先日来、『モダニズム・ミステリの時代 探偵小説が新感覚だった頃』や『文人、ホームズを愛す。』を読んだりしたことなどを通じて、期せずして大正という時代を回顧する…
興味の赴くままに見聞きするあれやこれやを綴ります。
本を読みます。映画を見ます。芝居もミュージカルも見ます。クラシック音楽を聴きます。絵を見に行きます。旅にも行きます。そして、まじめな話もします。
南米チリの映画は、もしかすると初めて見るのかも…。ですが、やはり世の中が抱える問題といのは、いずこも同じと言えましょうか。高齢者向けの養護施設で、母親を入所さ…
思いがけず出くわし、それこそ思いもかけない命名理由であった信州・南牧村の「日本のおへそ」を後に(気を取り直して)向かいましたのは小海町、この辺りまでくると東京…
短歌の作品集、いわゆる「歌集」なるものを手に取ったのはひと月半くらい前でしたか。いっとき盛り上がるにせよ、興味はどんどん移り行くものですから、杉﨑恒夫『パン屋…
さてと今度は、JR小海線と付かず離れず並走するような国道141号線を辿って北上していきましたが、途中で南牧村を通過中、かような標識に出くわして「?」とばかりに…
名画を巡るドタバタを扱った映画を2本、続けて見ましたですが、それぞれ傾向は異なるところながら通底するのは「お金」ということになりましょうかね…。一本目は『ダ・…
山梨県韮崎市から八ヶ岳の麓まで続く七里岩の高まりの上にありますアフリカンアートミュージアムと北杜市郷土資料館を訪ねたついでに、もうひとつ。有名な清春白樺美術館…
先日は映画『レジェンド&バタフライ』の話で、夫婦愛、夫婦愛と申しましたですが、考えて見ると映画の中で信長と濃姫はかなり現代的な恋愛とも言えるような状況ではなか…
山梨県北杜市にありますアフリカンアートミュージアムを訪ねたのはちょうど「山の日」が絡んだ連休の頃合いでして、かのミュージアムからほど近いところには清春白樺美術…
昨年(2022年)の秋だったですかね、「ぎふ信長まつり」とやらキムタク登場とあって大騒ぎになりましたのは。それとの関わりを意識するでなく、ただただ何となく映画…
「何故ここにこれが?!」と以前から気にはなっていた美術館へ、このほど初めて出かけてみたのでありますよ。山梨県北杜市長坂にありますアフリカンアートミュージアム、…
ということで、東京・小金井市の江戸東京たてもの園を訪ねて、特別展「日本のタイル100年 ー 美と用のあゆみ」を見てきたというお話の続きでありまして。 基本的…
信州・諏訪湖の周辺にはたくさんの美術館がありますけれど、湖近くで訪ねたことがあるのはハーモ美術館くらいでしたか。ですので、高ボッチ高原で眺望を楽しんだ帰りにひ…
何やらついつい書きはぐれてしまうことがあるもので。ふと思いついてみれば、出かけたのはこんな時季だったのでしたか…。 この暑い最中に桜の写真とは季節外れ感満載…
先ごろようやっと通り過ぎてくれたのろのろの台風7号がやってくるちょいと前の束の間、明野のひまわり畑を出かけた時以上に朝方の雲が湧いていないことを見計らって、見…
ちょいと前、「食文化講座」@国立市公民館の際に資料として頂戴した「食から世界を考えるBOOK LIST」をぱらぱらと見返して、「!」と思ったのがこちら、『トラ…
高原列車と言われるJR小海線で小淵沢駅から3つめの清里。ちょこちょこ出向いてはさまざまなスポットに立ち寄ってきておりますが、「ここはちと車利用でないとどうにも…
どうもどうも、誠にご無沙汰をいたしました。といって、いまだ八ヶ岳南麓高原にあたります山梨県北杜市小淵沢のアパートに滞在しておりまして、東京の自宅とは比べ物にな…
先日来、何の気の迷いか?JAXAやら国立天文台を訪ねて、その度に「科学の子」がどうのこうのと言い及んでしまいましたですが、このほどふいと手にした地域情報紙で見…
近所のスーパーで相変わらずきのこがお手頃価格のような気がする…と書いたところでスーパーの店頭のことを思い出しましたですが、先日の「土用の丑の日」(7/30)に…
近所のスーパーに買い物に出掛ければ、何もかも値上がりしており…。そんな中できのこ類の並ぶコーナーでは、しめじもエリンギも舞茸もみな99円という値段が付いており…
このたびは東京・小平市にあります「職業能力開発総合大学校」とやらへ出かけてきたのでありますよ。 いったいどんな学校?と思うところながら、「国が設置し、3つの…
