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  • 山崎阿弥+坂口光央@神保町試聴室

    神保町試聴室(2021/5/24)。AmiYamasaki山崎阿弥(voice)MitsuhisaSakaguchi坂口光央(p,electronics)はじめは山崎さんは脇をしぼって音を絞り出し、坂口さんがそれに音を重ねる。そのときすでに、ピアノとはサウンド全体の支配に向けてずいぶんと人為的な楽器なのだなと思ってしまう。山崎さんが連続的に拳の動きに連動させ、また掌をスライスすることによって音を中心から逸らせることで動的・連続的なサウンドを作っていくのに対し、坂口さんは旋律のパターンを作りそれを発展させるという対照的なところからも、その印象が強くなる。つまりピアノは「音楽」なのだなあ、と。対照的な音の作り方を観察するのも悪くはないが、ピアノよりもエレクトロニクスでコズミックなサウンドを漂わせたほうが、山崎さんの...山崎阿弥+坂口光央@神保町試聴室

  • かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室

    神保町の試聴室(2021/5/4)。TaiichiKamimuraかみむら泰一(ts,ss)YasuakiKowa古和靖章(g)FumiEndo遠藤ふみ(p)MasatakeAbe阿部真武(b)最初は微かに擦れさせる音量のソプラノサックス。他の3人も音を散りばめ置いてゆくのだが、減衰音を減衰するままにさせず、ピアノは旋律へ、ベースは音を持ち上げてプラトーへ、ギターもE-bowで連続音へと発展させる。それによるサウンドがもつ時間は停滞するものでもあって、かみむらさんが曲(遠藤)の旋律を吹き始めると時間も流れ始めた。古和さんのギターはかみむらさんのソプラノと同様に音の中心から逸脱する。次に、テナー、ギター、ベースの各々がなにかを演り離合集散する。遠藤さんはペンをぶらぶらさせて鍵盤を触り、いきなり手を叩いて音の発散に...かみむら泰一+古和靖章+遠藤ふみ+阿部真武@神保町試聴室

  • フェダイン『ファースト』『ジョイント』(JazzTokyo)

    フェダイン『ファースト』(地底レコード、1990年)、『ジョイント』(地底レコード、~1993年)のレビューをJazzTokyo誌に寄稿した。>>#2083『フェダイン/ファースト&ジョイント』●ファーストフェダイン:NaohiroKawashita川下直広(ss,ts,vln)DaisukeFuwa不破大輔(b)ShiroOnuma大沼志朗(ds)Guest:YujiKatsui勝井祐二(vln)●ジョイントフェダイン:NaohiroKawashita川下直広(ts)DaisukeFuwa不破大輔(b)ShiroOnuma大沼志朗(ds)Guest:MasatoMinami南正人(vo,g)TakayukiKato加藤崇之(g)●川下直広『GreenPlanets』(2019年)波多江崇行+川下直広+小山彰太...フェダイン『ファースト』『ジョイント』(JazzTokyo)

  • 鳥羽耕史『運動体・安部公房』

    鳥羽耕史『運動体・安部公房』(一葉社、2007年)がわりとおもしろい本だった。安部は共産党に入党して1961年に除名されるわけだけれど(そのころの活動のありようについては、道場親信『下丸子文化集団とその時代』に詳しい)、それは、寓意に満ちた作品群がそのイデオロギー体系と根本的に相容れないことと無縁ではなかった。もうひとつの発見は、安部と写真との関係。安部の写真作品(ミノルタCLEなんかも使っていたはず)は、言語世界に亀裂を入れて都市の回路をあぶり出すための手段だけではなかった。そして、『砂の女』の細部を凝視するような描写は東松照明の写真に影響を受けていたこと(!!)、それによる作品世界(『砂の女』から『箱男』、『方舟さくら丸』へ)は砂の外の政治状況にはもうコミットしないという決意表明でもあったことが示されている...鳥羽耕史『運動体・安部公房』

  • 渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン

    新宿ピットイン(2021/4/30)。TakeshiShibuya渋谷毅(p,org)KosukeMine峰厚介(ts)KoichiMatsukaze松風鉱一(bs,as,fl)EiichiHayashi林栄一(as)KentaTsugami津上研太(ss,as)OsamuMatsumoto松本治(tb)AkihiroIshiwatari石渡明廣(g)KatsumasaKamimura上村勝正(b)AkiraSotoyama外山明(ds)Guest:HidekoShimizu清水秀子(vo)最近のパターンに沿って「SideSlip」(石渡)から(むかしはこれが「GreatType」だったりした)。ずらりと並んだメンバーのソロが向かって右から順番に(松本→林→津上→峰→松風)。林さんのアルトがかつてを思わせる可愛...渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン

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