中学受験組は、いよいよ受験勉強らしくなってくるのが5年生。6年生内容もどんどん先取りして、受験に備え始めます。目安にしたいのは、多くの場合、学校進度ではなくて塾のカリキュラムになります。4年生から受験勉強を始めている子たちは、ある程度自分のペースがつかめてしまっていますから、スムーズに進めていると思います。一方で、5年生から始めた子たちは、1学期、ちょっとしんどい思いをしたはずです。その遅れを夏休みに...
徳島県の中学受験・高校受験のこと、学校、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法などを綴ります。
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
今回は大人の作文。テーマや状況は同じです。 昨日、最近友人の間で噂になっているラーメン屋に行ってみた。なんでも東京で修行してきた店主の店らしく、「徳島ラーメンとは一味違うが、とにかく食べてみろ。」ということなので、半信半疑で行ってみることにした。 昼までまだ少し間があるタイミングだったからか、店は適度な混み具合。とりあえずカウンターに座って、普通のラーメンを注文してみた。待っている間に店内をキョロ...
先日、こんな文章を書きました。「昨日噂のあのラーメン屋に行ったんやけど、めっちゃ美味かった!」今日はこの文章を元にして、実際に作文にしてみます。タイトルは「噂のラーメン屋」です。まずは、コンパクトにまとまった小学生的な作文。 昨日、友達が「めっちゃうまかった。」と言っていたラーメン屋に行きました。時間は昼前だったので、座ってすぐに注文できました。10分くらいでラーメンが出てきました。 味は、麺もスー...
最初はコピーや人まねから始めるのは、どんな習い事でも同じでしょう。そして見本となるものを真似することで、型を作っていきます。スポーツならフォームを固めるための素振りであったり反復練習であり、音楽なら上手い人が出すようないい音が出るまで繰り返し練習するということでしょう。文章を書くことでも、上手い文章をそのまま写経のように書き写すのがいいという人もいます。まさにコピーですし、繰り返せばその型(パター...
作文は事実と感想の連続だという話をしました。しかし、それでも書きにくいというイメージを持っている人は多いです。 なぜそう思うかというと、 1 会話の言葉ではなく、書き言葉にしなければいけないから。つまり、ですます調やだである調の文体に統一するのが面倒である。 2 時々話をまとめなければいけないので、その要約に困る。 3 書いたものは会話と違っていつまでも残るので、適当には書けない気がする。 4 あ...
話をすることも文章を書くことも、何かを伝えようとしていることは同じです。その何かを伝えるということをもう少し突き詰めてみると、それは事実を伝える感想を伝えるというふたつに分けられます。会話なら、そんなことをいちいち意識せずに話をしていますが、よーく考えて話の中身を分析すると、事実とその感想を話しているのです。「昨日噂のあのラーメン屋に行ったんやけど、めっちゃ美味かった!」という事実と感想の文章です...
新しい学校に入学が決まると、新しいスタート地点に立った気分になります。そのフレッシュな気持ちに、水を差すようですが、「力の差がリセットされたわけちゃうけんな!」と、よく生徒に言います。そうやって釘を刺しておかなければ、入試後、入学式まで、遊び倒す子がいるからです。まぁ、そんなことを言っても、遊ぶ子は遊ぶのですが。。。ww合格通知をもらうと、なんとなく、力の差がリセットされた気分になるものです。しかし...
いいイメージを持つことはとても大事です。テスト前、勉強が十分でなかったら、不安を抱えてテストを迎えます。もしかしたら、やってない問題が出るかもしれない。。。もしかしたら、時間が足りないかもしれない。。。色んな不安がよぎって、悪いイメージが出来上がってしまいます。そんな状態でテストを受けると、出来る問題も出来ません。一方、自分は十分に勉強をやった!と思っていたなら、出来ない問題は出ないはず。。。色ん...
ご存じの方も多いと思いますが、筆記体は、いわゆる「ゆとり」の時代に教科書から削除されました。そして、今も戻っていない。。。筆記体を中1でしっかりと覚えた世代から見れば、筆記体が書けなければ不便だろうと思いますが、もともと使わない世代からすれば、別にどうでもよいらしい。。。なぜ、不便だろうと思うのか?と考えてみると、筆記体を習った世代は、単語を覚えるときや急いで板書するときなど、いちいちブロック体で...
