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オリジナルBL小説です。主に高校生の恋愛(R-18)。管理人は2人で文と絵、基本ハピエン。毎日更新

CP傾向はドS×ネガティブ天然・後輩×先輩・弟×兄中心に展開です。 どんな形であれ受け溺愛。 S/鬼畜/わんこ/ツンデレ/ネガティブ/天然/不憫/小悪魔/クール/男前/など

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2012/05/08

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  • 75-3.宴の夜に

    話をと言われ、バフォメットは戸惑いながらベルフェゴールを見た。何かしでかしてしまったのだろうかと気になり「何か失礼をしてしまいましたか?」と正直に聞く。 元々どちらかといえば口下手なほうだ。しかし黙っていると勘違いされることも少なくないた

  • 75-2.宴の夜に

    そのパーティーでもベルフェゴールは居心地よさそうな場所を見つけ、うつらうつらしてやろうと目論んでおり、アスモデウスが離れた隙に辺りを見渡しながら自分の居場所を探す。 基本引きこもりがちではあるが、寝ていたいだけで人見知りするわけでも根暗で

  • 75-1.宴の夜に

    大罪悪魔の一人であるベルフェゴールは「怠惰」を担うにふさわしいほど、普段からひたすら眠い。 頭には本来とても大きな角が生えているが、眠るのにも邪魔なためわざわざしまっている。翼は基本しまうのがマナーというか常識でさえある悪魔でも、大抵の者

  • たまらなく甘いキミ12

    頷いたあと、気づけば結弦はあっという間に拓の家に連れ込まれていた。驚きの速さだったように思う。頷いた自分がどうにも居たたまれないというか恥ずかしくて少々上の空気味だったが、ほぼ抱えられるように移動したのではないだろうか。いや、少なくとも外

  • たまらなく甘いキミ11

    とはいえ大した怪我ではない。手のひらを少し擦っていたようで小さな擦り傷があるくらいだ。「怪我ってほどじゃないし」「ばっ、おま、俺に食いすぎとか言うならな、お前も配慮くらいしろよ」「は?」「前に言っただろが。つか前も手のひら怪我したんだよな

  • たまらなく甘いキミ10

    「……ああ、ごめんね。大丈夫。俺は何ともないよ」 相手はすぐ笑顔になりながら立ち上がる。そしてあちこち曲げてみせたりしながら「ほらね。君も立ってみて」とむしろ向こうが手を伸ばしてきた。思わずその手を取って立ち上が

  • 彼は最後に微笑んだ117

    突然給仕の女性を見て青ざめだしたエルヴィンにいち早く気づいたニルスは、無言のまま自分もその女性へそっと目を向けた。 ……ヒュープナー嬢? あの頃のようなきらびやかなドレスでなく質素なドレスにエプロン姿であり、あ

  • 彼は最後に微笑んだ116

    いきなり町へと言ってきたデニスを怪訝に思いながらも、一介の騎士としては「今恋人と大事な話をしようとしてたとこなんでパスで」など言えるはずもない。 エルヴィンは仕方なくニルスの腕を持つ手を離した。 俺をすごく好いてくれていて、もっと触れたく

  • 彼は最後に微笑んだ115

    リックやデニスが仕事をしている間、ニルスやジェムはそれが雑談だろうが商談だろうが当然のように側についている。だがエルヴィンとフリッツは王子付きの護衛騎士としてこの旅について来ているものの、城内というのもあり部屋までは入ってこない。一応部屋

  • たまらなく甘いキミ9

    そもそもケーキとして味わえないなら接点さえ持たないってどうよ。 憤りさえ感じたが、元々接点などほぼなかっただけにイラつくのは何だか違う気がする。とはいえ結弦もイラつこうとしてイラついている訳ではない。 でも、さ。理由はどうあれ、ケーキだと

  • たまらなく甘いキミ8

    そもそも何故自分がそこまでムキにならなければならないのかと、一晩眠った後で結弦は気づいた。 何故、拓のため心身を微妙に削ってまで食わせてやらなければならないのかわからないが「俺はお前の何」と聞く必要などなかった気がする。実際、拓からは当た

  • たまらなく甘いキミ7

    そろそろ断ってもいいのではと結弦はいい加減思っている。味がわからないことに対しては同情しかないが、だからといって何故自分がここまで身を削る思いで協力してやらなければいけないのか。 元々友だちでもないんだぞ。今だって俺ら、いったいどんな関係

  • 彼は最後に微笑んだ114

    朝、エルヴィンと一旦別れて部屋へ戻り、水を飲もうが何をしようが我慢ならずにニルスがひたすら柱に頭を打ちつけていると「二日酔いで頭痛するにしても、そんな対処ある?」と呆れた声が聞こえてきた。「あとニルスの力なら柱が壊れちゃうでしょ」「&he

  • 彼は最後に微笑んだ113

    そんなわけないでしょうと、パンをようやく飲み込んだ後にエルヴィンが言い放つと、リックは大いに不満そうだ。「何です?」「え、だって二人きりでしかもニルス、酔ってるんだよ? なのに何もないとか、そんなことある?」「ありますよ。酔ってる相手に何

  • 彼は最後に微笑んだ112

    朝食の席で顔を合わせたリックがにこやかに「あれ? エルヴィンってば寝不足?」などと聞いてくる。朝の柔らかな心地いい日差しにぴったりな爽やかな笑顔に対し、エルヴィンはじっとりとした顔を向けた。「あん……あなた、ニ

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