香り立つ コーヒー一杯 淹れましょう おのれのために時間をかけて
年越しの 蕎麦を食する 大みそか わざわい切りて長寿をねがう
若き日は インスタントの ラーメンを 食せば満つるせまきアパート
羽子板と 破魔弓かざる 新年の 邪気をはらいて健康願い
この年の つかれよごれを 取るために 香る柚子湯にたっぷり浸かる
ふるさとの 実家解体 見積もりに われは貧して茶漬けをすする
自己流に 歩んできたね わが道を 他者と比べることなど無くて
年賀状 書いてすっきり モヤモヤが 晴れて行くよな澄んだ青空
教科書の 笠地蔵のごと ふるさとの 新米とどく師走の暮れに
わたしへの ほうびのように 富士山が 今日もくっきり夕陽に映える
教員の 成り手の無くて この国の 行く末うれう師走の空に
和も洋も 問わず世間は 盛りあがる いったい何かクリスマスとは
かならずや ひと言入れる 年賀状 やめておくれよ印刷だけは
わずかでも 書いて良かった 年賀状 年に一度の交信もあり
エアコンの 音で寒さが 分かります 冬至の朝のひとりの部屋で
君はいま 苦労話を 語りだす 奥多摩夜の民宿部屋で
五等分 されたケーキの クリスマス 思い出します年に一度の
一年の つかれを癒やす ゆず湯入り かおり楽しむ冬至の夜に
夕映えの 富士を眺めて 深呼吸 きっといいことあるよあしたも
白鳥は 羽音残して 去って行く 小雪舞い散る越後の苅田
クレームを 聞き流さずに 傷ついて リタイアしたねあの頃のわれ
小劇場の 女優となりし 教え子よ 羽ばたいてくれ大きく強く
マージャンを 終えてラーメン 仲間との メンマがうまいカウンター席
山茶花の 紅き花咲く 路地行けば 背中が伸びる風冷たくも
ユニクロで 服を揃える 身の丈に 合った生活年金暮らしの
さて今日も コンスタントに 歌を詠む 継続だけが取り柄のわれは
コーヒーを 一杯添えて 歌詠めば こころの晴れる静かなる部屋
冬晴れの 澄んだ青空 美しく 離れられない武蔵の国を
このところ 興味関心 湧き出でて 学び直しの日本の歴史
年賀状 書くか書かぬか 迷いつつ 今年も書くか義理を尽くして
鮭の身の ごろごろ入った お雑煮を 思い出します新年近し
わが街の 森や畑が 削られる 再開発の美名のもとに
同僚と 力を合わせ 三年間 ひかりがあたる困難校に・現役の頃を思い出し
午後三時「恋は水色」聞きながら コーヒー淹れる冬のリビング
どら焼きに コーヒー添える 午後三時 師走の雲を窓に眺めて
雪国の ロマンを語る 文豪は 何も分からぬ過酷な暮らし
亡きネコが ときどきスマホに 顔を出す ライブラリーに編集されて
銀座での 丸の内線 地下通路 コートは要らぬ師走というのに
歯科医での 治療を終えて 買い求む ふくろいっぱい栗まんじゅうを
日曜の 午後のけだるさ 何となく 生きているのも心地の良くて
新聞は 紙のぬくもり やわらかに 記事が伝わる日曜朝に
夕暮れの 冬の空観て 書き記す なぜかさびしきこころの揺れを
すっきりと 目覚めた朝の 一杯は 香るコーヒースペシャルブレンド
給料を 忘れて子どもと 戯れた 新卒一年ただまっすぐに
そろそろか 空から雪が 降ってくる 武蔵に住めど越後忘れず
二首三首 詠めば次々 浮かびます 前を向いたり後ろを見たり
茶の白き 花咲く道を われは行く 終着点を設定せずに
昇進を 求めずずっと ヒラで行く 新卒からのわたしの誓い
デコピンも 彼がつければ 何となく 優しくひびく人柄なのか
城下町 金沢めぐれば そこここに わたしを包む江戸の匂いが
丹沢の 山頂めざし かけのぼる われにもあったそんな時代が
月曜日 雨の匂いの 朝が来て それでも向かういつもの職場に・現役時代
とりあえず こころ乱れて いる彼を 身体で止める空き教室で
中野駅 歩いてすぐの スタジオで 熱演してるかの教え子は
石垣に 歴史をきざむ 江戸城を めぐりめぐりて約一万歩
流れ星に 願いをかけた 丹沢の 夜の山頂二十歳のわれは
観劇は 無名なれども 熱演の 役者がひかる中野の街で
年金の 支給日朝は 行列が できる駅前ATMに
刈りとった コキアを吊るす 公園に 忍びこみたる冬の木漏れ日
この朝は 冷凍ピザを チンにして コーヒー淹れるミニイタリアン
もし仮に コロナ無ければ 続いてた 未練のこして教職を去る
せせらぎの ごとき生き様 良寛の 歌を読みますカフェの隅にて濁る世を澄めともよばずわがなりに澄まして見する谷川の水 良寛
香りたつ ホットコーヒー 飲みながら ひとり見つめる師走の街を
このところ 師走というのに あたたかく ハイビスカスの花ひらく庭
さて今日は 山茶花日和 紅一輪 そっと咲きたる武蔵の丘に
