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  • 今津雅仁六重奏団~テナーサックスバトル~@横濱エアジン

    横濱エアジン(2024/5/23)。MasatoImazu今津雅仁(ts)SatoKojun佐藤公淳(ts)ToruAmbo安保徹(ts)HideakiYoshioka吉岡秀晃(p)YutakaYokoyama横山裕(b)JunSAITO(ds)90年代の初頭にジャズを聴いていた者にとっては今津雅仁さんの名前は特別なもので、いつかプレイを観たいと思っていた。この日はFuzzMotionに佐藤公淳・安保徹のテナーふたりが加わった大テナーバトル。佐藤さんはアウトフレーズを出しつつ熱気で攻める。安保さんは塩っ辛い音色で気持ちよくレイドバックもしながら聴かせる、王道的なテナー。今津さんは美しくもありエッジが丸くもある独特な音色で、メンバーの繰り出すフレーズを笑って愉しみながら別のフレーズを放つ。そして久しぶりに聴...今津雅仁六重奏団~テナーサックスバトル~@横濱エアジン

  • 白石民夫@新宿西口カリヨン橋 その8

    新宿西口カリヨン橋(2024/5/22)。TamioShiraishi白石民夫(as)RyoGoitsuka後飯塚僚(vln)カリヨン橋で白石民夫さんを観るのは5年ぶりだ。向こう側の小田急百貨店が解体され、吹く向きも変えたとのこと。さらに開かれた空に向かってキキキキキと響く白石さんのアルトはやはり唯一無二のものだった。後飯塚僚さんのヴァイオリンと。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,LeicaElmarit90mmF2.8(M)●白石民夫白石民夫@新宿西口カリヨン橋その7(2019年)白石民夫@新宿西口カリヨン橋その6(2018年)白石民夫@新宿西口カリヨン橋その5(2018年)2016年の「このCD・このライヴ/コンサート」白石民夫@新宿西口カリヨン橋その4(2016年)白石民夫@新宿...白石民夫@新宿西口カリヨン橋その8

  • 『民藝』@世田谷美術館

    週末に世田谷美術館に足を運び『民藝』展。あまりにも愉しくて、同行した友人とずっとああ良いああ良いとおしゃべり。2021年の近美での『民藝の100年』展は民藝運動の意義や歴史を把握できるものだったけれど、今回の展覧会はもっと身近な感覚、これぞ生活のなかの美。アイヌの紋様も、沖縄の紅型も、小鹿田焼の飛び鉋模様も、山陰の民藝運動家・吉田璋也がプロデュースした牛ノ戸焼も良かった。(ところで京都の芯切鋏はたいめいけんのロゴに似ているような。)●参照鶴見俊輔『柳宗悦』『民藝の100年』展@東京国立近代美術館アイヌの美しき手仕事、アイヌモシリ「日本民藝館80周年沖縄の工芸展-柳宗悦と昭和10年代の沖縄」@沖縄県立博物館・美術館短編調査団・沖縄の巻@neoneo坐「まなざし」とアーヴィング・ペン『ダオメ』『民藝』@世田谷美術館

  • 木下和重+池上秀夫+鈴木學@なってるハウス

    入谷のなってるハウス(2024/5/20)。KazushigeKinoshita木下和重(vln)HideoIkegami池上秀夫(b)ManabuSuzuki鈴木學(electronics)日常生活で茶を飲むように宇宙音を出す鈴木さんも、なにやら対話を続けていたと思うとコントラバスの領域になってコントラバス奏者と化す池上さんもとてもおもしろかった。そしてはじめて目にする木下さんの全身音遊びがすばらしい。音のスイートスポットを見つけて一心不乱に遊んでいる。小刻みに弓を動かしているときは集中して頭も震えているし、弓で膝下を叩いたあとには脚を前に動かしたりして(脚気のテストなのか?)。あまりにも愉快だったので終演後に笑顔で近づこうかと思ったが引かれそうなので帰った。FujiX-E2,7Artisans12mm...木下和重+池上秀夫+鈴木學@なってるハウス

