久しぶりに投稿を再開しようと思います。最近は読書も映画を見る時間もないですが、過去読んだ記憶を頼りに記事を書いていこうと思います。
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越谷オサムの作品の「陽だまりの彼女」 仕事柄、映画になった作品なので、まずは原作を読んでみました。 内容としては、青春+恋愛+ファンタジー。 記憶の無い証拠が、中学時代に主人公と出会い、いじめに遭う中学時代を通じ 将来的な恋愛に発展するきっかけとなる大事な時間...
村上春樹の作品の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 さっそく読んでみました。 まずは率直な感想。それほど面白くありませんでした。いろいろ要因は あるのですが、ちりばめられている謎の多さに反して、それぞれの持つ 意味、描かれた意味がしっかりと説明されていない...
伊坂 幸太郎の作品の「バイバイ、ブラックバード」 一話ずつの「ゆうびん小説」という短いエピソードがまとめられて ひとつの話になっている小説。 主人公がつきあっている女性との別れに関する短いエピソードが 延々と続くのだけれど、長い。単調。そして、中身が無い。 な...
荻原 浩の作品の「なかよし小鳩組」 「ユニバーサル広告社」シリーズ第二弾。 やくざのイメージアップ戦略を請け負ってしまったユニバーサル広告社。 CI(コーポレートアイデンティティ)に関する企画立案等を真正面から 行おうとするが、いかにも相手はやくざ。すんなりとは行...
映画鑑賞と読書の違いで最も大きいのはもちろん映像の有無の違い だと思います。ただ、違いの大きさじゃなく、重要性の大きさで 最も大きいのは音楽かなと思っています。 読書をしていて、頭の中に映像は浮かんできます。 読書中は、とても自分勝手な、自分だけのアングルや人物で構成さ...
木内 一裕の作品の「藁の楯」 なんだか見たことある名前だと思ったら、なつかしの ビーバップハイスクールの作者じゃないですか。 読み終わってから気づきました。 幼女誘拐殺人を起こした殺人犯に対して、殺された幼女の富豪の祖父がその 殺人犯を殺した人間には10億円を支...
高野秀行の作品の「ワセダ三畳青春期」 早稲田の探検部に所属する主人公が野々村荘なる早稲田界隈に よくある(今は状況が変わっているかもしれないが)三畳一間で 風呂なし、トイレ、キッチン共同という格安アパートで青春を 過ごす話。 アパートに住む変人たちや、探検部の仲...
「カッコーの巣の上で」 ジャックニコルソン主演の1975年公開の映画です。 第48回のアカデミーで、「作品賞」、「監督賞」、「主演男優賞」、 「主演女優賞」、「脚色賞」と受賞しています。 刑務所での強制労働を逃れるために、精神的な異常を装ったジャック ニコルソン...
朝井 リョウの作品の「桐島、部活やめるってよ」 この作者のデビュー作。小説すばる新人賞受賞作。 最近すばる続きです。 第一声としては、それほど面白くありませんでした。 高校生活を送る学生たちが、桐島という人物を中心にたわいのない話で あたふたしながら物語は進ん...
荻原 浩の作品の「オロロ畑でつかまえて」 この作者のデビュー作。小説すばる新人賞受賞作。 今にもつぶれそうな広告社に勤める元大企業に勤めていた広告マンを 中心に、寂れて何も無い村の町おこしのためにある企画を実行する 話。まあ、ですがすんなりとは行かず、いろいろと波乱が...
池井戸 潤の作品の「下町ロケット」 読み物、としてとても面白かったです。 ただし、僕が小説に求める、生きてく上で必要とする、がんばろうという 気になる心の響きみたいなものは特にありませんが。 ロケットの研究者が、父親の跡を継ぎ下町の中小企業の社長として、大企業の...
原田 マ ハの作品の「楽園のカンヴァス」 なかなか、興味深い経歴の持ち主です。作者の原田マハさん。 大学を一度卒業してからキュレーターになりたいと思いまた大学に入り直し、 職を変えながら着実に目指す方向性へと進んでいくキャリアは参考になります。 詳しくは、彼女の...
オオカミオトコの夫と、女子大学生だった(途中で休学→退学?) 妻の間に生まれた2人のおおかみこどもが育っていく物語。 おかみこどもを育てる環境の変化と、おおかみこども2人の自我の 変化が中心に描かれていく。 そのため、父親のオオカミオトコのバックグラウンドやその死に...
窪 美澄の作品の「晴天の迷いクジラ」 物語の読みはじめが比較的深くて広い展開を想像させるような始まり方 でしたが、途中であちこち話が迷走し、終わりによくわからない形で家庭 問題を抱えた少女が出てきて、題名にあるクジラがこれまた脈略無く出て きて、たいした役割を果たさずに...
チャールズ・ブコウスキーの作品の「詩人と女たち」 「勝手に生きろ!」に続き、第二弾。チャールズ・ブコウスキー。 内容はやはり、女、酒。以上。 ひたすらいろんな女が登場して、飲んで、セックスをして、別れて また会って、飲んで、セックスをして、その繰り返しで514ペー...
吉田修一の作品の「路(ルウ)」 結論から言うと、少し期待はずれでした。 三年にわたる連載をまとめた、渾身の感動作とあったので、 結構期待して読んでみました。 あとはこのリンク先の取材記事を読んで、本作品を読んでみる 気になりました。 http://hon.b...
原田マ ハ の作品の「カフーを待ちわびて」 原田宗典の妹、ということを知らずに読みました。読んでから 知りました。 映画にもなったこの作品。 甘い、せつない、はかない恋愛小説です。 あまり恋愛小説は読まないですが、この作品は楽しめました。 プロットや表現方...
島崎藤村の作品の「破戒」 島崎藤村の被差別部落に関するイシューを取り扱った作品。 高校時代に読みました。この作品に描かれているイシューと 関わりがそれほど深くない地域で生まれ育ったため、当時は、 単に物悲しく重い作品だなという印象がありましたが、深く 理解はでき...
宮本輝の作品の「青が散る」 最近宮本輝作品から遠ざかっていますが、一番最初に読んで、 かつ一番よかった作品。 最近は作風が変わってしまったように感じほとんど読んでいません。 ただし、この作品はよいです。自分も大学時代の若い頃に読み、宮本輝も 若いときに書いた作品で...
円城塔の作品の「オブ・ザ・ベースボール」 芥川賞をとった直後に読みました。 初めて読む作家の作品は、いつもまずどんな作品から始まったかを 知るために、最初の作品を読むことにしています。 円城塔氏はこの作品で文学界新人賞を取っています。 他の作品に関しては別途書き...
森見登美彦の作品の「太陽の塔」 京都を舞台にした大学生の物語。 といっても青春もの小説ではなく、お馬鹿な内容。 妄想癖のある変態な主人公と同じ暗い変態な仲間と、女子学生に まとわりつく変態的な行動が描かれています。 特徴的なのは言葉遣い。とてもかたい古風な表現...
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