司馬遼太郎【太郎の国の物語】1 ブロードウェイの行進 より👇勝海舟がですね、アメリカから帰って来ましてね・・・咸臨丸に乗って帰って来まして、それで江戸城に呼ばれて、ずらっと老中が並んで・・・老中いうのは皆、お大名ですからね・・・勝に「かの国と我が国というものの違いは、どのような所にある?」・・・そしたら勝海舟はですね「アメリカという国は、重い位にいる人は、皆それ相当にぜんぶ賢いです、日本とは全然違います」。・・・要...
逃げ出したいなら 彼女を連れていこう コカイン 降参して 地べたに伏せたいなら コカイン 彼女は嘘つかない 嘘つかない 嘘つかない コカイン 嫌なニュースを聞いたら ブルースをキメたくなるコカイン 一日が終わって 現実から逃げたいなら コカイン 彼女は嘘つかない 嘘つかない 嘘つかない コカイン 一日が終わっても コカインが止められないなら この事実を忘れないで それは取り返しがつかないコカ...
Agnes Obel - Familiar (Official Video)
私と一緒ならあなたは 水の上を歩けますか? 慣れ親しんだ現実の生活の外では あなたの血は凍ってしまうでしょうから 私と一緒ならあなたは 水の上を歩けますか? そうでなければ 道を外れずに 私のいない 慣れ親しんだ場所で暮らしてください 黄金の門で輝く 現実の人生へ 私たちの愛は人には見えない幽霊 とても危険なもの 愛を維持するために 存在が薄れてゆく 私たちの存在がを闇に飲まれる (ああ、あなたは私...
誰もが大きな船やボートを造っている ある者は記念碑を建て ある者は本に記している 誰もが絶望している すべての少女と少年が でもエスキモーのクインが来たら みんな大喜びで飛び跳ねるだろう みんな集まれ 仲間も余所者も クインみたいな人は見たことない みんな集まれ 仲間も余所者も マイティ・クインは普通じゃないんだ みんなと同じように ぼくは甘い砂糖が好きだ でも煙に巻かれて急ぐのは ぼく...
Paul McCartney & Wings - Live and Let Die
「それは生命の終わりと、サバイバルの始まりだ」➡ チーフ・シアトル 子どものころのあなたの心は 開かれた本のように素直 あなたはこう思ったはずだ 自分も生き 他も生かす (互いに許し合って生きる)(我慢する)(世の中は持ちつ持たれつ) そうだろ? でももし 私たちが生きているこの変わり続ける世界が あなたを屈服させ 泣かせるのなら あなたは こう言うだろう 私は生きる お前らは死ね 死...
A・ローウェン「ナルシシズムという病 文化・心理・身体の病理」初版第1刷発行-1990年12月20日 初版第5刷発行-1996年2月1日 新曜社 ナルシシストは楽天的でもなければ無邪気でもない。彼らは、パワーゲームを演じること、ひとを誘惑すること、ひとを操縦することを覚えてしまっている。彼らはつねに、ひとが自分をどう見ているか、ひとが自分にどう反応するかを考えている。また彼らは、コントロールの喪失は狂気の不安をよび...
A・ローウェン「ナルシシズムという病 文化・心理・身体の病理」初版第1刷発行-1990年12月20日 初版第5刷発行-1996年2月1日 新曜社 快楽とは生の肯定的な経験である。のどが渇いたときにつめたい水を飲むことは、真の快楽の一例である。そのような快楽と最上のカクテルを結びつけることは困難であろう。おなじように、お腹がすいているときにとるほどよい食事は、どんなものであっても楽しい。他方、お腹がすいていないときに...
A・ローウェン「ナルシシズムという病 文化・心理・身体の病理」初版第1刷発行-1990年12月20日 初版第5刷発行-1996年2月1日 新曜社 👇 「よき」生活(グッドライフ)の非現実さは、外見上の快楽、或はさまざまな快楽の仕掛けがあるにもかかわらず、それには喜びが欠けているという点にある。この世には喜びなどない、などと私は言おうとしているのではない。だが、「よき」生活と言われるような生活のスタイルにはそれが欠けてい...
