さて、これからどうしようかと思いながら、席を立ち、裕美と志奈子のいるソファに座った。「さっきから楽しそうに何話てんの?俺も仲間に入れてよ」俺。「関西弁と東京弁…
「・・・明日」「明日?」「思いっきり抱きしめて・・・ね?」「今すぐにでも抱いてあげられるけど」「今はイヤ。真っ暗じゃないとダメなの」「真っ暗か・・・。よく分か…
「その・・・ね、・・・指切りして」どこか躊躇いがちな裕美が手を出してきた。「いいよ。また今回はどんな約束?はい、指きりげんまん・・・」そのまま右手同士の指きり…
「誰も起きてなかった?」「と思うけど」「そう・・・」吐く息も白いのが見えてきた。大丈夫だと思いながら足早に公園向かい着いた。誰もいなかった。急いで来たので少し…
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さて、これからどうしようかと思いながら、席を立ち、裕美と志奈子のいるソファに座った。「さっきから楽しそうに何話てんの?俺も仲間に入れてよ」俺。「関西弁と東京弁…
2日になった。珍しく10時に眼が覚めた。珍しい遅起き。トイレ行って下降りて歯磨きしてリビング入ると、既にみんな揃ってた。何と志奈子まで。志奈子と裕美はソファに…
「ふーん、そんなことあったんだ。でも今日は楽しめて良かったね」俺。「ええ、カラオケってやっぱり大勢の人が一緒に歌うから楽しいんでしょうね。何か今日は私ばっかり…
「有難うございました。じゃ次、お父さん、お願いします!」裕美。「え!俺?・・・よし、鮫行、原田真二の『タイム・トラベル』かけて」おとん。「了解です」選曲してか…
お好み焼きもみんな食べ終わって片付け始めた。食べたお皿はシンクに置いてプレートも洗った。その間それぞれがテキパキとお皿とかソースとか新聞を片付けた。俺も用事済…
「そうね。あなたたちは若いから何でもしたいって気持ち分かるけど、自制心が必要だと思うの。そりゃ、今の若い子たちって平気でベッドインしてるけど、あなたたちはもっ…
「昨日言ってたことよね?」おかん。「はい、そうです。・・・突然だけど、父ちゃんと母ちゃん、それと志奈子に伝えたい。俺鮫行と彼女横山裕美さんと二人、近い将来結婚…
誰も聞いてなかったが、裕美だけ、「志奈子ちゃんはタフな女の子だから誰よりも長生きできるよ」裕美。「父ちゃん、乾杯しよ!さっきのアドバイスで明るい気分になってき…
「・・・俺は賛成や。横山さんみたいな女の子お前にはもったいない位やけど、あの子もお前が好きなんやったらお前はそれ以上にあの子大切にせなあかんけどな」「有難う。…
おとんも暇そうに新聞とかテレビ見てたが、「鮫行、ちょっと散歩でも行くか?」と言ってきたものだから、「ええよ、でもどこ行くの?」「大井戸公園でも行くか?」「また…
阪急電車で武庫之荘~夙川まで乗って少し歩いて神社に着いた。凄い人ごみだった。回りにゆっくり押されながらどうにかお賽銭箱まで着いて鐘を鳴らしてお賽銭入れてお祈り…
「有難うございます。でも、私は2つで十分です。美味しいんですけどお腹がちっちゃいみたいですから」裕美。「じゃ、私が食べる。裕美さんには悪いけど」志奈子。「志奈…
こっそり志奈子の部屋のドアが開いたようだった。時刻は8時半になろうとしていた。「俺たちもそろそろ下りようか。新聞も持っていかないとおとんが怒るだろうし」「うん…
「あさご?」「朝に来るって書いて朝来。ほらここにある」PCで兵庫の朝来の地図裕美に見せた。「豊岡の南にある町?」「うん、兵庫県も広いよ。多分誰も知らない町だろ…
「・・・明日」「明日?」「思いっきり抱きしめて・・・ね?」「今すぐにでも抱いてあげられるけど」「今はイヤ。真っ暗じゃないとダメなの」「真っ暗か・・・。よく分か…
