Fish On The Boat
住所
北海道
出身
北海道
ハンドル名
mask555さん
ブログタイトル
Fish On The Boat
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/mask555
ブログ紹介文
本や映画のレビューや、いろいろな考え事の切れ端を記事にしています。
自由文
本や映画のレビュー中心。「生きやすい世の中へ」をメインテーマとして、いろいろな考察、考え事を不定期記事しています。
更新頻度(1年)

62回 / 335日(平均1.3回/週)

ブログ村参加:2014/07/08

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mask555さんのブログ記事

1件〜30件

  • 『価格と儲けのカラクリ』

    読書。『価格と儲けのカラクリ』神樹兵輔・21世紀ビジョンの会を読んだ。世の中に様々な商売があり、様々な商品がありますが、それらの価格(原価や儲けなどがどのような構成比になっているか)などを解説した本。たとえば、ガソリンの価格では、リッター160円のガソリンを給油したとすると、リッター当たりのガソリンスタンドの儲けは5円程度だそう。また、一皿108円(税込)の回転寿司の、その一皿の儲けも大体5円くらいだと。薄利多売でやっていけるかどうか、みたいな商品だなあと思いました。一方で、原価率が低く粗利率の高い商品も存在します。化粧品やホテルの宿泊代、などがそう。また、アウトレットモールでの買い物は消費者にとっても得だし、販売者にとっても都合がいいだとか、100円ショップでは、同じ100円の商品でも、原価が5円程度のものも...『価格と儲けのカラクリ』

  • 『ナイフ投げ師』

    読書。『ナイフ投げ師』スティーブン・ミルハウザー柴田元幸訳を読んだ。ミルハウザーとしては第三作目の短編集ということです。想像力で生まれたものを、哲学してふくらませているように見えてきます。そういう作風だな、と僕は感じました。さらに、描写が緻密だし、「そこまで奥深く見ていて、かつ、それを言葉にしたか!」とちょっと舌を巻いてしまうくらい(というか、呆れるにも近いのだけれど)、作家は静かに見通したり感じたりしている。つまりは、たぶんかなり多くの時間をかけて、自らの言語能力と言語未満での感性を磨き、育んできたのだと思う。その結果、生まれ出たのがこの短篇集の作品たちだ。でも、いや、まてよ、と思う。文章を読んだ感覚では、想像してから哲学してインフレーションを生じさせて豊かな物語世界を作り上げたように思えたものが、もしかする...『ナイフ投げ師』

  • 8月期無更新を経て。

    こんにちは。久しぶりの更新になりますが、それでも今回の更新は挨拶程度ですので、お楽しみになっていただくのはまた次回ということで。8月は一冊も読了できませんでした。仕事は繁忙期で、家庭ではおふくろの介護の手伝いをちょっとだけしていましたが、その介護をもてあます親父の暴力的言動や行動に、こっちの心身が耐えきれないため、毎日どこかへ外出。心身を消耗させないことを優先するという選択をして、金銭と時間をその代償としました。そのため、読書もなかなかできないし、思索も深くは進んでいかないわけでして。ただ、今回自覚しましたが、どうやら運転時間中に内省しているんですよねえ。一人きりになれる時間と空間はそういうときしかなくて、そういう時間にこそ、内省ってやっとできるのかもしれません。短編小説のほうは、例年とは違うところに応募しまし...8月期無更新を経て。

  • 『編集者の仕事』

    読書。『編集者の仕事』柴田光慈を読んだ。電子書籍という、本の内容だけのデータをダウンロードして読書を楽しむような時代になりつつあります。しかし、そういう合理化や効率化でそぎ落とされてしまう部分、それは装丁で選ぶ本自体のサイズや紙質やデザインだったり、フォントのサイズや種類、配置などもそうですが、本という物体まるごとをつくりだすこと、つまり、受け手のことを考えて表現し楽しませるための工夫について、本書は「編集者の仕事」として紹介・説明しています。そうそう、そうなんですねえ。文庫や新書ばかりに触れていると、それほど本の体裁というものを気にしなくなりますし、それこそ電子書籍のほうが検索とか楽でいいじゃん、なんて思うようになるかもしれないですが、本そのものの物体としての魅力について、その豊かさを軽視するのはちょっと違う...『編集者の仕事』

