日本全体では大型犬は減ってきているのが現状。大型犬は大型犬の可愛さであったり、楽しさであったりがあるんだけど、どうしても日本の住宅事情などを考えると小型犬という選択肢になっちゃうんだろうね。大型犬の楽しさを知っている身からすれば寂しい限りだけど。で、小型
沖縄県豊見城市の動物病院です。日々の診療、獣医師として、一人の人間としての情報を発信していきます。
沖縄県豊見城市の動物病院です。地域密着型のジェネラリストを目指し日々精進しておりますが、遠方から来院されるかたも大勢いらっしゃいます。高度医療機器に頼るのではなく、病気だけを見るのではなく、病人を診るという人間医療の格言を動物医療でも実践すべく、動物達はもちろんのこと、飼い主さんにもやさしい医療を目指しています。
保護猫の治療というのは色々な問題が生じるのです。このブログでも色々な治療症例を書いているけれど、それはほんの一部。そしてその治療で良くなる子、治療の甲斐なく亡くなる子、治療できない子、来院時にはすでに亡くなっている子などなど。その辺りも踏まえての記事をい
中国 ウイグル自治区中国は広い!本当に広くて、行きたいところに行こうとするとかなりの長距離移動になることも少なくない。もちろん地方に行くと道路はガタガタだし。他のアジアの国もそうだけれど、そんなガタガタ道を10時間移動とかもしなくては行けないところもあるし
ネットで「猫 抜歯」で検索するとほとんどが「全顎抜歯」か「全臼歯抜歯」のことが出てくる。まあ、それだけ口内炎で悩んでいる猫ちゃんたちが多い証拠でもあるんだろうけれど、一般の飼い主さんがこれで検索をすると「え?全部抜かないといけないの?」と思っちゃうよね。
肥満というのはやっぱり問題になることが多くて、糖尿病や膵炎のリスク因子になるし、循環器にもよろしくはない。猫であれば肝リピのリスクにもなる。とは言っても痩せていればいいというわけじゃなくて、個人的にはややぽっちゃりくらいがちょうどいいんじゃないかと思うん
昨晩から今日にかけてすごい雨でしたね〜〜〜なんか久しぶりの豪雨って感じ(笑)そして今日は休診日。かつ私の人生にとってとてつもなく無駄な時間(それが何かは過去記事にあるはず笑)。まあ、陰鬱としてもおかしくない1日ではあるのだけれど、こんな日の診察は大体暇だ
ということで昨日の続き。本来ならばエコーで見つけないといけない腸閉塞を消化管造影で見つけざるを得なかった私です・・・・まだまだ甘いなぁと思いつつ、飼い主さんにも納得していただき、開腹手術となったわけです。麻酔をかけ、開腹すると・・・・うん、やっぱりあった
一昔前に比べると「検査」で色々わかることが増えたのは事実。検査の種類も増えたり、精度が上がったりと。ただ、それでもわからないことも少なくないし、わかりにくかったりというのもある。と「言い訳」を先にしておく(笑)とある猫ちゃん。嘔吐を繰り返しているそう。猫
先日、とある大型犬の避妊手術を行いました。まあ、それ自体は特別なことでもなんでもないのだけれど、この子の場合はとあることでセカンドオピニオン的に当院にご相談に来られました。それは・・・・かかりつけで避妊手術を行おうとしたのだけれど、麻酔で不具合がでて、心
地域の動物のために・・・とは??? 〜スキンケアと合同勉強会〜
「地域の」というからには地域のさまざまな人たちとの連携や協力が必要と思っています。だから地域のいくつかの病院の先生とは仲良くしているし、情報交換も行っていたりするのです。時には診療を頼まれたり、手術依頼であったりもするし、当院が休みの時(滅多に無いけど笑
その時あなたならどうしますか? その2 〜腎細胞癌とその手術の決定〜
さて、昨日の続きです。おそらく腎臓が癌化してしまい、お腹が張っているわんちゃん。迷いもあっただろうし、急な出張もあって、伸びてしまった手術日程でしたが、急激なお腹の張りに早急に手術をと決断してくださった飼い主さんでした。そしていよいよ手術。おそらく巨大な
その時あなたならどうしますか? その1 〜腎細胞癌とその手術の決定〜
腫瘍、特に悪性腫瘍(=癌)の厄介なところはいつ、どれだけの速度で大きくなるか、そしていつ転移するのかということが全く分からないというところ。もちろん良性の腫瘍だって大きくはなるけど。そしてそれが体表から見える腫瘍なら飼い主さんも気づくけれど、これが体内に
イラン ヤズドこの数日は黄砂の話で持ちきりの日本。適度な湿度の気候の日本だとやっぱり粉塵系は問題になるらしい。動物にとってもよくないしね。イランってこんなイメージかな?南北にも広いイランって実は気候は多様。北と南じゃ全然違う。砂漠地帯もあれば、緑豊かな山
みなさんは原因不明の腹痛に襲われたことはありますか?もちろん軽いものならあるでしょうし、それで病院に行かなかったら原因ってやっぱりわからないですよね。私は実は三度ほど激烈な腹痛で救急搬送されたことがあります。が、色々検査しても全く原因がわからなかったんで
昨日の続き、というわけじゃないけれど、ついでに鼻と呼吸のちょっとしたお話し。最近は終末期医療の勉強もどんどんしていかなくちゃいけない。それだけ動物が長生きするようになって、色々な終末期の子たちが来たりもする。人間と動物がどれだけ共通点があって、どれだけ異
ブームの中で 〜短頭種と短頭種気道症候群、そして鼻孔拡張術〜