A・ローウェン「ナルシシズムという病 文化・心理・身体の病理」初版第1刷発行-1990年12月20日 初版第5刷発行-1996年2月1日 新曜社 👇 現代人はその想像あるいは現実において、子どものときの、そしてまた大人になってからの無力さの経験から生じる内的な絶望を克服するため、力の感覚を必要としているように思われる。だが、複雑な人間的問題が力によって解決できるなどと信じるのは幻想にすぎない。 現代世界の非現実性は...
A・ローウェン「ナルシシズムという病 文化・心理・身体の病理」初版第1刷発行-1990年12月20日 初版第5刷発行-1996年2月1日 新曜社 👇 我々の社会は逃避主義的傾向が非常に強い。とりわけ青年たちに広く見られる麻薬やアルコールの使用はその証左である。私の信じるところでは、若者たちが麻薬に目を向けるのは、自分たちがさらされている過剰な刺激が手に負えないからである。耐えがたい状況から逃避する道を麻薬やアルコール...
A・ローウェン「ナルシシズムという病 文化・心理・身体の病理」初版第1刷発行-1990年12月20日 初版第5刷発行-1996年2月1日 新曜社👇 生気の欠如とイメージヘの陶酔との結びつきは、テレビやビデオに対する我々の関わりにおいて最も明確になる。テレビに対して過度に身をさらすことが身体の生気に抑うつ的な効果を与えることは、誰でも知っている。我々は絶えずイメージの刺激を受けるのだが、それから生じる興奮を解除する方...
A・ローウェン「ナルシシズムという病 文化・心理・身体の病理」初版第1刷発行-1990年12月20日 初版第5刷発行-1996年2月1日 新曜社👇 こうした体操(ロルフィング:米国生まれの手技療法)がもたらしてくれるような身体との接触感覚がなければ、人は現実に根ざした感情(グラウンディング)を失ってしまう。ところが、それこそ今日、多くの人々に生じていることなのである。現代世界の非現実性を一番簡単に特徴づけたいと思う...
エーリッヒ・フロム「愛するということ 新訳版 1991年3月25日 第1刷発行/1996年8月15日 第9刷発行 紀伊國屋書店 愛について学ぶべきものは何もない、という思いこみを生む第二の誤りは、恋に「落ちる」という最初の体験と、愛している、あるいはもっとうまく表現すれば、愛のなかに「とどまっている」という持続的な状態とを、混同していることである。 それまで赤の他人どうしだった二人が、たがいを隔てていた壁を突然取...
エーリッヒ・フロム「愛するということ 新訳版 1991年3月25日 第1刷発行/1996年8月15日 第9刷発行 紀伊國屋書店 👇 このような考え方には、現代社会の発展と関連したいくつかの理由がある。そ の一つは、愛の対象の選び方が今世紀になって大きく変化したことである。ヴィクトリア朝時代には、他の伝統的な社会の場合と同じく、愛は、結婚へと至ることもありうる自発的な個人的体験ではなかった。それどころか、結婚は双方の家あ...
エーリッヒ・フロム「愛するということ 新訳版 1991年3月25日 第1刷発行/1996年8月15日 第9刷発行 紀伊國屋書店👇 何も知らない者は何も愛せない。何もできない者は何も理解できない。何も理解できない者は生きている価値がない。だが、理解できる者は愛し、気づき、見る。……ある物に、より多くの知識がそなわっていれば、それだけ愛は大きくなる。……すべての果実は苺と同時期に実ると思いこんでいる者は葡萄について何一つ知...
エーリッヒ・フロム「愛するということ 新訳版 1991年3月25日 第1刷発行/1996年8月15日 第9刷発行 紀伊國屋書店 はじめに 愛するという技術についての安易な教えを期待してこの本を読む人は、きっと失望するにちがいない。そうした期待とはうらはらに、この本が言わんとするのは、愛というものは、その人の成熟の度合いに関わりなく誰もが簡単に浸れるような感情ではない、ということである。 この本は読者にこう訴える―...
「ブログリーダー」を活用して、佐藤蓼丸さんをフォローしませんか?
司馬遼太郎【太郎の国の物語】1 ブロードウェイの行進 より👇勝海舟がですね、アメリカから帰って来ましてね・・・咸臨丸に乗って帰って来まして、それで江戸城に呼ばれて、ずらっと老中が並んで・・・老中いうのは皆、お大名ですからね・・・勝に「かの国と我が国というものの違いは、どのような所にある?」・・・そしたら勝海舟はですね「アメリカという国は、重い位にいる人は、皆それ相当にぜんぶ賢いです、日本とは全然違います」。・・・要...
