受験勉強ばかりしていると、やはり、それなりにストレスはかかるものです。大人だって、仕事ばっかりしていると、違うこと、したくなりますものね。特にスポーツ系の部活をしていた中3生。「夏休みが勝負だー!」と、意気込んでいたものの、いざ、部活が終わると、あまりに時間がありすぎて、結局、だらだらしてしまう子は多いものです。原因はいろいろだと思いますが、今まで、部活で体を使っていたのに、突然、何もしなくなると、た...
徳島県の中学受験・高校受験のこと、学校、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法などを綴ります。
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
英語では、いったん肯定文にしてから疑問文に再変換する、あるいは日本語の意味を書き出してから、語順を日本語式に変換する、という手法を説明しました。また数学では、いったん図にして状況を整理してから、それを式に変換するという方法を説明しました。いずれも難しい処理を簡単な2段階に分割して考えると、思考が進み、時間もかからずミスもなくなるということでした。それでは、国語の場合はどうでしょうか。国語の長文問題...
今回も実際の問題を使って考えてみましょう。中学2年の連立方程式の文章題なら、ある列車が、320mの鉄橋を渡りはじめてから渡り終わるまでに、20秒かかった。また、780mmのトンネルを通過するとき、列車がトンネルの中に完全にかくれていたのは、30秒であった。列車の長さと秒速を求めなさい。小学生の問題としてなら、長さが120mの列車が、320mの鉄橋を渡りはじめてから渡り終わるまでに、20秒かかった。この列車の時速はいくら...
今度は、もっと長い英語の文を日本語に訳していく場合について考えてみましょう。昔は英語は後ろから訳していくものだ、という方法が幅を利かせていましたが、流石に最近はそういうことを言う人は少なくなりました。そもそも英語の会話では、聞いたことをすぐに理解していかなければ、意味などつかめるわけもありませんから、文章を読むときでも前から理解をしていくことが当たり前になってきました。例えば次の文章をどう読むべき...
まず、この問題を考えてみてください。This room was used yesterday.→( ) this room ( ) yesterday?この問題は受動態の書き換え問題の基本的なものです。上に元の肯定文がありますから、綴りを間違えることもなく、場所もまず間違えません。答えは、Was this room used yesterday?簡単です。これはほとんどの生徒が解ける問題ですよね。では次に、日本語を英訳する場合を考えてみましょう。この部屋は...
以前から、文章を読んでも頭の中にイメージがない、とか、生活の中で体験が足りていない、とか、読解力、思考力が弱い子の共通点のようなものを時々、このブログでも書いてきました。さらに、意外とそういう子のお母さんは教育熱心な人が多い。ネットや本屋さんで、いろいろな教材を買っては、やらせているタイプ。例えば、図形が弱い。。。と言われれば、図形の問題集を買ってきます。問題集を解くのではなくて、紙を切ったり貼っ...
継続は力なり。。。しつこいぐらいに言っていますが、コツコツ積み重ねた力は本当に大きいですね。コツコツ積み重ねて手に入れているものは、少々さぼったぐらいではなくしません。しかし、その逆もあります。少しずつ少しずつさぼっていると、それが積み重なって、大変なことになっていくのです。何事も、一気には結果は出ません。もちろん、勉強も。コツコツ頑張ってるなぁ。。。と思っていると、少しずつ少しずつ積み重なって上...
昨日の続きです。市内普通科の進学実績に大きな差がないということは、市内普通科に地元公立から約4割程度の子が行くことから考えると、城ノ内中学へも地元公立で4割程度のレベルに入っていれば受かるのか・・・ということについて考えてみたいと思います。実際に地元公立小で上位3〜4割程度のレベルに収まっている子が、城ノ内に受かっているか・・・と言われると、そういう印象は全くありません。もちろん、地元公立では中学受験...
昨日の話の続きのようになりますが、各校の進学状況から、世間的には、謎wや誤解が多い中学の実態を少し具体的に見てみようと思います。中学受験があって、なおかつ高校受験もある唯一の中学は附属中学です。近年の傾向としては、城東高校進学が人気で、トップ層は市高理数科と城東に二分されている印象があります。市高理数科には届かない子も、まずは城東と考えるようなので、かなりの人数が城東に進学しています。城南や他の市...
