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春のそよ風夏の雨 https://blog.goo.ne.jp/michiru_tsukiusagi/

英語、ドイツ語、フランス語、中国語などいろいろな言語についてと読書などを中心としたサイトです。

英語、ドイツ語、フランス語の多読、多聴をしています。その他の言語についてもちょこちょことかじっています。読んだ本のことを中心に書いています。

けい。
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2011/12/26

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  • Amanda Craig「The Other Side of You」

    AmandaCraig「TheOtherSideofYou」QuickReadsという、読書が苦手な人のための本をというプロジェクトの一冊。具体的には、有名作家による安価で、文字が大きくて、易しめの文章、それほど長くない(8歳くらいの児童書程度)の作品からなるプロジェクトです。盗みや暴力が当たり前の荒れた地区に住む少年が主人公。おばさんが殺されて、自分もこのままでは殺されるとなんとか逃げ出してきた。見つけたのは、放置されたままの温室。植物に囲まれた中で、1人暮らし始めた・・・。「美女と野獣」をモチーフにした、ちょっとおとぎ話の雰囲気もあるお話です。大人向けというよりは、中学生くらいのティーン向けかな。(主人公が10代半ばくらいなので。)大きい字で読みやすくて、気持ちよく読めました。ちょっと安易な感じもある...AmandaCraig「TheOtherSideofYou」

  • 「幸せのレシピ」

    「幸せのレシピ」「マーサの幸せレシピ」のリメイク作品です。主人公は、きちんとした手順や秩序を大切にするシェフのマーサ。姉が姪と一緒に家に来るはずだったのに・・・。あぁ、ハリウッド映画だなと思いました。主人公の性格は近いのだけど、キャサリン・ゼタ=ジョーンズはちょっときつい雰囲気が強く感じるかも。ちょっと怖い感じがします。そして、それ以外の登場人物は、ドイツのオリジナルよりもかなり明るいキャラで、繊細な感情は伝わって来にくいかな。こちらの方が、オリジナルより楽しい雰囲気だし、よりファミリー向けな雰囲気があるかもしれません。ドイツのオリジナル版の方が好きでしたが、どっちが好きかは人によって分かれそうです。「幸せのレシピ」

  • 「マーサの幸せレシピ」

    「マーサの幸せレシピ」こちらも、ドイツ語多視聴にいいかなと選んだ作品です。主人公は、きちんとした手順や秩序を大切にするシェフのマーサ。姉が姪と一緒に家に来るはずだったのに・・・。真面目で堅苦しいタイプの主人公ということもあり、どちらかというと静かな空気を感じる映画です。でも、感情がとても伝わってきます。人の感情って簡単ではないけれど、ゆっくりと動いていくものはあるんだなと思えるような作品でした。登場人物もすごくあっていて、いい映画だなと思います。「マーサの幸せレシピ」

  • 「幸せの恋愛レッスン」

    「幸せの恋愛レッスン」ドイツ語多視聴用に選んだ映画。40代の男性のダンス教師が主人公。同僚や生徒との恋愛沙汰からクビになり、家賃を滞納していたので、家からも追い出された。なんとか仕事をと探して見つけたのは女性のダンス教師の募集。女装して、なんとか雇われることになったが・・・。うーん、出てくる男性で好きになれる人がいないかも。女性は素敵だなと思う人が数人いました。「幸せの恋愛レッスン」

  • エリック=エマニュエル・シュミット「そこにモーツァルトがいたから」

    エリック=エマニュエル・シュミット「そこにモーツァルトがいたから」15歳の時、死にたいと思っていた。そんな時に、モーツァルトの音楽を聴いて・・・。人生のいろいろな時(特に辛い時)に、聞こえてきたモーツァルトの音楽は手紙のようで、そんなモーツァルトに著者は言葉で手紙を書く。音楽はCDにして、音楽と言葉による手紙を集めたのがこの本。モーツァルトとは限らないけれど、人生のいろんなところで音楽に出会って、その音楽によって慰められたり元気付けられたり、一歩進めるような気持ちになったりしたことがある人はたくさんいるのではないかなと思う。自分もそんな1人としてすごく伝わってきて、良かったです。モーツァルトは、クラシックの作曲家の中で一番大好きでもあります。だから読んでいる間は、音楽を流してなくてもモーツァルトの音楽が聞...エリック=エマニュエル・シュミット「そこにモーツァルトがいたから」

