「お尻を怪我している」という感じで来られる時のほとんどが実は「肛門嚢破裂」だったりする。おそらく10件中9件以上は怪我というよりも肛門嚢破裂なんだよね。もちろん稀に喧嘩などの怪我ってこともあるけれど。そしてかなり昔に記事でほとんどが犬で猫は珍しいなんて書いた
沖縄県豊見城市の動物病院です。日々の診療、獣医師として、一人の人間としての情報を発信していきます。
沖縄県豊見城市の動物病院です。地域密着型のジェネラリストを目指し日々精進しておりますが、遠方から来院されるかたも大勢いらっしゃいます。高度医療機器に頼るのではなく、病気だけを見るのではなく、病人を診るという人間医療の格言を動物医療でも実践すべく、動物達はもちろんのこと、飼い主さんにもやさしい医療を目指しています。
日本全体では大型犬は減ってきているのが現状。大型犬は大型犬の可愛さであったり、楽しさであったりがあるんだけど、どうしても日本の住宅事情などを考えると小型犬という選択肢になっちゃうんだろうね。大型犬の楽しさを知っている身からすれば寂しい限りだけど。で、小型
こんな感じのものが話題になっていたみたいだけど・・・・ まあ、そんなもんだよね。自分の糧にできるかどうかとかって結局本人次第。そして何に対してお金と時間を消費することに価値があるのかもその人次第なんだよね。例えば数年前にとある寿司チェーンが半額セールやっ
動物を飼うっていいよね(笑)こればかりはこのブログを読んでいる人たちのほぼ100%賛同してもらえると思う。迷い込んだ人はわからんけど(笑)で、1匹だけ飼っている人も複数頭飼っている人もいると思います。で、それが小型犬同士とか大型犬同士、猫複数なんてこともある
昨日の記事では健康診断で腎臓癌が見つかった猫ちゃんの話。で、癌となってしまった腎臓の摘出を行うことに。お腹を開けると大きく腫れ上がった腎臓を発見。これを摘出していくことになります。血管なども慎重に見極めながら腎臓を剥離していきます。(この子は肥満だったの
前置き、というわけではないのだけれど、前回、前々回と健康診断は重要だということを書きました。で、中年齢になった猫ちゃんのお話を予告通り書きましょう。健康診断では身体検査として体重も測るし、触診もする。もちろん聴診とかもね。で、血液検査やら尿検査をしてコー
昨日は健康診断は受けた方がいいし、それを継続することが大事と書きました。じゃあどんな検査をすればいいのか、ということも聞かれたりします。血液検査で十分なのか、レントゲンも必要なのか、エコーはどうなのかとかね。もちろん尿検査も大事だったりもするし。さて、何
健康診断はどのくらいのペースでやればいいのか?ということをちょいちょい聞かれます。もちろん一概には言えないけれど、やっぱり最低でも年1ってとこでしょうか。しかもそれはその内容にもよるけどね。犬も猫も1年で人間で言えば5歳分ずつくらい歳をとっていくわけだか
市町村によってばらつきはあるのですが、ボチボチ各市町村から狂犬病の予防接種のお知らせが来始めています。狂犬病に関しては自身の考え方とかは正直どうでもよくて、「法律で決まっている」事柄だということはきちんと認識してもらいたい。何度も書いているけれどね。反ワ
昨日の記事で(おそらく咬傷が原因の)皮下膿瘍の地域猫ちゃんのことを書きました。この子は検査でFIV(猫エイズウィルス)陽性でした。とは言ってもこの検査は抗体検査なので感染の有無は実はわからなんけどね。とは言ってもおそらくは感染しているとは思うんだけど。で、昨
地域猫が結構運ばれてくる、ということは散々記事にしてきました。それだけ見守ってくれている人たちが多いということだと思う。それが特定の人たちだけじゃなく、もっと大きな輪になって広がってくれればと思う。さて、顔がバンバンに腫れているということで急遽保護、そし
昨日は犬のフィラリア症のお話。じゃあ「猫は?」となるのだけれど、猫も感染します。滅多にないけど。でもこの「滅多にない」というのが実は厄介なのです。新型コロナでもそうだったけれど、通常感染が常態化しない感染症に罹ると重症化するというのは新型コロナの初期の状
昨日はデング熱の話。蚊は本当に色々な感染症を媒介します。デング熱だけじゃなくて日本脳炎もそうだし、マラリアもそう。そしてフィラリアもそうだよね。ということで内地ではそろそろフィラリア検査と予防薬の開始時期になってきていると思います。昨日も書いたけれど、沖
とあるニュースより世界保健機関(WHO)の米州事務局、汎米保健機構(PAHO)は28日、今年に入りデング熱の感染者が南米南部を中心に350万人を超え、前年同期の約3倍に達したと発表した。 感染による死者も1000人を突破しており、同機構は「懸念すべき事態
昨日(一昨日)は(おそらく)レッグペルテスを見逃されていたであろう子のレントゲン写真を紹介しました。これは遺伝性疾患でもあるので、予防とかそんなのはできなくて、早期に発見して医学的に介入してあげるのが実際のところ。結構生後数ヶ月で一度跛行して、その後跛行
本当は今日は昨日の記事の続きでレッグペルテスの手術の話のつもりでしたが・・・今朝、沖縄に津波警報が出てしまいました。病院で準備をしているとけたたましく携帯が鳴ったりして・・・で、何本かの電話。「今日診察予定なんですが」「今日やってますか」というような問い