  • 『反知性主義』

    読書。『反知性主義』森本あんりを読んだ。副題は『アメリカが生んだ「熱病」の正体』となっています。反知性主義とは、かいつまんでいうと、知性と権力とが結びついたものに対する嫌悪や、それらに反対する心理や行動のようです。学のあるエリートと大衆的でおおらかな人物とが、たとえば大統領選挙でまみえると、前者は知性主義的であり後者は反知性主義的であるので、後者が勝ちやすいみたいなところがアメリカにはあるようです。そんな反知性主義はどうして生まれ、アメリカ人の根底に流れるようなものになったか。そこには、アメリカという国そのものの歴史、それも宗教史を考えていくとわかるものがある。イギリスで起こったピューリタン(清教徒)の系列のキリスト教が、アメリカに移民とともにはいってきますが、それはとても知性的な宗教だったのです。勉強に勉強を...『反知性主義』

  • 集団の活性のために-----見かけの協力と、ほんとうの協力。

    ひとつの集団や共同体のなかで、表向きの態度とそこに隠された内緒にされている態度とが逆だというのが、多かれ少なかれ、ある。一応、皆で手を繋いでいるように見える集団であっても、その実、各々が各々にいらいらしていてバラバラだというような。それは話し合いや議論が小手先ばかりでやっていて、下手くそだというところに理由があるでしょう。話し合いや議論の場で、自分の意見を通すために相手を抑え込むための言葉や態度で臨む人がいて、さらに、相手の話をしっかり聞いてあげないし理解してあげない人がいて、そうなりがちなんですよね。さらにいえば、話し合いの場で相手を責めるのはNGです。話し合いをディベートにしてしまうと、それは試合でありゲームでありという性質のものになり、そもそもの、テーマを深掘りするだとか最適解を求めるだとかという真っ当な...集団の活性のために-----見かけの協力と、ほんとうの協力。

  • 『空より高く』

    読書。『空より高く』重松清を読んだ。東京のとあるニュータウン。予定通りに反映することなく、人口も減っていく。そんな街で閉校が決まった「トンタマ」と呼ばれる高校の最後の世代の高校生が主人公の物語。2005年の作品ですが、2012年に単行本化され、僕が読んだ文庫版は2015年刊のものでした。最近のものだと思って読んでいたら、最近の高校生がまるで知らないようなネタがでてきて、「え?」と思いましたが、書かれた時期がわかって納得。昔の作品かあと思ってちょっと残念な気もしたけれど、中身の部分は色あせることなく、現代に当てはまっていて教えられるものがあります。いつの時代でもずっと欠けているものがあって、それは日本人の性質や文化が、なかなか変わらないからだったりするかもしれない。また、本作の主人公である高校生たち。彼らのような...『空より高く』

  • 『[三訂版]わかる!使える!労働基準法』

    読書。『[三訂版]わかる!使える!労働基準法』布施直春を読んだ「学生は社会人になる前にまず労働基準法を勉強しておくように」などと言われることがあります。起業などしない多くの人の場合、お金を稼ぐために労働者になりますから、そんな自分自身を守るためにこの法律を知っておきなさい、というのです。また、それだけ会社側は労働者を、法律すれすれだったり、違法だったりする環境で使おうとしがち。「うちの社員やパートさんたちは労働基準法を知らないから、こういうところまで仕事してもらおう」みたいなブラック会社も多いようです。そのための労働基準法と、それを盾に取り締まる労働基準監督署なのでした。そんなことをのたまう僕であっても、労働基準法をちらっとしか知らなかったようなタイプでしたから、恥ずかしながら本書に書いてある法律の知識が新知識...『[三訂版]わかる!使える!労働基準法』