「ゆきてかえりし物語ーホビットの冒険」ビルボ・バギンズ著👇■ホビットについて 我々はホビット庄の4つの区域に、長年、暮らしてきた。大きい人たちは、ホビットである我々にほとんど無関心。中つ国には様々な種族がいるのだから仕方ない。ホビットはその中で、『勇敢な戦士』と呼ばれることもなく、『秀でた賢者』とも呼ばれない。我々が情熱を傾けるのは、『食べることだけ』とも言われる。それは、あまりに一面的だ。我々の関...
ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ」1992年11月10日第一刷/1993年7月20日第二刷/春秋社👇健全なタイプ9がタイプ3に統合すると、彼らは自信をもち、自分自身とその能力を可能なかぎり最大限に伸ばすことに関心をもつようになる。彼らは、感情の抑制状態から自分自身をもっと重要視する方向へ、世間にただ生まれてきたという存在から積極的で自ら考えて行動する実力者へと動く。彼らはすでに健全できわめて安定しているので、も...
*クリックで該当のページへ...
鈴木秀子【9つの性格】エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係/PHP研究所👇 タイプ確認がさらに困難なのがタイプ6とタイプ9だ。その理由には、さまざまなものがあるが、まず強烈な特色が表面化しない点があげられる。 「これだ!」と言える個性が確認しにくいのだ。またタイプ6の場合は、自分の内面に目を向けようとせず、自分が疑念や不安とともに生きていることを認めたくないことも壁になる。タイプ9の場...
いったい西郷って何だろう?・・・ということを考えるうえで・・・考えようとして「翔ぶが如く」というのを書いたんです。・・・うーん・・・よくわからない・・・書き終わってもよくわからないと思ったくらいに・・・西郷ってのは「巨人」ですね。西郷が西南戦争で亡くなったときですね、西郷派でない敵方・政府軍の方の黒田清隆という薩摩人がですね、非常に嘆いて、「惜しき仁者を亡くした」と・・・「仁」のある人ですね・・・なるほど西郷は仁者といえ...
■根源的タイプ:性格の様式が形成される子供時代に、世の中を肯定的にとらえる定位が確定してしまっているため、副次的タイプに比べて変化に弱い。■副次的タイプ:性格の様式が形成される子供時代に、安定した定位を得られなかったために、成長の過程で良くも悪くも動き回り、根源的タイプに比べて変化に対応しやすい。...
タイプ9であれば、1のウイングが8のウイングのどちらかを補完的に備えていて、どちらかの特性が独特な形で混じり合った性格になる。 ■関係の三つ組、8・9・1 【タイプ8は、周囲と関係を持つ能力が過剰に発達していて、自分自身をほかの誰よりも大きな存在であると見なしている。】【タイプ9は、独立した人間として生きるのではなく、ほかの誰かを通して生きるため、周囲と関係を持つ能力から最も遊離している。】...
...
ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ」1992年11月10日第一刷/1993年7月20日第二刷/春秋社👇彼らがそれを認めたいか認めたくないかは別にして、タイプ9も単一の個人である。彼らは容易ならない代償を支払わずには、自分自身を無視したり、その潜在能力を発達させずにおくことはできない。ーーその夢のような半意識性の中で生きているうちに、彼らは他の人たちとの結び付きを得るよりは、むしろ必然的にそれを失うであろう。その半...
...
何も私はその・・・軍国主義で言ってるんじゃないんです・・・こういうところに国家を追い込んで、無茶苦茶にしてですね・・・自ら自分の国を袋叩きにして、潰していくっていうのは一体なんだろう?と・・・で、そんな・・・こう・・・つまらない民族だったんだろうかと?・・・上の人がですね・・・この程度の人間しかいなかったんだろうか?・・・昔は違ったろういうのが・・・明治の人は違ったろう・・・あるいは、江戸時代の人は違ったろう・・・少なくとも明治の人...
