受験勉強ばかりしていると、やはり、それなりにストレスはかかるものです。大人だって、仕事ばっかりしていると、違うこと、したくなりますものね。特にスポーツ系の部活をしていた中3生。「夏休みが勝負だー!」と、意気込んでいたものの、いざ、部活が終わると、あまりに時間がありすぎて、結局、だらだらしてしまう子は多いものです。原因はいろいろだと思いますが、今まで、部活で体を使っていたのに、突然、何もしなくなると、た...
徳島県の中学受験・高校受験のこと、学校、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法などを綴ります。
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
さらに続きです。まずは、タイプ分けの確認からwタイプ①週2回受講(自律学習ゼミのみ)タイプ②週2回受講(他塾集合授業併用)タイプ③週1回受講(自律学習ゼミのみ)タイプ④週1回受講(他塾集合授業併用)タイプ⑤単発受講タイプ⑥週3回受講最終回は⑤と⑥。これはいずれも特殊な場合が多いです。⑥の週3回受講は、私自身はあまりお勧めしません。なぜなら、きちんと自分で考えて勉強できる子になってほしいから。でも、受験も近...
昨日の続きです。まずは、タイプ分けの確認からwタイプ①週2回受講(自律学習ゼミのみ)タイプ②週2回受講(他塾集合授業併用)タイプ③週1回受講(自律学習ゼミのみ)タイプ④週1回受講(他塾集合授業併用)タイプ⑤単発受講タイプ⑥週3回受講昨日は①と②を書きましたので、今日は週1回受講の③と④。実際のところ、この週1回受講の中学生は特に優秀な子が多い。なぜなら、週1回受講の子はとにかく、効率的にうちの授業を使う子た...
考えてみれば、うちの塾は完全マンツーマンなので、本当に使い方がバラバラなんです。少々特殊な場合も含めて、その使い方をご紹介してみようと思います。まずは、タイプ分けwタイプ①週2回受講(自律学習ゼミのみ)タイプ②週2回受講(他塾集合授業併用)タイプ③週1回受講(自律学習ゼミのみ)タイプ④週1回受講(他塾集合授業併用)タイプ⑤単発受講タイプ⑥週3回受講主な使い方はこの6パターンでしょうか。では今日はタイプ①...
昨年の小学校に続き、今年は中学が教科書改訂の年です。今回は、いわゆる小改訂の回なので、学習内容の大幅な変更事項はないのですが、デジタルコンテンツが増えている教科書が目立つようです。5年前の改訂の時は、大改訂だったので、随分と様変わりしました。そのときに思ったことは、自習ができる教科書になったなぁ。。。ということ。つまり、昔の教科書は、学校の授業で説明するための補助の役割が大きかったように思うのです...
ここ数年、時々やらかす子がいるのは、英文和訳や英作文にネット翻訳を使うことです。最近の翻訳ソフトは、一昔前のへんてこな翻訳とは違って随分高性能化していますから、案外きれいな日本語や英語が完成します。まだ習ったことがない文法事項や単語を駆使した綺麗な英文が書かれていたり、妙にこなれた和訳がされていたり、教える側としては、まぁ、簡単に気が付きます。問題は、それを平然と宿題に書いてきていることです。私は...
子供にどれくらいの時間テレビを見させるか。。。ご家庭によって、まちまちですが、何かで面白い記事を読んだことがあります。テレビを全く見ない子よりも1日1時間未満見ている子の方が成績が良いというのです。それよりも多くなると、比例して成績も悪くなっているようですが、全然見ない子より、ちょっと見てる子の方が成績が良いらしい。。。おもしろいですよね。ちなみに、お笑い系、バラエティーなんかが良いという説も。。。...
本物を見てほしい、実体験を積んでほしい、常々、特に小学生のお母さんにお話するのですが、これは、本当に大事なことなんです。「これをすると、これができるようになる」という風に目に見えた即効性があることではないので、なかなか実行できない人が多いものですが、じわ〜っとそれが作用してくることはたくさんあります。最近は、タブレットを使った学習も増えていて、立体などはタブレットに映し出された立体をくるくると回し...