  • 『経済的思考のセンス』

    読書。『経済的思考のセンス』大竹文雄を読んだ。「お金がない人を助けるには、どうしたらいいですか?」という小学5年生からの問いに、経済学ならばどう答えるか。そこのところがこの本の書かれた発端になっている。行動をうながすためのインセンティブを見ていったり設計したり、また、統計データから相関しているものをどう読み解くか、その因果関係への着眼点の持ち方、それらが、本書のタイトルになりテーマとなっている「経済学的思考のセンス」になる。本書は2005年刊行の本ですが、すでに行動経済学の考え方が取り入れられていたり、格差や不平等に関する着眼点や論考にも先見の明があり、現在でも通用する内容になっています。最初は、イイ男ははやく結婚しているものなのか、それとも、はやく結婚して守るものができたため、あるいは妻に育てられたため、など...『経済的思考のセンス』

  • 『トラペジウム』

    読書。『トラペジウム』高山一実を読んだ。乃木坂46の一期生で人気メンバーの高山一実ちゃんによるデビュー長編。本作が<『ダ・ヴィンチ』に連載>の報を知ったときから単行本化を待ってました。なぜなら、本作に先駆けて『ダ・ヴィンチ』のWEBにアップされた著者の短編がおもしろくて好きだったからです。その割に、買ってから読むまでの期間が空きましたが、まあ、それはいつものことということで。待望の読書になりましたから、ついに読むんだ!と、溢れそうな喜びで鳥肌をたてながら、本書のページを繰り始めました。最初の三行からしてもう期待をスコンと打ち返してくれる。チャプター1を終えました段階で、とっても好いなあと。文体が好み。アイドルを目指す女子高生が仲間を集めていって……というお話ですが、そのまま空想物語が展開されて終わりとはなりませ...『トラペジウム』

  • 『ある広告人の告白』

    読書。『ある広告人の告白』デイヴィッド・オグルヴィ山内あゆ子訳を読んだ。伝説的な世界的広告人であるデイヴィッド・オグルヴィが、自ら語る「広告業について」。そのとりとめのない語り口に、端的さはあまり感じられないのですが、それをひょうひょうとしたものと取るか、うまくはぐらかしているものと取るか、豊かさと取るか。まるごと受けとめるような気持ちで、少しずつ読むとよいかもしれないです。クライアントの獲得、そして関係を持続させるポイントから始まり、今度はクライアント側の心得を説き、それからコピーラインティングの基本姿勢やイラストレートの効果にも触れ、1960年代当時の広告批判への回答と態度を示して終わります。広告ははたして善なのか悪なのか、というむつかしい問いがありますが、本書でも最後の方でそこについての考察が述べられる。...『ある広告人の告白』

  • 『そして、暮らしは共同体になる。』

    読書。『そして、暮らしは共同体になる。』佐々木俊尚を読んだ。「横へ、横へ」「文化を創る」「物語」「マインドフルネス」「移動」「ノームコア」そして「ゆるゆる」。そういったキーワードを貫いていく線がたどり着くのが「共同体というありかた」で、そこが終着点になっている本です、かいつまんで書きますと。その終着点もそこまでのプロセスも等価に大切というような内容です。20世紀は、成り上がるために「上へ、上へ」と向かい、そして、クールであるために「外へ、外へ」と向かいました。これを著者は「反逆クール」と名付け、批判する。そこに豊かさがなくゴールもないことを看破したんですね。それでもって、「反逆クール」を乗り越えるものとして、「横へ、横へ」のありかたに光をあてます。それは、「移動」であり、つながりをつくっていく姿勢であり、つまり...『そして、暮らしは共同体になる。』