実は一年前にも書いたのだけど・・・・今、日本は短頭種ブームと言っていいと思う。いわゆるフレンチとかパグとかシーズーとかね。どんな犬種でもそうだけど、その犬種の特性は知っておかないといけないし、どんな病気が起こりやすいのかもちゃんと知った上で迎え入れてほし
沖縄 轟の滝30年ぶりくらいに行ってきた(笑)。でもねぇ、30年前とは全く違う。もちろん滝は変わらない。でも完全に施設化。舗装された遊歩道があって、柵で囲まれた展望場所みたいなのがあって。もう自然を楽しむ、なんて場所じゃないよね。残念ながら。でも今の日本では
原因を見分けることって実は難しいことでもある。もちろんそれを見分けるために検査っていうのがあるんだけどね。血液検査、尿検査、画像検査(エコー、CT、MRIなど)、細胞・組織検査など。もちろんそれでもわからないものもあるけれど、わかるものもあるから検査というのが
トルコトルコってアジアとヨーロッパの中間と言われてはいるけれど、実際に言ってみると確かにそれは色々なところで感じる。イスラムの国なのでアジアっぽくは思えるけれど、でも街中にはヨーロッパ人もたくさんいるし、どこか中世ヨーロッパを感じさせる街並みもあったりす
猫の慢性腎臓病や膀胱炎を含めた泌尿器系の問題ってどうやったら防げるんだろうというのは大きな課題。でも大きな一つの理由がやはり猫が砂漠出身の生き物であるということ。それ故、極力水を飲まなくて済むように進化してきたわけです。水を飲まないということは尿も少ない
ちょっと昨日の続き。猫の尿閉は尿道に結石や砂粒状のものが詰まってしまって、時に命に関わることがあるわけです。その場合はカテーテルを尿道に入れて、詰まったものを膀胱に押し戻すわけです(時には掻き出すことができることもあるけれど)。ということは尿閉を解除して
猫ってなんでこんな進化の仕方をしたんだろ?と思うこと。それは泌尿器系のトラブル。そう、慢性腎臓病もそうだし、膀胱炎、尿路結石なんかも全て命に関わる。しかも尿管とか尿道という尿の通り道が非常に狭い(管腔直径が非常に小さい)。そりゃ詰まるし、炎症が起こっても
また一人大きな功績を残した人が逝ってしまった。どんどん自分自身もそういった年齢が先に見えてきたなとも思う。あのテクノ音楽は衝撃的だったし、戦場のメリークリスマスとかラストエンペラーも記憶にしっかりと残っている。後半の思想には賛同できる部分とそうでない部分
昨日から4月(昨日で書よという話もあるけれど)。コロナ以前のようにエイプリルフールの笑えるデマというのもそういえば見なくなったしね。コロナでそれどころじゃなかったのもあるだろうし、そもそもそんなお気楽なことをするのは許されない雰囲気もあったのかもしれないし
昨日は残念ながら亡くなってしまった子のお話でした。今日は一方で頑張ってくれた子。病院にたどり着いた時はぐったり。身体検査では明らかな下顎骨折があって、まず間違いなく交通事故だろうということは想像できたのですが、下顎骨折は後からどうにでもなる。とにかく状態
とある子猫が運ばれてきた。体重はわずか600g。ぐったりとして動かない。こんな時実はできることは少ない。というよりも血液検査を行おうとしても、必要血液量を採血するだけで、その小さな体には大きなダメージなのです。この子は低体温(測定不能)、低血糖(測定不能)。
自分で使っているわけではないけれど、聞き齧りの情報だけど、さらにAIの進歩がすごいことになってるみたい。もう写真なのかAI画像なのかもわからないくらいのものも出来上がって来ているしね。まあ、各ドットの色も全て繋ぎ合わせればその画像になるんだから理屈上は理解で
消化器症状って嘔吐とか下痢とか便秘なんかがそうなんだけど、その原因ってはっきりしないことも多い。そしてはっきりしない症状に関してはその多くは対症療法で治ることが多いし、その後も特に問題が起こらないことが多い。だから結果オーライになることも実は少なくない。
きちんと見たわけじゃないから何とも言えない部分もあるのだけれど・・・・どこかの芸能人(?)が子猫を揺すったり、口を無理やり開けたりとかをSNSにあげて批判を浴びてるなんて記事を読んだ。どうも虐待じゃないかという話。う〜〜〜ん、その内容にもよるのだけれど、体を
我々(人間も犬も猫も)の体の中では実は日々腫瘍細胞というのは発生しています。かなり以前に書いたと思うのですが。なのでこれを読んでいるみなさんも癌がある可能性は非常に高い。でもそれは癌患者となるかというと別問題。腫瘍化、癌化した細胞は実は自己の細胞として認
写真のみ
当たり前のことではあるのだけれど、薬には適応というのがあって、きちんとその原因に合致した薬を使わないといけないのです。さて、風邪には風邪薬、頭痛には頭痛薬、目には目薬という概念自体は間違っていない。でも例えばその原因によって薬はさまざまに変わってくるから
臨床以外のことを立て続けに書くと、顕著に閲覧数が減るな(笑)まあ、いいんだけどね。好き勝手に書いていること自体が私自身にとっても気晴らしになっているので、あまり義務感とかで書きたくないので、このスタイルは継続ということで。で、今日は関係ある部分とない部分
いやぁ、よかったなぁすごかったなぁ楽しかったなぁそれでもネット上ではdisってるやつもいるけれど、他人が楽しんでいるのを蔑む人生ってかわいそう。世の中、それぞれが楽しみがあっていいじゃないか。あ〜楽しかった、満足満足!