一緒に勉強をし始めて、まだ日が浅い生徒に多いことがあります。「これ、わかりませんー」とかって、何か問題を出してきたとします。「じゃぁ、問題読んで!」から始めますが、声に出して問題を読んでもらって、「問題の意味わかった?」 “うん”「で、何考えた?説明してみて!」 “えーっと、これがこうなって、こうなるから、こうなって、それからこうなって、こう?”「で、何がわからんの?」“あぁ、わかった!”って、自分でわかってる...
集合塾には、それぞれ、得意とするレベルがあります。例えば、中位層以下の子を中位に上げるのがうまい塾、中位層をターゲットにした塾、上位層をさらに伸ばすのが得意な塾、超ハイレベルな子に向いてる塾。。。ああ、あそこね。。。なんて、それぞれに思い浮かぶ塾があるのではないでしょうか。そうすると、それぞれに合ったレベルの子が集まるわけですから、そのレベルの子に合う教材を採用しているわけです。ですから、もし自分...
秋~冬にかけて、学校の授業のスピードが急に速くなることがよくあります。今年もこっちの学校は社会をぶっ飛ばし、あっちの学校は理科をぶっ飛ばし、そっちの学校は数学をぶっ飛ばして、つじつまを合わせにかかっているようです。wwそんな中で、時々、生徒が言ってます。「学校の先生って、計画的に勉強しなさい!って言うんだったら、 自分も計画的に授業してよなぁ~」まさに、その通りです。年中行事なんか、年度はじめからわか...
当然ながら、皆それぞれに、勉強や自分の人生に対する意識が違います。そうすると、取り組み方が違うのも当然ということになります。もちろん、出会った時のスタート地点もそれぞれですが、自分の人生について、真剣に向き合えている子は、よく伸びます。一番大きな差は、ここにあると思っています。やはり、自分の人生についてなど考えたこともない…というような子は、伸びが悪いものです。なんとなくやり始めた勉強が、少し面白...
時々、「社会が覚えられない…」なんて言う子がいます。繰り返しやっているけれど、覚えられないという訴えです。よ~く話を聞いてみると、だいたいの場合、やり方がものすごくマズイ。例えば、問題を解いて、丸付けをして、解答を見ながら、赤で直して、少しねかせてから、もう一回やってみる。一見、問題なさそうに見えますが、大問題です。「解答を見ながら、赤で直して」という部分。それだけでは、何の経験も自分の中には残っ...
暗記力をアップする方法はないですか?よく聞かれますが、地道に繰り返して、頑張りましょう。。。楽して覚えてやろうったって、そうはいきません!しかし、そうはいっても、ちょっとでも効果が上がる方法を皆、試行錯誤していますよね。月並みな方法ですが、声を出すことはかなり有効です。書きながら、声に出して、唱えながら、覚えるのです。とにかく、視覚も聴覚も、使えるものはみんな使ってやろうってことでwwwこれは、や...
中学生、特に女子に多いのは、嫌いな先生の教科の成績が下がる現象。嫌いな先生の話は、あまり聞きたくないし、聞いてもおもしろいはずがない。したがって、授業も聞きたくないから、成績が下がる。。。ダメです!それは逆ですよね。嫌いな先生の教科だからこそ、弱みを見せてはいけないんです。嫌いな先生に、成績悪いなんて言われたくないじゃないですか!私は、中学生の時はそう思っていました。だから、嫌いな先生の教科こそ、...
当塾、自律学習ゼミの特徴を、今回は心の面から見ていきたいと思います。当塾は、専業の塾講師のいい大人(おじさんおばさんw)が、一人の子どもと完全一対一で90分間向かい合うという、かなり特殊な環境です。このことが心理的に、どんな作用をもたらすのか考えてみましょう。◎人間同士の付き合い当然最初は知らぬ者同士ですが、何ヶ月かするともう他人ではなく、お互いに信頼感が生まれてきます。一対一ですから、その信頼に応え...
当塾の特徴として、生徒のご家族様との連携や説明が豊富であることがあげられます。よく中学受験は、親子二人三脚とか親の受験だとか言われます。しかし実際は、非常に熱心なお母さんお父さんもいれば、それほど関わろうとしない方もいます。また中には、関わってくれているのだけれど、ちょっと方向性が間違っているという場合もあります。ですから、親は関わらないでください!と宣言する塾も中にはあると聞いています。私達は、...