  • 『歌うクジラ 上・下』

    読書。『歌うクジラ上・下』村上龍を読んだ。ユートピアとして実現したディストピアの未来を舞台とした、ひとりの少年が主人公の冒険小説。細部にわたって練られた未来世界。そのシステムや背景までもが現代から順を追って論理的に積み上げられ、形作られています。それが数えきれないくらい多岐にわたる選択肢のひとつを辿らせたものだとしても、そこには説得力があり、現代と地続きにクリエイトされている。だから、この小説の世界観に悪酔いもしてしまうのです。猟奇的な殺人描写や暴力や、性描写や性暴力の描写がたくさんでてきます。「現代をオブラートで包んでいる」と解説で吉本ばななさんが書いていらっしゃるとおり、物語としてはそうなのだと思うのですが、エロやグロやバイオレンスを物語の表面に刻んでいく手法は、オブラートに包むというよりは、現実にタトゥー...『歌うクジラ上・下』

  • 『日向の温度』

    読書。『日向の温度』与田祐希撮影:前康輔を眺めた。乃木坂46三期生、与田祐希ちゃんの1st写真集。シングル『逃げ水』では大園桃子ちゃんとWセンターを務めた三期生のエース。そのちっちゃさが余計にかわいい、存在感のある女の子ですよね。今でも三期生には初々しさを勝手に感じてしまうのですが、与田さんの本写真集は今から1年半前に発売されたものですし、『逃げ水』以降の時期ではありますが、まだ乃木坂としてのというか、芸能人としての色にあまり染まっていない感じがあります。一ページ一ページをめくっていっても、彼女が乃木坂のメンバーになっていなかったとしたら、芸能人になっていなかったとしたら、というストーリーを想い浮かべやすいような、そんな天然的な女の子を見ているような印象を持ちました。それだけ、それまでの人生で、自分の生きてきた...『日向の温度』

  • 悪い噂を流したヤツラ。

    先日、僕の街の鉄道が廃線になりました。我が街を走る鉄道支線の終着駅では廃線を名残惜しんで、鉄道ファンのみならず、市民の方々もかけつけて手を振ったりしたそうです。それで、そこにたたずむ駅舎なのですが、ぼくの親父が設計したものなのでした。親父は役所の建築科に長くいた人で、市内のいろいろな建物を設計しているらしい。それで、こんな話を思い出しました。僕が小学校の低学年か中学年かくらいのときに、うちの近所の空き地に家を建てることが決まった親父の職場の人がいた。それで、親父に家の設計をやってくれと言ってきたそうだ。余談ですが、親父は我が家の設計もしたひとなのだけれど、我が家は平屋の小さな家だったりします。それで、親父はあとで出来あがった家に住んでから、いろいろ文句を言われることもあると考えたのだったか、その要望を断った。た...悪い噂を流したヤツラ。

  • 『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』

    読書。『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』イルセ・サン枇谷玲子訳を読んだ。世の中の5人に1人はHSPと言われる敏感な人だといいます。疲れやすく、怒ることを嫌い、競争社会に向いていないと思っているような人たちですね、簡単にいうと。そんなHSPの人であり、牧師やセラピストなどとして活動する著者による、敏感な人の味方になる本です。HSPの人は、自分は間違っているんじゃないか、などと自身をせめてしまいがち。そうじゃないこと、そしてもっと気楽に生きる術を教えてくれます。興味深かったところをふたつみっつ。まずは、これですね。自尊心が低いと自分に過度な要求を課して努力をするようになるという。だけどそうやっている間、満たされることはなく、延々と努力は続く。一方で、自尊心が高ければ努力なんてしない。ありのままの自分でいいからだ。ど...『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』

  • 『ぼくの好きなコロッケ。』

    読書。『ぼくの好きなコロッケ。』糸井重里を読んだ。ほぼ日でおなじみの糸井重里さんによる「小さいことば」シリーズ2013年版です。このシリーズは大好きで、でもしばらく読んでいなかったですが、ようやくAmazonダンボールから出てまいりましたので、読んだのでした。いつもどおり、小さいことばがよく響いてきます。納得したり、それ自分も考えていた!というのがあったり(そのタネは2013年のこれだったりする可能性はありますが)。穏やかに、平静に頭を使えばの言葉たちです。本書の真ん中くらいに、コロッケへのこだわりと熱情とたぶん愛もたっぷりのエッセイがあるんですが、いやあ好い文章でした。ここのところだけ額にいれて飾っておきたいくらい。そこまで手を伸ばすか、ってくらい伸びのびと、隅っこや裏側や暗がりにまで言葉が届いていました。中...『ぼくの好きなコロッケ。』