歳を取ったら色々な病気が出てくるのは想像に難くないと思う。でも一方で若いうちに出てしまう疾患というのもあって、それを早く見つけてあげるということも大事。とあるわんちゃん。実は夜間救急で来院したのだけれど、触診でこの子の左後肢は明らかに筋肉が少ない。何らか
今日から4月。新年度の始まりです。そして新人獣医師、新人愛玩動物看護師(国家資格)が新たに病院に加わった病院もあると思います。当院は・・・・今年も新人はいません・・・誰かキテくんないかなぁ・・・・実習やなんかで学生さんと話をすると高度医療とか、専門医とかそ
今年のセンバツはなんかいつの間にか始まって、いつの間にか終わった気がする。(健大高崎が優勝しました)私のアンテナが反応しなかっただけかもしれないけど。でも注目の選手に乏しかった、というのも一つの理由かもしれないし、大谷一色(それはそれでどうなんだとも思う
昨日は地域猫の喧嘩による皮下膿瘍の記事を書きました。同じ種族同士、しかも厳しい環境に住んでいるのだから争いはやめてくれよと願っているのですが・・・とは言っってもヌクヌクとした環境にいても喧嘩はする・・・・とある朝、出勤してみると明らかに喧嘩した痕跡。毛が
まあ、続々と地域猫が運ばれてきます・・・やっぱりお外の環境は過酷だし、喧嘩もするし。同族同士仲良くやってくれればいいのにね・・・・首が腫れているということで運び込まれた猫ちゃん。噛み跡もあり、明らかな皮下膿瘍も出てきました。猫の爪、歯にいる菌は相当キツイ
何やら紅麹入りのサプリで腎障害が出ているとのこと。その物質の経路がわからないところが何だんだろうと思うよね。しかもそれが同じロットまではわかっているけれど、どのくらいの量をどのくらいの期間摂取すれば腎障害が出るのか、今の所簡単にだけど報道を見る限りはわか
このブログでは何度となく色の薄い猫の皮膚の病変は怪しいと思ってかかった方がいいという状況を書いてきました。中にはもちろん問題ない子もいるけれど、そうじゃない時が大変なのです。そう、特に地域猫、保護猫、元保護猫の扁平上皮癌の多さは尋常じゃないわけです。でも
救急をやっているとその症状とは別の疾患が見つかることがある。飼い主さんからの申告の場合もあるし、偶発的(検査を進めている中で)に見つかることもある。今回の子は他の病院で膀胱に腫瘍があるかもと伝えられていたワンちゃん。まあ、それでもまずはその救急で来た症状
どちらかと言えば好きではない決まり 〜年配の飼い主さんと猫の抜歯〜
年配の方の動物飼育の是非なんかが時々見られるし、どちらかといえば否定的な意見が多い。理由はもちろん真っ当な正論ではあるのだけれど、やっぱり限られた人しか動物を飼えないというのはどうしても個人的にはしっくりこないというか、寂しい世の中だなぁなんて思っちゃう
最近(とは言えないけれど)、私の考え方、精神構造はおかしいのか?なんて悩んでしまう。ライフワークバランスという考え方、働き方改革で動物病院業界もかなり様変わりしたように思える。確かにライフワークバランスは大事だと思うけれど、この業界って今の流れはとにかく
行政って一括りにするのはいけないことだとはわかっているけれど、やっぱり行政って冷たいというかなんというか・・・・とある保護活動をしている方がたまたま高速道路に迷い込んだ猫を見かけたらしい。で、当院に来る途中だったからまずは当院に来て、その後捕獲機を持って
人間医療と動物医療の違いはたくさんあるけれど、そのうちの一つが医療に対する認識だと思う。つまり、人は治療してもらっている、治さなきゃいけない、治したいという病気や怪我に対して医療という認識があるわけで、一方動物はそんなことは一切思っていないわけです。人の
一昨日のリンパ腫の子は抗がん剤を使わなかった。そしてしばらくして亡くなった。抗がん剤の負のイメージは未だ根強いんだよね、日本って。で、昨日の記事の子は抗がん剤治療をスタートした。その効果は?治療を始めて呼吸が楽になり、レントゲン検査でも心臓の前の部分の白
昨日の記事でFeLV感染の子のリンパ腫の発症例を書きました。続く時は続くもので、昨日の子の数日後にこの子が受診しました。症状も結構同じ。そしてFeLV感染の子。呼吸が苦しそうということでレントゲンを撮ると・・・・心臓の前が真っ白。この時点でやっぱり疑うべきは縦隔
先日FeLV(猫白血病ウィルス)感染猫は白血病にはならずに多くはリンパ腫になるなんてことを書きました。 記事はコチラ→正しく使ってほしい、伝わってほしい 〜猫白血病ウィルス感染症〜「この子白血病を発症しているんです!」と言われても抗がん剤は?となっちゃう。な
鼻の頭の扁平上皮癌? 〜外猫の扁平上皮癌の認識、そして発見〜
猫の保護をされている方の間で扁平上皮癌の怖さが徐々に浸透してきた。浸透してきたということは早くに発見し、病院に連れてきてもらえる確率が上がるってこと。そして早ければ手術ができる可能性も上がるし、取り切れる可能性も上がるってこと。やはり紫外線が強い沖縄では
地域猫や職場に住み着いている(ご飯だけもらいにくる)猫というのがいる。彼らは残念ながら定期的に病院に連れてきてもらえるでもなく、ある一定以上具合が悪くならないと連れてきてもらえない。それでも連れてきてもらえるだけラッキーなのだけれど。となると早期の発見、
