2024年3月23日(土)3499 スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 撮影日2019/05//11撮影場所勿来の関 ①スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 灰矢印は左右に3つずつ有る灰緑を帯びた円い紋を指しています。これを胡麻粒に見立ててゴマケンモンと名付けたのでしょう。緑矢印は腎状紋を指しています。桃矢印は環状紋を指しています。これら二つの紋が有るので本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科かモンヤガ...
植物・昆虫・野鳥の観察から分かった多様性と生きる工夫を伝えたい。出会いから生まれた感動の記録です。
ブログ同様,同名のホームヘージもご覧下さい。 http://itotonbosan.web.fc2.com/ 植物図鑑には奇麗な写真が沢山あります。 蛾の図鑑には多様性に富んだ蛾が掲載されています。
2023年1月31日(火)クロホシフタオ 撮影日2022/05/22 撮影場所:勿来の関①クロホシフタオ(ツバメガ科フタオガ亜科)翅を大きく開いて止まっています。しかし,前翅は壁に貼り付いているようですが,後翅は少し浮き上がった感じです。更に前翅と後翅の間に大きな隙間がありシャクガ科とは違った感じを受けます。何といっても本種の大きな特徴は後翅外縁から飛び出ている2本の尾状突起です。それで名前にフタオと付いていま...
2023年1月30日(月)プライヤエグリシャチホコ 撮影日2022/05/19 撮影場所:勿来の関①プライヤエグリシャチホコ(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。外縁から腹端は覗いていませんが,この様な性質を持つのはシャチホコガ科の仲間です。赤小矢印は内横線,赤大矢印は外横線を指しています。この2つの横線の間が濃褐色になっていて本種を見分けるポイントになっています。「プライヤ」とはイギ...
2023年1月29日(日)ウスキシャチホコ 撮影日2022/05/18 撮影場所:勿来の関①ウスキシャチホコ♂(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるようにして止まっています。しかも,腹端が外縁から飛び出しています。この様な仲間はシャチホコガ科の仲間です。似た蛾にキシャチホコがいるので注意が必要です。でも,胸部背を見れば区別がつきます。本種の胸部背にはナースキャップのようなものが見られますがキシャチホコには有りません...
2023年1月28日(土)マエチャオオハビロキバガ 撮影日2022/06/20 撮影場所:勿来の関①マエチャオオハビロキバガ(ヒゲナガキバガ科ハビロキバガ亜科)頭部付近を見ると発達した下唇鬚(かしんひげ)が目立っています。ですから,「四国産蛾類図鑑」でキバガ科の仲間から探すと速く見つかります。②マエチャオオハビロキバガ前翅長は11㎜程度でキバガの仲間では大きい方です。本種は前翅に小黒点が無数に有るものとほとんど目立...
2023年1月27日(金)マンレイカギバ 撮影日2022/05/17 撮影場所:勿来の関①マンレイカギバ(カザリバガ科)本種の特徴は翅頂付近にあります。鉤状に曲がっていることに気付かれたと思います。この様に鉤状に曲がった翅頂を持つものをカギバガ科として分類しています。私は十年以上蛾の観察を続けていますが,未だ3回しか見ていません。本種と似た蛾にオガサワラカギバがいるので注意が必要です。似ているといっても横脈点を...
2023年1月26日(木)リンゴドクガ 撮影日2022/05/06 撮影場所:勿来の関①リンゴドクガ(ドクガ科)毛深くて長い前足を前方へ突き出して止まっています。少々ではありますがこのような格好で止まっていればドクガ科,シャチホコガ科を探すと速く見つかります。暗色体の前縁近くにはバナナに似た格好の紋(緑矢印)があります。幼虫はリンゴ,ナシ,サクラ,ヤナギ類,ポプラ,コナラ,クヌギ,アベマキ,カエデ科の葉を食べます...
2023年1月25日(水)カノコガ 撮影日2022/06/27 撮影場所:勿来の関①カノコガ(ヒトリガ科カノコガ亜科)トンボを小さくしたような蛾です。翅にある白っぽい紋は半透明になっています。この紋を鹿の紋に見立ててカノコガ(鹿の子蛾)と名付けました。腹部にある2つの黄色い縞が目立って見えます。♂も♀も似たように見えますが腹部が太い方が♀です。草原や林縁で昼間見られます。特に早朝6時前後には♂♀入り乱れて低空を飛び回り...