昨日の記事のような具合で、徳島市内の中学受験がある中学校は授業が進んでいきます。このブログでもよく書いていますが、このようなことを十分に踏まえて、自分に合う中学を選ぶべきだと、私は思っています。小学生自身がこういうことまで考えて学校選びをできるとは思えないのでつまるところ、これは保護者の役割だと言えます。だから、真ん中より下のレベルに入るだろうと思う生徒のお母さんには、こういう進度の話をして、それ...
このシーズンは、中高一貫校の進度の説明をすることが多いのですが、その話をする度に思うんです、どうして中高一貫校はこんなことになってしまっているんだろう。。。と。数学や英語は、難しい検定外教科書を採用して、中1のうちに、英語は中2の途中まで、数学はほぼ中2の最後まで終わらせてしまう。もちろん、そのスピードとレベルについていける子にはとても効果的かもしれない。しかし、そのレベルの子が、それぞれの学校に一...
セミナー備忘録最終回です。表情や姿勢の話もありました。割り箸を縦にくわえて、ムスッとした表情を作った場合と、割り箸を横にくわえて、口角が上がった表情を作ったのでは、口角が上がっている方が作業効率が良いそうです。さらに、背もたれにもたれて、だら〜っとした姿勢でするのと、きちんと椅子に座ってシャキッとした姿勢でするのでは、当然、後者が良い。そして、表情よりも、姿勢のほうが影響が大きいのだとか。昔から、...
昨日の続きです。記憶したものをどうやって定着させるか。。。それに関係するのが、昨日の記事の最初に書いたリップル波だそうです。これは睡眠中に出る脳波で、寝ている間に記憶を反芻し、不要な情報を削除して必要な情報を定着させるのだとか。だから、睡眠が大事なのです。このブログでもよく書いていますが、成績のいい子は、夜更けまで勉強をしたりしていません。10時とかに寝てしまう子がほとんどです。こう言ってはなんです...
先日、教材会社さんの展示会のイベントで、池谷裕二さんのセミナーがありました。とても興味深くオンラインで拝見したのですが、共感することや、納得することがたくさんありました。掻い摘んで、備忘録を兼ねていくつかご紹介したいと思います。記憶を司るのは、脳の中の海馬という部分だということは皆さんよくご存知のことだと思いますが、そこから出されるシータ波とリップル波についての話がありました。興味を持って探索して...
◯ 成長にあわせて中学受験で一番難しいのは、当たり前ですが、受験生の年齢が若いということです。つまりまだ小学生なので、考えることや覚えることの能力がまだ成熟していないということがあります。また、精神的にも幼いので、甘える気持ちが強かったり目的意識が持てなかったりします。中3にもなれば、しっかりしてきますし頭の回転も大人並みになっています。将来の希望も具体的になってきます。ですが、小学6年生は、ようや...
◯ 難易度についてネットで検索すると、偏差値60くらいとか、小学校での定期テストの得点が90%以上などと書いていますね。たしかにそんな感じかな〜と思いますが、かなり漠然とした数字ですよね。小学生の多くが参加する模擬試験があれば、正確な偏差値が出るのでしょうが、そういうものはないので、この数字は教えている側のカンというか感覚的な数字だと思います。実際には、よく勉強しているような生徒でも不合格になったり、...
◯ 何を勉強すればいいの?城ノ内の受験の場合、各教科の基本知識の習得以外には、読解力・記述対策・作文対策だけはしておいたほうがいいと思います。これは読むことと書くことの力をアップしよう!ということですが、これが一番難しいですよね。普通に問題集をやっているだけではなかなか能力が上がりません。親が指導するにも、何からやればいいのか、何が効果的なのかがわかりにくいと思います。実はその方法は説明が難しいの...
◯ いつから始める?受験を意識し始めたら、受験対策の勉強をいつから始めるかというのは気になるところでしょう。特に、生徒本人よりも先に、親が受験を希望している場合はなおさらです。都会では小学校に入ったら、即有名塾に入る!なんていう記事も見かけますが、徳島は全く状況が違いますので、そこまですることはないでしょう。普通は3年生か4年生ぐらいまでは学校と親の指導でいい気がします。後述しますが、子どもの成長が...
