ダブ・シンジケートによる「エコマニア」です。前作「ストーンド・イマキュレイト」から約2年の間隔をおいて発表されました。前作同様に本作品も、スタイル・スコット…
ロック、ジャズ、クラシック、Jポップ、インド音楽など幅広いジャンルのCDレビューです。
長い人生の中で集めてきたCDを供養するために、全CDに献辞を捧げることを目指しているサイトです。 中心は、パンクからニュー・ウェイブ時代のロック、クラウト・ロック、日本のインディーズ、現代音楽、インドの大衆音楽、ジャズですが、最近クラシック入門も果たしました。 死ぬまでに終わるかどうか心配です。
始末に困る変形ジャケットです。真ん中をくりぬいて、それを山に組み立てて、海に見立てたジャケットに立てて三次元の風景を現出させる趣向です。まるで、子ども向け雑…
私立恵比寿中学待望のアルバム「インディゴ・アワー」です。前作からはベスト・アルバムをはさんで1年9か月ぶりのスタジオ・アルバムです。早いものでエビ中も結成し…
洋楽を聴き始めた中学生の頃にPFMは世界デビューを果たしました。プレミアータ・フォルネリア・マルコーニという名前を発音するだけで、何やら得意げな気になったこ…
今はどうか知りませんが、私たちが子どもの頃はハーモニカは必修でした。少し大きくなるとリコーダーに移行しますから、小学校も低学年の頃ですね。そのため馴染みが深…
ヤン・スティール/ジョン・ケージ ~ ヴォイス・アンド・インストゥルメンツ
第一弾の4作品に手ごたえを感じたオブスキュア・トリオ、すなわちブライアン・イーノ、ギャヴィン・ブライヤース、マイケル・ナイマンはオブスキュア・シリーズ第二弾…
順風満帆な航跡を描いてきたウォーにレーベル移籍話が持ち上がります。それがきっかけとなって、とりあえず「グレイテスト・ヒッツ」を制作することになりました。「シ…
イアン・ギランはディープ・パープルを脱退してから、一時、音楽業界から離れていました。しかし、ディープ・パープルで大成功を収めたギランのような人がそうそう別の…
命令調の邦題はよろしくありません。「友達になろうよ」の方がいいです。ドラムのハロルド・ブラウンは、「このアルバムでメッセージを伝えようとしたけれども、軽い形…
ローリング・ストーンズの「全公式録音を年代順に収録した大河アンソロジー」、「コンプリート・ストーンズ第六集」です。今回のジャケットはステージの模様です。ミッ…
ウォーの初めてのライヴ・アルバム、その名も「狂熱のライブ」です。原題はシンプルに「ウォー・ライヴ」なのですが、1970年代初めの頃のライヴ・アルバムには狂熱…
ついにおとといフライデーのアルバムが発表されました。当初からアルバム完成が目標とされていましたけれども、完成にこぎつけるまでに10年かかりました。ただし、大…
名作中の名作「ゴッドファーザー」の続編「ゴッドファーザー・パート2」のサウンドトラックです。作品は続編であるにもかかわらず、アカデミー賞の作品賞ほかを受賞し…
「悲しい時はウォーを聴こう」。これが発売当時の日本盤に書かれていた宣伝文句でした。ジャケットの左下が繰りぬかれていて、そこから見えるのは夕陽の中をうなだれて…
リック・ウェイクマンの4作目のソロ・アルバムとして扱われている「リストマニア」です。この作品はケン・ラッセル監督の同名映画のサウンドトラックなのですが、ラッ…
オールデイズレコードは2014年に第一弾を発表して以来、さまざまなジャンルの過去の作品を復刻し続ける日本のレーベルです。すでに1000タイトル以上という膨大…
1970年代の半ば頃、アメリカで1万人規模の会場を常時満員にできる黒人のバンドはアース・ウィンド&ファイヤーとPファンク、そしてウォーだけだと言われていまし…
花園ディスタンスは「2009年香川県で結成」、「2013年~東京で活動」するガールズアヴァンポップトリオです。本作品は結成15周年に発表された3枚目のアルバ…
カンのメンバー、イルミン・シュミットが監修するカンのライヴ・シリーズ第四弾「ライヴ・イン・パリ1973」です。2021年に始まったこのライヴ・シリーズも、す…
ウォーの快進撃が始まりました。「オール・デイ・ミュージック」はウォーの単独名義第二作にあたる作品で、前作からわずか7か月後に発表されたものです。この作品は、…
タンジェリン・ドリームのヴァージン移籍後4枚目のアルバム「浪漫」です。原題は「ストラトスフィア」、成層圏を表すストラトスフィアのフィア部分を恐怖のフィアに置…
かつて公式サイトにて自らを「オリジナル・アフロ・キューバン・ジャズ・ロック・ブルース・バンド」であると高らかに宣言していたウォーによる単体としてのデビュー作…
スラップ・ハッピーのまさかの新作「サ・ヴァ」の発表は大事件でした。スラップ・ハッピー名義のアルバムとしては実に四半世紀ぶりの新作です。しかも、この後、初来日…
フランク・ザッパ先生による、LPだと3枚組、CDでも2枚組のミュージカル超大作「シング・フィッシュ」です。先生のすべての作品の中でも、私にとっては最もハード…
話には聞いていたスターリンと非常階段のライヴ音源です。ライヴが行われたのは1983年9月17日で、場所はその当時の過激なライヴをすべて受け止めていた京大西部…
正真正銘ほんまもんの幻のレコードとは、制作されたものの発売に至らずお蔵入りになってしまったレコードのことでしょう。その意味では、この作品は正統派幻のレコード…
エリック・バードン&ウォー ~ エリック・バードンの黒い世界!!
