客船「サーカス」。横浜・大桟橋を出港し108日間で世界一周をするこの豪華客船に乗るためにはカップルで800万から5000万の費用がかかるそうだ。ただ私が業務乗船するのはプーケットまでの9日間だけ。売れない歌手の需要なんてそんなもの。この9日...
NHK-FMのラジオドラマ番組、青春アドベンチャー・アドベンチャーロードなどの紹介ブログです。
NHK-FMのオーディオドラマ「青春アドベンチャー」の紹介ブログです。前身番組の「サウンド夢工房」・「アドベンチャーロード」等も含みます。一応「格付」するなど評価・評論風のことも書いていますが、堅い話はともかく雑談・脱線ありありで、オーディオドラマを中心とした楽しい世界を紹介します。リンクフリーです。
客船「サーカス」。横浜・大桟橋を出港し108日間で世界一周をするこの豪華客船に乗るためにはカップルで800万から5000万の費用がかかるそうだ。ただ私が業務乗船するのはプーケットまでの9日間だけ。売れない歌手の需要なんてそんなもの。この9日...
どこかおかしいところがあるわけではない。あえていえばスニーカーにしてはタイトであることくらいか。しかしどうしても本物であるという確信が持てない。本物と断言できないのであれば店頭に並べるわけにはいかない。スニーカー専門店として信用にかかわる。...
海の綺士団 -Umi no kishidan- 原作:戸川視友(青春アドベンチャー)
イタリア半島とアフリカ大陸の中間、地中海に浮かぶ島・マルタ島。16世紀、その島は聖ヨハネ騎士団が支配する独立国家だった。しかし、世はオスマントルコ帝国の最盛期。キリスト世界の最前線たるマルタ島は、すなわちオスマントルコの次の侵略先ということ...
「ちょっと待ってください!」一言だけ残して走り去った男が駆け戻ってきた。「これ、友郎さんに差し上げます。」自称、気遣いができて、謝るということもできるという学芸員さんだが僕の気持ちを推しはかることはできないようだ。でも。「これはゴニアタイト...
【ChatGPT版!】火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 原作:今村翔吾(青春アドベンチャー) — 下書き
昨日の記事「『逆光のシチリア』の照会文をAIに書いてもらってみた」で興が乗ったので、今度は近年の私の一押し「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」の記事をChatGPTに書いてもらいました。最新のChatGPT4o(無料だと機能制限あり)は2023年12月...
【ChatGPT版!】逆光のシチリア 作:並木陽(青春アドベンチャー)
以前「今、世の中は第3次AIブーム!」から始まる特集記事を2つ(その1、その2)書いたのですが久しぶりにAIシリーズの第3弾を書きます。今回はずばりAIに青春アドベンチャーの紹介記事を書いてもらいましょう!、です。題材は2024年リスナーア...
AKB48グループ・坂道シリーズのアイドル出身の方が出演されている青春アドベンチャー作品
10年代以降の我が国アイドルシーンをけん引しているAKB48及びその姉妹グループ(いわゆる「AKB48グループ」)及びその公式ライバルとされる「乃木坂46」などの坂道シリーズ。AKB48がスタートした2005年からすでに20年が経過し俳優活...
「軌道複合体・望天で重大事故発生か」衛星軌道上の宇宙ステーション・望天で爆発事故が発生しました。望天は質量5万5千トンを超える宇宙施設で、月の各基地への中継地点であるとともに、人工衛星へのサービス提供拠点であり、無重力を提供する工場用地であ...
青春アドベンチャー系列の番組における田中芳樹さん原作・原案作品などの記事一覧
1988年アドベンチャーロードで「西風の戦記 ゼピュロシアサーガ」がラジオドラマ化されて以降、多くの作品が多くのディレクターの手でNHKにてオーディオドラマ化されてきた小説家・田中芳樹さん。その関連記事の一覧がこちらです。
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組がFMシアター・特集オーディオドラマ等の単発作品番組のものの一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
当ブログの高格付け作品(番組:青春アドベンチャー系、ジャンル:日常系と多ジャンル)
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「日常系」の作品(スポーツ、恋愛、職業、コメディ、スラップスティック、コント、少年、旅とグルメ、家族、日常)の一覧です。あくまでブログ主個人...
白銀騎士団 -高貴なる亡霊- 原案:田中芳樹、脚本:菊地百恵(青春アドベンチャー)
エドワード7世治世下のイギリス・ロンドン。フィッツシモンズ家の当主ジョセフは、イギリス貴族社会の最下層・貧乏な準男爵ながら、知る人ぞ知る裏の顔を持っていた。それは白銀騎士団(シルバー・ナイツ)を率いて、日ごと夜ごと人ならざる敵を退治している...
当ブログの高格付け作品(番組:青春アドベンチャー系、ジャンル:幻想系)
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「幻想系」(ファンタジー)の作品(異世界、ホラー、伝奇、幻想)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
当ブログの高格付け作品(番組:青春アドベンチャー系、ジャンル:頭脳系)
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「頭脳系」の作品(推理、サスペンス)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
当ブログの高格付け作品(番組:青春アドベンチャー系、ジャンル:冒険系)
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「冒険系」の作品(山岳海洋、秘境漂流、歴史時代、アクション)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
2018年「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」からスタートし2024年まで青春アドベンチャーにてオーディオドラマ化されたぼろ鳶組シリーズがアニメ化、漫画化されるそうです。個人的にはこのシリーズは青春アドベンチャーの枠内で終わる作品ではないと思っていたの...
当ブログの高格付け作品(番組:青春アドベンチャー系、ジャンル:SF系)
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「SF系」の作品(タイムトラベルを含む)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
東北海道動物園にある日、飼育計画にない一頭のオオカミが連れてこられた。毛並みがわさわさとしていることからマサマサと名づけられたそのオオカミを持ち込んだのは北海道未来環境研究所(通称、未環研)という聞いたことのない組織。しかも、マサマサは以前...
当ブログで実施した年ごとのアンケートの結果一覧青春アドベンチャー2015年より毎年当ブログで実施しているその年の青春アドベンチャーについてアンケート結果です。作品編出演者編その他編特別集計2024年○○○※2023年○○○※2022年○○○...
舞い踊る桜の花の下、誰に顧みられずとも自分の役割を果たす。「五葉のまつり」(今村翔吾)
この特集シリーズは、主にブログオーディオドラマ化されたらいいなあと思う作品を紹介していくもの。今回は、2022年4月にアップした服部正也さんの「ルワンダ中央銀行総裁日記」からおよそ3年ぶりに新しい作品を推薦したいと思います。紹介作品は今村翔...
【2024年NHK-FMオーディオドラマ・アンケートの反省会】10年目のオーディオドラマアンケート。今年も多くの方にご協力いただきました。ありがとうございました。さて、最後に今年もアンケートで気になった点を振り返り、来年以降の指針としたいと...
【2024年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果5:FMシアター・特集オーディオドラマ・その他編】2024年FMシアター・特集オーディオドラマのアンケート結果のうち作品編については「こちら」で発表しました。この記事ではその他の項目につ...
【2024年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果4:FMシアター・特集オーディオドラマ・作品編】青春アドベンチャーと同様に、FMシアター・特集オーディオドラマについても2024年のアンケートを実施いたしました。こちらもご協力頂きありが...