いあぁ、楽しかったですねぇ診察時間にも関わらず、雄叫びをあげてしまいました・・・びっくりされた方、ごめんなさい(汗)明日ももしかしたら・・・・
ここ10年でも飼い主さんの知識の向上はかなりのものだと思う。昔は潜在精巣でも全く気にしない方が多かったけれど、今はきちんと手術してあげることの必要性をご理解されていることの方が多いかも。精巣は胎児期に体内で作られ、成長と共にお腹の中を下の方に移動していく。
ネット上には色々なことが書かれているけれど、私個人は野球が好きなのです。なので今年はWBC、もうすぐペナントレース開幕、そして高校野球。今日は沖尚が試合でした。とは言っても一時の野球人気はないなとは確かに思う。昔だったら沖縄の代表高が試合の時って街中から人が
随分前置きが長くなってしまいましたが、とある猫ちゃんの巨大結腸症。でも前置きの方が知っておいてほしい内容なんですけどね(汗)。この猫ちゃんは保護猫ちゃん。で、便が出ていないということで他院で何度も便の掻き出しをしていたみたい。で、巨大結腸のヤバさを知って
昨日は実は便秘ってヤバいんだぞ、というお話をしました。どうヤバいかは少しずつ書いていきます。犬と猫では圧倒的に便秘に関しては猫の方が多いのだけれど、でもそれはおそらく「便の硬さ」に重きを置いているから。昨日便秘の定義を書きましたね。「本来体外へ排出すべき
みなさん便秘と下痢についてはどういう印象をお持ちでしょうか。女性の方は便秘に悩んでいる方も多いのかもしれません。さて、動物病院に来る子は圧倒的に下痢と便秘では下痢の方が多いのです。もちろん特に犬は便秘が少ない、下痢が圧倒的に多いというのは事実だとは思うの
書くタイミング(日)を逸してしまったけれど・・・・先日の11日はあの大地震があった日。そしてその時は私は東北に住んでいて、でもその日はバングラデシュにいた。何度か書いているけれど、再び書いてみる。バングラデシュその時はインドを周り、インド東部を経由してバン
昨日は少しお勉強で、抗生剤には静菌作用のあるものと殺菌作用のあるものがあるとお話ししました。まあ、飼い主さんはそこまで知らなくていいんだろうけれど、でも知っておいてもいいんじゃないかなと。さて、今回はそんなことにまつわる子のお話し。実は別の病院で耳血腫の
「抗生剤」今、人医療ではできるだけ使わないようにというおふれが回っている。理由は耐性菌の問題があるから。以前にも何度も書いたので探してみてください。そしてそれは獣医療も同じではあるんだけど、やっぱり人間とは違った形での細菌感染症が多いという意味では使わざ
仕事をしていると逃れられないのが税金・・・・まあ、ちゃんと納めているけどさ。国民負担率が48%だっけ?よく暴動が起きないなと思うし、昔なら一揆が起こっているくらいの負担率らしい。そらリモートとか対面でやらなくていい仕事なら海外移住するよねってくらい税金の恩
さて、前医の先生の情報もあって、いち早く肥満細胞腫と判断できた昨日の猫ちゃん。再発ということもあって、きっちり手術をしてあげようということになりました。左目の瞼にできた肥満細胞腫。これがお腹とかならそれほど厄介な手術では無いのだけれど、これが顔となるとね
セカンドオピニオンというのが世の中にはあることはおそらくみなさんはご存知だと思う。そしてセカンドオピニオンで解決したということはよくあること。我々の世界の言葉として後医は名医なんて言葉があって、後から見た医師(獣医師)の方が診断がつきやすいというもの。こ
いつの間にか3月。 この時期になると引っ越す方が増える。毎年のことだけれど、仕事の関係で内地へという方も少なくない。その結果、時には紹介状を書いて引っ越し先の先生にお任せしなくてはいけない子もいるので、その書類作成に追われたりもする。まあ、人間の生活も大
動物に優しく、財布に優しく 〜そして病院には優しくない歯科処置〜
前にも書いたけれど、当院に来てくださっている飼い主さんは本当に優秀。きちんと色々なことをしてくださっている。特にオーラルケアのおかげで歯科処置(スケーリング)をする機会が結構減っている。行うとしても結構楽に終わらせられるくらいの軽度の歯周病とかくらい。そ
一部を持ってそのカテゴリー全てを否定する、ということは本当はあってはならないこと。でもその風潮があるのもおそらく間違いない。それが一つの差別となっている側面もあるんだなとは思うんだよね。今までも書いてきたけれど、酒、タバコ、バイクなんてそんな一例ではある
何度か書いているけれど、食べるのが好きなのです。というよりも楽しみが食べることしか今はできないというのが現実だけどね・・・・キャンプに行くと必ず行くエビの専門店。エビが好きかと言われれば好きなんだけどね(笑)てか美味しいものならなんでも好きなのです。好き
昨日も書きましたが、少しずつ冬が去ろうとしている気がします。そしてそれは野球シーズンの到来と共にとあるシーズンの襲来でもあります。過ごしやすくなると動物たちも活発になるし、飼い主さんも散歩にお出かけにと活発になってきます。そしてそれは・・・・ちょっとわか
いよいよ沖縄キャンプも明日で終了。今年は1回しか行けなかったなぁ・・・でも3月に入ればWBCもあるし、いよいよシーズンも開幕する!やっと楽しみが始まる。あとは夏さえ来てくれればと思うのです。そしてこの季節になると、動物たちに起こりがちなとあることが・・・・そ
まあ、どこにもマニアはいるもので・・・獣医師も同じく、マニアというか、変態というか。他の人からしたら「え?」というものに歓喜してしまうことがあるのです(笑)さて、とある猫ちゃんから「虫が出てきた〜〜〜〜!」ということで来院した猫ちゃん。その正体は・・・・
