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北茨城 勿来周辺の生き物 http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/

植物・昆虫・野鳥の観察から分かった多様性と生きる工夫を伝えたい。出会いから生まれた感動の記録です。

ブログ同様,同名のホームヘージもご覧下さい。 http://itotonbosan.web.fc2.com/ 植物図鑑には奇麗な写真が沢山あります。 蛾の図鑑には多様性に富んだ蛾が掲載されています。

itotonbosan
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2013/04/22

  • フタトビスジナミシャク

    2023年4月18(火)フタトビスジナミシャク 影日2023/04/14 撮影場所:勿来の関①フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)前翅を平らに開いて止まっています。赤矢印は外横線を指しています。この線上には少しだけ弧を描いている「U字形」が幾つも並んでいます。更には,外横線の外側には3本の横線が走っていて何れも「U字形」が並んでいます。この様な仲間はナミシャク亜科に多いです。緑矢印は内横線を指してい...

  • カブラヤガ

    2023年4月17(月)カブラヤガ 影日2023/04/17 撮影場所:勿来の関①カブラヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)赤矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。これらの紋が観察されるので本種はヤガ科モンヤガ亜科・ヨトウガ亜科・キリガ亜科の仲間と分かります。本種を特徴づけるものは何といってもV字状の楔(くさび)状紋です。(緑矢印)二重になった内横線に接触しています。②カブラヤガ幼虫はネキリムシと言われて農家に嫌われてい...

  • アシブトチズモンアオシャク

    2023年4月16(日)アシブトチズモンアオシャク 影日2023/04/16 撮影場所:勿来の関①アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科エダシャク亜科)胸部背に密集した毛はなく柱の面に貼り付くように止まっています。それより何より褐色の地色に緑の紋が大きな割合を占めています。これにより本種はシャクガ科アオシャク亜科と分かります。本種はチズモンアオシャクと似ているので注意が必要です。両者の違いは二つの矢印が指してい...

  • マエキトビエダシャク

    2023年4月15(土)マエキトビエダシャク 影日2023/04/11 撮影場所:勿来の関①マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)少し前翅を開いて平たく止まっています。胸部背には毛が密集して生えていません。この様な仲間はエダシャク亜科に多いです。 本種にはオオマエキトビエダシャクという似た種が居るので注意が必要です。緑の線の部...

  • アオスジアオリンガ

    2023年4月14(金)アオスジアオリンガ 影日2023/04/14 撮影場所:勿来の関①アオスジアオリンガ(コブガ科リンガ亜科) ♀と思われます。本種を初めて見る方はヤガ科と思ってしまうでしょう。胸部背には毛が密集して生えていますし,翅を屋根形にして止まっているからです。しかし,残念ながらコブガ科の蛾です。②アオスジアオリンガ赤矢印も桃矢印も白線を指しています。この白線が前縁に近付くと狭くなるのがアカスジアオ...

  • コクロモクメヨトウ

    2023年4月13(木)コクロモクメヨトウ 影日2023/04/13 撮影場所:勿来の関①コクロモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)赤矢印は腎状紋を指しています。緑矢印は環状紋を指しています。この2つの紋があるので本種はキリガ亜科・ヨトウガ亜科だと分かります。本種の前翅長は20㎜程あり細長い体形をしています。②コクロモクメヨトウ本種の実際の色は2枚目の写真に近く黒ずんだ色をしています。だから名前にクロが付けられたの...

  • サカハチトガリバ

    2023年4月11(火)サカハチトガリバ 影日2023/04/11 撮影場所:勿来の関①サカハチトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)前縁を斜めに走る二筋の線を見て以前の記憶が蘇ってきました。勿来の関では,あまり見られない蛾で11年間で二回しか会ったことがありません。赤矢印は亜外縁線を指していますが,翅頂から斜上する細い黒筋があります。私はこれをトガリバガ斜上線と名付けて同定に役立てています。緑矢印は角(つの)或い...

  • クロシオハマキ

    2023年4月10(月)クロシオハマキ 影日2023/04/10 撮影場所:勿来の関①クロシオハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)釣り鐘形をしていて短い触角を背負っています。この様な仲間はハマキガ科に多いです。②クロシオハマキ♂と♀では色や斑紋が違います。どちらかと言えば,この写真の様なものは♂に多く見られます。幼虫はクサギ,カラタチバナ,ヒメユズリハ,ツバキの葉を食べます。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2...

  • シタコバネナミシャク

    2023年4月9(日)シタコバネナミシャク 影日2023/04/09 撮影場所:勿来の関①シタコバネナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)赤矢印は外横線を指しています。この外横線には「U字形」が幾つも並んでいます。外横線に「U字形」が並ぶ仲間はシャクガ科ナミシャク亜科に多いです。本種の大きな特徴は緑楕円内にある薄赤褐色の紋です。幼虫はコナラ,イタヤカエデの葉を食べます。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2...

  • キンイロキリガ

    2023年4月7(金)キンイロキリガ 影日2023/04/08 撮影場所:勿来の関①キンイロキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)赤矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。この2つの紋の存在から本種はヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科とわかります。②キンイロキリガこの2つの紋は親鳥が餌をあげているように見えます。丁度スギタニキリガに似た感じです。どちらかと言えば本種よりスギタニキリガの紋様の方が好きです幼虫が食べるものは普...

  • ノヒラトビモンシャチホコ

    2023年4月7(金)3265 ノヒラトビモンシャチホコ 影日2023/04/06 撮影場所:勿来の関①ノヒラトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)腹端が外縁からはみ出しています。この事から本種はシャチホコガ科の仲間と分かります。昨日紹介したアオシャチホコと同じシャチホコガ科ですが後翅に生えている毛がはみ出していません。赤矢印は褐色の内横線を指しています。この線の内側には白い縁取りが有ります。緑矢印は褐色の外横線を指...

  • アオシャチホコ

    2023年4月6(木)アオシャチホコ 影日2023/04/06 撮影場所:勿来の関①アオシャチホコ(シャチホコガ科)本種が何の仲間かを知るには赤矢印・緑矢印が指している所を見れば分かります。赤矢印が指している所は腹端(腹部の端)です。本種の特徴は腹端が外縁からはみ出ていることです。何故本種の腹端がはみ出すようになったかですが,それは本種の成虫には口が無いことと関係しています。成虫になると何も食べられないため幼虫の...