今年の受験で、私が担当させていただいている生徒さんが、無事に合格を掴み取りました!数年にわたり、私達はもちろん、本人もご両親も頑張ったうえでの合格ですから、喜びもひとしおです。そこで、この記憶がホットなうちに、城ノ内中等教育学校の受験について、色々と思いつくことをまとめておきます。◯ 志望動機城ノ内の受験では面接もあります。普通は想定問答集的なものを作って対応しますが、そういう建前的なことではなく...
個別指導塾と集合授業塾では、授業準備の仕方も大きく違います。教える側の話です。集合授業塾の場合は、授業をする単元の板書も考えますし、だいたい何分で解説して、何分で演習問題、何分で答え合わせ、何時頃に小テスト、みたいな感じで、分刻みで計画を立てます。そして、演習が早く終わった子用のプリントも用意したり、小テストが不合格な場合の再テストも準備したり、なかなか細かな計画を立ててから授業に行きます。もちろ...
大手の個別指導塾に勤めていたころのことです。個別指導というのは、生徒のペースに合わせて学習が進んでいくので、一見、とても理解が進んで良いように見えます。しかし、その反面、9割以上の確率で、進度が遅れるのです。理解できるように、丁寧に丁寧に、一緒に解いていくと、当然の結果です。ある日、「先生の生徒は、なんでそんなに進度が速いんですか?」と、他の先生から質問を受けたことがあります。もちろん、授業で扱わなけ...
親が本を読む姿を見せると、子供も本を読む子になるとかいう話を聞いたことがある人は多いと思いますが、親の習慣は子供に少なからず影響を与えていると思います。最近、どんどん低年齢化しているスポーツの世界を見ても、やはり、親も同じスポーツをしている子が多いですよね。遺伝子の問題と環境の問題と両方が作用してのことだと思いますが、日常のちょっとしたことでも、やはりそういうことはよくあるものです。例えば、サラリ...
本当によく耳にする言葉です。「やる気が起きん。。。」前々からこのブログでは書いていることですが、やる気なんて関係ないです。やる気なんか起きなくても、やることはやる!やる気が起きないと出来ないなんて、なんと贅沢な!図々しい!甘ったれるなー!と、時々スパルタ先生になりますが、人生、やる気は起きないけどやらなくてはいけないこと、すごく多くないですか?いちいちやる気が起きないから・・・なんて言っていたら、...
いわゆる中位層の子に多いのですが、学校のノートはきちんと書いているのに、イマイチ成績がパッとしないタイプ。ノートをみると、ものすごくきちんと板書できてるんです。色分けなんかもして、けっこう綺麗に書いてある。パッと見、トップ層の子より綺麗かも。。。しかし、理解はできていない。。。黒板を写すことが目的になっていませんか?授業中の板書は、書いてあることを写すことが目的ではありません。まずは、理解すること...
実は昨年、父が亡くなったので、人生初の相続なるものが降り掛かってきました。大した資産はない家なので、なんということはないだろうと思っていましたが、それでも、両親が住んでいた小さな家と土地、私が隅っこを工房に使わせてもらっている山などがあるので、一通りの手続きは必要です。その一連の手続きをしている中で、子どもたちの勉強と同じだなと思って、なんとなくおかしくなる部分があったので、今日は、そのお話をして...
見たことがない問題をみると、「習ってない!」という子は本当に多い。例えば、こんな感じ。。。速さの勉強をしていて、時速、分速、秒速というのは、何を表わすのかということを勉強しました。問題も解いてみました。大丈夫です。できています。その前の時間に、分数の掛け算や割り算の勉強は終わっています。さっそく、分速50mを秒速に直さないと解けない問題を、解かせてみました。案の定、言いましたよ。「これ、習ってないよ...
学区内で市内普通科ギリギリラインの子の共通点は、勉強の仕方が雑だということです。当人は、いたって真面目にやっているつもりなのはわかっています。でも、雑なんです。例えば、新年度が始まったころって、たいてい数学は、どの学年も計算系のことをやります。だから、特別に難しいことは何もない。ところが、宿題の丸付けをしてみると、ピンの数があまりに多い。あれ?計算の仕方、わかってないのかなぁ?なんて思って、書いて...
