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香水ドラマストーリー http://doggyhonzawa.blog.fc2.com/

香水から連想するドラマをショートストーリーにしています。こだわりの香水レビューやランキングも紹介。

香りは記憶を呼び起こす。 香りは、深層心理に働きかける。 香りがテーマになったショートストーリーや香水のレビューを紹介しています。

ドギー本澤
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2013/07/06

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  • モルトンブラウン ミルクムスク

     ミルクムスク。これはやられた。この名前を聞いただけで超絶嗅ぎたくなるすばらしいネーミング。もう名前で勝利確定系。閉塞感と孤立感、不安感が強い今の時代に、ミルクのように安らぎを与える香りだろうか?ミルクムスクは世界を救うだろうか?(←そこまで言うか)ミルクムスク。この単純にして今まで誰も思いつかなかった魅力的な名前の香水をリリースしたのはモルトンブラウン。英国のブランドで、どちらかというとトー...

  • ディオール ホーリーピオニー

     世に美しい人はいるもので、どんな所作をしても麗しい方をかつて日本では花にたとえてこう言った。「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」。ただここに使われている花の名を英語にすると、やや微妙だ。「立てばピオニー、座ればピオニー、歩く姿はリリーフラワー。」ルー大柴か?(←それも微妙なツッコミだな)そう。実は芍薬も牡丹も、英語ではまとめてピオニーとされている。芍薬と牡丹、この2つは...

  • ディメーター チェリークリーム

     「デート前夜のつめの色」「空いっぱい羽根を広げた火の鳥の夕焼け色」「虫かごを持って走った夏休みの野菜畑色」。なんて詩的なネーミングだろう。これらは日本の通販ブランド、フェリシモが出している高級色鉛筆「500色の色えんぴつ TOKYO SEEDS」の1本1本に付けられた名前だ。そのポエみさ全開のネーミングは、カタログで色と見比べているだけでとても楽しい。で、朝から久々にトムフォードのロストチェリーをつけよう...

  • ディオール ジャドール

     名香、ジャドール。2011年、フランスの香水年間売り上げ高で初めてシャネルのN°5を抜いて1位になった歴史的な香水。1999年の発売以来売れ続け、今やディオールパルファムの看板商品となっているジャドール、一体なぜそんなにジャドールは売れているのか?ジャドールを調香したジボダン社の女性調香師カリス・ベッカーは、この作品の成功について次のように語っている。「ジャドールはパーフェクトストーム。それは、香り、価...

  • レバンゲルボワ 2018ロソトニック

    レバンゲルボワは時の流れを刻む香水ブランドだ。和訳すると「ゲルボワ公衆浴場」。それはパリ文化の中心地として百年以上の歴史を重ねてきた特別な場所。19世紀末に作られたゲルボワ公衆浴場は、当時悪臭がひどかったパリ市民に受け入れられただけでなく、かつて哲学が語られたローマ風呂のごとく、時代を先取る芸術家が集うサロンとしても機能していた。マネ、ルノワール、プルーストらが顔をそろえていたという。その後、レバン...

  • エラケイ オカバンゴの水面

     ここに「オカバンゴの水面(みなも)」という名の香水がある。なんて詩的なネーミングだろう。オカバンゴとは、アフリカ南部にある内陸国ボツワナで一定期間だけ見られる「オカバンゴ・デルタ」という大湿原のことだ。日本の四国全体の面積以上に広いこの大湿地は、5月~9月までの間だけ砂漠に出現し、さまざまな野生動物や植物の命を支えるオアシスとなる。それは、雨季に降った大量の雨を集めたオカバンゴ川がカラハリ砂...

  • ニシャネ アニ

    どこまでも続く緑の平原。ホリゾントの青空。灼熱の太陽が露出した岩肌を熱し、四方から吹く風が入り乱れ、深い谷を渡ってゆく。その台地の上に小さな三角屋根の建物が建っている。千年以上前に建てられた教会の遺構だ。あたりには、同様に朽ちかけた教会が草原の中、点々と見え隠れしている。ここはトルコ共和国にあるアニ遺跡。かつて東西交易で栄えた古代都市のあった地。ニシャネのアニは、このアニ遺跡をテーマにした香水だ。...

  • カリフォルニアドリーム ルイ・ヴィトン

     夕暮れの海。日が沈もうとしている。落日の光が、水平線に近い空を黄金色に染めている。イヤホンからイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」が流れてくる。「暗い砂漠のハイウェイ 涼しい風が髪をなびかせる コリタスの温かい匂いが あたりにたちこめる」コリタスは砂漠に咲く花だという。だが誰もその花を見たことがない。それはある葉っぱの隠語。メキシコ語のスラング。一日を終えてぐったりとした心と身体、夢を見さ...

  • エルメス オードゥシトロンノワール

     黒いレモン。黒い月。闇を彷徨う者。エルメスのオードゥシトロンノワールを初めてつけたとき、その印象から何の脈絡もなくそんな言葉が思い浮かんだ。エルメス専属調香師、クリスティーヌ・ナジェルが、多くの柑橘フルーツから香りのキー素材を探していたとき、一番強く心惹かれたのがこのシトロンノワールのインスピレーションの基になった「ブラックレモンの香り」だという。ブラックレモン、聞きなれない言葉だ。正確に言...

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