受験勉強ばかりしていると、やはり、それなりにストレスはかかるものです。大人だって、仕事ばっかりしていると、違うこと、したくなりますものね。特にスポーツ系の部活をしていた中3生。「夏休みが勝負だー!」と、意気込んでいたものの、いざ、部活が終わると、あまりに時間がありすぎて、結局、だらだらしてしまう子は多いものです。原因はいろいろだと思いますが、今まで、部活で体を使っていたのに、突然、何もしなくなると、た...
徳島県の中学受験・高校受験のこと、学校、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法などを綴ります。
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
今回は大人の作文。テーマや状況は同じです。 昨日、最近友人の間で噂になっているラーメン屋に行ってみた。なんでも東京で修行してきた店主の店らしく、「徳島ラーメンとは一味違うが、とにかく食べてみろ。」ということなので、半信半疑で行ってみることにした。 昼までまだ少し間があるタイミングだったからか、店は適度な混み具合。とりあえずカウンターに座って、普通のラーメンを注文してみた。待っている間に店内をキョロ...
先日、こんな文章を書きました。「昨日噂のあのラーメン屋に行ったんやけど、めっちゃ美味かった!」今日はこの文章を元にして、実際に作文にしてみます。タイトルは「噂のラーメン屋」です。まずは、コンパクトにまとまった小学生的な作文。 昨日、友達が「めっちゃうまかった。」と言っていたラーメン屋に行きました。時間は昼前だったので、座ってすぐに注文できました。10分くらいでラーメンが出てきました。 味は、麺もスー...
最初はコピーや人まねから始めるのは、どんな習い事でも同じでしょう。そして見本となるものを真似することで、型を作っていきます。スポーツならフォームを固めるための素振りであったり反復練習であり、音楽なら上手い人が出すようないい音が出るまで繰り返し練習するということでしょう。文章を書くことでも、上手い文章をそのまま写経のように書き写すのがいいという人もいます。まさにコピーですし、繰り返せばその型(パター...
作文は事実と感想の連続だという話をしました。しかし、それでも書きにくいというイメージを持っている人は多いです。 なぜそう思うかというと、 1 会話の言葉ではなく、書き言葉にしなければいけないから。つまり、ですます調やだである調の文体に統一するのが面倒である。 2 時々話をまとめなければいけないので、その要約に困る。 3 書いたものは会話と違っていつまでも残るので、適当には書けない気がする。 4 あ...
話をすることも文章を書くことも、何かを伝えようとしていることは同じです。その何かを伝えるということをもう少し突き詰めてみると、それは事実を伝える感想を伝えるというふたつに分けられます。会話なら、そんなことをいちいち意識せずに話をしていますが、よーく考えて話の中身を分析すると、事実とその感想を話しているのです。「昨日噂のあのラーメン屋に行ったんやけど、めっちゃ美味かった!」という事実と感想の文章です...
新しい学校に入学が決まると、新しいスタート地点に立った気分になります。そのフレッシュな気持ちに、水を差すようですが、「力の差がリセットされたわけちゃうけんな!」と、よく生徒に言います。そうやって釘を刺しておかなければ、入試後、入学式まで、遊び倒す子がいるからです。まぁ、そんなことを言っても、遊ぶ子は遊ぶのですが。。。ww合格通知をもらうと、なんとなく、力の差がリセットされた気分になるものです。しかし...
いいイメージを持つことはとても大事です。テスト前、勉強が十分でなかったら、不安を抱えてテストを迎えます。もしかしたら、やってない問題が出るかもしれない。。。もしかしたら、時間が足りないかもしれない。。。色んな不安がよぎって、悪いイメージが出来上がってしまいます。そんな状態でテストを受けると、出来る問題も出来ません。一方、自分は十分に勉強をやった!と思っていたなら、出来ない問題は出ないはず。。。色ん...
ご存じの方も多いと思いますが、筆記体は、いわゆる「ゆとり」の時代に教科書から削除されました。そして、今も戻っていない。。。筆記体を中1でしっかりと覚えた世代から見れば、筆記体が書けなければ不便だろうと思いますが、もともと使わない世代からすれば、別にどうでもよいらしい。。。なぜ、不便だろうと思うのか?と考えてみると、筆記体を習った世代は、単語を覚えるときや急いで板書するときなど、いちいちブロック体で...