アンケート結果その3:青春アドベンチャーその他編(2024年)
今年も2024年NHK-FMオーディオドラマのアンケートを実施しました。その結果発表の第3弾です。この記事ではアンケート項目のうち、青春アドベンチャーについての特別アンケート①(再放送希望作品)、特別アンケート②(オーディオドラマを聴くよう...
アンケート結果その2:青春アドベンチャー出演者編(2024年)
【2024年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果2:青春アドベンチャー・出演者編】2024年に放送されたNHK-FMオーディオドラマに対するリスナーアンケートのうち「青春アドベンチャーの出演者」に対する投票結果及びコメントの集計です。...
ストーリーボックス ザ・マネー 作:水城孝敬ほか(青春アドベンチャー)
現在継続している青春アドベンチャーのオムニバスシリーズのひとつであるストーリーボックスシリーズの最新作がこの「ストーリーボックス ザ・マネー」です。ストーリーボックスシリーズの作品の多くはタイトルが「○○のストーリーボックス」という形式なの...
アンケート結果その1補足:青春アドベンチャー作品編(2024年)の得票分析
【2024年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果1:青春アドベンチャー・作品編の補足】2024年アンケートの青春アドベンチャー・作品編の投票結果及びコメントは一つ前の記事のとおりですが、本記事は得票結果について属性別に分析した特別集計...
アンケート結果その1:青春アドベンチャー作品編(2024年)
【2024年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果1:青春アドベンチャー・作品編】10年目のNHK-FMオーディオドラマの人気アンケート。今年もご協力いただきありがとうございました。それでは早速、青春アドベンチャーアンケートのうち作品編...
ご参加ありがとうございました2024年についてもNHK-FMオーディオドラマの人気投票・コメント募集のアンケートを実施しました。アンケートは今年で10年目になります。ご参加いただき本当にありがとうございました。アンケートの概要は以下のとおり...
そのツシマヤマネコは幼い男の子でした。母親はいません。エサを探しに行ったきり戻らないのです。生きるためには自分でエサをとらなければいけませんが山にはエサがありません。危険だけど田んぼの近くまで行けばエサは見つかるはず。仲良しのスダジイの老木...
サウンドミュージカル 雪色オルゴール 作:まきりか(特集オーディオドラマ)
アスカは自分に自信が持てない高校2年生。アスカにとって、世界的なジュエリーデザイナーである母ユリもコンプレックスの対象でしかなかった。しかし、そんなキラキラした母にも一点、影が差すことがある。自分の出身地、北海道・室蘭の話を一切しないのだ。...
一花(いちか)とともに人生を過ごすはずだった家に引きこもって1年4カ月。病気で亡くなった彼女から手紙が届いた。死人から手紙が来るわけはない。そんなことはわかっている。ということはこの手紙は生前、彼女が手配していたものだ。あの時、病室を離れな...
先日発表した2024年の単年の閲覧数ランキングをもとに、2024年12月31日時点の累計のPV・閲覧数のランキングを発表します。2023年末のトップ20と比べるとびっくりするほど変動がなく、「北壁の死闘」と「着陸拒否」が入れ替わっただけです...
2024年1月~12月で最も読まれたオーディオドラマの記事は?
2024年1月~12月の期間における、作品紹介ページの閲覧数ランキングを紹介します。今年もGoogleアナリティクス(GA4に)にて計測した閲覧数なのですが、4月ごろから閲覧数が減少傾向となりました。①そもそもこの1年、新規の記事のアップ数...
2024年も本日をもって最後の日を迎えました。今年も一年の活動報告でブログを締めくくりたいと思います。独自ブログ2年目2023年にFC2ブログ(無料ブログ)から独自ドメインに移転するという大変動を経験した当ブログですが、今年は大きな変更はな...
2024年・年間アンケートを開始しました(青春アドベンチャー、FMシアター、特集オーディオドラマ)
今年も始まりました毎年アンケート企画にご協力いただきありがとうございます。こんな公式でもない企画にご参加いただき感謝しかありません。今年もNHK-FMオーディオドラマについての年間アンケートを開始させていただきます。やや短めの期間今年は放送...
本作品「ピアノday」は「青春アドベンチャーにもっとも多くの作品を提供した男」藤井青銅さんによるオリジナル脚本のオーディオドラマです。作品形態は1話15分完結のショートストーリーが5本で構成される、いわゆるオムニバス形式ですが、「全話(ほと...
時は元禄15年12月15日…の翌日。赤穂浪士が討ち入って本懐を遂げた吉良邸にまたしても討ち入りの鬨の声が鳴り響く。吉良は悪者!吉良は嫌い!世間で巻き起こる轟轟たる赤穂浪士同情論、吉良悪玉論を背景に新たな討ち入りが決行されたのだ。まあつまり便...
12月27日スタート予定。今年も2024年の青春アドベンチャー・FMシアター等の人気投票・アンケートを実施します。
2015年の年末に初めて実施した年間アンケートの企画。皆様のご協力をもってなんとか続けてくることができました。10年目を迎える今年も実施したいと思っております。例年どおり「青春アドベンチャー編」と「FMシアター・特集オーディオドラマ編」に分...
この記事は「青春アドベンチャー」について各年ごとの一覧記事へリンクするためのものです。「青春アドベンチャー」は、この名前の番組になってからだけでも30年近く続いている長寿番組です。こうして放送年を並べただけでも壮観ですね。なお、2015年以...
2024年についても12月に入って早々の12月4日に、翌2025年の青春アドベンチャーの放送の告知がスタートしました。2024年の第1作は1月6日スタートの「彼女の遺したミステリ」。1月に小島史敬D演出のミステリー風の作品が放送されるのは4...