いやはや毎日暑くて、すっかり出不精に。されど、一端出てしまえばどこもかしこもガンガンに冷房を効かせているので、自宅に籠っているよりは快適のような気もしますです…
さてと、国立天文台三鷹キャンパスを訪ねていちばん最後に覗いたのがこちら、展示室…とはいささかそっけないネーミングのような。 ですが、ネーミングはともかくも、…
東京・新木場にあります「第五福竜丸展示館」を訪ねて、思いのほか大きなその船体を見上げたところまでは触れましたですが、同館の展示についてはもう少々。当然のことな…
前回(7/23放送分)のEテレ『クラシック音楽館』を(例によって遅ればせながら録画で)見ていて、あれこれと思い巡らしを。放送されたのは「いまよみがえる伝説の名…
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先日来、『モダニズム・ミステリの時代 探偵小説が新感覚だった頃』や『文人、ホームズを愛す。』を読んだりしたことなどを通じて、期せずして大正という時代を回顧する…
ということで、桜島の外周をほぼほぼ一周、フェリー・ターミナルまではもうひと息というところで、桜島国際火山砂防センターに立ち寄った次第でありますよ。 センター…
よもやこの映画を自ら見てみようという日がくるとは、夢にも思っておりませんでしたなあ。『座頭市』シリーズと並んで?勝新太郎の代表作に数えられる『兵隊やくざ』の第…
これまで見て来たところで、桜島の大正噴火は西の方へ向かった溶岩流が烏島を飲み込んだと同時に、南東方向でも大隅半島と地続きになってしまうほどの噴出があったことが…
鹿児島といえば桜島…ということで、フェリーでもって上陸を果たしたわけですが、最初に立ち寄った烏島展望所が比較的海に近い場所であったのに対して、次は山の中腹へ。…
先日、鹿児島の旅を振り返って指宿の歴史に触れる中、「16世紀半ばにポルトガルから来航して指宿・山川港に滞在した商人が日本滞在記を残して、これを読んだフランシス…
今回の鹿児島の旅は鹿屋から大隅半島を南下して突端の佐多岬、その後半島の先端部をフェリーなんきゅうで渡って薩摩半島の指宿に至り、これを北上するという形で、ほぼほ…
さてと、薩摩英国館のアフタヌーンティーでほっとひと息ついたところで、知覧の武家屋敷庭園を巡るべく町なかをそぞろ歩いて…。 車道と歩道の間には、かく錦鯉の泳ぐ…
先日、「その人を何と呼んだものであるか…」と人の名前の呼び方のことをあれこれしていたからでもありましょうか、たまたまTVのニュース番組のスポーツ・コーナーでB…
鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館で入場券を購入する際に、お隣にある「ミュージアム知覧」という施設との共通券が案内されたものですから、せっかくだから(どんな施…
ちょいとまた遅ればせの話ですけれど、先日に放送されたEテレ『日曜美術館』を(録画で)見ておりまして、取り上げられた日本画家・福田平八郎の作品に「ほお!」と思っ…
このほど鹿児島を旅して回る間、3月としては観測史上最も強い風の吹いた日があった…と申しておりましたですが、番所鼻を出発して枕崎駅に立ち寄り、この日の主たる訪問…
今や気の利いたホテルならば普通にあることかもしれませんですが、和風テイストの旅館ではまだまだ珍しいのかも。前日宿泊したいせえび荘では、部屋のテレビでU-NEX…
うっかり?『文人、ホームズを愛す。』なんつう本を読んでしまいますと、やっぱりまたうっかりとホームズ譚に手を出してしまいたくもなるわけでして。で、何をチョイスす…
鹿児島県南九州市の宿「いせえび荘」でしこたま飲み食いした翌日。前日の雨はすっかりあがって、眩しいくらいに朝日が差しておりましたよ。車で出立するまでのひととき、…
ということで雨天停滞となった南九州市の宿は番所鼻自然公園に隣接して、開聞岳と海を間近に望むこちらのお宿「いせえび荘」でありました。 その名のとおりに晩飯には…
雨に振り込められながら薩摩伝承館と時遊館COCCOはしむれを巡った指宿の市街地を抜けて、おとなり南九州市にある当夜の宿方面へ向かう途中、たまたま雨が小降りであ…