ここ10年くらい流行している言葉に、「無理」があります。「そんなの無茶苦茶だよ」と言いたくなるような、過剰な要求に対して、(そんなできそうもない要求をされても、到底できるとは思えません。できる人もいるかもしれませんが、私の能力では全く及びません。いや、誰でもそんなのできなくて当然でしょ。)と感じて、そもそも要求に「理(ことわり・正当な理由)」が「無い」ことを批判し、そんなことを人に望むほうが悪いとい...
学校の授業だけでは学力向上は見込めない、というのは相当昔からかもしれませんが、最近富みにその傾向が増しているのではないか、というお話を前回しました。そんなほったらかしが堂々とまかり通る状況ですが、そこでいちばん割を食うのは、どういう生徒でしょうか。例えば各学校で上位数人〜10人位のトップレベルの生徒は、一人で勉強できますし、塾や参考書など、わからないときの解決方法も自己流であっても一応知っています。...
前回、学ぶ内容が増え続けているせいか(他の要因もあるかと思いますが)、学習能力の二極化が始まっているのではないか?というお話をしました。学校が教える能力には限界があります。中には二学期制にしてテストや式の回数を減らしたり、夏休みを減らしたり、七時間目まで授業をしたりしているところもあります。しかし、学校の先生は、それ以外の仕事があまりにも増えてしまった。不登校、モンスターペアレント、いじめ問題と、...
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受験勉強ばかりしていると、やはり、それなりにストレスはかかるものです。大人だって、仕事ばっかりしていると、違うこと、したくなりますものね。特にスポーツ系の部活をしていた中3生。「夏休みが勝負だー!」と、意気込んでいたものの、いざ、部活が終わると、あまりに時間がありすぎて、結局、だらだらしてしまう子は多いものです。原因はいろいろだと思いますが、今まで、部活で体を使っていたのに、突然、何もしなくなると、た...
最近は、どの教科も記述問題が増えてきていますね。「記述は無理」と、はじめから捨ててしまう子や、「とりあえず、答え覚えようか」みたいな勉強の仕方をしている子をよく見かけますが、それでは、いつまでたっても、きちんと書けるようにならないですね。。。もちろん、はじめから、うまく書ける子はあまりいません。でも、まずは、自分のペンを動かすことが大事です。とりあえず、間違っていてもいいので、書いてみます。記述問題...
成績が伸びる子と伸びない子は、思考パターンが違います。現時点での成績が、良いか悪いかではなく、伸びるか伸びないかの話です。伸びる子は、原因究明をします。では、原因究明をすることができるのに、成績が悪い子はなぜいるのか?「することができる」けれど、実際にはしないからです。そこはまた別の問題。原因究明をして、論理的に考える力はある。。。だけど、しない。。。という子は、その気になれば、伸びていく子です。...
さて最後にご紹介したいのは、program4 です。夏休み明けに学ぶところだと思いますが、そこに驚きの文があったので引用してみます。ぜひ意味をとってみてください。ダニエルくんが同級生の古瀬さんの家に行き、そのお母さんと話している様子です。Ms. Furuse: Would you like some tea?Daniel:Thank you. Who's this lady?(壁の写真を見て)Ms. Furuse:She's my sister Aki. She's a chef in Texas.Daniel:Wow, cool!Ms. Furuse:S...
徳島市採択の中1英語教科書「Sunshine」を紹介しています。この教科書は各章とも、最初に「Scenes」という基本文の提示が見開き2ページであり、続いて「part1,2」の本文が見開き2ページ、その後に「Action」というクイズや発表のためのページがあります。その後にようやく文法の説明ページが1ページあり、「英語早わかり」というタイトルになっています。program3のこの英語早わかりのところをみてみましょう。ここでは助動詞canを...
