先に読んだ『よもやま邪馬台国』に紹介されていた話として、岡山県倉敷市の楯築墳丘墓(弥生時代後期)のことがありました。円形の墳丘の両側に方形突出部があるという、…
興味の赴くままに見聞きするあれやこれやを綴ります。
本を読みます。映画を見ます。芝居もミュージカルも見ます。クラシック音楽を聴きます。絵を見に行きます。旅にも行きます。そして、まじめな話もします。
NHKで先日放送(地上波では再放送ということですかね)された『昭和歌謡ミュージカル また逢う日まで』を、つい「昭和歌謡」という言葉に釣られて見てしまったのです…
2月も終わりですなあ。だいぶ日差しは暖かくなってきてますが、いやはや風が冷たい。唱歌『早春賦』の歌詞の通りでもあろうかと思うところですなあ。とまれ、そんな折も…
住まいから最も近い美術館であるたましん歴史・美術館にはたびたび足を運んでおりますが、ちょいと空いた時間にまた訪ねてみたわけでして。吉祥寺美術館ではありませんが…
昨2022年末から今年、2023年の頭に掛けてコロナに臥せっていたわけですけれど、思い返せば12月下旬、母親の誕生祝としてちょっとした家族パーティーで都心を行…
先日は直木賞受賞作『黒牢城』に物語作りの妙味を見出したわけですけれど、「小説にもいろいろあるなあ」と今さらながらに思い至りましたのは芥川賞受賞者である小川洋子…
武蔵の市立吉祥寺美術館を訪ねて萩原英雄の『三十六富士』を見てきたわけですけれど、これは同館コレクションの蔵出し作品による常設展示スペースのお話でありまして、ど…
1962年、キューバにミサイル基地を建設し、核弾頭を配備しようとしていたソ連と、その目論見を察知したアメリカとの間で対立が尖鋭化したことから、世界は核戦争前夜…
先に町田市立国際版画美術館の新収蔵作品展を訪ねた折、版画家・黒崎彰による現代版?「近江八景」を見て来たですが、こうした古来ある題材を前にして、作家たちが新たに…
天正六年(1578年)、それまで麾下にあって活躍目覚ましかった荒木村重が、石山本願寺、毛利と結んで織田信長に対して反旗を翻しますですね。戦はもっぱら籠城戦に。…
東京オペラシティ・コンサートホールで開催される「ヴィジュアル・オルガンコンサート」に出かけてまいりました。「普段見ることができないパイプオルガンの演奏や操作の…
いささか書きはぐれておりましたですが、先日(2/13)に東京・立川市の国文学研究資料館(国文研)へ行ってまいりました。いつもは展示を見にいくところですけれど、…
先ごろには「蛍の光」だの「仰げば尊し」だのと、明治期に編纂された『小学唱歌集』にまつわる思い巡らしが続いておりましたので、図書館に寄ったついでになんとはなし、…
いつも読響の演奏会に一緒している友人から、ご尊父急逝の知らせがあったですな。月に1度、演奏会の都度に顔を合わせては、老齢の親のことなど、互いにこぼしたりして、…
さてと今日のお天気は?…と天気予報でも見るつもりでTVをつけたのですけれど、あまりにスロースタートな朝だったものですから、やっていたのはすでに情報バラエティー…
1月は東京都で言うところの、コロナ療養後の「自主的な感染予防行動の 徹底期間」とやらに該当していたので出かけられなかった読響の演奏会。ようやっと2月が巡ってき…
先ごろ町田市立国際版画美術館を訪ねた…というお話をもう少し。ミニ企画展「パリのモダン・ライフ」とは別室で、新収蔵作品展が開催されていたものでして(こちらの方で…
東京(というより多摩)は雪が降っておりますなあ。この冬では今頃になって初めて見る雪らしい雪ですけれど、そのようなことはともかくとして。 このところ「蛍の光」に…
先日、友人と町田で会うついでに市立国際版画美術館に立ち寄ったのでありますよ。ふいに訪ねたもので特段の企画展が開催されているでもなくして、同館所蔵のコレクション…
…ということで、何かしらの不具合でもって雲隠れ?してしまったUSBメモリ格納のデータの数々を復活させるべく、昨日はソフトウェアを入手し、IT弱者になりかかって…
例によって写真でも入れて書き綴りますかね…と、まずはデジカメのSDカードからUSBメモリにデータ移行をすることに。ポップアップウィンドウの中でせっせとファイル…
思いがけずも登呂遺跡のお話が長引いてしまいましたですが、実は登呂遺跡の傍らに、まあ遺跡自体とは特段の関わりのなさそうな施設があるのでして、そちらの方にも立ち寄…