  • クロテンヨトウ

    2023年4月5(水)3263 クロテンヨトウ 影日2023/03/31 撮影場所:勿来の関①クロテンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)胸部背に毛が密集して生えています。更に腎状紋(赤楕円内の淡色点)と環状紋(白矢印)が見られるのでヤガ科の仲間とわかります。そして環状紋と腎状紋が有るのでキリガ亜科かヨトウガ亜科を探すと速く見つかります。②クロテンヨトウ前翅長が15㎜程度の中くらいの蛾です。緑矢印は内横線を指しています。腎状紋に接...

  • ナカモンキナミシャク

    2023年4月4(火)ナカモンキナミシャク 影日2023/03/31 撮影場所:勿来の関①ナカモンキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)前翅を大きく開いていませんが平たく止まっています。赤矢印も青矢印も外横線を指していますが,この線には「U字形」が沢山並んでいます。この様な仲間はシャクガ科ナミシャク亜科に多いです。本種はモンキキナミシャクに似ていてなかなか同定が捗りません。でも現在私が分かっていることは青矢印の...

  • フトフタオビエダシャク

    2023年4月3(月)フトフタオビエダシャク 影日つ2023/03/21 撮影場所:勿来の関①フトフタオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅を大きく開いてよく後翅が見えています。胸部に少しだけ毛が生えていますが壁に平たく止まっています。この様な蛾の仲間はシャクガ科に多いです。本種はウストビスジエダシャクに似ているので注意が必要です。緑矢印は前翅・後翅の外横線を指しています。この外横線の中央外側に黒ずんだW...

  • キジマエダシャク

    2023年4月2(日)キジマエダシャク 影日つ2023/03/31 撮影場所:勿来の関①キジマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)後翅の様子は見えませんが平たく止まっています。胸部に毛が密集していません。この様な仲間はシャクガ科に多いです。本種の特徴は何といっても黄色を帯びた縞模様です。それで名前に「キジマ」と付けられました。縁毛にある褐色の縦縞模様も目を引きます。本種はどちらかというと西日本より東日本・北日...

  • エゾヨツメ

    2023年4月1(土)エゾヨツメ 影日つ2023/03/31 撮影場所:勿来の関①エゾヨツメ(ヤママユガ科)3月31日(金)は久し振りに朝早くから蛾の観察に出かけました。灯火を見上げると翅を閉じたままのエゾヨツメが止まっています。本種は翅を閉じたまま止まることが多い蛾です。②エゾヨツメ自宅に連れ帰り写真撮影をすることにしました。ビニル袋に入れて帰り部屋で袋を開けると袋から歩いて出ました。でも,ちっと目を離した隙に姿...

  • マツキリガ

    2023年3月31(木)マツキリガ 影日2023/03/31 撮影場所:勿来の関①マツキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)明るい褐色で中くらいの大きさの蛾が灯火枠に止まっています。今までの観察からマツキリガだろうと予想がつきました。画像を確認すると腎状紋(赤矢印)や環状紋(桃矢印)が明瞭に見られました。これらの紋が観察されたのでヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。②マツキリガ普通,茶褐色の蛾はぱっとしませんが,本種は...

  • ヒメシロノメイガ

    2023年3月30(木)ヒメシロノメイガ 影日2011/09/29 撮影場所:勿来の関①ヒメシロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この事で本種はツトガ科・メイガ科と分かります。それら2つの内,翅を大きく開いている白っぽい蛾はツトガ科にいます。本種は勿来の関で観察することはほとんどありません。というのは幼虫の餌となる植物,イボタノキ,ネズミモチの分布が少ないからです。自然観察 ブログラン...

  • アカバキリガ

    2023年3月29(水)アカバキリガ 影日2023/03/29 撮影場所:勿来の関①アカバキリガ(ヤガ科キリガ亜科)胸部背に毛が密集しています。更に,環状紋(赤矢印前方)や腎状紋(桃矢印前方)が不明瞭ながら前縁近くに見えています。この様なことから本種はヨトウガ亜科・キリガ亜科だと分かります。本種の撮影をしていて感じたことがあります。それは目で見たときには翅の色が褐色なのに写真に撮ると赤味を帯びることです。だから名前...

  • オスグロホソバアツバ

    2023年3月28(火)オスグロホソバアツバ 影日2023/03/28 撮影場所:勿来の関①オスグロホソバアツバ(ヤガ科アツバ亜科) 真上の方向から撮影真っ直ぐ突き出た下唇鬚(かしんひげ)からヤガ科アツバ亜科の蛾であると分かります。名前が示している様に♂は色が濃く黒ずんでいて白っぽい所はほとんどありません。②オスグロホソバアツバ 斜め上方向から撮影似通った蛾が居るので同定には注意が必要です。主な同定ポイントを挙...

  • ウスサカハチヒメシャク

    2023年3月27(月)ウスサカハチヒメシャク 影日2020/09/05 撮影場所:勿来の関①ウスサカハチヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)後翅がよく分かるよに大きく開いています。壁に貼り付くように平たく翅を広げています。この様な仲間はシャクガ科に多いです。ここまでは簡単に進みましたが,主にエダシャク亜科を探していたのでなかなか同定ができませんでした。そのうちシャクガ科にはヒメシャク亜科も有ると気づき探して...

  • ウスアトキハマキ

    2023年3月26日(日)ウスアトキハマキ 撮影日2023/03/15 撮影場所:勿来の関①ウスアトキハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)釣り鐘形をした蛾を見たらハマキガ科を検索するとはやく同定が進みます。②ウスアトキハマキ本種と似たような紋を持つ仲間がいるので同定には注意が必要です。赤矢印は前縁と後縁を結ぶように走っている斜線です。桃矢印は三角形に似た褐色紋を指しています。これら2つの紋があるだけの蛾ですが,個体変...

  • ハスオビエダシャク

    2023年3月25日(土)ハスオビエダシャク 撮影日2023/03/21 撮影場所:勿来の関①ハスオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)胸部背に密集している毛がありますが,ヤガ科ではありません。ヤガ科のように後縁の一部を重ねて止まっていますがヤガ科ではありません。ヤガ科らしくてシャクガ科らしくないシャクガ科です。何といっても目立つのは赤矢印が指している翅頂近くから後縁の方へ伸びる斜線です。これが線ではなく点...

  • ニッコウエダシャク

    2023年3月24日(金)ニッコウエダシャク 撮影日2023/03/23 撮影場所:勿来の関①ニッコウエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)後翅の紋様がよく見えるほど前翅を開いて止まっています。平らな面に張り付くように平たく止まっています。胸部背に毛が密集していません。これらのことから本種はシャクガ科の仲間と分かります。本種の主な同定ポイントは胸部背(赤楕円)にある黒筋です。本種のような立派な横筋は見当たりません...