高校1年生の僕、藤本聡は恋をした。 同じSF研究部の先輩、鈴宮富美加さんに近寄っただけで、胸は高鳴り頬は上気する。世界の見え方が変わったんだ。 これが恋でなくてなんだというのだ。 「いや、違うよ。」 でも富美加先輩はそう言った。 「君が今、私に対している気持ちは恋愛感情ではないと思う。」 そして確かに僕の周りの世界も変わったのだけど、それは思っていたのとは少し違ったんだ。
暗く湿っぽく、機械油やタバコの匂いがしみ込んだオンボロのバン。 車内は赤いガムテープで内側からしっかりと目張りされた。 そう、ここが私たち4人の人生の最後となる場所だ。 鉄工所を倒産させた中年男性・長谷部康夫、コロナ禍で追い込まれたスナックのママ・寺内千代子、陰気な高校生・丹波陸斗、そして今は「坂崎夏美」と名乗っている私。 お互いの素性も事情も知らないわたしたち4人。だが集まった目的だけは一致している。それは自分たちの人生の終焉、 しかし、誰一人いないはずの暗い山中に突然ひとりの女が現れたことにより私たちの運命は変わった。正確にはひとりの女とひとりの赤ん坊によって。 始まったのは4人の終焉の物語ではなく、4日間の絆の物語だったのだ。
青春アドベンチャーで2024年10月に放送される「四日間家族」は川瀬七緒さん原作、三上幸四郎さん脚色のオーディオドラマです。実は川瀬七緒さんは2011年「よろずのことに気をつけよ」で第56回江戸川乱歩賞を受賞しており、一方、三上幸四郎さんも2023年「蒼天の鳥」で第69回江戸川乱歩賞を受賞されており、なんと江戸川乱歩賞受賞コンビの作品ということになります。
東京の大学を休学して故郷・遠野に帰ってきたボク、山之上ひさし。 特別養護老人ホームの臨時職員として働き始めたが、そこでもなかなかうまくいかず、先輩の美桜(みお)さんから叱責を受ける日々。 役に立ちたいという一心のボクは、近所でトランペットを演奏する不思議な老人、犬伏さんから気化された遠野の昔話を特養ですることを思いつくが…
脚本家共作のオムニバス作品「星のスケッチブック」。 2024年の青春アドベンチャーはこの「星のスケッチブック」でスケッチブックシリーズが3作品も制作されることになりました。 2023年のオムニバス作品が「ふれるストーリーボックス」、「とけるストリーボックス」とストーリーボックスシリーズだったのに対し今年はなぜスケッチブックなのか。 単に演出家さんの都合(両シリーズは主導している演出家が違う)なのでしょうか?よくわかりません。
3人だけの職場、社史編纂係。 役職から外れ子会社への出向という身分。 職場も東京から高速で1時間ほどかかる旧物流倉庫内のプレハブ事務所。 つまり左遷だ。 しかし仕事は仕事。 どんな仕事でもきちんと成果を出さないといけない。この2人とともに。
水島さんはボクの初めての部下だ。 仕事はまじめで丁寧。ミスをしてもちゃんと謝ることができる。 ボクの意見に流されずきちんと自分の意見も持っているし、相手へのフォローも忘れない。 一言で言って「可愛い部下」だ。可愛い… 可愛い? あれ?俺、さっきから「可愛い」しか考えてなくないか? うすうす感じてたけど、これ、そうだよな?やっぱ、そうだよな…
「ストーリーボックス」シリーズと並ぶ現在の「青春アドベンチャー」のオムニバスドラマシリーズ(1話15分完結・オリジナル脚本)である「スケッチブックシリーズ」の一覧です。
西暦2224年。 環境汚染と感染症の蔓延により地球は人類が住むのに適さない星となりつつあり、人類全体もまた衰退への道をたどっていた。 生物学者のタロウはそんな世の中に嫌気がさし自暴自棄な生活をしていたが、妻のハナコは感染症を克服する手掛かりを求めて精力的に活動を続けていた。 そして遂にハナコはアマゾンのジャングルで宿主を再生することができるリニューアルという寄生植物を発見する。 しかし同時に不治の病に侵されてしまのだった。
佐藤啓子と鈴木正夫は結婚直前のカップ。 しかし啓子はマリッジブルー気味。 今回が念願の仲人100組目となる田辺部長夫妻はやる気満々だが、啓子からすると、人に話すような馴れ初めもないし、自慢できるようなプロポーズもないままではどうしても結婚できない。 そこで啓子はこういう時に助けになってくれるという「レンタル・メモリアル」という会社を呼び出す。 この会社から「思い出」をレンタルして馴れ初めを演出したいというのだ。
あたふたオペラ きんつば姫とリゴレ糖 作:萩田頌豊与(青春アドベンチャー)
江戸の和菓子屋・富嶺堂(ふれいどう)の若旦那は店の唯一の商品である「きんつば」の売れ行きを占うために占い師のもとを訪れる。 占い師の指示により、怪しい甘味料・リゴレ糖をきんつばの原料に使うとともに、きんつばを宣伝してもらうために人気芸妓・美折太夫(びおれたゆう)のもとを訪れる富嶺堂の若旦那。 しかし、美折太夫はすでに別の和菓子屋・鳥羽万の宣伝担当であり、自分の店「吉原」に鳥羽万の最中を供していたのだ。
本作品「月の立つ林で」は2023年本屋大賞第5位の同名のオムニバス小説を原作としたオーディオドラマです、 青山さんは「お探し物は図書室まで」で2021年第2位、「青と赤のエスキース」で2022年第2位、2024年「リカバリー・カバヒコ」で2024年ノミネート中など、本屋大賞の常連の作家さんで、日常生活の断面を切り取って細やかな心情を描くタイプの作家さんです。 基本的に連作短編集の形態をとることが多く、本作品もそのひとつ。 近年の青春アドベンチャーではちょうど1年前に放送された窪美澄さん原作の「夜に星を放つ」がやや近く、現代日本を舞台に日常を描く作品であること、1話が15分×2回で構成されていることなど類似点が多いです。
ポンコツおやじとみんなの保育園 作:内村宏幸(FMシアター)
熊本県・鹿児島県を襲った集中豪雨。 山間の一級河川の氾濫は多くの集落を飲み込む大災害を引き起こした。 3年後、久しぶりにサトシが帰った故郷は川こそ以前のままだったが、鉄橋は折れたまま、人口も半分近くに減るなど寂しい状況だった。 そして何より母が園長を務める保育園が閉園を余儀なくされるという。園児が全員地区を離れることになったからだ。 この状況にサトシの心は揺れる。自分にできることはないのか。保育園を再開することは無理でも代わりに人が集まれる施設はできないものだろうか。
腰を痛めた父の面倒をみるために大阪へ戻ってきた。夢を諦めて。 いや違う、本当は逃げ出したんだ。役者で大成する見込みがなかったから。 ホットサンド専門店も特になにか夢があって始めたわけではない。 父がやっていた弁当屋の設備があったから、特別な技術がいらないから、近くに病院があって出前の需要が見込めるから。その程度の理由だ。 そんなホットサンド屋に、ある日、高校生の少女が飛び込んた。 「私、ホットサンド大好きなんです!いつかホットサンドに囲まれて生活したいってずっと思ってました!もうずっとずっと思ってました!働かせてもらえませんか?何でもやります!バイト代とかいらないんで!」
「ソラのスケッチブック」、「風のスケッチブック」に続くスケッチブックシリーズの第3弾、それがこの「雨のスケッチブック」です。とはいえ公式ホームページでスケッチブックシリーズとして紹介されたことはまだないのでシリーズといえるかは微妙なところではあります。 現在の青春アドベンチャーでは「ストーリーボックス」が継続しているので、スケッチブックもシリーズだとすると2シリーズ併存。 不思議屋シリーズ、ライフシリーズ、10人作家シリーズの3シリーズが併存していた20年ほど前ほどではないですが、意外とオムニバスが増えています。 ただ、スケッチブックとストーリーボックスの違いは相変わらずイマイチわからないのですねど。
