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  • 開封の儀 すずえり渡米報告会@神保町ハリ書房・月花舎

    神保町のハリ書房・月花舎(2024/4/29)。すずえりさんがNY滞在時に買ったりもらったりした音源をみんなで聴く会。すずえりさん、批評の細田成嗣さんと三人で行いました。途中で現地のことを知るChaseGardnerさんに無茶ぶりして話していただいたりもして。EAI(ElectroacousticImprovisation)と音響とジャズの重なり、コミュニティのありよう、突出した音楽家たちの現在、アイデンティティを外部に示すことの重要性(性自認を含めて)など、準備と対話を通じて得るものが多い機会でした。そしてハリ書房・月花舎がこの4月にオープンしてはじめてのイヴェント。カッコいいし、本も置いてあるし、コーヒーも美味しいし、喫茶茶会記がそうであったように、とても良い場所です。(撮影はヤシュククさんと福地さん...開封の儀すずえり渡米報告会@神保町ハリ書房・月花舎

  • 田中悠美子+閔小芬(ミン・シャオフェン)+カール・ストーン@水道橋Ftarri

    水道橋のFtarri(2024/4/27)。YumikoTanaka田中悠美子(三味線,大正琴)MinXiao-Fen閔小芬(ミン・シャオフェン)(pipa)CarlStone(Laptop)2005年以来ということだったか、久しぶりのリユニオン。まずはミンさんのソロ、おそるべき踏み込みの速さと強さ、そしてセロニアス・モンクに仰天した。カールさんはやはりというべきか魔術師ぶりを発揮し、自らの分身を何体も産み出し、音の海のなかに解き放つ余裕。田中さんが微笑むときは間違いなく即興が事件と化しているときで、終盤なんて聴くほうも愉悦に包まれていた。FujiX-E2,'Artisans12mmF2.8,LeicaElmarit90mmF2.8(M)●田中悠美子MIYA+田中悠美子@千駄木BarIsshee(2024...田中悠美子+閔小芬(ミン・シャオフェン)+カール・ストーン@水道橋Ftarri

  • Spring Dew -春の露-@神田錦町POLARIS

    神田錦町のPOLARIS(2024/4/23)。ChiheiHatakeyama(g,electronics)TatsuhisaYamamoto山本達久(ds)FumiEndo遠藤ふみ(p)路上の音や赤子の声とも混ざり合いうっとりさせられるアンビエント。それと溶け合うようでいて、別の相にある音を提示するピアノとドラムス。リラックスも刺激の一部、リラックスの中の覚醒。●山本達久I-I(内橋和久+山本達久+坂口光央)@代々木上原HakoGallery(2024年)池田謙+山本達久@代々木上原HakoGallery(2024年)山本達久+神田綾子@代々木上原HakoGallery(2023年)林栄一+山本達久+神田綾子+ルイス稲毛@下北沢NoRoomforSquares(JazzTokyo)(2023年)山本達...SpringDew-春の露-@神田錦町POLARIS

  • 幽けき刻 with 中山晃子@公園通りクラシックス

    渋谷の公園通りクラシックス(2024/4/22)。KanonAonami蒼波花音(as)FumiEndo遠藤ふみ(p)ToruNishijima西嶋徹(b)AkikoNakayama中山晃子(alivepainting)西嶋さんが共演を熱望したという、中山晃子さんのalivepainting。演者たちは譜面よりも投影された映像を視ながら音を出しており、可視部の規模感や時間間隔がまったく異なるそれを内部のなにかのプロセスに介在させているようにみえた。大きなストーリー展開にあたっても確実に相互の影響があった。●西嶋徹蒼波花音+遠藤ふみ+西嶋徹+沼尾翔子@公園通りクラシックス(2024年)幽けき刻@公園通りクラシックス(2023年)幽けき刻@成城学園前CafeBeulmans(2022年)神田綾子+大澤香織+西...幽けき刻with中山晃子@公園通りクラシックス

  • 長沢哲+木村由+中山晃子@アトリエ第Q藝術

    成城学園前のアトリエ第Q藝術(2024/4/19)。TetsuNagasawa長沢哲(ds)YuKimura木村由(dance)AkikoNakayama中山晃子(alivepainting)まなざしのありようが異なる。投影された絵を視て演奏に反映するドラマー。壁を背にして絵を視ないにもかかわらずその世界を体現するダンサー。絵は同じ時間を共有しながらミクロの別次元、しかしこちら側の音と動きの世界に突然跳躍してくる。そして各々の役割は固定されることがない。かれらは相互に介入し、絶えず自身にフィードバックする。終始緊張感が持続するステージだった。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,LeicaElmarit90mmF2.8(M)●長沢哲長沢哲+山田衛子@不動前Permian(2024年)長沢哲...長沢哲+木村由+中山晃子@アトリエ第Q藝術

