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  • 久々に屋内でやった居場所の報告

    6月の居場所は、再び貸しスペースに戻ってやった。外は29℃の暑さで、屋内にしてよかったと思ったものの、人数は30人弱と少なめだった。今回は通常より1週間早いので、こういう時に少なくなるような気がする。 京都からこの会のために来てくれた方と、京都の寺や街の話をした。自分は紅葉の季節になると、京都の寺に行きたくなる。建築や仏像にはほぼ興味がないが、苔と池と紅葉の日本庭園はじっくり見る。有名でなくても空いている寺に行って、昔和歌を詠んだ人の気持ちを想像するのが好きだ。いや、人が多い寺でも庭園が良ければ結構行くな。というわけで、寺の話を結構していたが、寺の名前がなかなか出てこない。名前がどれも似たり..

  • 6月の居場所は荻窪のスペースで

    6月の不適応者の居場所は、日和って屋内にします。外でもうまくいけばギリギリできる気温ですが、雨なら中止だし晴れれば暑すぎ。しかも途中で降ってくる可能性もある季節なので、色々と面倒すぎる。特に前日、当日になってもやれるやれないでグラグラしてたりすると、寿命が縮むようだ。屋内なら場所さえ取ってしまえばあとは何も心配がいらない。そして料金はかかってしまうし、公園のような癒し効果はないものの、なぜか屋内にしたほうが傾向として参加者が多いこともあり。 大変な思いを毎度毎度重ねていたら、だんだんやるのが嫌になってしまう。そうなるくらいなら、毎回いい加減でもいいから、面白おかしく続けられたほうがいい。 ..

  • 気候が絶妙だった5月の居場所

    5月の不適応者の居場所には40人くらいの人が集まった。暑さを警戒して日の当たらない林の中にしたら、暑くも寒くもないちょうどいい気候だったので、やや肌寒かったくらい。広島から久々に、この居場所のために来てくださった方もいた。 ステージ4の肺がんで5年生存率が30パーセントの治療を受けた、自分よりもはるかに若い方から話が聞けた(承諾をもらって書いています)。死を考えるうえで、死なれる側としてでなく死ぬ側として考えると話されていたのが興味深かった。すべての話が興味深い。そして死に直面してあの世や死後の生を信じるようになるものか、と尋ねたところ、彼の場合そういうことはないそうだ。とても興味深かっ..

  • 5月の居場所も公園で

    不適応者の居場所、5月は気候がいいので迷う余地なく公園でやろうと思います。ピクニック形式だし、単なる駄弁りの会だし、酒もOKなので(飲んでる人は半分以下?ですが)、もしかしたらやたら盛り上がっている集まりのように思われているかもしれませんが、そんなことはないです。自分からは特に話さない人もいるし、静かに離れている人もいるし、地味に会話してる状態です。 最近サカナクションの山口氏が、2年間うつ病で休んでいたことを公開をして話題になりました。音楽のライブほどハイになる場面は日常にほぼないので、それを自らやる仕事だとますますきついのだろうなと想像しました。うつとの落差が激しい場所ほど、うつでいるこ..

  • 新緑がよかった居場所、オープンマイクなど

    4月の不適応者の居場所、暑くも寒くもないちょうどいい天気で、来た人も多かった。35人くらいで、久々にシートがいっぱいになり、補助のシートを使った。男女比は3:1。しかしやはり外でやると、屋内ほどには多くはならない。お金もかからないし気持ちもいいと思うのだが、なぜかわかる人は教えてください。見られるからかな(実際には見る人なんかいないけど)。 公園の広場は若葉色一色だった。ピクニックする人もいっぱいいて、一番いい季節だと思った。来月にはもっと深い緑になってしまっているだろう。 この日は、居場所のようなスペースを使ってオープンマイクのイベントをやっている人から話を聞けた。オープンマイク..