都会の雑踏の中、生ギター一本で歌うストリートミュージシャン・セージ。 根拠のない自信を頼りに1日も欠かさず路上に立ってきた彼を待っていたのは恋人からの別れの言葉だった。 もう誰に向かって歌っているのかもわからなくなったセイジ。 そんな彼にひとりの老婆が声をかけてきた。 「感心しながら聴いていたのよ、「天使の気持ちをよく知ってるなあ」って。もしかしてあなたも元天使?」
なんて馬鹿なんだろう。軽蔑だわ。結婚なんかしなればよかった。 あなた、いつになったら仕事が来るの。いつになったらお金が入ってくるの。 貧乏の呪いよ。あぁ洋服が欲しい。死んでほしい。うんざりだわ… 結婚して40年になる頼子と秀治の夫婦。 秀治は作家だが、コロナ以降仕事がなく家でぶらぶらする毎日。 お金もないのに何事に対してもお気楽ですぐにはしゃぐ秀治に、頼子はイライラしてならない。 そんな中、頼子は近所のイタリア料理店の若きシェフ中村に心惹かれるのだが。
1859年。貧しい身分から身を起こし弁護士として大貴族に取り入ることに成功。 美しい令嬢ペトロニラの関心も得、自分の立身出世のチェックメイトも近づいている。 アウレリオは得意の絶頂にあった。 しかし、公爵の別荘で過ごすペトロニラとのひと夏に2人の男女と出会ったことにより彼の運命は変わりだす。 ひとりは公爵の農地管理人の息子ベネデット。 もうひとりは英国から来たインゲストル子爵夫人アリス。 激動のシチリアで彼らの運命はいかに。
中学の頃、好きなものの話が長くてしつこいと言われた。 だからなんなん?ってイラっとされた。 そんな私だから高校に入学しても親しい友人はできなかった。 でも東京から来た転校生、深瀬さんは突然話しかけてきたのだ。 「森さんのお家って銭湯なの?かっこいいね!」 すぐに親友になった私達。 あたしの言うことに笑ってくれる人は初めてだった。 人に秘密を打ち明けられるのも初めてだった。 心地いい関係。 でも2年の夏に少し変化が生じたのだ。
本作品「近未来物語」は筒井康隆さんの短編小説から5編を選んでラジオドラマ化した作品で、NHK-FMの「ふたりの部屋」で放送されました。 選択は「10年から20年すればこんな世界になるのではないか」という視点からなされているそうで、いわば「近未来」を舞台にしたディストピア的な設定の作品群です。 ただ本作品放送時から40年経過しているこの記事の執筆時点からみると未来予想としては全くあっていませんでしたね。 なお5作品のうち「ワースト・コンタクト」は短編集「宇宙衞生博覽會」に、それ以外の4作品は短編集「心狸学・社怪学」に収録されています。
風のスケッチブック 作:日比谷祐希ほか(青春アドベンチャー)
本作品「風のスケッチブック」はNHK-FM青春アドベンチャーで放送されたオーディオドラマで、1回15分完結の独立したショートストーリー5篇から構成されるオムニバス作品です。 「○○のスケッチブック」というタイトルの作品は2021年の「ソラのスケッチブック」に次いで2作品目ですが、これをNHKがシリーズとして扱っているかは微妙なところ。 また、最近、青春アドベンチャーで5作品制作されている「ストーリーボックスシリーズ」とどう棲み分けているのかもよくわかりません。 かつて併存していた「不思議やシリーズ」と「ライフシリーズ」は、制作局が分かれていたほか、内容面の傾向も違っていました。 この辺は今後明確になっていくのかも知れません。
【特集:演出家・脚本家別一覧の記事一覧】 オーディオドラマについて、原作者視点でランキング形式で紹介した記事はこちら、オリジナル作品の脚本家についてランキング形式で紹介した記事はこちら、劇伴を作成された作曲家をランキング形式で紹介した記
「ミラーボール」!「さよなら、田中さん」!「嘘の木」!~中澤香織さんの脚本・脚色作品一覧
この記事は当ブログで紹介した中澤香織さんによる脚本・脚色作品の一覧を紹介するものです。 脚本家別の一覧を作るのは、藤井青銅さん、じんのひろあきさん、並木陽さんに次いで4人目になります。 それでは、並木さんが担われた役割ごとに一覧表にします。
1300年ほど昔の奈良時代。 安芸国(あきのくに)佐伯郡(さえきのこおり)の瀬戸内海に面する海辺の里に、街道を行く早馬(はゆま)のための駅家(うまや)が設置されていた。 少女トトメは駅家の長の娘である。 ある日、街道が崩れた影響で泥だらけになった一団を独断で駅家にかくまうことを決める。 その一団は肥後国からやってきた力士とそれを引率する大伴クマゴリなる青年の一団だった。
この記事はNHK-FMのラジオドラマ番組「アドベンチャーロード」で放送された作品の各年の一覧記事へリンクするための記事です。
天平の時代。 今の京都、木津川のほとりでは新しい都の造営が始まっていた。 後に恭仁京(くにきょう)と呼ばれることになるその都は、平城京で起こった様々な悪しき事による祟りを恐れて遷都するためのものだが、貧しい庶民にとっては生活を圧迫するものでしかなかった。 その造営の普請場に春麻呂という少年がいた。 親方にこき使われる毎日に反発の気持ちを強めて春麻呂だが、ある日、鳥の糞と共に堕ちてきた一枚のお札のようなものを入手する。 驚くべきことにそのお札はしゃべることができたのだ。
奈良時代、能登半島は羽咋の浜。 当時、能登は大陸の国家・渤海との交易の窓口であった。 ある日、素潜り漁で生計を立てる少年ヒコナの前で、異国の船が難破する。 ようやく助け出した異国の老人キュロスはひとつの瑠璃の壺を大事に抱えていた。 彼は大陸で出会った日本人の友人にこれを届けるために日本に来たという。 それが人生最後の望みだという老人に請われたヒコナはともに都へと旅立つのだが…
銀座で煙草道具屋を営む相四郎は山東京山(さんとう・きょうざん)のペンネームを持つ戯作作家でもある。 浮世絵師であり大作家でもあった山東京伝(さんとう・きょうでん)の弟だが、流行作家としては兄に比肩すること叶わず、有り体にいって鳴かず飛ばず。 なんとか作家として名を残そうと考えた相四郎は、越後塩沢の縮緬問屋、鈴木儀三治がかつて書いて兄のもとに持ち込んだノンフェクション文学『北越雪譜』(ほくえつせっぷ)のことを思い出した。 江戸の人たちには思いもよらない豪雪地帯の生活を克明に描いたこの作品であれば必ずヒットするはず。これの編者、あわよく作者として歴史に名を残せないものか。 しかし『北越雪譜』の原稿は今や流行作家である曲亭馬琴が預かっている。彼とは因縁浅からぬ中なのだが…
極寒の奥日光にもまた春がやってくる。 ただ、このあたりには観光するものはなにもない。 地元の人間ですらめったに通らない山道を若い女性が歩いているのはやはり不審だ。 そう考えてモーリーこと矢部吉森は彼女に声を掛けたが、彼女は自分に会いに来たという。 確かに国産メープルシロップは珍しい。 ふもとで聞けばこの山に行けば会えると言われるのも確かだろう。 しかし、若い女性がメープルシロップの製造現場を見るためだけに、老人がひとりで暮らす雪深い山中まで来るものだろうか。