2023年1月24日(火)クロモンドクガ 撮影日2022/06/26 撮影場所:勿来の関①クロモンドクガ♀(ドクガ科)黄色の地に黒紋はドクガ科の印象が強いです。横から見たとき赤矢印が指している辺りに毛が直立していれば毒針毛が有る仲間と思った方が無難です。写真にはそのような毛が確認できないので本種はドクガ科でも安全な蛾です。②クロモンドクガ♀本種は変わった性質を持っています。それは灯火に飛来するのは一般に♂の方なのに...
2023年1月23日(月)シャクドウクチバ 撮影日2022/06/18 撮影場所:勿来の関①シャクドウクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。前方へ突き出ているので,シタバガ亜科かアツバ亜科と分かります。今までは,シタバガ亜科を候補に入れてきませんでした。②シャクドウクチバ 2018/05/12撮影緑矢印は外横線を指しています。本種の特徴は翅の色彩にあります。外横線の直ぐ外側まではほんのりと...
2023年1月22日(日)ハグルマエダシャク? 撮影日2022/06/15 撮影場所:勿来の関①ハグルマエダシャク?(シャクガ科エダシャク亜科)左右の翅を大きく開いて止まっています。しかも,壁に貼り付くように翅は平らです。この様な仲間はシャクガ科に多いです。本種はミナミハグルマエダシャクに似ていて解剖しないと分からないようです。黄矢印は外横線を指しています。この横線の様子が歯車の形にそっくりなので名前にハグルマが...
2023年1月21日(土)ウスグロアツバ 撮影日2022/06/10 撮影場所:勿来の関①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)先ず,下唇鬚(かしんひげ)を見て下さい。後方へ反り返った下唇鬚が有ります。この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。本種の仲間はちょっとした所が違うことが多く種は少なくありません。その例として赤矢印が指しているのは内横線ですが指している部分から急に頭の方へ曲がります。曲...
2023年1月20日(金)キヅマアツバ 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関①キヅマアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)左右の翅は開かず,壁に貼り付くように止まっています。しかし,シャクガ科ではありません。止まっている感じは三角形で,矢尻の形をしています。そんなところからヤガ科となったのでしょう。②カギアツバ亜科赤矢印は外横線をさしています。この外横線は3箇所が外へ出張っています。その内の二つは前縁近くにあり...
2023年1月19日(木)ギシギシヨトウ 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関①ギシギシヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)桃矢印は環状紋を指しています。赤矢印は腎状紋を指しています。この二つの紋が有るので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科のどちらかです。②ギシギシヨトウ黒ずんだ色をしていますが緑色を帯びているらしいです。本種の名前はギシギシヨトウとなっていますが幼虫はギシギシという草は食べません。イネ科やカヤツリグ...
2023年1月18日(水)ツマキシロナミシャク 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関①ツマキシロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)赤矢印は外横線の一部分と思っています。本種がナミシャク亜科の仲間とは何かぴんときません。それは赤矢印が指している黒紋が独立していて線として繋がっていないからです。でも,よく見ると外縁に近い部分に「U字形」が見られます。緑矢印は亜外縁線と思っています。この外側に「U字形」が...
2023年1月17日(火)フタクロテンナミシャク 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関①フタクロテンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)緑大矢印は外横線を指しています。この外横線にも「U字形」は見られますが,この線の外側には明瞭な「U字形」が見られます。だから,本種はナミシャク亜科の仲間です。緑小矢印は内横線を指しています。この横線にも「U字形」がならんでいます。この様にナミシャク亜科の仲間は内横線にも...
2023年1月16日(月)ホソバシャチホコ 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関①ホソバシャチホコ(シャチホコガ科)緑矢印は腹端を指しています。外縁から腹端が出ている仲間はシャチホコガ科です。シャチホコガ科の成虫は口が退化しています。そのため幼虫のときにせっせと腹部に溜め込むので大きくなっています。②ホソバシャチホコ本種を横から見ると赤矢印が指している前方に黒ずんだ紋が見られます。この黒ずんだ紋は個体差...
