暗中模索の中、技術者は闘っていた。「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」
死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発門田 隆将死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発posted with ヨメレバ門田 隆将 KADOKAWA 2016年10月25日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 言わずもがな、2011年3月11日の東日本大震災の際、福島第一原発は大津波により壊滅的被害を負った。宮城県、福島県、岩手県などの被害もまだ不明確な中、一方で、刻々と報道される...
12月8日に向けた、秘匿行動の数々。「大本営が震えた日 (新潮文庫)」
大本営が震えた日 (新潮文庫)吉村 昭大本営が震えた日posted with ヨメレバ吉村 昭 新潮社 1981年11月27日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 1941年(昭和16年)12月8日、真珠湾攻撃。日本による対米攻撃の端緒であり、同日、日本軍は南方ではイギリス領マレーへの進撃を開始。以降の太平洋戦争に続く、重要な転換点である。何となく「12月8日に開始された」という...
戦時中の衝撃的事件が、いかに「根も葉もない噂」になったのか。「知床にいまも吹く風―「裂けた岬」と「ひかりごけ」の狭間 (恒友出版ノンフィクションブックス)」
知床にいまも吹く風―「裂けた岬」と「ひかりごけ」の狭間 (恒友出版ノンフィクションブックス)合田 一道知床にいまも吹く風―「裂けた岬」と「ひかりごけ」の狭間 (恒友出版ノンフィクションブックス)1943年12月~2月。厳寒の北海道の知床半島で、日本陸軍の徴用船が難破。何とか浜辺の番屋に逃れた船長が、同じく番屋に避難したものの、食料も無く、ついに死亡してしまった船員の死体を食べて生き延びた。武田 泰淳の戯曲化「ひか...
見過ごされていた小さな生き物の、大きな秘密。「海のクワガタ採集記: 昆虫少年が海へ (シリーズ・生命の神秘と不思議)」
海のクワガタ採集記: 昆虫少年が海へ (シリーズ・生命の神秘と不思議)太田 悠造海のクワガタ採集記posted with ヨメレバ太田 悠造 裳華房 2017年07月26日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 甲殻類といえば、エビ、カニである。だが、庭の植木鉢を動かすといるワラジムシやダンゴムシ。これらも甲殻類だ、という眼で見たことはなかった。深海のアイドル・オオグソク...
技術的視点から除くDNA鑑定の世界。「DNA鑑定 犯罪捜査から新種発見、日本人の起源まで (ブルーバックス)」
DNA鑑定 犯罪捜査から新種発見、日本人の起源まで (ブルーバックス)梅津 和夫DNA鑑定 犯罪捜査から新種発見、日本人の起源までposted with ヨメレバ梅津 和夫 講談社 2019年09月19日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle DNAの二重らせん構造が明らかになったのが1953年。まだ半世紀ちょっとだが、DNAに関する知見と技術の進歩は、猛烈なものがある。山形大学法医学教...
本の在り過ぎる人生は、如何。「センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場 (河出文庫)」
センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場 (河出文庫)内沢旬子センセイの書斎posted with ヨメレバ内沢旬子 河出書房新社 2011年01月 楽天ブックスAmazonKindle 本棚探偵シリーズでも、知人の蔵書宅を訪れるのは定番のネタであるし(例えば「本棚探偵の冒険 (双葉文庫)」本棚探偵の冒険 (双葉文庫)(レビューはこちら)では安孫子武丸氏の書庫へ)、「立花隆の書棚...
誰も視なかった生物に、大きな秘密が隠されている。「深海生物テヅルモヅルの謎を追え!: 系統分類から進化を探る (フィールドの生物学)」
深海生物テヅルモヅルの謎を追え!: 系統分類から進化を探る (フィールドの生物学)岡西政典深海生物テヅルモヅルの謎を追え!posted with ヨメレバ岡西政典 東海大学出版部 2016年05月 楽天ブックスAmazonKindle テヅルモヅルとは、珍奇な名前である。ぜひGoogleの画像検索で見ていただきたいが、末端に至るまでのフラクタル加減ときたら、怪しさ満載である。さて、そ...
我々の隣人は、いかなるヒトだったのか。「ネアンデルタール人の正体―彼らの「悩み」に迫る (朝日選書)」
ネアンデルタール人の正体―彼らの「悩み」に迫る (朝日選書)赤沢 威ネアンデルタール人の正体―彼らの「悩み」に迫る (朝日選書)posted with ヨメレバ赤沢 威 朝日新聞社 2005-02-01 AmazonKindle楽天ブックス ネアンデルタール人は、約20万年前のヨーロッパに現れ、約3~4万年前に絶滅したヒト属の一種である。近年(2010年以降)の研究によって、ネアンデルタール人とヒトが混血し...
戦時中、厳寒の知床岬で起こった悲劇を、本人が語る。「裂けた岬―「ひかりごけ」事件の真相 (ノンフィクションブックス)」
裂けた岬―「ひかりごけ」事件の真相 (ノンフィクションブックス)合田 一道裂けた岬―「ひかりごけ」事件の真相脱出もできず、食料も一切ない極限状態。そのような状況を想像することすら困難だが、そのような事故は確実に在る。その中で、人肉を食べて生き延びるという選択肢を選んだ(選ばざるを得なかった)人々も、存在する。戦争という異常事態を除き、事故として有名なのが、「生きてこそ」という映画にもなった1972年の「ウルグ...
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