実は先日石川県に行ってきた。まあ、大きな意義があってなんかじゃなく、ちょっとしたリフレッシュのつもりで以前から予定していたんだけどね。だからその予定はあの地震よりももっと前に予定は立てていて、地震後も情報を入れながら、行っても大丈夫と判断して予定通り弾丸
「元気なんで・・・」「ご飯もしっかり食べていたので・・・」なんて言葉を聞くことも少なくないんだけど、動物が元気がなくなる、ご飯を食べなくなるというのが一大事なんです。元気ではあるけれど病気、ご飯はしっかり食べているけれど病気なんてことはザラ。これだけ人間
昨日の記事は前置きでした。急性とか慢性とかでことの深刻さは決まらない。むしろ慢性化する方が厄介だということが多いし、深刻なことも多いわけです。その理由が体の防御反応である線維化という減少。体は頑張って傷ついた部分を線維化という手法で補修をしようとするのだ
言葉って人によって捉え方が違っていたりするから、説明が間違っていなくても受け取られ方が間違っているなんてことは十分起こりうるわけです。そして伝える方も実は間違った知識であったりすると余計に大変。言葉の難しさ、知識の難しさというのは本当に痛感する。さて、「
前回の記事で夜間救急で来院した高齢のわんちゃんに腫瘍が見つかったという話をちょろっと書きました。なので、その具体的なことを書こうかなと。症状は急な震え、そしてヨロつきという何とも言えないというか、絞りきれない主訴。となれば緊急性があるのかどうかも含めて一
3月らしくない天気が続いています。どうもそんな時は体も心もスッキリしない。もちろん気の持ち様だとも思うけれど、やっぱり晴天、日差し、夏日、というのが一番気持ちがいいと一年の中で何度も認識するのです。そして昨日は久しぶりに夜間当番後の緊急手術が2件という事態
正しく使ってほしい、伝わってほしい 〜猫白血病ウィルス感染症〜
実は獣医療って結構言葉(用語)が曖昧だったり、統一されていなかったりするみたい。人医療関係者に使うと「何それ?」となる言葉もあるらしいんだよね。誰かが好き勝手に使っている言葉がなぜか広がったりとかさ。でもそれって実際にはいいことは全くなくて、時に我々も惑
せっかく冬が終わったかなと思ったらまた寒くなるわ、悪天候が今後も続きそうだわで気持ち的にもなかなか上昇しない(涙)でも忙しさは変わらないわけで・・・・なかなかしんどい近頃です(笑)さて、今回は愚痴というか、実情というかを少し書いておこうかなと。もちろんそ
治療には色々な選択肢があって然るべきだとは思うけど。「けど」というからにはちょっとどうなんだろうなぁ〜〜〜と思う選択肢もある。最適な治療がもちろんいいんだけど、それ以外にもということはよくありはするけれど、でもどうなんだろうなぁ・・・・というね。とある救
昨日の続きです。「様子を見る」=「経過を追う」ということだと昨日は書きました。特に胆嚢のようにいずれ命を脅かす可能性がある疾患なんていうのは特に。なので様子を見るのは飼い主さんだけではなく、獣医師側もきちんとその経過を追いながら次のステップが必要かどうか
「様子を見ましょう」という言葉が獣医療界ではよく聞かれると思うんだけど、それってかなり色々な意味を含んでいるとは思うんだよね。でもそれって期限付きなのか、どうなったらどうするのか、ということが省かれているような気がすることが多いんだよね。様子を見るのは飼
ネットニュースから。SNSで狂犬病に関する偽の情報が投稿されていることがわかり、厚生労働省が注意を呼びかけています。【映像】SNSで相次ぐ偽情報 群馬県伊勢崎市にある2カ所の公園付近で7日、子どもを含む12人が四国犬に足など噛まれけがをしました。この四国犬は
猫の口内炎って本当に悩ましいよね・・・・口腔ケアだけじゃダメだし、鎮痛剤もやっぱり種類によって一長一短。となるとやっぱり抜歯になっちゃう。そしてそれがかなり大変だったりもするんだよね・・・・ということで猫ちゃんの抜歯。写真で見るとそれほどきつくはなさそう
動物たちが最初に受ける手術は多くの場合は避妊・去勢手術のことが多い。もちろんそれまでに大きな怪我をしたり、病気があったりで手術することもあるけれど、やっぱりほとんどの子にとって最初が避妊・去勢手術だったりするわけです。もちろん避妊手術も去勢手術も全身麻酔
先月の休暇中この時のために1年間頑張る(笑)いつもの常宿にて。本当は完全休暇なので昼過ぎまで寝ていてもいいのかもしれないけれど、もうそんな体ではない。疲れていても遅くまで寝てるってできなくて、とりあえず起きちゃう。で、テラスに出て、少し湿度が高く、半袖で
当院は沖縄ではおそらく一番遅い時間まで開いている病院であると同時に一番多く夜間救急当番を引き受けている病院でもあるわけです。なのでやっぱり緊急来院というのは必然的に多くなるのです。そしてやっぱり相変わらず多いのが誤食・・・・まあ、気をつけているつもりでも
昨日の記事の続きです。心タンポナーデと診断したらそうなった理由を考えつつもまずは心嚢水を抜かなくてはいけません。どうやって抜くかというのは物理的に抜くしかないのです。そう、針を刺してその液を抜く、という単純なもの。もちろん適当に刺すわけじゃなくて、きちん
