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風の動物病院のブログ http://blog.livedoor.jp/mirco_vet/

沖縄県豊見城市の動物病院です。日々の診療、獣医師として、一人の人間としての情報を発信していきます。

沖縄県豊見城市の動物病院です。地域密着型のジェネラリストを目指し日々精進しておりますが、遠方から来院されるかたも大勢いらっしゃいます。高度医療機器に頼るのではなく、病気だけを見るのではなく、病人を診るという人間医療の格言を動物医療でも実践すべく、動物達はもちろんのこと、飼い主さんにもやさしい医療を目指しています。

風の動物病院
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住所
豊見城市
出身
城陽市
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2013/07/19

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  • 保護をしたとしても 〜保護犬と椎体骨折〜

    どこの病院でもそうだとは思うんだけど、保護犬、保護猫が搬送されてくる。特に夜間救急なんかをやっていると本当に多くの子たちが運ばれくるわけです。そしてその多くは特に大きな問題はなく、後は元の飼い主さんが見つかるかどうか、もしくは里親さんが見つかるかどうか、

  • なんじゃこりゃ?

    ちょっと前に8月が終わって、夏が・・・なんてことを書いたと思うんだけど、もう9月も終わってしまう。冬にまっしぐら・・・・夏を過ごせるのもあと何回あるんだろうと考えてしまうお年頃になってしまったのです。先日、自民党の総裁選が行われ、新総裁が決まった。個人的に

  • 歳だから、ではなく歳だからこそ 〜悪性腫瘍と併発疾患〜

    どうしても歳をとると様々な疾患や問題を併発していることが多い。それが治療を妨げることもあるのだけれど、それぞれをいかに早く対処してあげるか、というのは本当に大事だと思う。それが高齢であればあるほどね。とあるワンちゃん。大きな腫瘍が二つあって、他院に行った

  • これからのこと 〜高齢化とサルコペニアとそのケア〜

    動物が長生きするようになって我々飼い主としてもそれはそれで喜ばしいことではある。一方でその分、何らかのケア、介護が必要になることもあるんだよね。日本人のメンタルとして、という部分に関しては過去に何度も書いているけれど、最後までご飯を食べてくれた、というの

  • 標準治療とプラスアルファの考え方

    標準治療という言葉があります。標準治療というのは科学的根拠に基づいて現時点で利用できる最良の治療とされています。まあ、簡単に言えばおそらく一番効果を期待できる治療ということになります。もちろん多くの場合はデータに基づいているのだけれど、時には経験則、とい

  • 中心とすべきもの

    イラン私自身はイスラム文化やその人たちが好きである。もちろん旅先での話ではあるのだけれど。こうして旅先で家に招かれて、食事をいただくことも多くあった。旅先で出会うムスリムの人たちに対して嫌な思い出はほとんどなく、楽しく旅ができた思い出の方が圧倒的に多い。

  • 突然の失神 〜心タンポナーデと心臓血管肉腫 その2〜

    昨日の続きです。心臓の血管肉腫。獣医師にとっては鬼門というかどうしようもない部類に入る腫瘍となっちゃいます。そもそも血管肉腫自体が有効な治療がないということ。早期であればその臓器を摘出することで長期生存も可能な場合もあるみたいだけれど、多くの場合は予後不

  • 突然の失神 〜心タンポナーデと心臓血管肉腫 その1〜

    このブログを長く読んでくださっている方は何度か書いているのでもしかしたらお分かりかもしれませんが、現在の獣医療ではどうしようもない腫瘍(癌)がいくつかあります。そのうちの一つが「血管肉腫」抗がん剤もほとんど効かないし、血管の腫瘍なのでメインが肝臓であった

  • 本当にヤバい未来

    何度も書いていることではあるんだけどさまたこんな記事が出てた。 リンクはこちら→治療薬が効かないスーパー耐性菌、2050年までの死者4000万人に迫る恐れ兎にも角にも抗生剤の不適切使用が原因。これからの人類は感染症との戦いが始まるとず〜〜〜〜〜っと言って

  • 問い合わせとスキンケア

    病院には色々な問い合わせがあって、セカンドオピニオン的なものや診療時間に関するものなど、当然だけれど病気や治療、診察に関してのものな訳です。時にはエキゾの問い合わせもあるけれど、残念ながら私はエキゾは診れない・・・でその他といえばホテルやトリミングの問い

  • 争奪戦 〜チキンと食道遺物〜

    前にも書いた気がするけれど、皆さんは食道異物って経験したことがありますか?実は私はあるんです(前にも書いたって!)まあ、めちゃくちゃ苦しい。飲み込めないし、吐き出せない。そして息もできない(と本気で思うくらいの苦しさ)。もちろん気道遺物でもなければ気道閉