どんな入試でも、オンザバブル、つまり合否の境目にいる子はいます。10回受けても、10回受かるだろうと思える子はともかく、10回受けたら、7回ぐらいは受かるだろうという感じの子もいれば、10回受けたら、5回ぐらいは受かるかなという子や、10回受けたら、1回ぐらいは受かるかも・・・というレベルの子もいるわけです。問題は、どのレベルならチャレンジするべきか…ですよね。全く私的な意見ですが、大学受験なら、一か八かでもチ...
今日は、適性検査の続きのお話。普通の算数の問題とどこが違うか、一つ例題をみてみることにしましょう。縦2メートル、横3メートルの花壇を真上から見た図が書かれています。そして、ア、イの2か所、印がついています。ペットの犬を2メートルのロープで、ア、イのくいに、つなぎます。普通の算数の問題なら、この犬が動ける範囲は、それぞれ何平方メートルですか。これが、適性検査なら、どちらのくいにつないだ方が、犬の動く範囲...
いざ、中学受験をしようかな?と考えた時、中高一貫校の「適性検査」って、なに?となりますね。国語とか、算数とかいうんじゃなくて、なんかようわからんやつですよねーっていう感じの認識の方もまだ多いと思います。そうです、ようわからんやつなんですが、ww今日は、そのあたりを、ちょっとわかった気がするーってところまでひも解いてみようかと思います。どんなテストか?って言われれば、与えられた情報をきちんと処理できて、...
何年か前に、将来の進路が具体的に決まっていない子がいました。文系に進む…ということは決めていたのですが、その先がもう一つわからないという感じだったのです。それで、ちょうど子供の通う高校の「仕事塾」なるものに協力していた兄に、「うちの生徒にも仕事塾してくれん?」と頼んでみました。zoomでつないで、当時ソニーで働いていた兄に、マーケティングの実際みたいな話をしてもらいました。それから数年経って、その子が...
今日は勉強とは少し離れたお話です。今週末21日~23日の3日間、北沖洲の櫻ギャラリーで作品展をします。このブログでも時々書いている陶芸のほうのお仕事です。書道家の友人との二人展です。もし、興味がある方がいらしたら、お立ち寄りください。実は、この作品展に水琴窟ならぬ、水琴壺も展示します。滴り落ちる水滴を陶器の中で響かせて、不規則な美しい音を作り出す装置とでも言いましょうか、古くから日本の造園の世界にある...
昨日の記事のようなリモート受講でも対面授業を必ず織り交ぜるようにしているのですが、リモートだけでは、なんとなくしっくりこないのが原因です。なぜ、しっくりこないのか?何が気になるのか?と考えるのですが、どうにもうまく説明ができません。授業内容的には、対面とそれほど変わらないのに、たまには実際に会わないと何かが違う気がするのです。近頃の就職面接などは、ほとんどリモートで行われるようですが、最後の役員面...
2024年度から、本格的にZoomを使ったリモート受講を始めています。それまでにも、コロナ禍からSkype を使った授業をイレギュラーで、やってはいたのですが、色々なケースを試しているうちに、そろそろ本格的に始めても大丈夫だなぁと思い至った次第です。マンツーマンでオンラインでって、いったいどんな風にするの?と、思われる方も多いだろうと思いますので、現在受講中の生徒たちは、どんなふうに授業をしているのかを少し紹介...
学習というものは全て、どこまでついていけるかということだと思うのですが、特に中学から高校に進むときには、高校受験というふるいがあります。学習が苦手な人は、相応の学校に行った方が幸せそうですし、ふるい分けすることを否定的に捉えているわけではありません。しかし、多くの人が大学に行きたがるようになってしまった現在、大学に進めるかどうか…という立場の人にとっては、この中学の3年間の学習期間は、まさにふるい落...
正直言いますと、実は私も中学時代は英語はどちらかと言うと苦手科目でした。特にこの文型。なんのために習っているのか、意味すらつかめませんでした。肝心なことを教えてくれないんですよね。それと、to不定詞も嫌いでしたw。文章の中にいっぱい動詞がでてくるし、そもそも不定詞ではないtoがあって、一つの文の中に二つtoがでてくるだけでイライラしてましたwwそもそも文型を習うときに大切なのは、第四・第五文型のように思い...