  • 「ありのままじゃ悪いかよ」運動について

    「ありのままじゃ悪いかよ」という動きがアメリカを中心にあり、以前からこれについて書きたいと思っていた。 メーガン・トレイナーという人の『オール・アバウト・ザット・ベース』という曲が、10年前に全米8週連続1位の大ヒットになった。この曲は「太っていてもいいでしょ」と歌っていて、ファット・アクセプタンスとかボディ・アクセプタンスとか言われる体型肯定運動のアンセムになって、それを推し進めたという。その話を聞いてグッと来た。インスタで人の体型を見て心を病む若者の問題が深刻ななか、こんな新人のデビュー曲をそこまでヒットさせたアメリカのムードにも感心した(「やせた写真加工もやめよう」との歌詞もある)。 ..

  • 4月の居場所も公園で

    寒い時には、生きづらさの最大の原因は気温だと言っていたけれども、気候がよくなってもやっぱり幸せな気持ちになるわけではない。さすがにこの年になると、単に原因がなくなればうつや不安もなくなるわけではないとわかってくる。常に何かしら感じてしまうのだと。 けれども春になれば、冬にはなかった気持ちよさへの入口もそこここに現れている。暖かい日に吹いている風とか。そうしたものを利用することで、うつや不安は軽くすることができる。 というわけで5月もまた、スカッとする公園で居場所をやりたいです。 ************************日時:4月27日(土)14~18時(雨天なら翌日に延期)場所:..

  • 『週刊金曜日』が去年の『完全自殺マニュアル』関連記事を批判

    去年の6月に地方紙に配信された共同通信社の『完全自殺マニュアル』に関する記事を、『週刊金曜日』が問題ありと取り上げてくれた。元記事については、こちらのブログ記事を参照のこと。 今出ている3月29日号で「本は自殺を助長したのか」というタイトルで細部にわたりライターの長岡さんが、識者に話を聞きながら検証してくれている。もちろん長岡さんの文章もコメントも、この記事に批判的なものばかり。 そしてこれに関する自分のインタビューも掲載されている。そのタイトルが「生きていこう提唱した本だった」となっているけれども、それは自分が話した内容とは違う。言っていることのメインは以前反論のブログに書いたのと同じこ..

  • 桜がまったく咲いていなかった花見居場所

    今年初めての屋外での居場所は、去年と同じく早めの花見にした。去年と違ったのは、とにかく毎日気温が低いこと(というか去年が高かった)。予定していた土曜は雨で日曜に延期にしたけど、気温だけでも無理だった。 日曜に行ってみたら、去年はそこそこ咲いていた桜(ソメイヨシノ)が今年はまったく開花前。それでも公園はフライングしてしまった花見客でにぎわっていた。参加者は開始後1時間くらいは、自分も含めて5人。もともと精神状態が悪いので、延期になったから来られないのかなとそこそこ落ちた気分に。それでも結局は30人弱の人が集まった。 ここ2,3年聴きはじめたヒップホップの話を何度かして思ったが、やっぱり趣..

  • 不適応者の居場所、3月は早花見

    3月の居場所は、毎年苦しい選択を強いられる。暖かい日に外でやりたいけれども、遅らせるほど花見の全盛期に近づいてしまう。花見全盛の代々木公園は人が多すぎて、見つけることができないどころか、スマホすらつながらないので、会が成り立たない。そこで一週早めることにするけれども、今度は寒すぎの危険が出てくるし、そもそも春一番が強すぎて始められなかった年もあった。 というわけで今年も苦渋の選択で23日とし、低温・強風の場合も雨天のように翌日に延期することにします。そしてめちゃ混みの桜の下は避けます。「そこそこ混んでる花見会場」くらいの場所になるでしょう。仮に昼がポカポカでも夕方は急激に寒くなるので、場所は..