  • キム・ホヨン「不便なコンビニ」

    キム・ホヨン「不便なコンビニ」70代の女性が、大事なものを入れたポーチを無くしてしまった。どうしようと思っていたら、電話がかかってきた。電話の相手は・・・。70代の女性がオーナーのコンビニに勤めている人、やってくるお客さんにまつわる連作短編集です。それこそ、少し前に「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」のことを書いたとき、「日本でも食堂だったり、本屋だったりを舞台にした「心温まる作品」「癒しの物語」がたくさん出ていると思うのだけど、この本もそんな一冊のように思う。ただ、こういう物語は一人一人にスポットが当てられる連作短編のような形が多い」と書いた連作短編の一冊ですね。短編としてのお話だけでなく、全体で謎解きの要素もありました。「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」より、こちらの方が上手いと思うのだけど、好きなのは「ようこ...キム・ホヨン「不便なコンビニ」

  • ほしおさなえ「祓い師笹目とウツログサ」

    ほしおさなえ「祓い師笹目とウツログサ」植物の妖怪のようなウツログサ。人に取りつくこともある・・・。ウツログサを祓う男笹目と、ウツログサにとりつかれたり、ウツログサが見えたりする人の連作短編集。ほしおさなえさんの本は、かなり読んでいると思うのだけど、その中でも一番暗いというか、とてつもない孤独を感じるような作品。ちょっと戸惑うくらいでした。悪い作品ではないのだけど、うーん、こっちにいってしまうのか・・・という気持ちに。特に最後の作品は、ちょっと・・・。予想外だったからと言えば、それはあるんだけど。続編が出ても、この作品はこの一冊でいいかなと思ってしまいました。ほしおさなえ「祓い師笹目とウツログサ」

  • 「キルトに綴る愛」(映画)

    「キルトに綴る愛」(映画)26歳、修士論文を執筆中の女性が主人公。恋人と婚約したけれど、本当にこの人でいいの?1人の人に縛られる必要はないのでは?彼女を取り巻く大人の女性たちが、自分たちの愛、葛藤、苦しみや喜びなどそれぞれの人生を語っていく。彼女は色々と心揺れるが、最後に選んだのは・・・。主人公は、むしろ印象が薄いくらい、周りの女性たちのそれぞれの愛の形が印象的でした。「キルトに綴る愛」(映画)

  • Martin Baltscheit「Die Geschichte vom Fuchs, der den Verstand verlor」

    MartinBaltscheit「DieGeschichtevomFuchs,derdenVerstandverlor」MartinBaltscheitは楽しい絵本が多いのですが、この絵本ではキツネを主人公に老いを描いています。ユーモアはあるのですが、ちょっと切ない気持ちにも。この本、ちょっと難しくて読みにくいなと思っていたのですが、今回はすんなりと読むことができました。嬉しい。MartinBaltscheit「DieGeschichtevomFuchs,derdenVerstandverlor」

  • ファン・ボルム「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」

    ファン・ボルム「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」ソウルにある本屋の店主、店員、常連客・・・などの物語。日本でも食堂だったり、本屋だったりを舞台にした「心温まる作品」「癒しの物語」がたくさん出ていると思うのだけど、この本もそんな一冊のように思う。ただ、こういう物語は一人一人にスポットが当てられる連作短編のような形が多いのだけど、この本は短い章たくさんあって、あの人の、この人のとあちこちに散らばっているようで、ある意味、洗練されていない感じが、小説家の本っぽくないなぁと思ったら、実際に、エッセイを数冊書いている方の初めての小説だそう。なんだか納得。よくあるような本のように書いたのだけど、なんだか心地いいなと思う本で、なんでかなと思ったら、徹底的に押し付ける感じがなくって、まぁ、いいんじゃないって雰囲気があるという...ファン・ボルム「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」

  • カテリナ・ティホゾーラ+オレクサンドル・プローダン「いえ あるひ せんそうが はじまった」

    カテリナ・ティホゾーラ+オレクサンドル・プローダン「いえあるひせんそうがはじまった」ウクライナの少年が主人公の絵本。全く甘くなく戦争を描いた作品ですが、あたたかなメッセージが込められています。今の物語であることが辛いですね・・・。戦争で苦しんでいるどの国にも、平和で穏やかな日が訪れて欲しい。カテリナ・ティホゾーラ+オレクサンドル・プローダン「いえあるひせんそうがはじまった」

  • 「ぼくの大切なともだち」(映画)

    主人公は、骨董を取り扱う中年男性。友達だと思っていた人達に、「あなたには友達はいないと言われ・・・」挙げ句の果てに、オークション会場で惚れ込んだギリシャの壺をかけて友達がいることを証明しなくてはならなくなった。自分に友達はいるのか、どうやったら友達ができるのか・・・。以前乗ったことがあるタクシーに、偶然乗る機会があり、みんなと仲良くおしゃべりをする運転手に友達の作り方を習おうと思い始める・・・。友達の定義みたいなものって、あるようでないような、ないようであるような曖昧なものだと思います。自分のためだけに、友達を作ろうと思う勝手な男のお話なのですが、そんなことが上手くいくはずはなくて、でも上手くいかないからこそ学ぶこともあるのかもしれないですね。この作品も、フランス語多視聴にいいかなと選んだ作品です。「ぼくの大切なともだち」(映画)