助動詞は日本語でも英語でもやっかいです。小学生のうちから can を使った文章を習うのですが、それが中学で生かされているという印象は正直ありません。なぜ英語の助動詞が難しく感じるのか考えてみると、それはもっぱら、日本語の助動詞とは様子が全く異なるからかもしれません。否定文なら助動詞にnotがつくとか、疑問文なら助動詞が文の先頭に来るとか。中学の英語に出てくる助動詞は主に五つ。must, should, will, can, mayで...
I love you.と I like he.英語の代名詞は、つまずくことの多い単元です。日本語では、私は、私の、私にというふうに「私」の部分は変化せずに、助詞をつけることで意味が変わるのですが、英語ではI my me というふうに綴りも読みも変化します。この変化するそれぞれを主格、所有格、目的格と呼んで区別します。英語には助詞がないことは、みなさん御存知の通りです。ところが、中学2年3年になっても、I like he.という文を作っ...
普段中学生に英語を教えています。そこで感じるのは、私たちが昔習った時よりも、今はリスニングとスピーキングの能力は、確かに向上していることです。正しいかどうかは別にして、聞くことに抵抗があまり無く、発音もいい生徒が多い印象です。 しかし、当然のこととはいえ、その分リーディングとライティングはできなくなっていると感じます。 それならば、リーディング・ライティングの能力を以前のままに維持できれば、英語の総...
この仕事の醍醐味は、いろいろな場面で生徒たちの成長を感じられることだと思います。もちろん、そんな嬉しい瞬間は多くはないのですがでも、時々そういう瞬間があって、しみじみとこの仕事をしていてよかったなぁと思います。今年も中3になってようやくそういう瞬間が訪れた子がいます。実は、その子は年の離れたお姉ちゃんがいてそのお姉ちゃんの家庭教師をしていた頃に生まれた子なので、まさに生まれたときから知ってる子なん...
さて、いよいよ450点前後。ある程度のペースメイクは、私がしますが、自分で勉強を回し始めるのがこのレベル。例えば、勉強方法について、今回は、どのテキストを優先するのが良いかとか、どんな風に扱うのがいいかとか、そういう質問が出てきます。もちろん、「どうやったらいいですか?」なんて丸投げな質問ではなく、「こうやってるんですけど、いけますよね?」とか、「こうしたいと思うんですけど、合ってますよね?」とか、自分...
では、今日は基礎学400点レベル。けっこうな量の宿題でもこなします。丸付け、直し、わかる問題とわからない問題の選別まではある程度できます。しかし、「ある程度」です。注意してチェックしてあげないと、こぼれ落ちているのがあります。めんどくさくなると、時々、アでピンされるとウって書いてしまったりする。ww「え、それ、なんで?」と言われると、「アかウだと思ったから、アでないならウです」って、おいおい・・・、そ...
今日は基礎学350点前後の子たちに焦点を当ててみましょう。もちろん、宿題はします。丸付け、直しも自分で出来ます。一応、解説を読んでみたり、何がどう違っているのかを考えてみたりはします。でも、徹底してはできていません。わからなかった問題の質問などは、一応は出てきますが、全てを自分で洗い出すことはできません。「わかりました」とか、「いけます」とか言う問題でも、「じゃぁ、これは、どうして違うかったの?」とか...
まずは、基礎学300点前後の子たちがよくやってる勉強法から、見てみることにします。とりあえず、宿題はします。いや、時々、できていません。めんどくさくなると、空白を作って雑に解きます。丸付けは自分で出来ます、たぶん。でも、丸とピンをつけて、答えを赤で写して、終わります。間違えた問題をもう1回解きなさいと言われれば、一応は解きます。でも、前回、原因究明をしないまま終わっているので、解ける確率は限りなく低い...
皆、同じように学校へ行って、机を並べて勉強はしていますが、友達が、果たしてどんな勉強をしているのか…実は、よく知らないと思います。誰しも、自分がスタンダードだと思っていますから、その上の世界も下の世界も、意外と知らないものです。ところが、これは、レベルによって、顕著な違いがあります。勉強の仕方が違う。取り組み方が違う。考え方が違う。できることが違う。。。そして、それぞれのレベルに共通点があるわけで...