  • ヨモギヒラタマルハキバガ

    2023年3月23日(木)ヨモギヒラタマルハキバガ 撮影日2023/03/23 撮影場所:勿来の関①ヨモギヒラタマルハキバガ(ヒラタマルハキバガ科)前翅長は10㎜程度の小さな蛾です。触角を見ると後方へ反り返った下唇鬚(かしんひげ)があるのでキバガ科・キバガの仲間と分かります。(緑矢印)②ヨモギヒラタマルハキバガ頭胸部に三日月状の白紋があります。前翅前半には白い縁取りのある小黒点(赤楕円)があります。(縁取りが無いものも...

  • スモモキリガ

    2023年3月22日(水)スモモキリガ 撮影日2023/03/22 撮影場所:勿来の関①スモモキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)胸部背に毛が密集していて腎状紋(緑矢印)が見られるのでヤガ科の仲間と分かります。この蛾の環状紋は不明瞭ですが,もう少しはっきりした紋を持つ個体も多いです。②スモモキリガ本種で特徴的なものは,2つの小黒点です。この特徴的な二小黒点(桃楕円)を記憶していれば同定が速やかに進みます。この黒点に接するよう...

  • ヒロバトガリエダシャク

    2023年3月21日(火)ヒロバトガリエダシャク 撮影日2023/03/21 撮影場所:勿来の関①ヒロバトガリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)胸部背に毛が密集していますが,ヤガ科ではありません。普通のシャクガ科ならば,多少なりとも前翅を開くのですが例外中の例外です。本種を最初に同定したときには彼方此方探し回ってやっと見つけたのを思い出します。②ヒロバトガリエダシャク前翅長は20㎜程度の中くらいの蛾です。最初...

  • クロカギヒラタマルハキバガ

    2023年3月20日(月)クロカギヒラタマルハキバガ 撮影日2023/03/12 撮影場所:勿来の関①クロカギヒラタマルハキバガ(ヒラタマルハキバガ科)前翅長10㎜程度の小さな蛾です。小さな蛾の撮影には頭部の様子が良く分かるように写した方がいいです。というのはキバが写っていたらキバガ科・キバガのなかま(四国産蛾類図鑑)を探せば同定が速く進むからです。写しながらこの事を考え二枚目の写真ような角度から迫ったので後方へ...

  • コツバメ

    2023年3月19日(日)コツバメ 撮影日2023/03/15 撮影場所:勿来の関①コツバメ(シジミチョウ科シジミチョウ亜科)久し振りにチョウの仲間を撮影しました。小さいのでシジミチョウの仲間と分かります。昼の日光が降り注ぐお昼頃,道路脇のアセビが満開に花を咲かせています。2匹のコツバメが白いアセビの花の近くを飛んでいます。その内アセビの花に止まるとほとんど動きません。撮影のチャンスだとばかりに止まった場所から...

  • ヒメクルマコヤガ

    2023年3月18日(土)ヒメクルマコヤガ 撮影日2020/08/02 撮影場所:勿来の関①ヒメクルマコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)暗い場所で撮影したせいか,色が上手く出せず申し訳ありません。前縁に沿って白い所はもう少し白く,前翅や後翅の茶色の部分は焦茶色でした。止まり方がシャクガ科に似ていますが,ヤガ科の仲間です。前翅長は8㎜程度の小さな蛾です。幼虫は葉ではなくイネコウジ(動物性)を食べる変わり種です。赤矢印が...

  • ウスミドリコバネナミシャク

    2023年3月17日(金)ウスミドリコバネナミシャク 撮影日2023/03/15 撮影場所:勿来の関①ウスミドリコバネナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)赤矢印が指している外横線を見ると多くの「U字形」が並んでいます。この事から本種はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾と分かります。昨日掲載したウスベニスジナミシャクと違いオタマジャクシ状の黒い紋(桃矢印)があります。桃楕円内に見られる太くて黒い筋も同定ポイントになって...

  • ウスベニスジナミシャク

    2023年3月16日(木)ウスベニスジナミシャク 撮影日2023/03/15 撮影場所:勿来の関①ウスベニスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)赤矢印は外横線を指しています。この外横線だけではなく近くの横線に「U字形」が並んでいる蛾はナミシャク亜科に多い蛾です。②ウスベニスジナミシャク主な特徴は次の通りです。外横線の内外に「U字形」が並んでいます。桃楕円内は白っぽい斑紋の所です。緑矢印が指している所に黒三角紋...

  • カギモンヤガ

    2023年3月15日(水)カギモンヤガ 撮影日2023/03/13 撮影場所:勿来の関①カギモンヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)黒い紋が鍵穴の形をしているのでカギモンヤガと名付けられたのでしょう。漢字で表記すれば鍵紋ヤガとなるでしょう。カギモンキリガが居ますが,黒い紋が鉤状になっているので名付けられましたが,こちらは鉤紋キリガとなるでしょう。②カギモンヤガ胸部背に毛が密集している蛾はヤガ科に多いです。幼虫はウラシマソウ...

  • ヒゲマダラエダシャク

    2023年3月14日(火)ヒゲマダラエダシャク 撮影日2023/03/12 撮影場所:勿来の関①ヒゲマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)ヤガ科のように胸部背から後角までを高くして屋根形にせず前翅を大きく開いて平らかに止まっています。この様な蛾はシャクガ科の仲間に多いです。②ヒゲマダラエダシャク本種は前翅長が30㎜も有り,遠目に見ただけでも大きく見えます。前翅にも後翅にも焦茶色に見える部分があってお世辞にも...

  • アカエグリバ

    2023年3月13日(月)アカエグリバ 撮影日2023/03/12 撮影場所:勿来の関①アカエグリバ(ヤガ科エグリバ亜科)3月に本種を観察したことは今までありませんでした。これは,温暖化の影響でしょうか。赤矢印は後縁が凹んでいて抉られたようになっている所を指しています。翅がこの様に凹んでいればヤガ科エグリバ亜科の仲間です。この凹みがエグリバと名付けられた所以です。②アカエグリバ本種を特徴づけているもう一つのものは...