  • 2月の居場所の報告

    極寒のはずの2月の居場所は、まあまあ暖かい日で、窓を開けていても暖房はいらなかった。参加者は45人くらいで、そのうち初めての人が10人以上?いた。そのせいで部屋の熱気があったからかもしれない。2月の3連休は嬉しいけど、何をしたらいいのかわからないところがある。こういう集まりなんかはちょうどよかったのかもしれない。 HSPの人(繊細さん)の居場所によく行っていた人からは、そうした居場所もこくちーずなんかで盛んに告知されていて、毎週のようにあると聞いた。あるひきこもり女子会に行っている人からは、50人くらい集まるとも聞いた。不適応者の居場所は何かに特化した居場所ではないけれども、居場所活動が盛ん..

  • 2月の不適応者の居場所も荻窪で

    一年で一番寒くて、おそらく一番辛い月である2月。居場所でも行って乗り切りましょう。また荻窪でどうでしょうか。 ちなみにあまりに寒いので、先日サウナ付きスパに行った。ジャグジーやサウナに長時間浸かって帰ると、頭がやけにスッキリしている。そんなに身体に大きな変化があったとは思えないので、やっぱり入っている間に、考える脳を使うのを止めたからではないかと思った。入っている間に「あー、考えられないな」「今考えてないな」と思ってたのだ。身体感覚に気持ちが向いているので、考える脳は休んでいた。思えば日頃は、考える脳がフル回転しすぎで、全然休ませていなかった。悪いことを考えるのを止めるだけでなく、考えること..

  • 「不適応者の居場所」はこんなふうに思いついた

    5年前から毎月やっている「不適応者の居場所」。これまでそれを考え出した経緯をちゃんと書いてこなかったけれども、忘れないうちに書きとめておきたい。 立ち上げるまでの具体的な経緯はというとーー自分がこの居場所を立ち上げたのは2018年11月。日本ではひきこもり問題とともに、その居場所を作る活動が盛んになってきていて、その動きに注目していた頃だ。 自分も「庵(いおり)」というひきこもりの人の居場所に、何度も参加させてもらっていた。庵にはとてもたくさんの人が訪れていて、いくつものグループに分かれて討論をする、とてもいい集会だった。けれども自分は、雑談をするだけの集まりはできないかなと思っていた..

  • 今年最初の居場所の報告

    今年初めての不適応者の居場所は、引き続き荻窪の貸しスペースで。参加者は32人?で、初めての人も割と多めだった。しかも引き続き使ったこのスペースは格安だし、使いやすいとあらためて感じた。 自分は美術展の話を結構した。この集まりには「手帳」を持っている人がいて、それで美術展に行ったりしている。自分も同じく上野などの美術展にはよく行くので、その話ができるのはうれしい。最近では上野のモネ展やエゴン・シーレ展に行った人と、絵の話などできた。東京都現代美術館(MOT)にもとてもよく行くのだが、そっちもお薦めした。現代美術には単に絵を観るだけではないものが多いが、そういうもののほうがだんだん好きになっ..

  • 新年の居場所も荻窪で

    新年1回目の居場所は、またしても荻窪の貸会議室でやりたいです。前回は人が多くて混んでいましたが、年末はなぜかいつもそう。そして新年は逆に少なくなります。 1月後半から2月と言うと、年末年始というビッグイベントも過ぎ、次に何か始まるのは春から。一年のなかでも一番寒くて外にも出づらい、なかなか厳しい季節。毎日30℃以上の真夏も嫌ですが、自分はどちらかと言えば真冬のほうが辛い。嫌なので東南アジアに逃げることも多いです。 冗談ではなく、生きづらさの最大の要因は気温。停滞するこの時期は、人と話して厳しさを共有しましょう。 ちなみに荻窪のスペースは、この広さでは都内で最安と言えますが、快適さもなかな..