個人的なざっくりとした感覚なのですが、IQが高いほど成績が良いわけではないという実感があります。IQがそこそこ高くても、きっちりと詰めができなければ、成績はそこそこにしかならないし、IQがものすごく高いわけではなくても、きっちりと詰めが効いた勉強ができれば、成績はそこそこまではいくと思うんです。「そこそこ」とかいうあいまいな表現を使うと、わかりづらいですが、例えば、わりとIQ高めだと思われるAくんと、IQはA...
色々な成績の子と話をしていると、皆、それぞれの基準となっている地点が違うことをひしひしと感じます。例えば、東大・京大を目指している子なら、高校でも1番を取らなければ・・・という感覚があります。逆に、20番なんて取ってしまったら、「どうする?この先。。。」って思うでしょう。しかし、まぁ、どこでもいいから、短大くらいは行きたいなーと思っている子からすれば、「英数クラス?ガリ勉ばっか!」という感覚ですよね...
ある程度、国語の点数もとれるのだけど、ある程度までしかいかない…という子に多いのが、記述問題での失点です。このくらいのレベルの子なら、書けずに空白で提出するなんてことはないのですが、書いている内容がピンボケ。ハズレてはないけれど、ピタッとはあっていない。こういう場合がとても多いので、思い当たる人もいるのではないでしょうか。なぜ、こんなにもピンボケが起きるのか。。。と考えてみると、長い記述になればな...
時々、いろんな角度から触れていますが、国語が苦手という子は本当に多いですよね。そして、国語ができるかどうかはセンスの問題だと思っている人も多い。。。まぁ、多少は、そういうのもあるかもしれませんが、国語で点がとれない子の共通点は、出題者の意図が読めないことかな?と思います。あとは、チェックするべきところがわかってない。国語の問題の解き方とか、見直しの仕方とか、そう言われれば、あまり教えてくれませんも...
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受験勉強ばかりしていると、やはり、それなりにストレスはかかるものです。大人だって、仕事ばっかりしていると、違うこと、したくなりますものね。特にスポーツ系の部活をしていた中3生。「夏休みが勝負だー!」と、意気込んでいたものの、いざ、部活が終わると、あまりに時間がありすぎて、結局、だらだらしてしまう子は多いものです。原因はいろいろだと思いますが、今まで、部活で体を使っていたのに、突然、何もしなくなると、た...
最近は、どの教科も記述問題が増えてきていますね。「記述は無理」と、はじめから捨ててしまう子や、「とりあえず、答え覚えようか」みたいな勉強の仕方をしている子をよく見かけますが、それでは、いつまでたっても、きちんと書けるようにならないですね。。。もちろん、はじめから、うまく書ける子はあまりいません。でも、まずは、自分のペンを動かすことが大事です。とりあえず、間違っていてもいいので、書いてみます。記述問題...
成績が伸びる子と伸びない子は、思考パターンが違います。現時点での成績が、良いか悪いかではなく、伸びるか伸びないかの話です。伸びる子は、原因究明をします。では、原因究明をすることができるのに、成績が悪い子はなぜいるのか?「することができる」けれど、実際にはしないからです。そこはまた別の問題。原因究明をして、論理的に考える力はある。。。だけど、しない。。。という子は、その気になれば、伸びていく子です。...
さて最後にご紹介したいのは、program4 です。夏休み明けに学ぶところだと思いますが、そこに驚きの文があったので引用してみます。ぜひ意味をとってみてください。ダニエルくんが同級生の古瀬さんの家に行き、そのお母さんと話している様子です。Ms. Furuse: Would you like some tea?Daniel:Thank you. Who's this lady?(壁の写真を見て)Ms. Furuse:She's my sister Aki. She's a chef in Texas.Daniel:Wow, cool!Ms. Furuse:S...
徳島市採択の中1英語教科書「Sunshine」を紹介しています。この教科書は各章とも、最初に「Scenes」という基本文の提示が見開き2ページであり、続いて「part1,2」の本文が見開き2ページ、その後に「Action」というクイズや発表のためのページがあります。その後にようやく文法の説明ページが1ページあり、「英語早わかり」というタイトルになっています。program3のこの英語早わかりのところをみてみましょう。ここでは助動詞canを...
