時代小説好きな管理人が、趣味で書き綴る三文小説処です。
義理と人情の時代、純粋な恋の物語を表現すべく、日々努力していきたいと思っています。
てぶくろのお話ある日、車の中を掃除していた私は、シートの下から薄汚れた毛糸のかたまりをみつけた。丸まった黒いそれを開いてみると、それはちいさなてぶくろだった。今はもう高校生になって、すっかり無口になってしまった息子が、まだ小学校の低学年だったころのものだろう。彼はてぶくろをよく失くしたものだ。新しいのを買っては失くし、毎週毎週その繰り返し。はじめのうちは叱ったこともあったが、あんまり年中失くすもの...
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