  • 間違った成功体験

    過去にこんな記事を書きました。まずは読んでいただければと思います。 記事はコチラ→「できる」ことの勘違い人間ってある程度のことは見よう見まねでできる。そしてそれが「たまたま」うまくいくとそれを成功体験として、「できる」と勘違いしちゃう。でもね、それってな

  • 遅れての表在化 〜夏の紫外線と猫の扁平上皮癌〜

    野外の猫たちにとって「夏の暑さ」は脱水などの脅威となりうるのだけれど、おそらくそれだけじゃない。沖縄の場合は暑さに加えて「日差し」がやはり猫たちの脅威になりうるわけです。日差しはもちろん多量の紫外線を含み、そしてその高エネルギーな波長の光は細胞障害、すな

  • どちらを想像しますか 〜楽〜

    何か「話題」というのは当然誰かが最初に言い始めて、それを周りが追随する、ということになるわけです。時々、獣医療とは違うことをここでも書いているし、ネットからニュースや記事を引用して、ということもあるから私も「追随」しながら思ったことを書いていたりするわけ

  • いつもと違う尿の色と免疫介在性溶血性貧血

    救急をやっていると電話で飼い主さんが「元気がない」「ぐったりしている」ということで電話がかかってくる。でも元気がないとかぐったりしているというのは診断する側からすれば一つの情報ではあるけれど、全く病気の予想がつかないわけです。あまりにもその範囲が広すぎて

  • 本当は贅沢? 〜バスの無料化〜

    沖縄ではこの9月に水曜日と日曜日にバスが無料になるという実証実験を行なっています。慢性的な交通渋滞の緩和になるかというものが理由の一つらしい。でもならないよね・・・・行き先がもう少し自由に選べるならまだしも、とは思う。沖縄では近くのコンビニすら車で行くこと

  • 感じ方と実際のダメージと

    すっかり暑さも落ち着き、秋の様相を呈してきた。なんて言ってもまだまだ賛同者は少ないのが現実・・・・まあ、今日書くことはその方がいいのかもしれないけれど。賛同されなくとも一時の暑さは確かに脱したとは思う。ただ、そこで一安心としてはいけないのは、どこかに暑さ

  • 結構大変 〜立て続けの猫の口内炎と抜歯〜

    ここのところ猫の抜歯が続いています。なぜ抜歯をするかって?猫の難治性口内炎の治療には抜歯が有効だからです。もちろん一時的に痛みを薬で取り除くということはできるけれど、それを何年もというわけにはいかない。それは副作用などの問題であったり、猫が痛みが嫌で痛み

  • 二つの薬 〜イコールではないアトピー改善薬〜

    今さらな気もするけれど、ちょっとアトピー性皮膚炎の治療薬のお話。現時点で「薬」による治療でメインになっているのはオクラシチニブ(商品名:アポキル)とロキベトマブ(サイトポイント)ってことになるのかな。表面上は両方ともアトピーの痒みの原因となるインターロイ

  • 概念の違いはあれど

    とある子が亡くなった。数年前に当院で手術をした子。その当時で相当な高齢だったけれど、その時に手術しなければその時に亡くなる可能性が高かったので手術をしたわけです。でも年齢的にはその時の危機は脱しても、それほどは長くは生きられないかもなんて思っていたら、生

  • 咬むことの違い 〜犬の咬傷と皮下気腫〜

    「咬傷」普段の診療からよく診るんだけど、猫同士の喧嘩の咬傷は皮下膿瘍にはなるけれど、致命傷になることは少ない気がする。一方犬の喧嘩の咬傷は皮膚が少し裂ける程度で縫合でなんとかなる場合も多い。だけれど、犬は猫と違って体格差が大きいととんでもない大事故につな

  • 最後の姿の想像 〜高齢犬の軟部組織肉腫と切除の選択〜

    なぜ病気を治療するか?って考えたことありますか?どこかで病気は治療するものという考えに至っていませんか?本来はそうではなくて、病気は心身に苦痛や不快感を及ぼす、もしくは死にいたるから治療するわけです。もちろん一生治らない病気であればその苦痛や不快感を軽減

  • 自己診断? 〜短頭種のドライアイ(乾性核結膜炎)

    医療従事者のインタビューや医療ドラマ、漫画なんかをみていると困った患者さんの一例として、ネットなどで自分の症状を検索して、自己診断をしてしまい、医師の説明などを聞いてくれないというのがあるみたい。あるみたい、なんて他人事のように書くけれど、獣医療でもそれ

  • 一瞬

    あ・・・・いつの間にか8月が終わってしまった・・・また今年も夏を満喫、というわけには行かなかった・・・・ 

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