尿道結石による尿閉。このブログにも出ている子ってほとんどが猫。そして確かに猫で多いのは事実。じゃあ犬ではないかと言われると、ちゃんとある。ちゃんとって言い方おかしいけどさ(笑)もちろん猫が圧倒的に多いのだけれど。今日はそんなワンちゃんのお話。救急でぐった
松本零士さんが亡くなりました。私にとってはめちゃくちゃ、とんでもなく偉大な方。手塚治虫と並んで二大巨頭でしたね。スタッフにも松本零士と手塚治虫の作品は見ておいた方がいい!と勝手に今までも力説しておりました(笑)さて、私が旅をするようになった理由はめちゃく
ということで昨日、一昨日と猫の乳がんの一部について書いてきました。で、こういったものを紹介。クリック(タップ)すれば飛べると思います。色々勉強になると思います。そしてこのサイトでも書いてあるけれど、乳癌の救命は早期発見しかないとも言えるわけです。その早期
さて、今週はニャンニャンニャンの日に向けての猫の乳癌のお話。昨日は再燃してしまった子のお話でした。猫ちゃんも飼い主さんも、そして私も全力を尽くした結果ではあるのですが、それでも再燃してしまうことがあるのが猫の乳癌。犬の乳腺腫瘍とは比べ物にならないくらい悪
ニャンニャンニャンの日を前に猫の乳腺腫瘍のお話を3日連続でしようかなと。その前に・・・・完治と寛解という言葉があります。完治はその名の通り、完全に治ったということ。でもあまり癌治療にこの言葉は使わない。理由は実は簡単で、治ったかどうかが実はわからないから
先日は獣医師国家試験。そして今日は第一回動物看護師国家試験。これに受からないと法律的に「動物看護師」と名乗れなくなるのです・・・・ということで当院のスタッフも今日受験をしています。なので本日は休診とさせていただき、しかも明日の午前も休診となります。その理
昨日のおまけというか、さらに追加で。体重減少が病気の発見には欠かせないことも多いということを昨日は書きました。なので普段からの体重測定、病院は大事ということもね。そしてそれは病気になってからもものすごく大事。昨日乗せた図はそれを如実に表している図というこ
我々は学生時代からも勤務医時代も諸先輩から言われることがたくさんあって、それはできるだけ守ろうとはしています。でも今日は少しだけ本音ね。そのうちの一つが「何があっても飼い主さんを責めてはいけない」ということ。我々はそれをいくら言ったところで時間は戻らない
やっと冬も終わりの気配かなと思ったらまた逆戻りです・・・・まあ、今の時期はこんなもんかと。すっきりした夏が本当に懐かしい。実は先日小学校時代の同級生でしかも家も近所の友人が家族と共に沖縄旅行に来てくれました。暑い、蒸し蒸しするなどと言ってましたが・・・・
過去の子たちを色々と思い出すことはあるのだけれど、違った意味で思い出深いというか、あったなぁなんて症例がいくつかある。どちらかと言えばシリアスというわけではないけどね。新人の頃、勤めていた病院で他の病院から来たワンちゃんがいました。1ヶ月以上前に梅干しの
今日と明日は獣医師国家試験。4月からは新しい獣医師たちがデビューする。合格者は毎年1000人前後。とは言ってもみんなが臨床に進むわけではなく、そして中には獣医師免許を必要としない職業につく人もいる。まあ、それはそれで仕方のないこと。実際、入学時には学生のほぼ1
そして(なんのそしてかわからんけど笑)、外の子は外傷だけじゃなく、感染症も大きな敵になるのです。外傷のようにも見えるけれど、おそらくヘルペスやカリシ、もしくはクラミジアなどの眼科感染症によって炎症がひどくなり、二次感染も起こして最終的には眼球破裂まで至る
何度も何度も何度も書いているのだけれど、まだまだ猫を外と家とを行き来できるような飼い方が少なくないのが実情。そしてそれはほっこりするものでもなんでもなくて、危険と隣り合わせであるということはもっともっと広がって欲しい事柄なのです。帰ってきたら足が痛そうと
トルコで大地震。映像で見る限り、ビルの倒壊とかもあって、かなりの大事そうです。トルコ、そしてシリアと。個人個人はできることは少ないけれど・・・・ただ、日本から救援隊が早々に派遣されたのはいいことだとは思う。どこまでできるか、どこまで援助できるかというのは
昨日までで膀胱結石の診断、そして手術とお見せしてきましたが、手術は適切な時期までに行わないといけないのです。それを逃すと手術自体が大変だったり、動物の負担が大きかったりとその病気によって違うのだけれど、最後の最後の手段ではないことがほとんどであることはご
昨日は血尿が続く子が単なる膀胱炎じゃなくて、膀胱結石が存在していたというお話でした。実はそんなことは日常的にあって、膀胱炎症状でエコーを当てるというのはもはやルーティンに行わないといけないと思っているのです。もちろん尿検査、特に細菌の有無も大事なのは以前
最近膀胱炎症状の子も増えています。ある意味季節ものであったりもするけれど、でも以前にも書いたけれど、昔みたいに冬がというよりも年中膀胱炎疑いの子たちが増えている気がします。で、すぐに良くなる子もいるし、結構時間がかかる子もいる。細菌がバッチリ出てくる子も
飼い主さんからの情報というのは検査以上に大きいこともある。大きいのだけれど・・・・とある猫ちゃん。嘔吐が続くということで来院されました。で、その原因を探っていくことになるのですが・・・・「スポンジをよく食べているから、それが詰まっているんだと思う」とのこ
悪性腫瘍(いわゆる癌)はそのできた場所によって色々違いがあることがある。それは一つは場所によって手術ができる(やりやすい)、できない(やりにくい)ということも一つある。でもある意味これは我々がわの技量の問題って部分もあるからね・・・・もう一つはなぜか場所