  • スギタニキリガ

    2023年3月12日(日)スギタニキリガ 撮影日2023/03/12 撮影場所:勿来の関①スギタニキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)二日続けて暖かい日が続き,月の出が遅くなり9時過ぎないと月の出が無いので期待して勿来の関へ出かけました。すると4種類もの蛾が飛来していて予想通りでした。胸部背に毛が密集していて腎状紋・環状紋が見られるのでヨトウガ亜科・キリガ亜科と分かります。私は本種を見ると嬉しくなります。大きくて紋様が...

  • フジロアツバ

    2023年3月11日(土)フジロアツバ 撮影日2020/08/13 撮影場所:勿来の関①フジロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)下唇鬚(かしんひげ)の様子がもっと上手く撮れたら同定が楽に終えていました。この写真では後方へ反り返っているかどうかよく分かりません。初めはアツバの仲間,次にアツバ亜科を探してから最後にクルマアツバ亜科で見つけました。あまり観察されない蛾です。幼虫は枯葉を食べます。自然観察 ブログランキングへ...

  • ヨモギネムシガ

    2023年3月10日(金)ヨモギネムシガ 撮影日2020/08/11 撮影場所:勿来の関①ヨモギネムシガ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)黒い地に白紋や白筋が有る小さな蛾です。前翅長は10㎜程度の蛾です。赤矢印は8本ある白い筋の1本を指しています。これらの線はヒメハマキガ亜科の蛾に見られる線なのでヒメハマキ模様と呼んでいます。この線の意味を覚えていると同定が捗ります。②ヨモギネムシガ白くて太い馬蹄形の紋様は個体によっ...

  • ヤシャブシキホリマルハキバガ

    2023年3月9日(木)ヤシャブシキホリマルハキバガ 撮影日2020/08/11 撮影場所:勿来の関①ヤシャブシキホリマルハキバガ(マルハキバガ科)前に観察したのは10年前でした。今回の観察で未だ二回です。本種は前翅長16㎜とキバガの仲間としては大きいので違和感を感じます。②ヤシャブシキホリマルハキバガ下唇鬚(かしんひげ)が細くて貧弱な感じではっきりととらえられませんでしたが,緑矢印が指している所にあります。本種の...

  • ヒメクビグロクチバ

    2023年3月8日(水)ヒメクビグロクチバ 撮影日2020/06/02 撮影場所:勿来の関①ヒメクビグロクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)重なり合って片方の前翅は少しだけしか見えていません。外横線(赤大矢印)の直ぐ内側に腎状紋(黄矢印)があります。この様なことからヤガ科と推測できます。腎状紋は7つの黒紋が集まっています。赤小矢印は内横線を指しています。この内横線は前縁に近付くと急に頭部の方へ曲がります。何といっても本種を...

  • キイロホソバヒゲナガキバガ

    2023年3月7日(火)キイロホソバヒゲナガキバガ 撮影日2020/08/11 撮影場所:勿来の関①キイロホソバヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科ホソバヒゲナガキバガ亜科)小さな蛾は頭部の様子が詳しく出るように写真を撮ると同定がしやすくなります。それはキバが大事なポイントになっているからです。本種の場合は後方へ反り返った立派なキバが有るのでキバガの仲間・キバガ科と分かります。②キイロホソバヒゲナガキバガ本種の特徴は...

  • クロモンキリバエダシャク

    2023年3月6日(月)クロモンキリバエダシャク 撮影日2023/02/19 撮影場所:勿来の関①クロモンキリバエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)床にべったり張り付いた感じで止まっています。胸部背に毛が集まっていますがヤガ科ではありません。本種の大きな特徴は亜外縁線に並んでいる黒紋です。前縁に近い方には三角紋が3つ,後縁側にはへの字形の紋が見られます。赤矢印が指している所を頂点とするように,翅頂や後角へ真っ...

  • カシワオビキリガ

    2023年3月5日(日)カシワオビキリガ 撮影日2023/03/01,02 撮影場所:勿来の関①カシワオビキリガ(ヤガ科キリガ亜科)胸部背を見ると毛が密集しています。不明瞭ですが内横線・中横線・外横線の横線が見られます。これらのことから本種はヤガ科と予想することができます。②カシワオビキリガ本種は個体差が大きく似た種類もいるので同定には注意が必要です。赤矢印が指しているのは腎状紋です。この腎状紋の内側は黒ずんでいま...

  • カバキリガ

    2023年3月4日(土)カバキリガ 撮影日2023/03/04 撮影場所:勿来の関①カバキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)腎状紋(赤大矢印)や環状紋(赤小矢印)があり胸部背に毛が密集しています。この様な仲間はヤガ科のヨトウガ亜科かキリガ亜科の仲間です。②カバキリガ主な特徴は次の通りです。地色は淡褐色です。腎状紋はへの字型に曲がっています。緑矢印が指している亜外縁線は前縁に寄った部分で階段状に曲がっています。この亜外縁線は前...

  • シロテンエダシャク

    2023年3月3日(金)シロテンエダシャク 撮影日2023/03/02 撮影場所:勿来の関①シロテンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)壁に貼り付くように平たく止まっています。胸部背にはヤガ科の様に毛が密集していません。この様な仲間はシャクガ科に多いです。本種の大きな特徴は緑矢印が指している白点です。しかしながらこの白点が無いシロテンエダシャクが居るので困ったもんです。そのときは赤矢印が指している外横線の様子...

  • シロトゲエダシャク

    2023年3月2日(木)シロトゲエダシャク 撮影日2023/03/02 撮影場所:勿来の関①シロトゲエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)壁に貼り付いたように止まっています。胸部背にはヤガ科の様に毛が密集しておりません。このことから本種はシャクガ科と分かります。本種は♂と♀では全然格好が違います。♀は翅が退化して短くなっています。いわゆる冬尺蛾です。本種の四つの横線と前縁が交差する所は濃くなっていて太いです。赤矢印...

  • ヨスジノコメキリガ

    2023年3月1日(水)ヨスジノコメキリガ 撮影日2023/03/01 撮影場所:勿来の関①ヨスジノコメキリガ(ヤガ科キリガ亜科)昨日は日中暖かく,晩は風がなく蛾の飛来が期待できると思ったので勿来の関へ出かけました。ただ,月明かりだけが気になる不安材料です。灯火近くの壁を見るとカバナミシャクの仲間が1匹止まっているだけでした。丹念に探しているとキリガの仲間が2種類飛来していました。翅の様子を見ると,なんと四つの...