当塾の指導法の大きな特徴は、パターン演習の排除です。パターン演習とは、同じような問題を何度もやることで、問題のこの数字とこの数字をこうやって式にすればあとは計算するだけ〜というパターンや、今は受動態を習っているから、動詞の後ろの単語を先頭にしてbe動詞を入れて動詞を過去分詞形にすればOK〜、といった、中身の理解なく変換パターンに当てはめて解くという方法です。これは、解く問題が簡単なうちはそれなりに結果...
このブログやホームページにて、紹介されていることではあるのですが、改めて感想なども交えて紹介いたします。最近は◯◯式と銘打つ塾も多いですが、当塾では基本的には、生徒個人の特性に合わせた指導をしています。どんな生徒でもこの方法がベスト!という方法があるとは思えませんし、成長や経験の積み重ねによって、勉強方法も変わっていくのが普通だと思います。それでも、当塾にはいくつかの、これだけは譲れない!というポリ...
今更ながらですが、ホームページがリニューアルしましたので、当塾の特徴を思いつくままに書いてみたいと思います。まずいちばんは、完全な個別指導の塾だということです。スタイルとしては家庭教師に限りなく近いと思います。家庭教師は家まで教師が来てくれるのがメリットですが、当然デメリットもありますよね。デメリットについてはみなさん想像のとおりですし、批判的になりますので、ここでは割愛して、当塾のメリットのみを...
ものごとに、興味や関心があることが、生きていく上では、とても大事だと思います。子供たちと一緒に勉強をしていると、色々なことに興味・関心がある子と、そうではない子がいます。例えば、中1理科の光の単元。苦手な子が多い単元ですが、鏡を90度において、その真ん中に物を置いて写すと、どう映るか?みたいな問題、よくありますよね?色々なことに興味・関心が高い子は、意外とスルッと答えてしまいます。おそらく、小さいころ...
勉強は計画的にしましょう!って、そんなことはわかってる!!と思うかもしれませんが、多くの生徒が計画を立てずに勉強しています。中1、中2は、2月の基礎学に向けて、中3はいよいよ本番に向けて、問題集を仕上げにかかる子も多いと思いますが、その計画は立てているでしょうか?その問題集1冊、何単元ですか?1単元、何分ぐらいかかりそうですか?何月何日までに仕上げたいですか?計画を立てないと、成り行き任せでは進まないし...
テスト中に終了時間が迫ってきて、焦って焦って、結局何もできなかったなんて経験、ありませんか?多かれ少なかれ、誰もが経験していると思います。時間切れしそうな時は、焦らず、何を優先するかをまず決めましょう。例えば、数学。残った問題は、むずかしくて残り5分では糸口がつかめそうにない。。。と思ったら、迷わず大問1の一行問題の見直しをしましょう。ミスしていないか、確認して、とれる点を捨てないようにするのです。...
振り返ってみると、うちの塾で長く続いている子たちというのは、あとから効いてくるであろうことに保護者が理解を示してくれる子が多い。すぐに結果を出すためにすることと、長い目で見たときに、良いと思われる方へ導くためにすることは、かなり違いがあるもので、私たちは、基本的に後者に重きを置いた授業をします。そうすると、当然、すぐに劇的な効果が出るわけではないのですが、それを理解してくれている家庭の子は、だいた...
昨日の記事のようなことに気が付いたときには、もう既に中学年になってしまっていた。。。なんていうこともよくあります。私たちが出会うのは、たいてい小学校高学年です。そして、その時にはすでに違いが発生してしまっているのです。そりゃぁ、幼児期に意識できていた方がよかったとは思いますが、手遅れでしょうか???決してそんなことはないと思います。というか、そのまま諦めてパターン暗記で進むよりは、少しでも、考える...
特に幼児期のうちには、人より先にできていることには、何の意味もないと思っています。幼稚園なのに、漢字が読めたり、九九が言えたりしていた子は私のころにもいましたが、その子たちが、目に見えて優秀になったか…というと、残念ながらそうではない。そんなのは、放っておいても小学校で習うので、そのうち全員ができるようになりますから。。。そんなことのために、貴重な幼児期を使うなんてもったいない!と思っている人です...