Taylor et al.(2004)は、ストレスの対処法として、アメリカ人は他者にサポートを求めやすいのに対し、韓国人は「和を乱す」「他者に話すことで事態が悪化する」「他者から批判される」などを高く懸念し、他者にサポートを求めにくいこと、そして 他者にサポートを求める程度のこの文化差は、そうすることの懸念を見積もる程度の強さによって媒介されることを示している。 そして Kim らの最近の研究は、他者へのサポートの求め...
また近年、ヒトの OXTR遺伝子と社会・文化環境との相互作用に関する研究も進められつつある。オキシトシンには、向社会性や他者に対する信頼感を高めたり、ストレスを緩和したりする機能がある。ヒトのOXTR遺伝子rs53576)にはAとGの2つのタイプがあり、Aの遺伝子を持つ人と比較し、Gの遺伝子を持つ人は共感能力に優れ、ストレスへの対処能力が高い。 近年の研究は、OXTRとソーシャルサポートに関する文化的規範との関連性を示...
「広がるクセ毛まっすぐスタイル・・・」 「あっちゃんにお土産じゃ♡」 「ついでに、あっちゃんの親父にズラ買って帰れば・・・」 「あんた、ほんと失礼な奴やね!」 「クセ毛のあっちゃんに、それ買ってくのと同じじゃん・・・肌が白くなる石鹸・・・こっちは伊吹にだろ・・・」 「わしって・・・」「伊吹は大丈夫だって・・・」...
この子かね、今度東京から来んさった、田村のじっちゃんの孫いうのは。 「うん、そうじゃよ」 この度は大変じゃったの、親が離婚しんさったんじゃろ? 父ちゃんが女と逃げんさったいうて聞いたが、あれ本当かね。 あんた釣りはせんかね? 道具はわしが貸しちゃるで、松田先生もよう来んさるけぇ、一回ついて来てみんさいや。ヒラマサやらワカナやら、いかーのが釣れるけぇのう。ヒラマサ、ワカナ、タイ、アジも釣れるしの、イ...
*クリックで該当のページへ山下敦弘監督「天然コケッコー」2007年 より👇「この辺には、ダサぁ散髪屋しか、ないけんのう!」「そよちゃんは、まだおりんさいや。なあ、シゲちゃん」「うん」「なして? わしも一緒にトラック乗せてぇや」「トラックは・・・はあ、満員じゃ。そやなそやな、シゲちゃんが送ってくれらぁね、 なあ、シゲちゃん」...
また、歴史上、病原体の感染に晒された地域ほど集団主義傾向が強いことも示唆されているが、S型の割合がこの関係を一部媒介し、病原体の感染に晒された地域ほどS型の割合が高く、そして集団主義的であることも示している。 病原体を始めとするさまざまな脅威にさらされた地域ほどその規範は厳しいとする最近の知見を踏まえても、集団主義、具体的には逸脱者に対して厳しく罰したり、集団内の関係や結びつきに高い価値を置いたり...
■新奇探求性に乏しい日本人 ドーパミンD4受容体遺伝子(DRD4)には、長いタイプと短いタイプがあり、長いタイプは短いタイプより「新奇性探求」が高いが、アジアでは長いタイプの人の割合が非常に低い(1%以下)に対し、南米では調査対象の民族集団のほとんどにおいて長いタイプの割合が60%を超えていた。 加えて、歴史上、移住の経験がある民族集団では長いタイプの人の割合が高く、特にその移動距離が長いほどその傾向...
そして、日本人はこの『正義中毒』に陥りやすいことが医学的にも分かっている。日本人は「不安遺伝子」と呼ばれるセロトニントランスポーターSS型を持つ人の比率が、他の国に比べて圧倒的に高いのだ。左から、日本、韓国、中国左から、アメリカ、イギリス、ドイツ...
the Defenderの記事を読むーその2 2023年5月23日「メディカル・ガスライティング」新型コロナに対する政策に反対し、改革を求める医師たちの声 ノバルティス、メルク、ファイザー、GSK(旧グラクソ・スミスクライン)などの製薬大手やビル&メリンダ・ゲイツ財団などの名前がスクリーンに映し出される中、ラフェイは語る。 ーこれは、とても大変なことです。なぜなら、私たちは全員『持ちつ持たれつ』の関係にあったからで...