一緒に勉強をし始めて、まだ日が浅い生徒に多いことがあります。「これ、わかりませんー」とかって、何か問題を出してきたとします。「じゃぁ、問題読んで!」から始めますが、声に出して問題を読んでもらって、「問題の意味わかった?」 “うん”「で、何考えた?説明してみて!」 “えーっと、これがこうなって、こうなるから、こうなって、それからこうなって、こう?”「で、何がわからんの?」“あぁ、わかった!”って、自分でわかってる...
集合塾には、それぞれ、得意とするレベルがあります。例えば、中位層以下の子を中位に上げるのがうまい塾、中位層をターゲットにした塾、上位層をさらに伸ばすのが得意な塾、超ハイレベルな子に向いてる塾。。。ああ、あそこね。。。なんて、それぞれに思い浮かぶ塾があるのではないでしょうか。そうすると、それぞれに合ったレベルの子が集まるわけですから、そのレベルの子に合う教材を採用しているわけです。ですから、もし自分...
秋~冬にかけて、学校の授業のスピードが急に速くなることがよくあります。今年もこっちの学校は社会をぶっ飛ばし、あっちの学校は理科をぶっ飛ばし、そっちの学校は数学をぶっ飛ばして、つじつまを合わせにかかっているようです。wwそんな中で、時々、生徒が言ってます。「学校の先生って、計画的に勉強しなさい!って言うんだったら、 自分も計画的に授業してよなぁ~」まさに、その通りです。年中行事なんか、年度はじめからわか...
当然ながら、皆それぞれに、勉強や自分の人生に対する意識が違います。そうすると、取り組み方が違うのも当然ということになります。もちろん、出会った時のスタート地点もそれぞれですが、自分の人生について、真剣に向き合えている子は、よく伸びます。一番大きな差は、ここにあると思っています。やはり、自分の人生についてなど考えたこともない…というような子は、伸びが悪いものです。なんとなくやり始めた勉強が、少し面白...
時々、「社会が覚えられない…」なんて言う子がいます。繰り返しやっているけれど、覚えられないという訴えです。よ~く話を聞いてみると、だいたいの場合、やり方がものすごくマズイ。例えば、問題を解いて、丸付けをして、解答を見ながら、赤で直して、少しねかせてから、もう一回やってみる。一見、問題なさそうに見えますが、大問題です。「解答を見ながら、赤で直して」という部分。それだけでは、何の経験も自分の中には残っ...
暗記力をアップする方法はないですか?よく聞かれますが、地道に繰り返して、頑張りましょう。。。楽して覚えてやろうったって、そうはいきません!しかし、そうはいっても、ちょっとでも効果が上がる方法を皆、試行錯誤していますよね。月並みな方法ですが、声を出すことはかなり有効です。書きながら、声に出して、唱えながら、覚えるのです。とにかく、視覚も聴覚も、使えるものはみんな使ってやろうってことでwwwこれは、や...
中学生、特に女子に多いのは、嫌いな先生の教科の成績が下がる現象。嫌いな先生の話は、あまり聞きたくないし、聞いてもおもしろいはずがない。したがって、授業も聞きたくないから、成績が下がる。。。ダメです!それは逆ですよね。嫌いな先生の教科だからこそ、弱みを見せてはいけないんです。嫌いな先生に、成績悪いなんて言われたくないじゃないですか!私は、中学生の時はそう思っていました。だから、嫌いな先生の教科こそ、...
当塾、自律学習ゼミの特徴を、今回は心の面から見ていきたいと思います。当塾は、専業の塾講師のいい大人(おじさんおばさんw)が、一人の子どもと完全一対一で90分間向かい合うという、かなり特殊な環境です。このことが心理的に、どんな作用をもたらすのか考えてみましょう。◎人間同士の付き合い当然最初は知らぬ者同士ですが、何ヶ月かするともう他人ではなく、お互いに信頼感が生まれてきます。一対一ですから、その信頼に応え...
当塾の特徴として、生徒のご家族様との連携や説明が豊富であることがあげられます。よく中学受験は、親子二人三脚とか親の受験だとか言われます。しかし実際は、非常に熱心なお母さんお父さんもいれば、それほど関わろうとしない方もいます。また中には、関わってくれているのだけれど、ちょっと方向性が間違っているという場合もあります。ですから、親は関わらないでください!と宣言する塾も中にはあると聞いています。私達は、...