親父は冴えない火消だった。 二つ名は「鉄鯢(てつけい)」。 「鉄」で「鯢(さんしょううお)」だなんて鈍くさい親父にお似合いだ。 それに引き換え、あの人、伊神甚兵衛様はまぶしかった。 「大物喰い」「鳳(おおとり)」「日ノ本一の火消」。 初めは大げさと思われた「炎聖」の称号でさえもやがて誰もが相応しいと認めるようになった。 それなのに最後の最後、救ったのは親父、救われたのは伊神様だった。 火付犯に堕ちた伊神様の心を救い、業火の中、最後まで命を救うことを諦めなかった親父。 ふたりの死後、頭になった自分の口から出るセリフはいつしか親父と寸分たがわぬものになっていた。 「火消はどんな命でも救うもの。それが悪人であろうとも。」 しかし、今また起こる怪火。そして死んだはずの伊神様の影。 伊神様は生きているのか、そして再び復讐を始めたというのか。 だとしたら親父の犠牲は一体何だったのか。 いや、俺は人の強さを信じる。親父の最期の言葉はこうだったではないか。 「人の強さは人の弱さを知ることだ。それを喰らって人は強くなる。行け源吾、決して諦めるな。喰ってやれ!」
結婚して銀河の果てまで金を探しに行こう。 それがプロポーズの言葉だった。 人工冬眠とワープ航法を繰り返して100年余り宇宙を彷徨った末に、地球から200光年離れた辺境の星でやっと見つけた金鉱脈。 その頃には2人の息子に恵まれ家族は4人になっていた。 さらに8年を費やして採掘・精錬し続けた結果、小型宇宙艇に乗せられる限度いっぱの123本もの金塊を得ることができた。 今後は12回のワープと48年の人工冬眠により、所要実働時間4年で地球に帰ることができる。 2人の息子にとっては両親以外に初めての人間に出会うことになる。 両親のように心から愛しあえる伴侶を見つけることができるのだろうか。 愛がなければモモタロー号に積んだ莫大な金も一文の価値もないと同然なのだから。
「襲大鳳」補完計画!オーディオドラマでパスされたぼろ鳶組の要素を補足する
2018年「火喰鳥(ひくいどり)羽州ぼろ鳶組」から始まった今村翔吾さん原作の羽州ぼろ鳶組(うしゅうぼろとびぐみ)シリーズのオーディオドラマ化。 2024年、遂に前半の集大成ともいえる第7弾「襲大鳳(かさねおおとり)羽州ぼろ鳶組」にたどり着き
夏休みに家族で小田原のおばあちゃん家を訪ねるのは毎年の行事。 でも今年はひとりだ。お母さんは用事で来られない。お父さんと話し合いをするから。 それに今、お母さんは性格のキツイおばあちゃんと話す気力がないのだろう。 ひとりで訪ねてきた私をおばあちゃんは早速、お墓参りに連れて行った。 そこでわたしは墓に寺坂幸次郎という38歳で亡くなった人の名前を知る。 おばあちゃんに聞くと、この人はおばあちゃんのお父さん、つまり私のひいおじいちゃんだという。 ひいおじいちゃんは戦争から帰ってきた後、心を病み、その人生の大部分を精神病院で過ごしたらしい。そんな話は初めて聞いた。 いるけど、いないみたいな透明人間にされてしまったひいおじいちゃんのこと、おばあちゃんは話したくないみたいだけど…
12世紀半ば。地中海の東に位置するシリアの地。 十字軍の遠征からすでに半世紀が経過していたが、キリスト教徒のエルサレム王国とイスラム教徒の諸王国に分裂し、まさに乱世の状況にあった。 そんな中、シリア北部の町アレッポにひとりの英雄が現れる。 ザンギー朝第2代の君主マフムード。 彼は、隣国ダマスカスからアーミナを娶る一方、宿将シール・クーフとその甥ユーセフをエジプトに送りその政治に介入。着々と勢力圏を広げていた。 これは「ダマスカスの花嫁」と呼ばれた女と「信仰の光」、「信教の誉れ」と呼ばれたふたりの男。3人の男女の絡み合った運命の物語である。
子どもの頃からのクジラ推し。 クジラの言葉を解明したいという一心で函館海洋大学に入った。 念願かなって4月からはクジラを研究している岡崎教授の研究室に入る予定だ。 …だったのだが、初研究のチャンスは思いがけない形でやってきた。 早朝にかかってきた電話。 研究員の目黒と名乗った女性はいきなり言った。 「今からクジラにあわせてあげる。」 慌てて駆け付けた先にいたのはツチクジラ。 でもこのツチクジラ…死んでる?
火星ダーク・バラード 原作:上田早夕里(青春アドベンチャー)
理想郷を夢見て開拓された火星は、人種間の争いや貧富の差から犯罪が多発するミニ地球と化していた。 故郷である地球を捨て火星にたどり着いた水島烈も火星治安管理局の捜査官に身をやつし犯罪者を追う日々を送っていた。 そうした中、ようやく捕まえた猟奇殺人犯の護送中に、数少ない全幅の信頼を置ける人間である同僚の捜査官、神月璃奈を殺害されてしまう。 管理局の上層部から彼自身がその犯人と疑われた水島は独自の捜査を開始するが、その彼の前にアデリーンというダークブロンドの少女が現れる。 彼女は極秘の遺伝子操作により新たな人類で「超共感性」という特殊な能力を持っているというのだが…
【2023年NHK-FMオーディオドラマ・アンケートの反省会】 今年も多くの方にご協力いただいたアンケート。 青春アドベンチャーでは3つ、FMシアター/特集オーディオドラマでは2つの記事をアップして、ようやくそのすべての回答をご報告できまし
2023年アンケート結果:リスナーが青春アドベンチャー化を希望する作品
2015年、2016年、2017年、2019年、2020年に引き続き、青春アドベンチャーの人気アンケートに併せて「青春アドベンチャーにして欲しい作品」にも回答して頂きました。 今年は過去回以上に多くの作品をご紹介いただきました。 是非ご覧ください。
家庭教師の職を求めてやってきたブルジョアのパーティの席で、ペーター・シュレミールは灰色の服を着た奇妙な男に出会った。 彼はポケットから絆創膏や望遠鏡、テントや馬まで取り出したのだが、不思議なことにまわりの人達は誰もそのことに気が付かない。 そして男はなぜかシュレミールに話しかけてきた。彼は言う。 「あなたの影に見惚れてしまったのです。それはそれは美しい影でしたから。その影をお譲り頂くわけにはいかないでしょうか。もちろん、ただで、とは申しません…」
2023年アンケート結果5:FMシアター・特集オーディオドラマその他編
【2023年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果5:FMシアター・特集オーディオドラマ・その他編】 2023年FMシアター・特集オーディオドラマのアンケート結果のうち作品編については「こちら」で発表しました。 この記事ではその他の項目
2023年アンケート結果4:FMシアター・特集オーディオドラマ作品編
【2023年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果4:FMシアター・特集オーディオドラマ・作品編】 青春アドベンチャーと同様に、FMシアター/特集オーディオドラマについても2023年の人気投票及びコメント募集を実施いたしました。 こちら
【2023年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果3:青春アドベンチャー・その他編】 2023年末から2024年年始にかけてみなさまにご回答をいただいた2023年NHK-FMオーディオドラマアンケートの結果発表第3弾です。 この記事では
【2023年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果2:青春アドベンチャー・出演者編】 2023年に放送されたNHK-FMオーディオドラマに対するリスナー人気アンケートのうち2つ目の項目である「青春アドベンチャーの出演者」に対する投票結果
