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Fish On The Boat https://blog.goo.ne.jp/mask555

本や映画のレビューや、いろいろな考え事の切れ端を記事にしています。

本や映画のレビュー中心。「生きやすい世の中へ」をメインテーマとして、いろいろな考察、考え事を不定期記事しています。

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2014/07/08

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  • 『宇宙に行くことは地球を知ること』

    読書。『宇宙に行くことは地球を知ること』野口総一矢野顕子林公代取材・文を読んだ。NY在住のミュージシャン・矢野顕子さんが、宇宙飛行士・野口総一さんに宇宙のことをたずねる対談本です。矢野顕子さんは宇宙に行きたくて行きたくて、宇宙飛行士になるために必須の「水泳」を、それまでは金づちだったのにがんばられて習得されたそうです。宇宙に関する知識・情報集めや勉強も盛んで、だからこそ、野口総一さんに対する質問が初歩的だったり表面的だったりせず、そればかりか質問自体からも教えられるものがあるレベルにありながら、そんな低くないレベルの質問に答えてくれる野口さんの発言も真正面から真摯なものなので、お互いのやりとりに読ませるものがあるのでした(たぶんに、お二人から様々な方向へ飛び交う言葉を、うまくまとめられた林公代さんの腕あっ...『宇宙に行くことは地球を知ること』

  • 『日本の祭』

    読書。『日本の祭』柳田国男を読んだ。昔の学者の人の言うことや書くことって、喩えると、視力のとてもいい人が、自分の見ているものを細かく伝えてくれるというのに近いような印象があります。同じように地面を見ていても、現代人よりも細かいところまで見えているし、気にも留めないようなところにも注意を払っている、というように。たとえば一般化している「お祭(祭礼)」は神道の行事。でも日本人はあまりそれを宗教として感じていません。キリスト教やイスラム教、仏教には教義があるけれども、日本の神様に対しての教義を学ぶ一般人はいない。日本人の風俗をみれば日本人は無宗教ではないのだけれど、教義というものがないのだから日本人の意識上無宗教になっているのでしょう。そういった内容を、端的に指摘するところから話は始まっていきます。本書は東京大...『日本の祭』

  • 『あこがれ』

    読書。『あこがれ』川上未映子を読んだ。「あこがれ」が小さな冒険につながっていくふたつのお話。第一章は小学四年生の麦くんのお話で、第二章は六年生になった麦くんの親友の女の子、ヘガティーが主人公のお話です。このさき、ネタバレありです。というより、今回はネタバレばかりです。読んだことのない方には「てんでなんのことやら」かもしれませんが、あしからず。海外文学ぽい感じを試したのかなあと最初は思った第一章。ストーリーからの感想などの、本来メインともいうべき感想からは離れたようなことを言うことになります。主人公・麦彦のおばあちゃんの人となりが感じられるところがよかったです。人間の老化は避けられません。でも、まだ十分に動けていた過去というものは消えることはなく、たとえば主人公の少年の記憶の中には、おばあちゃんがしっかり歩...『あこがれ』

  • 『第129回文學界新人賞』へ応募

    先日予告していましたとおり、本日『第129回文學界新人賞』への応募が完了しました。117枚の長い短編で、北海道ローカルな話とそうではない話が混淆しているような話です。中間発表は来年の『文學界4月号』、受賞作決定の発表はそのつぎの『文學界5月号』だそうです。一番始めに本稿の設定ファイルを立ち上げたのが5/15でした。そして9/15に完成して、今朝応募ですから、丸々4か月かかったことになります。117枚で4か月はかなりかかったほうでしょうが、純文学をほんとうに意識して書くのは初めてみたいなものでしたし、今まででもっとも長く書いたものは86,7枚でしたし、いろいろと未知の領域に踏み込んでいく期間でした。この分量で大変だったのは直しと推敲です。白状しますが、これはナメていました。やる量が単純に増えていますし、執筆...『第129回文學界新人賞』へ応募

  • 落選(note創作大賞2023)から次へ

    標題のとおり、今年の晩春のころにnote創作大賞に応募した作品『パッシブ・ノベル(創作大賞バージョン)』は、選考を通りませんでした。残念ですが、仕方ありません。ちょうど一昨日の夜に、僕の住む地区では観測史上最大量の雨が降り、近くの道が崩落し通行止めになったのですが、なんだか予兆のような冗談のような奇遇(?)でした。道が無くなったわけで。さてさて。でもそうも言ってはいられない。『文學界新人賞』に応募する作品が大詰めを迎えています。今朝、印刷したバージョンを読み直してそれでよければ応募するという最終段階にあります。5月中頃より始動して、およそ4か月かかったということです。その間に、家庭の問題のために20000字超えの資料を作成して二、三の団体と面談したり、国際ロマンス詐欺を働いていると思われる詐欺師とやりとり...落選(note創作大賞2023)から次へ

  • 『乃木坂46卒業記念 堀未央奈 1stフォトブック いつのまにか』

    読書。『乃木坂46卒業記念堀未央奈1stフォトブックいつのまにか』堀未央奈を読んだ。2021年に乃木坂46を卒業された堀未央奈さんの卒業記念ブック。全編セルフプロデュース。堀未央奈さんは乃木坂二期生のエースでした。加入後いきなりシングル『バレッタ』でセンターに抜擢され、重圧に苦しみ、揉まれながら、一時期アンダーの経験を積むと、選抜に復帰しそれからは常に福神メンバーとして立ち並ぶ存在になりました。僕が乃木坂にのめり込んだときがちょうど、未央奈さんがアンダーにいたころです。そのころにディスクで見た乃木坂のドキュメンタリー映画では、自分がどうしたらいいのか悩み苦しんでいる姿が映し出されてたのを覚えています。なんていうか、未央奈さんはそれから、気が付けば前面の際ぎりぎりのところにバンと立つ存在になっているように感...『乃木坂46卒業記念堀未央奈1stフォトブックいつのまにか』

  • 『新装版 おはなしの知恵』

    読書。『新装版おはなしの知恵』河合隼雄を読んだ。いろいろな昔話を、ユング派心理療法家の故・河合隼雄さんが読解をしてその深いところを示してくれる本です。まずは白雪姫の章。白雪姫が毒りんごのために死と同然の状態になったときの河合隼雄さんならではの深層心理学的な解釈がこちら。__________かわいかった子が何となく無愛想になり、無口になる。体の動きも重くなったように感じられる。実は、このような時期は成長のために、ある程度必要である。心のなかはこのような状態でも、何とか外面は普通に取りつくろって生きている子も多い。このような時期を私は「さなぎ」の時期とも言っている。毛虫が蝶になる間に「さなぎ」の時期があり、その時は、まったく外的な動きがなく殻のなかに閉じこもっているが、内的には実にものすごい変化が生じている。...『新装版おはなしの知恵』

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