さて、中学1年の英語教科書「Sunshine」を眺めていますが、次のprogram2を見てみましょう。ここでは、Today’s Expression として、重要な基本文が書きだされています。それを見開き2ページ分書いてみますと、I (don’t) draw pictures.Look at my notebooks.Do you like baseball?When do you play badminton?この4文です。一般動詞の肯定、否定、疑問の文と、命令文、疑問詞を用いる疑問文、名詞の複数形、これがいっぺんに登場し...
小学校の復習に続いて、Program1からいよいよ中学校の内容ですが、大体見開き2ページごとに、「小学校で学んだ単語」が、ページの下の欄外の狭いスペースに掲載されています。例えば、program1 scenes1のいちばん最初のところでは、中学のNew Words には重要な単語が出てこないのですが、欄外の小学生単語は、重要単語だけでも、am,sorry,thirty,teacher,kind,student,fifteen,junior,at,forty,Australia,Brazil,などが並んでいま...
夏休みに必ずやって欲しいことのいちばんは、英語の復習です。休み中や休み明けに実力テストがあったり、また宿題もあったりすると思うので、おのずと復習できそうな気がしますが、適当にやっつけるのではなく、とくに単語の綴りを完璧に覚えることと、文法の理解を進めておくことが重要です。しかしながら、現在徳島市で採択されている「Sunshine(本年より小改定)」という教科書を眺めていますと、これは相当にやばいことになっ...
地元公立中学の進路指導には、以前から疑問に思っている点がたくさんあります。もちろん、学校のせいだけではなく、徳島県の教育環境や、風習のようなものも大きくかかわっているとは思いますが、毎年、夏の三者面談が終わったあとは、もやもやします。特に、学区内で、普通科すれすれラインの子たち。つまり、基礎学で、最終的に300点前後、中3の校内実力テストとかで、350点前後の子たち。よくあるパターン。。。実力テストで、3...
1学期の期末テスト、あるいは、前期の中間テストの結果が思わしくなくて、夏休みは頑張ろう!って考えている人もいると思います。今日は、そんな人によくある夏休みの計画の立て方の話です。今ぐらいの時期は、夏休みのうちに頑張らなきゃなんて思っている子も多いと思います。うちでも、よく聞きます、「夏休みは頑張る!」っていう言葉。でも、そこで、「何を、どう頑張るの?」なんて聞くと、とんでもない答えが返ってくること...
ある時、こんなことを生徒が言っていました。「ある段階まで来ないと、理解できないことってあるんですよね。 到達していないと、いくら教えてもらったところで理解できない… で、なんか、わからんなぁというか、ぼんやりわかってるなぁ…みたいな状況が、 あるところで、パッと繋がって全部わかる!それが快感なんですよー」なかなか深いことを感じているではないか―と、嬉しくなりましたが、これが、本来の「学ぶ」ということ...
今年度から、本格的にどんぐり倶楽部の良質の算数文章問題を取り入れています。小学生には多く取り入れているのですが、それぞれのレベルで、目に見える効果があって、これは、想像以上の優れた教材だなぁと改めて感じています。実は、先日も、どんぐりの文章題を解いている時に、まだ習っていない小数で割るわり算をしなければいけない状況が生まれたんです。「まだ習ってないよぉ、小数では、よう割らん…」と言うんですね。まぁ...
ケアレスミスは永遠の課題ですがw、できる限り少なくしたいものです。一番大事なのは、やはり、日常のケアレスミスを減らすことだと思います。テストでのケアレスミスが多い子は、たいてい、普段の家庭学習や宿題でもケアレスミスが多いんです。私は、若いころは、というか、学生のころは、ガチでピアノをやっていたのですが、そのころに偉い先生から教わったことがあります。きちんと自分の音を聴かずに弾くくらいなら、弾かない...
ここ数日、先取り学習について書いてきましたので、上位層の話が多く出ました。マンツーマンの塾なので、トップ層〜上位層の子は例年多く在籍します。集合塾では物足りない子や集合塾との併用で細かな指導を求めてくる子が多いので、昔から、そういう傾向はあります。一方で、療育手帳を持っている子もいます。個別で細かく対応していかなければうまくいかない子達です。近年、そういう問い合わせがよくあります。そういう子たちと...