2023年1月15日(日)モンシロクルマコヤガ 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関①モンシロクルマコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)壁に貼り付くように平たく止まっています。後翅がよく見えるほど大きく開いています。でもシャクガ科の仲間ではありません。緑矢印は外横線を指しています。この外横線の外側には黄色を帯びた紋(赤大矢印)が有ります。ところが後翅にも似たような紋(赤小矢印)が有ります。しかし,こちらの紋は白...
2023年1月14日(土)クロシタキヨトウ 撮影日2022/06/05 撮影場所:勿来の関①クロシタキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科キヨトウ類)なだらかな屋根形を作って止まっています。さらに地色は淡黄色をしています。この様な仲間はヤガ科ヨトウガ亜科に多いです。後翅の色が黒ずんでいるのでクロシタキヨトウと名付けられたと思われます。②クロシタキヨトウ赤小矢印は内横線を指しています。3つの小黒点が並んでいます。前縁に近い...
2023年1月13日(金)ツマオビアツバ 撮影日2022/06/05 撮影場所:勿来の関①ツマオビアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間だと分かります。本種にはヒメツマオビアツバという似た種が居るので注意が必要です。でも内横線の形状で区別がつきます。本種の内横線(緑小矢印)は直線ですがヒメツマオビアツバの方は曲がっています。緑...
2023年1月12日(木)クロテンフユシャク 撮影日2023/01/12 撮影場所:勿来の関①クロテンフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科)左右の翅を重ねて止まっています。寒い冬に出現するこの様な仲間はシャクガ科フユシャク亜科です。本種の特徴は明瞭で少し大きめの黒点が有ることです。緑矢印は外横線を指していますが,ここではっきりと曲がっています。ここの点を頂点とするような小さな三角形が見られます。少し白っぽく見え...
2023年1月11日(水)カクモンヒトリ 撮影日2022/0.6/04 撮影場所:勿来の関①カクモンヒトリ♂(ヒトリガ科)翅の後縁が少し高くなっています。翅は開かずに閉じて止まっています。足を見ると黒くなっています。足が黒いのはヒトリガ科に仲間が多いです。②カクモンヒトリ本種の♂と♀では翅の色に違いがあります。♂は写真の様に橙色を帯びていますが♀の翅は真っ白です。黒い筋は個体差があって様々です。♀と♂では♀の方が大きいで...
2023年1月10日(火)フユシャク 撮影日2023/01/10 撮影場所:勿来の関①フユシャク(シャクガ科)フユシャクとは冬の期間活動するシャクガ科の仲間の総称で,♀は翅が退化して無いか短くなっています。シャクガ科の中でもフユシャク亜科・エダシャク亜科・ナミシャク亜科の仲間達です。♀の翅の退化の他に成虫の口も退化して有りません。飲まず食わずで約一ヶ月程活動できるそうです。②フユシャクところで今日私が撮ったフユシャ...
2023年1月9日(月)ホソバナミシャク 撮影日2022/06/04 撮影場所:勿来の関①ホソバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)平面に張り付いたように止まっています。後翅がよく見えるほど開いて止まっています。緑大矢印(外横線)を見ると不明瞭ながら「U字形」が並んでいます。更に桃矢印(亜外縁線)を見ると明瞭に「U字形」がならんでいます。緑小矢印は中横線を指していますが,ここから桃矢印の間の横線に「U字形」が並んでい...
2023年1月8日(日)ムラサキヒメクチバ 撮影日2022/06/02 撮影場所:勿来の関①ムラサキヒメクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)下唇鬚(かしんひげ)が前方へ突き出ているのでヤガ科アツバ亜科と思われます。更に,先が後方へ反り返っているように見えるのでクルマアツバ亜科とも思われます。しかし,それらのどれでも無く本種はシタバガ亜科です。詰まり下唇鬚が発達した仲間はアツバ亜科・クルマアツバ亜科・シタバガ亜科の何れかで...
2023年1月6日(土)ウスイロオオエダシャク 撮影日2022/06/01 撮影場所:勿来の関①ウスイロオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)壁に貼り付くように平らに翅を開いて止まっています。こんな仲間はシャクガ科に多いです。本種は前翅長30㎜程の大きい蛾です。内横線(緑矢印)の内側と翅頂付近が茶褐色で地色が薄褐色のあまり目立たない蛾です。幼虫はマユミ,ツリバナ,マサキ,ツルウメモドキ,ヒロハツリバナの葉を食...