隣国の 歴史を少し かいま見る 韓国旅の友のLINEで
希望者が 減るのは分かる クレームの 処理で疲弊の教職員に
野良ネコの「プー」がわたしの 推しでした 今朝も夢にて姿を見せて
あまたなる 四季を素肌に 感じつつ たどりついたねサンデー毎日
シクラメン・ポインセチアの 競演に 温いわが胸師走の花屋
十年で 二万首を詠む マウビーの 短歌ブログに投稿しつつ
モーツァルトの ジュピター流れ 音楽の 魔法にかかる高三の冬
クリームの 茶の木の花の 咲き初むる 師走八日の小春日和に
このところ うしろ振り向く ことばかり 歴史学習ただ楽しくて
年末を はやすかのよに 花屋には 紅にいろどるポインセチアの
木漏れ日が そっと差します 山茶花の 紅のつぼみの生垣通り
ありふれた 素材そのまま 歌に詠む ちょっとこころがゆらゆらしたら
心臓の CT画像を じっと観る 詰まりのとれた冠動脈の
大病を 三つ乗り越え 生き抜いて 今日もコーヒーポタポタ淹れる
メモ帳に 思いついたら 書き記す 平々凡々生活の歌
すきとおる 冬の青空 武蔵野に 魅了されつつもう半世紀
駅前の 床屋に入り リフレッシュ カット2センチ刈り上げ5ミリ
もう師走 あっという間の 一年に 幸を感じてコーヒー淹れる
駅前の ロータリーにて 電飾の ツリーきらめく師走の五日
プラスあり マイナスもあり 教職は ドラマのごとき四十五年
東京の 奥山に入り こんにゃくの 刺身を食す師走の二日
奥多摩の 御嶽の山の いただきで いろはもみじが朝日に映える
ゆく秋の 銀杏並木の 公園は 黄色に染まる青空に映え
晩秋の 宿にて泊まる 奥多摩で 語り尽くした仲間四人は
「ブログリーダー」を活用して、マウビーさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
香り立つ コーヒー一杯 淹れましょう おのれのために時間をかけて
スポーツは 観るより断然 するが良い 元気であれば元気であれば
この朝は 団地一周 花散歩 ノウゼンカズラに勇気をもらい
できるなら 現状維持にと 書き記す 七月七日揺れる短冊
咲き初むる 花一輪の ガーベラに 想いを寄せる七月七日
咲き初むる 花一輪の ひまわりに 元気をもらう七月七日
短冊に 願いを記す 子どもらは 今を見つめて明日に向かって
トーストに バターを塗って ジャムを塗り コーヒー添える日曜の朝
野辺に咲く テッポウユリの 白き花 傘が次々ひらくようにと
短冊に お願いごとを 記します 一病息災七月七日
ドトールの ミラノサンドを 食すとき イタリアもどきのおのれを笑う
純白の テツポウユリを 眺めつつ 夏の夜明けを楽しむわれは
なにひとつ 浮かびやしない こんな時 ひとり静かにコーヒー淹れる
スペインの 巡礼終えた わが友の ありがたきかなブログの歌は
つまらない 歌と言えども 詠います 明日につながるわたしの歌を
七月に 入り歌詠む まず三首 気取ることなく飾ることなく
短冊に 願いを記す この歳で 愛は不滅とやや大げさに
歌を詠み 今日がはじまる この朝は コーヒー添えて更なる一首
陽が昇り 今日の暑さを 予感する 梅雨は開けたか七月一日
短冊を かざる団地の 子どもらは 明日を夢見て願いを記す
あまりにも 暑くて暑くて 願うのは 秋のおとずれまだまだ先か
七夕の 文京シビック コンサート 音の魔術師ラヴェルがひびく
ゆったりと 時が流れる 新聞を 大きく広げる土曜日の朝
さて明日は 7月7日 七夕の 笹の葉揺れて短冊揺れる
短冊に 何を願うか まず平和 ウクライナでもパレスチナでも
作為なく ありのままにて あゆみゆく 凛と咲きたるあじさいのごと
いくさ無き 世の中願い 今日もまた テキストひらく世界の歴史
あじさいは 朽ちていきます ポツポツと 夏のひかりをまともに受けて
見渡せば 素材の無くて なにひとつ 浮かばぬわれは空を見上げる
振り返る ことの多くて 今日もまた 読書にふける「裏の日本史」
なにひとつ 浮かばぬことも あるだろう それでも記す空のこころを
小雨降る 団地の隅の 笹の葉の さらさら揺れる七月一日
健康と 平和やっぱり この二つ 七夕様に願うとすれば
晩年は 生徒指導に 明け暮れて 夕陽がきみのこころをひらく
さくさくと 敷石あゆむ 城下町 小江戸川越日曜の午後
とりあえず ビールではなく とりあえず コーヒーなのですわたしの場合
さて明日は 仲間四人と 散策に 小江戸川越歴史の道を
官能の 声が聞こえる くちなしの 白き花咲く雨の路地裏
若き日に めぐる欧州 ひとり旅 ラインの川の流れにまかせ
ポイントを 教えてくれた 講習会「俳句は切れる」「短歌は述べる」