  • 『小説王』

    読書。『小説王』早見和真を読んだ。つい最近、文庫化され、四月からはドラマ化される作品。僕は単行本で読みました。友人にすすめられて買ってから、3年くらい積読だったようです。売れない小説家・吉田豊隆と、編集者・小柳俊太郎の二人を中心にした、アツい文芸活劇です。僕自身がアマチュアであったとしても小説を書くためなのか、いや、本好きならば誰でもそうなのかもしれないですが、時間を忘れて食い入るように読んでしまった作品でした。文芸に対して直球勝負してます。小説読んだときに感じる、ヒリつき。そういったものが大事なところなのだと、本作品では随所で言われている。たしかに、読んでみても作品が遠い感じのものもあるし、一向に仲良くなれないように感じるものもあります。でもそれは読み手の読み方が浅すぎるためなんじゃないかと僕なんかは考えてい...『小説王』

  • 掌編『平成』

    <平成>が終わります、と告げる祝日の朝。テレビのニュース番組を眺めている。<平成>のおよそ三十年間を振り返ったイメージは、至極、ぼんやりしたものだったな、と僕は思い、食事の席でそう口にした。幸子はそれを聞くと、いやいや、<平成>は災害や事件が多かったし、海外でも戦争やテロが悲惨だったでしょ、と苺ジャムを塗ったトーストをかじりながら僕の言葉をあらためる。そうか、と思う。僕も幸子も、今年で四十歳の同い年。僕らは思春期と、そして青年期とを<平成>の時代にすっぽり包まれて生きてきた。幸子の言うとおり、社会では数えきれないくらいの陰惨な事件が起こってきたし、僕らはたまたま被災することをまぬがれはしたけれど、大震災と呼ばれる大災害は二度も発生した。そういった横綱級のニュース見出しになる大きなものごととは別ものの日常生活レベ...掌編『平成』

  • 小説掲載予告

    本日、夕方以降に原稿用紙10枚ほどの掌編をアップします。これは、先日、「アイスムスマイル文学賞」に応募したもので、テーマは「平成」でした。しかしながら落選し、このままこの掌編を闇に葬り去るよりか、どなたかの目に触れることを望んでの公開となります。テーマに対して、ど真ん中の直球を放りました。球威で勝負、と。結果、すこーんと打たれてしまいました……。そんな作品ではありますが、すぐに読み終えられるものですので、よろしければ、読んでみてください。それでは、また後ほど更新いたします。小説掲載予告

  • 登別温泉へ。

    今回は、珍しく旅日記です。24日、25日の日・月曜日で、登別温泉に行ってきました。温泉好きの従兄に誘われて、なのでした。去年9月の大きな地震の後、北海道の観光被害を抑えるために、国が「復興割」という割引サービスを行いましたよね。今回、僕らがいった温泉も、その復興割の対象で、従兄がめざとくそのクーポンを手に入れ、すぐさま使用したのです。二人で9000円の割引。まあでも、この時期って僕は働いていないこともあり、まったくお金がなく、従兄に借りました……。もうこの時期って、ここ何年かそんな感じのふところ具合でして。いつも家で母の介護補助・家事をしていますから、一泊旅行でも大丈夫かなあと心配していました。親父は、わかったいってきていい、と言いましたが、それでも、父と母の二人だけで家に残すのには不安はあります。スーパーなん...登別温泉へ。