  • 人が最多だったクリスマスの居場所

    クリスマスイブに初めて荻窪でやった不適応者の居場所、どうなることかと思ったら、参加者はこれまでで最多だった。55人くらい。今回のスペースは以前より広いと聞いていたのに、印象は大体同じくらい。外が寒いこともあって換気に気をつかった。初めての人も10人くらいいた。男女比は3:1くらいだったか。今回は荻窪だったので、来やすくなった人もいたようだ。そして毎年年末には、特にクリスマスには人が多い。 三重県からわざわざこのために来てくれた人も、そして福岡からも来てくれた人もいた。 香港から日本に移住している人もいて、外国人の参加者は彼が初めてだったのではないか。彼は日本語もうまくて、最近香港からカ..

  • 「褒められること」の肯定。京王線ジョーカー氏の件、その2

    先日ある読書会に出ていた時、一緒に参加していた友人がこんなことを言った。「どうせ死ぬんだと思った人が無差別殺人をするのを、どうすればなくせるんだろう?(大意)」自分は大体こんなふうに答えた。「どうせ死ぬと思ったから人を殺すわけじゃない。余命数ヶ月の宣告をされたがん患者は無差別殺人をしない。あれらの人たちは、ああいうことがしたくてやっていると思う。あれをなくすには彼らが褒められればいい」 これは前回のブログの続きだ。前回書いたのは、京王線ジョーカー氏が首吊りを2度失敗したと証言したことから、「死刑になるためにやった」発言そのものが信用できず、彼のやりたかったことは、あのジョーカーの格好と大..

  • 今年最後の居場所はクリスマスイブに

    今年最後の「不適応者の居場所」は、クリスマスイブの日にやりたいです。そして会場は前から狙っていた、初めての荻窪の貸会議室で。去年もクリスマスイブにやりましたが、この日はなぜか貸しスペースが空いている。このスペースはいつもは先々まで埋まっているのに、この日だけは空いてました。この日ってやっぱり、いい年した大人が大勢で集まる日じゃないんでしょうね。本当はイブの日じゃないほうがいいのですが、しかたない。 このスペースは記載に間違いがなければ、以前のスペースより広くて、より安い。そして後楽園よりも荻窪は親しみが湧くのではないかと。 ちなみに自分は場所には物理的な距離の他に、心理的距離というのがある..

  • 京王線ジョーカー氏が本当にやりたかったこと

    書きにくいことだが、こんなことは自分が言わなければ誰も言わないだろうから書く。京王線ジョーカー事件の犯人の裁判での証言の肝心な部分が、率直に言えば、どうしても信じられないのだ。 念のためにあらかじめ強調しておきたいが、自分は彼に「自殺をすればいいのに」と言いたいわけではない。(書きにくいのはこういう誤解のせいだが、そのせいで考えを言えなくなるのはおかしい)。 彼はこれまでに二度、自殺に失敗したと言う。最初は中学生の時、自宅の屋上で首を吊ったところ、「何かの拍子にロープが外れて」失敗したそうだ。そして社会人になった18歳の時、また自宅の屋上で首を吊ったが、気づいたら病院のベッドの上だった..

  • 晩秋の公園はちょっと寒かった

    今年最後の公園での居場所は、12時に始まってから20分くらいは3人しかいないという、居場所はじまって以来の寂しさ。いったいどうなるんだと思っていたら、1時間もするとそれが20人になり、最終的に来た人は全部で36人(かな?)になった。気温は低くなく、日が照ると暑いくらいだったのに、途中から風が吹きはじめると暖かさは相殺された。これで日が完全に陰ったら、いたたまれないくらいの風だった。が、最後まで日は照ってくれた。終了の16時には風で寒くなり、これ以上はいられなかったのでギリギリセーフだった。──と、こんなことばかりいつも考えている。 ある人が、川を河口まで歩いていくのが好きだと言っていた。..

