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みきちゃん
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2013/02/21

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  • 南天

    10月も最後の日となった。朝の気温が下がって、南天の実がぐんと赤味を増した。菊の花が、花を大きく開いた。黄色があざやかだ。この一年も残すところ2か月、一日がまたたく間に過ぎる。ウェブデザインのサイト、キャンバに取り組んで2週間、やっと目の前のテンプレートが操れるようになってきた。目的の作業に至るまでの道のりが見えてきた。82歳の手習い、いくつになっても学ぶことは楽しい。このブログにも、キャンバの素材が使えないか、考えると時間が足りない。今日、詩吟の教室で習った詩は、朱熹の「勧学の文」。謂う勿れ今日学ばずして来日有りと謂う勿れ今年学ばずして来年有りと日月逝きぬ歳我と延びず嗚呼老いたり是誰の愆ぞや日が経つのは早く、その分年が早く行く。その時間を待ってくいれることはない。我、老いたりと嘆いても、もはやどうなるも...南天

  • 満月

    今日、満月。月の沈むころ、部分月食になる。空を見上げると、雲が多く出て、ネットでお借りしたようなきれいな満月は見られそうにない。10月の満月はハンターズ・ムーン。日没から月のでまでが短く、狩猟をする人々にはありがたい月であったらしい。秋の天気は変わりやすい。芭蕉の句にも、「名月や北国日和定めなき」と呼んで、雨や曇りで見られない月を残念がっている。先日、葯莱山に登った日、やくらいコテージに宿を定め、一夜、BBQを楽しんだ。陽が沈んで、空には13夜の月が出ていた。秋の夜でも、気温がさほど下がらず無風。コテージ前の街灯のなかでのBBQは、ほとんど望外の日和であった。BBQの炭火の残りに手をかざし、酔いにまかせて夜の更けるのも忘れた。この先、こんな楽しみに再び出会えるとは、衰えてきた想像力では思い描くことはできな...満月

  • 葯莱山

    尾花沢から銀山温泉をかすめ、鍋越峠をこえて宮城県の加美町に出る。近年、やくらいガーデンの誕生で、花見に行く観光客が増えている。あたりには、パークゴルフ場、温泉と近接するコテージ。家族連れや、高齢者の観光地として見直されている。事実、薬師の湯には、車が多く泊まり、ゆったりと温泉を楽しむ人の姿が多く見られた。我が山友会の恒例行事、山登りとBBQで秋を楽しむ企画にこの地が選ばれた。東京で雷に加えて雹が降る不安定な秋の日和であったが、ここ宮城の米どころは、この秋一番という日和に恵まれた。葯莱山は標高553m。スキー場脇の鳥居の脇が登山口になっている。上の鳥居まで林の日陰道を過ぎると、706段の木枠の階段で、頂上付近の神社に着く。所要時間はほぼ1時間。ダブルストックの練習には、ほどよい距離感だ。参加者は11名。夕方...葯莱山

  • 霜降

    今日、24節季の霜降。朝は気温が下がったが、霜降に似合わない暖かさだ。悠創の丘に、秋を求めた。悠創館で用を足したあと、裏の道から吊り橋を二つ渡ると、20分コースと標識のある遊歩道がある。階段のある急坂をのぼると、たおやかな斜面に芝生が張られた広場に出る。背の高いポプラの樹が聳え、秋の空の高さを強調している。ポプラの葉は少し、色づき始めた。この樹のみごとな紅葉の時期に、もう一度来たいと思った。芝生の草紅葉や、カエデがやっと色づき始めたばかりだ。広場の奥に、若い女性が犬を遊ばせている。犬も気持ちがいいのか、膝のそばでおとなしく日光浴をしている。ほかに、広場を散策する人が、一組、また一組、秋晴れの陽を楽しんでいる。トレッキングポールを持参した。この丘の広場で、ポール使いを習熟のためである。80歳の壁を越えて、衰...霜降

  • アルストロメリア

    戸外の花がめっきりと少なくなった。知人からいただいたアルストロメリアが玄関を華やかにしてくれている。今年も残り少なくなってきたが、注目していた日本の二人の天才。二人とも誰もがなし得なかった偉業を遂げた。野球の大谷翔平と将棋の藤井聡太。大谷はメジャーリーグでホームラン王、藤井は将棋の公式8冠を全制覇。大谷は9月に怪我で戦列を離れたものの、ア・リーグのMVPも有力視されている。二人に共通しているのは、明日を見据えて、更なる自身の強化を目指しているところだ。謙虚で奢らず、日々の努力で高みを目指す。天才に比して自らを省みるとき、残された時間で何ができるだろうか。心もとない限りだ。だが、新しいことを学んでいくことは続けたい。これから身につけたいのは、ウエブデザイン。canvaを使いこなすことに挑戦したい。趣味の会の...アルストロメリア