  • 『自分で調べる技術』

    読書。『自分で調べる技術』宮内泰介を読んだ。サブタイトルに、「市民のための調査入門」とあります。自分たちで自分たちの社会を作っていくことが、いつからできなくなっているだろうか、との著者の問いからはじまります。社会は複雑になり、決めなければいけない事が一人ひとりではカバーできないくらい多岐にわたるようになり、それにともなって、それぞれの分野にくわしい専門家というポストがつくられ、彼らが決定を下すシステムになってきた。ゆえに、現代において社会を作っているのは、見ようによっては断絶された一人ひとりの専門家の決定である。それを、少しでも市民の手に取り戻したどうだろう、と著者は言うんですね。自分で自分の社会をつくる、そういった自律性を取り戻すことって、実は大事なんじゃないかということです。僕個人の考えとしても、生活から他...『自分で調べる技術』

  • 『細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた』

    読書。『細野晴臣とまっていた時計がまたうごきはじめた』細野晴臣聞き手:鈴木惣一朗を読んだ。はっぴいえんどやYMOのメンバーだったミュージシャン細野晴臣さんのと同じくミュージシャンの鈴木惣一郎さんとの対談集です。東日本の震災後である2012年の夏から、はっぴいえんどのメンバーで、数多くの名曲を残した御大・大瀧詠一さんのご逝去の年、2014年の夏までの期間に行われた9度の対話を収録。その肩の凝らない雑談トークでは、ユーモアのある冗談やお笑い話から音楽論までいろいろテーマが変わりつつ、でも、震災後の放射能に関する不安がずっとうっすらつきまとっている感覚があります。それでも、人生は絶望するより楽しむものだ、とのモットーがあるようで、本書で交わされるオフビートのトークは楽しいです。細野さんは揚げ物が好きだという話では、食...『細野晴臣とまっていた時計がまたうごきはじめた』

  • 『ジョッキー』

    読書。『ジョッキー』松樹剛史を読んだ。2002年に刊行された、第十四回小説すばる新人賞受賞作。競馬モノです。主人公・中島八弥はあまり騎乗依頼のないフリーの騎手。そんな彼を中心とした競馬世界の日常にみることができるのが、その勝負の世界であるがゆえの様々な人間模様と馬模様。いつも金銭面で苦悩する八弥がはたしてどう生き抜いていくか。読了して、この小説世界にでてきたキャラ達と別れるのが名残惜しく感じられる、おもしろいエンタメ作品でした。小説を書くのには、出だしが難しいと言われます。新人賞ですし、そのあたり、少々難があるように感じました。さらに、しばらくは読みがたいと感じるところも。(そのあたりは自分の書くものとの比較です。自分のまずい文章と似ているところがあって、それは直した方がよいように思うものです)でも、読んでいく...『ジョッキー』

  • 痛みへと続く笑い。

    ツイッターのTLに、バラエティ番組でよく行われているのは、「いじる・いじられる」などの考え方で笑いをとる、人の尊厳を無視したやりかたで、その影響を受けて現実世界でも、「いじる・いじられる」が行われているというような一連のツイートがありました。僕は一時期、ほとんどテレビを見なかったですが、徐々に目当てのアイドルなんかを見るためにバラエティ番組を見始めたら、違和感と苦痛を感じたのを覚えています。それはきっと、このためなんです。だから、好きなアイドルさんのバラエティ馴れに、淋しい思いをするのってあるんですよ。それは、素人っぽさがなくなったからっていう理由とはちょっと違うのです。バラエティのあり方は、「精神的なじゃれあい」としては一方的だし、人としての大事なところから離れていく「プレー」という感じがするからなんです。(...痛みへと続く笑い。

  • 『世界の廃墟』

    読書。『世界の廃墟』佐藤健寿を読んだ。世界に存在するその界隈では有名な廃墟のなかから26の廃墟の写真を紹介文でおくる写真集。序文のタイトルに、廃墟とは、「忘却された過去と、廃棄された未来の狭間」とあり、うまいことを言うもんだなあ、と大きく肯いたのでした。僕の住んでいる街も、廃墟ファンの人たちが、その廃れた街並みを楽しみにして訪れたりするんですよ。ネットにも、「こんなに廃墟になってるよ!」っていう写真がアップされているページがあります。そういうのを見ると、どうも、馬鹿にされているような気がしてくるんですよ。廃墟になるような失敗をした街だ、と嘲笑されているような気がしてくるし、僕のイメージだと、廃墟ファンって、とにかく廃墟を通して人間を嘲笑したいんじゃないか、っていうのがあります。だから、僕にはそのケはないぞ、と。...『世界の廃墟』