昨日は炎症は波及する、ということを知っていただきました。今日はその典型例の一つです。とある猫ちゃん。体調不良、嘔吐で来院されました。身体検査の時点で黄疸が出ていることを確認。その黄疸の原因を探ることから始めるわけです。 黄疸の原因についてはコチラ→保護し
ちょっと今日は明日の記事のためのお勉強(笑)。みなさん炎症という言葉はご存知だと思います。とあるサイトによると「物理的刺激(火傷や凍傷など)、や化学的な刺激(化学薬品接触など)や、ウイルスなどの微生物の感染に対して起こす生体の防御反応の一つ。 発赤、熱感、
治療と一言で言っても色々あるんだけど、いわゆる標準治療というものをまずは行うわけです。標準治療というのは簡単にいうと、その疾患に対しておそらく一番効果があるであろうと思われる、第一選択になる治療を指すことが多いわけです。ただし、もちろんだけど、その標準治
誰しも引退の時は来る。もちろん私もいつかは引退をする。どんな人でもどんな内容であったとしてもそれは変わらない。その引き際はいつになるのかというのは実は誰にも分からない。ウチの子。開業以来ずっと供血(ドナー)猫としての仕事も頑張ってきてくれた。数えきれない
年に一度の休暇でご迷惑をおかけしました。大雪に見舞われましたが、ギリギリ帰ってこれました。明日から通常診療です、
今日の午前中の診療の終了を持ってちょっと遅めの正月休みをいただきます。その間は救急も対応、受け入れはできませんので、何卒ご理解のほどよろしくお願いします。1/27(金)より通常診療を再開いたします。
野良猫問題。壮大な問題として考えないといけない部分と、個々で考えるレベルと色々。そしてそれは誰かに強要されるものであってはいけないことは共通かな。さて、とある猫ちゃん。実は妊娠していた。最初は堕胎の予定で手術の予定を立てていた。依頼されたのは全く猫も飼っ
先日のとあるイベント、参加(?)してくださった方々、ありがとうございました!なんのこと?と思われた方は・・・まあ、いつか気がつくかも(笑)まあ、あんなのが成り立つというか、依頼していただけるのは主催者の人徳というか、変わり者(笑)というか。最初(去年の4
皮膚の脱落と創傷治癒のことはおそらく日本一書いていると思います(笑)。湿潤療法がダメなことも含めてね。で、基本は感染と炎症のコントロールで皮膚は寄ってくるし、手術をしなくても治る。もちろん創傷被覆材やラップなんてもってのほかなんてことも書いてきた。ただ、
昨日、一昨日と新たに始まった大学共通試験だったみたいですね。飼い主さんのお子さんも受験ということを何人かからお聞きしているので、ぜひ無事突破して欲しいなと。学歴社会が否定されてから久しいけれど、私は学歴絶対主義者でもなければ、否定派でもない。まあどちらか
昨日は少し辛辣なことを書きました。でも実際思っていることではあります。「知らなかった」じゃ済まないことは多くあって、これだけの情報化社会。いかに動物たちのサインに気づいてあげられるか、気づいてあげようとするかは大事。なので逆にこんな小さなことによく気づい
何度も書いているし、当たり前のことだけれど、病気の発見は早ければ早いほどいい。そしてもう一つ、何度も書いていることが猫は完全室内飼育。外に出てしまって、帰ってきたら・・・・なんてことは病院ではザラに経験することなのです。帰ってくるだけマシなこともあるけど
正確な情報を全て持ち合わせているわけじゃ無いけれど。どうもTNRを行なっていたけれど、R(リターン)を行わず(行えず?)、多くの猫を抱えたまま夜逃げ(?)で行方がわからず、猫が放置されていたと言うことが県内で起こったらしい。昨年も同じように崩壊したボランティ
終末期医療についての質問を受けることがあります。終末期にはどうすればいいのかということが一番の関心ごとだと思うのですが、それはそれぞれの子で違うということしか言えなかったりします。そして何をもって終末期と言えるのかすら定義は曖昧。ただ、その時にある苦痛を
大阪湾、淀川の河口にクジラがなんてニュースをやってたけど、どうやって河口にやってきたのかなんて言ってた。で、ルートが淡路島の西側か、東側か、それとも瀬戸内海ルートか。なんてことをやっていたけれど、そもそもそのクジラがマッコウクジラなんだよね。マッコウクジ
と言うことでIMHA(免疫介在性溶血性貧血)と判明した昨日までの猫ちゃん。黄疸もこの病気のせいで赤血球が破壊され、黄疸が出ていた、と言うことがわかったわけです。となると治療の方向性も決まるわけです。そしてこの病気は急を要するわけで、すぐに治療に入ります。そし
さて、昨日の猫ちゃん。保護した後しばらくは元気だったけど、その後突然体調不良に。そして病院では黄疸が確認されました。その黄疸の原因は・・・・?そう、溶血性黄疸でした。となると次は溶血=赤血球が破壊される原因を探らないといけないわけです。タマネギ中毒?腫瘍
保護した時には特に問題なくても、その直後に病気を発症することって実はある。もちろん保護したからとかそんなんじゃなくて、時期的に偶然の一致ってことがほとんどだけどね。もちろん保護したことがストレスになって、それが引き金になったって可能性はあるけれど、そうじ
年末年始の特別診療、夜間診療も終わって、通常診療が始まりました。ということで今日が久々の休診日。とは言っても入院の子たちもいたりするもんだから、完全休養ってわけにはいかないけれど、入院の子たちも退院の目処がついて=緊急事態は乗り越えたのでまあ、久しぶりに
みなさま、あけましておめでとうございます。今年も無事診療を始めることができました。年末の夜間救急もかなりバタバタしましたが、年末年始の特別診療もあと少し。そしてクリスマス前から年末にかけても色々な差し入れを多くの方からいただきました。ケーキもビールも(!