春になって年度が移り変わったこともありましょう、最寄りの美術館ではまた新しい展覧会が始まりましたので、ふらりと出かけてみた次第。すぐ近くには桜並木があるのです…
鹿児島県指宿市の「時遊館COCCOはしむれ」を訪ねてその考古博物館らしい展示を見て回ったですが、こうした常設展示とは別に企画展が行われていたのですな。雨降りで…
鹿児島県指宿市まで出向いて雨に祟られた一日。薩摩伝承館に続いて、何かしら屋内展示施設に立ち寄らんとして訪ねたのがこちら、「時遊館COCCOはしむれ」でありまし…
外国映画にオリジナルな邦題を付けるときに、かつてよくあったのは過去のヒット作のパクリまがいのものであろうかと。すぐさま浮かぶのは「愛と何とかのかんとか」といっ…
群馬県高崎市の北方、保渡田古墳群の解説と出土品の展示とがあるものと思しき「かみつけの里博物館」にやってまいりました。もちろん古墳そのものも見て周るわけですが、…
JR高崎駅の西口からペデストリアンデッキへ抜ける扉には音符やら楽器やらの飾りが施されておりまして、駅前から延びる大通りには「シンフォニーロード」という名前が付…
…ということで、群馬県に行ってまいりました。出かけるにあたって「古墳を見にいく」とは申しましたですが、それを主としつつも他に立ち寄ったところもありますので、そ…
そうそう、西武池袋線を清瀬駅で降りて清瀬市郷土博物館へ出向いた折、沿道は「けやき通り」という名付けがされておりまして、けやき並木が続いているからということでし…
三重テレビが制作した『斎王』を見て以降、毎年特別番組として作られるシリーズを楽しみにしておるのですね。あいにくと三重TV自体の放送を見ることはできませんので、…
4月あたまの年度替わりを経て引き続き、NHK-TV語学講座で4カ国語をぼんやりと聞き流しておりますが、短期記憶の定着が相当に怪しくなってきているお年頃なだけに…
川崎のホールで、サクソフォン四重奏を聴いてきたのでありますよ。芸大同窓の女性四人によるルミエ・サクソフォン・カルテットの演奏、こう言ってはなんですが、サクソフ…
東京・清瀬にリコーダーフェスティバルを聴きに行ったわけですけれど、清瀬市というところ、(誠に失礼ながら)東京の北辺にあってあたかも盲腸のようにぴろっと埼玉県に…
「こんな楽器があったのか?!」とずいぶん前に…、と書き出したところでブログ内検索をしますと2011年のこととは。もはや10年以上が経っておりますが、そのときに…
さてと、晴れて5日間のインフルエンザ外出自粛期間が開けました。少々スロースタートの動き出しということで、近所の美術館へ。JR中央線国立駅前にある「たましん歴史…
「あなたの愛されポイントを表彰しちゃいます♪」ということで引き当てた表彰状は「マイペースで賞」とやら…。かつて企業などの組織に属して仕事をしていた折に、…
またまたTVのお話とはなりますが、たまたまそう思っただけなのか、この2023年4月の番組改変期に昔懐かしい番組がいくつか見られるようになりましたですねえ。気付…
やっぱり、コロナ再びってことではなかったようですなあ。なにせ重篤度が全く違いますし、体ん中にウィルスが残ってるなあという感覚(個人的な印象です)がおよそ後を引…
なあんか体調がよろしくない...と思い始めたところで、あれよあれよと発熱し、全身に倦怠感が襲ってきたのですな。もしかして、コロナ再び?!とも。ですが、一度かか…
これまであちこちの古墳や博物館を訪ねて数々の「埴輪」を目にしてきましたですが、当初は要するに古墳の副葬品であるかと思ったりもしていたのですな。実際は副葬品、つ…
下北沢へ芝居を見に行ってきたのでありますよ。折々出かける本多劇場でもって加藤健一事務所の公演ですけれど、そも加藤健一が事務所を立ち上げたのは『審判』というひと…
常々、「資本主義」なるものはもはや制度疲労を起こしているのでは…てなことをつぶやいたりしておりますが、これはあまりに資本主義をざっくりと捉えてもいたようで。な…
さてと、山梨から帰ってきました…といっても、日々更新のブログをご覧願うにはもはや東京と山梨とどちらにいようが関わりないですなあ。リモートワークなるものが特別な…
一昨日段階では「満開までもうひと息」てなふうに見えたですが、ここ二日続けてとってもいい陽気だもので、もはや満開といってよろしかろうかと。それで思い出したのが、…