最近は、夏休みでさえ、子供たちの声が外で聞こえることがあまりありません。私が小学生のころは、夏休みは毎朝、6時前になると、ラジオ体操に行く子供たちの声が、近所にあふれていたものです。そんな40年も前の話をされても…と思うかもしれませんが、そのころが、幼児期を普通に過ごしていても大丈夫な最終地点だったのかなと思います。普通に、自力で登下校して、普通に外遊びを皆がしていた時代です。今は、それが普通ではあり...
子供たちの遊び方も、ずいぶん変わりました。幼児が親のスマホでユーチューブを見ている姿も日常に見かけるようになっています。絵本よりも動画...なんですよね。。。先日の熊川先生の記事にもありましたが、自分でイメージするのではなくて、イメージを与えられる方が多い。これ、まずいと思うんです。乳幼児期からこれをやってしまうと、イメージ力が身につかないんじゃないでしょうかね。。。絵本を読むよりも、動画を見るほ...
先日、ドラムの先生もしている人と話をしていた時のことです。生徒たちが、すぐに電子楽器のドラムを購入しようとするという話になりました。実は、私もピアノ教室をしていたころに、多くの生徒は電子ピアノを購入していました。楽器は音が出るので、電子楽器を使って、外には音が出ないようにヘッドホンで練習をするのが主流になりつつあります。電子楽器なら、近所迷惑にならないし、比較的安価に購入できるからです。しかし、そ...
「便利になり過ぎたんだよね…」なんて言うと、年寄りのたわごとみたいかもしれませんが、最近、本当に、世の中が便利になり過ぎた結果だよな。。。と思うことがよくあります。急速に便利になって、その便利さを、幼少のころから盲目的に受け入れた結果として、いわゆる「考える力」や「読解力」がない子が増えている気がするんです。私自身は、膨大なデータを持つわけでもなく、ただただ実践の場で感じている実感からの話でしかな...
こう考えてみると、状況をしっかりと掴むために急いでサラッとではなくしっかりと読むことが何より大切です。そして、それがわかりやすいように、あるいは間違っていないか確認するために、そして後で忘れてしまわないように、目につくところに書いておくということが大事だとわかります。つまり、思考の第一段階として、状況を想像して頭の中になるべくリアルなイメージを作り上げるということです。そのメモができていると、その...
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中学受験組は、いよいよ受験勉強らしくなってくるのが5年生。6年生内容もどんどん先取りして、受験に備え始めます。目安にしたいのは、多くの場合、学校進度ではなくて塾のカリキュラムになります。4年生から受験勉強を始めている子たちは、ある程度自分のペースがつかめてしまっていますから、スムーズに進めていると思います。一方で、5年生から始めた子たちは、1学期、ちょっとしんどい思いをしたはずです。その遅れを夏休みに...
小学校4年生からは、中学受験を考えている子と、そうでない子とで、勉強の仕方が少し違ってきます。中学受験を考えている子は、そろそろ受験対応型の塾に行ったりし始めているころです。学校の先取り学習をどんどん始めて、「なんか、勉強、大変。。。」とか、思い始めるんですよね。スムーズに始められた子はともかく、「大変だぞ!」と、ストレスがたまり始めた子は、その「大変」に一息つけるのが夏休み。学校の授業が止まるだけ...
夏休みの話が続いたので、ついでに・・・と言ってはなんですが、今日から、数回に分けて、夏休みにやっておきたいことをざっくりまとめてみようかと思います。まずは、小学校低学年から。。。小学校低学年の夏休みにやりたいことと言えば、まず思い浮かぶのは、普段できないことを経験することでしょうか。学校が休みだからこそできる、何か特別なこと。キャンプや登山などで大自然に触れるのもいいでしょうし、ふだんはあまり接す...
昨日の記事のような話題になると、夏休みの宿題を親が手伝うかどうか…という議論に巻き込まれます。ww自分でできないようなことを宿題にするんじゃないわよ!という意見もあるでしょう。個人的な意見を言わせてもらえば、私は、夏休みくらいは、親が手伝わなければいけない宿題があっても構わないと思っています。夏休みのように、時間がたっぷりあるときこそ、普段はしないようなことを親子で一緒にして、協力しながら、考えなが...