本日23時をもって今年の診療は終了(予定)。毎年言っていますが、まあ、色々ありました。助けられなかったことも多々ありました。一歩登ってもまた大きな壁にぶち当たる日々。一体自分は何合目にいるんだろうというのが常々思うことです。おそらくそれはこれからもずっと続
昨日で今年の通常診療は終わり。今日は休診日。そして明日から5日間は特別診療。時短ではありますが、一応診療しています。オペも緊急以外は無し(の予定)。一年目の年末年始はのんびり診療だったなぁと思うけれど、その後は・・・・昨日までは天気も良かったんだけどね。
時々聞かれるんだけど、某フード、某物質。いつかはという意味では少しは期待ができるのかもしれないけど。でもね、慢性腎臓病を克服すれば猫の寿命は30年!っていうのはちょっと・・・・確かに高齢猫の慢性腎臓病の罹患率はかなり高いと思う。でもそれは必ずしも猫は慢性腎
昨日の続きです。さて、尿閉は動物病院では結構多い症例の一つ。で、救急をやっていると以前にもあったけど、継続的に病院には行っていないということも飼い主さんから聞くことも少なくない。ということは尿閉を解除してそれでよかったよかったで終わっている可能性が高いと
大型犬で「具合が悪い」という連絡は結構ドキドキする。胃捻転?脾破裂?などなど。結構命に関わる、そしてかなり厄介な疾患のこともあるからね。しかも大型犬となれば手術もやっぱり結構大変。特に当院のように獣医師一人となると手術も一人で行うわけで、助手もたくさんい
先日の記事で冬になると(というよりも季節の変わり目だけど)消化器症状の子が増えると書きました。そしてさらにもう一つあるとしたら泌尿器系、まあ、膀胱炎だよね。膀胱炎にも色々あるので、一括りにはできないけれど。多くの子は頻尿になったりするかなと。で、昔は人間
相変わらず寒い日が続いております。沖縄県外の人たちにも知ってほしい。「沖縄は寒い!」ということを(笑)ということで今日は冬至。明日から少しずつ日が長くなっていくというのをポジティブにとらえていくしかないかなと。でも寒さはまだまだ続くんだけどね。沖縄の冬至
さて、昨日の肺が真っ白な子。何ヶ月も抗生剤で良くならなければ・・・と私の中で考えることはというと。1.抗生剤が効かない もしかしたら肺炎じゃないかも。 もしかしたらウィルス性、真菌性の肺炎かも。2.そもそも肺炎じゃなくて肺水腫かも(これは本当に肺炎との見分
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日本全体では大型犬は減ってきているのが現状。大型犬は大型犬の可愛さであったり、楽しさであったりがあるんだけど、どうしても日本の住宅事情などを考えると小型犬という選択肢になっちゃうんだろうね。大型犬の楽しさを知っている身からすれば寂しい限りだけど。で、小型
こんな感じのものが話題になっていたみたいだけど・・・・ まあ、そんなもんだよね。自分の糧にできるかどうかとかって結局本人次第。そして何に対してお金と時間を消費することに価値があるのかもその人次第なんだよね。例えば数年前にとある寿司チェーンが半額セールやっ
動物を飼うっていいよね(笑)こればかりはこのブログを読んでいる人たちのほぼ100%賛同してもらえると思う。迷い込んだ人はわからんけど(笑)で、1匹だけ飼っている人も複数頭飼っている人もいると思います。で、それが小型犬同士とか大型犬同士、猫複数なんてこともある
昨日の記事では健康診断で腎臓癌が見つかった猫ちゃんの話。で、癌となってしまった腎臓の摘出を行うことに。お腹を開けると大きく腫れ上がった腎臓を発見。これを摘出していくことになります。血管なども慎重に見極めながら腎臓を剥離していきます。(この子は肥満だったの
前置き、というわけではないのだけれど、前回、前々回と健康診断は重要だということを書きました。で、中年齢になった猫ちゃんのお話を予告通り書きましょう。健康診断では身体検査として体重も測るし、触診もする。もちろん聴診とかもね。で、血液検査やら尿検査をしてコー
昨日は健康診断は受けた方がいいし、それを継続することが大事と書きました。じゃあどんな検査をすればいいのか、ということも聞かれたりします。血液検査で十分なのか、レントゲンも必要なのか、エコーはどうなのかとかね。もちろん尿検査も大事だったりもするし。さて、何
健康診断はどのくらいのペースでやればいいのか?ということをちょいちょい聞かれます。もちろん一概には言えないけれど、やっぱり最低でも年1ってとこでしょうか。しかもそれはその内容にもよるけどね。犬も猫も1年で人間で言えば5歳分ずつくらい歳をとっていくわけだか
市町村によってばらつきはあるのですが、ボチボチ各市町村から狂犬病の予防接種のお知らせが来始めています。狂犬病に関しては自身の考え方とかは正直どうでもよくて、「法律で決まっている」事柄だということはきちんと認識してもらいたい。何度も書いているけれどね。反ワ