2023年1月6日(金)マエヘリモンアツバ 撮影日2022/06/01 撮影場所:勿来の関①マエヘリモンアツバ(ヤガ科ムラサキアツバ亜科)高い所に止まっていて下唇鬚(かしんひげ)を写せませんでした。それで,2018/05/08撮影の写真を載せました。その写真では,短い下唇鬚(赤矢印)が平行に伸びていることがわかります。これらの写真から本種はアツバ亜科と断定するのは無理があります。ただ,翅の厚さが厚い様に感じるのでヤガ科の可能...
2023年1月5日(木)アミメケンモン 撮影日2022/07/05 撮影場所:勿来の関①アミメケンモン(ヤガ科 アミメケンモン亜科)地は緑を帯びたくすんだ黒色に編み目状の白い筋が見られます。白い筋が無ければ目立たない地味な蛾です。②アミメケンモン 2018/08/11撮影前翅長16㎜程度の中くらいの蛾です。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2つのランキングに参加中です!! ●お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1...
2023年1月4日(水)アカウスグロノメイガ 撮影日2022/07/31 撮影場所:勿来の関① アカウスグロノメイガ♂(ツトガ科ノメイガ亜科)腹部の上を見ると触角が腹部の上に乗っているのが分かります。こんな特徴を示す仲間はツトガ科・メイガ科です。更に,黄褐色の地色に焦茶色の筋であるのでツトガ科と分かります。② アカウスグロノメイガ♀ 2022/07/24撮影本種は♂と♀では体形に違いが見られます。違いは全部で2つあります。1つ...
2023年1月3日(火)アミメマドガ 撮影日2022/07/30 撮影場所:勿来の関①アミメマドガ(マドガ科)本種は仲間の数が少ない科に属する蛾です。さざ波状の横線と翅脈が交差して網の目状の模様を作っています。翅中央には太くて濃褐色の横線が走っています。②アミメマドガ本種が壁に止まる姿は,待てと言われた犬が前足を立てて座っている格好に似ています。腹端や外縁は壁に接触していて,胸から上の部分は空いています。前翅長は...
2023年1月2日(月)3171 クロキシタアツバ 撮影日2022/07/18 撮影場所:勿来の関①クロキシタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)下唇鬚(かしんひげ)を見ると先だけ曲がっているだけで前方へ伸びています。この様な仲間はヤガ科アツバ亜科です。②クロキシタアツバ赤矢印は内横線を指しています。本種は,この内横線がV字に曲がっています。黄矢印は黒紋が後縁に接していることを指しています。この2つのことから本種はクロキシタアツ...
2023年1月1日(日)ビロードナミシャク 撮影日2022/07/18 撮影場所:勿来の関①ビロードナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)灯火下を見ると絶命している蛾がいます。ほとんど見ない蛾なので名前を調べるために写真を撮りました。赤矢印は白くて明瞭な白線を指しています。この線は恐らく外横線だと思うのですがどうでしょうか。この外横線にぶら下がるような感じで付いているのが緑矢印が指している細い線です。この細い線...
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2024年3月23日(土)3499 スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 撮影日2019/05//11撮影場所勿来の関 ①スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 灰矢印は左右に3つずつ有る灰緑を帯びた円い紋を指しています。これを胡麻粒に見立ててゴマケンモンと名付けたのでしょう。緑矢印は腎状紋を指しています。桃矢印は環状紋を指しています。これら二つの紋が有るので本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科かモンヤガ...
2024年7月20日(土)3575 フタトガリアオイガ(ヤガ科アオイガ亜科)2010/10/07勿来の関 ①葉裏に止まっているフタトガリアオイガ 葉の外に見える青い部分は空です。フタトガリアオイガ(ヤガ科アオイガ亜科)黄色地に薄褐色から褐色の筋が走る蛾です。外縁の近くは褐色の斑紋が広がっています。内横線と思われる線が桃矢印が指している所で交差しています。交差点が左右にひとつずつ有って,「W」の字のようです。その部分が尖...