昨日の記事で心タンポナーデのことはおわかりいただけましたでしょうか?心膜があるが故に心膜と心臓の間に液体が溜まって、心臓の拡張が阻害されてしまう、という状態。そして犬の方が多く見るけれど、猫でももちろんあって、今日はそのお話。「先生、助けて・・・」という
画像のもう少しわかりやすい解説が欲しいというご意見をいただきました。そうだよね、一般の人がレントゲンとかエコーとかって言われてもわかんないよね・・・昔はマメに画像の解説もしていたのですが、やっぱり最近は図を作ったりする時間もあんまりない(汗)という手抜き
エチオピア行く旅先がほぼ途上国ということを知ると、「なぜ?」と聞かれることも少なくない。でも今、昭和レトロなんて言葉で昔の日本を懐かしむ、もしくはそれがエモいとかという言葉で持て囃されたりもしているけれど、まさにその感覚なんだよね。途上国には昔の沖縄、昔
レッテル貼りはやめましょう!なんてよくマスコミが使う言葉ではあるんだけど、結局レッテルを貼りたいのはマスコミ自身なんだよね。確かに犬を逃したのも、その犬が子供も犬も噛んだのも、狂犬病の予防接種をしていないのも全部悪いわけだけれど、でもなぜ「四国犬」という
昨日の続き。で、飼い主さんとの話し合いの結果、開腹することに。もちろん子宮蓄膿症じゃない可能性も含めて開腹すれば多くのことがわかる、といういわゆる試験開腹と呼ばれるもの。子宮蓄膿症であればそのまま手術続行、そうじゃなければ腫瘍の状態を肉眼で確認して、今後
大きな病気が複数疑われたとき、時には苦渋の決断をしなくてはいけないことがある。病気が確定できた時にはそのどちらの疾患を優先するかを決めないといけないこともある。もちろん同時に治療ができればいいけれど、そうじゃない時もあって、まずは一方を治療しなくてはどう
動物もどんどん高齢化しているなぁというのが最近感じているわけじゃなく、以前から思ってはいるのだけれど、高齢に伴う機能低下はどうしても避けられない。それは動物も人間も同じだけどね。単に筋力が落ちるとか、疲れやすいとかならまだいい(本当は良くないけど)んだけ
突然ぐったり、ということは病院ではよく遭遇すること。そしてその原因を速やかに解明していくことが必要不可欠なんだけど、実際にはわからないということもあったりはする。そしてその原因が分かったとしても治療できるもかどうか、治療に反応してくれるかどうか、というこ
他院の先生とも先日話していたのですが、今年は尿閉がめちゃくちゃ多くない?という話題に。昨年は実はそれほど多くなくって、今年は少ないなーなんてブログでも書いていたような気がします。で、今年は尿閉を始めとした尿路系のトラブルでの来院がめちゃくちゃ多かった(進
「行きずりの猫」が病院に搬送されてくることは珍しくない。でもそれがちょっとしたケアでということは少なくて、「行きずり」ということはもう動けなくなっていることが多いわけで、それを保護するということは「金銭的」「時間的」「精神的」な負担を負うということなので
数日前に「差別」を武器にしてしまうという現在の風潮を書いたけれど、もう一つ。何やら外国人がホテルに宿泊する際にパスポート提示を求めれて、外国人差別だと騒いでいるというのをネット記事で読みました。日本のホテルは人種、国籍差別の温床だという記事。「????」
とあるネット記事より。何度もこのブログでも書いているし、特に短頭種の短頭種気道症候群が短頭種の寿命の短くなる原因の大きな一つであるということは書いてきました。 記事はコチラ→もはや・・・ 〜短頭種(フレブル)のリスク〜 短頭種、8歳という年
謎の尿比重低下? 〜尿検査、血液検査、画像検査と慢性腎臓病〜
どんな病気でもそうだけれど、検査でバチッと診断できることもあれば、そうじゃないものもある。だから複数の検査や繰り返しの検査が必要となることがあるのです。さて、とある猫ちゃん。他の病院で継続した尿比重の低下を指摘されて、腎臓病かもということを言われたらしい
「差別」は当然のことながら世の中から無くさなければいけないというのはもちろんの前提とはするのだけれど、最近は「差別」という言葉を盾に取り、他者を攻撃するということが横行しているように思う。差別という言葉を伝家の宝刀として使ってしまっている事柄が多すぎるよ
救急では色々な子が来る訳だけれども、もちろんその子の普段を病院側はわからない訳です。なので余計に問診等が重要になってくる。なってはくるのだけれど、時にその飼い主さんが思っていることとは全く違うということもあるのでそこは注意なのです。とあるわんちゃん。庭で
この仕事で「困ったもんだ・・・・」と思うことは実はたくさんある(笑)何でもかんでもやりがいや達成感で満たされているわけじゃないんだよね。もちろんそれが私自身の力不足の時には落ち込むし。ただ、協力が得られなかった時も同じく落ち込むわけです。何のことかと言う
ちょっと遅めのお休みをもらっていました。今日から診察も再開です。あっという間の4日間ではありましたが、それは私の感覚。もしかしたら健康不安のある子の飼い主さんからすれば4日間というのは長く感じられたかもしれません。同じ4日間でも感じ方ってその時その時で変