  • 北京と上海の即興音楽@水道橋Ftarri

    水道橋のFtarri(2024/5/18)。WangTian王⽥(cello)fish費史(b)ZhaoZiyi趙⼦毅(el-b)Ake阿科(p,vln)Maimai売売(electronics,voice)KazuyaTakeda竹田和也(vln)MasahideTokunaga徳永将豪(as)おそらく日本ではほとんど知られていない北京と上海のインプロヴァイザーたち。さまざまな組み合わせで即興演奏を行い、それらは驚きに満ちたものだった。弦楽器の弓弾きは連続的なグラデーションを持つものでもあり、薄紙や布などオーガニックな素材に例えてしまうことがある。かれらの弦の音もまた極めてユニークな印象を与えるもので、やはりアジアの紙を重ねたよう。王田や費史は淡々と弾いているだけで独特な音色となっているし、まるで紙を裂...北京と上海の即興音楽@水道橋Ftarri

  • 松山巖『乱歩と東京』、鈴木博之『東京の地霊』、陣内秀信『東京の空間人類学』

    久しぶりに気が向いて東京論を3冊。たまたま、すべてちくま学芸文庫。松山巖『乱歩と東京』では、1920年代の東京が江戸川乱歩の世界にいかに密接に影響を与えていたかという分析。「家」制度の矛盾がみえてきた時代にあって、独身者こそ都市生活者の特質であり、明智小五郎もまたそうだった。性のありようも無縁ではなく、『D坂の殺人事件』における妻の姦通もSM趣味も20年代乱歩ならではのものだとする。大正期には自己と社会の関係性を問いなおす動きがあった。たとえば武者小路実篤が宮崎に建設した「新しき村」もそのようなもので、これが経済的に失敗してゆくことと、乱歩の『パノラマ島奇談』とを関連付けて論じるくだりはおもしろい。(ところで「新しき村」は昭和に入って埼玉の毛呂山に移転する。何年か前に訪れてみたら十人の住民によるコミュニテ...松山巖『乱歩と東京』、鈴木博之『東京の地霊』、陣内秀信『東京の空間人類学』

  • trilogue@池袋P's Bar

    池袋のP'sBar(2024/5/11)。HidekiTsuchiya土屋秀樹(g)ManamiIshikawa石川真奈美(vo)YujiMiyano宮野裕司(as,fl,cl)石川さんと宮野さんの並走とユニゾンの心地よさといったらない。一方で土屋さんのギターは光をばら撒いたり筆で塗ったりと驚かせてくれる。<SubconsciousLee>の落ち着いた過激さも良いし、アメリカーナ的な魅力をもつうたもあった。三者が進んでいった跡の澪がずっと残って、それも音楽の一部を成している感覚。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,XF35mmF1.4●土屋秀樹SpaceFactory@池袋FlatFive(2023年)神田綾子+土屋秀樹@池袋FlatFive(2023年)●宮野裕司宮野裕司+中牟礼貞則+...trilogue@池袋P'sBar

  • ONJQ@新宿ピットイン

    新宿ピットイン(2024/5/7)。ONJQ(大友良英ニュージャズクインテット):OtomoYoshihide大友良英(g)ShinpeiRuike類家心平(tp)OsamuImagome今込治(tb)HiroakiMizutani水谷浩章(b)YasuhiroYoshigaki芳垣安洋(ds)つねに事件のはじまりのような芳垣さんのドラムスも、情が滴るような類家さんのトランペットもすばらしい。そして大友さんのギターによりヘイデンやドルフィーがあまりにも鮮やかに浮かび上がる。●大友良英大友良英+イヌイジュン+西村雄介@大久保ひかりのうま(2024年)大友良英@水道橋Ftarri(2024年)大友良英X田中鮎美"session"@公園通りクラシックス(2024年)TRYANGLE/大友良英+川島誠+山崎比呂志...ONJQ@新宿ピットイン