2024年7月20日(土) シロモンクロキバガ(キバガ科サクラキバガ亜科)2016/05/02勿来の関①シロモンクロキバガ(キバガ科サクラキバガ亜科)赤矢印はキバ,緑矢印は触角,桃矢印は後縁沿いの白い筋を指しています。白地に黒い紋が有る蛾を見つけ写真を取りました。なんとキバが生えています。不思議なことに小さい蛾はキバが生えていることが多いので横方向や斜め後方から狙うと良い写真が撮れます。上から見ると頭胸部や後縁に...
2024年7月20日(土)3575 シロモンクロキバガ(キバガ科サクラキバガ亜科)2016/05/02勿来の関①シロモンクロキバガ(キバガ科サクラキバガ亜科)白地に黒い紋が有る蛾を見つけ写真を取りました。なんとキバが生えています。不思議なことに小さい蛾はキバが生えていることが多いので横方向や斜め後方から狙うと良い写真が撮れます。上から見ると頭胸部や後縁に沿って白い筋が有ることが分かりました。足にも白い筋が有ります。こ...
2024年7月19日(金)3572 ウコンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2010/10/22勿来の関①ウコンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅と後翅を大きく開いて止まっています。この様な蛾はシャクガ科の蛾に多く見られます。本種の大きな特徴として♂と♀では形態に違いが見られることを挙げることができます。それは赤矢印が指している所です。♂には透明な膜のような物が見られますが,♀にはこんな膜はありません。いかな...
2024年7月17日(金)3574 アミメオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2011/05/09勿来の関①アミメオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅も後翅も大きく開いています。この様な蛾はシャクガ科に多い蛾です。大きい蛾で開張が59~65㎜あります。黄矢印は内横線,赤矢印は外横線を指しています。途中で一部分が接触していて混同しがちですが,胸部を囲んでいる方が内横線です。これらの太い線は見事ですが,本種に...
2024年7月16日(水)3573 キマダラツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2014/08/08勿来の関①キマダラツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅も後翅も大きく開いて止まっています。この様な止まり方をするのはシャクガ科で多く見られます。翅頂付近がカレハガ科を思わせるような感じですが,シャクガ科です。赤矢印は後翅外縁中頃の突起,青矢印は後翅外横線,桃矢印は前翅外横線,黄矢印は前翅内横線を指し...
2024年7月16日(火)3572 ミヤマツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2018/09/14勿来の関①ミヤマツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅後翅ともに重なること無く翅を広げて居ます。この様な格好で止まる蛾はシャクガ科に多く見られます。赤矢印は後翅外縁中頃にある突起を指しています。桃矢印は前翅外横線,黄緑色矢印は後翅外横線を指しています。本種にはキマダラツバメエダシャクという似た種が居ます...
2024年7月16日(火)3572 アヤナミツマキリヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)2019/05/26勿来の関①横から見たアヤナミツマキリヨトウ(ヤガ科ツマキリヨトウ亜科)2019/05/26桃矢印は腎状紋,黄矢印は環状紋,を指しています。これら二つの紋の存在から本種はヤガ科だと分かります。ヤガ科でもヨトウガ亜科かキリガ亜科或いは,その他の亜科となります。青矢印が指している部分に注目した学者さんがある仲間を細分化してしまったので,...
2024年7月13日(土)3572 アトボシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2019/06/12勿来の関①横から見たアトボシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)②上から見たアトボシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)ちっと変わった止まり方をする蛾を紹介します。翅を大きく開かず,半開きで止まります。表面の模様が分からず大きく開くのを待っていましたが,何回も待っていてもいつも半開きのままです。そこで全開になるのを待...
2024年7月11日(木)3572 ネグロヨトウ(ヤガ科ナカジロシタバ亜科2019/06/12勿来の関①ネグロヨトウ(ヤガ科ナカジロシタバ亜科)黄緑矢印は外横線,空色矢印は腎状紋,黄矢印は環状紋を指しています。更に,白矢印は外横線と外縁の間にある縦筋の黒線を指しています。本種にはよく似たホソバネグロヨトウが存在するので注意が必要です。でも違いが見られる所が有るので区別することが出来ます。その場所は,黄緑色矢印と白線が...
