ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンド、S.Y.P.H.(ゾフ)の未発表音源集です。ゾフは1980年に最初のアルバムを発表して以来、長らく活動を続けてき…
ロック、ジャズ、クラシック、Jポップ、インド音楽など幅広いジャンルのCDレビューです。
長い人生の中で集めてきたCDを供養するために、全CDに献辞を捧げることを目指しているサイトです。 中心は、パンクからニュー・ウェイブ時代のロック、クラウト・ロック、日本のインディーズ、現代音楽、インドの大衆音楽、ジャズですが、最近クラシック入門も果たしました。 死ぬまでに終わるかどうか心配です。
ミシェル・ルグラン ~ シェルブールの雨傘(サウンドトラック)
「シェルブールの雨傘」は1964年に公開されたフランス映画です。監督はジャック・ドゥミ、音楽はミシェル・ルグランで、ミュージカル映画の不朽の名作として、今な…
とても美しいジャケットです。ミルク・クラウンではないところがいいです。裏ジャケもつぶれたクラウンでシークエンスになっているようです。エドガー・フローゼの奥さ…
マイルス・デイヴィスの1975年2月1日の大阪フェスティバル・ホール公演を記録したライヴ・アルバム、「パンゲアの刻印」です。「アガルタの凱歌」が同じ日の昼の…
タンジェリン・ドリームのヴァージン移籍第一弾である通算5枚目のアルバム「フェードラ」です。私の「フェードラ」初体験は中学校の頃でした。ほぼリアルタイムです。…
針を下ろした瞬間に1980年代の空気が部屋中に充満してきます。「フラッシュダンス」は1980年代を代表するという作品としては一、二を争う名作です。映画も大ヒ…
タンジェリン・ドリームの4作目にしてオール・レーベルへの最後の作品となった「アテム」です。ホラー映画の「チャイルド・プレイ」を思わせる不気味なことこの上ない…
「クラウトロック大全」の著書もある小柳カヲル氏のレーベル、SUEZANスタジオからリリースされたV2シュナイダーのベスト・アルバム「冒涜」です。SUEZAN…
凄い邦題がついていたはずだと調べてみますと、「われら、時の深遠より叫びぬ!」という素晴らしいタイトルがヒットしました。原題の「ツァイト」、すなわち「時」をし…
1980年代の青春ムービー「プリティ・イン・ピンク」、邦題は「恋人たちの街角」のオリジナル・サウンドトラック・アルバムです。監督はハワード・ドイッチです。劇…
ついにディープ・パープルが再結成しました。本作品は1975年の「カム・テイスト・ザ・バンド」以来、実に9年ぶりのアルバム「パーフェクト・ストレンジャーズ」で…
ケンタウロス座のアルファ星は全天で21しかない1等星の一つです。それに太陽系から4.4光年しか離れておらず、太陽に次いで地球に最も近い恒星として知られていま…
レインボーの7作目のスタジオ・アルバム「ストリート・オブ・ドリームス」です。これまた邦題は本作品からのシングル・ヒット曲の曲名があてられました。原題は「ベン…
「スティルネス、ソフトネス・・・」は、エレクトロニクス・サウンドとボーカルによるとにかく美しい作品です。制作したのは、横浜生まれでロンドンを拠点に活動するエ…
* タンジェリン・ドリーム ~ エレクトロニック・メディテーション
驚くべきことに風船がおまけについています。もともとドイツの新興レーベルだったオールから出された最初の5作品には風船がつけられていました。それを紙ジャケCD発…
令和のじじばば殺しはあいみょんと藤井風に決定しました。あいみょんは昭和歌謡を下地に新たな音楽を創造しているところがじじばばのハートを射貫くわけですが、じじば…
レインボーの6枚目のスタジオ・アルバム「闇からの一撃」です。今回も人事異動がありました。キーボードのドン・エイリーが脱退し、後任にはデイブ・ローゼンサルがオ…
「色褪せることのない歌、歌手、それがちあきなおみ」と紹介されている、ちあきなおみのコンセプト・アルバム「微吟」です。2019年に発売されると、3万5千枚を越…
前作からわずか2か月にして発表されたフランク・ザッパ先生の「奴らか俺たちか」はスカッとした大傑作です。しばらくオーケストラ系が続いていたので、こうしたロック…
「ロミオとジュリエット」は何度も映画化されていますが、この1968年版に敵う作品はないでしょう。ロミオに当時16歳のレナード・ホワイティング、ジュリエットに…
ハード・ロックでシャウトするとスカッとします。私は若い頃、このアルバムからシングル・ヒットした「アイ・サレンダー」をカラオケでよく歌ったものです。お酒が入っ…
日本主導の企画だったこともあるのか、マイルス・デイヴィスの来日公演を収録した「アガルタ」、当初の邦題「アガルタの凱歌」は、とりわけ日本では評価の高いアルバム…