当塾の指導法の大きな特徴は、パターン演習の排除です。パターン演習とは、同じような問題を何度もやることで、問題のこの数字とこの数字をこうやって式にすればあとは計算するだけ〜というパターンや、今は受動態を習っているから、動詞の後ろの単語を先頭にしてbe動詞を入れて動詞を過去分詞形にすればOK〜、といった、中身の理解なく変換パターンに当てはめて解くという方法です。これは、解く問題が簡単なうちはそれなりに結果...
このブログやホームページにて、紹介されていることではあるのですが、改めて感想なども交えて紹介いたします。最近は◯◯式と銘打つ塾も多いですが、当塾では基本的には、生徒個人の特性に合わせた指導をしています。どんな生徒でもこの方法がベスト!という方法があるとは思えませんし、成長や経験の積み重ねによって、勉強方法も変わっていくのが普通だと思います。それでも、当塾にはいくつかの、これだけは譲れない!というポリ...
今更ながらですが、ホームページがリニューアルしましたので、当塾の特徴を思いつくままに書いてみたいと思います。まずいちばんは、完全な個別指導の塾だということです。スタイルとしては家庭教師に限りなく近いと思います。家庭教師は家まで教師が来てくれるのがメリットですが、当然デメリットもありますよね。デメリットについてはみなさん想像のとおりですし、批判的になりますので、ここでは割愛して、当塾のメリットのみを...
ものごとに、興味や関心があることが、生きていく上では、とても大事だと思います。子供たちと一緒に勉強をしていると、色々なことに興味・関心がある子と、そうではない子がいます。例えば、中1理科の光の単元。苦手な子が多い単元ですが、鏡を90度において、その真ん中に物を置いて写すと、どう映るか?みたいな問題、よくありますよね?色々なことに興味・関心が高い子は、意外とスルッと答えてしまいます。おそらく、小さいころ...
勉強は計画的にしましょう!って、そんなことはわかってる!!と思うかもしれませんが、多くの生徒が計画を立てずに勉強しています。中1、中2は、2月の基礎学に向けて、中3はいよいよ本番に向けて、問題集を仕上げにかかる子も多いと思いますが、その計画は立てているでしょうか?その問題集1冊、何単元ですか?1単元、何分ぐらいかかりそうですか?何月何日までに仕上げたいですか?計画を立てないと、成り行き任せでは進まないし...
テスト中に終了時間が迫ってきて、焦って焦って、結局何もできなかったなんて経験、ありませんか?多かれ少なかれ、誰もが経験していると思います。時間切れしそうな時は、焦らず、何を優先するかをまず決めましょう。例えば、数学。残った問題は、むずかしくて残り5分では糸口がつかめそうにない。。。と思ったら、迷わず大問1の一行問題の見直しをしましょう。ミスしていないか、確認して、とれる点を捨てないようにするのです。...
振り返ってみると、うちの塾で長く続いている子たちというのは、あとから効いてくるであろうことに保護者が理解を示してくれる子が多い。すぐに結果を出すためにすることと、長い目で見たときに、良いと思われる方へ導くためにすることは、かなり違いがあるもので、私たちは、基本的に後者に重きを置いた授業をします。そうすると、当然、すぐに劇的な効果が出るわけではないのですが、それを理解してくれている家庭の子は、だいた...
昨日の記事のようなことに気が付いたときには、もう既に中学年になってしまっていた。。。なんていうこともよくあります。私たちが出会うのは、たいてい小学校高学年です。そして、その時にはすでに違いが発生してしまっているのです。そりゃぁ、幼児期に意識できていた方がよかったとは思いますが、手遅れでしょうか???決してそんなことはないと思います。というか、そのまま諦めてパターン暗記で進むよりは、少しでも、考える...
特に幼児期のうちには、人より先にできていることには、何の意味もないと思っています。幼稚園なのに、漢字が読めたり、九九が言えたりしていた子は私のころにもいましたが、その子たちが、目に見えて優秀になったか…というと、残念ながらそうではない。そんなのは、放っておいても小学校で習うので、そのうち全員ができるようになりますから。。。そんなことのために、貴重な幼児期を使うなんてもったいない!と思っている人です...