さて、中学1年の英語教科書「Sunshine」を眺めていますが、次のprogram2を見てみましょう。ここでは、Today’s Expression として、重要な基本文が書きだされています。それを見開き2ページ分書いてみますと、I (don’t) draw pictures.Look at my notebooks.Do you like baseball?When do you play badminton?この4文です。一般動詞の肯定、否定、疑問の文と、命令文、疑問詞を用いる疑問文、名詞の複数形、これがいっぺんに登場し...
小学校の復習に続いて、Program1からいよいよ中学校の内容ですが、大体見開き2ページごとに、「小学校で学んだ単語」が、ページの下の欄外の狭いスペースに掲載されています。例えば、program1 scenes1のいちばん最初のところでは、中学のNew Words には重要な単語が出てこないのですが、欄外の小学生単語は、重要単語だけでも、am,sorry,thirty,teacher,kind,student,fifteen,junior,at,forty,Australia,Brazil,などが並んでいま...
夏休みに必ずやって欲しいことのいちばんは、英語の復習です。休み中や休み明けに実力テストがあったり、また宿題もあったりすると思うので、おのずと復習できそうな気がしますが、適当にやっつけるのではなく、とくに単語の綴りを完璧に覚えることと、文法の理解を進めておくことが重要です。しかしながら、現在徳島市で採択されている「Sunshine(本年より小改定)」という教科書を眺めていますと、これは相当にやばいことになっ...
地元公立中学の進路指導には、以前から疑問に思っている点がたくさんあります。もちろん、学校のせいだけではなく、徳島県の教育環境や、風習のようなものも大きくかかわっているとは思いますが、毎年、夏の三者面談が終わったあとは、もやもやします。特に、学区内で、普通科すれすれラインの子たち。つまり、基礎学で、最終的に300点前後、中3の校内実力テストとかで、350点前後の子たち。よくあるパターン。。。実力テストで、3...
1学期の期末テスト、あるいは、前期の中間テストの結果が思わしくなくて、夏休みは頑張ろう!って考えている人もいると思います。今日は、そんな人によくある夏休みの計画の立て方の話です。今ぐらいの時期は、夏休みのうちに頑張らなきゃなんて思っている子も多いと思います。うちでも、よく聞きます、「夏休みは頑張る!」っていう言葉。でも、そこで、「何を、どう頑張るの?」なんて聞くと、とんでもない答えが返ってくること...
ある時、こんなことを生徒が言っていました。「ある段階まで来ないと、理解できないことってあるんですよね。 到達していないと、いくら教えてもらったところで理解できない… で、なんか、わからんなぁというか、ぼんやりわかってるなぁ…みたいな状況が、 あるところで、パッと繋がって全部わかる!それが快感なんですよー」なかなか深いことを感じているではないか―と、嬉しくなりましたが、これが、本来の「学ぶ」ということ...
今年度から、本格的にどんぐり倶楽部の良質の算数文章問題を取り入れています。小学生には多く取り入れているのですが、それぞれのレベルで、目に見える効果があって、これは、想像以上の優れた教材だなぁと改めて感じています。実は、先日も、どんぐりの文章題を解いている時に、まだ習っていない小数で割るわり算をしなければいけない状況が生まれたんです。「まだ習ってないよぉ、小数では、よう割らん…」と言うんですね。まぁ...
ケアレスミスは永遠の課題ですがw、できる限り少なくしたいものです。一番大事なのは、やはり、日常のケアレスミスを減らすことだと思います。テストでのケアレスミスが多い子は、たいてい、普段の家庭学習や宿題でもケアレスミスが多いんです。私は、若いころは、というか、学生のころは、ガチでピアノをやっていたのですが、そのころに偉い先生から教わったことがあります。きちんと自分の音を聴かずに弾くくらいなら、弾かない...