2024年7月5日(金)3571 ヤマトエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2019/06/12勿来の関①ヤマトエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅を平たく大きく開き,後翅の紋様がよく見えています。この様な止まり方をするのはエダシャク亜科の蛾に多いです。本種は,赤矢印が指している翅頂付近の色が薄褐色になっています。黄緑色矢印は前翅外横線,桃矢印は後翅外横線を指しています。前翅外横線の外側は少し濃い目の褐色...
2024年7月5日(金)3570 シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)撮影2019/06/16勿来の関①シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)前日の雨で湿度が上がり,明け方の低温で冷やされた空気が露天に達しタイルの表面に露が付いています。緑の地に白い紋が有る小さい蛾です。普通,緑を帯びた蛾はアオシャク亜科に属しますが,例外は必ずありましてこのシロモンアオヒメシャクは前翅後翅とも緑色を帯びてい...
2024年7月5日(金)3569 クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科ウチキシャチホコ亜科)撮影2022/12/24勿来の関①クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科ウチキシャチホコ亜科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。この様な止まり方をするのは,シャチホコガ科に多く見られます。発達した触角が目に留まります。触角が羽毛状なら♂,糸状なら♀です。写真の蛾は羽毛状の触角なので♂と分かります。腹端が外縁から見えないので本...
2024年7月4日(木)3567 ゴボウトガリヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2022/1019勿来の関①ゴボウトガリヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)内横線と外横線の間が明るい橙黄色なので目を引き付けます。黄緑色矢印は環状紋,桃矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋が本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科の仲間であることを示しています。赤矢印は翅頂付近を指しています。写真の様に翅頂付近が尖っていることから和名の由来「トガリ...
2024年7月3日(水)3566 モンオビヒメヨトウ(ヤガ科ヒメヨトウ亜科)撮影2018/09/15勿来の関①上から見たモンオビヒメヨトウ(ヤガ科ヒメヨトウ亜科)茶褐色の地に白紋が並ぶ小さい蛾です。黄緑矢印は環状紋,桃矢印は腎状紋,黄矢印は外横線を指しています。内横線は黄緑矢印が指している白紋に接するように並んでいます。本種は黒ずんだ地色に白い紋が並んでいるので対比が鮮やかで目を引きます。幼虫は栽培される作物エゴマの...
2024年7月2日(火)3565 コマエアカシロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2022/09/03勿来の関①コマエアカシロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)黄緑矢印は白紋の腎状紋,黄矢印は環状紋を指しています。腎状紋や環状紋があるので,ヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。和名にある「マエアカ」とは環状紋がある前縁部分が茶褐色を帯びて赤味が感じられるからでしょう。和名にある「シロヨトウ」とは胸部背から後縁に沿って腹端に...
2024年7月1日(日)3564 ノコメセダカヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)撮影202406/28勿来の関①ノコメセダカヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)赤矢印は腎状紋,黄緑色矢印は環状紋,黄矢印は上方へ盛り上がった後縁,灰楕円内は鋸目状の外縁を指しています。腎状紋や環状紋があるので,ヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科と分かります。和名にある「ノコメ」は鋸目状の外縁に由来しています。「セダカ」とは盛り上がった後縁に因んでいます。...
2024年6月29日(土)3564 ツマグロシロノメイガ(シャクガ科ノメイガ亜科)撮影202406/28勿来の関①ツマグロシロノメイガ(シャクガ科ノメイガ亜科)黄矢印は触角を指しています。触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。白い地に褐色系の紋様はツトガ科に多いです。和名にある「ノメイガ」しは「野メイガ亜科」の意味で野原や野山に多く見られるという意味であろう。幼虫はイボタノキの...
2024年6月24日(月)3563 ビロードナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)撮影2022/07/01/18勿来の関①ビロードナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)三つの桃矢印は外横線,黄矢印は後縁までのびている外横線を指しています。それらの横線をよく見ると「U字形」が横に並んでいることが分かります。このような仲間の多くはナミシャク亜科に見られます。この写真の個体は擦れた個体ですが,そうでなければ黒紋の部分はビロード...
2024年6月18日(火)3560 キバラモクメキリガ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2018/05/10の関①キバラモクメキリガ(ヤガ科キリガ亜科)黄緑矢印は外縁線,黄矢印は環状紋と思っていましたがよく分かりません。詳しくは「キバラモクメキリガ - かのんの樹木図鑑」を参照して下さい。でもこの様な紋が有るので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。本種の特徴はカメラを向けると急に死んだふりをして雨後からく成ったり,逆に急に...