  • 野津昌太郎+北川秀生+定岡弘将@池袋FlatFive

    池袋のFlatFive(2024/4/17)。ShotaroNozu野津昌太郎(g)HideoKitagawa北川秀生(b)HiromasaSadaoka定岡弘将(ds)あいかわらず野津さんのギターは異次元、フレーズや和音など確信犯のように手を広げすぎていて驚かされる。むしろこのメンバーでがっちりとジャズ的に締めているのはヴェテランの北川さん。そして、うむうむ。によるファーストアルバム『ウィーアーうむうむ。』もまたそうなのだけれど、眼前の世界を開き、シンプルな道具を使い、不定形のアプローチでかたちを作る定岡さんはおもしろい。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,LeicaElmarit90mmF2.8(M)●野津昌太郎遠藤ふみ+野津昌太郎+阿部真武@神保町試聴室(2023年)野津昌太郎+塙...野津昌太郎+北川秀生+定岡弘将@池袋FlatFive

  • 長沢哲+山田衛子@不動前Permian

    不動前のPermian(2024/4/15)。TetsuNagasawa長沢哲(ds)EikoYamada山田衛子(recorder)はじまると楽器の響きがPermianというハコの響きと相似形なのだという印象を受ける。テナーリコーダーの内部の共鳴からも、またドラムの打音からも伝わる硬質な反響。それがひとつひとつの音をクリアで明確なものとしており、聴く者の集中力を高めてくれる。長沢さんが細かな打音で世界を組み上げてゆく一方で、山田さんの驚異的なタンギングとその連なりによる大きな流れ。シンバルの上に異物を乗せて残響の周波数のプロファイルがぎざぎざの広めになると、山田さんはマージナルな音に移行し、濁りを共有した。セカンドセットで山田さんが使ったのはバスリコーダーとソプラノリコーダー。バスでは豊かな倍音を活かし...長沢哲+山田衛子@不動前Permian

  • BIG FOOT@秋葉原GOODMAN

    秋葉原のCLUBGOODMAN(2024/4/14)。TatsuyaNakamura中村達也(ds)YoshimitsuIchiraku一楽儀光(modularsynth,ds)BIGFOOT:AkiraSakata坂田明(as)YongYandsen(ts)TakashiSeo瀬尾高志(b)DarrenMoore(ds)中村さんと一楽さんの対決というのか大はしゃぎというのか、わけのわからなさが爆発していて楽しかった。自動制御を取り入れつつ自らそれを踏んづけているようなハチャメチャ感覚。BIGFOOTはさすがの全員攻めメンバー。瀬尾さんのアタックは実に強靭であり、ダレンさんの上から下までバランスよいドラミングは痛快。サックスふたりは悠然とヘンな作業を取り行っていた。FujiX-E2,7Artisans12...BIGFOOT@秋葉原GOODMAN

  • 大友良英+イヌイジュン+西村雄介@大久保ひかりのうま

    大久保のひかりのうま(2024/4/9)。YoshihideOtomo大友良英(g)JunInuiイヌイジュン(ds)YusukeNishimura西村雄介(b)三者ががんがん攻める中でも音がそれぞれ美しいほどに分離しているのはさすが。アイラーの<SpiritualUnity>には驚かされた。そして、よしジャズバラッドだと西村さんが宣言してから、イヌイさんがポール・モチアンの真似をはじめたのは愉快だった。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8●大友良英大友良英@水道橋Ftarri(2024年)大友良英X田中鮎美"session"@公園通りクラシックス(2024年)TRYANGLE/大友良英+川島誠+山崎比呂志@なってるハウス(2022年)大友良英+川島誠『DUO』(JazzRightNow)...大友良英+イヌイジュン+西村雄介@大久保ひかりのうま

  • The Bass Collective『瞬く森』(JazzTokyo)

    #2308『TheBassCollective/瞬く森』–JazzTokyo●田嶋真佐雄TheBassCollective@神保町試聴室(2023年)TheBassCollective@渋谷公園通りクラシックス(2023年)徹の部屋ふたたび不在の在~『齋藤徹の芸術コントラバスが描く運動体』出版記念@いずるば(JazzTokyo)(2023年)やみのうつつvol.1@神保町試聴室(2022年)齋藤徹生誕祭@横濱エアジン(2022年)TheBassCollectivemeetsJean&Bénédicte@山猫軒(2022年)森田志保『徹さんの不在』(DanceVision2021feat.齋藤徹)@アトリエ第Q藝術(2021年)齋藤徹生誕祭@横濱エアジン(2021年)ベースアンサンブル~Travessiad...TheBassCollective『瞬く森』(JazzTokyo)

  • KARM日本ツアー・関東編(JazzTokyo)

    #1296KARM日本ツアー・関東編–JazzTokyoKARM日本ツアー・関東編(JazzTokyo)

  • インプロヴァイザーの立脚地 vol.18 石田幹雄(JazzTokyo)

    インプロヴァイザーの立脚地vol.18石田幹雄–JazzTokyo●石田幹雄石田幹雄@公園通りクラシックス(2024年)BEYOND@新宿ピットイン(2024年)zekatsumaカルテット@新宿ピットイン(2023年)永田利樹+石田幹雄+外山明@なってるハウス(2022年)松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2022年)石田幹雄トリオ@稲毛Candy(2020年)松風鉱一+上村勝正+石田幹雄@本八幡cooljojo(2020年)松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2020年)松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)後藤篤@アケタの店(2019年)松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2018年)松風鉱...インプロヴァイザーの立脚地vol.18石田幹雄(JazzTokyo)