ここ数日、先取り学習について書いてきましたので、上位層の話が多く出ました。マンツーマンの塾なので、トップ層〜上位層の子は例年多く在籍します。集合塾では物足りない子や集合塾との併用で細かな指導を求めてくる子が多いので、昔から、そういう傾向はあります。一方で、療育手帳を持っている子もいます。個別で細かく対応していかなければうまくいかない子達です。近年、そういう問い合わせがよくあります。そういう子たちと...
昨日の記事を読むと、中学生の上位の子は先取りをしているのがわかります。なぜ、中学生の上位層までは先取りをするのか。。。高校入試があるからです。上位層の子たちは、合否に関わる心配はないにせよ、やはり、入学後の状況に意識が向かっています。徳島市内の公立高校普通科であれば、どの高校でも、少なくとも、真ん中よりは上位にいなければ国公立大は見えてきません。そのくらいのレベルでの理解と定着が図れていなければ高...
具体的に先取り学習の授業でどんな差があるのかをご紹介しようと思います。例えば、発展編の数学のテキスト。これは、難関私立まで視野に入れたテキストです。例題を使いながら、新しいことを学んでいくのですが、次の3パターンぐらいの差があります。①なぜか既に知っているので、知らないことの確認だけをする。②例題を一緒に解きながら、新出事項を確認していく。③②のあと、抜粋で確認問題を解いてもらって確かめる。これくらい...
「予習」「先取り」と言っても、人によってこれほど違いがあるのか。。。と塾の仕事を始めた頃、実感したものです。まず、大前提として、持って生まれた能力の差というのは、どうしても存在します。勉強に関して、こういうことを言うのはどうもタブーのような雰囲気がありますが、練習しても走るのが遅い子と練習しなくても速い子がいるのと同じだと思うんです。その感覚で、眺めてみると、塾や家庭学習で先取りをして、学校の授業...
先取り学習は必要か?時々、質問を受けますが、実際のところ、人によります。自分自身を振り返ると、高校に上がるまでは、予習も必要としていなかったので、いきなり、学校の授業で初めて学ぶのがいいんじゃないの?と思っていましたし、そのほうが真剣に集中して授業を聞くのでいいと思います。が、中学受験をするとなると、文理や附属小学校に通っている子以外は、どうしても先取り学習が必須になってきます。学校で習う前に入試...
昨日の簡単な問題を再掲しますと、【問題】1本80円の鉛筆と1本120円の色鉛筆をあわせて12本買い、1280円払った。鉛筆と色鉛筆をそれぞれ何本買いましたか。ですが、これは文末の「それぞれ何本買いましたか」の何本をx本とするだけの基本パターンです。しかし、次の問題はどうでしょうか。【問題】体育館に何人かの生徒が集合し、長いすにすわる。1脚の長いすに6人ずつすわることにしたら、23人がすわれなかった。1脚の長いすに9...
今日も中1の数学、文字式の利用の問題を紹介します。【問題】7でわると4余る正の整数Aと、7でわると5余る正の整数Bがある。 2A+3Bを7でわったときの余りが2となることを説明しなさい。割り算の余りを考える問題はよくテストにも出ますが、苦手な生徒が多いジャンルです。ではなぜ難しいと感じるかというと、数字の世界なので具体性がなく、イメージしづらいことが一因です。しかし、ここで本当に身につけなければいけないことは、...
いよいよ夏休みが始まりました。そこで、私が最近読んだ本の中から、中学生でも読めて楽しい、おすすめの本を紹介したいと思います。まずは、続ける脳: 最新科学でわかった!必ず結果を出す方法茂木健一郎 著(SB新書)2018継続は力なりと言いますが、継続が一番むずかしい気がしますよね。継続できるのも才能だと思いたくなりますが、考え方次第で継続できるようになる!ということを教えてくれます。この本では「グリット」とい...
褒めてのばす。昔に比べると、よく聞くようになった言葉です。でも実は、私はこれが苦手です。子供のころ、ちょっと頑張ったぐらいでは、褒められたことがないので、自分の中で、よっぽど頑張った感がないと、褒められても、なんだかおだてられているようで落ちつかないのです。バカにされてるの?なんて思ったりして。wwだから、生徒にも、ちょっとぐらいできたからって褒めたりしたら、おだててるみたいで、気の毒な気がするとい...