2024年6月17日(月)3560 ツマグロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)撮影2018/05/10の関①ツマグロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)黄緑矢印は内横線,黄矢印は外横線,桃楕円は「U字形」を指しています。外横線の外側に複数の「U字形」が見られるので本種はナミシャク亜科と分かります。楕円形のところだけで無く直ぐ近くの横線にも「U字形」蛾見られることが普通です。翅頂近くが黒いことか和名の由来になっていま...
2024年6月16日(日)3559 フタホシコヤガ(シャクガ科スジコヤガ亜科)撮影2018/06/13の関①フタホシコヤガ(シャクガ科スジコヤガ亜科) 黄矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。翅を屋根形にして,これら二つの紋が有ることから本種はヤガ科と分かります。和名にはコヤガとありますが,大きさは開帳 29~31㎜なので中くらいの蛾です。和名にはフタホシとありますが,どの部分を指しているのか見当がつきません。幼虫は...
2024年6月15日(土)3559 ソトシロオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/13の関①ソトシロオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)黄緑色矢印は内横線,桃矢印は外横線(点列状),黄矢印は亜外縁線を指しています。後翅の紋様がよく見えるほど前翅を開いていて止まっています。こんな止まり方をするのはシャクガ科エダシャク亜科の蛾です。黄矢印が指している横線が外横線に見えますが,矢印が指している辺...
2024年6月14日(金)3558 エグリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影2018/06/18の関①エグリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)黄緑色矢印は触角,青矢印は外縁の凹みを指しています。触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科の仲間と分かります。その中で黄褐色や灰褐色の色彩蛾はツトガ科に多く見られます。僅かですが,青矢印が指している場所に凹みが見られます。これが和名エグリノメイガの謂われになっています。幼虫は...
2024年6月13日(木)3557 アカモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)撮影18//06/21勿来の関①アカモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)黄矢印は環状紋,黄緑矢印は腎状紋を指しています。この事から本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。環状紋は名前に似合わず細長い楕円形,腎状紋の周辺には小白点が4つほどあります。幼虫はヌマガヤを食べます。にほんブログ村●2つのランキングに参加中です!! ●お時間が御座いま...
2024年6月11日(火)3556 キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)撮影2021/06/28の関①キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)この写真では触角を背負っていますが,別の写真では背負っていませんでしたので全く分かりませんでした。赤矢印は触角を指しています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。白地に黄褐色筋模様を持つのはツトガ科に多く見られます。黄色い筋が幾つか横に走っていますが,大小ひ...
2024年6月⒏日(土)3555 フタスジエグリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影2018/06/16の関①フタスジエグリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)赤矢印は直角に曲がった上向きの下唇鬚(かしんひげ)を指しています。もっと後方へ反り返っていればクルマアツバ亜科にはいりまが,この程度ですとクルマアツバ亜科には入りません。前翅には赤味を帯びた二筋の横線が走っていて目を引きますが,これが和名フタスジの由来です。本種は腹端が反...
2024年6月9日(日)3556 サッポロチャイロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2019/05/24の関①サッポロチャイロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)黄緑矢印は腎状紋,,赤矢印は外横線,黄矢印は環状紋,桃矢印は内横線を指しています。腎状紋や環状紋が見られるので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科の仲間と分かります。本種は個体差が大きく同定で迷ってしまいますが,外横線の鋸歯状に尖る所が目立つことや水平に走る外横線などが特徴です...
2024年6月⒏日(土)3555 キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/16の関①キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)黄緑色矢印は外横線を指しています。丁度それと重なるように橙黄色の帯が重なっています。前翅を大きく開き後翅の紋様がよく見えています。この様な止まり方をするのはシャクガ科エダシャク亜科の仲間に多く見られます。白地に黒くて丸い斑点が散らばっていますが,これをご...