  • 山内桂+今西紅雪@東北沢OTOOTO

    東北沢のOTOOTO(2024/4/5)。KatsuraYamauchi山内桂(sopraninosax,as)KohsetsuImanishi今西紅雪(koto)前回の共演では、山内さんの演奏から相とその変貌のプロセス(相転移)を感じ取った。もしかするとPermianの内壁がよく響くものであったからかもしれない。空間が演奏者と一体となることも相の創出にひと役買っているかもしれないからだ。この日のOTOOTOの響きはどちらかといえばデッド。それが影響したのかわからないが、演奏のありようはこの場ならではのものだった。ふたりは擦れるような音から演奏空間の外枠を描きはじめる。箏のあざやかな音がその円環のなかに飛散し、一方でサックスが外枠の円環そのものをずらしたり破いたりするようなうごき。倍音とノイズがゆっくりと...山内桂+今西紅雪@東北沢OTOOTO

  • 杉原達『越境する民 近代大阪の朝鮮人史』

    杉原達『越境する民近代大阪の朝鮮人史』(岩波現代文庫、1998/2023年)を読む。1922年に済州島と大阪を結ぶ定期航路ができ、「君ヶ代丸」が就航した。釜山~下関はおもに日本人が使い、君ヶ代丸はおもに済州島の者が使った。つまり安い労働力だ。それにより大阪に住む済州島出身者は急増し、住民の1割くらいを占めるようになった。このあたりの歴史や厳しい生活水準については、金賛汀『異邦人は君ヶ代丸に乗って―朝鮮人街猪飼野の形成史―』にも書かれている。本書の独特な点は、それを生活圏の目線で描いていること。だから日韓併合、強制労働の開始、日本の敗戦など大きな歴史的事件があるとしても、「生活をつなぐネットワークは、国家の暴力に屈服したり、すり抜けたり、拮抗したりしながら、1920年代以降から数十年以上にわたって、さまざま...杉原達『越境する民近代大阪の朝鮮人史』

  • 坂田明 with TRAVISANO TRIO@千駄木Bar Isshee

    千駄木のBarIsshee(2024/4/2)。AkiraSakata坂田明(as,cl,vo,etc.)TRAVISANOTRIO:ChrisCorsano(ds)JarvisEarnshaw(sitar)TrevorDunn(b)クリス・コルサーノは2017年にメテ・ラスムセンと一緒に来日して以来、もう7年近くになる。あいかわらず切れ味が群を抜いていて、日本刀をもって高速で舞っているよう。それゆえか、強くも柔らかくも受け止めるトレヴァー・ダンとのコンビネーションもまたいい。ジャーヴィス・アーンショーはシタールとペダルを使って音階のあいだで旅をする。坂田さんはこのような無定形のサウンドに駆動力を与えていてみごと。聴いていてずっとむずむずしていた。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,Le...坂田明withTRAVISANOTRIO@千駄木BarIsshee

  • 山田衛子+山㟁直人+秋山徹次@水道橋Ftarri

    水道橋のFtarri(2024/4/1)。EikoYamada山田衛子(recorder)NaotoYamagishi山㟁直人(perc)TetuziAkiyama秋山徹次(g)山田衛子さんのリコーダーにまずは驚いた。弱い息遣いから管の共鳴までのダイナミクスだけではない。サブトーンを出し、循環呼吸で長いフレーズを吹き、リズムも創出。この豊かな音と打楽器の音、弦の音が交錯し、誰のものとも思えないさらに豊かな音。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,LeicaElmarit90mmF2.8(M)●山㟁直人山田光+大藏雅彦+山㟁直人+遠藤ふみ+柳沢耕吉@水道橋Ftarri(2024年)矢部優子+山㟁直人+広瀬淳二@アトリエ第Q藝術(2023年)「響む其の六」@東北沢OTOOTO(2023年)qu...山田衛子+山㟁直人+秋山徹次@水道橋Ftarri

  • 木庭顕『ポスト戦後日本の知的状況』

    木庭顕『ポスト戦後日本の知的状況』(講談社選書メチエ、2024年)。時空を超え姿を変えて登場するのは、夏目漱石『三四郎』の与次郎。一見知的で活動的な批判精神を持つ存在だが、実のところこちらを借りてあちらをけなす野次馬的態度にすぎない。たとえばアジア侵略時代の大陸浪人、そのロマン主義的・周辺的な分子に過ぎない与次郎は中枢に向かってテロルを行使する。そしてユスリタカリだったはずの与次郎が権力自体と化してしまう。戦後期も然り。本丸の丸山眞男も藤田省三も竹内好もクリティックたりえなかった。かれらの周りには与次郎ばかり。「畢竟彼らは、裾野に広がる広大なニッチの闇(を問題とすべきであったにもかかわらず、その意識さえなく、そ)の中からそのまま抜き出してきたにすぎなかった。だからしばしば、文字通りその闇の中に棲息する分子...木庭顕『ポスト戦後日本の知的状況』

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