本日午前の診療終了をもって当院は休暇に入らせていただきました。年末年始も診療をしていたので、ちょっと遅めの正月休みです。中にはなんで年末年始も働くの?なんて声もあるし、先生、休んでーというお声もいただきましたが、毎年ちょっと時期をずらして休むのです。私の
昨日のおまけ・・・・きちんと診断するにはきちんと検査をしないといけないんだけど、昨日の子は最初の段階で腫瘍(扁平上皮癌)ではない可能性が高いかなと実は思ったのです。その理由は・・・・実は舌だけではなく、上顎にも病変が。扁平上皮癌が口腔内に多発することは可
地域猫に携わっている人たちにもいろいろな方がいて、時には「そこまで?」と思うくらいのお世話をしてくださっている方々もいる。今日はそんな子のお話。まあ確かに通常のご飯の食いつきやぱっと見の怪我の有無とか毛並みとかは多くの方が見てくださっているのだけれど、今
毎度ながらこういった事例が後を絶たない。そう、釣り針の事故。しかもこの子は2本がささっている。そのまま引っこ抜くわけにはいかないので鎮静をかけて状態を把握して取り除くのです。 左側のものは切断して摘出。右側は先が出せそうになくて、ちょっととあるテクニック
近年では抗生剤の使用が厳しく制限されているというか、その使用に関してきちんとした使用法をと叫ばれています。何度かこのブログでも書いている通り、問題となるのは薬剤耐性菌の出現。おそらく多くの年配の方がこの薬剤耐性菌による感染症(多くは肺炎)で亡くなっている
何度もたった一つの検査=一手間をかけるだけで早期に治療できることも多いと書いてきました。だって多くの病気は早ければ早いほど治りやすかったり、治療しやすいかったりするわけです。そしてその一手間をかけないために大事になってきた子たちを何度も見てきた。もちろん
昨日の記事で子猫の眼球摘出について書きました。放っておくとそのうち眼球が萎んでいくのですが、ダメになった臓器を置いておくのは基本的によろしくないと個人的には思っています。感染が原因なら尚更。そしてその状態はきっと痛みも強いはずなんだよね。そもそも眼ってか
いわゆる猫風邪と呼ばれる症状がある。多くは猫ヘルペスウィルスと猫カリシウィルスによる結膜炎や鼻炎が原因。でも風邪といっても本当に風邪なのか、と言うくらい重症化する子もいる。時には亡くなる子だっているわけです。もちろん人間だって風邪を拗らせて亡くなることも
昨日、今日でいわゆる共通テストがありました。少し前までのセンター試験ですよね。自分自身の時のことも思い出す。受験生たちがどういう思いで受けているのか、それぞれのことはわからないけれど、その思いは大切にしてほしいなとは思う。ただ、思うのはやっぱり大学が増え
犬の乳腺腫瘍、それ自体は手術はそれほど困難ではないことが多い。 もちろんこんなのは別だけどね やっぱり早期で決心を 〜炎症性乳癌 その1〜 やっぱり早期で決心を 〜炎症性乳癌 その2〜ただし、困難ではないとは言ってもそれは乳腺腫瘍以外には特に問題
いやぁ、ここ数日寒かったですね〜〜〜寒冷アレルギーの私にとっては痒みあり、痛みありの辛い数日でした。明日くらいから少し暖かくなるとは言っていますが・・・・正月気分もそろそろ抜けてきた頃ではないでしょうか。病院もやっと通常運転になってきました。さて、振り返
今回の羽田の飛行機事故では色々なことが言われていて、今後様々なことがわかり、改善されたり、逆に利用しづらくなったりするような改訂が行われたりするんだろうなぁと思いながらニュースを見ていたりします。何か問題がなければ物事は変わらないのかと言われればそうでは
今日は久しぶりの休診日。とは言っても病院には行かなくてはいけないのですが、完全にダラダラモードで病院にも行き、ダラダラ無駄な時間を過ごす、と言う1日でした。この年始のいろいろな出来事を見ていると、その出来事自体もそうではあるんだけど、一番嫌な気持ちになる
さて、毎年恒例の怒涛のような年末年始が終わりました。とは言っても今年はどちらかといえば平和な方だったかなと。例年のような重症患者が押し寄せるような状況もなく、緊急手術もなくということを考えれば比較的平穏な年末年始だったかな。あとはバイト(元動物看護師と学
明けましておめでとうございます。昨日が当院の仕事納め、本日が仕事始めです。いいことも書こうと思ったのですが、北陸での地震のニュースを見てそれどころじゃないなと。北陸には大学時代から仲の良かった先生が開業していて、どうなってるのかと。携帯も無駄に使わせるわ
今年も残すところ明日までとなりました。当院の今年の診療も明日で終わりです。毎年思っているし、毎年書いているのだけれど、一年を振り返った時にやっぱり思うのは救えなかった子たちのこと。毎年、毎年多くの子を救えないんだよね。毎年、やっぱり多くの子を救いたいと思
時々、こんなことを書くと戦争肯定派とか、沖縄の平和を考えていないと思われてしまうことはあるのだけれど、沖縄がずっと平和であって欲しいという気持ちはあるんだよね。一部の考え方の人は自分たちの考えと合わなければ、レッテルを貼っちゃうとか、勝手にこちらの考え方