  • 11月の居場所はギリギリ暖かい公園で

    11月の「不適応者の居場所」は、ギリギリでまだ暖かいであろう真昼の公園でやりたいです。いつもより少し早くしたのは、なるべく暖かいうちにやってしまいたいから。関係ないけど先日、社会人になったばかりくらいのすごく年下の人に会って、60年代から現在までの洋楽・邦楽ロックの話をした。60~90年代の洋ロックの話(ストーンズからニルバーナまでとか)が合うのは割と普通なのだが〈すでに情報が整理されている〉、最近の日本のロック(きのこ帝国やニトロデイのやぎひろみさんまで〈全然メジャーじゃない〉)合ったのは驚いた。なぜなんだろう、それだけでも感動する映画何本分くらいの感動を覚える。ただ名前を挙げているだけなの..

  • 秋の公園の居場所の報告

    ようやく暑さの心配をしなくてよくなった10月の不適応者の居場所。それでも昼は直射日光が来ると暑いので木陰に場所を取り、夕方には肌寒くなった。これ以上暑くても寒くてもダメという、まさに最適な気温ということだ。 参加者は35人?で、はるか遠い地方から久々に来ていただいた方が、今日上京したというのにもう今日中に帰途に着くという。それを聞いて、やっててよかった感が高まった。 4時間の集まりで、最近はビールのロング缶(500ml)2本しか空けなくなった。ロング缶1本と普通サイズ(350ml)1本のこともある。3年くらい前まではロング缶3本は必ず空けていて、他でも4時間あればそのくらいは必ず飲んで..

  • 『人間関係を半分降りる』の読書会

    自著『人間関係を半分降りる』の読書会を開いてもらうことになった。 ****************日時:11月3日(金)15:00‐17:00場所:お店のようなもの参加費:500円内容:上記本を各自持参し、著者を囲んで感想を語り合う申し込み:スペースの関係で10名までのため、参加希望の方は @shimizhiroshi  まで気軽にDMお願いします***************** ⇓告知のツイートhttps://x.com/shimizhiroshi/status/1711986728259780750?s=20 開いてくださる清水浩史さんは、『海のプール』などの本を書かれてい..

  • 「ジャニー性加害」が突然大問題になったことの重大さ

    ついこの間まで「大した問題ではない」と見なされていたことが、突然重大問題だと騒がれだす。それも知られていなかった問題ではなく、広く知られていて裁判でも有罪判決が出ているような問題がだ。 もちろん、ジャニー喜多川氏の性加害問題のことを言っている。けれどもあることが、社会に「問題認定」された途端に大騒ぎになるのは珍しいことではない。「加害」全般がそうなったのが最近のことだ。性的マイノリティの問題だってそうだろう。発達障害やHSPだって最近だ。これらはどれも、それまで誰もが知っていた問題だ。 なぜこんなことが起きるのだろう? その大きな原因が今回は明らかになったと思う。 ジャニー氏の性加害..

  • 10月の公園は多分ちょうどいい気候

    10月の「不適応者の居場所」は、同じく代々木公園でやりたいです。9月はまだ暑さを心配していたのに、今月はいきなり夕と夜の寒さが心配というバカバカしさ。暑さを引っ張りすぎたのだろう。 この先も7~9月まで猛暑が続くようなら、この時期の東京は捨てる決断をするのがいいのだろうな。北海道のような涼しいところに移動(住み込みバイトでも)するだけじゃなく、フィリピンやタイのような「どうせ暑い地域」に仕事道具持参で行くのもいいかもしれない。 いずれにしても、何もできずに部屋のなかから灼熱の窓の外を眺めているだけの東京は捨てる。その決断力ある人間が、幸せを手にするのかも。 とは言え10月の公園は多分ちょ..

  • 「自分らしく生きられる社会を」は悪いのだそうだ

    「自分らしく生きられる社会を」と意識の高い連中が言えば言うほど、真の弱者が死に追いやられる。こんな論理が、今かなり広まっているから驚きだ。 「意識の高いやつらが~と言うほど、真の弱者が死に追いやられる」には、すでにたくさんの言い方がある。たとえば「エコ」。そしてこの論はこのシリーズの最新バージョンということになるだろう。 ここでの〈真の弱者〉とは、カネのないキモいオッサンとか、氷河期世代でニートひきこもり、といった人が、何となく想定されているようだ。重度の障害者やホームレスなどが含まれないところが味噌だ。 「自分らしく生きられる社会を」と提唱すると、能力のある人はスポーツ選手やア..