9年目を迎えたNHK-FMオーディオドラマの人気アンケート。 今年も多くの方にご協力いただきました。 ありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。 さて、まずは青春アドベンチャーに対するアンケートのうち作品に対する投票結果及びご感想です。
2023年作品の人気投票及びアンケート・結果発表のトップページ
ご参加ありがとうございました 2023年もNHK-FMオーディオドラマの人気投票・コメント募集のアンケートを実施しました。 今年は青春アドベンチャー編に106名、FMシアター/特集オーディオドラマ編に51名の方にご参加いただきました(連続投
秋月史子は歌人志望の若い女性。 人づきあいが苦手で、暗くて重い短歌しかつくれないが、それでも自費で第一歌集を出すことを目標にコンビニと喫茶店で掛け持ちのバイトを続けてきた。 しかし生活に追われる日々の中でいつしか短歌が作れなくなってしまった。 そんなスランプの最中に史子はバイト先のコンビニでひとりの少女に出会う。 少女は一日中コンビニや公園で時間をつぶして誰かを待っているようなのだが…
天保年間、江戸は今戸の裏長屋。 乱暴者「あばれ梅渓」と呼ばれた絵師・田崎早雲(たざき・そううん)は今日も妻から絵のダメ出しを受けていた。 妻の菊(きく)は絵の善し悪しに妥協を許さない。 それは早雲の才能を信じ、彼を大成させたいがためであることを知っているからこそ、北辰一刀流の達人である巨漢も妻には頭が上がらなかった。 しかし、ある日、絵の修行に出た早雲は浦賀で黒船を見てしまった。 早雲は迷う。今やるべき事は絵を描くことなのか、それとも… 時代に荒波にもまれた絵師夫婦の人生を描く。
【なんでもベストテン33】2023年末累計・当ブログで最も読まれているオーディオドラマの記事 累計閲覧数ランキング 先日発表した2023年単年のPV・閲覧数ランキングをもとに、2023年12月31日時点の累計のPV・閲覧数のランキングを発表
死にたがりの君に贈る物語 原作:綾崎隼(青春アドベンチャー)
人気作家・ミマサカリオリが死んだ。 正確には、そうSNSで発表された。詳細は不明だ。出版社も沈黙している。 確かなことは、最新刊が大炎上した代表作「Swallowtail Waltz」(スワロウテイル・ワルツ)シリーズは最終巻を残して未完となったということだけだ。 ミマサカリオリの小説は、生き辛い人々に希望の光を与えたとも、とも称される。 僕にとっては完全に前者だ。 だからこの企画に参加することにした。いや参加せざるを得ない。 「Swallowtail Waltz」の舞台になった廃校で作品と同様に共同生活をする。 確かにこんなことをしても作品の結末に近づける保証はない。 でも「Swallowtail Waltz」の続きが読めない世界で、この企画に参加するほかに何を希望に生きていけばいいんだ。
いやー何となくおかしいとは思っていたんですよ、過去に書いた記事に貼っているアマゾンアソシエイトのリンクで表示されるはずの書影が表示されないのが。 まあ一時的な遅延とか不具合かな?と思っていたのですが、一向に表示されないことに昨日気が付きました。
【なんでもベストテン32】2023年にこのブログで最も読まれたオーディオドラマの記事 2023年1月~12月の期間における、作品紹介ページのごとの閲覧数ランキングは以下のとおりです。 色々変わり目 今年は計測する対象ブログ自体がFC2ブログ
毎年年末に記載している各年の当ブログの活動記録の一覧です。 特に需要のある記事ではないかもしれませんが、自分の備忘も兼ねまして。
本日2023年12月31日をもって2023年も終わります。 今年も締めくくりとして1年を振り返りたいと思います。 主なテーマは「独自ドメイン化」「紹介可能な作品の紹介完了」そして「2024年の抱負」です。
開始しました!2023年青春アドベンチャー・FMシアター/特集オーディオドラマアンケート!
毎年、皆様ご協力のもと実施しているNHK-FMオーディオドラマについてのアンケート。 こんな公式でもない企画にご参加いただき感謝しかありません。 今年も12月23日の特集オーディオドラマ「きみに微笑む、クリスマス」をもってすべての放送が終了しましたので、早速スタートします。
青春アドベンチャーの海外原作作品はどの国の作家の作品が多いのか(その2)
NHK-FMのオーディオドラマ番組「青春アドベンチャー」系列の番組で、(日本以外で)原作としてどの国の作家が最も採用されているかを調べる企画の第2段。 第1弾(第7位⇒第3位)に続いて、本記事では、2番目に多くの作家が採用されている国と、最も多くの作家が採用されている国の発表です。
青春アドベンチャーの海外原作作品はどの国の作家の作品が多いのか(その1)
NHK-FMのオーディオドラマ番組「青春アドベンチャー」では、オリジナル脚本の作品は少なく、小説などの原作が存在することが通常なのですが中には海外の作家の作品が原作のこともあります。 2023年は珍しいことに、14作品ある新作のうち4作品が海外原作作品だったのですが、これはかなり多い方で、1984年に直系のご先祖番組であるFMシアターが始まってから年平均2.6作品、1990年代の海外原作作品が多かった時期を除くと年1・2作品というのが標準的な姿です。
12月23日開始予定。2023年青春アドベンチャー・FMシアターアンケートの予告です。
10年目のアンケート企画 今年も、2023年の年末から2024年の年始にかけて、この1年間に青春アドベンチャー、FMシアター/特集オーディオドラマで放送されたオーディオドラマについてのアンケートを実施します。 2015年にスタートしたこのア
2023年12月6日にNHKの公式ホームページで、2023年12月25日の週は青春アドベンチャーの放送がないこと、2024年の放送が1月8日スタートの「死にたがりの君に贈る物語」から始まることが公表されました。 よって2024年の作品一覧のページをここに立ち上げます。 例年どおり、今後約1年間をかけて新作又は再放送の告知があり次第追記していき、2024年の放送が終わった段階で正式な放送一覧記事に洗い替える予定です。
女優楽屋で事件は起こった。 シェークスピアの「マクベス」の公演中にマクベス夫人の衣装のまま大女優が怪死したのだ。 この大事件に警視庁は切り札の捜査官を送り込んだ。 彼、大下警部は独自の捜査方法「シミュレーション捜査」を駆使して今まで数々の難事件を解決してきた。 その手法は加害者あるいは被害者になり切って演じることより真実に迫るというもの。 バディは昔、俳優養成所にいて実際に舞台に立ったこともある宮本警部補。 ふたりは早速、演じ始めるのだが…
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客船「サーカス」。横浜・大桟橋を出港し108日間で世界一周をするこの豪華客船に乗るためにはカップルで800万から5000万の費用がかかるそうだ。ただ私が業務乗船するのはプーケットまでの9日間だけ。売れない歌手の需要なんてそんなもの。この9日...
どこかおかしいところがあるわけではない。あえていえばスニーカーにしてはタイトであることくらいか。しかしどうしても本物であるという確信が持てない。本物と断言できないのであれば店頭に並べるわけにはいかない。スニーカー専門店として信用にかかわる。...