今日から6月です。夏講案内の準備を始めていますので、何となく、夏休みが近づいた気分になっています。私が子供のころは、夏休みには、「夏休みの友」という宿題がありました。お父さん、お母さん世代もそうでしょうか?もうそろそろ、そんなの無かった世代かもしれません。あれは、ものすごくよかったと思います。無くなってしまったのがとても残念。。。一見、薄っぺら~い1冊の本ですが、あれを隅から隅まで、全部やろうと思う...
ドラゴン桜作者 三田紀房出版社 講談社掲載誌 モーニングレーベル モーニングKC発表号 2003年31号 - 2007年30号巻数 全21巻 話数 全194話今回も上記のまんがの第43話から、芥山先生のセリフを引用します。「「読む」ということは普段、無意識で行っているが、実は意外と難しい。表面をサッとなでたような読み方では大変な間違いを犯すこともある。直接は書かれていない行間をしっかりと読み取る能力…
芥山先生ってご存知ですか。実は、まんが「ドラゴン桜」に登場する国語教師です。実は最近、ドラゴン桜を少しずつきちっと読んでいて、そこに重要なセリフがたくさん出てくるので、ちょっと書き留めておきたい(笑)と思います。引用しますので、基本的な事柄を書いておきます。(一部句読点を追加して引用します)作者 三田紀房出版社 講談社掲載誌 モーニングレーベル モーニングKC発表号 2003年31号 - 2007年30号巻数 ...
こちらも徳島市を含む県内約半数の中学校で採用されている教科書です。以前よりサイズが大きくなって、今まで以上に子供っぽい絵が表紙になっています。以前から、会話重視・文法軽視で混乱しやすい教科書でしたが、今回は何か良くなっているのでしょうか。教科書の最初は小学校の流れのまま、ゲーム的な要素満載です。PROGRAM1でいよいよ中学内容になり、I am , You are が始まります。以前と同じく Scenes のところで学ぶべき基...
英語の教科書のうち、徳島県の約半数の中学校で採用されているのが、この教科書。こちらは数学に比べると、かなり以前から変わっているところが多い印象です。登場人物の名前や出身地といった設定とか、本文の文章も大幅に変わっています。いちばん目を引くのは、小学校で習った単語の扱いでしょう。以前はページの一番下のほぼ欄外という場所にまとめられていましたが、新しい教科書では、new words のところの下に並べています...
今年から中学生の教科書が改訂となり、マイナーチェンジされています。その内容について、見てみましょう。まず数学。徳島県では、徳島市を含む多くの学校で啓林館の教科書が採択されているので、その内容を見てみます。すると、教科書本文や問題はほとんど同じで、多少削除されたり新しい問題が追加されたりしていますが、内容に大きな変更はありません。一見して大きく変わったのは、巻末にあった、反対側から本を90度回して読ん...
近年、「つかれた~」って言う子供、多くないですか?なんだか、気になりますね~子供の体力が落ちてるのも原因でしょうか?自分が子供のころを考えると、「つかれた~」なんて、そんなにしょっちゅう言ってましたかね?まぁ、遠足や運動会や、特別なことをした日は、疲れたって感じていた気がしますが、普段、普通の日常生活を送っているときに、そんなことはなかったと思います。周りの子たちも。。。前にも書いたかな?こんな話。...
あきらめ癖がついてる子、結構いますよね。問題見て、パッと解き方が見えなかったら、「わからん」と言う子。。。考える癖がついてないとも言えますが、出来れば、これは小学生のうちに直しておきたい癖の一つです。もっと言えば、考えることが面白いと思える癖をつけたい!出来る子と、出来ない子の大きな差はここだと思うんです。出来る子は、考えるのが好きな子が多い。「ん?わからんなぁ。。。」と思ったら、そこから粘る粘る。そ...
家庭学習での話が続いたので、ついでに計画表づくりのお話をしようと思います。小学生の場合、お母さんが計画表を作っていることが多いでしょう。中学生でも、作ってくれているお母さんもいるかもしれませんね。親御さんが計画表を作るときのコツは、ちょっと余分なものまで入れておくことです。例えば、この日は、この3項目ぐらいしかできないだろうな。。。と思ったとします。そうすると、まぁ、できなくてもいいかっ!と思える...