近頃、「薬」に関するニュースが増えている気がする。この数年、薬不足が我々の中の悩みであったけれど、それに拍車がかかっているのです。今まで使っていた薬が入手できないという事態が増えているのです。数年前にあったとある製薬会社の不正により製造が中止され、他の製
運ではあるけれど 〜乳腺腫瘍の悪性、良性、そして手術 その2〜
昨日は癌に罹患するかどうかというのは運である部分が大きいと書きました。でもその発見と診察をいかに早くするか、はどうしても飼い主さんにかかっています。普段からマメに病院に来てくださっている方はある程度は獣医師が体をチェックするので、獣医師が見つけるというこ
運ではあるけれど 〜乳腺腫瘍の悪性、良性、そして手術 その1〜
今日はいつもと逆の流れで。とあるワンちゃん。乳腺腫瘍の手術をして、病理検査へ。そしてその診断は・・・病理診断としては悪性の乳腺癌。もちろんそこにはマージンや脈管浸潤、リンパ節転移などの関わってはくるのだけれど、まずその前に・・・・腫瘍には簡単に言えば悪性
本日はクリスマスイブ。そして明日はクリスマス。そして年末年始と人が集まり、飲み食いをする時期。そしてそんな時に多いのが・・・・そう、誤食。食べたものによって処置が変わることもあるけれど、昨晩とか、数日前にとかじゃなく、とにかくすぐに病院へ。そしてその前に
昨日の記事で猫には謎の発熱があるということを書きました。日常の診療でそれなりに遭遇するのだけれど、やっぱり原因が不明なことも多い。多岐にわたる可能性もあるし、勝手に感染性胆管肝炎あたりが怪しいんじゃないかと推察したりだけれど、多くの子はステロイドと抗生剤
普段の診療で猫の発熱、というのはそれなりによく遭遇する。それがもちろん肺炎だったり、膵炎だったり、皮下膿瘍だったりと検査でその原因がわかることもあるのだけれど、実は結構、どんなに検査をしても原因を特定できないということが少なくない。おそらくなんだけど、し
今日はめちゃくちゃ寒かったですね・・・・朝、起きた時に命の危険を感じました(笑)とは言っても北国のニュースを見ると・・・私も北国にいたことがある(信じられないでしょ?笑)ので、やっぱり大変だなぁと。さて、本日は休診日ではあるけれど、もちろん病院には行かな
動物は体調不良を隠す、なんてことが言われているし、実際にそうだったりもするんだけど、隠せないこともあるんだよね。もちろん人間もだけど。人間だったら脂汗が出てるとかさ。どうしても出てくる体調不良のサインというのはやっぱりあって、それを見逃さないようにしたい
先日も久しぶりのとあるイベントがありました。参加していただいた方々、ありがとうございました。で、やっぱり皮膚科領域での質問で薬用シャンプーの使用率が依然高いことがわかりました。薬用シャンプーってなんぞや、ということなのですが、皆さんが思っているのはもしか
今年は例年以上に泌尿器系のトラブルが多い。最近は夏の方が多いような気がしていたんだけど、今年はめちゃくちゃ多い。もちろん膀胱炎症状でくることが多いのだけれど、尿道閉塞、いわゆる尿閉の子もめちゃくちゃ多いわけです。尿閉で排尿が全くできなければ24〜48時間でそ
最近、保護猫のことばっかりだけど・・・・先日の記事にも書いたけれど、沖縄で保護活動をされている方の間では扁平上皮癌はやっぱり怖いという認識が強まっているし、実際にその通りなのです。でもそれが早くに見つかれば、根治することも可能ではあるのです。もちろん場所
保護した子が〇〇だったら。前回は扁平上皮癌で早期だったから手術で助かったけれど、これが治らない病気だったら?そう、慢性疾患としてその病気とずっと付き合っていかないといけないわけです。それをそのまま保護してもらえるのか、それとも・・・・でも結構多くの人たち
さて、昨日の子の検査結果が返ってきて、やはり想像通り。診断は扁平上皮癌。単なる怪我をして治療をしていたらもちろん治らないし、むしろ悪化して広がっていくところでした。癌の性質として転移率が高いもの、浸潤性が強いものと色々あります。猫の扁平上皮癌はどちらかと
保護猫が健康そのものだったら問題ないし、ノミがいれば駆除すればいい。消化管寄生虫がいればそれも駆除すればいいし、多少の怪我ならすぐ治ることが多い。でもそれが重大な何かを持っていたら?というのが今回のテーマ。とある保護猫ちゃん。この目をどう思いますか?単な
相変わらず誤食での来院も一定数ある。もちろん飼い主さんの不注意の部分もあるし、気をつけてはいるけれど、まさかそんなものを、と思うような行動をとるのもまた動物。問題は本当に誤食したのかどうかがわからない時。一応吐かせてはみるけれど、ということも。多くの誤食
ほんっっっっっっっっとにしょうもないバラマキはもうやめるべきだよね。三人以上の子供がいたら大学の学費が無償化ってアホでしかない。確かに困窮家族というのはいるだろうし、それに手を差し伸べるというのは必要な措置かもしれない。でも大学だよ?だいぶ前にも書いた覚
いや〜〜〜〜、寒くなってきましたね。と思ったら日差しは暖かくてという両側面の気候が続いています。そしてそんな時はどうしても尿路系、消化器系の症状で来院する子が増えています。実際にお腹が冷えたかどうかはわからないけれど、やっぱり寒くなると下痢の子が増える。
「ブログリーダー」を活用して、風の動物病院さんをフォローしませんか?
