美味しい肉ごぼう天うどんがあるのでは?そんな期待か...
青春18キップの旅から帰宅して一週間。花粉症に悩まされています。といっても、健康維持のための日課のウォーキングを止めることはできません。マスクをして歩いていますが、帰宅するとくしゃみと鼻水が一段とひどくなります。これもしばらくの辛抱です。昨日は銀行で新NISAの口座開設をしてきました。予約なしでしたが、しばらく待たされて職員のいうがままスマホで開設手続きを。少しばかしの小遣い稼ぎができれば言うことないで...
ようやく忌明けとなった3月。後半には青春18キップを使った九州への一週間の旅をした。長旅なので、できるだけ長い文庫本を持っていたのは良いが、結局はほとんどページを開くことなく、ぼんやりと移り変わる車窓の風景を眺めていた。ともあれ、3月は13冊の読書。遅読の私としては、まあまあなスコアかな。3月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:3635ナイス数:759モダンガール大図鑑 ---大正・昭和のおしゃれ女子 (ら...
朝6時に西条駅前のビジネスホテルを出発。今日は札所の参拝はないので、予約した宿がある四国中央市の伊予三島までひたすら歩く行程となる。国道11号線に出ると、早朝にも関わらず、交通量が多い。疾走する大型トラックの騒音が半端ではないので、できるだけ国道を避けたい。野口の交差点から旧街道に続く遍路道に入る。しばらく行くと、民家の前で「お遍路さん、お接待」と、小柄なおばあちゃんから呼び止められた。昭和時代から...
ゲストハウス「BEKKU」の泊まり客は、自転車でお遍路をしている26才フリーターのR君と、私の二人。オーナーの女将さんと3人で夕食を取りながら、話がはずんだ。公然とお接待や送迎を要求してくる客や、予約もせずにいきなりやってくる客、連絡なしのキャンセルなど、同じお遍路とも思えない傍若無人ぶりの話に驚く。これでは人としての常識が疑われる。お遍路をするに値しない人がいることで、四国遍路の価値を下げていると言って...
大西駅前のビジネスホテルを朝6時に出発。泊まり客は私一人だというのに、85才のオーナーの女将さんが、玄関まで見送ってくれた。別れ際に今治タオルのハンカチをお接待でいただいた。思えば、私が到着するのを見計らって、風呂を沸かしてくれていたし、洗濯も手伝ってくれた。ホテルは古く、決してきれいとはいえないが、女将さんのその気持ちに感謝したい。さて、今日は54番延命寺から59番国分寺までの6つの寺を打つ、忙しい一日...
女将さんの見送りを受けて、朝6時に旅館を出発。リポビタンDのお接待もいただいた。道後温泉街から松山大学のキャンパスを抜け、52番太山寺に向かう。日曜日とあって、多くのウォーキングの人たちとすれ違った。白衣を着て金剛杖の姿の私は、ここでは珍しくもないようで、皆さんが「お気をつけて」と声をかけてくれた。お遍路さんが歩いているのは、松山では当たり前の風景のようだ。太山寺の山門を潜ってから、更に250メートル進...
6時30分に、一夜を過ごした「遍路宿 桃李庵」のご主人に見送られて出発。私が寝ている間に、濡れたシューズを薪ストーブで乾かしてくれた、さりげない気遣いに感動。標高650メートルの宿から国道33号線を更に登り、登りきったところで遍路道に入った。霧が立ち込める三坂峠は標高710メートル。かつては、伊予と土佐を結ぶ重要な街道だったという。所々に石畳も残っており、古道としての雰囲気は抜群である。しかし、歴史は残酷でも...
昨夜は宿での豪華な夕食に舌鼓を打ったまではよかったが、酒に酔った同宿のオヤジに絡まれて、どっと疲れてしまった。それがあってか熟睡できず、浅い眠りのまま朝を迎えた。宿での楽しみは、同宿のお遍路さんたちとの交流にもあるが、皆がみな紳士とは限らない。そこには得てして、鬱陶しい人も混ざってくる。昨夜のオヤジはまさにそれ。歩き遍路を10数回やっていることを自慢し、宿の批判や寺の対応に対して鬱憤をかます。更に、...
今日から区切り打ち3回目の歩きお遍路をスタートする。結願を目指す2週間の旅である。6時から始まるホテルの朝食サービスを、急いで流し込んで出発。国道56号線をしばらく直進し、「道の駅内子フレッシュパークからり」を横目に、久万高原町に向かう国道379号線に入った。歩き始めから体が重い。数日前から右足裏に鈍い痛みがあり、昨日の7時間の電車移動が堪えたのか、腰痛も出てきたので、ロキソニンを飲んで歩いている。今日は4...
朝自宅を出発して、新幹線と在来線を乗り継いで、愛媛県の内子に来ました。前回4月24日に中断してから、3週間ぶりの内子駅です。それにしても暑いですね。まだまだ5月というのに、気温は29度です。この季節外れの暑さ、明日からのお遍路が心配です。と言いながら、天気は崩れるようです。今日はウォーミングアップとして、内子の町並みを歩いてみました。大正時代に造られたという内子座や、白壁が軒を並べる町並みは、見所たくさ...
明日から四国お遍路を再開します。今年3月から始めた区切り打ちの3回目で、今回は愛媛県の内子から歩き、久万高原にある44番大宝寺からのスタートとなります。体調に問題なければ、2週間後の結願を目指す予定です。さて、このところ夢中になって読んでいた遍路本。森哲志著『男は遍路に立ち向かえ』(長崎出版2009年)ですが、正直言って、最後まで読まなきゃよかったと後悔しています。前回中断した43番明石寺までのくだりで止め...