イタリア半島とアフリカ大陸の中間、地中海に浮かぶ島・マルタ島。16世紀、その島は聖ヨハネ騎士団が支配する独立国家だった。しかし、世はオスマントルコ帝国の最盛期。キリスト世界の最前線たるマルタ島は、すなわちオスマントルコの次の侵略先ということ...
「ちょっと待ってください!」一言だけ残して走り去った男が駆け戻ってきた。「これ、友郎さんに差し上げます。」自称、気遣いができて、謝るということもできるという学芸員さんだが僕の気持ちを推しはかることはできないようだ。でも。「これはゴニアタイト...
昨日の記事「『逆光のシチリア』の照会文をAIに書いてもらってみた」で興が乗ったので、今度は近年の私の一押し「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」の記事をChatGPTに書いてもらいました。最新のChatGPT4o(無料だと機能制限あり)は2023年12月...
以前「今、世の中は第3次AIブーム!」から始まる特集記事を2つ(その1、その2)書いたのですが久しぶりにAIシリーズの第3弾を書きます。今回はずばりAIに青春アドベンチャーの紹介記事を書いてもらいましょう!、です。題材は2024年リスナーア...
10年代以降の我が国アイドルシーンをけん引しているAKB48及びその姉妹グループ(いわゆる「AKB48グループ」)及びその公式ライバルとされる「乃木坂46」などの坂道シリーズ。AKB48がスタートした2005年からすでに20年が経過し俳優活...
「軌道複合体・望天で重大事故発生か」衛星軌道上の宇宙ステーション・望天で爆発事故が発生しました。望天は質量5万5千トンを超える宇宙施設で、月の各基地への中継地点であるとともに、人工衛星へのサービス提供拠点であり、無重力を提供する工場用地であ...
1988年アドベンチャーロードで「西風の戦記 ゼピュロシアサーガ」がラジオドラマ化されて以降、多くの作品が多くのディレクターの手でNHKにてオーディオドラマ化されてきた小説家・田中芳樹さん。その関連記事の一覧がこちらです。
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組がFMシアター・特集オーディオドラマ等の単発作品番組のものの一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「日常系」の作品(スポーツ、恋愛、職業、コメディ、スラップスティック、コント、少年、旅とグルメ、家族、日常)の一覧です。あくまでブログ主個人...
エドワード7世治世下のイギリス・ロンドン。フィッツシモンズ家の当主ジョセフは、イギリス貴族社会の最下層・貧乏な準男爵ながら、知る人ぞ知る裏の顔を持っていた。それは白銀騎士団(シルバー・ナイツ)を率いて、日ごと夜ごと人ならざる敵を退治している...
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「幻想系」(ファンタジー)の作品(異世界、ホラー、伝奇、幻想)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「頭脳系」の作品(推理、サスペンス)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「冒険系」の作品(山岳海洋、秘境漂流、歴史時代、アクション)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
2018年「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」からスタートし2024年まで青春アドベンチャーにてオーディオドラマ化されたぼろ鳶組シリーズがアニメ化、漫画化されるそうです。個人的にはこのシリーズは青春アドベンチャーの枠内で終わる作品ではないと思っていたの...
当ブログで高格付けを付けた作品のうち、放送された番組が青春アドベンチャー等の帯番組で、作品ジャンルが「SF系」の作品(タイムトラベルを含む)の一覧です。あくまでブログ主個人の感想にすぎないことはご了解ください。
東北海道動物園にある日、飼育計画にない一頭のオオカミが連れてこられた。毛並みがわさわさとしていることからマサマサと名づけられたそのオオカミを持ち込んだのは北海道未来環境研究所(通称、未環研)という聞いたことのない組織。しかも、マサマサは以前...
当ブログで実施した年ごとのアンケートの結果一覧青春アドベンチャー2015年より毎年当ブログで実施しているその年の青春アドベンチャーについてアンケート結果です。作品編出演者編その他編特別集計2024年○○○※2023年○○○※2022年○○○...
この特集シリーズは、主にブログオーディオドラマ化されたらいいなあと思う作品を紹介していくもの。今回は、2022年4月にアップした服部正也さんの「ルワンダ中央銀行総裁日記」からおよそ3年ぶりに新しい作品を推薦したいと思います。紹介作品は今村翔...
天平の時代。 今の京都、木津川のほとりでは新しい都の造営が始まっていた。 後に恭仁京(くにきょう)と呼ばれることになるその都は、平城京で起こった様々な悪しき事による祟りを恐れて遷都するためのものだが、貧しい庶民にとっては生活を圧迫するものでしかなかった。 その造営の普請場に春麻呂という少年がいた。 親方にこき使われる毎日に反発の気持ちを強めて春麻呂だが、ある日、鳥の糞と共に堕ちてきた一枚のお札のようなものを入手する。 驚くべきことにそのお札はしゃべることができたのだ。
奈良時代、能登半島は羽咋の浜。 当時、能登は大陸の国家・渤海との交易の窓口であった。 ある日、素潜り漁で生計を立てる少年ヒコナの前で、異国の船が難破する。 ようやく助け出した異国の老人キュロスはひとつの瑠璃の壺を大事に抱えていた。 彼は大陸で出会った日本人の友人にこれを届けるために日本に来たという。 それが人生最後の望みだという老人に請われたヒコナはともに都へと旅立つのだが…
銀座で煙草道具屋を営む相四郎は山東京山(さんとう・きょうざん)のペンネームを持つ戯作作家でもある。 浮世絵師であり大作家でもあった山東京伝(さんとう・きょうでん)の弟だが、流行作家としては兄に比肩すること叶わず、有り体にいって鳴かず飛ばず。 なんとか作家として名を残そうと考えた相四郎は、越後塩沢の縮緬問屋、鈴木儀三治がかつて書いて兄のもとに持ち込んだノンフェクション文学『北越雪譜』(ほくえつせっぷ)のことを思い出した。 江戸の人たちには思いもよらない豪雪地帯の生活を克明に描いたこの作品であれば必ずヒットするはず。これの編者、あわよく作者として歴史に名を残せないものか。 しかし『北越雪譜』の原稿は今や流行作家である曲亭馬琴が預かっている。彼とは因縁浅からぬ中なのだが…
極寒の奥日光にもまた春がやってくる。 ただ、このあたりには観光するものはなにもない。 地元の人間ですらめったに通らない山道を若い女性が歩いているのはやはり不審だ。 そう考えてモーリーこと矢部吉森は彼女に声を掛けたが、彼女は自分に会いに来たという。 確かに国産メープルシロップは珍しい。 ふもとで聞けばこの山に行けば会えると言われるのも確かだろう。 しかし、若い女性がメープルシロップの製造現場を見るためだけに、老人がひとりで暮らす雪深い山中まで来るものだろうか。