  • インプロヴァイザーの立脚地 vol.19 吉田隆一(JazzTokyo)

    インプロヴァイザーの立脚地vol.19吉田隆一–JazzTokyo●吉田隆一吉田隆一+広瀬淳二@神保町試聴室(2023年)藤井郷子オーケストラ東京@公園通りクラシックス(2023年)藤山裕子+照内央晴+吉田隆一+吉田つぶら@なってるハウス(2020年)吉田隆一ソロ@喫茶茶会記(2019年)渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2019年)吉田隆一ソロ@なってるハウス(2019年)吉田隆一ソロ@T-BONE(2018年)沼田順+照内央晴+吉田隆一@なってるハウス(2018年)藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)MoGoToYoYo@新宿ピットイン(2017年)秘宝感とblacksheep@新宿ピットイン(2012年)『blacksheep2』(...インプロヴァイザーの立脚地vol.19吉田隆一(JazzTokyo)

  • イヌイジュン+坂田明@柴田悦子画廊(JazzTokyo)

    #1300イヌイジュン+坂田明–JazzTokyo●坂田明BIGFOOT@秋葉原GOODMAN(2024年)坂田明withTRAVISANOTRIO@千駄木BarIsshee(2024年)クレイグ・ペデルセン+マーク・モルナー+坂田明@千駄木BarIsshee(2024年)ケン・ヴァンダーマーク+ポール・ニルセン・ラヴ2024年日本ツアー(関東編)(JazzTokyo)(2024年)そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)ポール・ニルセン・ラヴ+ケン・ヴァンダーマーク+坂田明@渋谷SuperDommune(2024年)坂田明+香村かをり@千駄木BarIsshee(2023年)フィールド–ダイクマン–フローリン/Dragittothebottomw/坂田明@横濱エアジン(2023年)MMBトリ...イヌイジュン+坂田明@柴田悦子画廊(JazzTokyo)

  • サム・ニューサム&マックス・ジョンソン『Tubes』(JazzTokyo)

    #2314『サム・ニューサム&マックス・ジョンソン/Tubes』–JazzTokyo●マックス・ジョンソンカール・ベルガー+マックス・ジョンソン+ビリー・ミンツ『Sketches』(JazzTokyo)(2022年)サイモン・ナバトフ+マックス・ジョンソン+マイケル・サリン『FreeReservoir』(2016年)ヨニ・クレッツマー『Five』、+アジェミアン+シェイ『UntilYourThroatIsDry』(JazzTokyo)(2015、16年)クリス・ピッツィオコス『GordianTwine』(2015年)マックス・ジョンソン『IntheWest』(JazzTokyo)(2014年)マックス・ジョンソン『SomethingFamilier』(2014年)サム・ニューサム&マックス・ジョンソン『Tubes』(JazzTokyo)

  • 「月花舎 Miyaを語る」@神保町月花舎・ハリ書房

    神保町の月花舎・ハリ書房(2024/5/6)。MIYA(modularfl,talk)FumitoFukuchi福地史人(talk)YoshihikoHogyoku寳玉義彦(talk)MIYAさんの音楽、喫茶茶会記から月花舎・ハリ書房までの流れなどについて。なぜMIYAさんがいまの独特な表現をするようになったのか、場の響きといった話がとても興味深いものだった。途中でなぜか呼ばれて登壇、少しMIYAさんとお話をした。スマホにて撮影●MiyaMIYA+中村としまる@千駄木BarIsshee(2024年)そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)MIYA+田中悠美子@千駄木BarIsshee(2024年)松本泰子+庄﨑隆志+齋藤徹@横濱エアジン(『SluggishWaltz-スロッギーのワルツ』DV...「月花舎Miyaを語る」@神保町月花舎・ハリ書房