およそ70分にわたって全編、『蛍の光』のメロディーに溢れた内容、それが先に読んだ『唱歌「蛍の光」と帝国日本』にも言及のあったCD『蛍の光のすべて』なのでありま…
静岡市の登呂遺跡を訪ねたお話で引っ張ってしまっていますけれど、登呂博物館の展示解説を思い返しながらもうひと巡り、遺跡の中を歩き回ってみたのでありますよ。ちなみ…
「白鳥の湖と蛍の光と…」なんつうふうに書き出しますと、音楽の話?と思うところでしょうけれど、まあ、そうでもあるものの実は映画の話だったりするという。往年の名作…
…ということで静岡市の登呂遺跡を訪ねて、その片隅にあります登呂博物館に立ち寄ることに。 コンセプトは「弥生人の暮らしを知り、体験するミュージアム」ということ…
先に読んだ『唱歌「蛍の光」と帝国日本』の中に、こんな一節があったのですなあ。…一八八七年頃から、『小学唱歌集』に類似した唱歌集が多数出版されるようになり、これ…
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先に読んだ『よもやま邪馬台国』に紹介されていた話として、岡山県倉敷市の楯築墳丘墓(弥生時代後期)のことがありました。円形の墳丘の両側に方形突出部があるという、…
2020年6月から22年9月まで東京新聞(と中日新聞)に週一で連載されていた『よもやま邪馬台国』というコラムを興味深く読んでいた時期がありました。連載途中で気…
暑い最中に熱い演奏。読響の演奏会@東京オペラシティコンサートホールを聴いてきたのですな。メイン・プロはサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」だったもので…
先日、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)を覗いた折、ちょいとばかり足を延ばして久しぶりに旧新橋停車場鉄道歴史展示室を覗いたのですが、ちと他のことにかま…
いやはや、何やら凄い小説に遭遇してしまったものであるなという印象が。「凄い」という形容の仕方がどうにも安直に過ぎて、我ながら情けなくなる表現ではありますが、角…
ちょいと前に放送されたEテレ『ドキュランドへようこそ』を(録画で)見ていて、始まりのところはちとしみじみと…。「人並みの幸せを手にしたはずの52歳。しかし2人…
この間覗いた信託博物館でもって、近隣ミュージアムの案内のひとつとして見かけたのが「金融ミュージアムOtemachi」のリーフレットでして。信託博物館が三菱UF…
1937年の古い映画ながら、音楽映画としては夙に知られた『オーケストラの少女』。中学生の頃からいつかは見るだろうと思ってはいたものの、今のようなVODなど無い…
先日に訪ねた「市谷の杜 本と活字館」は大日本印刷の企業ミュージアムであったわけですが、同社がらみの公益社団法人DNP文化振興財団ではグラフィックデザインの専門…
続くときには続くもので、ここ数日でTOPPANホールとミューザ川崎と、ランチタイムコンサートに出かけましたけれど、今度は東京オペラシティコンサートホールの「ヴ…
ちょいと前に近隣図書館の新着図書コーナーで『ビジュアル版 一冊でつかむ 古代史と豪族』という本を見かけて読んだわけですが、これを返しに行ってみますと、同じコー…
昨日は退院する父親を迎えにいったわけですが、顔を合わせて開口一番、「よっ!」と元気なご挨拶。いやはや、この間の救急車騒ぎはなんであったのか?という気にもなりま…
東京駅前の丸の内の一角に日本工業倶楽部会館というレトロな外観を残したビルが建っておりますな。1920年(大正9年)に竣工した会館は「実業家の親睦を目的とした社…
トッパンホールに出かけたなればやっぱり立ち寄ってしまう印刷博物館…といっても、今回はちとケツカッチンだったもので博物館本体の展示には立ち入れず、無料の併設施設…
かなり前にはなりますけれど、『伝説の企業家~アメリカをつくった男たち』というアメリカのドラマを「ヒストリーチャンネル」で見ましたけれど、「これも同趣向であるか…
…バッハと言えば古臭く、また有名曲である「主よ、人の望みの喜びよ」などと言われた日には些か手垢が…などと思ってしまうものの、伴奏音型でこれだけ聴かせる曲も珍し…