最近は、夏休みでさえ、子供たちの声が外で聞こえることがあまりありません。私が小学生のころは、夏休みは毎朝、6時前になると、ラジオ体操に行く子供たちの声が、近所にあふれていたものです。そんな40年も前の話をされても…と思うかもしれませんが、そのころが、幼児期を普通に過ごしていても大丈夫な最終地点だったのかなと思います。普通に、自力で登下校して、普通に外遊びを皆がしていた時代です。今は、それが普通ではあり...
子供たちの遊び方も、ずいぶん変わりました。幼児が親のスマホでユーチューブを見ている姿も日常に見かけるようになっています。絵本よりも動画...なんですよね。。。先日の熊川先生の記事にもありましたが、自分でイメージするのではなくて、イメージを与えられる方が多い。これ、まずいと思うんです。乳幼児期からこれをやってしまうと、イメージ力が身につかないんじゃないでしょうかね。。。絵本を読むよりも、動画を見るほ...
先日、ドラムの先生もしている人と話をしていた時のことです。生徒たちが、すぐに電子楽器のドラムを購入しようとするという話になりました。実は、私もピアノ教室をしていたころに、多くの生徒は電子ピアノを購入していました。楽器は音が出るので、電子楽器を使って、外には音が出ないようにヘッドホンで練習をするのが主流になりつつあります。電子楽器なら、近所迷惑にならないし、比較的安価に購入できるからです。しかし、そ...
「便利になり過ぎたんだよね…」なんて言うと、年寄りのたわごとみたいかもしれませんが、最近、本当に、世の中が便利になり過ぎた結果だよな。。。と思うことがよくあります。急速に便利になって、その便利さを、幼少のころから盲目的に受け入れた結果として、いわゆる「考える力」や「読解力」がない子が増えている気がするんです。私自身は、膨大なデータを持つわけでもなく、ただただ実践の場で感じている実感からの話でしかな...
こう考えてみると、状況をしっかりと掴むために急いでサラッとではなくしっかりと読むことが何より大切です。そして、それがわかりやすいように、あるいは間違っていないか確認するために、そして後で忘れてしまわないように、目につくところに書いておくということが大事だとわかります。つまり、思考の第一段階として、状況を想像して頭の中になるべくリアルなイメージを作り上げるということです。そのメモができていると、その...
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受験勉強ばかりしていると、やはり、それなりにストレスはかかるものです。大人だって、仕事ばっかりしていると、違うこと、したくなりますものね。特にスポーツ系の部活をしていた中3生。「夏休みが勝負だー!」と、意気込んでいたものの、いざ、部活が終わると、あまりに時間がありすぎて、結局、だらだらしてしまう子は多いものです。原因はいろいろだと思いますが、今まで、部活で体を使っていたのに、突然、何もしなくなると、た...
最近は、どの教科も記述問題が増えてきていますね。「記述は無理」と、はじめから捨ててしまう子や、「とりあえず、答え覚えようか」みたいな勉強の仕方をしている子をよく見かけますが、それでは、いつまでたっても、きちんと書けるようにならないですね。。。もちろん、はじめから、うまく書ける子はあまりいません。でも、まずは、自分のペンを動かすことが大事です。とりあえず、間違っていてもいいので、書いてみます。記述問題...
成績が伸びる子と伸びない子は、思考パターンが違います。現時点での成績が、良いか悪いかではなく、伸びるか伸びないかの話です。伸びる子は、原因究明をします。では、原因究明をすることができるのに、成績が悪い子はなぜいるのか?「することができる」けれど、実際にはしないからです。そこはまた別の問題。原因究明をして、論理的に考える力はある。。。だけど、しない。。。という子は、その気になれば、伸びていく子です。...
さて最後にご紹介したいのは、program4 です。夏休み明けに学ぶところだと思いますが、そこに驚きの文があったので引用してみます。ぜひ意味をとってみてください。ダニエルくんが同級生の古瀬さんの家に行き、そのお母さんと話している様子です。Ms. Furuse: Would you like some tea?Daniel:Thank you. Who's this lady?(壁の写真を見て)Ms. Furuse:She's my sister Aki. She's a chef in Texas.Daniel:Wow, cool!Ms. Furuse:S...