  • 『投資は「きれいごと」で成功する』

    読書。『投資は「きれいごと」で成功する』新井和宏を読んだ。投資ファンド・鎌倉投信を作った著者による、新しい投資のありかたを身を持って提言した、その精神や考えをわかりやすく解説した本。さくさく読めます。この鎌倉投信の新しいやり方は、2013年の投資効率をみる賞で第一位を獲得したとのこと。投資というと、ハイリスク・ハイリターンなものというイメージがありました。社会的に肯定されたギャンブルといったイメージもです。さらには、金融工学という学問でカチカチに固められた、金儲けのためだけに特化した錬金術の門をくぐる行為、とも想像していた。本書を読むと、リーマンショックまでの金融界は、まさにそんな感じだったようです。数式で固めた理論でもって、株を売り買いする。まあ、全く詳しくない分野なので、細かいところはわからないのですが、そ...『投資は「きれいごと」で成功する』

  • 『ハイデガー入門』

    読書。『ハイデガー入門』細川亮一を読んだ。20世紀に活躍した哲学者ハイデガーの主著『存在と時間』を中心に、本入門書の著者の言葉通り、「ハイデガー哲学が動いている問題地平を明らかにすることを目的にしている」本になっています。原語でハイデガーを読む人のための入門書という位置づけのため、本書では、中身の解釈にまでは立ちいっていません。「哲学」というもの自体、頭を使うもので、難しくて、なかなかとっつきにくいものだったりしますが、そんな「哲学」のなかでも、ハイデガー哲学はとりわけ難解な部類に位置付けられる「哲学」だそうです。なので、本書自体も難しいです。『存在と時間』にあたるための外堀を埋めていくにしても、古代ギリシャ哲学者である、プラトンやアリストテレスから始めなければわからない。『存在と時間』は、古代ギリシャからの存...『ハイデガー入門』

  • 『二百十日・野分』

    読書。『二百十日・野分』夏目漱石を読んだ。40代に迫ったころの夏目漱石が書いた、短編と中編の二篇。『吾輩は猫である』を書いていた漱石が、この作品では社会に挑むようなテーマを扱っています。「二百十日」はほぼ会話でできあがっている作品。阿蘇の山に登るための旅中の会話が主体なんですね。主人公の二人はところどころとぼけていて、まるで落語みたいだなあと思いながら、おもしろく読めていく。主人公の一人、圭さんが剛健な人物で、当時の金持ちや華族連中の存在がいけない、という持論を展開していきます。それでも、冗談を交えた日常会話文ですから、論理がむずかしいということもなく、読者の気持ちもそこに乗り移るように、男気ある好人物との触れ合いを楽しむように読書することになるでしょう。中編「野分」は、社会派的性格が「二百十日」よりもずっと濃...『二百十日・野分』

  • 『ワーク・シフト』

    読書。『ワーク・シフト』リンダ・グラットン池村千秋訳を読んだ。2012年のビジネス書ですが、まだまだ十分に読み応えのある本でした。7年経っても読める理由は、この本で著者が行った未来予測がかなりの精度だったことにまずあるでしょう。2013年ビジネス書大賞受賞作。本書の趣旨はといえば、2025年を設定した未来世界を考えることから仕事のあり方について「どういったものがIT革命後の今に、そしてこれからに合ったものなのか」を解き明かし、新しい仕事や生き方の姿勢を提示するものでした。「漫然と迎える未来」には孤独だったり貧困だったりする未来が待っていて、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生が待っている。そして、その「主体的に築く未来」にするためには3つのシフトが必要。第一は、ゼネラリストからスペシャリストへのシフト。専...『ワーク・シフト』