カミさんの実家がある飛騨高山に帰省する際に立ち寄りました。国道41号線沿いにある店ですが、店内は意外に広く(68席)、テーブル席は満席。小上がりの座敷に案内されました。平日のランチタイムとあって、お客はガテン系の人が多かったですね。それもそのはず、この店のボリュームは半端ではないです。私が注文した叉焼炒飯セット(950円)は、炒飯の量がほぼ2~3人前。さらに大きな唐揚げ3個。えっさえっさと、お腹に納めていく...
高知県南国市の29番札所国分寺の隣にあるカフェです。外観はカントリー風で、見るからにおしゃれ。人気があるんでしょうか。駐車場も満杯です。国分寺を打ち終わるまで、飲食店もなく空腹を抱えて寺を回っていたが、お遍路で知り合い4日間を一緒に歩いている長野県のSさんと、白装束を着たジジイ二人組には似つかわしくないが意を決して突入することにした。日替りのカレーランチ(980円)を注文。野菜と目玉焼きがトッピングされ...
四国遍路で立ち寄りました。安芸川を渡り、安芸漁港に向かう遍路道がちょうどこの店の前を通っていることもあり、11時の開店前に到着し、ほぼ一番乗りで並びました。安芸といえばしらすというほど、人気グルメのようですが、残念ながらこの日は生しらすのどろめの水揚げがなく、釜あげ丼を注文(かき揚げセット1020円)。元気が良い店員さんから食べ方を教えてもらい、いざ。卓上の二種類のちりめん丼のタレ(柚子入りポン酢・柚子...
退職した会社のOB会支部の打ち合わせに行ってきました。参加者は、私を含め幹事に選ばれた4名と前期の事務局担当1名。ちなみに、任期は3年です。久しぶりに会社の会議室に入り、2時間ほどの打ち合わせをしました。その後、場所を移して居酒屋で懇親会を。いろんな話題が出ましたが、名簿を整理するにあたり、もっぱら気になるのは会員の動向。露骨ですが、「あの人、生きてるの?」「亡くなったんでは?」少ない情報を持ち寄って、...
岐阜県御嵩町の山の中にある蕎麦店です。『千風』と書いて『ゆきかぜ』と読みます。2018年にオープンしてから、知る人ぞ知る人気店となったようです。予約必至の店なので、11時30分の開店と同時に席を取りました。眺めが良いウッドデッキの窓際が人気のようですが、こちらはすでに埋まっており、奥のテーブル席となりました。注文は、平日限定の千風セット(いなり付き1600円)を。蕎麦が茹で上がるまで、だしまき玉子、野菜の煮浸...
二度目の訪店です。中央自動車道多治見インター近くにある天ぷら専門店。この手の店にありがちな、店内に入ると油の匂いが鼻をつきますが、それに慣れないままテーブル席に座ることになります。注文は、満天天丼(990円)を。出てきた天丼は、キス、海老、ししとう、舞茸、サツマイモ、ナスの6品。揚げたてホクホクの天ぷらがとにかく美味い!特にボリュームある大きな舞茸が絶品です。ご飯になじんだ甘めのタレもよくマッチしてい...
能登半島の地震で被災された方にお見舞い申し上げます。私が住む岐阜県でも震度1久しぶりに揺れを感じる地震でした。能登半島へは、酒蔵めぐりとホーロー看板の撮影で近いうちに訪ねる計画をしていただけに、しばらくは見送るしかありません。早く平穏な日々が戻ることを願いたいと思います。さて、好天に恵まれたこの連休ですが、ひとり暮らす義母の顔を見に、飛騨高山に行ってきました。残雪の乗鞍岳が目にまぶしく、いつのまに...
最近になって、訃報が相次ぎ、人の死が身近なものになったと思えるこの頃です。ショックだったのは、元会社の同僚。同じ年なので、尚更です。退職してから同僚たちと会うこともなく、疎遠をいいことにひたすら隠遁生活を続けている私なので、人の生き死にも分かりません。訃報を知らせてくれる人もなく、ずいぶん経ってから風の便りに、元上司や同僚が亡くなったことを聞いています。退職してからほんの3年でこれですから、これか...
四国遍路から帰ってあっという間に3日が過ぎました。その間に、体調が急に悪くなった老父を病院に連れて行ったり、自分自身の定期診察(糖尿病内科、歯科)と、あわただしく動いていました。2週間、あれだけ歩いたのに、血糖値とHa1cの数値は変わらず。これはちょっと残念でした。うどんやラーメン、パン、おにぎりといった炭水化物中心の食事を続けていたからでしょうか。毎日がコンビニ中心の味気ない食事になっていたので、食...
昨日とガラリと変わった、肌寒い気温のなか7時前に出発。予報では、最高気温は18度ということだ。今日は最終日なので、のんびり行こうと思うが、気づくといつもの速足ペースになっていた。国道56号線に沿って進みながらも、遍路道は旧道に逸れたりするので、目印を拾い忠実に歩く。遍路小屋から国道を離れ、鳥坂峠に向かう遍路道に入った。小屋に置かれた「へんろノート」を見ると、国道を選ぶ人と遍路道を行く人は半々のようだ。...
ありがたいことに、ずっと晴天が続いている。放射冷却でひんやりとした空気のなかを出発。静まり返った宇和島駅前のアーケード街を通り抜け、JR予土線に沿って続く遍路道に入った。県道57号線に入ったところで、前方から走ってきたバイクが私の横に止まった。「お遍路さん、お接待」そう言いながらバイクから降りたのは、けっこうなお年のオバサン。肩にかけた袋から紙パックのりんごジュースを出し、更にウエストポーチから黒飴を...