徳島市採択の中1英語教科書「Sunshine」を紹介しています。この教科書は各章とも、最初に「Scenes」という基本文の提示が見開き2ページであり、続いて「part1,2」の本文が見開き2ページ、その後に「Action」というクイズや発表のためのページがあります。その後にようやく文法の説明ページが1ページあり、「英語早わかり」というタイトルになっています。program3のこの英語早わかりのところをみてみましょう。ここでは助動詞canを...
さて、中学1年の英語教科書「Sunshine」を眺めていますが、次のprogram2を見てみましょう。ここでは、Today’s Expression として、重要な基本文が書きだされています。それを見開き2ページ分書いてみますと、I (don’t) draw pictures.Look at my notebooks.Do you like baseball?When do you play badminton?この4文です。一般動詞の肯定、否定、疑問の文と、命令文、疑問詞を用いる疑問文、名詞の複数形、これがいっぺんに登場し...
小学校の復習に続いて、Program1からいよいよ中学校の内容ですが、大体見開き2ページごとに、「小学校で学んだ単語」が、ページの下の欄外の狭いスペースに掲載されています。例えば、program1 scenes1のいちばん最初のところでは、中学のNew Words には重要な単語が出てこないのですが、欄外の小学生単語は、重要単語だけでも、am,sorry,thirty,teacher,kind,student,fifteen,junior,at,forty,Australia,Brazil,などが並んでいま...
夏休みに必ずやって欲しいことのいちばんは、英語の復習です。休み中や休み明けに実力テストがあったり、また宿題もあったりすると思うので、おのずと復習できそうな気がしますが、適当にやっつけるのではなく、とくに単語の綴りを完璧に覚えることと、文法の理解を進めておくことが重要です。しかしながら、現在徳島市で採択されている「Sunshine(本年より小改定)」という教科書を眺めていますと、これは相当にやばいことになっ...
地元公立中学の進路指導には、以前から疑問に思っている点がたくさんあります。もちろん、学校のせいだけではなく、徳島県の教育環境や、風習のようなものも大きくかかわっているとは思いますが、毎年、夏の三者面談が終わったあとは、もやもやします。特に、学区内で、普通科すれすれラインの子たち。つまり、基礎学で、最終的に300点前後、中3の校内実力テストとかで、350点前後の子たち。よくあるパターン。。。実力テストで、3...
1学期の期末テスト、あるいは、前期の中間テストの結果が思わしくなくて、夏休みは頑張ろう!って考えている人もいると思います。今日は、そんな人によくある夏休みの計画の立て方の話です。今ぐらいの時期は、夏休みのうちに頑張らなきゃなんて思っている子も多いと思います。うちでも、よく聞きます、「夏休みは頑張る!」っていう言葉。でも、そこで、「何を、どう頑張るの?」なんて聞くと、とんでもない答えが返ってくること...
ある時、こんなことを生徒が言っていました。「ある段階まで来ないと、理解できないことってあるんですよね。 到達していないと、いくら教えてもらったところで理解できない… で、なんか、わからんなぁというか、ぼんやりわかってるなぁ…みたいな状況が、 あるところで、パッと繋がって全部わかる!それが快感なんですよー」なかなか深いことを感じているではないか―と、嬉しくなりましたが、これが、本来の「学ぶ」ということ...
今年度から、本格的にどんぐり倶楽部の良質の算数文章問題を取り入れています。小学生には多く取り入れているのですが、それぞれのレベルで、目に見える効果があって、これは、想像以上の優れた教材だなぁと改めて感じています。実は、先日も、どんぐりの文章題を解いている時に、まだ習っていない小数で割るわり算をしなければいけない状況が生まれたんです。「まだ習ってないよぉ、小数では、よう割らん…」と言うんですね。まぁ...
ケアレスミスは永遠の課題ですがw、できる限り少なくしたいものです。一番大事なのは、やはり、日常のケアレスミスを減らすことだと思います。テストでのケアレスミスが多い子は、たいてい、普段の家庭学習や宿題でもケアレスミスが多いんです。私は、若いころは、というか、学生のころは、ガチでピアノをやっていたのですが、そのころに偉い先生から教わったことがあります。きちんと自分の音を聴かずに弾くくらいなら、弾かない...