  • 渋さ知らズ fuwa works@入谷なってるハウス

    入谷のなってるハウス(2024/5/4)。HidekiTachibana立花秀輝(ts)YoichiroKita北陽一郎(tp)IppeiKato加藤一平(g)KoichiYamaguchi山口コーイチ(p)DaisukeFuwa不破大輔(b)JunIsobe磯部潤(ds)いやカッコ良くてすっきりした。●不破大輔渋さ知らズ@なってるハウス(2023年)渋さチビズ@なってるハウス(2023年)川口義之+不破大輔+山口コーイチ+岡村太+高橋保行@なってるハウス(2022年)石渡岬+不破大輔@千駄木BarIsshee(2022年)不破ワークス@なってるハウス(2020年)加藤崇之+不破大輔+藤掛正隆+元晴@荻窪ルースターノースサイド(2019年)渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)渋さチビズ@なってるハウス...渋さ知らズfuwaworks@入谷なってるハウス

  • 若林正丈『台湾の半世紀』

    若林正丈『台湾の半世紀』(筑摩選書、2023年)。研究者が自身の研究活動における実感とともに振り返る台湾の半世紀。とくに李登輝の評価が興味深い。結果的には蔣経国から権力継承されたとはいえ、外省人エリートからすればかれは本省人の従属エリートに過ぎなかった。李登輝は司馬遼太郎との対談で「台湾人として生まれた悲哀」という発言をしたというが、その極めて難しいポジションは戦時からつながる台湾のアンバランスさを象徴するものだったのかもしれない。そして陳水扁はさらにその先をいった。民進党からはじめて総統に選出された陳は、本省人で貧農の家の出身、猛勉強してエリート層に入ったという「戦後台湾の子」。それゆえに、「国民党の体制側の人物たちからみれば、強烈な台湾なまりの「国語」を話す、まったくのアウトサイダー・エリートだったの...若林正丈『台湾の半世紀』

  • 塙正貴サクソフォンソロ@公園通りクラシックス

    渋谷の公園通りクラシックス(2024/5/2)。MasakiHanawa塙正貴(as)アルトサックスのみによる1時間強のパフォーマンス。シャギーな音色で(本人曰く、エアリーでテクスチャーを意識したもの)、それがクリアに抜ける公園通りクラシックスの響きによってアコースティックに増幅され、逃げようもなく晒される。最初と最後は楽器性の根本に立ち戻るようでもあり、おそらくは自身の演奏史のはじまりを見つめているようでもあった。空気と溶け合うような音も、その空気を裂くような鋭角の音もあった。予備知識なくはじめて観たのは、ピアノの栗田妙子さんの代役を務めたときだった(FlatFiveにおいて、野津昌太郎さん、甲斐正樹さんと)。ずいぶんユニークな人がいるのだなと驚いた。FujiX-E2,XF35mmF1.4,LeicaE...塙正貴サクソフォンソロ@公園通りクラシックス

  • The Mad Laboratory of Anti Matter@代々木上原Hako Gallery

    代々木上原のHakoGallery(2024/5/1)。PaedConca(cl)NadiaDaou(TimeMachine,vo,electronics,drummachine)RisaTakeda武田理沙(ds,synth)AkioJeimusアキオ・ジェイムス(ds)ハイテクニックとガジェット感が余裕で併存する音の実験。なにがあっても愉しみ続ける人たち、時間を忘れてしまう場。FujiX-E2,7Arisans12mmF2.8,XF35mmF1.4●パエド・コンカポルタ・キウーザ『becauselifeshouldbesowonderful(I)』と大阪でのライヴ(2019年)PORTACHIUSA@本八幡cooljojo(2018年)●武田理沙武田理沙@大塚bar地底(2024年)武田理沙@神田錦町...TheMadLaboratoryofAntiMatter@代々木上原HakoGallery

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