  • エグリヅマエダシャク

    2023年2月28日(火)エグリヅマエダシャク 撮影日2020/10/25 撮影場所:勿来の関①エグリヅマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)腎状紋や環状紋が無く外横線(赤矢印)が有るだけなのでシャクガ科の可能性が大きいです。②エグリヅマエダシャク本種の特徴は頭を壁に付けたままで翅端を高く上げたままで止まることが多いです。翅頂に近い外縁を見ると見ると2箇所が抉られたように凹んでいます。これがエグリヅマと名付けられ...

  • ヘリオビヒメハマキ

    2023年2月27日(月)ヘリオビヒメハマキ 撮影日2020/10/11 撮影場所:勿来の関①ヘリオビヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)前翅前縁を見ると三角状の濃褐色紋がずらりと並んでいます。この紋は覚えておくと便利で同定が捗ります。私はヒメハマキガ紋と名付けて同定に役立てています。②ヘリオビヒメハマキ本種の特徴は次の通りです。赤矢印が指している所に小白紋があります。その白紋の右隣に黒い屋根形の紋が有ります...

  • キナミシロヒメシャク

    2023年2月26日(日)キナミシロヒメシャク 撮影日2020/09/03 撮影場所:勿来の関①キナミシロヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)以前にも本種を観察していましたが,特徴がそっくりのものに出会えず同定出来ずにいました。今日,ヒメシャク亜科を探していたら偶然本種とそっくりの画像にぶつかりました。壁に貼り付くように平たく止まっています。後翅がよく見えるほど前翅を広げています。この様なことからシャクガ科の...

  • ウコンノメイガ

    2023年2月25日(土)ウコンノメイガ 撮影日2020/09/02 撮影場所:勿来の関①ウコンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科と分かります。翅の地色が黄色で筋や紋が褐色だからツトガ科と分かります。写真の様な格好の蛾は似通っていて同定するまでに時間がかかります。四つの矢印が指している紋や筋を手掛かりに探しました。赤矢印は外横線を指していますが,その外側に焦茶色帯の様な紋様...

  • トビギンボシシャチホコ

    2023年2月24日(金)トビギンボシシャチホコ 撮影日2020/09/04 撮影場所:勿来の関①トビギンボシシャチホコ(シャチホコガ科ギンモンシャチホコ亜科)左右の翅を近づけ屋根形にして止まっています。それよりも注目すべきことは腹端(赤矢印)が外縁から出ていることです。この事で,本種はシャチホコガ科だと分かります。②トビギンボシシャチホコこれらの画像から性別が分かります。性別の判断は2箇所からできます。その一つは...

  • フタスジシマメイガ

    2023年2月23日(木)フタスジシマメイガ 撮影日2022/09/18 撮影場所:勿来の関①フタスジシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)一見シャクガ科のようにも見えます。しかし,触角を見れば仲間が分かります。シャクガ科の多くは触角を背負って止まりませんが,本種は背負っています。ですから,メイガ科・ツトガ科の仲間と分かります。薄小豆色に薄褐色の線ならメイガ科で決まりです。緑矢印は内横線,赤矢印は外横線を指してい...

  • ムラサキトガリバ

    2023年2月22日(水)ムラサキトガリバ 撮影日2022/11/01 撮影場所:勿来の関①ムラサキトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)本種が何の仲間か知る手掛かりが2つあるので紹介します。1つは緑矢印か指している斜上線です。これはトガリバガ亜科に見られるのでトガリバガ斜上線と私は呼んでいます。もう一つは一枚目の写真の頭部を見て下さい毛叢が耳のように2つに分かれています。これら2つのものが見られればカギバガ科ト...

  • クロモンキノメイガ

    2023年2月20日(火)クロモンキノメイガ 撮影日2022/09/18 撮影場所:勿来の関①クロモンキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この様な仲間はツトガ科・メイガ科です。更に黄色の地に焦茶色の紋や筋が有るのでツトガ科と分かります。緑大矢印は腎状紋を指しています。緑小矢印は環状紋を指しています。ノメイガ亜科で環状紋や腎状紋が見られるのは珍しいです。赤矢印は外横線を指しています。幼...

  • キバラエダシャク

    2023年2月20日(月)キバラエダシャク 撮影日2022/09/20 撮影場所:勿来の関①キバラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)本種はヤガ科とは違って前翅を開いて止まっています。ただ,多くの仲間とは違いイヌが待てをするときのように頭部や胸部を浮かせて止まることが多いです。本種は複数回観察されます。何故なのか調べてみると幼虫の餌となるものが多いからだと思われます。具体的に挙げるとモミジイチゴ,ヤマツツジ,...

  • フタトビスジナミシャク

    2023年2月19日(日)フタトビスジナミシャク 撮影日2022/09/18 撮影場所:勿来の関①フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)壁に貼り付くように平たく止まっています。赤矢印が指しているのは外横線です。この横線を含めて外側にある横線には「U字形」が並んでいます。このような特徴を持つ仲間はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾に多いです。緑矢印は内横線を指していますが,指している所がV字形に凹む特徴が見ら...

  • クリイロアツバ

    2023年2月18日(土)クリイロアツバ 撮影日2022/10/01 撮影場所:勿来の関①クリイロアツバ(ヤガ科テンクロアツバ亜科)緩い傾斜の屋根形で壁に止まっています。外横線・内横線は不明瞭です。②クリイロアツバ本種の目立った特徴は3つ有ります。先ず第1に緑矢印が指している後縁の部分が上の方へ折れ曲がっていることです。2番目に前翅中央付近に黒ずんだ紋が有ります。その紋の中に大小1個ずつの小黒点が有ります。3番目...

  • ハイマダラノメイガ

    2023年2月17日(金)ハイマダラノメイガ 撮影日2022/09/18 撮影場所:勿来の関①ハイマダラノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。更に薄黄色の地に黒い筋や斑紋があるのでツトガ科と分かります。本種は前翅長が6~9㎜の小さな蛾です。幼虫はアブラナ科の害虫です。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2つのランキングに参加中です!! ●...

  • シロホシキシタヨトウ

    2023年2月16日(木)シロホシキシタヨトウ 撮影日2022/09/09 撮影場所:勿来の関①シロホシキシタヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)私が写した写真とそっくりのものがなかなか見つからず困りました。「みんなで作る日本蛾類図鑑」によると前翅は個体変異が多いとありました。そこで赤楕円内にある紋様を手掛かりに検索しました。真ん中頃に少し大きな白紋が1つ,その左に小白紋が1つ,右には2つあります。この紋は外横線に近いの...