ここ数日、先取り学習について書いてきましたので、上位層の話が多く出ました。マンツーマンの塾なので、トップ層〜上位層の子は例年多く在籍します。集合塾では物足りない子や集合塾との併用で細かな指導を求めてくる子が多いので、昔から、そういう傾向はあります。一方で、療育手帳を持っている子もいます。個別で細かく対応していかなければうまくいかない子達です。近年、そういう問い合わせがよくあります。そういう子たちと...
昨日の記事を読むと、中学生の上位の子は先取りをしているのがわかります。なぜ、中学生の上位層までは先取りをするのか。。。高校入試があるからです。上位層の子たちは、合否に関わる心配はないにせよ、やはり、入学後の状況に意識が向かっています。徳島市内の公立高校普通科であれば、どの高校でも、少なくとも、真ん中よりは上位にいなければ国公立大は見えてきません。そのくらいのレベルでの理解と定着が図れていなければ高...
具体的に先取り学習の授業でどんな差があるのかをご紹介しようと思います。例えば、発展編の数学のテキスト。これは、難関私立まで視野に入れたテキストです。例題を使いながら、新しいことを学んでいくのですが、次の3パターンぐらいの差があります。①なぜか既に知っているので、知らないことの確認だけをする。②例題を一緒に解きながら、新出事項を確認していく。③②のあと、抜粋で確認問題を解いてもらって確かめる。これくらい...
「予習」「先取り」と言っても、人によってこれほど違いがあるのか。。。と塾の仕事を始めた頃、実感したものです。まず、大前提として、持って生まれた能力の差というのは、どうしても存在します。勉強に関して、こういうことを言うのはどうもタブーのような雰囲気がありますが、練習しても走るのが遅い子と練習しなくても速い子がいるのと同じだと思うんです。その感覚で、眺めてみると、塾や家庭学習で先取りをして、学校の授業...
先取り学習は必要か?時々、質問を受けますが、実際のところ、人によります。自分自身を振り返ると、高校に上がるまでは、予習も必要としていなかったので、いきなり、学校の授業で初めて学ぶのがいいんじゃないの?と思っていましたし、そのほうが真剣に集中して授業を聞くのでいいと思います。が、中学受験をするとなると、文理や附属小学校に通っている子以外は、どうしても先取り学習が必須になってきます。学校で習う前に入試...
昨日の簡単な問題を再掲しますと、【問題】1本80円の鉛筆と1本120円の色鉛筆をあわせて12本買い、1280円払った。鉛筆と色鉛筆をそれぞれ何本買いましたか。ですが、これは文末の「それぞれ何本買いましたか」の何本をx本とするだけの基本パターンです。しかし、次の問題はどうでしょうか。【問題】体育館に何人かの生徒が集合し、長いすにすわる。1脚の長いすに6人ずつすわることにしたら、23人がすわれなかった。1脚の長いすに9...
今日も中1の数学、文字式の利用の問題を紹介します。【問題】7でわると4余る正の整数Aと、7でわると5余る正の整数Bがある。 2A+3Bを7でわったときの余りが2となることを説明しなさい。割り算の余りを考える問題はよくテストにも出ますが、苦手な生徒が多いジャンルです。ではなぜ難しいと感じるかというと、数字の世界なので具体性がなく、イメージしづらいことが一因です。しかし、ここで本当に身につけなければいけないことは、...
褒めてのばす。昔に比べると、よく聞くようになった言葉です。でも実は、私はこれが苦手です。子供のころ、ちょっと頑張ったぐらいでは、褒められたことがないので、自分の中で、よっぽど頑張った感がないと、褒められても、なんだかおだてられているようで落ちつかないのです。バカにされてるの?なんて思ったりして。wwだから、生徒にも、ちょっとぐらいできたからって褒めたりしたら、おだててるみたいで、気の毒な気がするとい...
「楽しく勉強させたいんです!」という親御さんに出会ったことがあります。「楽しい」という言葉、これはなかなかの曲者で、どの「楽しい」を求めているのか・・・例えば、ピアノを弾くこと。ピアノは、誰にでも音が出せる楽しい楽器です。赤ん坊でも、鍵盤をたたけば音が出ます。それも「楽しい」しかし、何かメロディーが弾けると、もっと「楽しい」かもしれません。でも、そのためには、少し練習が必要ですよね。いきなり、メロディ...