「楽しく勉強させたいんです!」という親御さんに出会ったことがあります。「楽しい」という言葉、これはなかなかの曲者で、どの「楽しい」を求めているのか・・・例えば、ピアノを弾くこと。ピアノは、誰にでも音が出せる楽しい楽器です。赤ん坊でも、鍵盤をたたけば音が出ます。それも「楽しい」しかし、何かメロディーが弾けると、もっと「楽しい」かもしれません。でも、そのためには、少し練習が必要ですよね。いきなり、メロディ...
塾で私が出した宿題と、学校の宿題しかしない子が時々います。私が受け持っているのは、たいてい1教科~2教科なので、他の教科は、学校の宿題しかしていないということになります。学校が、家庭学習のフォローもしてくれればいいのですが、そうでない場合、定期テスト前に、テスト範囲の学校のワーク類すら仕上がっていないという状況になります。自分の中学時代を振り返ると、確かに、学校の宿題なんてたかがしれていた記憶があり...
夏ごろによくあることですが、「急に先生が厳しくなった!」と、中3生が怒って帰ってくることがあります。何のことかと思えば、数学の採点が、突然、厳しくなって、今までは、「、」で通用していたところが、「,」でないとダメだとピンされたらしい。おそらくは、入試に向けて、誤ってピンされることを防ぐために・・・ということなのだろうと察しますが、今更。。。という感じですね。そういうことは、小学校のうちに教えておくべ...
勉強をしない子どもや、言うことを聞かない子どもに、「あなたのためなのよ!」と怒るお母さんをよく見かけます。しっかり勉強して、志望校に受かって欲しい。塾に行って、きちんと勉強して欲しい。部活も勉強も両立して欲しい。どれも、子供のためですが、その反面、自分のためでもあることが、時々見え隠れします。「ちゃんと勉強せんかったら、○○高校に入れんよ! そんなことになったら、もう、かっこの悪い。。。」誰が、かっ...
当たり前ですが、あまり成績が良くない子は、家庭学習の時間が少ないです。でも、その中には、何をやったらいいかわからなかったり、どれだけやらなければいけないかを知らなかったり、そんな理由で、やっていない子が多いんです。家庭学習を2時間しなさいと言われても、2時間も、何するん?という具合です。「単語覚えたらいいんで!」「漢字覚えたらいいんで!」と言われても、いつ、どれだけ、どうやって覚えたらいいかわかっていな...
ゲームをしている子どもに、「勉強しーよー!」って声をかけたら、「今、やろうと思ったのに、あ~ぁ、もうやる気がなくなった。。。」って、言われたこと、ありますよね。お母さん、キーーー!!ってなります。これは、きっと、言われたことがないお母さんを探すのが難しいぐらいなんじゃないかと思います。生徒と話し込みをしていると、子供は子供で、「しようと思いよったら、言われて、やる気がうせるんよな。。。」なんて言ってます...
色々なお母さんに出会いますが、規則正しい生活をするというのは大きい要素です。とは言っても、習い事やら、部活やら、毎日、同じスケジュールじゃぁ動けないと思います。それは、それでいいんです。でも、パターン化されていることと、子供がそれをわかっていることが大事です。つまり、塾の日は、何時に帰って、何時からご飯で、何時からお風呂、そういう風に決まっていることで、リズムができてきますから。。。そのリズムが欲...
「塾に行かせたのに・・・」とか、「家庭教師までつけたのに・・・」とか、思ったように成績が伸びなくて、今度は大丈夫なんだろうか?と、半信半疑、知人に紹介された私のところへ連絡をくださる方も少なくはありません。そういう時、「家で、学校の宿題以外に、何やってますか?」と、質問します。たいていは、何もやっていないか、本屋さんで買った問題集が中途半端にやられているか、みたいなところです。家庭教師をつけたり、個別...
成績を上げたいとか、勉強をきちんとしようとかいう気持ちがあって、考えたことをある程度実行できる能力がある子に必要なのは、ペースメイクだと思います。もちろん、わからないところを教えてもらうことも必要なのですが、それよりも大事なのはペースメイクだと思うのです。実際、うちの生徒たちも、私がやっていることの半分はペースメイクのような気がします。つまり、この時期に、これをこのくらいのペースで進めるというプラ...