いきなり「スピル・ザ・ワイン」の大ヒットを飛ばしたエリック・バードン&ウォーは、精力的に米国やヨーロッパをツアーして回りました。一方で、デビュー・アルバムか…
タンジェリン・ドリーム初のライヴ・アルバム「リコシェ」です。何も驚くことはないはずなのですが、彼らが熱心にライヴを行っていることなど知らなかった当時の私は大…
セックス・ピストルズを抱えるまでのヴァージン・レコードは、マイナーながらも質の高いプログレ作品を送り出す良心的なレーベルとして知られていました。その中でも、…
ジャパノイズの「代名詞的存在であるMerzbowや非常階段と並び立つ存在として世界中のノイズフリークからのリスペクトを一身に浴びる山崎マゾのソロプロジェクト…
1970年代のソウル・シーンを牽引したバンドといえば、アース・ウィンド&ファイヤー、Pファンク、そしてウォーです。本作品はそのウォーが初めてお目見えしたアル…
昔は幻のレコードというものが沢山ありました。情報もほとんど無いし、見たこともないので、本当に存在するのかどうかすらよく分からない。そんなレコードです。特にユ…
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ダブ・シンジケートによる「エコマニア」です。前作「ストーンド・イマキュレイト」から約2年の間隔をおいて発表されました。前作同様に本作品も、スタイル・スコット…
現代音楽の巨匠にして、本人は嫌がっているもののミニマル・ミュージックの旗手として知られるスティーヴ・ライヒの初期作品集「アーリー・ワークス」です。1965年…
フランク・ザッパ先生の「オーケストラル・フェイヴァリット」は1979年5月に発表されています。本作品はその発売40周年記念盤です。元は1枚でしたけれども、記…
ジョン・コルトレーンによるインパルス・レコードからの単独リーダー作としては4枚目にあたる「インプレッションズ」です。この作品もコルトレーン作品の常として、発…
「エレクトリック・ダンス・レゲエ・プロジェクト」と紹介されたダブ・シンジケートによるアルバム「ストーンド・イマキュレイト」は「サイエンス・フィクション・ダン…
相変わらず多産なフェイセスとロッド・スチュワートです。本作品は1971年11月に発表されたフェイセスの3枚目のアルバム「馬の耳に念仏」です。フェイセスの代表…
恐ろしい作品です。これは1971年に発表されたLLL+1、すなわちラヴ・リヴ・ライフ+1のアルバム「ラヴ・ウィル・メイク・ア・ベター・ユー」です。こんな作品…
1982年に制作されたドキュメンタリー映画「コヤニスカッツィ/平衡を失った世界」は、現代音楽家フィリップ・グラスの名前を広く世間に知らしめることとなった作品…
パンク/ニュー・ウェイブ時代に米国で起こったノー・ウェイヴと呼ばれる一群のアーティストの中でも、ひと際輝いていたリディア・ランチのソロ・デビュー作「クイーン…
ボーイズ・クラブは、マーク・ボニラ、キース・エマーソン、元ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、そしてボニラのバンド、ドラゴン・クワイヤーによるプロジェクト…
ロッド・スチュワートの名前を聞いて、真っ先に思い浮かぶ曲が「マギー・メイ」の人と、「セーリング」の人、「アイム・セクシー」の人では話が噛み合わなさそうです。…
楽器を持たないパンク・バンドとして人気を博したBiSHが解散したのは2023年6月のことでした。以降、各メンバーはそれぞれが各方面で活躍中です。中でもBiS…
ブライアン・イーノのオブスキュア・レコードから発表されたトム・フィリップスのオペラ「イルマ」は同レーベルからの9作目にあたります。お馴染みのジャケットに包ま…
ジョン・コルトレーンのアルバム群の中でも、最も人気が高いといわれている名盤「バラード」です。全8曲すべてをスタンダードのバラード曲で構成しています。各楽曲の…
ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンドの一つS.Y.P.H.(ズフ)によるセルフ・タイトルの4枚目のアルバムです。名作セカンド「PST!」からは三枚目と…
キース・エマーソンは2008年発表の本作品を、「人生の集大成というか自分の生きて来た歩みを定義するアルバム」であり、「私が60年代にザ・ナイスでやっていたこ…
フェイセスのセカンド・アルバムはまたまたシニカルなタイトルがつけられました。「ロング・プレイヤー」です。もうこの言葉を知らない人も多いかもしれませんね。これ…