気をつけてほしいことや、直してほしいことは、具体的に指示を出すのが一番いいと思っています。例えば、姿勢が悪い子に、姿勢を直してほしいとき、「姿勢が悪いじょ!」ではなくて、「あご、出てるよ」って言うほうが直る確率が上がってる気がします。「姿勢良くして!」って言うより、腰のあたりを、トントンと叩いてあげるほうが、直りやすい。つまり、腰が後ろに丸まって、顎が出てるから、姿勢が悪いわけで、腰を後ろに出さないよう...
「集中してやりよ」と言われても、どうやったら集中できるのか、イマイチ実感がない子は多いようです。色々な方法があると思いますが、一番手っ取り早いのは、時間制限をかけることでしょうか。といっても、少しコツがあって、例えば、「20分でやりよ!」と言って、3枚のプリントを渡しても、結局、20分ではできないものです。まずは、「5分な!」と言って、1枚プリントを渡します。できたら、また、「5分な!」と言って、1枚プリントを渡...
なんとなく、問題を解いて、なんとなく、答えを選んで、なんとなく、式を立てて、。。。こんな風な勉強をしている子はたくさんいます。この「なんとなく」の割合がゼロに近い子ほど成績はいいものです。でも、小学校低学年から、ひょっとしたらもっと小さいころから、この「なんとなく」を繰り返しているうちに、「なんとなく」やってしまっているという感覚すらなくなってしまうみたいで、これをあぶり出すのに苦労することはよく...
子どもたちと勉強をしていると、いわゆる「当てにいく」ことをしている子はたくさんいます。今日は、この「当てにいく」ことに焦点を当ててみたいと思います。実は、この「当てにいく」という行動には2パターンあります。一つは、阻止しなければいけないもので、もう一つは、見守らなければいけないものです。では、阻止しなければいけないほうはどういうものかと言うと、まさに当てずっぽうで解いていくパターンです。アでピンさ...
昨日の話に加えて、講師たるもの、沈黙で語れないとだめだとも思います。学校でも、地元公立なら同じようなことが起きているかもしれませんが、授業中に、大声でしゃべる生徒がいるとします。それを大声で注意しても、もっと大きな声で話されるだけです。そういうときに使えるのが沈黙+表情。これはちょっとテクニックが必要ですが、大声で怒るよりも、断然効果があります。これは、地元公立中生が多く通う大手塾で身につけた技。...
昔、大手学習塾で講師をしていたころ、先生は役者でないとだめだ!と言われたことがあります。例えば、ちょっと弛んでる小6受験クラスで、雷を落としたとします。時にはそういうことも必要です。厳しい話を真剣な表情で、ビシッと!その5分後、小2クラスに入るとき、それを引きずるようでは駄目です。先生は、満面の笑みで!この切り替えができないようでは講師には向かない。。。確かに。。。ここで、一つ気付きます。お母さん、...
時々ブログでも書いているように、私自身は、塾通いの経験はありません。一時期、プライベートで、母の友人に国語をみてもらっていたことはあるのですが、集合塾というのは未経験。当時、個別塾なんて、今みたいにありませんでしたしね。もちろん、塾なしでやってきてるので、正直、塾なんている?って考えている人だったんです。自分でできるじゃん?って。ところが、大手塾で教えているうちに、マンツーマン指導でなら、できること...
理科も山のように定義がでてきます。そしてこの定義を理解して覚えないと、全く点数が取れません。特に化学と物理分野は定義から始まります。密度、圧力、速度、電圧、などなど、別の言葉で言い換えるのは、大人でも相当難しいです。辞書を引けば意味を書いてありますが、読んで納得できるかどうかがまた微妙w。実は小学生のうちに、人口密度も出てきますし、食塩水の濃度も出てきます。そのときに、言葉の意味をちゃんと理解して...
中1の数学、徳島県で多く使われている教科書なら5章に、平面図形が出てきます。その中の章末問題のページで、次のような確認をしなさいと、(問題より少し小さく)書いてあります。5章で学んだこと①直線、線分、半直線の意味を理解していますか。②2直線の位置関係を理解し、記号を使って表すことができますか。③図形の移動について理解していますか。④定規とコンパスだけを使った基本の作図ができますか。⑤円に関する言葉の意味を...