塾で私が出した宿題と、学校の宿題しかしない子が時々います。私が受け持っているのは、たいてい1教科~2教科なので、他の教科は、学校の宿題しかしていないということになります。学校が、家庭学習のフォローもしてくれればいいのですが、そうでない場合、定期テスト前に、テスト範囲の学校のワーク類すら仕上がっていないという状況になります。自分の中学時代を振り返ると、確かに、学校の宿題なんてたかがしれていた記憶があり...
夏ごろによくあることですが、「急に先生が厳しくなった!」と、中3生が怒って帰ってくることがあります。何のことかと思えば、数学の採点が、突然、厳しくなって、今までは、「、」で通用していたところが、「,」でないとダメだとピンされたらしい。おそらくは、入試に向けて、誤ってピンされることを防ぐために・・・ということなのだろうと察しますが、今更。。。という感じですね。そういうことは、小学校のうちに教えておくべ...
勉強をしない子どもや、言うことを聞かない子どもに、「あなたのためなのよ!」と怒るお母さんをよく見かけます。しっかり勉強して、志望校に受かって欲しい。塾に行って、きちんと勉強して欲しい。部活も勉強も両立して欲しい。どれも、子供のためですが、その反面、自分のためでもあることが、時々見え隠れします。「ちゃんと勉強せんかったら、○○高校に入れんよ! そんなことになったら、もう、かっこの悪い。。。」誰が、かっ...
当たり前ですが、あまり成績が良くない子は、家庭学習の時間が少ないです。でも、その中には、何をやったらいいかわからなかったり、どれだけやらなければいけないかを知らなかったり、そんな理由で、やっていない子が多いんです。家庭学習を2時間しなさいと言われても、2時間も、何するん?という具合です。「単語覚えたらいいんで!」「漢字覚えたらいいんで!」と言われても、いつ、どれだけ、どうやって覚えたらいいかわかっていな...
ゲームをしている子どもに、「勉強しーよー!」って声をかけたら、「今、やろうと思ったのに、あ~ぁ、もうやる気がなくなった。。。」って、言われたこと、ありますよね。お母さん、キーーー!!ってなります。これは、きっと、言われたことがないお母さんを探すのが難しいぐらいなんじゃないかと思います。生徒と話し込みをしていると、子供は子供で、「しようと思いよったら、言われて、やる気がうせるんよな。。。」なんて言ってます...
色々なお母さんに出会いますが、規則正しい生活をするというのは大きい要素です。とは言っても、習い事やら、部活やら、毎日、同じスケジュールじゃぁ動けないと思います。それは、それでいいんです。でも、パターン化されていることと、子供がそれをわかっていることが大事です。つまり、塾の日は、何時に帰って、何時からご飯で、何時からお風呂、そういう風に決まっていることで、リズムができてきますから。。。そのリズムが欲...
「塾に行かせたのに・・・」とか、「家庭教師までつけたのに・・・」とか、思ったように成績が伸びなくて、今度は大丈夫なんだろうか?と、半信半疑、知人に紹介された私のところへ連絡をくださる方も少なくはありません。そういう時、「家で、学校の宿題以外に、何やってますか?」と、質問します。たいていは、何もやっていないか、本屋さんで買った問題集が中途半端にやられているか、みたいなところです。家庭教師をつけたり、個別...
成績を上げたいとか、勉強をきちんとしようとかいう気持ちがあって、考えたことをある程度実行できる能力がある子に必要なのは、ペースメイクだと思います。もちろん、わからないところを教えてもらうことも必要なのですが、それよりも大事なのはペースメイクだと思うのです。実際、うちの生徒たちも、私がやっていることの半分はペースメイクのような気がします。つまり、この時期に、これをこのくらいのペースで進めるというプラ...
昨日の続きです。算数・数学のノートに途中式が書けていますか?という話。見直しの時にとても役に立つというお話を昨日書きましたが、ノートに途中式を残すのには、もっと重要な役割があります。そして、算数・数学が苦手な子は、これができない。それは、考えるために書く、考えながら書くということです。例えば、長い文章題だったとすると、まずは、文章を整理して図や表を書きます。その時点で、文章とはおさらばです。次に、...