題して「ディーペスト・パープル」、粋なタイトルがついたディープ・パープルのベスト・アルバムです。ディープ・パープルが解散してから4年もたって発売されましたけ…
ちあきなおみの芸能活動は1969年にデビューしてから1992年に事実上引退してしまうまで足掛け24年に及びます。「四つのお願い」や「喝采」などの派手なヒット…
レインボーのスタジオ・アルバムとしては4作目にあたる「ダウン・トゥ・アース」です。前作から1年とちょっとしか経過していませんが、作風が大きく変わったことが話…
ジャケットに描かれた犬の名はパトリシアです。フランク・ザッパ先生の作品にはよく顔を出す禍々しくも可愛らしい犬ですね。描いたのはドナルド・ローラー・ウィルソン…
リリエンタールは1976年初頭に6日間だけドイツのスタジオに存在したバンドです。すでにその名を轟かせていたアーティストが集結したいわゆるスーパーグループの一…
レインボーの約2年ぶりとなるサード・アルバム「バビロンの城門」です。ライブ・アルバムをはさんでいるとはいえ、2年も間が空くと、またまたメンバーが交代していま…
演劇実験室◎万有引力 ~ 万有引力Vol5 2017-2021
「演劇実験室◉万有引力」は1983年に寺山修司が主宰していた「演劇実験室・天井桟敷」が解散した翌日に結成された劇団です。主宰者は天井桟敷のほとんどの作品で音…
「メイド・イン・ヨーロッパ」のジャケットは英米盤「メイド・イン・ジャパン」とほぼ同じデザインになっています。ライブの名作として名高い同作にあやかった作品だと…
ベルギー発の「実録!世界オカルト音楽大全」の第二集です。今回のジャケットには神童と呼ばれたバイオリニスト、フロリツェル・フォン・ロイターが起用されました。ロ…
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ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンド、S.Y.P.H.(ゾフ)の未発表音源集です。ゾフは1980年に最初のアルバムを発表して以来、長らく活動を続けてき…
ロッド・スチュワートの4作目となるソロ・アルバム「ネヴァー・ア・ダル・モーメント」です。英米はじめ、世界中で大ヒットした前作から1年、その成功を確たるものと…
ダブ・シンジケートによる「エコマニア」です。前作「ストーンド・イマキュレイト」から約2年の間隔をおいて発表されました。前作同様に本作品も、スタイル・スコット…
現代音楽の巨匠にして、本人は嫌がっているもののミニマル・ミュージックの旗手として知られるスティーヴ・ライヒの初期作品集「アーリー・ワークス」です。1965年…
フランク・ザッパ先生の「オーケストラル・フェイヴァリット」は1979年5月に発表されています。本作品はその発売40周年記念盤です。元は1枚でしたけれども、記…
ジョン・コルトレーンによるインパルス・レコードからの単独リーダー作としては4枚目にあたる「インプレッションズ」です。この作品もコルトレーン作品の常として、発…
「エレクトリック・ダンス・レゲエ・プロジェクト」と紹介されたダブ・シンジケートによるアルバム「ストーンド・イマキュレイト」は「サイエンス・フィクション・ダン…
相変わらず多産なフェイセスとロッド・スチュワートです。本作品は1971年11月に発表されたフェイセスの3枚目のアルバム「馬の耳に念仏」です。フェイセスの代表…
恐ろしい作品です。これは1971年に発表されたLLL+1、すなわちラヴ・リヴ・ライフ+1のアルバム「ラヴ・ウィル・メイク・ア・ベター・ユー」です。こんな作品…
1982年に制作されたドキュメンタリー映画「コヤニスカッツィ/平衡を失った世界」は、現代音楽家フィリップ・グラスの名前を広く世間に知らしめることとなった作品…
パンク/ニュー・ウェイブ時代に米国で起こったノー・ウェイヴと呼ばれる一群のアーティストの中でも、ひと際輝いていたリディア・ランチのソロ・デビュー作「クイーン…
ボーイズ・クラブは、マーク・ボニラ、キース・エマーソン、元ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、そしてボニラのバンド、ドラゴン・クワイヤーによるプロジェクト…
ロッド・スチュワートの名前を聞いて、真っ先に思い浮かぶ曲が「マギー・メイ」の人と、「セーリング」の人、「アイム・セクシー」の人では話が噛み合わなさそうです。…
楽器を持たないパンク・バンドとして人気を博したBiSHが解散したのは2023年6月のことでした。以降、各メンバーはそれぞれが各方面で活躍中です。中でもBiS…
ブライアン・イーノのオブスキュア・レコードから発表されたトム・フィリップスのオペラ「イルマ」は同レーベルからの9作目にあたります。お馴染みのジャケットに包ま…