誰でも三角形は知っていますよね。三角形は小学校2年生で習うので、九九と同じくらいのジョーシキです。では、タイトルの問いかけ「三角形とはどんな形ですか?」に答えてみてください。実は、小学校6年生でも中学生でも正しく答えられない子はいっぱいいます。このブログを今読んでいる大人でも、かなりの方が間違えると思いますから、しっかりと考えてみてください。・・・・・よろしいですか?まずよくある答えは「角が3つある...
テストでのケアレスミス、多かれ少なかれ、誰もが悔しい思いをしたことがあると思います。もちろん、私も。テスト中ですから、少なくとも集中して、ミスしないように配慮して解いているはずなのに、思わぬミスをしてしまう。。。見直しの方法を工夫したり、普段の勉強でもミスをしないように気をつけたり、慎重に解いてみたり、思いつく限りのことはやっているはずなのに。。。あるとき、少し面白い記事を読みました。脳がキャパオ...
例えば、田舎で神童のように言われた子が、開成に入ってみたら、自分は凡人だったと気づいたなんて話がありますが、地元で結構できる子たちが、ワンランクアップした子たちが集まる中へ入ると、自分の能力の限界を見てしまったなんて感じることは、けっこうよくあるようです。これは、大人になってからも、よく聞く話で、社会的には、けっこう、というか、かなりな成功をおさめている人たちと話していると、こういう話題になること...
積み上げをする時期は、本当に人それぞれだと思います。小学校から、コツコツと積み上げてきた子もいれば、ある程度精神的に成長してから…という子もいます。結局は、どちらが自分に合っているかだと思うんです。時々ネタにさせてもらってるうちの甥っ子も、いよいよ大学4年生ですが、彼は、中学に上がったころは、まだ勉強は大っ嫌いだったんです。まぁ、それなりには、やらされていたのだろうとは思いますが、クラスの6割程度が...
中学受験に向けての国語は、やはり、初めて読む文章を正しく理解して、伝える練習をしないといけません。それに加えて、文系の適性検査の場合は、自分の考えや意見がきちんと持てていること。自分の意見や感想がうまく言えない子はとても多いのです。感じていないのではなくて、ボキャブラリーの問題のような気がしています。どう表現していいのか、その方法を知らないまま大きくなっているようです。作文が書けないという一因もそ...
中受のスケジュールを、ここ数日の記事のように話すと、「知り合いの子は6年生からで受かった」とか、「友達のお兄ちゃんは6年生の夏からで受かった」とか、必ずと言っていいほど出てくるのが、こういう話。確かに、基礎学力がきちんとあれば、短期決戦で、受かることはよくあるものです。考えたいのは、自分はどの位置で受かりたいかということです。上位層に食い込んでおきたいのか、真ん中ぐらいでいいのか、ビリでもいいのか。...
基礎学力がついてきたら、先取り学習をした単元から順に、受験算数に取り組んでいきます。有名どころでは、植木算とか年齢算、鶴亀算、差集め算のような、方程式使えたら簡単なのに・・・と大人は思ってしまうような問題の考え方を勉強します。割合の問題なんかも、けこう複雑なのを小学校の計算だけで解きます。でも、受験算数でやっている、この考え方こそ、数学的思考力の原点のように思います。これ、大人でもけっこうおもしろ...
昨日の続きです。国語・算数を受けるにしても、適性検査を受けるにしても、必要なのは、まずは基礎学力です。漢字がきちんと書けて、意味の通った文章が書ける。相手の言っていることや書いてあることが、正しく理解できて、自分の考えを表現できる。計算が速く正確にできて、思考力がある。このようなことが本当にきちんとできているかどうかです。学校のテストはほとんど満点なんです。。。ではダメです。小学校のテストは、はっ...
「中学入試の準備って、いつぐらいから始めるといいでしょうか?」よく聞かれる質問ですが、4年生ぐらいから始めると、少々余裕を持って取り組めます。近頃は、どんどん低年齢化してきて、大手は小3とか小2とか普通に言っていますが、本格化するのはやはり小4だと思います。もちろん、その時のレベルにもよりますが、5年生からだと、ちょっとハードになることもあります。6年生からだと、きっちり基礎学力がついていないと難しい。...