親父は冴えない火消だった。 二つ名は「鉄鯢(てつけい)」。 「鉄」で「鯢(さんしょううお)」だなんて鈍くさい親父にお似合いだ。 それに引き換え、あの人、伊神甚兵衛様はまぶしかった。 「大物喰い」「鳳(おおとり)」「日ノ本一の火消」。 初めは大げさと思われた「炎聖」の称号でさえもやがて誰もが相応しいと認めるようになった。 それなのに最後の最後、救ったのは親父、救われたのは伊神様だった。 火付犯に堕ちた伊神様の心を救い、業火の中、最後まで命を救うことを諦めなかった親父。 ふたりの死後、頭になった自分の口から出るセリフはいつしか親父と寸分たがわぬものになっていた。 「火消はどんな命でも救うもの。それが悪人であろうとも。」 しかし、今また起こる怪火。そして死んだはずの伊神様の影。 伊神様は生きているのか、そして再び復讐を始めたというのか。 だとしたら親父の犠牲は一体何だったのか。 いや、俺は人の強さを信じる。親父の最期の言葉はこうだったではないか。 「人の強さは人の弱さを知ることだ。それを喰らって人は強くなる。行け源吾、決して諦めるな。喰ってやれ!」
結婚して銀河の果てまで金を探しに行こう。 それがプロポーズの言葉だった。 人工冬眠とワープ航法を繰り返して100年余り宇宙を彷徨った末に、地球から200光年離れた辺境の星でやっと見つけた金鉱脈。 その頃には2人の息子に恵まれ家族は4人になっていた。 さらに8年を費やして採掘・精錬し続けた結果、小型宇宙艇に乗せられる限度いっぱの123本もの金塊を得ることができた。 今後は12回のワープと48年の人工冬眠により、所要実働時間4年で地球に帰ることができる。 2人の息子にとっては両親以外に初めての人間に出会うことになる。 両親のように心から愛しあえる伴侶を見つけることができるのだろうか。 愛がなければモモタロー号に積んだ莫大な金も一文の価値もないと同然なのだから。
2018年「火喰鳥(ひくいどり)羽州ぼろ鳶組」から始まった今村翔吾さん原作の羽州ぼろ鳶組(うしゅうぼろとびぐみ)シリーズのオーディオドラマ化。 2024年、遂に前半の集大成ともいえる第7弾「襲大鳳(かさねおおとり)羽州ぼろ鳶組」にたどり着き
夏休みに家族で小田原のおばあちゃん家を訪ねるのは毎年の行事。 でも今年はひとりだ。お母さんは用事で来られない。お父さんと話し合いをするから。 それに今、お母さんは性格のキツイおばあちゃんと話す気力がないのだろう。 ひとりで訪ねてきた私をおばあちゃんは早速、お墓参りに連れて行った。 そこでわたしは墓に寺坂幸次郎という38歳で亡くなった人の名前を知る。 おばあちゃんに聞くと、この人はおばあちゃんのお父さん、つまり私のひいおじいちゃんだという。 ひいおじいちゃんは戦争から帰ってきた後、心を病み、その人生の大部分を精神病院で過ごしたらしい。そんな話は初めて聞いた。 いるけど、いないみたいな透明人間にされてしまったひいおじいちゃんのこと、おばあちゃんは話したくないみたいだけど…
12世紀半ば。地中海の東に位置するシリアの地。 十字軍の遠征からすでに半世紀が経過していたが、キリスト教徒のエルサレム王国とイスラム教徒の諸王国に分裂し、まさに乱世の状況にあった。 そんな中、シリア北部の町アレッポにひとりの英雄が現れる。 ザンギー朝第2代の君主マフムード。 彼は、隣国ダマスカスからアーミナを娶る一方、宿将シール・クーフとその甥ユーセフをエジプトに送りその政治に介入。着々と勢力圏を広げていた。 これは「ダマスカスの花嫁」と呼ばれた女と「信仰の光」、「信教の誉れ」と呼ばれたふたりの男。3人の男女の絡み合った運命の物語である。
子どもの頃からのクジラ推し。 クジラの言葉を解明したいという一心で函館海洋大学に入った。 念願かなって4月からはクジラを研究している岡崎教授の研究室に入る予定だ。 …だったのだが、初研究のチャンスは思いがけない形でやってきた。 早朝にかかってきた電話。 研究員の目黒と名乗った女性はいきなり言った。 「今からクジラにあわせてあげる。」 慌てて駆け付けた先にいたのはツチクジラ。 でもこのツチクジラ…死んでる?
理想郷を夢見て開拓された火星は、人種間の争いや貧富の差から犯罪が多発するミニ地球と化していた。 故郷である地球を捨て火星にたどり着いた水島烈も火星治安管理局の捜査官に身をやつし犯罪者を追う日々を送っていた。 そうした中、ようやく捕まえた猟奇殺人犯の護送中に、数少ない全幅の信頼を置ける人間である同僚の捜査官、神月璃奈を殺害されてしまう。 管理局の上層部から彼自身がその犯人と疑われた水島は独自の捜査を開始するが、その彼の前にアデリーンというダークブロンドの少女が現れる。 彼女は極秘の遺伝子操作により新たな人類で「超共感性」という特殊な能力を持っているというのだが…
【2023年NHK-FMオーディオドラマ・アンケートの反省会】 今年も多くの方にご協力いただいたアンケート。 青春アドベンチャーでは3つ、FMシアター/特集オーディオドラマでは2つの記事をアップして、ようやくそのすべての回答をご報告できまし
2015年、2016年、2017年、2019年、2020年に引き続き、青春アドベンチャーの人気アンケートに併せて「青春アドベンチャーにして欲しい作品」にも回答して頂きました。 今年は過去回以上に多くの作品をご紹介いただきました。 是非ご覧ください。
家庭教師の職を求めてやってきたブルジョアのパーティの席で、ペーター・シュレミールは灰色の服を着た奇妙な男に出会った。 彼はポケットから絆創膏や望遠鏡、テントや馬まで取り出したのだが、不思議なことにまわりの人達は誰もそのことに気が付かない。 そして男はなぜかシュレミールに話しかけてきた。彼は言う。 「あなたの影に見惚れてしまったのです。それはそれは美しい影でしたから。その影をお譲り頂くわけにはいかないでしょうか。もちろん、ただで、とは申しません…」
【2023年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果5:FMシアター・特集オーディオドラマ・その他編】 2023年FMシアター・特集オーディオドラマのアンケート結果のうち作品編については「こちら」で発表しました。 この記事ではその他の項目
【2023年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果4:FMシアター・特集オーディオドラマ・作品編】 青春アドベンチャーと同様に、FMシアター/特集オーディオドラマについても2023年の人気投票及びコメント募集を実施いたしました。 こちら
【2023年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果3:青春アドベンチャー・その他編】 2023年末から2024年年始にかけてみなさまにご回答をいただいた2023年NHK-FMオーディオドラマアンケートの結果発表第3弾です。 この記事では
【2023年NHK-FMオーディオドラマアンケート結果2:青春アドベンチャー・出演者編】 2023年に放送されたNHK-FMオーディオドラマに対するリスナー人気アンケートのうち2つ目の項目である「青春アドベンチャーの出演者」に対する投票結果
9年目を迎えたNHK-FMオーディオドラマの人気アンケート。 今年も多くの方にご協力いただきました。 ありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。 さて、まずは青春アドベンチャーに対するアンケートのうち作品に対する投票結果及びご感想です。
ご参加ありがとうございました 2023年もNHK-FMオーディオドラマの人気投票・コメント募集のアンケートを実施しました。 今年は青春アドベンチャー編に106名、FMシアター/特集オーディオドラマ編に51名の方にご参加いただきました(連続投