「お尻を怪我している」という感じで来られる時のほとんどが実は「肛門嚢破裂」だったりする。おそらく10件中9件以上は怪我というよりも肛門嚢破裂なんだよね。もちろん稀に喧嘩などの怪我ってこともあるけれど。そしてかなり昔に記事でほとんどが犬で猫は珍しいなんて書いた
先日、狂犬病の集合注射に行ってきた。毎年大体、かなり遠くの辺鄙なところに割り当てられる(笑)まあ、どういう基準で割り当てられるのかは不明だけれど。それでも普段行けない地域だったりするので、それはそれで実は楽しかったりするのです。もし、嫌がらせで遠くを割り
昨日の記事の話も少し理解してもらいながら。人も動物も死因の上位に来るのが悪性新生物。すなわち悪性腫瘍、癌なわけです。長生きするようになった副産物でもあったりするんだけどね。でもその癌にも色々あって、めちゃくちゃ悪性度が高く、見つかった時にはすでに手遅れ、
今日はちょっとだけお勉強の時間です(笑)体には分泌腺というものがあります。名前の通り分泌物を出すところなのですが、これにも大きく2種類あります。おそらく高校の生物で習ったと思うんだけど(笑)まあ、多くの人はきっと覚えていないでしょう・・・・分泌腺には内分
インバウンド。日本全体がこの言葉に浮かれていると言っても過言ではないと思う。もちろんそれで経済がある程度良くなるならそれも一つの戦略。でもその弊害はそれなりにあるけれど、あまり表には出てこないというか報道もあまりされない。とにかくインバウンド、インバウン
一度経験したものを忘れないというのは本当に大事で、それは病気でもそう。何度も同じ病気、症状で連れてくるのが遅い人たちもいれば、その経験をもとにすぐに病院で確認という人まで様々。もちろん後者であってほしい、皆さんには。今日もそんな子のお話。とある猫ちゃん。
口腔内環境が非常に大事だということはかなり広がってきた知識だと思う。非常にいいことだし、実際に犬であれば僧帽弁閉鎖不全症、猫であれば慢性腎臓病との関連はあるとされている。口の中の環境=口腔内細菌と考えてもいい。口腔内の細菌によって口腔内のp Hも変わってくる
何度か書いているけれど、今の小型犬の多くはなんらかの関節症を持っているとされています。8歳以上に限定すると80%以上の子がなんらかの関節症があると言われています。そして・・・それは中年齢以降に出てくるのではなく、若いうちから実はなんらかの関節症が存在してい
CTやMRIには何の恨みもない私です(笑)ですが、ちょこっと獣医療におけるCTやMRIの誤解を解こうと何度か記事を書いています。 最近ではコチラ →魅力的? →好きすぎるもの、嫌いすぎるもの何度も書いているけれど、CTやMRIでのみ、もしくはこれらの方が効率的
昨日はハブに噛まれた猫ちゃんの直後の状態を書きました。皮膚や筋肉が壊死し、皮膚はコールタールのように固まり、時にはショックや敗血症を引き起こす危険な状態。ただ、この状態を脱したら命の危険はひとまず回避。あとは皮膚が壊死し、脱落した部分の治療に入ります。こ
今年はとにかく寒かった。もう沖縄になんて住んでられないと心が折れるくらいの寒さ(笑)そしてその寒さが緩むと色々なものが出てきて、色々な被害も出てくる。そう、ノミ、ダニ、蚊などなど予防が必要な連中が動き出す。そして予防しようがないのだけれど、ヤツも出てくる
遅ればせながらだけど、万博が始まりましたね。今の所行けそうな予定ではありませんが・・・(汗)オリンピックの時もそうだけれど、なぜかああいうのイベントにはアンチが湧き出てくる。アホな共産党員とかれいわとか。まあ、旧社会主義的な社会を目指している彼らにとって
獣医学はその疾患に対してとにかく治療をしようとする。もちろんそれが決して間違っているわけではないが、時に正解ではないこともある。我々臨床にいる人間はその狭間で思い、悩み、決断をして、時には飼い主さんにその決定権を全て渡すことになる。それが時に大きな悩みと
かなり前にも書いたのだけれど、どこでどんな風に書いたか忘れちゃった(笑)「耳血腫」という状態があって、これは犬と猫で症状は同じだけれど、原因は違っていたりする。犬はおそらく免疫の異常で軟骨なんかを溶かしちゃう。その結果、炎症反応で血液が溜まっちゃうんだよ
病院に来る子たちは治る子もいれば完治はできないけれど、いい状態をいかに保つか、という子たちもいる。後者はアトピーや腎臓病、心臓病なんかはそうだよね。癌は両方に当てはまる。さて、首を怪我しているということで来たワンちゃん。こんな感じ。黒いところは皮膚が壊死
先日の記事で日本人って抗がん剤に対する忌避感は結構強いものがあるよね、って話を書きました。 記事はコチラ→囚われた意識 〜抗がん剤とその過去〜 その一方で(動物)病院に対するCT(MRIも)への要望(?)というか、それらの検査が好きなんだなぁという記事も書き
元は保護猫という猫ちゃんは多いと思います。保護時に元気だった子、ボロボロだった子と色々だと思います。ボロボロだったけれど、しっかり食べてくれ、その後見違えるようになる子も多いと思うんだよね。で、今日の子は保護時はボロボロ、しっかり食べてくれたけれど、食べ
猫の(難治性)口内炎。なんか増えている気がする・・・・そしてその場所も様々で、その問題は・・・・この子はすでに臼歯がほとんど無い状態。で、残った犬歯が「潰瘍化」していることが大きな問題。こんな感じで一部粘膜が無く、粘膜の下の組織が見えている状態。これが痛
いいも悪いもこの世界(業界)にいると現実を知ることになる。いいことだけでもなく、悪いことだけでもなく、当たり前だけれど「それぞれ」なのだ。ちょっととある漫画(?)を紹介。リンクからどうぞ→https://toyokeizai.net/articles/-/865784#1と#2があるから両方読ん
自分で言うのもなんだけど、当院にはそれなりに設備は整っていると思う。獣医師一人の個人病院にしてはね。無いもの・・・・と言われればとあるものは無い。時々飼い主さんに聞かれるのは(特に夜間救急で来た方)、ここってCTとかMRIってありますか?と言うもの。(もちろん