  • 雨予報に悩んだ野外の居場所の報告

    5月以来久々に公園に戻って来た。居場所には36人?の参加者が来てくれて、とてもうまく行った。初めての人も8人くらいいたか。年齢層では30代あたりの人が割と目についた。 けれどもやはり野外開催は大変だと思ったのは、当日の朝だった。 自分は天気予報を見る時、Yahoo!天気とtenki.jpという二つのサイトをいつも参考にしている。前の晩の曇り予報は翌朝起きてみると、Yahoo!だけが始まりの14時台だけ小雨が降る予報に変わっていた。tenki.jpは変わらずずっと曇りの予報だ。 ーーーーこれは難しい! もちろん降らない予報が一番いいが、降るなら降るでハッキリしていれば延期にするだけな..

  • 9月からまた公園に復帰する居場所

    9月の「不適応者の居場所」は、3カ月ぶりに再び公園でやりたいです。しかしこの発表が遅れたのも、天気と気温がどうなるのか見ていたため。今のところは大丈夫だが、この先も天気予報とのにらめっこが続くので、やはり屋外は大変だ、、、 それにしても暑い。日頃から「気温こそ生きづらさの根源」などと言っているが、これは冗談ではない(少し冗談だけど)。貧困こそ生きづらさだ、みたいに「本当の生きづらさ」争いみたいなことも一部で起きているけれども、きついものはきついと言っていい。(ちなみに貧困は「貧困問題」であり、「生きづらさ問題」という新しい問題枠にわざわざ入れる必要はないとは言っておきたい)実際に暑い時は通勤..

  • 「ナチスにもいい人がいた」と言う勇気

    「ナチスにもいい人はいた」と証言している人がいたらどう思うだろう。こうしたことについては今もまだ定説がないので、意見は分かれるだろう。 アウシュビッツなどの強制収容所からかろうじて生還した、V・フランクルという精神科医・心理学者がいる。その体験を記した『夜と霧』はあまりにも有名な本だ。 彼は生還後「ナチスにもいい人がいた」と著書や講演会で語り続けた人でもある。収容所で監視員を任されたユダヤ人にもひどい悪人がいたとも主張した。戦後に巻き起こった「ナチス=悪、ユダヤ人=善」という決めつけ論に反対したのだ。そしてナチスはみんな連帯責任だという「ナチス共同責任論」に反対しつづけた。彼はそのせい..

  • 残暑でもわりと盛況だった居場所

    8月の不適応者の居場所は、やはり真夏日の残暑のなか。途中窓の外で大雨が降ったのに、空は明るいままで、すぐにまた暑さが来る。なんか亜熱帯地域のスコールみたいだと、そんな話もした。 そして早く暑さが和らがないかと思っているうちに、もう残暑と言われだした。日差しが健康に悪いと認識されたのはいいけれども、一日のなかで午前中も昼過ぎも部屋にこもって、夕方にやっと外出するのでは、部屋に連続して居る時間が長すぎる。心の健康だって健康問題なのだから、健康を総合的に考えれば、日中に外出するほうがいいのではないか、という話もした。(このことは毎日思っていたことだったので、同じことを思っている人が見つかってよかっ..

  • 子どもを産まない人が増えると社会が発展するかも

    別に奇をてらってこんなタイトルをつけたわけではない。まだそれほど知られていないが、こんな見方をする専門家もいるという話だ。 いきなりだが、ハダカデバネズミというひどい名前のネズミがいる。 そしてこのネズミが一番変わっているのは、哺乳類にしてはとても珍しく、女王ネズミがすべての子を産むというシステムを取っていることだ。そして生まれた子供は分業体制で、社会全体で育てる。ひとつの集団は100匹くらいで成り立っているそうだ。 これによってこのネズミはどうなったか? 彼らはわりと短命な普通のネズミに比べて10倍も長寿なのだ。各々別のメスが子どもを産むより、一匹がまとめて産んだほうがエネルギー..

