前回記事のさらに続き。 無菌培地に使う肥料のNPKバランスがうまく調整できたとして、次に検討すべきは肥料の濃さである。 この記事では、肥料の濃さをMS培地のだいたい何分の一かであらわしてみる。 これまでの無菌播種では、だいたい1/4MSくらいの濃度をよく使っていたことが分かった。(直感で1/2MSくらいかなあと思ってたけど、改めて成分を計算してみたらだいたいそのくらい) ちなみに、普通の植物組織培養では1/2MSがよく用いられる(NPK=420,44,526 mg/Lくらい)。このあたりは植物の種類によっても様々である。 一方で、チランジア肥料の施肥濃度はどれくら..
前回の記事の続き。(文字ばっかり!!) チランジアの無菌播種用培地は、チランジア用肥料のNPKバランスに合わせればよいだろうという話。つまりNPK=16:9:25とかそのあたり。 併せて、パイナップルで実績のあるマグネシウム成分の強化も行う。ネットを調べると、チランジアでも効果がある模様。 パイナップルでの推奨バランスを参考に、NPKMg=16:9:25:6当たりを狙う。 一般に、ハイポネックス培地では微粉ハイポネックスが無機栄養分を供給し、果物などの有機物がビタミン類を供給していると言われるが、果物の成分をよく調べてみると、窒素、リン酸、カリウムもかなりの量を含んでいるこ..
前回の記事では微粉ハイポのNPK(窒素、リン酸、カリ)のみを考えていたが、培地に添加する果物を調べるとNPKが結構含まれているため、改めてバランスを検討した。 この記事ではチランジアの無菌播種培地として、どのようなNPKバランスを目指すべきかについての考えをまとめてみた。 ※以下の内容は植物栄養学や土壌肥料学に関する書籍の記載などから推測した結果であり、肥料の設計についての記載を直接見つけられたわけではないので注意。 まず大前提として、肥料はNPKが等量の水平型が基本であり、これは
フロートに取りつけるフレームをTPUという柔らかい素材にして渦巻き状に印刷。植物の成長に伴い沈み込むようにすることで液面との接触面積を確保するようにした。 培地成分についても情報をいろいろ漁って変更。 培地の無機肥料成分として微粉ハイポネックスを利用していたが、NPKの配合比がチランジア向けではないようなので、チランジアやパイナップル用の肥料を参考に成分をチョイ足し。 微粉ハイポは、根を充実して育てることを主眼に上り型と言われるカリウムが多めの配合だったが、アナナスでは窒素とカリウムが等量、リン酸をかなり抑える谷型の配合が一般的らしい。このため、窒素成分を追加。 追..
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