天使とか神の言葉を聞きしとき 君の帰りをそっと期待すまだ願っていてくれるでしょうか
手のひらの中の画面の花びらをなぞる指先 薔薇の香宿す涙が止まらない日もある
幾歳を重ね 紡いだ愛たちに 傷つきながら青空目指す
奥底に眠らせたまま 初恋と言ひ聞かせなむ その誕生日
あの時を繰り返すよう 君はまた黙したままに視界から消ゆ
寂しさを知る目を我はくしゃくしゃの銀紙となり包みし聖夜
意識なきまま腕を差し伸べて引き寄せられる夜の揺り籠
枯れ果てた泉を満たす眼差しを受け入れている我は雌なり
鍵盤を追うようなぞる喉仏 時間(とき)も呼吸も止めし夕暮れ
涙雨 降る日も君の名を呼びて 信じて祈るその幸せを
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