昨日の記事で(おそらく咬傷が原因の)皮下膿瘍の地域猫ちゃんのことを書きました。この子は検査でFIV(猫エイズウィルス)陽性でした。とは言ってもこの検査は抗体検査なので感染の有無は実はわからなんけどね。とは言ってもおそらくは感染しているとは思うんだけど。で、昨
地域猫が結構運ばれてくる、ということは散々記事にしてきました。それだけ見守ってくれている人たちが多いということだと思う。それが特定の人たちだけじゃなく、もっと大きな輪になって広がってくれればと思う。さて、顔がバンバンに腫れているということで急遽保護、そし
昨日は犬のフィラリア症のお話。じゃあ「猫は?」となるのだけれど、猫も感染します。滅多にないけど。でもこの「滅多にない」というのが実は厄介なのです。新型コロナでもそうだったけれど、通常感染が常態化しない感染症に罹ると重症化するというのは新型コロナの初期の状
昨日はデング熱の話。蚊は本当に色々な感染症を媒介します。デング熱だけじゃなくて日本脳炎もそうだし、マラリアもそう。そしてフィラリアもそうだよね。ということで内地ではそろそろフィラリア検査と予防薬の開始時期になってきていると思います。昨日も書いたけれど、沖
とあるニュースより世界保健機関(WHO)の米州事務局、汎米保健機構(PAHO)は28日、今年に入りデング熱の感染者が南米南部を中心に350万人を超え、前年同期の約3倍に達したと発表した。 感染による死者も1000人を突破しており、同機構は「懸念すべき事態
昨日(一昨日)は(おそらく)レッグペルテスを見逃されていたであろう子のレントゲン写真を紹介しました。これは遺伝性疾患でもあるので、予防とかそんなのはできなくて、早期に発見して医学的に介入してあげるのが実際のところ。結構生後数ヶ月で一度跛行して、その後跛行
本当は今日は昨日の記事の続きでレッグペルテスの手術の話のつもりでしたが・・・今朝、沖縄に津波警報が出てしまいました。病院で準備をしているとけたたましく携帯が鳴ったりして・・・で、何本かの電話。「今日診察予定なんですが」「今日やってますか」というような問い
歳を取ったら色々な病気が出てくるのは想像に難くないと思う。でも一方で若いうちに出てしまう疾患というのもあって、それを早く見つけてあげるということも大事。とあるわんちゃん。実は夜間救急で来院したのだけれど、触診でこの子の左後肢は明らかに筋肉が少ない。何らか
今日から4月。新年度の始まりです。そして新人獣医師、新人愛玩動物看護師(国家資格)が新たに病院に加わった病院もあると思います。当院は・・・・今年も新人はいません・・・誰かキテくんないかなぁ・・・・実習やなんかで学生さんと話をすると高度医療とか、専門医とかそ
今年のセンバツはなんかいつの間にか始まって、いつの間にか終わった気がする。(健大高崎が優勝しました)私のアンテナが反応しなかっただけかもしれないけど。でも注目の選手に乏しかった、というのも一つの理由かもしれないし、大谷一色(それはそれでどうなんだとも思う
昨日は地域猫の喧嘩による皮下膿瘍の記事を書きました。同じ種族同士、しかも厳しい環境に住んでいるのだから争いはやめてくれよと願っているのですが・・・とは言っってもヌクヌクとした環境にいても喧嘩はする・・・・とある朝、出勤してみると明らかに喧嘩した痕跡。毛が
まあ、続々と地域猫が運ばれてきます・・・やっぱりお外の環境は過酷だし、喧嘩もするし。同族同士仲良くやってくれればいいのにね・・・・首が腫れているということで運び込まれた猫ちゃん。噛み跡もあり、明らかな皮下膿瘍も出てきました。猫の爪、歯にいる菌は相当キツイ
保護猫の治療というのは色々な問題が生じるのです。このブログでも色々な治療症例を書いているけれど、それはほんの一部。そしてその治療で良くなる子、治療の甲斐なく亡くなる子、治療できない子、来院時にはすでに亡くなっている子などなど。その辺りも踏まえての記事をい
中国 ウイグル自治区中国は広い!本当に広くて、行きたいところに行こうとするとかなりの長距離移動になることも少なくない。もちろん地方に行くと道路はガタガタだし。他のアジアの国もそうだけれど、そんなガタガタ道を10時間移動とかもしなくては行けないところもあるし
ネットで「猫 抜歯」で検索するとほとんどが「全顎抜歯」か「全臼歯抜歯」のことが出てくる。まあ、それだけ口内炎で悩んでいる猫ちゃんたちが多い証拠でもあるんだろうけれど、一般の飼い主さんがこれで検索をすると「え?全部抜かないといけないの?」と思っちゃうよね。
肥満というのはやっぱり問題になることが多くて、糖尿病や膵炎のリスク因子になるし、循環器にもよろしくはない。猫であれば肝リピのリスクにもなる。とは言っても痩せていればいいというわけじゃなくて、個人的にはややぽっちゃりくらいがちょうどいいんじゃないかと思うん