ジョン・コルトレーンのアルバム群の中でも、最も人気が高いといわれている名盤「バラード」です。全8曲すべてをスタンダードのバラード曲で構成しています。各楽曲の…
ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンドの一つS.Y.P.H.(ズフ)によるセルフ・タイトルの4枚目のアルバムです。名作セカンド「PST!」からは三枚目と…
キース・エマーソンは2008年発表の本作品を、「人生の集大成というか自分の生きて来た歩みを定義するアルバム」であり、「私が60年代にザ・ナイスでやっていたこ…
フェイセスのセカンド・アルバムはまたまたシニカルなタイトルがつけられました。「ロング・プレイヤー」です。もうこの言葉を知らない人も多いかもしれませんね。これ…
ジョン・コルトレーンがインパルス・レコードから発表した「コルトレーン」は、かの有名な「ヴィレッジ・バンガード・ライヴ」に続くインパルス三枚目のアルバムで、単…
1980年代に入ってもタンジェリン・ドリームは快調です。本作品は1980年5月に発表されたスタジオ・アルバムとしては10作目になる「タングラム」です。タング…
まずは邦題のすばらしさに驚きます。ブライアン・フェリーのソロ・デビュー作は「愚かなり、我が恋」と名付けられました。原題はそれまで「思い出のかけら」として知ら…
マッドヴィレインの「マッドヴィレイニー」は、「アンダーグラウンド・ヒップホップが生んだ奇跡のマスターピース・アルバム」です。発表は2004年3月のことで、当…
「激烈カルトなサックス入りノー・ウェイヴ・ポスト・パンクスの秘蔵コンピ!!」なる宣伝文句に惹かれて購入した作品です。アーティストはオットー・ケントロール、フ…
「地獄からやってきたジャズ」とはまた素敵なタイトルです。地獄からやってきた大統領を戴いている国なんだからジャズが地獄からやってきて何が悪い、というフランク・…
「サボタージュ」を発表した後、ブラック・サバスはお約束通りツアーに出ます。この時の前座はキッスだったといいますから面白いです。しかし、オジー・オズボーンがバ…
前作から約1年を経て発表された、タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては9作目となる「偉大なる標的」です。順調なペースでアルバムが発表されていきま…
サン・ラーは60年近くに及ぶ活動期間のうちにわずかに一度だけ日本で公演を行いました。その記録が本作品です。主目的は1977年から1992年まで日本で開催され…
「終末処理場」は1980年12月に大阪を拠点に活動したインディペンデント・レーベル、アンバランスから発表されたオムニバス・アルバムです。キング・オブ・ノイズ…
タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては8作目となる「サイクロン」です。ここのところメンバーが安定していたタンジェリン・ドリームでしたけれども、本…
ジャケットにはパイプをくわえたナマケモノが描かれています。顔はメガネザルですけれども、このぶら下がり方はナマケモノそのものです。パイプをくわえることは趣味で…
知らないということは恐ろしいことです。私はブラック・サバスの6枚目のアルバム「サボタージュ」のジャケットをとても禍々しいものだと勝手に思っていました。何を隠…
リンク・レイは活動期間も長いのでいつの時代の人なのか分かりにくいですが、1960年に発表された本作品「リンク・レイ&ザ・レイメン」が正真正銘のデビュー作品で…
「ダズ・ヒューモア・ビロング・イン・ミュージック?」は、私がフランク・ザッパ先生の沼にはまるきっかけとなった作品です。リアルタイムで買ったのですが、一聴して…
タンジェリン・ドリームの1977年米国ツアーの模様を記録したライヴ・アルバムです。LPでは2枚組の大作で、タイトルは「アンコール」とつけられました。ジャケッ…
ブラック・サバスの5枚目のアルバム「血まみれの安息日」は難産の末に生まれました。前作から1年以上という点では前作と同じですけれども、今回は制作途上でバンドの…
ウォーは長年在籍したユナイテッド・アーティストからMCAレコードに移籍しました。本作品「ギャラクシー」はその移籍第一弾アルバムです。メンバーもプロデューサー…
パンクが封印を解いたかのように、イギリスではさまざまなスタイルのバンドが登場してきました。今ではポスト・パンクと呼ばれることが多いですが、当時はニュー・ウェ…
前作「マスター・オブ・リアリティ」を看板にしたワールド・ツアーを終えたブラック・サバスはしばらく休みをとることにしました。デビュー以来ライブにアルバム制作に…
数あるフランク・ザッパ先生の作品の中で最も直接的に政治的なアルバムです。題して、「マザーズ・オブ・プリヴェンション」、邦題では「検閲の母」と意訳されました。…