反逆者はどこへ行った コンピューターのスクリーンに隠れているのか 魂はどこへ行ったのだ 反逆者はどこへ行ったのだ 今こそ出直すときだ 第一に金のためそしてテレビのため そんなのロックンロールじゃないだろ 反逆者はどこへ行った 反逆者はどこへ行った 誰かが声を上げなければ 奴らは決して多くを語らない 反逆者はどこへ行った 果たして奴らはそれほどタフなのか 単に強がってるだけなのか 第一に金のた...
the Defenderの記事を読むーその1 2023年5月23日「メディカル・*ガスライティング」新型コロナに対する政策に反対し、改革を求める医師たちの声 ー最近発足したグローバル・ヘルス・プロジェクトは、COVID-19のパンデミック時に反対意見を封じることが医師、患者、医療システムに与える影響について医師が説明するビデオ「The Oath(誓い)」を公開しました。 *ガスライティングー些細な嫌がらせを行ったり、わざと誤った...
ジョンジョー・マクファデン「量子進化」を読む。その1 序 生命とは特別な現象であり、特別な説明を必要とする。私がこの事実に衝撃を受けたのは、『生命とは何か』という本を読んだときであった。この本は量子力学を築いた一人であるエルヴィン・シュレーディンガーが50年前に書いたものだ。生命を理解する鍵は、生命の力学が無生物を支配する力学とは異なることに気づくことだ、とシュレーディンガーは提案した。われわれ...
■フンベルバルディンク先生の「二匹のドラゴン」 ■統一意識の状態 何物にも邪魔されない子宮内での生活は、胎児にとって理想に近い状態。酸素と栄養は胎盤を通じて供給され、老廃物もそれによって処理される。羊水によって騒音や衝撃から保護され、子宮内の温度は一定に保たれる。安心感や保護されている感覚が存在し、あらゆる欲求は努力なしに即座に満たされる。「良い子宮」の内部では平和、静寂、平穏、歓喜、至福だけが体...
「自由からの逃走」を続けてゆくと、やがて以下のようになる。 👇 すなわち完全に機械化され、最大限の物の生産と消費に熱を上げ、 コンピューターに指図される社会である。この社会過程の中では、人間自身が機械全体の一部となり、十分な食物と娯楽を与えられながらも、受動的になり、生命を失い、感情も枯渇してゆく。この新しい社会の勝利とともに、個人主義とプライバシーは消滅してしまうだろう。他人に対する感情を操作する...
そんな自由は、いっそ誰かに預けてしまった方が楽なのだ。ある国家に、ある宗教に、ある伝統に、ある慣習に。自ら問い、自ら悩み、自ら選ぶ自由より、ある権威に従ってしまった方が楽なのだ。やがて、どこまでが他人の不正で、どこからが自分の不正なのかも、わからなくなる。その方が自分を責めずにすむし、心安らかに暮らせるじゃないか。 人はパンのみでも生きてしまえるものなのだ。また、パンを与えてくれる者が正義と思わ...
「住専問題は、日本が戦後51年目に迎えた、第二の経済的敗戦である」。そう言い残して九日後、司馬はこの世を去った。 ➡【この国の行く末~現代日本への遺言】 「ここまで傷んでるんだぞ、という認識を、国民全体が持たなければ、昨日の続きで今日も生きてるという程度の生き方を、これからま続けていったらもう、じり貧も何も、いつの間にか日本という国が無くなってしまうかもわかりません。そこまでの事態だと思うの...
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 『石の花』(いしのはな)は、坂口尚による日本の漫画。第二次世界大戦時、ナチス・ドイツの侵攻を受けたユーゴスラビアを舞台にした「戦争大河」作品で、極限状況にありながら理想を求める若者の生き方を描く。坂口の代表作である。 冒頭に登場する、新任教師のフンベルバルディンク先生は、早く大人になりたい、自分の力を証明したいと望む少年、クリロをイライラ...
石ノ森章太郎「鉄面探偵ゲン」第三巻 最終話【妖怪】👇「ピーナッツ」をくった日本の政治家の名まえもふくまれた・・・・・・・・アメリカでの ロッキード事件調査資料が・・・・・・・・この たてものの どこかにある―そいつを ぼくが・・・・・・・・ぬすみだす・・・・!■・・・・? あれ? 書けない・・・・。(画像をクリックで該当のページへ)...