  • 雪迎え

    秋晴れと秋雨が交互にくるようになった。一雨ごとに、気温が下がる。昨日、テレビで札幌の雪虫が写っていた。子どもの頃、雪の降る前に、この虫がまるで雪が降るように飛んでいたのを思い出す。この季節になると、雪迎えという現象が起きる。これは、空を飛ぶ白い糸である。南陽市に住む錦三郎先生が、長年研究したものである。錦三郎の著書『雪迎え』から引用する。「晩秋の晴れた日、無数の子グモが、脚をつっぱり腹部を空にもちあげクモイボから糸を吐く。糸がある長さになると、クモは脚を放す。すると糸に引かれて雲は空のかなたへ飛んでゆく。その時の糸の集まりがつまり「雪迎え」である。」この現象は山形県の置賜地方で見られる。秋の「雪迎え」は飯豊の方から、蔵王の方面へと飛んで行った。冬をどこかの山中で越すためであろうか。春には「雪送り」と呼ばれ...雪迎え

  • 金木犀

    金木犀が咲くと秋が深まった印象が強い。天予報では、今日の最高気温は16℃、北海道では降雪が予想されている。安達太良山、谷川岳。今年訪れた山々に紅葉の見ごろになった、との知らせもある。雪が来る前に、短い秋を楽しみたい。そんなことを考えていると、山の仲間が立派な天然マイタケを届けてくれた。散歩の途中、城址の桜の木の根元で見つけたのとのこと。人生初めての収穫と言っていた。やはり、戸外に出なければ、こんな僥倖にもめぐり会うことはない。秋を楽しむとはこういうことか。蛤のふたみに別れ行秋ぞ芭蕉芭蕉、「おくのほそ道」の大団円。大垣に着き、旅を終えて伊勢へ向かう芭蕉の門人たちとの別れの句だ。長谷川櫂の「日めくり四季のうた」にも採られている。NHKの「英雄たちの選択」という番組で、芭蕉が取り上げていた。この番組に俳人の長谷...金木犀

  • 秋晴れ

    ここ3日間秋晴れが続いている。短い秋に、このような日々は貴重だ。暑からず、寒からず、冷たい風も吹かない長閑な日和だ。仲間と西黒森山を、歩いてきた。登山ではあるが、夏の高山に比べると歩きと言った方がいい。山中にはハナイグチ、スギカノカなどの初秋のキノコが大量発生していた。まだ、紅葉は低山であるので、ほとんど見られない。今月になってトレッキングポールを2本使用することにした。昨年の滑落事故以来、特に石の多い岩場の下りでは、恐怖感が先にたってバランスを崩し、高い山は無理と思うようになった。2本のポールの補助で、バランスがとれるようになり、あれほど感じていた恐怖感を抱かずにスムーズに下れるようになった。何より、疲労感がかなり軽減される。2本のポールが、姿勢を正してくれる。比嘉一雄の『姿勢筋トレーニング』によれば、...秋晴れ

  • 紅葉幻想

    今日、24節季の寒露。朝の冷気が一段と増す季節である。あれほど暑かった10日前が、朝夕寒い。鳥海山にも初冠雪がきた。異常な気象がやっと暦に追いついた。今日、蔵王のドッコ沼に行った人の話では、沼周辺の紅葉はやっと始まったばかりらしい。例年より1週間から10日遅いようだ。テレビの番組でも、紅葉を特集したものが放映されている。涸沢カールの見事な紅葉が放映された。ここを訪れたのは一昨年だが、紅葉には少し早い時期であった。テレビに撮られているような紅葉を見るには、よほどの幸運がないと不可能だろう。何度も通いつめてやっと見られる景色と思われる。高い視点から見下ろす箱庭のような紅葉の光景は、昨年の秋に見た月山の紅葉を思わせるものであった。この番組で紹介された紅葉番付は、東の横綱が涸沢カール、そして西の横綱が尾瀬沼となっ...紅葉幻想

  • 短い秋

    急に冷え込んできたと思ううちに、一昨日大雪山に、昨日は富士山に初冠雪のニュースが流れた。あの暑い日々は、もう記憶のなかのものになっている。ニラの花に蝶が止まっている景色も、懐かしいものになった。秋をすっ飛ばして冬がやってきた。二つ折りの恋文が花の番地を捜してゐる。(ルナール)蝶を恋文に見立てた、こんな詩句も懐かしい。ひ孫が生まれて1年3か月になる。歩くことを覚えたと思ったら、昨日の動画で走っている姿が写っていた。言えるようになった言葉が三つ。「お茶、ママ、ワンワン」。日々の早い流れが、そのままひ孫の成長につながっている。短い秋

  • 読書の秋

    カレンダーを一枚と切り取った。9月の蕎麦の花から、10月は赤湯の熊野大社の風花に変わった。たくさんの風車が回り、若者の思いを神様に届けてくれのが、風花であるらしい。曼珠沙華が咲き、山には紅葉が始まる季節。年老いた身には、秋の夜長に本を開くのも楽しみの一つだ。イギリスの詩人、ゴールドスミスにこんな言葉がある。良書を初めて読むときには、新しい友を得たようである。前にも読んだ書物を読み直すときには、旧友に会うのにと似ている。いつか読みたい本や一度読んで、も一度読もうと思う本は、本棚に溢れている。秋の夜長、司馬遼太郎の『街道をゆく』を開く。街道を歩け、そこに先人の歩んだ跡を訪ね、日本の国の辿った歴史を思いやる。もう、司馬のように日本中を歩き回る体力はないが、本のなかで街道を歩いている自分がいる。読書の秋

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