昨日の記事を読むと、中学生の上位の子は先取りをしているのがわかります。なぜ、中学生の上位層までは先取りをするのか。。。高校入試があるからです。上位層の子たちは、合否に関わる心配はないにせよ、やはり、入学後の状況に意識が向かっています。徳島市内の公立高校普通科であれば、どの高校でも、少なくとも、真ん中よりは上位にいなければ国公立大は見えてきません。そのくらいのレベルでの理解と定着が図れていなければ高...
具体的に先取り学習の授業でどんな差があるのかをご紹介しようと思います。例えば、発展編の数学のテキスト。これは、難関私立まで視野に入れたテキストです。例題を使いながら、新しいことを学んでいくのですが、次の3パターンぐらいの差があります。①なぜか既に知っているので、知らないことの確認だけをする。②例題を一緒に解きながら、新出事項を確認していく。③②のあと、抜粋で確認問題を解いてもらって確かめる。これくらい...
「予習」「先取り」と言っても、人によってこれほど違いがあるのか。。。と塾の仕事を始めた頃、実感したものです。まず、大前提として、持って生まれた能力の差というのは、どうしても存在します。勉強に関して、こういうことを言うのはどうもタブーのような雰囲気がありますが、練習しても走るのが遅い子と練習しなくても速い子がいるのと同じだと思うんです。その感覚で、眺めてみると、塾や家庭学習で先取りをして、学校の授業...
先取り学習は必要か?時々、質問を受けますが、実際のところ、人によります。自分自身を振り返ると、高校に上がるまでは、予習も必要としていなかったので、いきなり、学校の授業で初めて学ぶのがいいんじゃないの?と思っていましたし、そのほうが真剣に集中して授業を聞くのでいいと思います。が、中学受験をするとなると、文理や附属小学校に通っている子以外は、どうしても先取り学習が必須になってきます。学校で習う前に入試...
昨日の簡単な問題を再掲しますと、【問題】1本80円の鉛筆と1本120円の色鉛筆をあわせて12本買い、1280円払った。鉛筆と色鉛筆をそれぞれ何本買いましたか。ですが、これは文末の「それぞれ何本買いましたか」の何本をx本とするだけの基本パターンです。しかし、次の問題はどうでしょうか。【問題】体育館に何人かの生徒が集合し、長いすにすわる。1脚の長いすに6人ずつすわることにしたら、23人がすわれなかった。1脚の長いすに9...
今日も中1の数学、文字式の利用の問題を紹介します。【問題】7でわると4余る正の整数Aと、7でわると5余る正の整数Bがある。 2A+3Bを7でわったときの余りが2となることを説明しなさい。割り算の余りを考える問題はよくテストにも出ますが、苦手な生徒が多いジャンルです。ではなぜ難しいと感じるかというと、数字の世界なので具体性がなく、イメージしづらいことが一因です。しかし、ここで本当に身につけなければいけないことは、...
褒めてのばす。昔に比べると、よく聞くようになった言葉です。でも実は、私はこれが苦手です。子供のころ、ちょっと頑張ったぐらいでは、褒められたことがないので、自分の中で、よっぽど頑張った感がないと、褒められても、なんだかおだてられているようで落ちつかないのです。バカにされてるの?なんて思ったりして。wwだから、生徒にも、ちょっとぐらいできたからって褒めたりしたら、おだててるみたいで、気の毒な気がするとい...
「楽しく勉強させたいんです!」という親御さんに出会ったことがあります。「楽しい」という言葉、これはなかなかの曲者で、どの「楽しい」を求めているのか・・・例えば、ピアノを弾くこと。ピアノは、誰にでも音が出せる楽しい楽器です。赤ん坊でも、鍵盤をたたけば音が出ます。それも「楽しい」しかし、何かメロディーが弾けると、もっと「楽しい」かもしれません。でも、そのためには、少し練習が必要ですよね。いきなり、メロディ...