昨日の続きです。算数・数学のノートに途中式が書けていますか?という話。見直しの時にとても役に立つというお話を昨日書きましたが、ノートに途中式を残すのには、もっと重要な役割があります。そして、算数・数学が苦手な子は、これができない。それは、考えるために書く、考えながら書くということです。例えば、長い文章題だったとすると、まずは、文章を整理して図や表を書きます。その時点で、文章とはおさらばです。次に、...
「ノートを見たら、勉強ができるかどうかがわかる」なんて、よく言いますが、これは、本当で、算数や数学のノート、解いた問題の番号と答えだけが並んでいませんか?まずいです。見てすぐに答えが出るような問題ならともかく、途中、何か計算が必要な問題にもかかわらず、式が書けていない。。。のはまずい。自分がどうやって解いたか、痕跡を残すことはとても大事で、間違えていた時の見直しにはとても役立ちます。例えば、解説を...
この自由研究シリーズの最初に、小学生の理科の教科書に書き方も書いてあると言いました。それには、レポート用紙的な紙6〜7枚くらいに書く様子が説明されています。しかし、自由研究は1枚の模造紙に大きく書くスタイルをとっている学校も多いようです。そうなるとレイアウトも考えなければいけませんし、普段とは字の大きさも変えなければいけませんから、かなり難度は上がります。また、教科書を参考にして書いたつもりでも、必...
3回にわたって、具体的なテーマを提案してみましたが、人のオススメをそのままやるのもイマイチですよね。最近は、自由研究のテーマをたくさん集めた本もあるようで、その中から簡単で面白そうなのを選んで…という子も多いようです。しかし、基本的な興味が弱いと次に発展していくということがないので、できればテーマは自分で決めたいものです。小学生のうちは、自由研究の経験がないので、何をどうすればいいのかさっぱりわかり...
社会科の自由研究というと、何かテーマを決めて、図書館に行って何冊か本を借りてきて、それを読んでまとめるだけの簡単な研究?になってしまう人も多いでしょう。夏休み後半の図書館に行くと、そんな子どもたちがたくさんいますw。でもそれではやっつけ感ばかりで面白くないですよね。夏休みは早朝や平日昼間などの大人が仕事している時間を自由に使えます。ですから、大人の仕事を直接目にする絶好の機会と言えます。やはり研究...
植物よりも天気・気象に興味があるなら、雨を使った研究はどうでしょうか。最近の教科書はエコ全開なので雨水利用について書かれています。ですから雨水を集めてみるというのは、とても立派な研究になります。例えばブルーシートなどを利用して雨水を集める装置を作るのも面白いですが、面倒なら屋根やカーポートの水を樋(とい)で集める方法を考えてもいいでしょう。マンションのベランダなら段ボール箱にビニール袋をかけて飛ば...
もうすぐ夏休み。夏休みの宿題といえば自由研究です。自由研究が一番苦手で親子で途方に暮れるという話もよく聞きます。しかし、自由研究は時間をかけて楽しみながら学ぶ最高の学習で、必ず考える力を伸ばしてくれると思います。実は小学理科の教科書には見開き2ページで自由研究のやり方を書いたページがあります。具体的な方法はそれを見ていただけばいいと思いますので、このブログでは、そのテーマに絞ってヒントを書いてみた...
勉強を進めていく上で、一番大事なのは、考えるということだと思います。例えば、数学の問題。「かわらない」と、飛ばした問題、何分考えましたか?2分?5分?10分?15分?どれもダメです。「わからない」という以上は、最低30分は考えましょう。そんなことしてたら、問題集が進まない?そうではないんです。30分、真剣に考えてみてください。この手がダメなら、あの手。次々と、知っている限りの知識をフル動員して、考えるのです...
比較的成績の良い子の家庭は、お母さんが強いことが多いです。強いというか、信念が一本、通ってます。昔、塾に勤めていたころの話です。中3なのに、なんだかちょっとだらけているAくん。もともと成績は良いのですが、もっと上を目指しているだけに、ちょっぴり心配。。。と思っていると、ある日、授業開始の1時間前から塾の自習室にいます。いつもは、授業開始時間に合わせてやってくるのに。「どしたん?」と聞くと、昨日のテス...