  • 8月の居場所も後楽園で

    暑い! 雨が降っても暑い!というわけで8月もまた、室内で居場所をやりたいです。 *********************日時:8月26日(土)14~18時場所:後楽園駅近くの会議室 (もし当日場所がわからなくなっても、会場運営者には問い合わせないでください)。 床に布を敷き、そこに花見のように座りたいです。なので最初と最後に会場を作る・元に戻す時間あり。住所:東京都文京区小石川 2-4-17 東京清飲会館 3階会議室(図の赤印) 持ち物:各自の食べ物、飲み物(飲酒可)。手作りの食べ物(ビーガンもあり)は、カンパ制でおそらくそこそこあります。やること:花見のように室内に座っ..

  • 苦しいことはわかってるのさ、さあ陽気に行こう

    高石ともやの『陽気に行こう』という曲が10代のころから好きだった。ものすごくダサい曲なんだけど、この曲の代わりになる曲はこの年になっても見つからない。自分はダサい曲もわりと抵抗なく聴くほうで、ダサいなんて理由でもっと大きなものを取りこぼしたくないと思っているからだ。 (Spotify) 高石ともやは60年代の日本のフォークソングの黎明期からいる人で、自分も後追いで知った。この曲はカーター・ファミリーという戦前アメリカのフォークグループのヒット曲(Keep On The Sunny Side )のカバーだ(それもまたカバーで、その元曲となると19世紀)。ダサいに決まっている。..

  • 猛暑のなかの居場所の報告

    猛暑日ではないと言っても気温33℃では、駅まで歩くのも汗まみれになって厳しい。 それでも後楽園までやってきてくれた人は33人(?)。そのうち初めての人が4分の1くらいいた。そのなかには長野からこのためだけに来てくださった方も。暑いなかなのでこれでも多いという印象だった。 一緒に話していたある男性が、仕事のことばかり考えなくなってから、自然が見えるようになったといった話をされていた。そこから植物観察などが趣味になったのだと。自分もそれに似た経験があった。30代くらいまでは自分も、街路樹すら目に入っていなかったので、それらが紅葉することも見えていなかった。いや見えてはいたのだろうが、当たり..

  • 7月の不適応者の居場所は冷房が効いてる部屋で

    暑い。35℃を超える日は、自転車で走っていると熱風を浴びているよう。今でこそ外出を控えるよう警告が出ているけれども、自分が子どもの頃はそのなかをあえて走ったりするのが体を強くするとされていた。真夏の日光を避けるなんて「弱い」と言われた。夏休み明けに学校に行って、真っ黒だとすごくて、白いとだめ。以前のその考えについて、今説明があってもいいんじゃないかと思っている。昔の考えはこんなもんばっかりでひどかった。 というわけで猛暑のなかの不適応者の居場所は、当然冷房の効いた室内でやります。 ***************************日時:7月22日(土)14~18時場所:後楽園駅近くの会..

  • 「自殺のマニュアル本」に関する新聞記事について

    6月の上旬に写真のような記事が、いくつかの地方紙の夕刊に掲載された。これは共同通信が配信した記事だ。名古屋で去年、集団自殺未遂事件が起きた。ネットで仲間を募り集団自殺を試みて、ひとりが亡くなった事件で、直前に「自殺のマニュアル本」を読んでいたという。 ただし記事にはこう書かれている。「『四人で集まった時点で、それぞれ死ぬ意志は強固だった。本があったから自殺を考えたわけではない』とも話した。公判の被告人質問でも同様の説明をした」中心となった男性(判決は執行猶予)がこう言ったという。 方法はというと、ある薬とビニール袋を頭に被せるのを組み合わせた方法だった。自著『完全自殺マニュアル』にはビニー..

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