塾で私が出した宿題と、学校の宿題しかしない子が時々います。私が受け持っているのは、たいてい1教科~2教科なので、他の教科は、学校の宿題しかしていないということになります。学校が、家庭学習のフォローもしてくれればいいのですが、そうでない場合、定期テスト前に、テスト範囲の学校のワーク類すら仕上がっていないという状況になります。自分の中学時代を振り返ると、確かに、学校の宿題なんてたかがしれていた記憶があり...
夏ごろによくあることですが、「急に先生が厳しくなった!」と、中3生が怒って帰ってくることがあります。何のことかと思えば、数学の採点が、突然、厳しくなって、今までは、「、」で通用していたところが、「,」でないとダメだとピンされたらしい。おそらくは、入試に向けて、誤ってピンされることを防ぐために・・・ということなのだろうと察しますが、今更。。。という感じですね。そういうことは、小学校のうちに教えておくべ...
勉強をしない子どもや、言うことを聞かない子どもに、「あなたのためなのよ!」と怒るお母さんをよく見かけます。しっかり勉強して、志望校に受かって欲しい。塾に行って、きちんと勉強して欲しい。部活も勉強も両立して欲しい。どれも、子供のためですが、その反面、自分のためでもあることが、時々見え隠れします。「ちゃんと勉強せんかったら、○○高校に入れんよ! そんなことになったら、もう、かっこの悪い。。。」誰が、かっ...
当たり前ですが、あまり成績が良くない子は、家庭学習の時間が少ないです。でも、その中には、何をやったらいいかわからなかったり、どれだけやらなければいけないかを知らなかったり、そんな理由で、やっていない子が多いんです。家庭学習を2時間しなさいと言われても、2時間も、何するん?という具合です。「単語覚えたらいいんで!」「漢字覚えたらいいんで!」と言われても、いつ、どれだけ、どうやって覚えたらいいかわかっていな...
ゲームをしている子どもに、「勉強しーよー!」って声をかけたら、「今、やろうと思ったのに、あ~ぁ、もうやる気がなくなった。。。」って、言われたこと、ありますよね。お母さん、キーーー!!ってなります。これは、きっと、言われたことがないお母さんを探すのが難しいぐらいなんじゃないかと思います。生徒と話し込みをしていると、子供は子供で、「しようと思いよったら、言われて、やる気がうせるんよな。。。」なんて言ってます...
色々なお母さんに出会いますが、規則正しい生活をするというのは大きい要素です。とは言っても、習い事やら、部活やら、毎日、同じスケジュールじゃぁ動けないと思います。それは、それでいいんです。でも、パターン化されていることと、子供がそれをわかっていることが大事です。つまり、塾の日は、何時に帰って、何時からご飯で、何時からお風呂、そういう風に決まっていることで、リズムができてきますから。。。そのリズムが欲...
「塾に行かせたのに・・・」とか、「家庭教師までつけたのに・・・」とか、思ったように成績が伸びなくて、今度は大丈夫なんだろうか?と、半信半疑、知人に紹介された私のところへ連絡をくださる方も少なくはありません。そういう時、「家で、学校の宿題以外に、何やってますか?」と、質問します。たいていは、何もやっていないか、本屋さんで買った問題集が中途半端にやられているか、みたいなところです。家庭教師をつけたり、個別...
成績を上げたいとか、勉強をきちんとしようとかいう気持ちがあって、考えたことをある程度実行できる能力がある子に必要なのは、ペースメイクだと思います。もちろん、わからないところを教えてもらうことも必要なのですが、それよりも大事なのはペースメイクだと思うのです。実際、うちの生徒たちも、私がやっていることの半分はペースメイクのような気がします。つまり、この時期に、これをこのくらいのペースで進めるというプラ...
昨日の続きです。算数・数学のノートに途中式が書けていますか?という話。見直しの時にとても役に立つというお話を昨日書きましたが、ノートに途中式を残すのには、もっと重要な役割があります。そして、算数・数学が苦手な子は、これができない。それは、考えるために書く、考えながら書くということです。例えば、長い文章題だったとすると、まずは、文章を整理して図や表を書きます。その時点で、文章とはおさらばです。次に、...