ジョン・コルトレーンがインパルス・レコードから発表した「コルトレーン」は、かの有名な「ヴィレッジ・バンガード・ライヴ」に続くインパルス三枚目のアルバムで、単…
久しぶりに元気のいいテクノを聴きました。ジャンルが細分化されているので、うかうかとテクノというと鼻で笑われそうですが、細分化前のテクノという言葉がよく似合い…
スーパースター、ロッド・スチュワートによるソロ・アルバム第二弾、「ガソリン・アレイ」です。これは日本や米国で使われたマーキュリー盤のジャケットですが、英国ヴ…
マッドヴィレインの「マッドヴィレイニー」は、「アンダーグラウンド・ヒップホップが生んだ奇跡のマスターピース・アルバム」です。発表は2004年3月のことで、当…
「激烈カルトなサックス入りノー・ウェイヴ・ポスト・パンクスの秘蔵コンピ!!」なる宣伝文句に惹かれて購入した作品です。アーティストはオットー・ケントロール、フ…
「地獄からやってきたジャズ」とはまた素敵なタイトルです。地獄からやってきた大統領を戴いている国なんだからジャズが地獄からやってきて何が悪い、というフランク・…
「サボタージュ」を発表した後、ブラック・サバスはお約束通りツアーに出ます。この時の前座はキッスだったといいますから面白いです。しかし、オジー・オズボーンがバ…
前作から約1年を経て発表された、タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては9作目となる「偉大なる標的」です。順調なペースでアルバムが発表されていきま…
サン・ラーは60年近くに及ぶ活動期間のうちにわずかに一度だけ日本で公演を行いました。その記録が本作品です。主目的は1977年から1992年まで日本で開催され…
「終末処理場」は1980年12月に大阪を拠点に活動したインディペンデント・レーベル、アンバランスから発表されたオムニバス・アルバムです。キング・オブ・ノイズ…
タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては8作目となる「サイクロン」です。ここのところメンバーが安定していたタンジェリン・ドリームでしたけれども、本…
ジャケットにはパイプをくわえたナマケモノが描かれています。顔はメガネザルですけれども、このぶら下がり方はナマケモノそのものです。パイプをくわえることは趣味で…
知らないということは恐ろしいことです。私はブラック・サバスの6枚目のアルバム「サボタージュ」のジャケットをとても禍々しいものだと勝手に思っていました。何を隠…
リンク・レイは活動期間も長いのでいつの時代の人なのか分かりにくいですが、1960年に発表された本作品「リンク・レイ&ザ・レイメン」が正真正銘のデビュー作品で…
「ダズ・ヒューモア・ビロング・イン・ミュージック?」は、私がフランク・ザッパ先生の沼にはまるきっかけとなった作品です。リアルタイムで買ったのですが、一聴して…
タンジェリン・ドリームの1977年米国ツアーの模様を記録したライヴ・アルバムです。LPでは2枚組の大作で、タイトルは「アンコール」とつけられました。ジャケッ…
ブラック・サバスの5枚目のアルバム「血まみれの安息日」は難産の末に生まれました。前作から1年以上という点では前作と同じですけれども、今回は制作途上でバンドの…
ウォーは長年在籍したユナイテッド・アーティストからMCAレコードに移籍しました。本作品「ギャラクシー」はその移籍第一弾アルバムです。メンバーもプロデューサー…
パンクが封印を解いたかのように、イギリスではさまざまなスタイルのバンドが登場してきました。今ではポスト・パンクと呼ばれることが多いですが、当時はニュー・ウェ…
前作「マスター・オブ・リアリティ」を看板にしたワールド・ツアーを終えたブラック・サバスはしばらく休みをとることにしました。デビュー以来ライブにアルバム制作に…
数あるフランク・ザッパ先生の作品の中で最も直接的に政治的なアルバムです。題して、「マザーズ・オブ・プリヴェンション」、邦題では「検閲の母」と意訳されました。…
昔ほどではないとはいえ、テレビ番組の主題歌に起用されるとヒットする事例は少なくありません。逆もまた真ということで番組と楽曲がタイアップすることはもはや常識に…
ブラック・サバスの3枚目のアルバム「マスター・オブ・リアリティ」はサバスの最高傑作に推す人が多い傑作です。前作から約1年、今回は1日とか3日とかそういう単位…