  • フタモンヒロズコガ

    2023年2月15日(水)フタモンヒロズコガ 撮影日2022/09/16 撮影場所:勿来の関①フタモンヒロズコガ(ヒロズコガ科)前翅長12~15㎜の小さな蛾です。この様に小さな蛾はキバガ科の可能性がありますが,生憎キバは見当たりません。でも仲間捜しの手掛かりが写真に残されています。それは頭が白いことです。白は広に通ずでヒロズコガ科の可能性があるので検索して下さい。本種は驚くことにオオタカとフクロウの巣から発見された...

  • マダラエグリバ

    2023年2月14日(火)マダラエグリバ 撮影日2022/09/04 撮影場所:勿来の関①マダラエグリバ(ヤガ科エグリバ亜科)遠目には薄褐色でぱっとしませんが,写真では目を引き付けられます。環状紋や内横線は見当がつきませんが,外横線(赤大矢印)と中横線(赤小矢印)は見当がつきました。緑矢印の少し前方には腎状紋が有ります。左右の翅を合わせるように立てて止まっています。外横線・中横線・腎状紋・止まり方から本種はヤガ科の...

  • モンオビヒメヨトウ

    2023年2月13日(月)モンオビヒメヨトウ 撮影日2022/09/16 撮影場所:勿来の関①モンオビオエダシャク(ヤガ科ヒメヨトウ亜科)左右の翅をお互いに寄せ,屋根形にして止まっていまする。赤大矢印は腎状紋を指しています。赤小矢印は環状紋を指しています。この様な性質が見られる仲間はヤガ科に多いです。緑矢印は内横線を指しています。本種の内横線は点列になっています。幼虫はシソ科のエゴマの葉を食べます。自然観察 ブロ...

  • ゴマフリドクガ

    2023年2月12日(日)ゴマフリドクガ 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関①ゴマフリドクガ(ドクガ科)黄色い蛾を見たら注意しなければなりません。うっかり触ろうものなら痒くなって治るまで数日かかるからです。それは本種に毒針毛があり皮膚に刺さるからです。緑矢印は背に沿って生えている毛です。毒針毛を持つ蛾にはこの毛が見られます。この様に背から立ち上がる毛を持つ主な毒蛾(毒針毛を持つ)は次の5種類です。チャ...

  • アカイラガ

    2023年2月11日(土)アカイラガ 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関①アカイラガ(イラガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。このような格好で止まる仲間はイラガ科・シャチホコガ科です。さらにイラガ科は外縁に直線部分が長く,シャチホコガ科は弧の様な円みがあります。前翅長が10㎜程度の小さな蛾です。緑大矢印は外横線或いは中横線を指しています。この横線の内側は濃い色になっています。緑小矢印...

  • チャノウンモンエダシャク

    2023年2月10日(金)チャノウンモンエダシャク 撮影日2022/09/06 撮影場所:勿来の関①チャノウンモンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)壁や床に対して張り付くように平らに止まります。緑矢印は外横線を指しています。本種にはキタウンモンエダシャクという似た種が居るので注意が必要です。区別は外横線の形状で見分けるのが一番簡単です。外横線の外側に黒三角の垂れ下がりが無ければ本種です。②キタウンモンエダシャ...

  • ダイズサヤムシガ

    2023年2月9日(木)ダイズサヤムシガ 撮影日2022/04/10 撮影場所:勿来の関①ダイズサヤムシガ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)本種が何の仲間かはピンときませんが,短めな触角を体から僅かに離しています。さらに,ヒメハマキガ紋様が見当たらないのでお手上げです。頭から腹部背中頃まで黒ずんでいて他は薄褐色の地です。本種を特徴づけるのは頭部を壁につけたまま腹端を高くして止まる格好でしょう。私はこの様なかっこうを...

  • ウラベニエダシャク

    2023年2月8日(水)ウラベニエダシャク 撮影日2022/04/23 撮影場所:勿来の関①ウラベニエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)壁に貼り付くように平らに止まっています。この様な仲間はシャクガ科に多いです。前翅長は10㎜程度の小さな蛾です。幼虫はスイカズラの葉を食べます。名前はウラベニエダシャクとありますが,裏側は暗紫色を帯びていて赤くは見えません。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2つのランキ...

  • クロテンヨトウ

    2023年2月7日(火)クロテンヨトウ 撮影日2022/04/19 撮影場所:勿来の関①クロテンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)内横線・真ん中の太い中横線・外横線の3つの横線が見られるのでヤガ科と分かります。②クロテンヨトウ黄小矢印は内横線を指しています。この横線の内側には4つの小黒点がならんでいます。黄大矢印は外横線を指しています。ただ線ではなく点が並んでいます。緑矢印は腎状紋を指しています。この腎状紋の周りには小白...

  • サザナミアツバ

    2023年2月6日(月)サザナミアツバ 撮影日2022/04/19 撮影場所:勿来の関①サザナミアツバ(ヤガ科アツバ亜科)一枚目の写真だけで何の仲間か考えていたのでツトガ科と思い違いをしてしまいました。しかし,二枚目の写真の長い下唇鬚(かしんひげ)を見た途端何の仲間か分かりました。長い下唇鬚があればアツバ亜科・シタバガ亜科でほぼ見つかります。早速ヤガ科アツバ亜科を調べ確認しました。②サザナミアツバ本種は左右の翅を合...

  • キジマエダシャク

    2023年2月5日(日)キジマエダシャク 撮影日2022/04/23 撮影場所:勿来の関①キジマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)柱に張り付くように平たく止まっています。この様な仲間はシャクガ科に多く見られます。本種を見て黒っぽい蛾だと感じました。それなのに何故キジマなのだろうと思いました。ところが拡大した画像を見て納得しました。全体に黄色を帯びていたからです。緑矢印が指している縦縞は特に黄色を帯びています...

  • スジベニコケガ

    2023年2月4日(土)3203 スジベニコケガ 撮影日2022/05/17 撮影場所:勿来の関①スジベニコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)派手で明るい色の蛾はヒトリガ科にも居ます。しかし,地味な蛾も居ます。黄色い地に赤橙色の筋が沢山有り目立ちます。②スジベニコケガ 5/26撮影本種にはゴマダラベニコケガというよく似た種がいるので注意が必要です。見分けるポイントは中横線と外横線に有ります。本種の中横線(緑小矢印)は前縁近くで急...

  • ナカジロナミシャク

    2023年2月3日(金)ナカジロナミシャク 撮影日2022/05/28 撮影場所:勿来の関①ナカジロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)壁に貼り付いたように平たく止まっています。こんなに横線があると判断に迷いますが,緑矢印が指しているのは外横線だと思われます。この横線だけでなく内側や外側にある横線にも「U字形」が並んでいます。この様な仲間はナミシャク亜科に見られます。幼虫はセンニンソウ,ボタンヅルの葉を食べます...