ちょいと前に東京の下町方面へ出かけたついでで、小さなスポットに立ち寄ることに。場所はJR総武線の錦糸町駅から歩いて少々、錦糸公園の中にある墨田区立総合体育館で…
先日読んだ吉村昭の小説『夜明けの雷鳴』では、主人公の医師・高松凌雲らを随行に、将軍の名代として徳川昭武が出向いたパリ万博(1867年)のようすを紹介しておりま…
先ごろ訪ねた「JICA地球ひろば」の展示では世界に現前する課題としてさまざまな項目が挙がっていたわけですけれど、その中で「食」の問題はヨソサマの問題とばかり行…
京都・宇治にある平等院を訪ねたところで、鳳凰堂の正面から左手に回り込んで平等院ミュージアム鳳翔館の開館待ちをした…てなところからの続きでありますよ。 ちなみ…
京阪宇治駅から宇治橋を渡ると、そこはすでに平等院へと続く参道であるようす。ただし、鳥居のかかった車道ではなしに左手の参道商店街を進むべしということでしたなあ。…
振れば土砂降り、晴れれば酷暑、これでほんとに梅雨かしらむ…てな戯言でもってこぼしたくなるようなヘンテコな気候、天候ではなかろうかと。ま、今年に限った話ではあり…
京都・伏見に出かけて淀川のあたりをうろちょろしたわけですけれど、土地勘が無いということはこういうことなのでしょうなあ。伏見の市街に近い京阪中書島駅は京阪本線と…
朝は伏見稲荷大社の稲荷山をひと巡り、その後踵を返して淀川三川合流域を歩き廻ってさらに石清水八幡宮の山登りをして…と、伏見を間に挟んで京阪電車でもって右往左往し…
久しぶりにくくっと惹かれるものを感じて、府中市美術館に出かけて来たのでありますよ。開催中の展覧会は「Beautiful Japan 吉田初三郎の世界」というも…
石清水八幡宮のある男山からの下山に際して、参道ケーブルの山上駅があまりにひっそり閑していたたまれず、取り敢えず乗ってみるかと思ったお話の続きでありますよ。がら…
さても穏やかな心持ちで石清水八幡宮に参拝を終えましたのち、今度は山下りということになりますですが、ちとその前に御本社の裏の方に展望台があるということですので、…
読響演奏会@東京芸術劇場を聴いてきたのでありまして。この日の演奏会のことを話題にするならば、まずは角野隼斗の登場を挙げるべきなのでしょうなあ。TVなどでも露出…
さて、京都府八幡市にあります石清水八幡宮に来て、参道(表参道をと思っていましたら、いつしか中参道とやらに紛れ込んでおりましたが…)を登り詰め、男山の山上にある…
さて、京都(の外れ)の石清水八幡宮に赴いて、先に伏見稲荷大社で稲荷山をひと巡りしたことでもあり、いささかのこだわりを持って参拝には表参道を登り詰めてと考えてい…
京都・八幡市の上津屋流れ橋には、たまたまタイミングよく渡れるようになったところで訪ねることができたわけですが、これも何かの縁でしょうから、やっぱり石清水八幡宮…
ひと頃は音楽ジャンルのひとつに間違いなく「映画音楽」というのがありましたですなあ。昔はよく聴いていたラジオのFM放送でも「今日は、映画音楽の特集です」てな番組…
桂川、宇治川、木津川の三川合流域にある淀川河川公園背割堤地区をぶらりとして、一旦は京阪電車の石清水八幡宮駅に戻ってまいりました。すでに昼飯どきには些か遅れを…
…ということで、京都府八幡市にあります「淀川三川郷流域さくらであい館」の展望塔に上り、木津川と宇治川の間に延びる背割堤を眺めやって、この突先まで行けるだろうか…
いささか毒気(伏見稲荷大社の混雑具合)に当てられ、這う這うの体で逃げ出したわけですが、京阪電車に乗って移動した先は伏見を通り越して京都府の外れ、八幡市でありま…
こんなに来る人がいるのであるか…と驚かされた伏見稲荷大社でしたけれど(といって、訪ねた中の一人ということにはなりますが)、そこではおそらくおみくじを引いて帰っ…
京都・伏見にやってきたのなら…と、ついうっかり足を向けてしまった伏見稲荷大社。早めに出向いたものの、徐々にぞわぞわとしてくる境内のようすにインバウンドを目の当…
京都・伏見を流れる東高瀬川を眺めつつ、今回は京都の町なかには近寄らない…、往路の京都駅近辺のようすを見ただけでも混雑必至であるからと思っていたわけですが、確か…
信州の入笠山で山歩きをしてきたお話が長くなってしまってますが、最後の最後にすずらん以外の花のお話を…といって、やおら花ではないことに触れることに。何せ入笠山の…