「ノートを見たら、勉強ができるかどうかがわかる」なんて、よく言いますが、これは、本当で、算数や数学のノート、解いた問題の番号と答えだけが並んでいませんか?まずいです。見てすぐに答えが出るような問題ならともかく、途中、何か計算が必要な問題にもかかわらず、式が書けていない。。。のはまずい。自分がどうやって解いたか、痕跡を残すことはとても大事で、間違えていた時の見直しにはとても役立ちます。例えば、解説を...
この自由研究シリーズの最初に、小学生の理科の教科書に書き方も書いてあると言いました。それには、レポート用紙的な紙6〜7枚くらいに書く様子が説明されています。しかし、自由研究は1枚の模造紙に大きく書くスタイルをとっている学校も多いようです。そうなるとレイアウトも考えなければいけませんし、普段とは字の大きさも変えなければいけませんから、かなり難度は上がります。また、教科書を参考にして書いたつもりでも、必...
3回にわたって、具体的なテーマを提案してみましたが、人のオススメをそのままやるのもイマイチですよね。最近は、自由研究のテーマをたくさん集めた本もあるようで、その中から簡単で面白そうなのを選んで…という子も多いようです。しかし、基本的な興味が弱いと次に発展していくということがないので、できればテーマは自分で決めたいものです。小学生のうちは、自由研究の経験がないので、何をどうすればいいのかさっぱりわかり...
社会科の自由研究というと、何かテーマを決めて、図書館に行って何冊か本を借りてきて、それを読んでまとめるだけの簡単な研究?になってしまう人も多いでしょう。夏休み後半の図書館に行くと、そんな子どもたちがたくさんいますw。でもそれではやっつけ感ばかりで面白くないですよね。夏休みは早朝や平日昼間などの大人が仕事している時間を自由に使えます。ですから、大人の仕事を直接目にする絶好の機会と言えます。やはり研究...
植物よりも天気・気象に興味があるなら、雨を使った研究はどうでしょうか。最近の教科書はエコ全開なので雨水利用について書かれています。ですから雨水を集めてみるというのは、とても立派な研究になります。例えばブルーシートなどを利用して雨水を集める装置を作るのも面白いですが、面倒なら屋根やカーポートの水を樋(とい)で集める方法を考えてもいいでしょう。マンションのベランダなら段ボール箱にビニール袋をかけて飛ば...
もうすぐ夏休み。夏休みの宿題といえば自由研究です。自由研究が一番苦手で親子で途方に暮れるという話もよく聞きます。しかし、自由研究は時間をかけて楽しみながら学ぶ最高の学習で、必ず考える力を伸ばしてくれると思います。実は小学理科の教科書には見開き2ページで自由研究のやり方を書いたページがあります。具体的な方法はそれを見ていただけばいいと思いますので、このブログでは、そのテーマに絞ってヒントを書いてみた...
勉強を進めていく上で、一番大事なのは、考えるということだと思います。例えば、数学の問題。「かわらない」と、飛ばした問題、何分考えましたか?2分?5分?10分?15分?どれもダメです。「わからない」という以上は、最低30分は考えましょう。そんなことしてたら、問題集が進まない?そうではないんです。30分、真剣に考えてみてください。この手がダメなら、あの手。次々と、知っている限りの知識をフル動員して、考えるのです...
比較的成績の良い子の家庭は、お母さんが強いことが多いです。強いというか、信念が一本、通ってます。昔、塾に勤めていたころの話です。中3なのに、なんだかちょっとだらけているAくん。もともと成績は良いのですが、もっと上を目指しているだけに、ちょっぴり心配。。。と思っていると、ある日、授業開始の1時間前から塾の自習室にいます。いつもは、授業開始時間に合わせてやってくるのに。「どしたん?」と聞くと、昨日のテス...
計画を立てるときの質問に意外と多いのが教科のバランスについてです。例えば、20日間の計画を立てるのに、20日÷5教科=4日/1教科なんて考える子がいます。じゃぁ、社会の勉強をするのは、5日に1回?あるいは、最初の4日間したら、そのあとの16日間は放置?考えられな~い!!と思いますが、これ、普通にやっている子は、意外とたくさんいるようです。確かに、1日中社会の勉強をしたら、すごいやった気分には、なれる...