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」もっと極端なばあいには、人生をただ「かれ」をあやつることだけですごすこともある。 かれらの用いる方法はさまざまである。あるものは「服従」を、あるものは「善良さ」をもちいる。 またあるものは苦悩を操縦のためのおもな方法としている。そこではけっきょくどのような感覚、思考、感情も、「かれ」をあやつろうとする要求によって、色どられている。 いいかえるとそこには真に自発的な...
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」サド・マゾヒズム的追求においては、この無能力の結果、ひとは魔術的助け手に依存して自己から逃れようとする。 いま論じている、よりおだやかな依存の形式では、無能力はただ指導され保護されたいという願望を導くだけである。魔術的助け手に関係しようとのぞむ強さは、個人の知的、感情的、感覚的可能性を自発的に表現する能力と反比例する。いいかえると、かれは自分の行動によってではな...
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」私がここで考えているのは、その全生活をなんとはなしに自分の外側の力に関係させているようなひとびとのことである。かれらのなすこと、感じること、考えることで、この力と結びつかないものはない。かれらは「かれ」からの保護を期待し、「かれ」の世話を受けたいと願い、自分たちの行動によっておきたことでも、すべて「かれ」に責任をおわせている。またかれらは、依存しているという事実...
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」かれにとっては、この世界は力をもつものともたないもの、優れたものと劣ったものとからできている。サド・マゾヒズム的追求にもとづいて、かれはただ支配と服従だけを経験するが、けっして連帯は経験しない。性の差別であれ、人種の差別であれ、けっきょく優越と劣等のしるしでしかない。このようなことを意味しない差別を、かれは考えることはできないのである。さきざまのサド・マゾヒズム...
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」かれは権威が強く、命令的であるかぎり、それを信じている。 かれの信念は結局かれの疑惑に根ざしており、その疑惑を補償しようとしている。 しかし、もし信仰とは現在潜在的に存在していることがらが実現されるということの確信を意味するならば、 かれは信仰をもっていない。権威主義的哲学は、どんなにはげしく相対主義を克服したと主張し、それを行動にあらわしているとしても、それは本...
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」権威主義的性格にとっては、すべての存在は二つにわかれる。力をもつものと、もたないものと。それが人物の力によろうと、制度の力によろうと、服従への愛、賞賛、準備は、力によって自動的にひきおこされる。力は、それが守ろうとする価値のゆえにではなく、それが力であるという理由によって、かれを夢中にする。かれの「愛」が力によって自動的にひきおこされるように、無力な人間や制度は...
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」サディズム的人間は、マゾヒズム的人間が対象を必要とするのと同じように、対象を必要とする。 ただかれは、抹殺されることによって安全を求めるのではなく、他人を抹殺して安全を獲得する。どちらのばあいも個人の統一は失われる。一方では私は自己の外側の力のなかに解消する。私は私を失う。他方では私は自己を拡大し、他人を自己の一部にするが、そのさい私は独立した個人としては欠けて...
エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」サディズム的衝動の本質はなんであろうか。ここでもまた、他人に苦痛をあたえようという願望が本質なのではない。サディズムの形にはさまざまのものが観察できるが、それはただ一つの本質的な衝動にまでさかのぼることができる。すなわち他人を完全に支配しようとすること、かれをわれわれの意志にたいして無力な対象とすること、かれの絶対的支配者となること、かれの神となり、思うままにか...
A・W・シェフ「嗜癖する社会」嗜癖は中毒ではない。人は好きで嗜癖する。 1990年代は嗜癖の時代とも呼ばれる。 より 否認は嗜癖者にとってもっとも大切な防衛メカニズムです。「私はアルコホリックではありません」とアルコホリックは言います。「私はそんなに飲み過ぎるわけではないし、深刻な飲酒問題などありません。ちょ っとした問題ならありますが、それだって、そんなに深刻ではないのです」。 家族メンバーは(彼ら...
A・W・シェフ「嗜癖する社会」嗜癖は中毒ではない。人は好きで嗜癖する。 1990年代は嗜癖の時代とも呼ばれる。 より 混乱は、嗜癖 システ ムの特徴 であるだけではなく、 このシステムにおいて重要な役割を演じています。 第一に、混乱は私たちを非力で被支配の状態にとどめます。混乱した者ほどコントロールしやすい者はないでしょう。混乱した社会ほどコントロールしやすい社会もないでしょう。 政治家はこのことを誰よ...