昨晩から今日にかけてすごい雨でしたね〜〜〜なんか久しぶりの豪雨って感じ(笑)そして今日は休診日。かつ私の人生にとってとてつもなく無駄な時間(それが何かは過去記事にあるはず笑)。まあ、陰鬱としてもおかしくない1日ではあるのだけれど、こんな日の診察は大体暇だ
ということで昨日の続き。本来ならばエコーで見つけないといけない腸閉塞を消化管造影で見つけざるを得なかった私です・・・・まだまだ甘いなぁと思いつつ、飼い主さんにも納得していただき、開腹手術となったわけです。麻酔をかけ、開腹すると・・・・うん、やっぱりあった
一昔前に比べると「検査」で色々わかることが増えたのは事実。検査の種類も増えたり、精度が上がったりと。ただ、それでもわからないことも少なくないし、わかりにくかったりというのもある。と「言い訳」を先にしておく(笑)とある猫ちゃん。嘔吐を繰り返しているそう。猫
先日、とある大型犬の避妊手術を行いました。まあ、それ自体は特別なことでもなんでもないのだけれど、この子の場合はとあることでセカンドオピニオン的に当院にご相談に来られました。それは・・・・かかりつけで避妊手術を行おうとしたのだけれど、麻酔で不具合がでて、心
「地域の」というからには地域のさまざまな人たちとの連携や協力が必要と思っています。だから地域のいくつかの病院の先生とは仲良くしているし、情報交換も行っていたりするのです。時には診療を頼まれたり、手術依頼であったりもするし、当院が休みの時(滅多に無いけど笑
さて、昨日の続きです。おそらく腎臓が癌化してしまい、お腹が張っているわんちゃん。迷いもあっただろうし、急な出張もあって、伸びてしまった手術日程でしたが、急激なお腹の張りに早急に手術をと決断してくださった飼い主さんでした。そしていよいよ手術。おそらく巨大な
腫瘍、特に悪性腫瘍(=癌)の厄介なところはいつ、どれだけの速度で大きくなるか、そしていつ転移するのかということが全く分からないというところ。もちろん良性の腫瘍だって大きくはなるけど。そしてそれが体表から見える腫瘍なら飼い主さんも気づくけれど、これが体内に
イラン ヤズドこの数日は黄砂の話で持ちきりの日本。適度な湿度の気候の日本だとやっぱり粉塵系は問題になるらしい。動物にとってもよくないしね。イランってこんなイメージかな?南北にも広いイランって実は気候は多様。北と南じゃ全然違う。砂漠地帯もあれば、緑豊かな山
みなさんは原因不明の腹痛に襲われたことはありますか?もちろん軽いものならあるでしょうし、それで病院に行かなかったら原因ってやっぱりわからないですよね。私は実は三度ほど激烈な腹痛で救急搬送されたことがあります。が、色々検査しても全く原因がわからなかったんで
昨日の続き、というわけじゃないけれど、ついでに鼻と呼吸のちょっとしたお話し。最近は終末期医療の勉強もどんどんしていかなくちゃいけない。それだけ動物が長生きするようになって、色々な終末期の子たちが来たりもする。人間と動物がどれだけ共通点があって、どれだけ異
実は一年前にも書いたのだけど・・・・今、日本は短頭種ブームと言っていいと思う。いわゆるフレンチとかパグとかシーズーとかね。どんな犬種でもそうだけど、その犬種の特性は知っておかないといけないし、どんな病気が起こりやすいのかもちゃんと知った上で迎え入れてほし
沖縄 轟の滝30年ぶりくらいに行ってきた(笑)。でもねぇ、30年前とは全く違う。もちろん滝は変わらない。でも完全に施設化。舗装された遊歩道があって、柵で囲まれた展望場所みたいなのがあって。もう自然を楽しむ、なんて場所じゃないよね。残念ながら。でも今の日本では
原因を見分けることって実は難しいことでもある。もちろんそれを見分けるために検査っていうのがあるんだけどね。血液検査、尿検査、画像検査(エコー、CT、MRIなど)、細胞・組織検査など。もちろんそれでもわからないものもあるけれど、わかるものもあるから検査というのが
トルコトルコってアジアとヨーロッパの中間と言われてはいるけれど、実際に言ってみると確かにそれは色々なところで感じる。イスラムの国なのでアジアっぽくは思えるけれど、でも街中にはヨーロッパ人もたくさんいるし、どこか中世ヨーロッパを感じさせる街並みもあったりす
猫の慢性腎臓病や膀胱炎を含めた泌尿器系の問題ってどうやったら防げるんだろうというのは大きな課題。でも大きな一つの理由がやはり猫が砂漠出身の生き物であるということ。それ故、極力水を飲まなくて済むように進化してきたわけです。水を飲まないということは尿も少ない
ちょっと昨日の続き。猫の尿閉は尿道に結石や砂粒状のものが詰まってしまって、時に命に関わることがあるわけです。その場合はカテーテルを尿道に入れて、詰まったものを膀胱に押し戻すわけです(時には掻き出すことができることもあるけれど)。ということは尿閉を解除して