古書店「月映書房」日誌 さまざまな本の紹介もします
古書店「月映書房」は、アニメーション企画制作とウエブデザインのparaparaart.comが運営しています。 美術専門古書店としてスタートして3年目になります、美術関係書籍は充実しています。小説やエッセイ、歴史関係などを含めて、さまざまな本の紹介もいきたい。
『ノートルダム大聖堂の火災』以降、どのような『修復』が考えられるかを巡って論争が起きている。
『ノートルダム大聖堂の火災』以降、どのような『修復』が考えられるかを巡って論争が起きている。わたしが即想い起こしたのは、『アンナ・アマリア図書館』の『修復』でした。 焼失したのは『建造物』だけではありません、貴重な文化財と歴史的イメージです...
『ノヴェンバー・ステップス』 (武満徹・1967年作曲)を聴いた、尺八や琵琶奏者を加えた、かなり個性的な響(異質な音)があります。これを当時のレコードで聴いたのには、訳があります。 70年代に、『ノイズ』について言及することが流行ったこ...
ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」が脳裏を・・・言葉が見つからない
『NOTRE DAME DE PARIS』Par Victor HUGO ヴィクトル・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ(ノートルダムのせむし男)初版1831年」の貴重な挿絵入り版です。1844年パリのPERROTIN-GRNIER刊の大型...
若い才能に呼応するだけのエネルギーが観る側に希薄なのかも知れない・・・
春は、爽やかな風に誘われるままに出かけることも多くなります。街中のギャラリーを覗いたりもする・・・魅力あふれる若い人の作品に出会うとうれしくもなる。 時として、『オリジナル』をあまりに強調されると、首をかしげたくもなる・・・作家の有り様(...
『風景のなかで指さす女性』(Dama che indica,su sfondo di paesaggio)
ウィンザー王室コレクションに1枚気になるデッサンがあります、『風景のなかで指さす女性』(Dama che indica,su sfondo di paesaggio)1513~15年頃に描かれたものと想いますが、わたしはダンテ『神曲』のマテ...
PaulKlee-Notebooks Vol-1 Vol-2とその翻訳本「無限の造形1&2」
PaulKlee-Notebooks Vol-1 Vol-2とその翻訳本「無限の造形1&2」です。 これらの書籍が、わたしにいくつかの難題を課し、以降かなりの時間を費やすことになることを想定していなかった。学生時代から『芸術』にこだわってき...
諷刺週刊誌『パンチ(PUNCH)』1841-1992 この本は、1876-1887年に発刊された『パンチ(PUNCH)』を一冊に編集・刊行したものです。1888年の刊行になりますから、けっこう古い書物と言えますが、これがVol3ですのでVo...
わたしは『賭け事』を政策に取り込む意図を「クサイ」ものと考える、「演劇空間(娯楽施設)の一部だよ」「デズニーランドと何らかわらないよ」などと言うが、それは違う・・・街を歩いていてもそういった「クサイ」場がある、ひきよせられる人もいるだろうが...
Pieraccini.Gaetano(ピエールアッシーニ)著『La stirpe de' Medici di Cafaggiolo』 購入したものの全巻イタリア語でしたので、辞書を横に置いて知りたいところだけをつまみ読みしました。そ...
『The guilds of Florence by Edgcumbe Staley』London, Methuen & co. [1906年刊]が、わたしの手許にあります。 フィレンツェ最初のギルドは布(織物)商人の組合(Arte...
『ロンドン巡礼』Grant & Co.1872年刊(初版)がわたしの手許にあります。 『ロンドン巡礼』には、ギュスターヴ・ドレの挿絵(木口木版)が180枚提供されています。ヴィクトリア朝時代の末期、ロンドンの街を歩いたドレの視線を辿...
Mrs.Charles.Heaton著『The Life Of Albrecht Durer of Nurnberg』(アルブレヒト・デューラーの生涯)1881年Seeley&Jackson 刊(初版は 1870年) 口絵によく知られた、A...
数日前の夕刊に『横尾忠則・幻花幻想幻画譚1974-1975』展の記事が載っていました、わたしは思い起こしたのです、もしかするとこの連載小説『幻花』の切り抜きがあるかもしれないと・・・ありました、この頃ほとんどわたしは家にはいなかった、にも関...
『ラテン小唄』『ぼたん』、学生の頃によく出入りしていた喫茶店の名前ですがいずれも既に存在しません。コーヒーの味よりも、大きめのスケッチブックを置くためのテーブルか椅子がなければ・・・わたしの選択肢です。 『芸術』に迫るためには、レオナルド...
『たけくらべ』 『たけくらべ』は、明治28年 一葉25歳のとき「文学界」に年間連載されたのですが、そのときは知られるほどのことはなかった。翌年4月、「文藝俱楽部」に再掲載されたときに知られるようになりました。そのときの『原稿』...
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