  • 「プチ・ニコラ」(映画)

    フランスの児童書と言ったら、最初に思い出すのは「プチ・ニコラ」その世界を映画化した作品です。10歳くらいの男の子たちの学校と遊びが描かれています。弟が欲しくなかったり、欲しかったり・・・という微妙な気持ちなどがコミカルに伝わってきます。フランス語多視聴したいなと思って手に入れた作品ですが、ほんわりと楽しめました。「プチ・ニコラ」(映画)

  • 「小さな命が呼ぶとき」(映画)

    「小さな命が呼ぶとき」3人の子供たちのうちに2人の子供が幼くして亡くなるポンペ病という遺伝病にかかっている。ある酵素を作れない病気なので、酵素を投与したら病気の進行を抑えることができるかもしれない。2人の愛する子供たちを救うために、父親は研究者に会いに行った・・・。実話を元にした作品です。実際のご家族のお写真やストーリーなどはある程度知っていたので、映画にするとこんな感じなんだと見ていました。感動というよりは、興味深い映画だったかな。実際がどうだったのかは分かりませんが、変に飾ったりしない感じが個人的には好きでした。「小さな命が呼ぶとき」(映画)

  • 「至福のとき」(映画)

    チャン・イーモウ監督の「至福のとき」を観ました。結婚したい中年男性が主人公。何回もお見合いをして、やっとその気になってくれた女性がいた。その女性から、継子である盲目の少女の仕事の世話を頼まれ・・・。ちょっとコミカルに描いているけれど、未来が見えないストーリーだったなと思ってしまいました。ここからみんな幸せになれるんだろうか。美しい思い出だけでは生きていけないから・・・。でも、未来があって欲しいと思いますね。「至福のとき」(映画)

  • 秋草俊一郎他編「世界文学アンソロジー: いまからはじめる」

    秋草俊一郎他編「世界文学アンソロジー:いまからはじめる」いろんな時代、いろんな国の人が書いた詩や短編よりなるアンソロジー。「世界文学全集」というと、イギリス、フランス、ロシア・・・などの作家が多い印象があるのですが、この本ではアフリカ、中東、アジアの作家が多めで知らない作家との出会いがたくさんありました。知っている作家や読んだことがある作品も少し入っていました。言葉、自己、孤独、家族、戦争・・・などのテーマごとに編まれています。サイイド・カシューア:イスラエル国籍のパレスチナ人作家。アメリカに移住されたそう。ここに掲載された作品:昼はイスラエル人、夜はアラブ人という二重人格を持つ青年が主人公です。チヌア・アチェベ:ナイジェリア、イボ族の作家。ここに掲載された作品:イボ族以外の女性と結婚するという息子、とて...秋草俊一郎他編「世界文学アンソロジー:いまからはじめる」

  • カレル・ヤロミール・エルベン+アルトゥシ・シャイネル「金色の髪のお姫さま――チェコの昔話集」

    カレル・ヤロミール・エルベン+アルトゥシ・シャイネル「金色の髪のお姫さま――チェコの昔話集」カラー挿絵がとても美しいチェコの民話集です。ヨーロッパの民話は割と似たような話が多いのでグリム民話集で読んだような・・・と思う話もありました。(この本を読んだ後に、グリム民話集をパラパラと読んでみたのですが全く同じお話もありました。)チェコの絵本は魅力的なものが多くて、いろいろ読んでいた時に見つけたのがこの本でした。挿絵を描いているアルトゥシ・シャイネルは1863年生まれの方だそう。チェコ絵本の草分けの一人だそうで、なるほどと思いました。カレル・ヤロミール・エルベン+アルトゥシ・シャイネル「金色の髪のお姫さま――チェコの昔話集」

  • 「グレイテスト・ショーマン」

    「グレイテスト・ショーマン」そういえば、作中の曲は何度も聞いたりしているけれど、作品を見たことはなかったなと思って見てみました。貧しい暮らしながら、幼馴染との結婚を祈る少年。時が経ち、ついに結婚へ。でも、貧しい暮らしは続いて、勤め先も倒産・・・。そんな中、博物館を買い取って興行を行うことを思いつくが・・・。うーん。これがいいという方の気持ちが分からないとは思わないのだけど、個人的には苦手かなと思いました。「Thisisme」など作中の曲は好きなんですが・・・。主人公は結局、団員との心のつながりはなくて、口だけの男だったのかなという気持ちや、そういうものを肯定するという嘘っぽさが気になってしまうというか。結局は、差別する側が綺麗事として描いた映画という風に感じました。この映画を見ながら、「Thisisme」...「グレイテスト・ショーマン」

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