  • ソトシロオビナミシャク

    2023年2月2日(木)ソトシロオビナミシャク 撮影日2022/05/20 撮影場所:勿来の関①ソトシロオビナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)が有っても本種はヤガ科アツバ亜科ではありません。赤大矢印が指している外横線に「U字形」が並んでいるのでシャクガ科ナミシャク亜科の蛾です。本種の色彩は個体差が大きく変化に富んでいます。しかし,どの本種でも内横線(赤小矢印)の内側,外横線の外側...

  • ヒメクロホシフタオ

    2023年2月1日(水)ヒメクロホシフタオ 撮影日2022/05/20 撮影場所:勿来の関①ヒメクロホシフタオ(ツバメガ科フタオガ亜科)昨日のクロホシフタオに似ているヒメクロホシフタオです。昨日と同じく外横線の延長線(実矢印)を引きました。すると今度は前翅後縁(赤矢印)の近くを通ります。これが両者を区別する一番良い方法です。これは「富山県産蛾類博物館」のヒメクロホシフタオに載っていました。内横線の頂点(桃矢印)はクロ...

  • クロホシフタオ

    2023年1月31日(火)クロホシフタオ 撮影日2022/05/22 撮影場所:勿来の関①クロホシフタオ(ツバメガ科フタオガ亜科)翅を大きく開いて止まっています。しかし,前翅は壁に貼り付いているようですが,後翅は少し浮き上がった感じです。更に前翅と後翅の間に大きな隙間がありシャクガ科とは違った感じを受けます。何といっても本種の大きな特徴は後翅外縁から飛び出ている2本の尾状突起です。それで名前にフタオと付いていま...

  • プライヤエグリシャチホコ

    2023年1月30日(月)プライヤエグリシャチホコ 撮影日2022/05/19 撮影場所:勿来の関①プライヤエグリシャチホコ(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。外縁から腹端は覗いていませんが,この様な性質を持つのはシャチホコガ科の仲間です。赤小矢印は内横線,赤大矢印は外横線を指しています。この2つの横線の間が濃褐色になっていて本種を見分けるポイントになっています。「プライヤ」とはイギ...

  • ウスキシャチホコ

    2023年1月29日(日)ウスキシャチホコ 撮影日2022/05/18 撮影場所:勿来の関①ウスキシャチホコ♂(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるようにして止まっています。しかも,腹端が外縁から飛び出しています。この様な仲間はシャチホコガ科の仲間です。似た蛾にキシャチホコがいるので注意が必要です。でも,胸部背を見れば区別がつきます。本種の胸部背にはナースキャップのようなものが見られますがキシャチホコには有りません...

  • マエチャオオハビロキバガ

    2023年1月28日(土)マエチャオオハビロキバガ 撮影日2022/06/20 撮影場所:勿来の関①マエチャオオハビロキバガ(ヒゲナガキバガ科ハビロキバガ亜科)頭部付近を見ると発達した下唇鬚(かしんひげ)が目立っています。ですから,「四国産蛾類図鑑」でキバガ科の仲間から探すと速く見つかります。②マエチャオオハビロキバガ前翅長は11㎜程度でキバガの仲間では大きい方です。本種は前翅に小黒点が無数に有るものとほとんど目立...

  • マンレイカギバ

    2023年1月27日(金)マンレイカギバ 撮影日2022/05/17 撮影場所:勿来の関①マンレイカギバ(カザリバガ科)本種の特徴は翅頂付近にあります。鉤状に曲がっていることに気付かれたと思います。この様に鉤状に曲がった翅頂を持つものをカギバガ科として分類しています。私は十年以上蛾の観察を続けていますが,未だ3回しか見ていません。本種と似た蛾にオガサワラカギバがいるので注意が必要です。似ているといっても横脈点を...

  • リンゴドクガ

    2023年1月26日(木)リンゴドクガ 撮影日2022/05/06 撮影場所:勿来の関①リンゴドクガ(ドクガ科)毛深くて長い前足を前方へ突き出して止まっています。少々ではありますがこのような格好で止まっていればドクガ科,シャチホコガ科を探すと速く見つかります。暗色体の前縁近くにはバナナに似た格好の紋(緑矢印)があります。幼虫はリンゴ,ナシ,サクラ,ヤナギ類,ポプラ,コナラ,クヌギ,アベマキ,カエデ科の葉を食べます...

  • カノコガ

    2023年1月25日(水)カノコガ 撮影日2022/06/27 撮影場所:勿来の関①カノコガ(ヒトリガ科カノコガ亜科)トンボを小さくしたような蛾です。翅にある白っぽい紋は半透明になっています。この紋を鹿の紋に見立ててカノコガ(鹿の子蛾)と名付けました。腹部にある2つの黄色い縞が目立って見えます。♂も♀も似たように見えますが腹部が太い方が♀です。草原や林縁で昼間見られます。特に早朝6時前後には♂♀入り乱れて低空を飛び回り...

  • クロモンドクガ

    2023年1月24日(火)クロモンドクガ 撮影日2022/06/26 撮影場所:勿来の関①クロモンドクガ♀(ドクガ科)黄色の地に黒紋はドクガ科の印象が強いです。横から見たとき赤矢印が指している辺りに毛が直立していれば毒針毛が有る仲間と思った方が無難です。写真にはそのような毛が確認できないので本種はドクガ科でも安全な蛾です。②クロモンドクガ♀本種は変わった性質を持っています。それは灯火に飛来するのは一般に♂の方なのに...

  • シャクドウクチバ

    2023年1月23日(月)シャクドウクチバ 撮影日2022/06/18 撮影場所:勿来の関①シャクドウクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。前方へ突き出ているので,シタバガ亜科かアツバ亜科と分かります。今までは,シタバガ亜科を候補に入れてきませんでした。②シャクドウクチバ 2018/05/12撮影緑矢印は外横線を指しています。本種の特徴は翅の色彩にあります。外横線の直ぐ外側まではほんのりと...

  • ハグルマエダシャク

    2023年1月22日(日)ハグルマエダシャク? 撮影日2022/06/15 撮影場所:勿来の関①ハグルマエダシャク?(シャクガ科エダシャク亜科)左右の翅を大きく開いて止まっています。しかも,壁に貼り付くように翅は平らです。この様な仲間はシャクガ科に多いです。本種はミナミハグルマエダシャクに似ていて解剖しないと分からないようです。黄矢印は外横線を指しています。この横線の様子が歯車の形にそっくりなので名前にハグルマが...