あるとき、宿題に出してもいない問題を質問してくる生徒がいました。数学を教えていたのですが、微妙に今やっているところと進度が違う問題なんです。しばらく、そんなことが続いて、ある日、その子が言いました。「これ、○○塾の宿題なんよー あの塾、まだこんなところやってるんやなー」???どうやら、少し前からよく質問していたのは、○○塾の宿題の問題のようです。併用し始めたなんて話も聞いていないし、「なんで、○○塾の宿題...
時々、ものすごくやる気になってきた子が、自分よりも勉強のできる友達を捕まえて教えてもらっているのを見かけます。それはそれで、やる気が出て勉強をしていることはよいのですが、この行為には思わぬ落とし穴があります。うちの塾は、基本的には、週1回で1教科ということになっていますので、多くの子が数学や英語を受講しているのですが、テストのたびに他の教科で足を引っ張られていると、ついつい、社会どうにかしようよーと...
前回日本語は、話し言葉・書き言葉と、共通語・方言という二つの軸で四つに分類できるというお話をしました。ただ他にも日本語には種類があります。その一つは、敬体・常体の区別です。ですます調・だである調ともいいますが、主に語尾が変化する文体の違いですね。語尾だけなら簡単なのですが、(ありませんでした→なかった)という表現そのものの変化もあり、小学生にはまあまあ難しいですね。それと、もう一つ日本語を複雑にし...
ここまで述べてきたように、日本語には様々な種類があります。一つは、話し言葉と書き言葉という似て非なる二種類。もう一つは、共通語と方言という二種類。これは別の考え方で分けられていますから、2つの軸で4つの種類に分けられます。①方言の話し言葉②方言の書き言葉③共通語の話し言葉④共通語の書き言葉①は赤ちゃんの時から耳にして使っている言葉です。思考するときに使う言語でもあり、母語と言っていいかもしれません。誰も...
子どものときに最初に耳にするのはお母さんの話しかけです。徐々に単語から文へと複雑化していくのでしょうが、変わらないのは、それがずっと、方言で語りかけられることです。自分の子どもに共通語で語りかける親はまずいないですよね。例えば徳島弁であれば(するけん)(せなんだら)(じょ)(ほなって)(つまえる)など枚挙にいとまがありません。しかし、この単語レベルはそれほど問題ではなく、思考する・理解するというこ...
日本語には書き言葉と話し言葉があります。というか、すべての言語には、この二つのタイプの言葉があるそうです。話し言葉は、まだ赤ちゃんの頃から、母親からの語りかけや周囲の会話を聞いて、いつの間にか習得する言葉です。ですから、ある程度聞いて覚えたら、自ら話す言葉=話し言葉になります。一番最初に覚える言葉なので、一番使いやすい言葉であり、考える為の言葉でもあります。一方、書き言葉は、早くても幼稚園くらいか...
AIという言葉もすっかり当たり前になりました。昨日の記事のように、あちこちで生成AIの作った文章や写真(のようなもの)が使われ始めているようです。そして、実際に当たり前に使われ始めてきて、だんだんこのあとの展開が予想できるようになってきたと思います。今日は、特に学習面においての今後という点に限定して、少し考えてみたいと思います。特に面白いというか嘆かわしいというか、ムムムと思ったことは、大学のレポート...
AIを使う機会が少しずつ出始めていますが、オンラインショップの運営サイトに登場したAIアシスタントなるものを使ってみて、ちょっとびっくりしたので、今日は、それをご紹介してみます。一瞬、「もう、文章が書けなくても生きていけるんじゃないの?」なんて思わせますwまぁ、当然、そんなことはないのですが。。。でも、なかなかのものですよ、これはwやったことは、「結晶釉マグカップ」という商品名を入力して、説明文を提案...
こうやって見てくると、伸びる子と伸びない子、できるようになる子とならない子の差は、自分にできることは何かを考えて、行動しているかどうかの差だと思います。子供のみならず、家庭も同じで、塾に通わせて、あるいは、家庭教師を雇って、お金を払えば済むことではないのです。1週間のうちの「ほんの数時間」、何かをやってもらうだけで、何かが劇的に変わるなんてことは、まずありません。1週間のうちの「ほんの数時間」以外の...