日本全体では大型犬は減ってきているのが現状。大型犬は大型犬の可愛さであったり、楽しさであったりがあるんだけど、どうしても日本の住宅事情などを考えると小型犬という選択肢になっちゃうんだろうね。大型犬の楽しさを知っている身からすれば寂しい限りだけど。で、小型
こんな感じのものが話題になっていたみたいだけど・・・・ まあ、そんなもんだよね。自分の糧にできるかどうかとかって結局本人次第。そして何に対してお金と時間を消費することに価値があるのかもその人次第なんだよね。例えば数年前にとある寿司チェーンが半額セールやっ
動物を飼うっていいよね(笑)こればかりはこのブログを読んでいる人たちのほぼ100%賛同してもらえると思う。迷い込んだ人はわからんけど(笑)で、1匹だけ飼っている人も複数頭飼っている人もいると思います。で、それが小型犬同士とか大型犬同士、猫複数なんてこともある
昨日の記事では健康診断で腎臓癌が見つかった猫ちゃんの話。で、癌となってしまった腎臓の摘出を行うことに。お腹を開けると大きく腫れ上がった腎臓を発見。これを摘出していくことになります。血管なども慎重に見極めながら腎臓を剥離していきます。(この子は肥満だったの
前置き、というわけではないのだけれど、前回、前々回と健康診断は重要だということを書きました。で、中年齢になった猫ちゃんのお話を予告通り書きましょう。健康診断では身体検査として体重も測るし、触診もする。もちろん聴診とかもね。で、血液検査やら尿検査をしてコー
昨日は健康診断は受けた方がいいし、それを継続することが大事と書きました。じゃあどんな検査をすればいいのか、ということも聞かれたりします。血液検査で十分なのか、レントゲンも必要なのか、エコーはどうなのかとかね。もちろん尿検査も大事だったりもするし。さて、何
健康診断はどのくらいのペースでやればいいのか?ということをちょいちょい聞かれます。もちろん一概には言えないけれど、やっぱり最低でも年1ってとこでしょうか。しかもそれはその内容にもよるけどね。犬も猫も1年で人間で言えば5歳分ずつくらい歳をとっていくわけだか
市町村によってばらつきはあるのですが、ボチボチ各市町村から狂犬病の予防接種のお知らせが来始めています。狂犬病に関しては自身の考え方とかは正直どうでもよくて、「法律で決まっている」事柄だということはきちんと認識してもらいたい。何度も書いているけれどね。反ワ
昨日の記事で(おそらく咬傷が原因の)皮下膿瘍の地域猫ちゃんのことを書きました。この子は検査でFIV(猫エイズウィルス)陽性でした。とは言ってもこの検査は抗体検査なので感染の有無は実はわからなんけどね。とは言ってもおそらくは感染しているとは思うんだけど。で、昨
地域猫が結構運ばれてくる、ということは散々記事にしてきました。それだけ見守ってくれている人たちが多いということだと思う。それが特定の人たちだけじゃなく、もっと大きな輪になって広がってくれればと思う。さて、顔がバンバンに腫れているということで急遽保護、そし
昨日は犬のフィラリア症のお話。じゃあ「猫は?」となるのだけれど、猫も感染します。滅多にないけど。でもこの「滅多にない」というのが実は厄介なのです。新型コロナでもそうだったけれど、通常感染が常態化しない感染症に罹ると重症化するというのは新型コロナの初期の状
昨日はデング熱の話。蚊は本当に色々な感染症を媒介します。デング熱だけじゃなくて日本脳炎もそうだし、マラリアもそう。そしてフィラリアもそうだよね。ということで内地ではそろそろフィラリア検査と予防薬の開始時期になってきていると思います。昨日も書いたけれど、沖
とあるニュースより世界保健機関(WHO)の米州事務局、汎米保健機構(PAHO)は28日、今年に入りデング熱の感染者が南米南部を中心に350万人を超え、前年同期の約3倍に達したと発表した。 感染による死者も1000人を突破しており、同機構は「懸念すべき事態
昨日(一昨日)は(おそらく)レッグペルテスを見逃されていたであろう子のレントゲン写真を紹介しました。これは遺伝性疾患でもあるので、予防とかそんなのはできなくて、早期に発見して医学的に介入してあげるのが実際のところ。結構生後数ヶ月で一度跛行して、その後跛行
本当は今日は昨日の記事の続きでレッグペルテスの手術の話のつもりでしたが・・・今朝、沖縄に津波警報が出てしまいました。病院で準備をしているとけたたましく携帯が鳴ったりして・・・で、何本かの電話。「今日診察予定なんですが」「今日やってますか」というような問い
歳を取ったら色々な病気が出てくるのは想像に難くないと思う。でも一方で若いうちに出てしまう疾患というのもあって、それを早く見つけてあげるということも大事。とあるわんちゃん。実は夜間救急で来院したのだけれど、触診でこの子の左後肢は明らかに筋肉が少ない。何らか
今日から4月。新年度の始まりです。そして新人獣医師、新人愛玩動物看護師(国家資格)が新たに病院に加わった病院もあると思います。当院は・・・・今年も新人はいません・・・誰かキテくんないかなぁ・・・・実習やなんかで学生さんと話をすると高度医療とか、専門医とかそ
今年のセンバツはなんかいつの間にか始まって、いつの間にか終わった気がする。(健大高崎が優勝しました)私のアンテナが反応しなかっただけかもしれないけど。でも注目の選手に乏しかった、というのも一つの理由かもしれないし、大谷一色(それはそれでどうなんだとも思う
昨日は地域猫の喧嘩による皮下膿瘍の記事を書きました。同じ種族同士、しかも厳しい環境に住んでいるのだから争いはやめてくれよと願っているのですが・・・とは言っってもヌクヌクとした環境にいても喧嘩はする・・・・とある朝、出勤してみると明らかに喧嘩した痕跡。毛が
まあ、続々と地域猫が運ばれてきます・・・やっぱりお外の環境は過酷だし、喧嘩もするし。同族同士仲良くやってくれればいいのにね・・・・首が腫れているということで運び込まれた猫ちゃん。噛み跡もあり、明らかな皮下膿瘍も出てきました。猫の爪、歯にいる菌は相当キツイ