2024年6月7日(金)3554 ウストビイラガ(イラガ科)撮影2018/06/18の関①ウストビイラガ(イラガ科)前翅を壁に対してほぼ直角に立て翅を平行にして後縁から腹部を突き出して壁に止まっています。この様な変わった止まり方をする仲間はイラガ科に多いです。腹部を外縁からはみ出させるのはシャチホコガ科ですが後縁から上方へ出すのはイラガ科です。前翅には二本の横線があります。幼虫はヤマモミジ,アワブキ,フサザクラ,コナ...
2024年6月7日(金)3554 ウストビイラガ(イラガ科)撮影2018/06/18の関①ウストビイラガ(イラガ科)前翅を壁に対してほぼ直角に立て翅を平行にして後縁から腹部を突き出して壁に止まっています。この様な変わった止まり方をする仲間はイラガ科に多いです。腹部を外縁からはみ出させるのはシャチホコガ科ですが後縁から上方へ出すのはイラガ科です。前翅には二本の横線があります。幼虫はヤマモミジ,アワブキ,フサザクラ,コナ...
2024年5月5日(水)3552 ウスイロオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/17場所勿来の関①ウスイロオオエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)開帳がオス49~60㎜ メス70㎜の大きい蛾です。大きな特徴は♂と♀では紋様が違うことです。赤矢印と桃矢印が指している場所に色彩の違いが出ます。♀はそこの部分が赤褐色で♂は灰褐色です。黄緑色矢印は亜外縁線を指していますが,両者とも白を帯びた横線です。幼虫はマ...
2024年6月4日(火)3551 カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2018/06/16場所勿来の関①カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)赤矢印は腎状紋,黄矢印は環状紋,桃矢印は外横線を指しています。これら二つの紋が有ることから本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。本種はあまり見かけない蛾です。数が少ないのは産卵数と餌の量が関係していると思われますが,幼虫はカシワ、クヌギの葉を食べるからだと思われます...
2024年5月30日(木)3550 シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)壁に止まっている本種にカメラを近づけるとバタッと下に落ちて動かなくなりました。下手に動くと却って天敵に襲われ命取りになります。擬死した状態でいた方が天敵に襲われず生き延びられるからです。本種をよく見ると腹部や足の腿節に赤い斑紋が見られます。本種にはよく似た種が居るので注意が...
2024年5月31日(金)3551 ナシケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)撮影2017/09/01場所勿来の関①ナシケンモン(ヤガ科)黄矢印は環状紋,赤矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋から本種はヤガ科と分かります。腹部ほぼ中央にある「V」字状白紋が同定ポイントになっています。幼虫はナシ、サクラ、スモモ,アブラナ,マメ科、サクラタデ、ボントクテダ、イヌタデ、ギシギシ,ポプラ,タチアオイ,ヨモギ,ショウブ等の葉を...
2024年5月30日(木)3550 クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)長い触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。大きさは開帳 が26~32㎜と小さいですが大変鮮やかな蛾で目を引き付けます。それは黄色の地に黒い筋が走って明度差が大きいからです。幼虫はキブシ,ヤマボウシ,ミツバウツギの葉を食べます。に...
2024年5月29日(水)3549 テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影2017/18/17場所勿来の関①テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)黄緑矢印は内横線,青矢印は外横線,桃楕円形は小黒点が集まった紋を示しています。内横線は不明瞭ですが外横線は明瞭です。橙褐色の頭部に目が留まります。私は本種を天文縞小ヤガと解釈していました。ところが,天文とはそうではなく桃楕円内にある小黒点を指しているのです。幼虫...
2024年5月28日(火)3549 アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2017/18/16場所勿来の関①アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)後翅がよく見えるほど前翅を大きく平たく開いています。この事から本種はシャクガ科エダシャク亜科と分かります。アトグロの名は主に後翅外縁に斑紋が広がっているからです。薄褐色の地色に濃褐色の筋が走っていて涼しげな模様が綺麗です。幼虫が何を食べるかは...
2024年5月27日(月)3548 ギンシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2018/07/18場所勿来の関①ギンシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印は腹端,緑矢印は胸部脇側壁を指しています。腹端が外縁からはみ出しているのでシャチホコガ科の仲間と分かります。本種は胸部脇が前方にも側方にも上方にも発達しています。この点が最大の特徴です。幼虫が普通に分布しているコナラを食べているにも関わらずあまり観察できないのは恐らく幼虫の生...