  • ウスグロアツバ

    2023年1月21日(土)ウスグロアツバ 撮影日2022/06/10 撮影場所:勿来の関①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)先ず,下唇鬚(かしんひげ)を見て下さい。後方へ反り返った下唇鬚が有ります。この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。本種の仲間はちょっとした所が違うことが多く種は少なくありません。その例として赤矢印が指しているのは内横線ですが指している部分から急に頭の方へ曲がります。曲...

  • キヅマアツバ

    2023年1月20日(金)キヅマアツバ 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関①キヅマアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)左右の翅は開かず,壁に貼り付くように止まっています。しかし,シャクガ科ではありません。止まっている感じは三角形で,矢尻の形をしています。そんなところからヤガ科となったのでしょう。②カギアツバ亜科赤矢印は外横線をさしています。この外横線は3箇所が外へ出張っています。その内の二つは前縁近くにあり...

  • ギシギシヨトウ

    2023年1月19日(木)ギシギシヨトウ 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関①ギシギシヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)桃矢印は環状紋を指しています。赤矢印は腎状紋を指しています。この二つの紋が有るので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科のどちらかです。②ギシギシヨトウ黒ずんだ色をしていますが緑色を帯びているらしいです。本種の名前はギシギシヨトウとなっていますが幼虫はギシギシという草は食べません。イネ科やカヤツリグ...

  • ツマキシロナミシャク

    2023年1月18日(水)ツマキシロナミシャク 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関①ツマキシロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)赤矢印は外横線の一部分と思っています。本種がナミシャク亜科の仲間とは何かぴんときません。それは赤矢印が指している黒紋が独立していて線として繋がっていないからです。でも,よく見ると外縁に近い部分に「U字形」が見られます。緑矢印は亜外縁線と思っています。この外側に「U字形」が...

  • フタクロテンナミシャク

    2023年1月17日(火)フタクロテンナミシャク 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関①フタクロテンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)緑大矢印は外横線を指しています。この外横線にも「U字形」は見られますが,この線の外側には明瞭な「U字形」が見られます。だから,本種はナミシャク亜科の仲間です。緑小矢印は内横線を指しています。この横線にも「U字形」がならんでいます。この様にナミシャク亜科の仲間は内横線にも...

  • ホソバシャチホコ

    2023年1月16日(月)ホソバシャチホコ 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関①ホソバシャチホコ(シャチホコガ科)緑矢印は腹端を指しています。外縁から腹端が出ている仲間はシャチホコガ科です。シャチホコガ科の成虫は口が退化しています。そのため幼虫のときにせっせと腹部に溜め込むので大きくなっています。②ホソバシャチホコ本種を横から見ると赤矢印が指している前方に黒ずんだ紋が見られます。この黒ずんだ紋は個体差...

  • モンシロクルマコヤガ

    2023年1月15日(日)モンシロクルマコヤガ 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関①モンシロクルマコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)壁に貼り付くように平たく止まっています。後翅がよく見えるほど大きく開いています。でもシャクガ科の仲間ではありません。緑矢印は外横線を指しています。この外横線の外側には黄色を帯びた紋(赤大矢印)が有ります。ところが後翅にも似たような紋(赤小矢印)が有ります。しかし,こちらの紋は白...

  • クロシタキヨトウ

    2023年1月14日(土)クロシタキヨトウ 撮影日2022/06/05 撮影場所:勿来の関①クロシタキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科キヨトウ類)なだらかな屋根形を作って止まっています。さらに地色は淡黄色をしています。この様な仲間はヤガ科ヨトウガ亜科に多いです。後翅の色が黒ずんでいるのでクロシタキヨトウと名付けられたと思われます。②クロシタキヨトウ赤小矢印は内横線を指しています。3つの小黒点が並んでいます。前縁に近い...

  • ツマオビアツバ

    2023年1月13日(金)ツマオビアツバ 撮影日2022/06/05 撮影場所:勿来の関①ツマオビアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間だと分かります。本種にはヒメツマオビアツバという似た種が居るので注意が必要です。でも内横線の形状で区別がつきます。本種の内横線(緑小矢印)は直線ですがヒメツマオビアツバの方は曲がっています。緑...

  • クロテンフユシャク

    2023年1月12日(木)クロテンフユシャク 撮影日2023/01/12 撮影場所:勿来の関①クロテンフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科)左右の翅を重ねて止まっています。寒い冬に出現するこの様な仲間はシャクガ科フユシャク亜科です。本種の特徴は明瞭で少し大きめの黒点が有ることです。緑矢印は外横線を指していますが,ここではっきりと曲がっています。ここの点を頂点とするような小さな三角形が見られます。少し白っぽく見え...

  • カクモンヒトリ

    2023年1月11日(水)カクモンヒトリ 撮影日2022/0.6/04 撮影場所:勿来の関①カクモンヒトリ♂(ヒトリガ科)翅の後縁が少し高くなっています。翅は開かずに閉じて止まっています。足を見ると黒くなっています。足が黒いのはヒトリガ科に仲間が多いです。②カクモンヒトリ本種の♂と♀では翅の色に違いがあります。♂は写真の様に橙色を帯びていますが♀の翅は真っ白です。黒い筋は個体差があって様々です。♀と♂では♀の方が大きいで...

  • フユシャク

    2023年1月10日(火)フユシャク 撮影日2023/01/10 撮影場所:勿来の関①フユシャク(シャクガ科)フユシャクとは冬の期間活動するシャクガ科の仲間の総称で,♀は翅が退化して無いか短くなっています。シャクガ科の中でもフユシャク亜科・エダシャク亜科・ナミシャク亜科の仲間達です。♀の翅の退化の他に成虫の口も退化して有りません。飲まず食わずで約一ヶ月程活動できるそうです。②フユシャクところで今日私が撮ったフユシャ...

  • ホソバナミシャク

    2023年1月9日(月)ホソバナミシャク 撮影日2022/06/04 撮影場所:勿来の関①ホソバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)平面に張り付いたように止まっています。後翅がよく見えるほど開いて止まっています。緑大矢印(外横線)を見ると不明瞭ながら「U字形」が並んでいます。更に桃矢印(亜外縁線)を見ると明瞭に「U字形」がならんでいます。緑小矢印は中横線を指していますが,ここから桃矢印の間の横線に「U字形」が並んでい...

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