「その・・・ね、・・・指切りして」どこか躊躇いがちな裕美が手を出してきた。「いいよ。また今回はどんな約束?はい、指きりげんまん・・・」そのまま右手同士の指きり…
「誰も起きてなかった?」「と思うけど」「そう・・・」吐く息も白いのが見えてきた。大丈夫だと思いながら足早に公園向かい着いた。誰もいなかった。急いで来たので少し…
元旦。眼が覚めたのは6時を過ぎたあたり。昨日何時に寝たんだろ?まだ暗いし寒い。トイレ行って、そーっと部屋から出てリビングに下りてみるとまだみんな寝てる。静かに…
「父ちゃんお風呂入っていい?」「ええよ。俺は最後でいい」「じゃ、入ってくる。もうすることもないし、紅白も始まるからそれまで志奈子とでも喋ってたら?」「うん、私…
「そうよ。志奈子ちゃんって可愛いもの。私だったらほっとかないし今は部活で忙しいから出来なくてもそのうちきっといい彼氏見つかるよ」裕美。「そうかなぁ。私別に彼氏…
「うーん、俺って元々明るかったよね?」俺。「どこが!?」姉ちゃんと志奈子。「熱くてとっても美味しいです。出来立てのお餅食べたのもしかして初めてかな?」裕美。「…
「茜ちゃん忘れてた。ずっとほったらかしてたからな」お茶飲んだ後、茜ちゃんはしばらく座っていたが、退屈になったのか俺たちのそばで腰下ろして小石を拾って一人遊びし…
公園着いたものの、「ブランコないよ」と茜ちゃんがむずかってきたので、「かくれんぼしようか?おじちゃんとお姉ちゃんで」「うん、しようしよう!」と言ってくれたので…
裕美も楽しそうだった。普段の食事はいつも一人のようだし、そうなると会話なんか出てこない。寂しい食事なんだろうな。少しでも俺の家族の会話聞いて仲間に入って欲しか…
「裕美さん、こんにちは。お久しぶりです!会いたかったです。でもお兄ちゃん!」「何?」「どうして連絡くれなかったの?裕美さん今日来るなら来るって!」「おかんには…
裕美は俺とおかんのやり取りをじーっと見てた。うん、まだ緊張してるんだろうと思って、「もう少ししたら姉ちゃんも来るから紹介するからね。こういうときだけウチも賑や…
「ただいま!」時刻はお昼前になろうとしていた。二人重そうなカバンを転がしながら玄関開けて叫んだ。奥からバタバタ音が聞こえて、「お帰り、お疲れ様」とおかんが出て…
「うん。でも優しい方なんでしょ?」「ちょっと冷たいかな?智さんと同じ24歳でもう2歳の子供がいるんだ。旦那さんは優しい人だけどね」「ふーん、でも鮫君のご家庭っ…
実は今回の帰省は、俺自身もとても緊張することが控えてた。二つある。一つは、俺の両親にはっきりと裕美と結婚することを伝えて了解もらうこと。おとんもおかんも裕美の…
今日は大晦日31日。待ちに待った?実家への帰省の日だ。昨日は俺も今年最後の洗濯とかして何かと忙しかった。年末年始は何もしなくてもバタバタしてる。多分今日もどこ…
私~Intermission6~お兄ちゃんが昔に戻って話してくれたのはとっても良かった。以前の兄だったから話しやすくて今日は気持ち良かったね、鮫君?あなたも気…
「で、裕美はどうするの?卒業したら?」「・・・まだ考えてない」「お前は連通いつでも入れるだろ?」「OLもいいけど・・・」「あ、そうかお前英語喋れるんだったよな…
「昔は大人しいだけのお前が、あいつに変な奴と付き合わされてますます落ち込んで行ったよな。ホント悪かった。2年くらい前だっけ、俺もあいつにほとんど毎日あいつの会…
「俺からは以上。小田島君も裕美のことしっかり守ってやって欲しい。で、君から訊きたいことある?」煙草に火をつけてお兄さんから言ってきた。「そうですね・・・」裕美…