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創業記 https://www.exhorizons.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/

アプリブランド創業者のコラム。 ありふれた日常のできごとについてユーモラスな語り口で。 生きるのが楽になり、ちょっぴり勇気が湧いてきます。

嫌なことがあったときに気分を変えるアプリ「表裏一体」、心に栄養を補給するアプリ「風光明媚」などを提供するアプリブランドの作者のブログ(コラム)です。 ユーモラスな口調で日常のできごとについて語ります。 ホッとしたいときや気晴らしにどうぞ。

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2014/05/25

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  • 論語(孔子:斉藤孝訳)

    世界を広げるヒント、第43回は論語(孔子:斉藤孝訳)です。 論語は孔子を中心とする孔子一門の言行録です。 現代はみな忙しく、色んなことを急ぎ、また効率化することが多いと思います。 そのような時こそ基本に戻り、人への思いやりを持ったり、人間性を鍛えたりすることが有用かもしれません。 倫理を説く古典の一つとして、論語から得られるものは多いと考えます。 ・君子は幅広く親交を持ち、一部の人と馴れ合わない。 ・老人には安心されるよう、遊人には信頼されるよう、若い人には慕われるようでありたい。 ・自分の私意で勝手にやる「意」がなく、何でもあらかじめ決めた通りにやろうとする「必」がなく、一つのことに固執す「固」がなく利己的になって我を張る「我」がない。 いかがでしょう。中には響くものがありませんか。 なお、自分が最もこの本で重要と感じたのは以下です。 ・過不足なく極端に走らない中庸の徳は最上のもの 決して妥協するわけではなく、高度なレベルでバランスを取る「中庸」という考えは一見当たり前のようにも思えますが、以外に普段触れるものではなく、少なくとも私には重要な気付きとなりました。 なお、今回ご紹介した本のように、古くから残っているものは、それに価値があるからなのでしょう。(その可能性が高いでしょう) そして、それが倫理の領域であれば、昔から変わらない、人間にとって大事なことが書かれているのではないか、と考えられます。 皆さんも、論語から自分にとって大事な言葉、考え方が見つかるかも知れませんね。 それでは、今回も読んでいただいて、ありがとうございました! 創造性 ★★ 実用性 ★★★★

  • 空想主義的芸術家宣言(森村泰昌)

    世界を広げるヒント、第42回は空想主義的芸術家宣言(森村泰昌)著です。 著者はセルフ・ポートレイトという手法を用いて美術作品を作っている美術家です。 自分を被写体に、モナ・リザやマリリン・モンローにそっくりの服装をし、写真を撮影するということをされています。ユニークですよね。 さて、彼にはいくつか著書があるのですが、その一つがこの空想主義的芸術論です。 この本で語っているのは空想のススメ! 著者が世の中の現象に対して、「おそらくこういうこと」「こう考えたら面白い!」と考えることを語っています。 たとえば ・芸術は食べられる(ピカソの数々の絵をフルコースになぞらえて堪能する(味わう)) ・物真似はよくないことではない(借りることで人間関係を結んだり。また、そもそも何が本物か偽物かはあいまい) ・敗者の文化は面白い(大阪のある沿線の「高級っぽい」大衆文化の面白さ) 何事も「こう考えると面白い」という考え方が非常に参考になります。 最後に。あとがきにありますが、芸術は絵に書いた餅でしかないが、それこそが素晴らしいこと。 絵に描いた餅を想像できる力こそが芸術的空想力であり、実は現実よりも遥かに大きい人間を構成する要素なのだということです。 確かに、空想の世界、想像力は無限大で、楽しいものですよね。 それでは、今日も読んでいただいて、ありがとうございました。 創造性 ★★★★ 実用性 ★★★★

  • スピノザの世界(上野修)

    世界を広げるヒント、第41回はスピノザの世界(上野修著)です。 スピノザは17世紀の哲学者です。 神が唯一絶対の実態であるとし、あまねく物に神が存在しているとしています。(汎神論) この「スピノザの世界」はそのようなスピノザの考えをできる限り分かりやすく説明しています。 (と言っても元が元だけに難解ですが) スピノザの考えで特長的な点は2つ、1つは内容とは関係がありませんが、全て定義と公理から定例を見出す、つまり公式を証明する形を取っていること。 この方法は、論理的、つまり誰でも理解をすることができるように工夫されているということです。 (たとえば彼は最初に「神」を定義し、それが存在するこの世界はどうなっているか・・という風に問題を解いていきます) もう1点、本の中身についてですが、とても前向きで明るい理論ということ。 哲学というと難解という印象を持たれる方が多いと思いますが、スピノザの説はひたすら明るい感じがします。 冷静に、なぜ全ての物が神と一致するのかを証明しているのですが、冷たい感じは微塵もしません。 (ちなみにこの神は万能の神ではなく、全てに「在る」意思のない存在というイメージ) 証明の先は、だから自分も社会も神も全てを許すことができる、全てを愛することができるという結論なのです。 誰にも理解できるように理論付けられた証明とそこから導きだされる明確な結論。 そしてそれは、「全て問題はない」というメッセージ。 それは、全ての人に向けた、人間讃歌と言うのは言い過ぎでしょうか。 それでは、今回も読んでいただいて、ありがとうございました! 創造性 ★★★★★ 実用性 ★★★★

  • 大人のための偉人伝(木原武一)

    世界を広げるヒント第40回は大人のための偉人伝(木原武一著)です。 著者の木原さんは、偉人伝の面白さを子ども向けだけにするのは勿体ないという考えを持ち、本書を執筆したと語っています。 この本で登場する偉人は「ヘレンケラー」「リンカーン」「ガンジー」「ナイチンゲール」「エジソン」などそうそうたる顔触れです。 本稿では「シュワイツァー」に焦点を当てて解説していきたいと思います。 シュワイツァーは音楽、哲学、神学、それに医学をも学んだという著者に言わせれば「大きな人間」です。 しかも、医学を学び始めたのは30歳になってから。既に音楽で名声を得ていた後にです。 (世界に名の知れたオルガン奏者でした) その時になって、芸術よりも人間への奉仕に身を捧げようと、医師の勉強を始めアフリカに渡ったのでした。 そして、その中で「生への畏敬」という生涯の指針を見つけ、医師として活動。 最終的にはノーベル平和賞を受賞しています。 私が感動するのはその業績よりも、人間が持つ器の大きさについてです。 今の世の中、「専門家たれ」であったり「T型(ジェネラリストで一つだけ専門を持つ)を目指せ」であったりをよく言われる気がします。 その理屈は、物事が細分化され、専門的になっているのでそれほど多くのことは学べない、ということだと思うのですが、本当にそうでしょうか? 実は限界を決めているだけで、本当にやろうと思えば何ものにでもなれる、そんな可能性を人間は持っているのではないか。 シュワイツァーの偉人伝を読んでいるとそのように感じられました。 それでは、今日も読んでいただいてありがとうございました。 明日も、仕事の限界を決めずに、がんばりましょう! 創造性 ★★★ 実用性 ★★★★★

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