「ノートを見たら、勉強ができるかどうかがわかる」なんて、よく言いますが、これは、本当で、算数や数学のノート、解いた問題の番号と答えだけが並んでいませんか?まずいです。見てすぐに答えが出るような問題ならともかく、途中、何か計算が必要な問題にもかかわらず、式が書けていない。。。のはまずい。自分がどうやって解いたか、痕跡を残すことはとても大事で、間違えていた時の見直しにはとても役立ちます。例えば、解説を...
この自由研究シリーズの最初に、小学生の理科の教科書に書き方も書いてあると言いました。それには、レポート用紙的な紙6〜7枚くらいに書く様子が説明されています。しかし、自由研究は1枚の模造紙に大きく書くスタイルをとっている学校も多いようです。そうなるとレイアウトも考えなければいけませんし、普段とは字の大きさも変えなければいけませんから、かなり難度は上がります。また、教科書を参考にして書いたつもりでも、必...
3回にわたって、具体的なテーマを提案してみましたが、人のオススメをそのままやるのもイマイチですよね。最近は、自由研究のテーマをたくさん集めた本もあるようで、その中から簡単で面白そうなのを選んで…という子も多いようです。しかし、基本的な興味が弱いと次に発展していくということがないので、できればテーマは自分で決めたいものです。小学生のうちは、自由研究の経験がないので、何をどうすればいいのかさっぱりわかり...
社会科の自由研究というと、何かテーマを決めて、図書館に行って何冊か本を借りてきて、それを読んでまとめるだけの簡単な研究?になってしまう人も多いでしょう。夏休み後半の図書館に行くと、そんな子どもたちがたくさんいますw。でもそれではやっつけ感ばかりで面白くないですよね。夏休みは早朝や平日昼間などの大人が仕事している時間を自由に使えます。ですから、大人の仕事を直接目にする絶好の機会と言えます。やはり研究...
植物よりも天気・気象に興味があるなら、雨を使った研究はどうでしょうか。最近の教科書はエコ全開なので雨水利用について書かれています。ですから雨水を集めてみるというのは、とても立派な研究になります。例えばブルーシートなどを利用して雨水を集める装置を作るのも面白いですが、面倒なら屋根やカーポートの水を樋(とい)で集める方法を考えてもいいでしょう。マンションのベランダなら段ボール箱にビニール袋をかけて飛ば...
もうすぐ夏休み。夏休みの宿題といえば自由研究です。自由研究が一番苦手で親子で途方に暮れるという話もよく聞きます。しかし、自由研究は時間をかけて楽しみながら学ぶ最高の学習で、必ず考える力を伸ばしてくれると思います。実は小学理科の教科書には見開き2ページで自由研究のやり方を書いたページがあります。具体的な方法はそれを見ていただけばいいと思いますので、このブログでは、そのテーマに絞ってヒントを書いてみた...
勉強を進めていく上で、一番大事なのは、考えるということだと思います。例えば、数学の問題。「かわらない」と、飛ばした問題、何分考えましたか?2分?5分?10分?15分?どれもダメです。「わからない」という以上は、最低30分は考えましょう。そんなことしてたら、問題集が進まない?そうではないんです。30分、真剣に考えてみてください。この手がダメなら、あの手。次々と、知っている限りの知識をフル動員して、考えるのです...
比較的成績の良い子の家庭は、お母さんが強いことが多いです。強いというか、信念が一本、通ってます。昔、塾に勤めていたころの話です。中3なのに、なんだかちょっとだらけているAくん。もともと成績は良いのですが、もっと上を目指しているだけに、ちょっぴり心配。。。と思っていると、ある日、授業開始の1時間前から塾の自習室にいます。いつもは、授業開始時間に合わせてやってくるのに。「どしたん?」と聞くと、昨日のテス...
計画を立てるときの質問に意外と多いのが教科のバランスについてです。例えば、20日間の計画を立てるのに、20日÷5教科=4日/1教科なんて考える子がいます。じゃぁ、社会の勉強をするのは、5日に1回?あるいは、最初の4日間したら、そのあとの16日間は放置?考えられな~い!!と思いますが、これ、普通にやっている子は、意外とたくさんいるようです。確かに、1日中社会の勉強をしたら、すごいやった気分には、なれる...